JPS6344605Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6344605Y2 JPS6344605Y2 JP1983083966U JP8396683U JPS6344605Y2 JP S6344605 Y2 JPS6344605 Y2 JP S6344605Y2 JP 1983083966 U JP1983083966 U JP 1983083966U JP 8396683 U JP8396683 U JP 8396683U JP S6344605 Y2 JPS6344605 Y2 JP S6344605Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bead
- sealing
- pressure side
- spring constant
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 55
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 29
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 24
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 19
- 230000006378 damage Effects 0.000 claims description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
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- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、金属ガスケツトの改良に係り、特
に、ビードの加工歪みの影響を極力抑え、且つ不
必要に接合面を傷つけることなくリーク防止を図
るガスケツトに関する。
に、ビードの加工歪みの影響を極力抑え、且つ不
必要に接合面を傷つけることなくリーク防止を図
るガスケツトに関する。
弾性を有する金属板にビードを形成し、このビ
ードによつて内燃機関の例えば、シリンダヘツド
とシリンダブロツクの接合面を効率良くシールす
るガスケツトが知られている。このガスケツトは
シリンダヘツドとシリンダブロツクのボルト締結
力により、接合面にシール線を形成して密着し、
シール効果をあげている。
ードによつて内燃機関の例えば、シリンダヘツド
とシリンダブロツクの接合面を効率良くシールす
るガスケツトが知られている。このガスケツトは
シリンダヘツドとシリンダブロツクのボルト締結
力により、接合面にシール線を形成して密着し、
シール効果をあげている。
ところで、従来、接合面上の複数のリーク防止
箇所をシール為に、基板に複数のビードが形成さ
れ、このビードが各リーク防止箇所に重合してシ
ールを果たしている。
箇所をシール為に、基板に複数のビードが形成さ
れ、このビードが各リーク防止箇所に重合してシ
ールを果たしている。
この場合、一枚の基板に複数のビードを形成す
ることは、複数のビードを同時に一体加工できる
ので効率的である。しかし、その反面、一枚の基
板に複数のビードを加工するので、加工歪みの影
響が大きく、この為、基板に形成した各ビードが
接合面のリークを生じ易い箇所に正確に重合しな
い事態が起こり、その結果、リークを確実に防止
できないという不都合を生じる。
ることは、複数のビードを同時に一体加工できる
ので効率的である。しかし、その反面、一枚の基
板に複数のビードを加工するので、加工歪みの影
響が大きく、この為、基板に形成した各ビードが
接合面のリークを生じ易い箇所に正確に重合しな
い事態が起こり、その結果、リークを確実に防止
できないという不都合を生じる。
一方、リークを防止するに必要なシール圧は、
基板に形成したビードのバネ定数を調整すること
によつて得られるが、全てのリーク防止箇所で同
一のシール圧を必要とするものではない。またビ
ードのバネ定数を大にすることは、シール圧を高
めることができる反面、接合面を傷付ける惧れが
あり、必要以上にビードのバネ定数を大にするの
は好ましくない。
基板に形成したビードのバネ定数を調整すること
によつて得られるが、全てのリーク防止箇所で同
一のシール圧を必要とするものではない。またビ
ードのバネ定数を大にすることは、シール圧を高
めることができる反面、接合面を傷付ける惧れが
あり、必要以上にビードのバネ定数を大にするの
は好ましくない。
こでこの考案の目的は、上記不都合を除去し、
ビードの加工歪みの影響を極力抑え、リーク防止
箇所に確実に重合させ得ると共に、不必要に接合
面を傷付けることなくリーク防止に必要なシール
圧を確保し得て、確実にリークを防止することの
できる金属ガスケツトを実現するにある。
ビードの加工歪みの影響を極力抑え、リーク防止
箇所に確実に重合させ得ると共に、不必要に接合
面を傷付けることなくリーク防止に必要なシール
圧を確保し得て、確実にリークを防止することの
できる金属ガスケツトを実現するにある。
この目的を達成するためにこの考案は、弾性金
属板からなる基板を複数枚積層し、ビードの加工
歪の影響を抑えるべく高圧側シール部をシールす
るビードと低圧側シール部をシールするビードと
を各々異なる基板に形成すると共に、必要なシー
ル圧を確保しつつ接合面の損傷を防止すべく高圧
側シール部をシールするビードのバネ定数を低圧
側シール部をシールするビードのバネ定数よりも
大に形成したことを特徴とする。
属板からなる基板を複数枚積層し、ビードの加工
歪の影響を抑えるべく高圧側シール部をシールす
るビードと低圧側シール部をシールするビードと
を各々異なる基板に形成すると共に、必要なシー
ル圧を確保しつつ接合面の損傷を防止すべく高圧
側シール部をシールするビードのバネ定数を低圧
側シール部をシールするビードのバネ定数よりも
大に形成したことを特徴とする。
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且
つ具体的に説明する。
つ具体的に説明する。
2は金属ガスケツトであつて、該金属ガスケツ
ト2は弾性金属板からなる内基板4と該内基板4
の両面に積層される弾性金属板からなる外基板
6,6から構成されている。この金属ガスケツト
2にはシリンダ孔8、オイル孔10並びにボル孔
12が穿設されている。そして、この金属ガスケ
ツト2には、接合面の特にリークを生じ易い位置
に対応する箇所に各々リーク防止用のビード1
4,16、が形成されている。このうち、内基板
4にはシリンダ孔8を囲繞するビード14が形成
されている。このリンダ孔8は機関の稼働中高圧
となり、リークが生じ易くなる。この為ビード1
4のバネ定数は高圧のリークを防止できるように
大に形成されている。ビード14のバネ定数を大
にする手段として、例えば内基板4の材質を硬性
あるいは板厚を厚くする方法や、ビード14の断
面形状を狭幅でビード高さを高くする方法が考え
られる。
ト2は弾性金属板からなる内基板4と該内基板4
の両面に積層される弾性金属板からなる外基板
6,6から構成されている。この金属ガスケツト
2にはシリンダ孔8、オイル孔10並びにボル孔
12が穿設されている。そして、この金属ガスケ
ツト2には、接合面の特にリークを生じ易い位置
に対応する箇所に各々リーク防止用のビード1
4,16、が形成されている。このうち、内基板
4にはシリンダ孔8を囲繞するビード14が形成
されている。このリンダ孔8は機関の稼働中高圧
となり、リークが生じ易くなる。この為ビード1
4のバネ定数は高圧のリークを防止できるように
大に形成されている。ビード14のバネ定数を大
にする手段として、例えば内基板4の材質を硬性
あるいは板厚を厚くする方法や、ビード14の断
面形状を狭幅でビード高さを高くする方法が考え
られる。
一方、外基板6,6には、機関の稼働中シリン
ダ孔8に比し低圧であるオイル孔10を囲繞する
ビード16が形成されている。このビード16の
バネ定数は上記ビード14のバネ定数よりも小に
なるように形成されている。これは、低圧のリー
クを防止するのに必要なシール圧を確保できれば
充分なためであり、また不必要にシール圧を高め
ると接合面を傷付ける惧れがあるからである。な
お、ビード16のバネ定数を小にする手段とし
て、たとえば外基板6の材質を軟性あるいは板厚
を薄くする方法や、ビード16断面形状を広幅で
ビード高さを低くする方法が考えられる。
ダ孔8に比し低圧であるオイル孔10を囲繞する
ビード16が形成されている。このビード16の
バネ定数は上記ビード14のバネ定数よりも小に
なるように形成されている。これは、低圧のリー
クを防止するのに必要なシール圧を確保できれば
充分なためであり、また不必要にシール圧を高め
ると接合面を傷付ける惧れがあるからである。な
お、ビード16のバネ定数を小にする手段とし
て、たとえば外基板6の材質を軟性あるいは板厚
を薄くする方法や、ビード16断面形状を広幅で
ビード高さを低くする方法が考えられる。
この考案は上述の如く構成されているので以下
の如く作用する。
の如く作用する。
接合面に介装された金属ガスケツト2は、ボル
ト締結力により圧縮され、ビード14,16も圧
縮される。このとき、ビード14のバネ定数は大
に形成されているので、圧縮によるビード14の
反発力は大きく、この為、ビード14の圧縮によ
つて現出するシール線のシール圧は大となる。従
つて、高圧側からのリークを防止することが可能
となる。一方、バネ定数の小なるビード16は、
圧縮による反発力も小さいので、ビード16の圧
縮によつて現出するシール線のシール圧も小とな
る。しかし、ビード16が囲繞するオイル孔10
は低圧であるので、シール圧が小でも、リークを
防止することができる。このとき、ビード16の
シール圧の反作用として、接合面に押圧力を作用
させるが、シール圧が小であるため、その反作用
も小さく、この為、接合面を傷付ける惧れはな
い。
ト締結力により圧縮され、ビード14,16も圧
縮される。このとき、ビード14のバネ定数は大
に形成されているので、圧縮によるビード14の
反発力は大きく、この為、ビード14の圧縮によ
つて現出するシール線のシール圧は大となる。従
つて、高圧側からのリークを防止することが可能
となる。一方、バネ定数の小なるビード16は、
圧縮による反発力も小さいので、ビード16の圧
縮によつて現出するシール線のシール圧も小とな
る。しかし、ビード16が囲繞するオイル孔10
は低圧であるので、シール圧が小でも、リークを
防止することができる。このとき、ビード16の
シール圧の反作用として、接合面に押圧力を作用
させるが、シール圧が小であるため、その反作用
も小さく、この為、接合面を傷付ける惧れはな
い。
なお、上記実施例の如く、内基板4に形成した
ビード14のバネ定数を大にする構成にあつて
は、内基板4の両面に積層した外基板6,6が緩
衝材の機能を果たして、バネ定数の大なるビード
14による接合面の損傷を防止することができ
る。
ビード14のバネ定数を大にする構成にあつて
は、内基板4の両面に積層した外基板6,6が緩
衝材の機能を果たして、バネ定数の大なるビード
14による接合面の損傷を防止することができ
る。
以上詳細な説明から明らかなように、この考案
の構成によれば、弾性金属板からなる基板を複数
枚積層し、ビードの加工歪の影響を抑えるべく高
圧側シール部をシールするビードと低圧側シール
部をシールするビードとを各々異なる基板に形成
すると共に、必要なシール圧を確保しつつ接合面
の損傷を防止すべく高圧側シール部をシールする
ビードのバネ定数を低圧側シール部をシールする
ビードのバネ定数よりも大に形成したことによ
り、従来の一枚の基板に複数のビードを形成した
ものに比し、加工歪の影響を極力抑え得て、金属
ガスケツトを接合面間に介装してビードを圧縮変
形させた際に、ビードを適正に変形させてビード
を接合面に適切に押圧させ得て、必要なシール圧
を確保し得るものである。これにより、各基板に
形成したビードを夫々高圧側及び低圧側シール部
のリーク防止箇所に確実に重合させ得るものであ
る。また、ビードのバネ定数を、高圧側シール部
を大にして低圧側シール部を小にしたことも相俟
つて、リーク防止に必要なシール圧を確保するこ
とができるとともに不必要に接合面を傷付けるお
それもない。このため、本願考案の金属ガスケツ
トによれば、確実にリークを防止し得て、十分な
シール効果を発揮し得て、実用的有益な効果を奏
し得るものである。
の構成によれば、弾性金属板からなる基板を複数
枚積層し、ビードの加工歪の影響を抑えるべく高
圧側シール部をシールするビードと低圧側シール
部をシールするビードとを各々異なる基板に形成
すると共に、必要なシール圧を確保しつつ接合面
の損傷を防止すべく高圧側シール部をシールする
ビードのバネ定数を低圧側シール部をシールする
ビードのバネ定数よりも大に形成したことによ
り、従来の一枚の基板に複数のビードを形成した
ものに比し、加工歪の影響を極力抑え得て、金属
ガスケツトを接合面間に介装してビードを圧縮変
形させた際に、ビードを適正に変形させてビード
を接合面に適切に押圧させ得て、必要なシール圧
を確保し得るものである。これにより、各基板に
形成したビードを夫々高圧側及び低圧側シール部
のリーク防止箇所に確実に重合させ得るものであ
る。また、ビードのバネ定数を、高圧側シール部
を大にして低圧側シール部を小にしたことも相俟
つて、リーク防止に必要なシール圧を確保するこ
とができるとともに不必要に接合面を傷付けるお
それもない。このため、本願考案の金属ガスケツ
トによれば、確実にリークを防止し得て、十分な
シール効果を発揮し得て、実用的有益な効果を奏
し得るものである。
図面はこの考案に係る金属ガスケツトの実施例
を示すもので、第1図は一部切欠の平面図、第2
図は第1図の−断面図である。 図中、2……金属ガスケツト、4……内基板、
6……外基板、8……シリンダ孔、10……オイ
ル孔、12……ボル孔、14,16……ビードで
ある。
を示すもので、第1図は一部切欠の平面図、第2
図は第1図の−断面図である。 図中、2……金属ガスケツト、4……内基板、
6……外基板、8……シリンダ孔、10……オイ
ル孔、12……ボル孔、14,16……ビードで
ある。
Claims (1)
- 弾性金属板からなる基板を複数枚積層し、ビー
ドの加工歪の影響を抑えるべく高圧側シール部を
シールするビードと低圧側シール部をシールする
ビードとを各々異なる基板に形成すると共に、必
要なシール圧を確保しつつ接合面の損傷を防止す
べく高圧側シール部をシールするビードのバネ定
数を低圧側シール部をシールするビードのバネ定
数よりも大に形成したことを特徴とする金属ガス
ケツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8396683U JPS59189958U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 金属ガスケツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8396683U JPS59189958U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 金属ガスケツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59189958U JPS59189958U (ja) | 1984-12-17 |
JPS6344605Y2 true JPS6344605Y2 (ja) | 1988-11-18 |
Family
ID=30213920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8396683U Granted JPS59189958U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 金属ガスケツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59189958U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0613431Y2 (ja) * | 1987-12-17 | 1994-04-06 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関用金属積層形ガスケット装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5719486U (ja) * | 1980-07-09 | 1982-02-01 | ||
JPS5718744B2 (ja) * | 1974-09-19 | 1982-04-19 | ||
JPS5754644B2 (ja) * | 1974-07-24 | 1982-11-19 | ||
GB2103308A (en) * | 1981-08-06 | 1983-02-16 | Terence Peter Nicholson | Improvements relating to gaskets |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927571Y2 (ja) * | 1979-02-22 | 1984-08-09 | 日本メタルガスケット株式会社 | ガスケツト |
JPS5718744U (ja) * | 1980-07-04 | 1982-01-30 | ||
JPS5754644U (ja) * | 1980-09-17 | 1982-03-30 | ||
JPS5872439U (ja) * | 1981-11-11 | 1983-05-17 | 本田技研工業株式会社 | エンジンのガスケツト装置 |
-
1983
- 1983-06-03 JP JP8396683U patent/JPS59189958U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5754644B2 (ja) * | 1974-07-24 | 1982-11-19 | ||
JPS5718744B2 (ja) * | 1974-09-19 | 1982-04-19 | ||
JPS5719486U (ja) * | 1980-07-09 | 1982-02-01 | ||
GB2103308A (en) * | 1981-08-06 | 1983-02-16 | Terence Peter Nicholson | Improvements relating to gaskets |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59189958U (ja) | 1984-12-17 |
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