JPS6342421Y2 - - Google Patents

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JPS6342421Y2
JPS6342421Y2 JP1981085798U JP8579881U JPS6342421Y2 JP S6342421 Y2 JPS6342421 Y2 JP S6342421Y2 JP 1981085798 U JP1981085798 U JP 1981085798U JP 8579881 U JP8579881 U JP 8579881U JP S6342421 Y2 JPS6342421 Y2 JP S6342421Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、透明な導電材料が塗布されている
フイルムの変位を利用して接点を開閉するフレキ
シブルなフイルム群で構成される透明キーボード
スイツチにおいて、このフレキシブルな透明キー
ボードスイツチをリジツト(rigid)な透明な基
板上に固定する場合、フレキシブルな透明キーボ
ードスイツチの固定電極群が形成されているフイ
ルムの裏面とリジツトな透明な基板との部分的な
密着にともなう光の透過率の変動を防止するため
に、この両者の間に可動、固定電極群間に挿入し
たスペーサと同一形状のスペーサを介在させて空
隙を設けて積層した透明キーボードスイツチに関
する。
第1図は従来の透明キーボードスイツチを示す
図であり、第1図a,c,eはそれぞれ各種構成
部品の平面図であり、第1図b,d,fはそれぞ
れの断面図であり、第1図gは透明キーボードス
イツチ全体の断面図である。
これらの第1図aないし第1図gにおいて、1
は応力により容易に変位する透明な絶縁性フイル
ムであり、この絶縁性フイルム1上に可動電極群
2が設けられている。可動電極群2は金属酸化物
などの非常に薄い透明な導電性膜によつて形成さ
れている。
また、3は可動電極群2上の一部分である可動
接点であり、4は可動電極群2上の可動接点3以
外の部分であるパターンである。
一方、上記絶縁性フイルム1の可動電極群2が
設けられた側において、この可動電極群2がスペ
ーサ5が接しており、このスペーサ5は可動接点
3に対応する部分に貫通した穴の部分6と、この
穴の部分6以外の枠の部分7を有している。
このスペーサ5の他面に絶縁性ガラス8が接し
ている。この絶縁ガラス8上に固定電極群9が設
けられている。固定電極群9はスペーサ5上の穴
の部分6を通じて、可動電極群2と接するように
設けられた金属酸化物などの非常に薄い透明な導
電性膜で形成されている。
また、この固定電極群9上に固定接点10を有
している。この固定接点10は可動接点3と対応
する固定電極群9上の部分であり、また、11は
固定接点10以外の部分のパターンを示す。
このように構成された従来の透明キーボードス
イツチにおいて、外部より加わる応力によつて絶
縁性フイルム1が下方へ押されると、これに固着
されている可動電極群2上の可動接点3も下方へ
移動する。このため、可動接点3と固定接点10
とが当接し、回路をオンさせる。
また、絶縁性フイルム1へ加わる外部応力が減
少すると、この絶縁性フイルム1の変位が元の状
態に戻り始めるので、遂にはオフする。
このような従来の透明キーボードスイツチで
は、固定側電極として、金属酸化物などの非常に
薄い透明な導電性膜が塗布されている透明導電性
ガラスを採用している関係上、割高なスイツチと
なつたり、ガラスが破損し易いなどの欠点があつ
た。
ところで、透明導電性ガラスが10000(円/m2
以上であるのに対し、基材がガラスの代わりにフ
イルムである透明導電性フイルムの価格は1000
(円/m2)以上と安価である。
したがつて、上記の欠点を改善するためには、
可動側、固定側電極とも透明電極フイルムを採用
することが不可欠である。一般的には、透明導電
性ガラスに比べて、透明導電性フイルムの方が性
能力に劣るという評価を受けているが、ある負荷
領域においては、前者に比べて信頼性が劣ると云
うことがなく、同等とみなせる。
このような負荷領域において、上記の透明キー
ボードスイツチを使用するわけであるが、この透
明キーボードスイツチはフレキシブルなフイルム
のみで構成されており、リジツトで透明な基板に
固定する必要がある。
この場合、ストローク、動作力の均一化ならび
にデザイン的理由などにより、固定電極群が形成
されている固定側フイルムと、上記リジツトな透
明基板とは当接した状態で積層する。
このため、上記構成部品が部分的に密着したま
まとなり、その個所がにじんで見える(光の透過
率の変動による)。換言すれば、タツチ面上での
(スペーサの穴の部分と対応する絶縁性フイル上)
の透過率が場所によつて大きくばらついてしま
い、タツチ面を通して下方を透視する透明キーボ
ードスイツチとしては構造上まずく、改善すべき
事柄であつた。
この考案は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、固定側フイルムと基板との間に
も可動、固定電極群間に介在させたスペーサと同
様のスペーサを挿入して積層することにより、こ
の両者間のスペーサの厚さ分だけの空隙が生じ、
これが密着したままとはならず、透過率の変化が
生じることがなく、透明性のすぐれ、しかもタツ
チ感触もすぐれた透明キーボードスイツチを提供
することを目的とする。
以下、この考案の透明キーボードスイツチの実
施例について説明するが、実施例の具体的な説明
に先立ち、まず、この考案の理解を容易にするた
めに、この考案の背景について概述することにす
る。
上記のタツチ面の透過率の不均一性を改善する
ための代替として、表面状態を多少荒らしたフイ
ルムを介して基板上に積層しても、タツチ面上の
透過率の不均一は改善される。
しかし、この表面を荒らしたフイルムの透明性
は表面が平滑なフイルムに比べて劣り、タツチ面
上の透明性を第1義とする透明キーボードスイツ
チにおいては、これでは不備であると云わざるを
得ない。
そこで、この考案は、可動側電極として、透明
導電性ガラスをそれぞれ採用している一般的な透
明キーボードスイツチが原価低減化の目的で可
動、固定側電極ともに安価な透明導電性フイルム
を応用し、これらフレキシブルな電極群を支持す
るために透明でかつリジツトなアクリル板などの
基板に電極群を固定する安価なキーボードスイツ
チにおいて、タツチ面上の光の透過率が均一でか
つ透明性がすぐれている良好なものを得ようとす
るものである。
さて、第2図はこの考案の透明キーボードスイ
ツチの構成を示す図であり、第2図a,c,e,
g,iはそれぞれ各種部材の平面図であり、第2
図b,d,f,h,gはそれぞれの断面図であ
り、さらに、第2図kは全体の構成を示す断面図
である。これらの第2図aないし第2図kにおい
て、符号1〜7で示す部分は第1図aないし第1
図gと同一であり、その説明を省略する。
12はスペーサ5の他面と接する絶縁性フイル
ムであり、この絶縁性フイルム12上に固定電極
群13が設けられている。固定電極群13はスペ
ーサ5の穴の部分6を通じて可動電極群2と接す
るように設けられ、金属酸化物などの非常に薄い
透明な導電性膜からなるものである。
また、14は可動接点3と対応する固定電極群
13上の部分である固定接点であり、この固定電
極群13上の固定接点14以外の部分がパターン
16となつている。
さらに、絶縁性フイルム12上の固定電極13
が形成された面と反対側の面にスペーサ16が当
接しており、このスペーサ16はスペーサ5と同
一形状をなしている。このスペーサ16の穴の部
分17以外は枠の部分18となつている。
スペーサ16の他面には基板19が接してい
る。基板19は透明でかつリジツトな基板であ
る。
次に、以上のように構成されたこの考案の透明
キーボードスイツチにおいても、従来の透明キー
ボードスイツチ同様、外部からの応力で絶縁性フ
イルム1がスペーサ5を介して、下方へ変位する
と、この絶縁性フイルム1に固着されている可動
接点3もスペーサ5を介して変位するため、固定
接点14との空隙が減少し、ついには可動接点3
と固定接点14とが当接し、オンする。
この時点では、まだ固定接点14が形成されて
いる絶縁性フイルム12と基板19との間には空
隙が存在しているが、絶縁性フイルム1に加わる
応力が増加すると、この空隙、つまり、スペーサ
16の穴を介して絶縁スペーサ1が変位し、基板
19に密着するまでこれは継続される。
また、絶縁性フイルム1に加わる外部応力が減
少すると、絶縁性フイルム12と基板19との間
に空隙ができる。さらに、外部応力が減少する
と、絶縁性フイルム12上に形成されている固定
接点14と絶縁性フイルム1上に形成されている
可動接点3とが離れ始め、ついにはオフする。
このように、絶縁性フイルム1へ加わる応力が
ゼロの状態(定常状態)であつても、タツチ面上
の光の透過率を変動させる原因であつた絶縁性フ
イルム12と基板19との密着が起こらず、この
透明キーボードスイツチのタツチ面上の透明性に
ついては全く問題のないものになる。
以上詳述したように、この考案の透明キーボー
ドスイツチによれば、絶縁性フイルムと基板との
間に新たなスペーサを挿入したので、絶縁性フイ
ルムと基板との定常状態における密着を防止する
ことができる。したがつて、従来のようなタツチ
面上の光の透過率の不均一性がなくなり、均一な
しかも透明性のすぐれた透明キーボードスイツチ
を得ることができる。
また、透明導電性ガラスを採用した高価な透明
キーボードスイツチと比較しても性能的に劣ら
ず、原価低減効果も大きく、しかも、他方の絶縁
性フイルムと基板との間に空隙を設けてあるた
め、接点がオンするまでの応力特性(押圧と変位
との関係)と、さらに、変位した基板に当接する
までの応力特性とが大きくなるため、タツチ感触
のすぐれたキーボードスイツチになると云う利点
も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の透明キーボードスイツチおけ
る絶縁性フイルムの平面図、第1図bは第1図a
の断面図、第1図cは従来の透明性キーボードス
イツチにおけるスペーサの平面図、第1図dは第
1図cの断面図、第1図eは従来の透明キーボー
ドスイツチにおける絶縁性ガラスの平面図、第1
図fは第1図eの断面図、第1図gは従来の透明
キーボードスイツチの全体の断面図、第2図aは
この考案の透明キーボードスイツチにおける絶縁
性フイルムの平面図、第2図bは第2図aの断面
図、第2図cはこの考案の透明キーボードスイツ
チにおけるスペーサの平面図、第2図dは第2図
cの断面図、第2図eはこの考案の透明キーボー
ドスイツチにおける他方の絶縁性フイルムの平面
図、第2図fは第2図eの断面図、第2図gはこ
の考案の透明キーボードスイツチにおける他方の
スペーサの平面図、第2図hは第2図gの断面
図、第2図iはこの考案の透明キーボードスイツ
チにおける基板の平面図、第2図jは第2図iの
断面図、第2図kはこの考案の透明キーボードス
イツチの全体の断面図である。 1,12……絶縁性フイルム、2……可動電極
群、3……可動接点、5,16……スペーサ、1
3……固定電極群、14……固定接点、19……
基板。なお、図中同一符号は同一または相当部分
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外部応力に応じて容易に変位する透明な第1の
    絶縁性フイルム上に設けられ透明な導電性材料か
    らなる可動電極群と、一方の面が上記第1の絶縁
    性フイルムの可動電極群側の面と当接しかつこの
    可動電極群と対応する部分に貫通した穴のある絶
    縁性フイルムによる第1のスペーサと、この第1
    のスペーサの他面と当接した透明な第2の絶縁性
    フイルム上でかつ上記可動電極群と交差する方向
    に設けられた透明な絶縁性材料による固定電極群
    と、リジツトな基板と、この基板と上記第2の絶
    縁性フイルムとの間に挿入された第2のスペーサ
    とよりなる透明キーボードスイツチ。
JP1981085798U 1981-06-11 1981-06-11 Expired JPS6342421Y2 (ja)

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JP1981085798U JPS6342421Y2 (ja) 1981-06-11 1981-06-11

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JPS57197135U JPS57197135U (ja) 1982-12-14
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103584A (en) * 1978-01-25 1979-08-15 Brady Co W H Flexible touch switch

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4899462U (ja) * 1972-02-25 1973-11-24

Patent Citations (1)

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JPS54103584A (en) * 1978-01-25 1979-08-15 Brady Co W H Flexible touch switch

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