JPS6342769Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6342769Y2 JPS6342769Y2 JP1007282U JP1007282U JPS6342769Y2 JP S6342769 Y2 JPS6342769 Y2 JP S6342769Y2 JP 1007282 U JP1007282 U JP 1007282U JP 1007282 U JP1007282 U JP 1007282U JP S6342769 Y2 JPS6342769 Y2 JP S6342769Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- speaker cabinet
- adhesive
- ceramic
- ceramic adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 17
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 13
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims description 8
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- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 7
- XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N Vinyl acetate Chemical compound CC(=O)OC=C XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスピーカーキヤビネツトに関するもの
である。
である。
周知の如く、スピーカーキヤビネツトには大き
な機械的強度と外部環境の影響を受けない安定性
とが要求されるが、一般に、スピーカーキヤビネ
ツトはパーテイクルボード等の板材を酢酸ビニー
ル系の接着剤により接着して構成されているため
接着剤層の強度が低く、エンクロージヤーの共振
を招来するのは勿論、温度や湿度の変動によつて
接着剤層の強度が変化するため音質変化をも招来
し、頗る不都合なものであつた。
な機械的強度と外部環境の影響を受けない安定性
とが要求されるが、一般に、スピーカーキヤビネ
ツトはパーテイクルボード等の板材を酢酸ビニー
ル系の接着剤により接着して構成されているため
接着剤層の強度が低く、エンクロージヤーの共振
を招来するのは勿論、温度や湿度の変動によつて
接着剤層の強度が変化するため音質変化をも招来
し、頗る不都合なものであつた。
本考案の目的は、上記従来のものの欠点を解消
し、理想的な特性のスピーカーキヤビネツトを提
供することにある。
し、理想的な特性のスピーカーキヤビネツトを提
供することにある。
以下、本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。
説明する。
図中1はキヤビネツト全体を示し、バツフル板
2、側板3、天板4及び底板、背面板(図示しな
い)の6枚の板材を接着することにより構成され
ている。5はウーハー用の、6はトウイーター用
の夫々スピーカーユニツトの取付孔である。
2、側板3、天板4及び底板、背面板(図示しな
い)の6枚の板材を接着することにより構成され
ている。5はウーハー用の、6はトウイーター用
の夫々スピーカーユニツトの取付孔である。
各板材、例えば、第2図の如く側板3と天板4
等は接合段部を設けたり、或いは突き合わせその
他の適宜な形態で直角に組み合わされるが、それ
ら板材間の接着接合部7,7は、アルミナ、シリ
カ系等のセラミツク系接着剤で接着されていて各
板材の接合部にセラミツク系接着剤層8が形成さ
れ、各板材が剛性接合している。
等は接合段部を設けたり、或いは突き合わせその
他の適宜な形態で直角に組み合わされるが、それ
ら板材間の接着接合部7,7は、アルミナ、シリ
カ系等のセラミツク系接着剤で接着されていて各
板材の接合部にセラミツク系接着剤層8が形成さ
れ、各板材が剛性接合している。
セラミツク系接着剤は硬化するとその硬度は非
常に高く、しかもそれは温度や湿度の影響を受け
ないことが知られており、振動伝播速度の特性に
おいても優れている。例えば、実験結果によれ
ば、酢酸ビニール系接着剤の振動伝播速度は370
m/secであるのに対し、セラミツク系接着剤の
それは3683m/secであり、また、剛性のバロメ
ーターであるヤング率についてみると、酢酸ビニ
ール系接着剤は0.2×104Kg/cm2であるのに対して
セラミツク系接着剤では24.0×104Kg/cm2であつ
て、硬度、剛性共に高いことが確認された。
常に高く、しかもそれは温度や湿度の影響を受け
ないことが知られており、振動伝播速度の特性に
おいても優れている。例えば、実験結果によれ
ば、酢酸ビニール系接着剤の振動伝播速度は370
m/secであるのに対し、セラミツク系接着剤の
それは3683m/secであり、また、剛性のバロメ
ーターであるヤング率についてみると、酢酸ビニ
ール系接着剤は0.2×104Kg/cm2であるのに対して
セラミツク系接着剤では24.0×104Kg/cm2であつ
て、硬度、剛性共に高いことが確認された。
第3図は上記構成になるスピーカーキヤビネツ
ト1と酢酸ビニール系接着剤により接着して構成
された従来のスピーカーキヤビネツトとの振動減
衰特性を比較したものであるが、第3図Aに示す
本考案に係るスピーカーキヤビネツトの減衰特性
は、第3図Bの従来のものに比較してその振動レ
ベルが低いと共に、減衰時間が短かく、したがつ
て正確な再生音を得ることができることが判る。
ト1と酢酸ビニール系接着剤により接着して構成
された従来のスピーカーキヤビネツトとの振動減
衰特性を比較したものであるが、第3図Aに示す
本考案に係るスピーカーキヤビネツトの減衰特性
は、第3図Bの従来のものに比較してその振動レ
ベルが低いと共に、減衰時間が短かく、したがつ
て正確な再生音を得ることができることが判る。
本考案に係るスピーカーキヤビネツトによれ
ば、スピーカーキヤビネツトを構成すべき各板材
間の接着接合部をアルミナ、シリカ系等のセラミ
ツク系接着剤で接着し、接合部にセラミツク系接
着剤層が形成されているから、板材間を剛性接合
して強固なものとすることができ、このため減衰
特性の大幅な改善ができて、音質を向上させるこ
とができる。しかも、上記セラミツク系接着剤層
の強度は温度や湿度の変動によつて影響を受ける
ことがなく、音質が変化する虞れはない。さら
に、接着時の作業工程は何ら従来のものと相異す
ることなく、従来の生産機器をそのまま利用でき
る等の優れた特長がある。
ば、スピーカーキヤビネツトを構成すべき各板材
間の接着接合部をアルミナ、シリカ系等のセラミ
ツク系接着剤で接着し、接合部にセラミツク系接
着剤層が形成されているから、板材間を剛性接合
して強固なものとすることができ、このため減衰
特性の大幅な改善ができて、音質を向上させるこ
とができる。しかも、上記セラミツク系接着剤層
の強度は温度や湿度の変動によつて影響を受ける
ことがなく、音質が変化する虞れはない。さら
に、接着時の作業工程は何ら従来のものと相異す
ることなく、従来の生産機器をそのまま利用でき
る等の優れた特長がある。
第1図乃至第3図は本考案に係るスピーカーキ
ヤビネツトの実施例を示し、第1図は全体を示す
斜視図、第2図は要部の断面図、第3図はスピー
カーキヤビネツトの振動減衰特性の特性比較図で
ある。第3図Aはセラミツク系接着剤で組み立て
られたスピーカーキヤビネツトの振動減衰特性、
第3図Bは酢酸ビニール系接着剤で組み立てられ
たスピーカーキヤビネツトの振動減衰特性であ
る。 1:スピーカーキヤビネツト全体、2:バツフ
ル板、3:側板、4:天板、7:接着接合部、
8:セラミツク系接着剤層。
ヤビネツトの実施例を示し、第1図は全体を示す
斜視図、第2図は要部の断面図、第3図はスピー
カーキヤビネツトの振動減衰特性の特性比較図で
ある。第3図Aはセラミツク系接着剤で組み立て
られたスピーカーキヤビネツトの振動減衰特性、
第3図Bは酢酸ビニール系接着剤で組み立てられ
たスピーカーキヤビネツトの振動減衰特性であ
る。 1:スピーカーキヤビネツト全体、2:バツフ
ル板、3:側板、4:天板、7:接着接合部、
8:セラミツク系接着剤層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 バツフル板、側板、天板、底板及び背面板の各
板材を接着剤で接着することにより組み立てられ
るスピーカキヤビネツトにおいて、 各板材の接着接合部をアルミナ、シリカ系等の
セラミツク系接着剤で接着することにより、各板
材の接合部にセラミツク系接着剤層が形成されて
いて各板材が剛性接合していることを特徴とする
スピーカキヤビネツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1007282U JPS58114684U (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | スピ−カ−キヤビネツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1007282U JPS58114684U (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | スピ−カ−キヤビネツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58114684U JPS58114684U (ja) | 1983-08-05 |
JPS6342769Y2 true JPS6342769Y2 (ja) | 1988-11-09 |
Family
ID=30022735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1007282U Granted JPS58114684U (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | スピ−カ−キヤビネツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58114684U (ja) |
-
1982
- 1982-01-29 JP JP1007282U patent/JPS58114684U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58114684U (ja) | 1983-08-05 |
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