JPS6342846B2 - - Google Patents
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- JPS6342846B2 JPS6342846B2 JP55139214A JP13921480A JPS6342846B2 JP S6342846 B2 JPS6342846 B2 JP S6342846B2 JP 55139214 A JP55139214 A JP 55139214A JP 13921480 A JP13921480 A JP 13921480A JP S6342846 B2 JPS6342846 B2 JP S6342846B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/04—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
- H01F41/10—Connecting leads to windings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、少なくともコイルLとコンデンサC
とを有する複合形回路部品の製造方法に関するも
のであり、特に3枚鍔型コイル装置あるいは2枚
鍔型コイル装置の如く中間部にタツプを有するコ
イル装置を備えた複合形回路部品を対象とする。
とを有する複合形回路部品の製造方法に関するも
のであり、特に3枚鍔型コイル装置あるいは2枚
鍔型コイル装置の如く中間部にタツプを有するコ
イル装置を備えた複合形回路部品を対象とする。
(従来の技術)
コイル装置には、例えば第1図に示すように3
枚の鍔1a乃至1cを有しその間に巻回部にコイ
ル2が巻かれ、両端からコイル端末2a,2b及
び中間部タツプ2cが導出される3枚鍔型の装置
3と、第2図に示すように2枚の鍔1a,1b間
の巻回部にコイル2が巻かれて、両端部からコイ
ル端末2a,2bが、そして中間部からタツプ2
cがそれぞれ導出される2枚鍔型の装置3の如
く、それぞれ中間部のタツプ2cを折曲的に使用
するようにしたものがある。
枚の鍔1a乃至1cを有しその間に巻回部にコイ
ル2が巻かれ、両端からコイル端末2a,2b及
び中間部タツプ2cが導出される3枚鍔型の装置
3と、第2図に示すように2枚の鍔1a,1b間
の巻回部にコイル2が巻かれて、両端部からコイ
ル端末2a,2bが、そして中間部からタツプ2
cがそれぞれ導出される2枚鍔型の装置3の如
く、それぞれ中間部のタツプ2cを折曲的に使用
するようにしたものがある。
この種のコイル装置を組み込んだ従来の複合形
回路部品として第3図に示すようなものを挙げる
ことができる。この部品は、一方の辺部に凹部4
aが、他方の辺部に略等間隔に配置された3個の
凸部4bがそれぞれ形成され、表裏面にコンデン
サ用電極層5a乃至5dが形成された基板4の前
記凹部4a内に前記3枚鍔型のコイル装置3を直
交配置して挿入し、コイル端末2a,2bをそれ
ぞれ電極層5a,5bを介して基板4の両側部の
凸部4bに、タツプ2cを電極層5cを介して基
板の中央凸部4bにそれぞれ絡げて張設し、この
ような状態の基板を図示しない本体から突出する
3本のリード線6a乃至6cに当接挾持させて半
田付を行うという製造方法によつて構成されたも
のである。
回路部品として第3図に示すようなものを挙げる
ことができる。この部品は、一方の辺部に凹部4
aが、他方の辺部に略等間隔に配置された3個の
凸部4bがそれぞれ形成され、表裏面にコンデン
サ用電極層5a乃至5dが形成された基板4の前
記凹部4a内に前記3枚鍔型のコイル装置3を直
交配置して挿入し、コイル端末2a,2bをそれ
ぞれ電極層5a,5bを介して基板4の両側部の
凸部4bに、タツプ2cを電極層5cを介して基
板の中央凸部4bにそれぞれ絡げて張設し、この
ような状態の基板を図示しない本体から突出する
3本のリード線6a乃至6cに当接挾持させて半
田付を行うという製造方法によつて構成されたも
のである。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような従来方法によると、
コイル端末2a,2b及び中間部タツプ2cをそ
れぞれ対応する3個の凸部4bに絡げるようにし
ているので、その作業が工数の増大を招くという
問題がある。また、凸部の数が多いので基板の面
積の有効利用が図り難いという問題がある。さら
に、両側に張設された2本のコイル端末2a,2
bの影響で中間部のコンデンサ用電極層5cを大
きくすることができず、設計自由度が制約される
という問題もある。更に凸部の存在によつて基板
が割れることが多いという問題もある。
コイル端末2a,2b及び中間部タツプ2cをそ
れぞれ対応する3個の凸部4bに絡げるようにし
ているので、その作業が工数の増大を招くという
問題がある。また、凸部の数が多いので基板の面
積の有効利用が図り難いという問題がある。さら
に、両側に張設された2本のコイル端末2a,2
bの影響で中間部のコンデンサ用電極層5cを大
きくすることができず、設計自由度が制約される
という問題もある。更に凸部の存在によつて基板
が割れることが多いという問題もある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであ
り、工数の低減化が図れ、基板面積の有効利用を
可能とし、かつ設計自由度の増大を図ることがで
きる複合形回路部品の製造方法を提供することを
目的とするものである。
り、工数の低減化が図れ、基板面積の有効利用を
可能とし、かつ設計自由度の増大を図ることがで
きる複合形回路部品の製造方法を提供することを
目的とするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
前記課題を解決するために本発明は、コンデン
サ電極層が表裏に形成され、一方の辺部に切欠凹
部が形成された誘電体基板と、前記凹部内に挿入
され、中間部にタツプを設けた2枚鍔又は3枚鍔
の捲体を有するコイル装置と、前記電極層に電気
的に接続されるリード線とを有する複合形回路部
品の製造方法において、少なくとも、前記捲体の
両端面に平行な切溝を形成する工程と、前記切溝
の表面に電極を形成する工程と、この電極表面に
半田メツキ層を形成する工程と、前記コイルの端
末を折り曲げて半田メツキ層上に配置する工程
と、各切溝部を高温に加熱した金属部材で圧着す
ることによつて前記半田メツキ層を溶かし、前記
平行な切溝を埋めることのない程度の厚みでコイ
ル端末に予備半田を施すと同時に電極とコイル端
末とを電気的に接続する工程と、前記基板の辺部
に設けられた凹部の底辺部を除く他の対向辺部分
まで電極層を延在形成する工程と、前記工程によ
つて得られたコイル装置を前記基板の凹部内に挿
入し、前記コイル装置の両端電極部を前記凹部対
向辺にまで延在する電極層と接触させると共に、
前記凹部底辺部に接触するコイル装置部分に中間
タツプ部を含めて接着剤を施して基板凹部にコイ
ル装置を仮固定する工程と、基板の電極層に複数
のリード線を表裏から当接させて挾持した状態で
前記電極層とコイル端末及び中間タツプ並びにリ
ード線を同時に半田付する工程とを含むものであ
る。
サ電極層が表裏に形成され、一方の辺部に切欠凹
部が形成された誘電体基板と、前記凹部内に挿入
され、中間部にタツプを設けた2枚鍔又は3枚鍔
の捲体を有するコイル装置と、前記電極層に電気
的に接続されるリード線とを有する複合形回路部
品の製造方法において、少なくとも、前記捲体の
両端面に平行な切溝を形成する工程と、前記切溝
の表面に電極を形成する工程と、この電極表面に
半田メツキ層を形成する工程と、前記コイルの端
末を折り曲げて半田メツキ層上に配置する工程
と、各切溝部を高温に加熱した金属部材で圧着す
ることによつて前記半田メツキ層を溶かし、前記
平行な切溝を埋めることのない程度の厚みでコイ
ル端末に予備半田を施すと同時に電極とコイル端
末とを電気的に接続する工程と、前記基板の辺部
に設けられた凹部の底辺部を除く他の対向辺部分
まで電極層を延在形成する工程と、前記工程によ
つて得られたコイル装置を前記基板の凹部内に挿
入し、前記コイル装置の両端電極部を前記凹部対
向辺にまで延在する電極層と接触させると共に、
前記凹部底辺部に接触するコイル装置部分に中間
タツプ部を含めて接着剤を施して基板凹部にコイ
ル装置を仮固定する工程と、基板の電極層に複数
のリード線を表裏から当接させて挾持した状態で
前記電極層とコイル端末及び中間タツプ並びにリ
ード線を同時に半田付する工程とを含むものであ
る。
(作用)
上記構成によつて基板へのコイル装置の固定が
容易確実になり、コイル端末が外部に引出されな
いので基板の有効利用等が図れる。
容易確実になり、コイル端末が外部に引出されな
いので基板の有効利用等が図れる。
(実施例)
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
第4図は本発明の製造方法に用いられるコイル
装置の一実施例を示す斜視図であり、第5図は同
じく本発明の製造方法に用いられる基板の一実施
例を示す正面図である。前記コイル装置7は、3
枚の鍔7a乃至7cを有する捲体のコイル巻回部
にコイル8が巻かれており、このコイル8の両端
からはコイル端末8a,8bが、そして中間部か
らはタツプ8cがそれぞれ導出されており、かつ
捲体の両端面には互いに平行に延びる切溝7d,
7dが形成されており、この切溝7dの内面に沿
つて例えば導電ペーストの焼付けあるいは金属箔
の被着等によつて形成される導電層9,9が設け
られており、このような導電層9,9上にはコイ
ル端末8a,8bがそれぞれ載置されて構成され
ている。この場合、コイル端末8a,8bには予
備半田が付される。
装置の一実施例を示す斜視図であり、第5図は同
じく本発明の製造方法に用いられる基板の一実施
例を示す正面図である。前記コイル装置7は、3
枚の鍔7a乃至7cを有する捲体のコイル巻回部
にコイル8が巻かれており、このコイル8の両端
からはコイル端末8a,8bが、そして中間部か
らはタツプ8cがそれぞれ導出されており、かつ
捲体の両端面には互いに平行に延びる切溝7d,
7dが形成されており、この切溝7dの内面に沿
つて例えば導電ペーストの焼付けあるいは金属箔
の被着等によつて形成される導電層9,9が設け
られており、このような導電層9,9上にはコイ
ル端末8a,8bがそれぞれ載置されて構成され
ている。この場合、コイル端末8a,8bには予
備半田が付される。
前記基板10は誘電体材料(例えばセラミツ
ク)からなり、一方の辺部には前記コイル装置7
の切溝7d,7dを挿入し得る対向辺10a′,1
0a′を有する切欠凹部10aが形成されている。
このような基板10の表面には3個の電極層11
a乃至11cが形成され、裏面には表面の3個の
電極層11a乃至11cを全て含むようにした電
極層11dが形成されている。これらの電極によ
つて挾まれた部分がコンデンサとして機能する。
これら電極層11a乃至11dは例えば印刷又は
蒸着等によつて形成されるものであり、特に表面
における両端の電極層11a,11bは前記基板
凹部10aの対向辺10a′,10a′の鍔部にまで
亘つて延在形成されている。尚、前記コイル装置
7に形成された切溝7d,7dの溝幅は、略基板
10の板厚(電極層11a,11bの膜厚は無視
できるものとする)と同等若しくはそれよりも僅
かに広くなるように形成されている。
ク)からなり、一方の辺部には前記コイル装置7
の切溝7d,7dを挿入し得る対向辺10a′,1
0a′を有する切欠凹部10aが形成されている。
このような基板10の表面には3個の電極層11
a乃至11cが形成され、裏面には表面の3個の
電極層11a乃至11cを全て含むようにした電
極層11dが形成されている。これらの電極によ
つて挾まれた部分がコンデンサとして機能する。
これら電極層11a乃至11dは例えば印刷又は
蒸着等によつて形成されるものであり、特に表面
における両端の電極層11a,11bは前記基板
凹部10aの対向辺10a′,10a′の鍔部にまで
亘つて延在形成されている。尚、前記コイル装置
7に形成された切溝7d,7dの溝幅は、略基板
10の板厚(電極層11a,11bの膜厚は無視
できるものとする)と同等若しくはそれよりも僅
かに広くなるように形成されている。
次に、第6図及び第7図を参照してこのような
装置の製造方法及び組立方法を工程順に説明す
る。
装置の製造方法及び組立方法を工程順に説明す
る。
先ず、両端鍔部7a,7b、中間鍔部7cと巻
回部7eからなるドラム型の捲体7の両端鍔部の
端面に互いに平行となる切溝7d,7dを形成
し、これら切溝7d,7dに沿つてニツケルメツ
キ(又は銀メツキ)あるいは銅箔の付着等により
適宜厚さの電極9,9を形成する(第6図a)。
回部7eからなるドラム型の捲体7の両端鍔部の
端面に互いに平行となる切溝7d,7dを形成
し、これら切溝7d,7dに沿つてニツケルメツ
キ(又は銀メツキ)あるいは銅箔の付着等により
適宜厚さの電極9,9を形成する(第6図a)。
次に、前記工程によつて形成された電極9,9
の表面に適宜厚さ(例えば30μm)の半田メツキ
層9′,9′を形成する(同図b)。この半田メツ
キ層の厚さは10μm以上であればどのような値と
してもよい。
の表面に適宜厚さ(例えば30μm)の半田メツキ
層9′,9′を形成する(同図b)。この半田メツ
キ層の厚さは10μm以上であればどのような値と
してもよい。
そして、コイル巻回部7eにコイル8を巻回し
た後、コイル端末8a,8b及び中間タツプ8c
を引き出し、コイル端末8a,8bを折り曲げて
前記工程で形成した半田メツキ層9′,9′上に載
置し、その状態で、切溝7d,7dの断面形状と
同等の断面形状を有する金属部材13,13を適
宜温度(例えば400℃)に加熱して、コイル層を
両側から挾むように軽く圧着する。このとき、金
属部材13,13の熱によつてコイル端末8a,
8bの被膜が剥離され、かつ半田メツキ層9′,
9′が解けてコイル端末8a,8bには予備半田
が施されることにより、電極9,9とコイル端末
8a,8bとの半田付が行われる(同図c)。次
に別工程により前記コイル8から引き出された中
間タツプ8cに予備半田を施す。
た後、コイル端末8a,8b及び中間タツプ8c
を引き出し、コイル端末8a,8bを折り曲げて
前記工程で形成した半田メツキ層9′,9′上に載
置し、その状態で、切溝7d,7dの断面形状と
同等の断面形状を有する金属部材13,13を適
宜温度(例えば400℃)に加熱して、コイル層を
両側から挾むように軽く圧着する。このとき、金
属部材13,13の熱によつてコイル端末8a,
8bの被膜が剥離され、かつ半田メツキ層9′,
9′が解けてコイル端末8a,8bには予備半田
が施されることにより、電極9,9とコイル端末
8a,8bとの半田付が行われる(同図c)。次
に別工程により前記コイル8から引き出された中
間タツプ8cに予備半田を施す。
このようにして得られたコイル装置7を第7図
に示すようにして基板10に取り付ける。即ち、
基板10の凹部10aにおける対向辺10a′,1
0a′に前記コイル装置7の切溝7d,7dを係合
すると共に、コイル端末8a,8bが凹部10a
の内面に向うようにして挿入して基板10とコイ
ル装置7とのセツトを行う。このため前記工程に
おいて切溝上の半田メツキ層とコイル端末との半
田付の程度を、切溝を埋めてしまわない程度の厚
みとなるように施さなければならない。そうしな
いと前記係合が円滑に行えないからである。この
とき、コイル装置と凹部10aとの接触部(凹部
底辺)に熱硬化性(又は紫外線硬化性)の接着剤
14を塗布してコイル装置7と中間タツプ8cの
仮固定を行う。そして、適宜治具を用いて中間タ
ツプ8cの先端が中央部電極層11cに接触する
ように押え込む。
に示すようにして基板10に取り付ける。即ち、
基板10の凹部10aにおける対向辺10a′,1
0a′に前記コイル装置7の切溝7d,7dを係合
すると共に、コイル端末8a,8bが凹部10a
の内面に向うようにして挿入して基板10とコイ
ル装置7とのセツトを行う。このため前記工程に
おいて切溝上の半田メツキ層とコイル端末との半
田付の程度を、切溝を埋めてしまわない程度の厚
みとなるように施さなければならない。そうしな
いと前記係合が円滑に行えないからである。この
とき、コイル装置と凹部10aとの接触部(凹部
底辺)に熱硬化性(又は紫外線硬化性)の接着剤
14を塗布してコイル装置7と中間タツプ8cの
仮固定を行う。そして、適宜治具を用いて中間タ
ツプ8cの先端が中央部電極層11cに接触する
ように押え込む。
しかる後、コイル装置7がセツトされた基板1
0を、図示しない装置本体から突出している3本
のリード線12a乃至12cに挾持させる。即
ち、両端のリード線12a,12bが基板表面の
両側電極層11a,11bにそれぞれ当接するよ
うにし、中央のリード線12cが基板裏面の電極
層11dに当接するように配置して基板10を各
リード線12a乃至12cによつて挾持する。
0を、図示しない装置本体から突出している3本
のリード線12a乃至12cに挾持させる。即
ち、両端のリード線12a,12bが基板表面の
両側電極層11a,11bにそれぞれ当接するよ
うにし、中央のリード線12cが基板裏面の電極
層11dに当接するように配置して基板10を各
リード線12a乃至12cによつて挾持する。
以上のようにして得られたセツト部品を予熱
(あるいは紫外線を当てる)して(この予熱工程
で接着剤14が硬化する)、半田浴槽(図示せず)
内に浸漬する。このようにするとコイル端末8
a,8bは基板の電極層11a,11bと、そし
て中間部のタツプ8cが基板の電極層11cと、
更に各電極層11a,11b,11dと各リード
線12a,12b,12cとがそれぞれ同時に半
田付されることになる。
(あるいは紫外線を当てる)して(この予熱工程
で接着剤14が硬化する)、半田浴槽(図示せず)
内に浸漬する。このようにするとコイル端末8
a,8bは基板の電極層11a,11bと、そし
て中間部のタツプ8cが基板の電極層11cと、
更に各電極層11a,11b,11dと各リード
線12a,12b,12cとがそれぞれ同時に半
田付されることになる。
このようにして第8図の等価回路に示すような
低域通過フイルタ(ローパスフイルタ)が得られ
る。
低域通過フイルタ(ローパスフイルタ)が得られ
る。
尚、前記実施例は3枚鍔型のコイル装置7を使
用した場合について述べたが、第9図に示すよう
な2枚鍔型のコイル装置7を用いて第10図のよ
うな回路部品を作るような場合にも適用できる。
即ち、このコイル装置7にも前記同様にして切溝
7d,7d、導電層9,9が形成されており、こ
の導電層9上にコイル端末8a,8bがそれぞれ
載置されており、更にコイル8からは中間タツプ
8cが導出されている。このようなコイル装置7
を前記実施例の場合と略同様な構成を有する基板
10の凹部内に挿入し、中間タツプ8cを電極層
11cに接触させた状態で接着剤14による仮固
定を行い、その後半田付により第10図のような
複合形回路部品を得る。この回路部品は第11図
に等価回路を示すようなフイルタとなる。尚、リ
ード線12cは表面の中央電極層11cに接続さ
れ、裏面電極層11dは表面の中央部電極層11
cを取り囲むような形状となる。
用した場合について述べたが、第9図に示すよう
な2枚鍔型のコイル装置7を用いて第10図のよ
うな回路部品を作るような場合にも適用できる。
即ち、このコイル装置7にも前記同様にして切溝
7d,7d、導電層9,9が形成されており、こ
の導電層9上にコイル端末8a,8bがそれぞれ
載置されており、更にコイル8からは中間タツプ
8cが導出されている。このようなコイル装置7
を前記実施例の場合と略同様な構成を有する基板
10の凹部内に挿入し、中間タツプ8cを電極層
11cに接触させた状態で接着剤14による仮固
定を行い、その後半田付により第10図のような
複合形回路部品を得る。この回路部品は第11図
に等価回路を示すようなフイルタとなる。尚、リ
ード線12cは表面の中央電極層11cに接続さ
れ、裏面電極層11dは表面の中央部電極層11
cを取り囲むような形状となる。
尚、前記実施例は全て1つのコイル装置を基板
に組み込んだ回路部品について述べたが、これに
限定されず、複数個のコイル装置を組み込むよう
な場合にも適用できることは言うまでもない。
に組み込んだ回路部品について述べたが、これに
限定されず、複数個のコイル装置を組み込むよう
な場合にも適用できることは言うまでもない。
[発明の効果]
以上詳述した本発明製造方法によれば、カラゲ
工程を全く必要とせずに、基板凹部にコイル装置
を挿入するだけで固定を容易に行えるので大幅な
製造工数の低減化が図れると共に、絡げによる基
板の割れというような事故が無くなるので基板の
歩留向上を図ることができる。
工程を全く必要とせずに、基板凹部にコイル装置
を挿入するだけで固定を容易に行えるので大幅な
製造工数の低減化が図れると共に、絡げによる基
板の割れというような事故が無くなるので基板の
歩留向上を図ることができる。
また、従来は基板底面の凸部にコイル端末を絡
げていたので本体のリード線がそこに接触して短
絡事故を起したり断線したりする危険性があつた
が、本発明においてはコイル端末が基板の凹部で
半田付されているため外部にはみ出すことがなく
前記危険性は全くなく、従つてリード線の位置決
めの自由度が増大すると共に、組立中における短
絡事故等が激減し、信頼性が向上する。このよう
にカラゲ用の凸部が不要になり、コイル端末の張
設が無くなることは基板の小型化に寄与すること
になる。
げていたので本体のリード線がそこに接触して短
絡事故を起したり断線したりする危険性があつた
が、本発明においてはコイル端末が基板の凹部で
半田付されているため外部にはみ出すことがなく
前記危険性は全くなく、従つてリード線の位置決
めの自由度が増大すると共に、組立中における短
絡事故等が激減し、信頼性が向上する。このよう
にカラゲ用の凸部が不要になり、コイル端末の張
設が無くなることは基板の小型化に寄与すること
になる。
更に、従来はコイル端末が電極層上を走つてお
り高精度の特性の要求の基に特性のバラツキを酸
くすため基板上の電極層を削り取つて調整を行う
場合にコイル端末を断線させないように細心の注
意を払わなければならなかつたが、本発明では自
由に電極層に加工を施すことができるので容易に
電気的特性の向上を図ることができる。また、電
極層を任意の形状とすることができるので設計の
自由度が増大する。
り高精度の特性の要求の基に特性のバラツキを酸
くすため基板上の電極層を削り取つて調整を行う
場合にコイル端末を断線させないように細心の注
意を払わなければならなかつたが、本発明では自
由に電極層に加工を施すことができるので容易に
電気的特性の向上を図ることができる。また、電
極層を任意の形状とすることができるので設計の
自由度が増大する。
従つて、本発明によれば信頼性の向上が図れる
と共に、製造の容易化が図れ、特に組立時の自動
化に極めて有効な複合形回路部品の製造方法を提
供することができる。
と共に、製造の容易化が図れ、特に組立時の自動
化に極めて有効な複合形回路部品の製造方法を提
供することができる。
第1図及び第2図は3枚鍔型及び2枚鍔型のコ
イル装置の一例を示す正面図、第3図は3枚鍔型
コイル装置を備えた従来の複合形回路部品の一例
を示す正面図、第4図は本発明に使用されるコイ
ル装置の一実施例斜視図、第5図は同じく本発明
に使用される基板の一実施例正面図、第6図a乃
至cはコイル装置の製造方法を工程順に示す説明
図、第7図はコイル装置と基板との組立状態を示
す正面図、第8図はその等価回路図、第9図は本
発明に使用されるコイル装置の他の実施例斜視
図、第10図はそのコイル装置を基板に組み立て
た状態を示す正面図、第11図はその等価回路図
である。 7……コイル装置、7a乃至7c……鍔部、7
d……切溝、8……コイル、8a,8b……コイ
ル端末、8c……タツプ、9……導電層、10…
…基板、10a……凹部、11a乃至11d……
電極層、12a乃至12c……リード線。
イル装置の一例を示す正面図、第3図は3枚鍔型
コイル装置を備えた従来の複合形回路部品の一例
を示す正面図、第4図は本発明に使用されるコイ
ル装置の一実施例斜視図、第5図は同じく本発明
に使用される基板の一実施例正面図、第6図a乃
至cはコイル装置の製造方法を工程順に示す説明
図、第7図はコイル装置と基板との組立状態を示
す正面図、第8図はその等価回路図、第9図は本
発明に使用されるコイル装置の他の実施例斜視
図、第10図はそのコイル装置を基板に組み立て
た状態を示す正面図、第11図はその等価回路図
である。 7……コイル装置、7a乃至7c……鍔部、7
d……切溝、8……コイル、8a,8b……コイ
ル端末、8c……タツプ、9……導電層、10…
…基板、10a……凹部、11a乃至11d……
電極層、12a乃至12c……リード線。
Claims (1)
- 1 コンデンサ電極層が表裏に形成され、一方の
辺部に切欠凹部が形成された誘電体基板と、前記
凹部内に挿入され、中間部にタツプを設けた2枚
鍔又は3枚鍔の捲体を有するコイル装置と、前記
電極層に電気的に接続されるリード線とを有する
複合形回路部品の製造方法において、少なくと
も、前記捲体の両端面に平行な切溝を形成する工
程と、前記切溝の表面に電極を形成する工程と、
この電極表面に半田メツキ層を形成する工程と、
前記コイルの端末を折り曲げて半田メツキ層上に
配置する工程と、各切溝部を高温に加熱した金属
部材で圧着することによつて前記半田メツキ層を
溶かし、前記平行な切溝を埋めることのない程度
の厚みでコイル端末に予備半田を施すと同時に電
極とコイル端末とを電気的に接続する工程と、前
記基板の辺部に設けられた凹部の底辺部を除く他
の対向辺部分まで電極層を延在形成する工程と、
前記工程によつて得られたコイル装置を前記基板
の凹部内に挿入し、前記コイル装置の両端電極部
を前記凹部対向辺にまで延在する電極層と接触さ
せると共に、前記凹部底辺部に接触するコイル装
置部分に中間タツプ部を含めて接着剤を施して基
板凹部にコイル装置を仮固定する工程と、基板の
電極層に複数のリード線を表裏から当接させて挾
持した状態で前記電極層とコイル端末及び中間タ
ツプ並びにリード線を同時に半田付する工程とを
含むことを特徴とする複合形回路部品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13921480A JPS5763820A (en) | 1980-10-04 | 1980-10-04 | Manufacture of composite circuit part |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13921480A JPS5763820A (en) | 1980-10-04 | 1980-10-04 | Manufacture of composite circuit part |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5763820A JPS5763820A (en) | 1982-04-17 |
JPS6342846B2 true JPS6342846B2 (ja) | 1988-08-25 |
Family
ID=15240174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13921480A Granted JPS5763820A (en) | 1980-10-04 | 1980-10-04 | Manufacture of composite circuit part |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5763820A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4857162A (ja) * | 1971-11-17 | 1973-08-10 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444190Y2 (ja) * | 1974-01-08 | 1979-12-19 |
-
1980
- 1980-10-04 JP JP13921480A patent/JPS5763820A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4857162A (ja) * | 1971-11-17 | 1973-08-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5763820A (en) | 1982-04-17 |
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