JPS6343826A - 流体式無段変速機搭載型トラクタ− - Google Patents

流体式無段変速機搭載型トラクタ−

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JPS6343826A
JPS6343826A JP18913686A JP18913686A JPS6343826A JP S6343826 A JPS6343826 A JP S6343826A JP 18913686 A JP18913686 A JP 18913686A JP 18913686 A JP18913686 A JP 18913686A JP S6343826 A JPS6343826 A JP S6343826A
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hst
pedal
roller
continuously variable
operating mechanism
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Yasuyuki Okada
泰幸 岡田
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TOUYOUSHIYA KK
Toyosha Co Ltd
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TOUYOUSHIYA KK
Toyosha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 N[L3 〈産業上の利用分野〉 本発明は流体式無段変速機搭載型トラクターの改良に関
する。
〈従来の技術〉 一般に、流体式無段変速機(本明細書において、HST
と略称する。)を搭載した型式のトラクターでは、その
HSTのトラニオン軸を回動制御する作動アームに、中
立状態への復帰用バネ圧が付与されていると共に、その
作動アームと操作用ペダルとが連動作用するように枢支
連結されており、そのペダルを踏込み操作することによ
って、トラクターにおける前・後進の切替えと無段変速
とを行なえるようになっている。
ところが、この種従来の技術では上記作動アームと、そ
の操作用ペダルとを枢支連結するに当って、比較的に長
い連結ロッドやその他の剛直(リジッド)なリンク片か
ら成る複雑なリンク機構を採用しており、しかもそのリ
ンク機構の全体をトラクター機体の外部へ、開放状態に
設置している通例である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 そのため、HSTの斜板ピストンを発生源とする振動が
、上記リンク機構に直接伝播し、−切吸収されることな
く、そのまま外界への大きな騒音となって惹起する。
又、トラクター機体に芝刈り機やその他の各種作業機を
装着使用した場合、その切屑や泥水などの異物がリンク
機構に付着・堆積し、該機構が複雑・大型であるため、
その清掃も非常に面倒である。
更に、HSTの中立範囲は極めて狭いものである処、比
較的に長いリジッドなリンク片から成るリンク機構を採
用する時には、その作用精度を昂めるための加工技術に
制約を伴ない、組立作業も困難となる問題がある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明はこのような諸問題を解決するために、そのHS
T搭戦型トラクターとしての構成上、トラクター機体の
一部をなすものとして一体に鋳造したHST用ハウジン
グの側壁面へ、これと別個隘 5 なカバーケースを取付けることにより、その側壁面とカ
バーケースとの相互間に密封室を区成し、その内部にH
STの操作機構を収納させて、その操作機構のペダルを
外部から踏込み操作することにより、HSTを回動制御
しつつ、前・後進の切替えと無段変速を行なえるように
設定したことを第1の特徴とし、 又、トラクター機体の一部をなすものとして一体に鋳造
したHST用ハウジングの側壁面へ、これと別個なカバ
ーケースを取付けることにより、その側壁面とカバーケ
ースとの相互間に密封室を区成し、その内部にHSTの
操作機構を収納させると共に、その操作機構として、 HSTのトラニオン軸へ作動アームを一体回動するよう
に嵌合固定する一方、ペダル軸の支点廻りに回動するペ
ダルのボス部からスウィングプレートを一体的に張り出
し、 その作動アームとスウィングプレートとの何れか一方に
遊動ローラーを軸支し、残る他方に該ローラーの受け入
れ凹溝を形成して、そのローラー1h6 と凹溝とを常時係合させることにより、上記作動アーム
とスウィングプレートとを連動作用するように枢支連結
して、 上記ペダルを密封室の外部から踏込み操作することによ
り、HSTを回動制御しつつ、前・後進の切替えと無段
変速を行なえるように設定したことを第2の特徴とする
ものである。
〈実施例〉 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構成を詳述
すると、第1.2図はHST搭戦型トラクターの外観形
態を、文節3.4図はそのHST用操作機構の中立状態
を各々表わしており、(10)はトラクター機体の途中
一部へ一体に鋳造されたHST用ハウジングであって、
その内部には後車輪への走行伝動系統中に介在するH 
S T (11)が収納されている。(12)はそのハ
ウジング(10)の側壁面(13)から横方向へ若干の
高さ寸法(L)分だけ張り出す状態として、該ハウジン
グ(10)と連続一体に形成されたカバー取付ベースで
あり、その開口周縁部から成る座面には、複数のネジ孔
(14)が隘 7 穿没されている。
(15)はカバーケースであって、アルミニウムや鋳鉄
などの金属材、又は合成樹脂やゴムなどの可塑材から断
面路コ字型に作成されており、上記取付ベース(12)
の座面へ被着された上、そのネジ孔(14)へ螺入され
るボルト(16)によって、着脱自在に取付は固定され
ている。そして、そのカバーケース(15)と上記側壁
面(13)との相互間に区画形成された密封室(S)内
には、次のHST用操作機構(A)が第3.4図のよう
に収納されているのである。
即ち、その両図において、(17)はHS T (11
)のトラニオン軸、(18)はそのトラニオン軸(17
)へ一体に回動するよう嵌合されたトラニオンレバーで
あるが、その嵌合操作するためのレバー挿入孔(19)
は、上記ハウジング(10)の側壁面(13)に対する
機械加工によって、トラニオン軸(17)との正確な芯
出し状態に開口されている。そして、その挿入孔(19
)から派出するトラニオンレバー(18)の外端部には
、平板形態の作動アーム(20)も固定一体化されてい
るのである。
従い、その作動アーム(20)はトラニオン軸(17)
を中心として、これと一体に回動作用することになる処
、その作動アーム(20)の上部位置と下部位置には、
一対のローラー軸(21) (22)がトラニオン軸(
17)を挟んで対峙し合う如く植立固定されていると共
に、そのローラー軸(21) (22)には中立復帰用
の遊動ローラー(23) (24)も、各々遊動自在に
嵌合されている。
又、同じく作動アーム(20)の張り出し前端部には、
その上記回動作用中心よりも下方に位置しつつ、別なロ
ーラー軸(25)も植立一体化されており、これには後
述するペダルとの枢支連結用遊動ローラー(26)が、
やはり遊動自由に嵌着されている。
尚、この遊動ローラー(26)は上記中立復帰用の両遊
動ローラー(23) (24)と同様に、ボールベアリ
ングによって具体化されており、そのローラー軸(21
) (22) (25)の悉くかボルトから成っている
上側の遊動ローラー(23)は前進(F)の制御用とし
て、又下側の遊動ローラー(24)は後進(R)隘 9 の制御用として、各々機能するようになっていると共に
、その上側遊動ローラー(23)のローラー軸(21)
とトラニオン軸(17)との相互間隔距離(旧)が、下
側遊動ローラー(24)のローラー軸(22)と同じく
トラニオン軸(17)との相互間隔距離(H2)よりも
、予じめ長大寸法に定められており、以って後述する中
立復帰用コイルバネの伸縮量、又はそのバネにより引っ
張られる調整レバーの揺動傾き量が、前進(F)m作詩
と後進(R)操作時との相互間につき、実質上同一とな
るように保たれているのである。
(27)は中立復帰用の調整レバー、(28)はそのレ
バー軸であり、上記ハウジング(10)の側壁面(13
)ヘボル) (29)によって固定一体化されている。
つまり、そのボルト(29)の受け入れ用ネジ孔も、側
壁面(13)への機械加工によって正確な位置に開口さ
れている。そして、そのレバー軸(28)に調整レバー
(27)の下端ボス部が、該レバー(27)の前後方向
へ傾き揺動し得るように嵌合されているのである。
階10 (30)はその調整レバー(27)の上端部を常に前方
へ引っ張る中立復帰用のコイルバネであり、ハウジング
(10)の側壁面(13)へやはりボルト(31)によ
って固定設置された取付ブラケツ) (32)と、調整
レバー(27)自身の上端部との前後相互間に亘って連
繋掛架されている。そのブラケット(32)に固定され
たナツト(33)に対して、調整ネジ(34)を進退操
作することにより、そのバネ(30)の張力を予じめ調
整できること勿論である。
又、(35)は上下一対の両遊動ローラー(23) (
24)と、調整レバー(27)との前後相互間に介挿セ
ットされた調整アームであって、その後方への揺動終点
において調整レバー(27)の前面と衝当し得る断面路
コ字型に形成されており、その下端部が調整レバー(2
7)の中途高さ位置へ、枢支ピン(36)によって連結
されている。そのため、調整レバー(27)と同様に上
記コイルバネ(30)の引っ張り力を受担しつつも、そ
の上端部が調整レバー(27)と別個独立して、枢支ピ
ン(36)の廻りに前方へ傾き揺動し得る。
隘11 そして、中立(N)時には第3図から明白なように、上
下一対の両遊動ローラー(23) (24)が調整アー
ム(35)の前面と一挙同時に、且つ等しく接触作用す
るようになっている。しかも、その上側遊動ローラー(
23)のローラー軸(21)と調整レバー(27)のレ
バー軸(28)との相互間隔距離(Yl)は、下側遊動
ローラー(24)のローラー軸(22)と同じくレバー
軸(28)との相互間隔距離(Y2)よりも、予じめ長
大寸法に設定されており、以って1個の共通な中立復帰
用コイルバネ(30)を使用しつつも、その引っ張り力
を調整レバー(27)の調整アーム(35)によって、
前進(F)制御用の上側遊動ローラー(23)に対して
は弱く、逆に後進(R)制御用の下側遊動ローラー(2
4)に対しては強く、各々働かせることができるように
なっている。
(37)はその調整アーム(35)と両遊動ローラー(
23) (24)との上記接触状態を予じめ調整するた
めの調整ネジであって、調整レバー(27)の上端部に
取付は保持されており、これを前後方向へ進退操作する
ことによって、1整レバー(27)と別個に調整アーム
(35)を押圧することができる。(38)はその調整
ネジ(37)の固定用ナツトである。
更に、(39)は上記ハウジング(10)の側壁面(1
3)から連続一体に張り出されたペダル軸である。つま
り、これは側壁面(13)に対する機械加工によって形
成されており、以ってトラニオン軸(17)とペダル軸
(39)との軸芯間隔距離を高精度に保てるようになっ
ている。そして、そのペダル軸(39)に前・後進切替
え操作用ペダル(40)のボス部が、回動できるように
嵌合されているのである。そのペダル(40)はハウジ
ング(10)の横方向から見た場合、全体として略Y字
型又は略T字型を呈しており、前進(F)時にはその踏
圧板(41)の前部位置が、又後進(R)時には同じく
後部位置が、何れも下方へ踏込み操作されることになる
HST(11)の操作機構(A)が密封室(S)内に収
納設置されている旨上記した通りであるが、その操作機
構(A)におけるペダル(40)の踏圧板(41)のみ
は、第1.4図から明白なようにカバーケース(15)
から外部へ導出されているわけである。
阻13 その場合、カバーケース(15)に開口された導出孔(
42)と、ペダル(40)のボス部との間隙には、ゴム
などの弾性シール(43)が詰め込み介挿されており、
以って上記室内の気密を保つと同時に、ペダル(40)
を支障なく踏込み操作できるようになっている。
(44)はハウジング(10)の側壁面(13)から水
平に張り出し固定された左右一対のステップである。
(45)はそのペダル(40)のボス部から一体的に張
り出し形成されたスウィングプレートであって、その回
動支点をなすペダル軸(39)よりも上方に位置する後
部途中には、作動アーム(20)の上記枢支連結用遊動
ローラー(26)を受け入れる凹溝(46)が切り欠か
れている。又、同じくペダル軸(39)ヨリも上方に位
置する前部途中には、後述の定速設定カム板と係脱自在
に係合する定速保持用遊動ローラー(47)が、やはり
スウィングブレー) (45)から植立するローラー軸
(48)によって軸支されている。
その遊動ローラー(47)がボールベアリングとして、
又ローラー軸(48)がボルトとして、各々具体化され
ていることも図から明白な通りである。
階14 尚、作動アーム(20)とスウィングプレート(45)
とが、遊動ローラー(47)によって連動作用し得るよ
う枢支連結される限りでは、逆にその遊動ローラー(4
7)をスウィングプレート(45)側へ、遊動ローラー
(47)の受け入れ凹溝(46)を作動アーム(20)
側へ、各々対応的に設置してもさしつかえない。
(49)は上記ハウジング(10)付近のトラクター機
体に固定設置された取付ブラケットであり、ペダル(4
0)の下端部と該ブラケッ) (49)との前後相互間
には、ペダル(40)の中立(N)位置に戻る速度を適
正に保つオイルダンパー(50)が掛架されている。(
51)はハウジング(10)の側壁面(13)へやはり
ボルト(52)によって固定一体化されたカム支軸であ
り、これには定速設定カム板(53)が回動できるよう
に嵌合されている。そのカム支軸(51)の位置決め孔
と、取付は用ポル) (52)を受け入れるネジ孔も、
上記側壁面(13)へ機械加工によって穿設されている
定速設定カム板(53)はハウジング(10)の横方向
から見た場合、全体的なフック形態を呈しており、隘1
5 その下部後端位置において上記カム支軸(51)を中心
に回動作用する。(54)はそのカム板(53)の上部
後端位置に、上記スウィングプレート(45)の定速保
持用遊動ローラー(47)と係合作用し得る凹曲面とし
て付与されたカム面であり、前進(F) fft+作時
の作詩状態を規制保持すべく機能する。
(55)は上記カム板(53)の下部前端位置へ枢支ボ
ルト(56)によって連結された操作ロッドであり、ハ
ウジング(10)のカバーケース(15)を言わば貫通
しつつ、密封室(S)から上方外部へ導出されている。
その導出孔(57)と操作ロッド(55)との間隙にも
、上記弾性シール(43)と同一趣旨の別な弾性シール
(58)が介挿されていること、言うまでもない。(5
9)はハウジング(10)の頂壁面(60)上に固定立
設されたステアリングサポートであり、これには手動レ
バー軸(61)が水平横架状態に支承されている。
そして、そのレバー軸(61)の一端部には定速設定レ
バー(62)が連結固定されており、同じく他端部には
回動アーム(63)を介して、上記操作ロッド(55)
の上端部が枢支連結されているため、トラクター機体の
操縦席上から定速設定レバー(62)を手動操作するこ
とにより、上記操作ロッド(55)を引き上げ又は押し
下げることができ、ペダル(40)の踏込み操作と別個
独立して、その手動操作される定速設定カム板(53)
を介して、トラクターの前進(F)とその定速状態の保
持とを得られるようになっている。(64)はその定速
設定レバー(62)に制動力を付与する制動装置であり
、上記手動レバー軸(61)上に組込み設置されている
〈作用〉 上記の構成に基いて、次にその作用を説明すると、先づ
ペダル(40)の前部位置を踏込み操作した時には、そ
のスウィングプレート(45)が第5図のように、矢印
(f)の方向へ一体に回動作用するので、作動アーム(
20)の下側遊動ローラー(24)は前方へ引っ張られ
、その前進(F)制御用の上側遊動ローラー(23)の
みが調整アーム(35)と接触して、そのコイルバネ(
30)による中立(N)位置への復帰圧力を受けること
になり、HS T (11)はそ1h17 のペダル(40)の踏込み量に応じた前進(F)の速度
状態として制御される。
逆に、ペダル(40)の後部位置を踏込み操作すると、
これと一体にスウィングプレート(45)が第6図の矢
印(r)方向へ回動するので、作動アーム(20)の下
側遊動ローラー(24)は後方へ押動され、その後進(
R)制御用の下側遊動ローラー(24)のみが調整アー
ム(35)と接触し、やはりコイルバネ(30)による
中立(N)位置への戻り圧力を受担することとなり、H
S T (11)はそのペダル(40)の踏込み量に応
じた後進(R)の速度状態に制御される。
又、定速設定レバー(62)を回動操作して、その操作
ロッド(55)を引き上げると、第7図のように定速設
定カム板(53)がそのカム支軸(51)を中心として
、矢印(p)の方向に回動作用し、そのカム面(54)
がスウィングプレート(45)の定速保持用遊動ローラ
ー(47)と係合し乍ら、該プレート(45)を第5図
の上記矢印(f)と同一方向へ回動させることになるの
で、上記ペダル(40)の踏込み操作時隘18 と同じ前進(F)の制御状態を得られることになる。
その場合、ペダル(40)との相関々係ではその踏込み
を解除しても、定速設定カム板(53)のカム面(54
)とスウィングプレート(45)の遊動ローラー(47
)との係合作用により、そのペダル(40)は中立(N
)位置へ戻り回動しないので、そのカム板(53)によ
り設定した前進(F)の速度状態が一定に施錠保持され
ることになり、安心裡に前進(F)の各種負荷作業を行
なえるのである。
〈発明の効果〉 以上を要するに、本発明のHST搭戦型トラクターでは
、そのトラクター機体の一部をなすものとして一体に鋳
造したHST用ハウジング(10)の側壁面(13)へ
、これと別個のカバーケース(15)を取付けることに
よって、その側壁面(13)とカバーケース(15)と
の相互間に密封室(S)を区画形成し、その内部にHS
 T (11)の操作機構(A)を収納させて、その操
作機構(A)のペダル(40)を室外から踏込み操作す
ることにより、HS T (11)を階19 回動制御しつつ、前・後進の切替えと無段変速を行なえ
るように構成しであるため、冒頭に述べた従来技術の諸
問題を完全に解消することができるのである。
特に、図示の実施例から明白なように、上記HST (
1’l)の操作機構(A)として、そのHST(11)
のトラニオン軸(17)へ作動アーム(20)を一体回
動するように嵌合固定する一方、ペダル軸(39)の支
点用りに回動するペダル(40)のボス部からスウィン
グプレート(45)を一体的に張り出すと共に、その作
動アーム(20)とスウィングプレート(45)との何
れか一方に遊動ローラー(26)を軸支し、残る他方に
該ローラー(26)の受け入れ凹溝(46)を形成して
、そのローラー(26)と凹溝(46)とを常時係合さ
せることにより、上記作動アーム(20)とスウィング
プレー) (45)とを連動作用するように枢支連結す
るならば、上記密封室(S)内への収納設置による防音
・防塵・防水などの諸口的を達成するに当り、これを一
層合理的に効率良く達成することができることになる。
即ち、HS T (11)の作動アーム(20)とペダ
ル(40)のスウィングプレート(45)とは、比較的
長い連結ロッドなどのリジッドなリンク片に頼らず、ボ
ールベアリング形態の遊動ローラー(26)と、その受
け入れ凹溝(46)との係合作用によって枢支連結され
ているため、言わば最短距離の連結による小型コンパク
トな機構として仕上げることができると共に、非リジッ
ドな遊動作用するローラー(26)とも相俟って、著し
く効果的に騒音の発生を防止できることになり、又カバ
ーケース(15)を取付けるに当っても、その無駄な空
間を極力排除しつつ、全体として合理的に小型コンパク
ト化できるので、小型トラクター用として特に実益大で
ある。
更に、上記操作機構(A)はハウジング(10)と別個
独立するベースプレートなどに取付けられておらず、そ
のハウジング(10)の側壁面(13)へ直接に取付は
設置されているので、その操作機構(A)の組立精度と
運動作用の安定性を著しく昂めることもできる。つまり
、作動アーム(20)の回動作用中心となるトラニオン
軸(17)を初め、ペダル(40)階−21 の回動支点をなすペダル軸(39)、調整レバー(27
)の同しくレバー軸(28)、定速設定カム板(53)
の回動支点となるカム支軸(51)などは、これらを何
れもハウジング(10)の側壁面(13)に対する直接
の機械加工によって位置決めすることができ、従ってこ
れらの軸芯間隔距離を正確に保持し得ることとなり、上
記効果も併せて達成できるわけである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトラクターの外観状態を示す左側
面図、第2図は同じく右側面図、第3図はカバーケース
を取りはずした状態で示すHS T用操作機構の拡大側
面図、第4図は同じくカバーケースを取付けた状態で示
す一部破断の正面図、第5〜7図は操作機構の運動作用
を示しており、第5図はペダルの踏込みによる前進操作
状態の側面図、第6図は同しく後進操作状態の側面図、
第7図は定速設定カム板による前進速度の操作保持状態
を示す側面図である。 (10)・・・・・・・ハウジング (11)・・・・・・・流体式無段変速機(HST)a
22 (12)・・・・・・・カバー取付ベース(15)・・
・・・・・カバーケース (17)・・・・・・・トラニオン軸 (20)・・・・・・・作動アーム (23) (24) (26) (47)  ・遊動ロ
ーラー(27)・・・・・・・1Jiuレバー(28)
・・・・・・・レバー軸 (30)  ・・・・・・・コイルバネ(35)・・・
・・・・調整アーム (39)・・・・・・・ペダル軸 (40)・・・・・・・ペダル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トラクター機体の一部をなすものとして一体に鋳造
    したHST用ハウジング(10)の側壁面(13)へ、
    これと別個なカバーケース(15)を取付けることによ
    り、その側壁面(13)とカバーケース(15)との相
    互間に密封室(S)を区成し、その内部にHST(11
    )の操作機構(A)を収納させて、その操作機構(A)
    のペダル(40)を外部から踏込み操作することにより
    、HST(11)を回動制御しつつ、前・後進の切替え
    と無段変速を行なえるように設定したことを特徴とする
    流体式無段変速機搭載型トラクター。 2、トラクター機体の一部をなすものとして一体に鋳造
    したHST用ハウジング(10)の側壁面(13)へ、
    これと別個なカバーケース(15)を取付けることによ
    り、その側壁面(13)とカバーケース(15)との相
    互間に密封室(S)を区成し、その内部にHST(11
    )の操作機構(A)を収納させると共に、その操作機構
    (A)として、 HST(11)のトラニオン軸(17)へ作動アーム(
    20)を一体回動するように嵌合固定する一方、ペダル
    軸(39)の支点廻りに回動するペダル(40)のボス
    部からスウィングプレート(45)を一体的に張り出し
    、 その作動アーム(20)とスウィングプレート(45)
    との何れか一方に遊動ローラー(26)を軸支し、残る
    他方に該ローラー(26)の受け入れ凹溝(46)を形
    成して、そのローラー(26)と凹溝(46)とを常時
    係合させることにより、上記作動アーム(20)とスウ
    ィングプレート(45)とを連動作用するように枢支連
    結して、 上記ペダル(40)を密封室(S)の外部から踏込み操
    作することにより、HST(11)を回動制御しつつ、
    前・後進の切替えと無段変速を行なえるように設定した
    ことを特徴とする流体式無段変速機搭載型トラクター。
JP18913686A 1986-08-11 1986-08-11 流体式無段変速機搭載型トラクタ− Granted JPS6343826A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03246120A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Iseki & Co Ltd 田植機

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JPH03246120A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Iseki & Co Ltd 田植機

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