JPS6342345B2 - - Google Patents

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JPS6342345B2
JPS6342345B2 JP57016651A JP1665182A JPS6342345B2 JP S6342345 B2 JPS6342345 B2 JP S6342345B2 JP 57016651 A JP57016651 A JP 57016651A JP 1665182 A JP1665182 A JP 1665182A JP S6342345 B2 JPS6342345 B2 JP S6342345B2
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JP
Japan
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recording
signal
track
modulated
information signal
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JP57016651A
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English (en)
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JPS57147170A (en
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Toshio Kaneshiro
Keiji Ozawa
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Priority to JP57016651A priority patent/JPS57147170A/ja
Publication of JPS57147170A publication Critical patent/JPS57147170A/ja
Publication of JPS6342345B2 publication Critical patent/JPS6342345B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/14Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam specially adapted to record on, or to reproduce from, more than one track simultaneously

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は情報信号記録媒体の記録方式に係り、
主要情報信号の種類の加何を問わず、しかも主要
情報信号を欠落させることなくトラツキング制御
用参照信号を同一条件で記録し得、更には情報信
号記録媒体の信号記録深さを記録ビームの散乱、
反射等があつても全体として一様に記録し得る記
録方式を提供することを目的とする。 本出願人は先に特願昭51−38809号及びその分
割出願により、複数本の被変調ビームのうちの一
方の被変調ビームを用いて主要情報信号を記録媒
体上に幾何学的形状の変化として螺旋状又は同心
円状の主トラツクに連続的に記録すると共に、こ
の主トラツクの各トラツク中心線間の略中間部分
にトラツキング制御のための参照信号を他方の被
変調ビームにより記録し、これを再生する方式を
提案した。これにより、再生時は光ビーム、走査
針等の再生走査子(信号変換体)により周知の方
法で再生された再生信号中、上記主トラツクの両
側部分から再生された参照信号を弁別再生し、こ
れを基にしてトラツキング制御信号を得て、トラ
ツキング制御動作を行ないつつ主トラツク主要情
報信号を再生する。このような本出願人の提案方
式によれば、針案内溝を不要にできるので、特に
静電容量変化検出型の記録媒体に適用した場合
は、走査針の上記記録媒体に対する摺接面積を大
にしえ、もつて走査針及び記録媒体の長寿命化を
図り得、また記録信号が映像信号の場合は静止画
再生、スローモーシヨン再生、クイツク再生、高
速頭出し、アドレス符号によるランダムアクセス
等の各種の特殊再生を行ない得、記録信号が音声
信号の場合はそれをPCM記録あるいはマルチチ
ヤンネル記録する場合にも、選曲時の高速トラツ
ク位置探し、ランダムアクセス等を任意自在に行
ない得る等の特長を有する。 しかして、いま上記トラツキング制御用参照信
号として、互いに異なる単一周波数のfp1・fp2
用い、これらを回転記録媒体の1回転周期毎に順
次巡回的に切換えて記録した場合には、上記参照
信号fp1,fp2の切換位置に対応して再生時のイン
デツクスパルスとして第3の参照信号fp3を記録
し、再生時は参照信号fp3を弁別再生してこれに
基き再生参照信号fp1,fp2のトラツキング制御極
性を1回転周期毎に切換えることが不可欠であ
る。従つて、トラツキング制御を安定に行なうた
めには、上記参照信号fp3の安定な再生が不可欠
であり、再生参照信号fp3が乱されてしまつたり、
大なるレベル変動を伴つたり、あるいは何らかの
原因で検知再生されなかつた場合は、再生走査子
のfp1・fp2の制御極性に対する順次のトラツキン
グ制御方向が定まらないこととなり、よつてトラ
ツキングサーボが安定に行なわれず、例えば走査
針はその都度、針飛び現象を発生し、再生品位を
著しく損なつてしまう。 また本出願人の上記提案になる方式においても
前記主要情報信号として、音声信号のみをマルチ
チヤンネル又は長時間更にはPCMにより充分広
いダイナミツクレンジにより超ハイフアイに記録
した所謂オーデイオ・デイスクと、テレビジヨン
信号を記録した所謂ビデオ・デイスクとを、少な
くとも同一の再生装置により、必要なアンプ系を
付加することのみにより機構系を一切変更するこ
となく上記オーデイオ・デイスク、ビデオ・デイ
スクの夫々が互換性を伴つて再生できることが最
も望ましい。従つて、本出願人の上記提案方式が
上記の要求を満たすためには、映像信号の周期
性、音声信号の非周期性の如何に拘らず、トラツ
キング制御用参照信号fp1・fp2は勿論のこと、参
照信号fp3の記録についてもオーデイオ・デイス
クとビデオ・デイスクとで条件を揃える必要があ
る。 更に、参照信号fp3は上記の如く安定に再生す
る必要があることは勿論であるが、再生信号から
の弁別再生はできるだけ簡単な回路構成により、
常時安定確実に検出することが望ましい。 また更に、走査針の電極部幅が主トラツクのト
ラツク幅よりも充分に狭い場合、あるいは光ビー
ムスポツト径が主トラツクのトラツク幅よりも充
分に小なる場合であつても、上記の参照信号fp3
は安定確実に再生されなければならない。すなわ
ち、例えば主トラツクを幾何学的形状の変化とし
て記録形成され、かつ、fp3がfp1,fp2と同時に主
トラツクの各トラツク中心線間の略中間部分に記
録された表面が平坦なデイスクを、走査針の相対
的走査により静電容量の変化として読取り再生す
る場合、トラツキングサーボの性能は、改善度が
60dB(1000:1)でデイスクに400μmの偏芯があ
るとしたときは追従精度が0.4μmであることが本
出願人の実験により確められている。すなわち、
走査針を主トラツク上を電子的に追従制御させる
トラツキング制御装置としては、主トラツクの理
想中心線を追従せしめることが好ましいが、実際
には完全な追従制御は行なわれず、主トラツクの
上を走査針が0.4μm程度蛇行しつつトラツキング
制御が行なわれることになる。このため、走査針
のデイスクと摺接する部分の電極部幅は、主トラ
ツクのトラツクピツチ(本明細書においてトラツ
クピツチとは相隣る主トラツク走査中心線間のト
ラツク幅方向上の距離をいう)よりも、少なくと
も0.4μm以上狭くしなければ相隣る主トラツクを
跨いで同時再生することになり、再生信号にビー
ト妨害をもたらしてしまうことは明らかである。
しかして、走査針の電極部幅としては、生産上の
バラツキ又は走査針の摩耗による電極部幅の変化
等を勘案して電極部幅に対する余裕を見込む必要
があり、本出願人の実験試作結果では一例として
直径30cmのデイスクの片面から、回転数900rpm
で60分の主要情報信号が再生されるべく主要情報
信号及び参照信号fp1,fp2及びfp3を記録する場合
は、トラツクピツチを1.4μm、走査針の電極部幅
を0.4〜1.0μmとしている。 しかしながら、上記のようにトラツクピツチよ
りも小なる電極部幅を有する走査針を用いて前記
表面が平坦なデイスクを再生する場合は、参照信
号fp3が主トラツクに記録されていないので、そ
の再生状況が極めて不安定であり、トラツキング
状況とも関連して常時レベル変動を伴い、極端な
場合はfp3の再生レベルがノイズレベルまで落込
んで消失してしまう。従つて、参照信号fp1,fp2
の所定位置でのスイツチングが行なわれず、また
後述する特殊再生時の走査針のトラツク幅方向上
の強制的移送動作(以下キツク動作という)も行
なわれないので、トラツキングサーボは機能が乱
されてしまい、安定なトラツキング制御が行なわ
れないことは明らかである。 なお、主要情報信号が映像信号の場合、参照信
号fp3をデイスク1回転宛1回ずつその垂直帰線
消去期間(以下V.BLKと記す)に重畳して主ト
ラツクに記録すると、上記のトラツクピツチに対
して電極部幅の狭い走査針を用いても参照信号
fp3を安定に再生できるが、映像信号を復調後に
分離する必要があるので再生弁別回路が若干複雑
となり、また前記したオーデイオ・デイスクとビ
デオ・デイスクとの互換再生にあたつて、参照信
号fp3に対する互換性がとれない。 本発明は、上記の全ての要求を満たすものであ
り、以下その各実施例について図面と共に説明す
る。 第1図は本発明になる情報信号記録媒体の記録
方式の一実施例のブロツク系統図、第2図は上記
記録方式の要部に適用しうる、本出願人が先に特
願昭52−25262号で提案した信号処理系のブロツ
ク系統図で、第1図と同一部分には同一符号を付
してある。いま説明の便宜上、NTSC方式カラー
映像信号を音声信号と共にデイスクに記録する場
合を例にとつて説明するに、第1図中、入力端子
1にはNTSC方式カラー映像信号の色副搬送波周
波数3.579545MHzの信号fSCが入来し、分周回路
2,3及び4に夫々供給される。分周回路2によ
り1/5周波数逓降されて取り出された715.909kHz
の単一周波信号はゲート回路5に供給される。ま
た分周回路3により1/7周波数逓降されて取り出
された511.36357kHzの信号はゲート回路6に供給
される。また分周回路4により1/13周波数逓降さ
れて取り出された275.34961kHzの信号はゲート回
路7に供給される。ここで、上記ゲート回路5,
6,7には夫々端子8,9,10よりゲートパル
スが印加されており、例えば後述する記録原盤の
1回転宛2フレームの映像信号を記録する場合に
は、第3図A,C及び第4図Aに示す記録すべき
カラー映像信号から垂直同期信号75を分離し、
これを1/4カウントダウンして得た2フレーム周
期の第3図Bに示すパルスと、入力カラー映像信
号から同期信号部分を分離して、同図Cに76で
示す水平同期信号を分離して1H(Hは水平走査期
間)周期毎に出力せしめ、そのパルス幅が記録す
べきカラー映像信号の水平帰線消去期間(以下、
H.BLKと記す)に位相同期したパルスとされた
ものが2フレーム周期毎に交互に用いられる。な
お、トラツクキング制御用参照信号が第3図Cに
77で示すカラーバースト信号に影響を及ぼすこ
とのないよう、上記のパルス幅が選定されてい
る。これにより、ゲート回路5よりトラツキング
制御用参照信号fp1が第3図C,D及び第4図A,
Eに夫々示す如き時間位相関係で2フレーム期間
(1/15秒)出力され、引続いてゲート回路6より
トラツキング制御用参照信号fp2が第3図C,D
及び第4図A,Eに夫々示す如き時間位相関係で
2フレーム期間出力され、以下同様に、順次fp1
fp2が2フレーム毎に交互に出力される。 ここで、上記信号fp1,fp2の切換位置に対応し
て再生時のインデツクスパルスとして第3の参照
信号fp3がゲート回路7より出力される。この場
合、記録すべき主要情報信号が映像信号の場合に
は、静止画像再生あるいはスローモーシヨン再生
等の特殊再生を行なううえからはV.BLK部分で
キツク動作制御を行なう必要があるため、参照信
号fp3は後述する如く周波数変調された映像信号
のV.BLK部分に対応する位相関係で重畳記録さ
れる。第4図Aは記録すべきカラー映像信号の
V.BLK部分を示し、垂直同期信号後の等化パル
ス部分に生成せしめられるゲートパルス(同図B
に示す)が端子10に3H期間断続的に印加せし
められる。これにより、第1図に示すゲート回路
7より第4図Cに示す如き単一周波数の参照信号
fp3がデイスク1回転周期毎に、V.BLK部分に対
応して3H期間バースト状に出力され、出力端子
13より混合器15に供給され、ここで入力端子
14よりのNTSC方式カラー映像信号及び音声信
号が重畳後、周波数変調されてなる被周波数変調
信号に重畳される。この被周波数変調信号に対す
る参照信号fp3の重量比率は約5〜10%である
(fp3を正弦波形で記録した場合、fp3が音声信号に
与える悪影響は、この重量比率によれば一切検知
されないことが確認されている。 なお、第3の参照信号fp3は垂直同期信号の3H
期間に対応する期間に記録するようにしてもよ
い。 一方、前記ゲート回路5,6より出力された参
照信号fp1,fp2は混合器11で時系列的に混合さ
れた後出力端子12より出力される。 ここで、上記の参照信号fp1,fp2,fp3の生成手
段につき第2図と共に更に詳細に説明する。1
6,17は夫々音声信号源で、これより出力され
た音声信号は周波数変調器18,19に供給さ
れ、3.43MHz±75kHz、3.73MHz±75kHzの音声キ
ヤリアfA1,fA2に変調される。従つて、音声キヤ
リアfA1,fA2は、NTSC方式のカラーテレビジヨ
ン信号の搬送色信号の帯域(3.58MHz±500kHz)
内になるが、他の周波数を選ぶことは勿論可能で
ある。これらの周波数は分離した輝度信号と帯域
が重ならないよう、この輝度信号上限周波数より
も高い周波数に選定されるが、記録、再生される
他の信号等とのかねあいや記録再生のし易さ等の
点を勘案してあまり高くない周波数、例えば3M
Hz〜4MHz程度の周波数が選ばれる。 一方、20はカラー映像信号源で、これより取
り出された例えばNTSC方式カラー映像信号は輝
度信号クシ型フイルタ21及び搬送色信号クシ型
フイルタ22に夫々供給される。上記クシ型フイ
ルタ21は、後述の2.56MHzに低域変換された搬
送色信号を帯域共用多重するために、2MHz以上
の帯域でクシ型フイルタ動作を行ない、その出力
である分離した輝度信号を低域フイルタ23に供
給する。低域フイルタ23は輝度信号の上限周波
数を約3MHzに帯域制限する。また、上記クシ型
フイルタ22より帯域3.58MHz±500kHzの搬送色
信号が取り出され、色副搬送波発生器24及び色
信号変換回路25の夫々の入力となる。色副搬送
波発生器24は周知の方法により低域フイルタ2
3の出力輝度信号より同期信号分離回路26で分
離された同期信号からつくられるバーストゲート
パルスと搬送色信号中のカラーバースト信号か
ら、搬送色信号の色副搬送波周波数に等しい周波
数fSC(NTSC方式カラー映像信号では3.579545M
Hz)の連続波を発生する。一方、上記色信号変換
回路25は、上記色副搬送波発生器24よりの連
続波の周波数を12/7にし、この信号と入力搬送色
信号とをビート変換して5/7×fSCの色副搬送波周 波数の低域変換された搬送色信号を出力する。 この低域変換された搬送色信号は、上記低域フ
イルタ23よりの帯域制限された輝度信号と混合
器27で帯域共用多重され、プリエンフアシス回
路28で適当なプリエンフアシスがかけられた
後、混合器29で前記音声キヤリアfA1,fA2と適
当なレベル関係で混合される。この混合信号は周
波数変調器30により映像信号のシンクチツプが
6.0MHz、ペデスタルが6.7MHz、ホワイトピーク
が8.3MHzとなるように周波数変調され、主要情
報信号として前記端子14より送り出される。 一方、同期信号分離回路26の出力同期信号
は、水平同期信号分離回路31及び垂直同期信号
分離回路32に夫々供給される。上記回路31で
分離された水平同期信号は、単安定マルチバイブ
レータ(以下MMと記す)33にトリガパルスと
して印加される。MM33の出力パルスはMM3
4にトリガパルスとして印加される。これによ
り、MM33で適当な位置に、またMM34で適
当な幅に調整されたパルスがMM34より取り出
され、後述するJ−kフリツプフロツプ46,4
9に夫々供給される。 一方、上記回路32で分離された垂直同期信号
はカウンタ35で1/4にカウントダウンされた後
MM36をトリガし、更にMM36の出力でMM
37をトリガする。これにより、上記と同様に、
MM36で適当な位置及びMM37で適当な幅と
された垂直同期周波数の1/4の周波数のMM37
のQ,出力パルスがJ−Kフリツプフロツプ
(以下J−KFFと記す)38のJ,K入力に供給
される。この位置は、インデツクス信号の抜き取
りが再生時に容易にできるよう、垂直同期信号の
直後の等化パルス等の垂直帰線期間内とされ、ま
たパルス幅は1H(Hは水平走査期間)乃至数H程
度(第4図の例では3H)に選定されている。 J−KFF38は同期信号分離回路26よりの
同期信号をクロツクパルスとして印加されるた
め、MM37の出力を同期信号で同期をとり直し
た信号を出力し、これをフリツプフロツプ(以下
FFと記す)39,ゲート回路40,41及び後
述のJ−KFF52に供給する。これにより、FF
39でカウントダウンされた出力は、4フイール
ド周期で論理「0」、「1」を繰り返す矩形波とな
る。この矩形波はゲート回路40,41に互いに
逆相のゲートパルスとして印加されJ−KFF3
8の出力パルス部分をゲート出力させる。 一方、単一周波数fSCの連続波は波形整形回路
42によりスイツチングされて矩形波とされた後
カウンタ43,44,45(第1図の分周回路
2,3,4に相当)に印加され、1/5、1/7、1/13
に夫々カウントダウンされる。カウンタ43より
取り出された繰り返し周波数が511.36357kHz(=
1/7×3.579545MHz)の信号は、J,K入力に前 記MM34のQ,出力が入力されているJ−
KFF46にクロツクパルスとして印加され、こ
れよりカウンタ43の出力で同期を取り直した
MM34の出力をゲート回路47に出力させる。
J−KFF46はカウンタ43の出力が水平同期
信号(輝度信号)に周波数インターリーブする関
係にあるため、MM34の出力に対して位相が変
化しており、同期をとり直すために設けられてい
る。 ゲート回路47の他の入力はゲート回路41の
出力とカウンタ43の出力であり、従つてゲート
回路47の出力は、4フイールド周期で水平帰線
期間中でかつJ−KFF38の出力幅を除いた期
間にカウンタ43の出力パルスが存在するような
信号となる。 ゲート回路47の出力はトリガパルスとして
MM48に印加され、ここでデユーテイサイクル
が50%となるようにしてトラツキング制御用参照
信号fp2が得られ前記混合器11に供給される。 また、上記カウンタ44より取り出された
715.909kHz(=1/5×3.579545MHz)の信号は、 上記と同様に、J−KFF49、ゲート回路40,
50及びMM51により4フイールド周期で水平
帰線期間(以下H.BLKとも記す)中でJ−KFF
38の出力幅を除いた期間デユーテイサイクル50
%のパルスとされ、トラツキング制御用参照信号
fp1として混合器11に供給される。 第3の参照信号fp3もほゞ同様にして生成され
るが、fp1,fp2と異なりJ−KFF38の出力パル
ス期間のみ275.34961kHz(=1/13×3.579545MHz) の信号fp3があらわれるように、カウンタ45の
出力はJ−KFF38の出力Q,をJ,K入力
としたJ−KFF52にクロツクパルスとして印
加される一方、ゲート回路53に印加される。ゲ
ート回路53はJ−KFF52の出力パルスをゲ
ートパルスとして上記カウンタ45の出力信号を
ゲート出力し、MM54をトリガする。これによ
りMM54よりデユーテイサイクルが50%とされ
た275.34961kHzのパルスが参照信号fp3として前
述した出力端子13より出力される。 次に記録系の光学系について説明するに、第1
図中、55はレーザー光源で、これより出射され
たレーザービームは反射鏡56で光路が変えられ
て光量調整用光変調器57を経た後、ハーフミラ
ー58を透過して光変調器59に供給されると共
に、一部はハーフミラー58で反射され光変調器
60に供給される。光変調器59には混合器15
より、前述した被周波数変調信号及びこの信号の
約5〜10%のレベルで重畳された参照信号よりな
る重畳信号が変調信号として印加されているた
め、この光変調器59よりこの重畳信号で変調さ
れた第1の被変調光ビームが出力される。この第
1の被変調光ビームは反射鏡61で反射され偏光
プリズム62を透過し、更に反射鏡63で反射さ
れて対物レンズ64に入射せしめられ、同期回転
しているガラス等の円盤状記録原盤65上に塗布
された感光剤に集点一致して集光される。 他方、出力端子12より取り出された1H周期
で、かつ、記録原盤65の1回転周期毎に切換え
られる参照信号fp1,fp2の時分割多重信号は、光
変調器60に変調信号として印加される一方、後
述する光量制御信号発生器66に供給される。こ
れにより、上記光変調器60より参照信号fp1
はfp2で変調された第2の被変調光ビームが取り
出され、反射鏡67で反射されて偏光プリズム6
2に導かれ、ここでその偏光面が上記第1の被変
調光ビームの偏光面より90゜ずらされる。偏光プ
リズム62よりの第2の被変調光ビームは上記第
1の被変調光ビームと共に反射鏡63で反射さ
れ、第1の被変調光ビームと略1/2トラツクピツ
チ離間するよう対物レンズ64を通り原盤65上
に集光される。 原盤65はターンテーブル68上に載置されて
おり、モータ69により例えば900rpmの回転数
で回転され、又原盤65、ターンテーブル68、
モータ69全体が移送機構(図示せず)により矢
印X方向に所定ピツチで連続的に移送される。こ
のため、原盤65上には上記第1、第2の被変調
光ビームにより外周より内周へ螺旋状のトラツク
で主要情報信号及び参照信号が記録される。 又原盤65及びターンテーブル68の上記矢印
X方向への移送と共に、ポテンシヨメータよりな
る変位位置検出器70より上記移送による変位位
置に応じた直流電圧が取り出される。この検出直
流電圧は直流増幅器71を介して上記光量調整用
光変調器57に印加され、レーザー光源55より
の光ビームの強度を原盤65上に集光する光ビー
ムスポツトの原盤65の半径方向上の位置に応じ
て制御する。これにより、光ビームの原盤65の
半径方向位置に応じた相対線速度の差の影響を受
けないよう補償される。 上記原盤65に照射される第1、第2の被変調
光ビームのスポツトの位置、形状、寸法、強度等
は後に説明するビツト配列となる様に選定されて
いる。また容量変化検出型デイスクの場合であつ
ても針案内溝は形成されない。 上記光量制御信号発生器66は参照信号fp1
fp2の存在期間(本実施例では記録すべきカラー
映像信号のH.BLK部分)のみそれ以外の期間に
比しレーザー光源55よりのレーザービームの強
度を弱めさせる制御信号を発生し、光量調整用光
変調器57に供給する。これにより、光変調器5
7を通つた光ビームは、参照信号の存在期間に相
当する期間のビーム強度が、それ以外の期間のビ
ーム強度より弱められている。 これにより、第1の被変調光ビームのみが記録
原盤65上に照射されて形成されたときのピツト
深さに対し、第1及び第2の被変調光ビームが
夫々同時に記録原盤65上に照射されて形成され
たときの主トラツクのピツト深さが散乱、反射等
の不要光により深くなるという現象を防止し得、
全体として一様な状態で記録が行なわれる。 上記の如く露光された原盤65を周知の現像処
理を施し、周知の製盤工程を経て記録済デイスク
が得られる。記録済デイスクは、例えばポリビニ
ルアセテート(PVAC)よりなる円盤基材に螺旋
状トラツクで上記ピツトを形成され、その上に電
極となる例えば400Åの厚さで金属被覆を形成さ
れ、更にその上に400Åの厚さの誘電体被膜を被
着されてなる。なお金属被覆を設ける代りに他の
材質により電極機能を有する様にされてもよい。 なお、レーザ光ビームの代りに電子ビームを用
いてもよい。又原盤65及びターンテーブル6
8、モータ69を矢印X方向に移送させる代り
に、原盤65にビームを照射する光学系を矢印X
と逆方向に移送させる構成としてもよい。 第5図は第1図及び第2図の記録系による記録
信号の周波数スペクトラムの一例を示す。1は周
波数変調された輝度信号の2.3MHzの搬送波偏移
周波数帯域で、faはシンクチツプに相当する6M
Hzの周波数、fbはペデスタルに相当する6.7MHz
の周波数、fcはホワイトピークに相当する8.3M
Hzの周波数を示す。また、L,Uは上記周波
数変調された輝度信号の下側波帯、上側波帯を示
す。L,Uは音声キヤリアfA1,fA2を更に周
波数変調した信号の下側波帯、上側波帯を示す。
ここで、音声キヤリアfA1,fA2は前述したように、
3.43MHzと3.73MHzの搬送波を音声信号で周波数
変調した信号であり、その周波数スペクトラムは
で示される。すなわち、音声信号は二度周波数
変調されている。 更には第2図に27で示す混合器で上限周波
数が約3MHzに帯域制限された輝度信号に帯域共
用多重化される低域変換された搬送色信号の帯域
を示し、本実施例では一例として2.5568178MHz
(=5/7fSC)±500kHzの帯域を占有している。ま
た、Vで示される帯域の低域変換された搬送色信
号が周波数変調されることによつて生じる第1側
波帯をVL,VUで、第2側波帯をVL,V
Uで夫々示す。 第5図中、実線であらわした周波数スペクトラ
ムがデイスクに記録される信号の周波数スペクト
ラムである。 なお、fp1,fp2,fp3は帯域VLの下側のあいて
いる周波数帯に位置する。参照信号と主要情報信
号の占有帯域を夫々分離することは、同一の再生
走査子で再生することから出てくる必要性であ
る。 参照信号fp1,fp2,fp3は、分周回路2,3,4
(カウンタ43,44,45)により、夫々水平
走査周波数の1/2の寄数倍に周波数が選定されて
いるので、輝度信号と周波数インターリーブの関
係にあり、また前記低域変換された搬送色信号帯
域Vとは帯域が異なる。従つて、fp1,fp2を連続
して記録するようにした場合は、映像信号に与え
るビート妨害を軽減するために、記録レベルをあ
る程度下げる必要があるが、十分にS/Nがとれ
る程度の記録レベルの確保は可能である。このよ
うに、fp1,fp2を連続信号で記録した場合、再生
時のトラツキングサーボの精度及び安定度が向上
する他にジツター検出も連続的に行なえるなどの
利点がある。 混合器15において、被周波数変調信号に所定
比率で参照信号を正弦波で重畳した後、平衡形振
幅制限器に通し所謂デユーテイサイクル・モジユ
レーシヨンをして矩形波の形態で光変調器59に
導き入れて記録してもよいが、本実施例のように
単に重畳してピツトの深さ変化として記録しても
よい。 第1図の本発明方式の一実施例により記録され
て得られたデイスクのトラツクパターンの各例に
ついて説明する。第6図はデイスクのトラツクパ
ターンの一例を示す図で、デイスク80上には一
例としてカラー映像信号及び音声信号が主トラツ
クを形成して1回転宛4フイールド分記録されて
おり、主トラツクの各トラツク走査中心線間の略
中間部分に前記トラツキング制御用参照信号fp1
fp2が1回転宛交互に、かつ、1H周期毎にH.BLK
部分に対応して記録されており、更に参照信号
fp3が参照信号fp1,fp2の記録切換位置に対応して
主トラツク上に記録されている。第6図中、a,
b,c,dはV.BLK部分を示し、各V.BLK部分
にはトラツク番号識別のためのアドレス符号が映
像信号に重畳記録されており、またfp1,fp2の記
録切換位置に対応するV.BLK部分aには、斜線
で示す位置に第3の参照信号fp3がインデツクス
パルスとして重畳記録されている。またV1,V2
V3,…,Vo-1,Voは夫々1回転の最初の映像信
号記録部分、V1′,V2′,V3′,…,Vo-1,Vo′は
夫々1回転の映像信号の記録終了部分を示す。す
なわち、V1を第1フイールドの最初の部分とす
ると、V1′は第4フイールドの最後の部分であり、
V2は第5フイールドの最初の部分となる。 次に第6図示のトラツクパターンを更に詳細に
説明するに、第7図Aは本発明方式により記録さ
れて得られた情報信号記録媒体の一例の一部拡大
平面図、同図Bは同図Aに示す一部を更に拡大図
示した平面図、同図Cは同図Bの−線に沿う
断面図を示す。第7図A〜Cにおいて、81はデ
イスク80aのピツトを形成されていない平面で
あり、案内溝は設けられていない(後述するデイ
スク80b,80cも同様)。ピツト82は上記
主要情報信号に応じて形成されており、第7図
A,Bではピツト82の各列よりなる主トラツク
t1,t2,t3の一部のみが拡大して示されている。
主トラツクt1,t2,t3,…は実際には一本の螺旋
状トラツクの各1回転相当分である。主トラツク
の各トラツク中心線間の略中間部分にfp1,fp2
参照信号が主トラツクのピツト深さよりも浅い深
さの断続するピツトにより1回転周期で交互に記
録されており、参照信号fp3がfp1,fp2の記録切換
位置83にインデツクスパルスとして記録されて
いる。主要情報信号が少なくとも映像信号よりな
る場合は、fp1,fp2は第7図Aに84で示す各H.
BLK部分に、またfp3は88で示す如くV.BLK部
分に記録されることは前述した通りである。第7
図A中、85は映像期間部分で、参照信号fp1
fp2,fp3はいずれも記録されない。 なおピツト82は第7図A,B中長円状で示し
ているが、実際にはピツト82全体に亘つて一様
な深さには形成されず、第7図Cに示す断面形状
を有する。第7図A,Bにおけるピツト82を区
画する線は第7図C中平坦面81に対しへこみ始
める境界線を示す。各トラツクt1,t2,t3……の
幅TWはピツト82の幅に等しく、トラツク縁線
t1a,t1b,t2a,t2b,t3a,t3b……は各ピツト82
の幅方向上の端部を仮想的に結ぶ線で示される。
なおピツト82の幅とはトラツクの長手方向に対
し直交する方向(即ちデイスクの半径方向)上の
幅を表わす。なお、各ピツトの断面形状は第7図
Cに示す形状に限られることなく、要はへこんで
いればよい。 なお、ピツト形状は実際にはこの様にきつちり
した形状にはならず、複雑な形状となるが、第7
図A〜C中では原理的に示す。 この例では、各トラツクの縁線の一方が隣るト
ラツクの縁線の他方に略一致する様に、即ち隣る
トラツクt1,t2,t3……が夫々隣接するように形
成されている。従つてトラツクピツチTpはトラ
ツク幅TWに略等しい。 ここで、上記の如く各主要情報信号トラツクが
略隣接して形成されるピツト配列であるため、前
記記録装置による原盤への光ビーム照射時に不要
ビームの影響を記録面全体に亘つて略一様とし
え、又各トラツク間にスペース部分が存在しな
い。このため、後述する走査針により走査再生を
行なつた際、針本体底面はデイスク面に略一様な
状態で摺接し、溝案内現像は発生しない。 又各トラツクが密接しているため、従来と同一
ピツチであれば、ピツト幅(トラツク幅)を大き
く設定できるため、S/N比が大となる。又ピツ
ト幅を従来と同じとすればトラツクピツチを小と
しうるため、記録容量が増大する。 なお、第7図A,Bにおいて、各トラツクが正
確に密接する様に原理的に図示されているが、実
際にはこの様にトラツクを正確に密接させてピツ
トを形成することは困難であり、例えば記録装置
において原盤65を矢印X方向に送る機構の送り
ネジピツチの不揃いによりデイスク半径方向上部
分的にトラツクが僅かに離間して形成される場合
もある。しかし、この場合も溝案内現象は実用上
発生せず、問題は生じない。要するに、設計思想
的に上記各トラツクを略密接させることを意図し
ていればよい。 ここで、再生系の非直線特性により主要情報信
号と参照信号とで発生する干渉歪が実用上支障の
ない程度迄減少せしめる様に構成してある。 例えば、主要情報信号がカラー映像信号の場
合、再生カラーテレビジヨン画像が実用上干渉歪
の影響のない正常な画像であるためには、再生カ
ラー映像信号が干渉歪よりも少なくとも28dB以
上高いレベルを有している必要がある。そしてこ
の様なレベル差関係を得るためには、再生主要情
報信号が再生参照信号よりも少なくとも10dB以
上高いレベルを有している必要がある。 そこで、主要情報信号ピツト82の幅、深さ
と、参照信号fp1,fp2のピツト86,87の幅、
深さとの関係を、再生参照信号レベルが上記レベ
ル差をもつて再生主要情報信号レベルよりも低く
なり、干渉歪が実用上問題となる程度に発生しな
い様にしている。但し再生参照信号レベルが低い
といつても正常なトラツキング制御動作をさせる
に必要な最低レベル以上であることは勿論であ
る。 この各ピツト82,86,87の幅、深さは、
主要情報信号、参照信号の周波数、再生走査針の
電極の幅、各ピツトの配置関係等を考慮して決め
られる。 上記レベル差を得る様にするには、主要情報信
号ピツト82の幅W1、深さD1、参照信号ピツ
ト86,87の幅W2,深さD2の関係を次の関
係の一方又は双方の状態とすればよい。 W1>W2、D1>D2 ここで、上記ピツト幅W1,W2、ピツト深さ
D1,D2の具体的値は、再生された主要情報信
号のレベルL1,再生された参照信号のレベルL
2が、L1>L2となり、しかも両信号のレベル
差(L1−L2)が少なくとも10dB以上とな
る様に定められる。 この様な値は、光変調器59,60より上記の
光路を通つて原盤65に照射される光ビームの強
度、エアリデイスク径を適宜に選定することによ
り実現できる。 第8図A,Bに示すデイスク80bにおいて
は、トラツク幅TWをトラツクピツチTPより大
に選定し、隣るトラツクの縁部をオーバラツプさ
せている。 第8図A,B中、第7図A〜Cに対応する部分
には同一符号を付して示し、説明を省略する。 デイスク80bもデイスク80aにおけると同
様の効果が得られる。又干渉歪の発生を防止する
べく、各ピツトの幅、深さを上記関係に選定する
ことも上記デイスク80aにおけると同様であ
る。 次に、上記デイスク80a,80bにおけるピ
ツト配列、形状の寸法の数値例を挙げる。
【表】
【表】 第9図は本発明記録方式により記録して得られ
た情報信号記録媒体の他の例の一部拡大平面図
で、同図中、第7図A〜Cと同一部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。第9図に示すデ
イスク80cは、主トラツクのトラツクピツチ
TPとトラツク幅TWとがTP>TWなる関係でピ
ツトが形成されている点がデイスク80a,80
bと異なる。 第10図は本発明方式により記録して得られた
情報信号記録媒体の更に他の例を示す一部拡大平
面図で、同図中、第7図A〜Cと同一部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。上記デイス
ク80a〜80cは、トラツクピツチTPとトラ
ツク幅との関係が夫々異なる場合の実施例であ
り、参照信号fp1,fp2,fp3の記録の仕方は同じで
ある。第10図に示すデイスク80dは一例とし
てトラツクピツチTPをトラツク幅TWに略等し
く形成すると共に(TP>TW又はTP<TWの場
合でもよい)、参照信号fp1,fp2のうちfp1は主トラ
ツクの各トラツク中心線間の略中間部分に記録
し、かつ、fp2については上記デイスク80a〜
80cとは異なり記録される映像信号の例えば
2H周期毎H.BLK部分に位相挿入して、主要情報
信号(この場合、映像信号)に適当なレベルで重
畳して同時に記録し、またfp3は前記デイスク8
0a〜80cと同様にデイスク80dの1回転周
期毎にV.BLK部分に記録し、再生時に参照信号
fp2の時間位相を基準にしてゲートパルスを生成
することにより、再生分離された参照信号fp1を、
このゲートパルスによつてゲートし、このゲート
出力によつてトラツクずれ方向を識別するように
構成したものである。すなわち、参照信号fp1
トラツキング制御用参照信号として、また信号
fp2はfp1を弁別ゲートするためのゲートパルス生
成用参照信号として記録再生するものである。 このデイスク80dのトラツクパターンを記録
形成するためには、第2図中、MM48の出力参
照信号fp2の混合器11に加えず、第1図に示す
混合器15に加え、ここで入力端子14よりの
FM信号と適当なレベルで重畳される。以下、第
1図で説明したと同様の動作により、原盤カツテ
イングが行なわれ、その原盤又はこれより複製さ
れたデイスク面上のトラツクパターンは第10図
に示す如く記録されれ、その結果相隣るトラツク
において、fp1,fp2の記録ピツト86,89が1H
宛ずれて記録される(84′は84のH.BLKの
1H次のH.BLKを示す)。デイスク80dは、参
照信号fp3は特殊再生時のキツクパルスとして使
用される。 次に、本発明記録方式により上記の如くにして
記録形成されたデイスクを再生する装置について
説明する。第11図は本出願人が先に特願昭52−
25260号で提案した再生装置の一例のブロツク系
統図を示す。第13図は斜視図を示す如く、デイ
スク80a〜80cのうち例えば前記デイスク8
0a上を相対的に摺接走査する後述する走査針9
0によつて電極128とデイスク80aとの間で
形成された静電容量の微弱変化として読取られた
デイスク80aからの再生信号は、この静電容量
の変化に応じて共振周波数が変化する共振回路を
有する前置増幅器91に供給されて所望レベルの
信号とされた後二分され、その一方は出力端子9
2より復調器(図示せず)に出力されて主要情報
信号が再生され、他方は低域フイルタ93で主要
情報信号記録帯域よりも低域周波数成分が分離
波された後AGC回路94に供給される。上記低
域フイルタ93は、AGC回路94が再生信号中
の主要情報信号の再生レベルや周波数特性によつ
て動作することがないよう、fp1,fp2,fp3の所要
の周波数成分だけを波するようにこれらの参照
信号を主要情報信号から分離するために設けられ
ている。 AGC回路94は参照信号レベルが常に所定レ
ベルを保ち、上記再生信号レベル変化を補正する
ようにしている。ただし、fp1,fp2の再生レベル
はトラツキングずれに応じて変化するので、この
変化を検出してトラツキング制御を行なう必要が
あるため、後述する如くAGC回路94は、fp1
fp2の夫々の再生レベルの和が常に所定の一定レ
ベルとなるように構成する必要がある。 AGC回路94の出力信号はfp1,fp2及びfp3
夫々急唆な通過周波数帯域の中心周波数を有する
帯域フイルタ95,96及び97に同時に供給さ
れる。帯域フイルタ95,96の出力再生参照信
号fp1,fp2は夫々第12図A,Bに示す如く、デ
イスク80aの再生時は夫々連続出力され、可変
抵抗器98,99により夫々所定レベルに揃えら
れて極性切換え回路100に供給され、少なくと
も通常再生時は第7図Aに83で示す位置(記録
主要情報信号が映像信号の場合はV.BLK部分)
を基準にして生成発生されるようにしたインデツ
クス(スイツチング)パルスを入力端子101か
ら印加してデイスク80aの1回転周期毎にfp1
fp2のスイツチングを行なう。実施例の場合は、
前述したようにデイスク回転数が900rpmである
ので、デイスク1回転宛2フレームの映像信号が
記録されているため、2フレーム(1/15秒)毎に
極性反転するスイツチングパルスにより、極性切
換え回路100より検波回路102には第12図
C′に示す信号とされて、また検波回路103には
同図Dに示す信号とされて供給される。 上記のスイツチングパルスは最も簡単な回路構
成によつて再生信号より弁別分離されるfp3より
得ることができる。すなわち、帯域フイルタ97
のみによつて再生信号から分離波された第12
図Eに示すfp3は、検波回路104に供給され、
ここで、ノイズ等の影響を受けないよう波形整形
された後、制御信号発生器105に印加される。
この制御信号発生器105は通常再生時はフリツ
プフロツプの出力と同等の出力を発生するよう構
成されており、従つてこの通常再生時は2フレー
ム毎に極性反転するパルス(矩形波)が発生出力
され、出力端子107より入力端子101に印加
される。特殊再生時はコントロールパネルスイツ
チ(図示せず)より入力端子106にコントロー
ルパルスが印加されて、制御信号発生器105よ
り、その再生モードに応じた適宜の周期のパルス
が入力端子101及び115に出力される。 検波回路102,103は入力参照信号を直流
電圧に変換し、差動増幅器108の夫々の入力端
子に供給する。差動増幅器108はfp1,fp2の再
生レベルに応じて変化する検波回路102,10
3の出力信号を比較対照してトラツクずれ方向及
びずれ偏移量に応じたトラツキング誤差信号を出
力し、サーボループ全体のループゲインを調整す
る可変抵抗器109を経て比例補償回路110及
び微分補償回路111に夫々供給する。これらの
補償回路110及び111で夫々所定の特性補償
がなされた信号は、夫々の利得を調整するための
可変抵抗器112,113を経て制御電力増幅器
114に供給され、ここで所定電力に増強された
後、出力端子116から走査針90のムービング
機構素子に印加され、閉ループにより走査針90
を安定にトラツキング制御できる。 上記のムービング機構素子としては、第14図
に示す如く本出願人が先に特願昭51−123285号に
て提案したカンチレバー装置を適用した場合は、
より安定にしかも高精度でトラツキング制御がで
きる。すなわち、走査針90はカンチレバー11
7の先端に設けられている。また上記カンチレバ
ー117はその後端をダンパ118を介してブラ
ケツト119に取り付けられている。ブラケツト
119は半同軸空洞共振器(図示せず)に取り付
けた支持板120に固定されている。走査針90
は後述する如くダイヤモンド又はサフアイヤ製の
針本体の端面に導電体膜よりなる電極を付着され
てなる。走査針90の電極はよくしないかつたる
ませた極細のリード線121を介して支持板12
0に設けられた端子122に接続されている。走
査針90がデイスク80aのトラツク上を走査す
るにつれ、ピツト82を形成して記録されている
主要情報信号がデイスク80aの記録情報面と走
査針90の電極との間の静電容量の変化として再
生される。なお、デイスク80aに面振れがある
場合、走査針90は側方より見て厳密には円弧状
に動くが、面振れは100μm程度であるため、カ
ンチレバー117の長さを例えば30mm程度に選定
すれば、走査針90は面振れに伴ないほぼ直線的
に上下に追従変位すると見なしうる。 カンチレバー117には、その長手方向に所定
長さに亘つて、極細の金線123が固着してあ
る。金線123の両端部の接着されていないたる
んでいるリード線部123a,123bは支持板
120に設けられた端子124a,124bに接
続されている。 永久磁石125はブラケツト126を介して支
持板120の下面に取付けられている。線123
はこの磁石125により形成される強力な磁界中
にある。 しかして、前記出力端子116から取り出され
た制御信号は端子124a,124bに印加され
る。端子124a,124bより線123に制御
信号電流が流れると、線123は磁石125によ
る磁界中にあるため、フレミングの左手の法則に
より、線123には制御信号電流に応じてカンチ
レバー117の長手方向に対して横方向に変位力
が作用する。線123はカンチレバー117に接
着されているため、線123に作用する力により
カンチレバー117は変位し、これにより走査針
90がトラツクの長手方向に対し直角の方向に変
位され正確にトラツク上を走査する様にトラツキ
ング制御が行なわれる。 走査針90としては、例えば本出願人が先に特
願昭51−38809号にて開示した第15図に示す如
き先端形状を有する走査針を使用しうる。同図
中、127はダイヤモンド又サフアイヤよりなる
再生針本体で、その一面にハフニウム又はチタン
等の導電体をスパツタリングして、例えば1000Å
〜2000Å程度の膜厚の電極128が形成されてい
る。摺接面129は先鋭頂点130を導入部と
し、電極128を含めて平坦面とされている。電
極幅131は略ピツト幅に対応させて実施例では
前記表に示す値にしてあるが、針寿命を長く保つ
上から摺接面129の面積を大きくすべて接触長
手方向及び幅方向寸法を大きくして盤面との当接
接触面積を情報ピツトに対し、充分大きくしてあ
り、従つて摺接面129は当接時に複数のピツト
に同時に当接されるが、前記電極幅131が単一
のピツト情報幅に対応する幅とされており、充分
大なる接触面積ながら電極128からは高感度で
順次のピツト情報を静電容量の変化形式にピツク
アツプし得ることは原理的に明らかである。従つ
て、従来の静電容量形又は圧電素子等を用いた機
械振動的信号ピツクアツプ形体のビデオデイスク
装置の如く、デイスク上に走査針案内溝を設ける
必要なく、上記信号fp1,fp2より安定なトラツキ
ング誤差信号の検知によつて映像信号を再生で
き、針案内溝に起因して生じていた針寿命が短か
い等の従来の欠点を悉く除去できるものである。 次に、第10図示のデイスク80dを再生する
装置について第16図と共に説明する。なお、第
16図中、第11図と同一部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。帯域フイルタ96によ
り弁別分離された再生参照信号fp2は発振時定数
約1.5Hを有するMM132に印加され、これを
トリガし、これより2Hの繰り返し周期のパルス
を出力させる。このパルスはゲートパルスとして
入力端子133,134を経てゲート回路13
5,136に印加され、帯域フイルタ95よりゲ
ート回路135,136に印加される再生参照信
号fp1を夫々の所要対応時間と極性でゲート分離
する。ここで、再生参照信号fp2と同時刻に再生
される参照信号fp1は、第10図からわかるよう
に、走査トラツク位置の外周側から再生された信
号であり、またこのfp2の再生位置を基準にして
1H遅れた時間には走査トラツク位置の内周側か
らfp1が再生される。従つて、例えばゲート回路
135からは上記ゲートパルスによつて再生参照
信号fp2と同時刻(外周側)に再生された参照信
号fp1が、またゲート回路136からはこの再生
参照信号fp2再生時点より1H遅れた時間位相の内
周側からの再生参照信号fp1が夫々弁別ゲート出
力される。 上記のゲート回路135,136の出力再生参
照信号fp1は検波回路137,138で直流分に
変換された後第11図示の差動増幅器108より
制御電力増幅器116に至る回路に相当するトラ
ツキングサーボ回路139に印加され、ここでト
ラツクずれ方向及びこのずれ量に対応してレベル
及び極性の変化するトラツキング制御信号に変換
されて出力端子116より走査針90等の再生走
査子に出力される。このような閉ループのトラツ
キングサーボにより、再生走査子は安定にトラツ
キング制御される。 制御信号発生器105′は、通常再生時は入力
端子106′よりのパルスにより動作しないよう
構成されており、静止画像、スローモーシヨン画
像あるいはクイツクモーシヨン画像等の特殊再生
画像を得る場合にのみ、再生信号より弁別分離し
た参照信号fp3と入力端子106′よりのパルスに
より動作するよう構成されている。このように、
第10図示のデイスク80dを再生する場合は、
参照信号fp3は、デイスク80a〜80cを再生
する場合と異なり、トラツキング制御極性反転の
ためには用いられず、特殊再生時にのみ用いられ
る。 すなわち、特殊再生時には、例えば静止画再生
時には、入力端子106又は106′の入力パル
スに応動して制御信号発生器105又は105′
より2フレーム周期毎にfp3の記録位置に対応し
て出力されるインデツクスパルスが、端子115
に印加され、走査針90をfp3の記録位置で強制
的にトラツク長手方向とは直角方向上に1トラツ
クピツチ分戻す動作を繰り返し、常に同一トラツ
クを走査させる。なおこのとき、第11図示の装
置では極性切換え回路100の切換動作は停止せ
しめられる。1/N倍速のスローモーシヨン再生
の場合は、再生参照信号を1/Nカウントダウンし て得たパルスにより極性切換え回路100の切換
動作を制御する一方、参照信号fp3の再生周期に
同期して出力され端子115に印加されるパルス
により、走査針90が同一トラツクをN回繰り返
し再生するよう走査針90を強制的に1トラツク
ピツチ分キツクバツクさせ、しかる後に次トラツ
クに走査針90を進めるべく端子115へのパル
スの印加を休止するという動作を繰り返す。 第17図は本発明になる情報信号記録媒体の記
録方式により記録された記録媒体の更に他の例の
トラツクパターンの部分拡大平面図を示す。同図
中、140は円盤状磁気記録媒体(例えば磁気シ
ート)で、後述する如き方法により情報信号トラ
ツクt1,t2,t3,…の一部に実線で示す参照信号
fp1と破線で示す参照信号fp2とが1回転周期毎に
交互に記録されている。 上記のトラツクパターンを形成するために、第
18図に示す磁気ヘツド組立体141を使用す
る。この磁気ヘツド組立体141はトラツク走査
方向上所定間隔145離間して配置せしめられ、
かつ、トラツク走査方向の中心線146に対しト
ラツク幅方向に一部互いにオーバラツプする程度
にずれて配置せしめられたトラツク幅T1及びT2
の主磁気ヘツド142及び副磁気ヘツド143よ
り構成されており、所謂ダブルギヤツプヘツドと
されている。ヘツド142,143の間は互いに
他のヘツドに影響を与えないようシールド板14
4により遮蔽されている。 記録時は、主磁気ヘツド142は情報信号、例
えば変調された映像信号を記録し、第17図に示
す主トラツクt1,t2,t3,…を順次形成する。ま
たこれと同時に、記録されるべき映像信号から分
離したHパルスより例えば2H周期で記録される
べき映像信号の水平帰線消去期間のみ正極性のス
イツチングパルスが生成され、このスイツチング
パルスが正極性期間のときのみ起動され、それ以
外の期間では動作停止せしめられる発振器よりの
信号fp1,fp2が1回転周期毎に交互に副磁気ヘツ
ド143に加えられるよう構成されているため、
この副磁気ヘツド143により信号fp1又はfp2
参照信号として1回転周期中は例えば2H周期毎
に主トラツクt1,t2,…に対し一部オーバーラツ
プして主トラツク間中間部分g1,g2,…に挿入記
録される。また一本の主トラツクの相隣る部分に
夫々記録される参照信号fp1,fp2は、第17図に
示すように例えば1Hずれて記録されるようにし
てある。 また、タイミングパルスとしてのfp3は、1回
転周期毎に映像信号中の垂直帰線消去期間部分で
主磁気ヘツド142により記録される。ここで、
円盤状磁気記録媒体140の回転数を1800rpmと
してフイールド周波数60Hzの映像信号を記録する
場合には、fp3の繰り返し周波数は30Hzとなる。 再生時は副磁気ヘツド143の再生信号は使用
せず、主磁気ヘツド142の再生信号のみを使用
する。ヘツド142より再生された信号には参照
信号fp1,fp2が主トラツクからの情報信号と同時
に再生されるで、これを弁別再生してその位相及
びレベルを検波することにより、ミストラツク方
向及び大きさを検知でき、かつ、タイミングパル
スfp3が再生されるのでこれにより前述したと同
様方法により磁気ヘツド組立体141をトラツキ
ング制御できることは明らかである。 第19図は本発明方式に実施適用し得る要部の
他の実施例の概略構造図を示す。第19図中、1
47で示す磁気ヘツド組立体は、トラツク幅
T1′の第1のヘツドギヤツプG1と、トラツク幅
T2′の第2のヘツドギヤツプG2とが、トラツク走
査方向上離間配置されることなくトラツク幅方向
上一直線上に並べて配置され、更にG1,G2間に
は相互の磁路が干渉し合わないように、遮蔽シー
ルド板148が挿入固着され、G1,G2が夫々独
立してヘツド動作し得るよう別々のヘツド巻線を
有し、かつ、一体的に構成されている。 記録時は第1のヘツドギヤツプG1により参照
信号fp3、主要情報信号がトラツク幅T1′の主トラ
ツクを形成しつつ記録され、第2のヘツドギヤツ
プG2により参照信号fp1,fp2が上記主トラツク間
の中間部分にトラツク幅T2′の副トラツクを形成
しつつ記録される。この磁気ヘツド組立体147
により形成されるトラツクパターンは、第17図
に示すものと略同様であるが、参照信号は主トラ
ツクに対してオーバーラツプして記録されない点
が異なる。 再生時はギヤツプ間の干渉が発生しないよう、
第2のヘツドギヤツプG2の再生信号を使用せず、
第1のヘツドギヤツプG1のみを用いて主トラツ
クの記録情報信号を再生する。トラツキングずれ
が生じた場合は、第1のヘツドギヤツプG1によ
り、主トラツクからの情報信号と同時に参照信号
fp1又はfp2が再生されるので、これを検波するこ
とによりミストラツク方向及び大きさを検知でき
るので、前述したと同様の方法で磁気ヘツド組立
体147をトラツキング制御できることは明らか
である。 なお、主要情報信号記録再生用の第1のヘツド
ギヤツプG1は高域周波数の主要情報信号の記録
再生に対して高感度とし、他方、参照信号記録用
の第2のヘツドギヤツプG2は低周波数の参照信
号の記録に対しては高効率であるが、高域周波数
の主要情報信号の再生に対しては感度が鈍感とな
るように、G2のギヤツプ幅をG1のそれに対して
広く構成する場合は一層好ましい結果が得られ
る。 ところで、円盤状の磁気シート上に日米標準の
映像信号を1回転宛同一フイールド数記録する場
合、この磁気シートの内周へいくに従つて同一周
波数の信号であつても記録波長が漸次短かくな
り、最内径位置における1Hの記録長は最外径位
置における1Hの記録長に比し例えば1/2〜1/3程
度短かくなることは周知の通りである。 従つて、第18図に示す磁気ヘツドで磁気記録
を行なつた場合は、一体構成とされた2つのヘツ
ド142,143がトラツク走査方向上所定長さ
離間配設せしめられているので、上記の磁気シー
トの半径位置に応じた記録波長の変化によつて、
参照信号記録位置が必ずしも主トラツクの水平帰
線消去期間記録対応部分に配設記録されなくなつ
てしまい、特に主トラツクと副トラツクとが一部
オーバーラツプしたトラツクパターンを形成する
場合は、映像信号部分に参照信号がずれ込んで記
録されてしまい、ビート妨害の支障をもたらして
しまう虞れがある。 そこで、上記の支障を防止するためには、記録
時に予め第18図に示す間隔145と、磁気シー
ト半径位置での主トラツク上のH間隔寸法との関
係を勘案して、参照信号の記録位相を上記半径位
置に応じて連続的に変化せしめ、常に水平帰線消
去期間に参照信号の位相が一致するように、電気
的な補正を施しつつ記録すればよい。しかし、第
19図に示す磁気ヘツド組立体147を使用した
場合は、第1のヘツドギヤツプG1と第2のヘツ
ドギヤツプG2とが、トラツク幅方向上一直線上
に並べて配設されているので、上記の電気的な補
正を施す必要なく記録し得る。 なお、本発明方式をVTRに適用する場合は、
磁気テープと磁気ヘツドとが所謂2次元走査する
ので、相対線速度が常に一定となり、従つて上記
2つのギヤツプの離間間隔145を磁気テープ上
における1H記録波長の整数倍になるように加工
するか、あるいは上記間隔145が適当距離で加
工されたヘツド組立体では、参照信号の記録位相
を、前記位相対応関係を保つべく電気的に固定的
に補正して記録すればよい。 更に、本発明は最小限単一の参照信号が主トラ
ツクの各トラツク中心線間の略中間部分に所定周
期毎に(例えば映像信号を主トラツクに記録する
場合は3H周期毎に)記録して3トラツク毎に異
なつた位置に記録形成されたデイスクの記録系に
も適用できる。 また記録すべき主要情報信号は映像信号の場合
に限らず、音声信号を高ダイナミツクレンジによ
つて高品質、多チヤンネルとして記録再生する場
合にも本発明方式を適用でき、更には記録媒体が
磁気記録媒体の場合で、情報信号及びfp1,fp2
fp3を例えば第18図に示す如き回転ヘツドを使
用して、所謂ヘリカルスキヤンVTRの如く、磁
気テープにテープ長手方向とは斜めのトラツクを
形成して前述した如き方法で磁気記録再生する場
合にも本発明方式を同様に実施適用しうるもので
ある。 また、以上はfp1,fp2に単一周波数を用いた場
合について説明したが、例えば音声信号をFMし
てそれを連続的に記録した信号を参照信号fp1
fp2として充当することができる。更には、周知
技術によつてカラー映像信号中の搬送色信号を低
域に周波数変換し、それを参照信号fp1,fp2に充
当する等の変形も可能である。要は、参照信号は
少なくともトラツキング制御に供しうる信号形態
で記録再生されればよい。 上述の如く、本発明になる情報信号記録媒体の
記録方式は、記録ビームを出射するビーム源と、
少なくとも記録すべき主要情報信号で記録ビーム
を変調する第1の変調手段と、トラツキング制御
に供しうる少なくとも一種類のトラツキング制御
用参照信号で上記記録ビームを変調する第2の変
調手段と、第1及び第2の変調手段の夫々第1、
第2の出力被変調記録ビームを回転記録媒体の半
径方向に略1/2トラツクピツチ離間しつつ照射し
て記録トラツクを形成する記録トラツク形成手段
と、上記記録すべき主要情報信号に回転記録媒体
の1回転周期毎に断続的に主要情報信号より低レ
ベルで参照信号を重畳しこの重畳信号に応じて第
1の変調手段により上記記録ビームを変調して上
記第1の被変調記録ビームを得る手段とよりなる
ため、主要情報信号の種類の如何を問わず同一条
件で参照信号を記録でき、また上記第2の被変調
ビームは主要情報信号の所定期間に対応する期間
に存在し、この所定期間第1及び第2の被変調ビ
ームの強度を所定期間以外の期間における第1及
び第2の被変調ビームの強度よりも小にするよう
にしたため、信号の記録深さを全体として一様に
できる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方式の一実施例を示すブロツク
系統図、第2図は第1図の要部の一例を示すブロ
ツク系統図、第3図A〜D及び第4図A〜Eは
夫々第1図及び第2図の動作説明用信号波形図、
第5図は本発明方式により記録されるべき信号の
一例を示す周波数スペクトラム図、第6図は本発
明方式により記録された情報信号記録媒体の一例
を示す平面図、第7図A〜Cは夫々本発明方式に
より記録された記録媒体の一例のトラツクパター
ンの部分拡大平面図及び断面図、第8図A,Bは
本発明方式により記録された記録媒体の他の例の
トラツクパターンの部分拡大平面図及び断面図、
第9図及び第10図は夫々本発明方式により記録
された記録媒体の他の各例のトラツクパターンを
示す部分拡大平面図、第11図は本出願人が先に
提案した再生系の一例を示すブロツク系統図、第
12図A〜Eは夫々第11図の動作説明用信号波
形図、第13図は走査針と情報記録媒体との摺接
状態を示す斜視図、第14図は第11図の要部の
機構を示す斜視図、第15図は走査針の先端形状
の一例を示す斜視図、第16図は本発明記録媒体
を再生する再生系の他の例を示すブロツク系統
図、第17図は本発明方式により記録された記録
媒体の他の例のトラツクパターンを示す部分拡大
平面図、第18図及び第19図は夫々第17図の
記録媒体のトラツクパターンを形成するためのヘ
ツド構造の各例を示す図である。 14……主要情報信号及び参照信号fp3の重畳
信号入力端子、55……レーザー光源、64……
対物レンズ、65……記録原盤、80,80a,
80b,80c……デイスク、83……参照信号
fp3記録位置、84……トラツキング制御用参照
信号fp1,fp2記録位置、90……走査針、108
……差動増幅器、128……電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録ビームを出射するビーム源と、少なくと
    も記録すべき主要情報信号で記録ビームを変調す
    る第1の変調手段と、トラツキング制御に供しう
    る少なくとも一種類のトラツキング制御用参照信
    号で上記記録ビームを変調する第2の変調手段
    と、該第1及び第2の変調手段の夫々第1、第2
    の出力被変調記録ビームを回転記録媒体の半径方
    向に略1/2トラツクピツチ離間しつつ照射して記
    録トラツクを形成する記録トラツク形成手段と、
    上記記録すべき主要情報信号に回転記録媒体の1
    回転周期毎に断続的に主要情報信号より低レベル
    で参照信号を重畳しこの重畳信号に応じて該第1
    の変調手段により上記記録ビームを変調して上記
    第1の被変調記録ビームを得る手段とよりなり、
    該記録トラツク形成手段は、上記第1の被変調記
    録ビームにより回転記録媒体に幾何学的形状変化
    による螺旋状又は同心円状の主トラツクを記録形
    成すると共に、上記第2の被変調記録ビームによ
    り該主トラツクの相隣る各トラツク中心線間の略
    中間部分に幾何学的形状の変化による螺旋状又は
    同心円状の副トラツクを記録形成することを特徴
    とする情報信号記録媒体の記録方式。 2 記録ビームを出射するビーム源と、互いに周
    波数が異なる第1乃至第3のトラツキング制御用
    参照信号を発生する手段と、記録すべき主要情報
    信号に該主要情報信号レベルより低レベルで該第
    3のトラツキング制御用参照信号を重畳しこの重
    畳信号に応じて上記記録ビームを変調して第1の
    被変調記録ビームを得る第1の変調手段と、交互
    に時系列的に出力される該第1又は第2のトラツ
    キング制御用参照信号で上記記録ビームを変調し
    て第2の被変調記録ビームを得る第2の変調手段
    と、該第1及び第2の被変調記録ビームを回転記
    録媒体の半径方向に略1/2トラツクピツチ離間し
    つつ照射して記録トラツクを形成する記録トラツ
    ク形成手段とよりなり、該記録トラツク形成手段
    は、上記第1の被変調記録ビームにより回転記録
    媒体に幾何学的形状変化による螺旋状又は同心円
    状の主トラツクを記録形成すると共に、上記第2
    の被変調記録ビームにより該主トラツクの相隣る
    各トラツク中心線間の略中間部分に幾何学的形状
    の変化による螺旋状又は同心円状の副トラツクを
    記録形成することを特徴とする情報信号記録媒体
    の記録方式。 3 記録ビームを出射するビーム源と、互いに周
    波数が異なる第1乃至第3のトラツキング制御用
    参照信号を発生し該第1及び第2のトラツキング
    制御用参照信号は交互に時系列的に出力するとと
    もに記録すべき主要情報信号の所定期間に対応し
    てバースト状に出力し、かつ、該第3のトラツキ
    ング制御用参照信号は該第1及び第2のトラツキ
    ング制御用参照信号の切換位置に対応して一定期
    間出力する参照信号発生手段と、該主要情報信号
    に該主要情報信号レベルより低レベルで該参照信
    号発生手段より取り出された該第3のトラツキン
    グ制御用参照信号を重畳しこの重畳信号に応じて
    上記記録ビームを変調して第1の被変調記録ビー
    ムを得る第1の変調手段と、該参照信号発生手段
    より時系列的に取り出された該第1又は第2のト
    ラツキング制御用参照信号で上記記録ビームを変
    調して第2の被変調記録ビームを得る第2の変調
    手段と、該第1及び第2の被変調記録ビームを回
    転記録媒体の半径方向に略1/2トラツクピツチ離
    間しつつ照射して記録トラツクを形成する記録ト
    ラツク形成手段と、上記第2の被変調記録ビーム
    が存在する前記所定期間上記第1及び第2の被変
    調記録ビームの強度を該所定期間以外の期間にお
    ける該第1及び第2の被変調記録ビームの強度よ
    りも小にするビーム量制御手段とよりなり、該記
    録トラツク形成手段は、上記第1の被変調記録ビ
    ームにより回転記録媒体上に幾何学的形状変化に
    よる螺旋状又は同心円状の主トラツクを記録形成
    すると共に、上記第2の被変調記録ビームにより
    該主トラツクの相隣る各トラツク中心線間の略中
    間部分に幾何学的形状変化による螺旋状又は同心
    円状の副トラツクを記録形成することを特徴とす
    る情報信号記録媒体の記録方式。 4 前記主要情報信号は、周波数変調された少な
    くとも映像信号を含んでなる信号とし、前記第3
    の参照信号の存在期間を、前記回転記録媒体の1
    回転周期毎で、かつ、該周波数変調された映像信
    号の垂直帰線消去期間部分に対応する期間に選定
    したことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載
    の情報信号記録媒体の記録方式。 5 前記第1及び第2のトラツキング制御用参照
    信号の存在する前記主要情報信号の所定期間に対
    応する期間は、前記周波数変調された映像信号の
    水平帰線消去期間対応部分に選定したことを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の情報信号記録
    媒体の記録方式。 6 前記主要情報信号は周波数変調された少なく
    とも映像信号を含んでなる信号とし、前記第1及
    び第2のトラツキング制御用参照信号は該映像信
    号の水平同期信号と周波数インターリーブする周
    波数に選定して記録することを特徴とする特許請
    求の範囲第3項乃至第5項のいずれか一項記載の
    情報信号記録媒体の記録方式。
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