JPS6342671Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6342671Y2 JPS6342671Y2 JP1983013432U JP1343283U JPS6342671Y2 JP S6342671 Y2 JPS6342671 Y2 JP S6342671Y2 JP 1983013432 U JP1983013432 U JP 1983013432U JP 1343283 U JP1343283 U JP 1343283U JP S6342671 Y2 JPS6342671 Y2 JP S6342671Y2
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- Japan
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- sound
- exhaust
- introduction pipe
- exhaust sound
- engine
- Prior art date
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、エンジンの排気音を制御する排気音
制御装置に関し、特に、加速運転時に運転者等の
乗員に好ましい排気音を与えるようにしたものに
関する。
制御装置に関し、特に、加速運転時に運転者等の
乗員に好ましい排気音を与えるようにしたものに
関する。
(従来の技術)
今日、自動車においては、騒音公害の発生を防
止する等の観点から、エンジンの排気音を低減さ
せてその静粛性の向上を図るようにした対策が施
されている。
止する等の観点から、エンジンの排気音を低減さ
せてその静粛性の向上を図るようにした対策が施
されている。
しかし、その反面、このように排気音が小さい
エンジンを搭載した自動車を運転する場合、車室
内に入つてくる排気音も極めて小さくなるため、
アクセルペダルを踏み込んで加速運転してもその
際の排気音が乗員に良好に伝わらず、その結果、
乗員が体感する可速感が乏しくなるのは否めない
ことであつた。
エンジンを搭載した自動車を運転する場合、車室
内に入つてくる排気音も極めて小さくなるため、
アクセルペダルを踏み込んで加速運転してもその
際の排気音が乗員に良好に伝わらず、その結果、
乗員が体感する可速感が乏しくなるのは否めない
ことであつた。
そこで、例えば実開昭50−42141号公報等に開
示されている従来技術を利用することにより、す
なわち、エンジンの排気系に複数の消音器を直列
に配設し、エンジンの加速運転時には使用する消
音器の数を減らして排気音を増大させるようにす
ることにより、排気音によつて乗員の受ける可速
感を向上させるようにすることが考えられる。
示されている従来技術を利用することにより、す
なわち、エンジンの排気系に複数の消音器を直列
に配設し、エンジンの加速運転時には使用する消
音器の数を減らして排気音を増大させるようにす
ることにより、排気音によつて乗員の受ける可速
感を向上させるようにすることが考えられる。
(考案が解決しようとする課題)
しかし、その場合、消音器の使用数の調整によ
つてエンジンの排気音自体の大きさを制御してい
るため、乗員の受ける排気音の増大に伴つて必然
的に車外騒音も増大することになり、静粛性とい
る本来の目的を達成し得なくなる。
つてエンジンの排気音自体の大きさを制御してい
るため、乗員の受ける排気音の増大に伴つて必然
的に車外騒音も増大することになり、静粛性とい
る本来の目的を達成し得なくなる。
本考案はかかる諸点に鑑み、加速運転時に発生
するエンジンの排気音のうち主に低周波成分のみ
が乗員に良好な加速感をもたらすことに着目し、
その低周波成分に富んだ排気音を乗員にのみ伝え
るようにすることにより、車外騒音の増大を招来
することなく、排気音によつて乗員の体感する加
速感を向上させ得るようにすることを目的とする
ものである。
するエンジンの排気音のうち主に低周波成分のみ
が乗員に良好な加速感をもたらすことに着目し、
その低周波成分に富んだ排気音を乗員にのみ伝え
るようにすることにより、車外騒音の増大を招来
することなく、排気音によつて乗員の体感する加
速感を向上させ得るようにすることを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段)
この目的の達成のため、本考案の解決手段は、
エンジンの排気音制御装置の構成として、一端が
車室内に、他端が車室外にそれぞれ開口する排気
音導入管を設ける。
エンジンの排気音制御装置の構成として、一端が
車室内に、他端が車室外にそれぞれ開口する排気
音導入管を設ける。
また、この排気音導入管内に、車室外から排気
音導入管に導入される排気音から高周波成分を吸
収除去する高周波吸音材と、排気音導入管内を空
気が流通するのを遮断して振動可能な振動膜と、
排気音導入管を開閉する遮音バルブとを設ける。
音導入管に導入される排気音から高周波成分を吸
収除去する高周波吸音材と、排気音導入管内を空
気が流通するのを遮断して振動可能な振動膜と、
排気音導入管を開閉する遮音バルブとを設ける。
さらに、上記遮音バルブをエンジンの加速運転
時に開くように制御する遮音バルブ制御装置とを
設けたことを特徴としている。
時に開くように制御する遮音バルブ制御装置とを
設けたことを特徴としている。
(作用)
上記の構成により、エンジンの加速運転時、遮
音バルブ制御装置により遮音バルブが開かれて排
気音導入管が開放され、該排気音導入管を介して
車室外から排気音が車室内に導入される。その場
合、上記排気音導入管には高周波吸音材が配設さ
れているので、排気音導入管を伝播される排気音
はその高周波吸音材を通る間に高周波成分が吸収
除去され、車室内には低周波成分のみが導入され
ることとなる。その結果、車室内の乗員は快い低
周波成分のみの排気音を聴取することができ、こ
の低周波特性の排気音によつて心地好い加速感を
体感することができる。
音バルブ制御装置により遮音バルブが開かれて排
気音導入管が開放され、該排気音導入管を介して
車室外から排気音が車室内に導入される。その場
合、上記排気音導入管には高周波吸音材が配設さ
れているので、排気音導入管を伝播される排気音
はその高周波吸音材を通る間に高周波成分が吸収
除去され、車室内には低周波成分のみが導入され
ることとなる。その結果、車室内の乗員は快い低
周波成分のみの排気音を聴取することができ、こ
の低周波特性の排気音によつて心地好い加速感を
体感することができる。
また、車外の排気音をその周波数特性を変更し
て車内に導入するので、車外におけるエンジンの
排気音については何等増大させる必要はなく、車
外騒音を低く保つて静粛性を向上維持できる。
て車内に導入するので、車外におけるエンジンの
排気音については何等増大させる必要はなく、車
外騒音を低く保つて静粛性を向上維持できる。
さらに、排気音導入管には排気音導入管内を空
気が流通するのを遮断して振動可能な振動膜が配
設されているので、車外の排気ガスの車室内への
流入や車室内の換気不良を招くことなく排気音の
みを車室内に導入でき、車室内の空気を清浄に維
持することができる。
気が流通するのを遮断して振動可能な振動膜が配
設されているので、車外の排気ガスの車室内への
流入や車室内の換気不良を招くことなく排気音の
みを車室内に導入でき、車室内の空気を清浄に維
持することができる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本考案の第1実施例の全体構成を示
し、1は自動車の車体であつて、該車体1内には
シート2を備えた車室3と、該車室3の後側に荷
物を積載するトランクルーム4とが形成されてい
る。また、5は車体1の底面に取り付けられエン
ジン(図示せず)で生じた排気ガスを外部に排出
する排気管で、その途中には上記トランクルーム
4とほぼ対応する位置に排気音の大きさを減衰さ
せる消音器6が配設されている。
し、1は自動車の車体であつて、該車体1内には
シート2を備えた車室3と、該車室3の後側に荷
物を積載するトランクルーム4とが形成されてい
る。また、5は車体1の底面に取り付けられエン
ジン(図示せず)で生じた排気ガスを外部に排出
する排気管で、その途中には上記トランクルーム
4とほぼ対応する位置に排気音の大きさを減衰さ
せる消音器6が配設されている。
上記トランクルーム4内には例えば約50mm程度
の内径を有する排気音導入管7が取り付けられ、
該排気音導入管7の一端は上記車室3の内部に、
また他端は上記消音器6と対応するトランクルー
ム4内床面付近、換言すれば車室3の外部にそれ
ぞれ開口しており、消音器6部分からトランクル
ーム4内に伝わる排気音を排気音導入管7内に導
入するようにしている。
の内径を有する排気音導入管7が取り付けられ、
該排気音導入管7の一端は上記車室3の内部に、
また他端は上記消音器6と対応するトランクルー
ム4内床面付近、換言すれば車室3の外部にそれ
ぞれ開口しており、消音器6部分からトランクル
ーム4内に伝わる排気音を排気音導入管7内に導
入するようにしている。
そして、上記排気音導入管7の他端側(トラン
クルーム4内に位置する端部側)には排気音導入
管7内に導入される排気音の特性に補正を加える
補正機構8が設けられている。該補正機構8は、
第2図に拡大詳示するように、排気音導入管7の
他端開口としての排気音導入管9aが端部に形成
されかつそれ自身で排気音導入管7の一部を構成
するケース9を備えている。該ケース9(排気音
導入管7)の内部にはプラスチツク製薄膜等より
なる振動可能な一対の振動膜10,11がケース
9の長手方向に一定の間隔をあけて、かつ一方を
上記排気音導入口9aを閉塞せしめるように配置
して気密状に嵌装されており、該両振動膜10,
11により導入管7内を空気が流通するのを遮断
するようにしている。
クルーム4内に位置する端部側)には排気音導入
管7内に導入される排気音の特性に補正を加える
補正機構8が設けられている。該補正機構8は、
第2図に拡大詳示するように、排気音導入管7の
他端開口としての排気音導入管9aが端部に形成
されかつそれ自身で排気音導入管7の一部を構成
するケース9を備えている。該ケース9(排気音
導入管7)の内部にはプラスチツク製薄膜等より
なる振動可能な一対の振動膜10,11がケース
9の長手方向に一定の間隔をあけて、かつ一方を
上記排気音導入口9aを閉塞せしめるように配置
して気密状に嵌装されており、該両振動膜10,
11により導入管7内を空気が流通するのを遮断
するようにしている。
また、上記両振動膜10,11間のケース9内
部にはグラスウールやフエルト等よりなる高周波
吸音材12が充填されており、この吸音材12に
より、車室3の外部から排気導入口9aを通つて
ケース9内部すなわち排気音導入管7内部に導入
される排気音から人間が不快と感じる高周波成分
を吸収除去するように構成されている。
部にはグラスウールやフエルト等よりなる高周波
吸音材12が充填されており、この吸音材12に
より、車室3の外部から排気導入口9aを通つて
ケース9内部すなわち排気音導入管7内部に導入
される排気音から人間が不快と感じる高周波成分
を吸収除去するように構成されている。
さらに、上記奥側の振動膜11よりも奥側のケ
ース9内部には該ケース9(排気音導入管7)を
開閉する金属板又はプラスチツク板等よりなる常
時閉の回動型遮音バルブ13が支持され、該遮音
バルブ13はケース9外部に配置したレバー14
及びロツド15を介してソレノイド等よりなるア
クチユエータ16に駆動連結されており、アクチ
ユエータ16によつて遮音バルブ13を開閉して
排気音導入管7に導入される排気音の通過又はそ
の遮断を行うようにしている。
ース9内部には該ケース9(排気音導入管7)を
開閉する金属板又はプラスチツク板等よりなる常
時閉の回動型遮音バルブ13が支持され、該遮音
バルブ13はケース9外部に配置したレバー14
及びロツド15を介してソレノイド等よりなるア
クチユエータ16に駆動連結されており、アクチ
ユエータ16によつて遮音バルブ13を開閉して
排気音導入管7に導入される排気音の通過又はそ
の遮断を行うようにしている。
一方、17はエンジンの加速運転時を検出する
加速センサで、例えばスロツトルバルブ開度の増
加率変化、スロツトルバルブ開度の所定開度以上
への増大、スロツトルバルブ開度とエンジン回転
数とを組み合わせたパターンの変化等をみてエン
ジンの加速運転時を検出するものである。そし
て、この加速センサ17の出力信号は上記アクチ
ユエータ16を作動制御する制御回路18に入力
されており、エンジンの加速運転時に制御回路1
8によりアクチユエータ16を作動させて遮音バ
ルブ13を開くように制御する遮音バルブ制御装
置19が構成されている。
加速センサで、例えばスロツトルバルブ開度の増
加率変化、スロツトルバルブ開度の所定開度以上
への増大、スロツトルバルブ開度とエンジン回転
数とを組み合わせたパターンの変化等をみてエン
ジンの加速運転時を検出するものである。そし
て、この加速センサ17の出力信号は上記アクチ
ユエータ16を作動制御する制御回路18に入力
されており、エンジンの加速運転時に制御回路1
8によりアクチユエータ16を作動させて遮音バ
ルブ13を開くように制御する遮音バルブ制御装
置19が構成されている。
したがつて、上記実施例においては、エンジン
の運転に伴つて消音器6部分から車体パネルを通
してトランクルーム4内に伝播侵入した排気音の
一部が排気音導入口9aから排気音導入管7の補
正機構8のケース9内部に導入される。このケー
ス9内部に導入された排気音は両振動膜10,11
を振動させながら高周波吸音材12内を通過し、
該吸音材12内を通過する間に高周波成分が吸収
減衰されて低周波成分(例えば約50〜200Hz)の
みの音圧レベルが高い周波数特性に変化する。
の運転に伴つて消音器6部分から車体パネルを通
してトランクルーム4内に伝播侵入した排気音の
一部が排気音導入口9aから排気音導入管7の補
正機構8のケース9内部に導入される。このケー
ス9内部に導入された排気音は両振動膜10,11
を振動させながら高周波吸音材12内を通過し、
該吸音材12内を通過する間に高周波成分が吸収
減衰されて低周波成分(例えば約50〜200Hz)の
みの音圧レベルが高い周波数特性に変化する。
そして、エンジンの運転状態が通常ないし減速
状態にあるときには、遮音バルブ制御装置19の
非作動によつて遮音バルブ13は閉じたままに保
たれ、このことにより上記振動膜10,11及び
吸音材12を通過した後の低周波成分に富んだ排
気音は遮音バルブ13により遮音されて車室3内
部へは伝わらず、よつて車室3内部の静粛性を保
つことができる。
状態にあるときには、遮音バルブ制御装置19の
非作動によつて遮音バルブ13は閉じたままに保
たれ、このことにより上記振動膜10,11及び
吸音材12を通過した後の低周波成分に富んだ排
気音は遮音バルブ13により遮音されて車室3内
部へは伝わらず、よつて車室3内部の静粛性を保
つことができる。
一方、エンジンが加速運転状態になると、その
ことを加速センサ17が検出し、この検出信号に
より遮音バルブ制御装置19が作動してアクチユ
エータ16の作動により遮音バルブ13が開かれ
る。このことにより上記振動膜10,11及び吸
音材12を通過した後の低周波成分に富んだ排気
音は排気音導入管7内を通つて車室3内部に導入
されて車室3内の乗員に伝えられる。その結果、
この低周波成分の排気音により、エンジンの加速
運転時に排気音自体の音圧レベルが全体的に上昇
することも相俟つて乗員に良好な加速感を与える
ことになる。
ことを加速センサ17が検出し、この検出信号に
より遮音バルブ制御装置19が作動してアクチユ
エータ16の作動により遮音バルブ13が開かれ
る。このことにより上記振動膜10,11及び吸
音材12を通過した後の低周波成分に富んだ排気
音は排気音導入管7内を通つて車室3内部に導入
されて車室3内の乗員に伝えられる。その結果、
この低周波成分の排気音により、エンジンの加速
運転時に排気音自体の音圧レベルが全体的に上昇
することも相俟つて乗員に良好な加速感を与える
ことになる。
その場合、エンジンの排気系に何等の操作をも
加えず、トランクルーム4内に侵入した排気音を
その周波数特性を変えた上で車室3内部に導入し
ているので、車外騒音レベルが上昇することはな
く、車外での静粛性を向上維持することができ
る。
加えず、トランクルーム4内に侵入した排気音を
その周波数特性を変えた上で車室3内部に導入し
ているので、車外騒音レベルが上昇することはな
く、車外での静粛性を向上維持することができ
る。
また、ケース9内の両振動膜10,11により
排気音導入管7内での空気の流通が遮断されてい
るので、該排気音導入管7を通して車室3内に空
気が出入することはなく、車室3の換気に悪影響
を及ぼすことはない。
排気音導入管7内での空気の流通が遮断されてい
るので、該排気音導入管7を通して車室3内に空
気が出入することはなく、車室3の換気に悪影響
を及ぼすことはない。
第3図は第2実施例を示し(尚、第2図と同じ
部分については同じ符号を付してその詳細な説明
を省略する)、遮音バルブ13′のタイプ及び配置
位置を変えたものである。
部分については同じ符号を付してその詳細な説明
を省略する)、遮音バルブ13′のタイプ及び配置
位置を変えたものである。
すなわち、本実施例では、遮音バルブ13′を、
アクチユエータ16による直接駆動によりケース
9′内をスライドしてケース9′側壁に設けた排気
音導入口9a′を開閉するスライドバルブで構成
し、該バルブ13′により高周波吸音材12及び
振動膜10,11を通過する前の排気音を断続す
るようにしている。したがつて、本実施例でも上
記第1実施例と同様の作用効果を奏することがで
きる。
アクチユエータ16による直接駆動によりケース
9′内をスライドしてケース9′側壁に設けた排気
音導入口9a′を開閉するスライドバルブで構成
し、該バルブ13′により高周波吸音材12及び
振動膜10,11を通過する前の排気音を断続す
るようにしている。したがつて、本実施例でも上
記第1実施例と同様の作用効果を奏することがで
きる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、種々の変形例をも包含するものであり、例
えば上記実施例では、排気音導入管7内に設ける
高周波吸音材12、振動膜10,11及び遮音バ
ルブ13,13′の位置を該導入管7の排気音導
入側端部としたが、導入管7の中間部又は排気音
送出側端部(車室3側端部)に変更してもよい。
また、これらの吸音材12、振動膜10,11及
び遮音バルブ13,13′の各々の位置を別々に
してもよく、また各々の配置順序を自由に変更し
てもよく、いずれの場合でも上記実施例と同様の
作用効果を奏することができる。
なく、種々の変形例をも包含するものであり、例
えば上記実施例では、排気音導入管7内に設ける
高周波吸音材12、振動膜10,11及び遮音バ
ルブ13,13′の位置を該導入管7の排気音導
入側端部としたが、導入管7の中間部又は排気音
送出側端部(車室3側端部)に変更してもよい。
また、これらの吸音材12、振動膜10,11及
び遮音バルブ13,13′の各々の位置を別々に
してもよく、また各々の配置順序を自由に変更し
てもよく、いずれの場合でも上記実施例と同様の
作用効果を奏することができる。
また、上記実施例では、排気音導入管7の排気
音導入口9a,9a′を消音器6に対応するトラン
クルーム4内床面上に配置したが、トランクルー
ム4床面(車体パネル)を貫通させて車体外部の
消音器6近傍に配置すれば、排気音導入管7に導
入される排気音の音圧レベルが上昇するので加速
感を向上させる効果が大きい。その場合、上記の
如く振動膜10,11が空気の流通を遮断するの
で、排気管5から車外に排出された排気ガスが車
室3内に侵入する虞れはない。
音導入口9a,9a′を消音器6に対応するトラン
クルーム4内床面上に配置したが、トランクルー
ム4床面(車体パネル)を貫通させて車体外部の
消音器6近傍に配置すれば、排気音導入管7に導
入される排気音の音圧レベルが上昇するので加速
感を向上させる効果が大きい。その場合、上記の
如く振動膜10,11が空気の流通を遮断するの
で、排気管5から車外に排出された排気ガスが車
室3内に侵入する虞れはない。
さらに、排気音導入管7は上記実施例の如くト
ランクルーム4内に限定して設ける必要がなく、
要は、一端が車室3内に、他端が車室3外に好ま
しくはエンジンの排気系付近にそれぞれ開口する
ように設ければよいのである。
ランクルーム4内に限定して設ける必要がなく、
要は、一端が車室3内に、他端が車室3外に好ま
しくはエンジンの排気系付近にそれぞれ開口する
ように設ければよいのである。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案によれば、一端が
車室内に、他端が車室外にそれぞれ開口する排気
音導入管を設けるとともに、該導入管に、排気音
から高周波成分を吸収除去する高周波吸音材と、
排気音導入管内を空気が流通するのを遮断する振
動可能な振動膜と、導入管を開閉する遮音バルブ
とを配設し、エンジンの加速運転時、排気音導入
管を通して、高周波成分を除去したエンジンの加
速排気音を車室内に導入するようにしたことによ
り、車外騒音を増大させることなく、しかも車室
に対する換気不良や車室内への排気ガスの流入等
を招来することなく、加速運転時に、不快な高周
波成分がなくて快い低周波成分のみを有する排気
音を車室内の乗員に伝えることができ、よつて乗
員が排気音に基づいて体感する加速感を向上させ
て、乗員に心地良い運転感を付与することができ
るものである。
車室内に、他端が車室外にそれぞれ開口する排気
音導入管を設けるとともに、該導入管に、排気音
から高周波成分を吸収除去する高周波吸音材と、
排気音導入管内を空気が流通するのを遮断する振
動可能な振動膜と、導入管を開閉する遮音バルブ
とを配設し、エンジンの加速運転時、排気音導入
管を通して、高周波成分を除去したエンジンの加
速排気音を車室内に導入するようにしたことによ
り、車外騒音を増大させることなく、しかも車室
に対する換気不良や車室内への排気ガスの流入等
を招来することなく、加速運転時に、不快な高周
波成分がなくて快い低周波成分のみを有する排気
音を車室内の乗員に伝えることができ、よつて乗
員が排気音に基づいて体感する加速感を向上させ
て、乗員に心地良い運転感を付与することができ
るものである。
図面は、本考案の実施例を示すもので、第1図
は第1実施例を示す全体概略説明図、第2図は同
要部拡大説明図、第3図は第2実施例を示す第2
図相当図である。 3……車室、4……トランクルーム、6……消
音器、7……排気音導入管、9,9′……ケース、
9a,9a′……排気音導入口、10,11……振
動膜、12……高周波吸音材、13,13′……
遮音バルブ、16……アクチユエータ、17……
加速センサ、19……遮音バルブ制御装置。
は第1実施例を示す全体概略説明図、第2図は同
要部拡大説明図、第3図は第2実施例を示す第2
図相当図である。 3……車室、4……トランクルーム、6……消
音器、7……排気音導入管、9,9′……ケース、
9a,9a′……排気音導入口、10,11……振
動膜、12……高周波吸音材、13,13′……
遮音バルブ、16……アクチユエータ、17……
加速センサ、19……遮音バルブ制御装置。
Claims (1)
- 一端が車室内に、他端が車室外にそれぞれ開口
する排気音導入管と、該排気音導入管内に設けら
れ、車室外から排気音導入管に導入される排気音
から高周波成分を吸収除去する高周波吸音材と、
上記排気音導入管内に設けられ、該管内を空気が
流通するのを遮断して振動可能な振動膜と、上記
排気音導入管を開閉する遮音バルブと、該遮音バ
ルブをエンジンの加速運転時に開くように制御す
る遮音バルブ制御装置とが設けられていることを
特徴とするエンジンの排気音制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1343283U JPS59119914U (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | エンジンの排気音制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1343283U JPS59119914U (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | エンジンの排気音制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59119914U JPS59119914U (ja) | 1984-08-13 |
JPS6342671Y2 true JPS6342671Y2 (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=30144817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1343283U Granted JPS59119914U (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | エンジンの排気音制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59119914U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009132300A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車の排気音導出構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55119240U (ja) * | 1979-02-17 | 1980-08-23 |
-
1983
- 1983-01-31 JP JP1343283U patent/JPS59119914U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59119914U (ja) | 1984-08-13 |
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