JPS6211414B2 - - Google Patents

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JPS6211414B2
JPS6211414B2 JP52025259A JP2525977A JPS6211414B2 JP S6211414 B2 JPS6211414 B2 JP S6211414B2 JP 52025259 A JP52025259 A JP 52025259A JP 2525977 A JP2525977 A JP 2525977A JP S6211414 B2 JPS6211414 B2 JP S6211414B2
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signals
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Toshio Kaneshiro
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Victor Company of Japan Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は情報信号記録方法に係り、特に映像信
号及び/又は音声信号等の情報信号を、針案内溝
を設けることなく平坦面とした回転記録媒体上の
螺旋又は同心円状トラツクに第1のビームにより
連続的に記録すると共に、第2のビームにより上
記トラツクに一部オーバラツプしてトラツキング
制御用参照信号を記録し、回転記録媒体より再生
された上記参照信号を基にして再生走査子をトラ
ツキング制御することにより、上記情報信号を安
定、確実に再生しうる記録方法を提供することを
目的とする。
従来より回転記録媒体、例えばデイスクに映像
信号等の情報信号を幾何学的形状の変化として高
密度に記録し、これを再生する方式が知られてい
る。このようなデイスクより情報信号を再生する
場合、デイスク上の記録トラツクを再生走査子
(例えばデイスクとの静電容量の変化を検出する
電極を有する針、若しくは機械的振動を電気信号
に変換するトランスジユーサを有する針、若しく
は幾何学的形状変化に応じて光強度が変化せしめ
られる光ビーム等)が正確に走査すべくこの再生
走査子をトラツキング制御する必要がある。
従来よりこのトラツキング制御のために、単一
の記録レーザービームで主要情報信号を記録する
と共に、この主要情報トラツク上の特定部分で、
該ビームを偏向せしめてこの部分にトラツキング
信号を記録する技術が知られているが、このもの
は現実的には偏向によつて少なくとも主要情報信
号トラツクが乱されるか、あるいは記録装置が複
雑化してしまうことが避けられないという欠点が
あつた。
しかも、上記の従来方式は単一の光ビームを用
いて主要情報信号記録以外にトラツキング制御用
の信号をも記録する構成であるため、主要情報信
号がトラツキング信号記録部分で信号欠落される
ことになり、従つてこの信号欠落補償手段を必要
とすることは勿論であるが、少なくとも連続した
高品質の再生情報信号が得られないという大なる
欠点があつた。これは、特に主要情報信号が映像
信号及び音声信号又は音声信号のみの場合に大き
な問題となる。
また、上記のトラツキング信号は通常、相異な
る周波数の信号f1,f2であつて、記録信号帯域の
上限か、あるいは記録されるべき主要情報信号帯
域中(例えば搬送周波数領域内)に周波数が選定
されるが、これはトラツキング信号の弁別分離の
ための回路が複雑化し、またトラツキング信号の
記録再生感度の点から不利であり、また安定にト
ラツキング制御信号が得られず、従つてトラツキ
ング動作を必ずしも安定に行ない得ないという欠
点があつた。
本発明は上記の諸欠点を除去したものであり、
以下図面と共にその一実施例について説明する。
第1図は本発明方法の1実施例のブロツク系統
図、第2図A〜Fは夫々第1図の動作説明用信号
波形図、第3図A〜Cは夫々円盤状記録媒体上の
第1実施例のトラツクパターンの一部及びその拡
大図を示す。第1図中、レーザー光源1より出射
されたレーザービームはハーフミラー2で一部が
反射されて光ビーム変調装置12に供給される一
方、一部が透過され更に反射鏡3にて反射された
後、光ビーム変調装置6に供給される。一方、入
力端子4より入来した記録すべき映像信号(第2
図Aに垂直同期パルス20を単位として示す)及
び音声信号は周波数変調器5に供給され、ここで
適当な搬送波を周波数変調(FM)してFM波と
されて上記光ビーム変調装置6に変調信号として
印加され、ここで上記レーザービームを変調す
る。これにより、上記装置6よりFM信号に応じ
て変調された第1の被変調光ビームが取り出さ
れ、この第1の被変調光ビームは反射鏡13で反
射されてハーフミラー15を透過して反射鏡16
から対物レンズ17に入射せしめられ、ここで主
要情報信号の被変調光ビームとして集光された後
ガラス等の記録原盤19上に塗布された感光剤1
8に焦点一致して集光される。
一方、入力端子7,8より入来したスイツチン
グパルスは、比較的低周波域の互いに周波数の異
なる単一周波数p1p2を夫々発振する発振器
9,10に夫々印加され、例えばその正極性期
間、発振動作を行なわしめ、かつその負極性期間
発振動作を停止せしめる。ここで、このスイツチ
ングパルスは、第2図Aに示す記録すべき映像信
号から垂直同期パルスを分離し、それを1/4カウ
ントダウンして同図Bに示す如きパルスを得、こ
のパルスによりトリガされるフリツプフロツプ
(図示せず)より同図Cに示す如きパルスとして
得られる。
なお、第2図Bに示すデイスクの1回転毎(こ
こでは1/15秒毎)に出力されるパルスは、例えば
発振器9,10と同様構成の発振器(図示せず)
に印加され、低周波の第3のトラツキング制御用
参照信号fp3とされた後、上記第1又は第2の被
変調ビームにより、第3図A,Bに24で示す位
置に記録される。位置24は主要情報信号として
映像信号を記録、再生する場合は、その垂直帰線
消去期間内に記録されることが望ましい。
上記入力端子7,8よりのスイツチングパルス
は互いに逆極性で、かつ、その正極性期間及び負
極性期間が夫々2フレームの対称矩形波である。
しかし、本実施例では後述する如く、発振器9の
周波数p1の出力信号と、発振器10の周波数
p2の出力信号とを円盤状記録媒体(デイスク)2
1上、記録すべき映像信号の水平帰線消去期間に
対応する位置にのみ挿入配置記録されるよう、入
力映像信号中水平走査周期Hを単位とした第2図
Eに示す映像信号の水平帰線消去期間23に相当
する部分のみに発振器9,10の出力は同図Fに
示すように2H周期で出力される。このために
は、説明の便宜上波形を図示しないが、入力端子
7,8に導かれるスイツチングパルスは、記録さ
れる入力映像信号から水平同期パルス(第2図E
に22で示す)を分離してH周期パルスとしたも
のを用意し、それを1/2カウントダウンする手段
に加え、第2図Bに示すパルスによつて2フレー
ム周期毎に第3図Aに示す第3のトラツキング制
御用参照信号記録位置24でリセツトを行なう論
理回路手段により、後述するトラツクt1,t2
t3,…毎に上記信号p1p2の位置が互に1Hず
つずれた位置になるようにスイツチングすればよ
く、従つて第2図Cに示すスイツチングパルスで
2H周期の水平帰線消去パルスをアンドゲートし
て形成され、この2フレーム内の2H周期の水平
帰線消去期間内でかつ順次のトラツク軌跡上では
それが1H宛にずれる如きp1p2の発振器出
力制御用スイツチングパルスとして整形されたも
のとする。
これにより、発振器9,10より出力され、合
成回路11で合成された信号波形は第2図Dに示
す如く、上記の如き時間位相関係で2フレーム周
期1/15秒毎にp1p2が順次交互に配列された
信号となり、またp1p2の境目ではfp3が挿
入されており、これらがトラツキング参照信号と
して前記光ビーム変調装置12に変調信号として
印加され、ここで光変調波に変換された後、第2
の被変調光ビームとしてその光輝度(ビーム光
量)を光フイルタ14で主ビームに対して小なる
ように適当調整されハーフミラー15に導かれて
第1の被変調光ビームによる連続信号の主要情報
と同時に反射鏡16、対物レンズ17を夫々経て
例えば900rpmで回転する記録原盤19上の感光
剤18上に所定ピツチで半径方向に移動照射さ
れ、螺旋トラツク跡によるピツト情報を形成す
る。このとき光ビーム変調装置12からの第2の
被変調光ビームは光ビーム変調装置6からの第1
の被変調光ビームに対して対物レンズ17から感
光剤18上に集光されるスポツトが略1/2トラツ
クピツチ(相隣るトラツクのトラツク幅の中心位
置を結ぶ距離の略1/2宛ずれた位置に形成される
ようにハーフミラー15で対物レンズ17への入
射光路を調整されており、又走査針案内のための
溝は形成されない。
また、上記の光フイルタ14による副ビームの
光量の調整により、第1の被変調光ビームによつ
て形成されるピツトよりも第2の被変調光ビーム
によつて形成されるピツトの溝の深さを浅くでき
再生時に主要情報信号に対するトラツキング制御
用参照信号の影響を実用上差し支えない程度とす
ることができる。
なお、以上の記録装置においては、レーザー光
源1を共通にしてハーフミラー2によりレーザー
ビームを分割しているが、レーザー光源1のビー
ムパワー等の都合から分割することが不都合な場
合は、別のレーザー光源を用意し、その光ビーム
強度、変調度等を上記第1の被変調光ビームに対
して適当に加減し、しかして前記と同様な光ビー
ム経路を経て対物レンズ17から感光剤面18に
第1の被変調光ビームと同時に第2の被変調光ビ
ームとして所定位置に集光されるように記録装置
を構成してもよい。
本発明によつて形成されるカツテイング原盤上
又はプレスされたデイスク面のトラツクパターン
は結果的に第3図A〜Cに示す如きものとなる。
ただし、第3図A〜C及び後述する第7図に示
すトラツクパターンにおいて、トラツキング制御
用参照信号は実施例の場合、主要情報信号の記録
波長よりも1桁程度長い波長で記録されるため、
実際には第3図A〜Cあるいは第7図に示す如く
には対応しないが、説明の便宜上、模擬的に図示
してある。実施例におけるデイスク21の回転数
は900rpmで矢印25方向に入力映像信号の同期
パルスに位相同期して原盤記録され、又後述する
再生系にても少なくとも該同期回転サーボによつ
てデイスク21が演奏されるのであるが、本実施
例ではデイスク21の1回転宛2フレーム単位の
映像信号が記録、再生されることになり、更に少
なくとも前記信号記録時のデイスクサーボ制御に
よつて、デイスク上に記録される映像信号の周期
性情報は、垂直同期パルス及び水平同期パルス
(Hパルス)を単位としてデイスク21の半径方
向に並び揃えられることになる。
いま、第3図Aに示すデイスク21上の円形内
のトラツクパターンの部分拡大図である第3図B
中、24を2フレーム周期の第3のトラツキング
制御用参照信号記録位置とし、矢印26が記録さ
れたHパルス順序を示すものとすると、(1),(2),
(3),(4),…が第1フレーム目のHパルス位置で、
…,522′,523′,524′,525′が第2
フレーム目の各Hパルス位置となり、24は第1
フレーム始点と第2フレーム終点(第3フレーム
始点)と一致した位置、すなわち垂直帰線消去期
間の記録対応位置になる。
本発明では映像情報信号のピツトパターン27
は従来の如き公知技術によつて、螺旋トラツク上
のt1,t2,t3,…上に順次デイスクの1回転宛に
第1+第2フレーム、第3+第4フレーム、第5
+第6フレーム、…、第(n−1)+第nフレー
ムが形成記録され、映像情報が連続的に例えば30
分間直径30cmのデイスク21上に記録されるが、
更に本実施例ではピツトの順次のピツチ間隔は3
μmで、第3図Cに示すS1,S2,S3,…,So
主要情報トラツクt1,t2,…間の中間部分で、こ
の部分にトラツキング参照信号p1(例えば500k
Hz),p2(例えば300kHz)を前記第1図示の構
成にて記録するものである。
いま、この関係をわかり易くするために、第3
図Cに拡大して示すようにp1相当信号を実線斜
線で、p2相当信号を破線斜線で示す。また、上
記周波数の異なる2種の単一周波数信号p1
p2は、S1,S2,S3,…に連続波として記録しても
初期の目的を果し得るが、前述したように本実施
例では映像信号に対し上記参照信号により生じる
混変調のビート妨害を防止するために映像信号の
水平帰線消去期間部分のみに対応して挿入配置記
録される。更に、信号p1p2をより高感度で
記録再生するために、本実施例では第3図Bに示
す如く、各トラツク毎の信号p1p2の記録を
2H周期の水平帰線消去期間とし、かつ、信号p
p2の記録位置が各トラツク毎に1Hずつ離れ
た位置の水平帰線消去期間内に記録することによ
つて、該信号p1p2の記録が主要情報信号に
影響をもたらすことがなく、また主要情報信号を
より微細なトラツクピツチで高密度記録を図る場
合には参照信号を幅広く記録しうるので参照信号
を安定に再生でき、トラツキング制御の安定化の
うえから有利である。しかし、実施上は該fp1
p2の記録を映像信号の各H毎の水平帰線消去期
間の各対応部分に記録してもよく、このように参
照信号に波長の長い低周波の単一周波数を用いる
ことにより、参照信号を極めて安定確実に再生で
きる。
また、第1図からも明らかなように、信号p1
の記録はトラツクt1への主要情報信号の書き込み
と同時に、順次の主要情報記録トラツクピツト間
の略中間部分に記録されるように前記第2の被変
調光ビームの対物レンズ17に対する入射角度を
調整され、信号p2の記録は同様にトラツクt2
主要情報信号の書き込みと同時に、上記第2の被
変調光ビームによつてそれらp1p2がデイス
ク21の1回転毎に常時、24を記録の始点、終
点としてスイツチングされながら記録されるもの
である。更にまた、信号p1p2を主要情報ピ
ツトパターン27に対し、重ならない大きさのピ
ツトで記録してもよいが、第3図B又はCのよう
に、主要情報信号の情報ピツトとp1p2のピ
ツトは、主要情報信号ピツトの中間部分に挿入さ
れ、かつ、それら両側のピツトに対して一部オー
バーラツプ部分を有するよう記録することが望ま
しく、そのように記録しても特に水平帰線消去期
間内であれば、上記参照信号が主要情報信号に何
らの支障をもたらすことはあり得ない。
この場合、トラツキング制御動作の安定化のう
えからは参照信号記録トラツク幅が大きいほど良
いが、主要情報信号を良好に再生するうえから、
主要情報信号記録トラツクの水平帰線消去期間の
各対応部分ではp1p2のうちいずれか一つの
信号のみを記録することが望ましい。このために
は、p1p2を例えば2H,3H,…等の周期で
断続的に記録すればよい。なお、主要情報信号が
音声信号の場合は、音声信号には周知のようにH
パルスの如き周期性信号がないが、この場合にも
音声信号トラツクの両側部分に夫々回転方向上前
後に位相を異ならせて参照信号p1p2を記録
することにより、参照信号記録位置が水平帰線消
去期間対応部分に限られる上記の場合よりも一層
有利にトラツキング制御できる。
なお、周知のように日米標準方式における映像
信号の水平走査周波数は15.75kHzであり、実施例
の場合のデイスク21の回転数は900rpmである
のでデイスク偏芯時の基本誤差周期は単に15Hzで
あり、トラツキング制御用の情報量としてはこの
周期間隔で十分に間に合う。
次に本発明方法により記録された回転記録媒体
(デイスク)を走査針形式の信号ピツクアツプ再
生装置により再生する場合の再生系の動作につき
第4図A,B乃至第6図A〜Dと共に説明する。
第4図A,Bは夫々再生系の一例の概略構成、
走査針先端形状を示す図、第5図は再生系の一例
のブロツク系統図、第6図A〜Dは夫々第5図の
動作説明用信号波形図を示す。第4図A中、21
は表面に薄い金属膜が付着された円盤状記録媒体
(デイスク)で、その盤面上には前述したように
主要情報信号のピツト及びそれを挾んで参照信号
p1p2が夫々記録されており、再生時矢印2
5方向に例えば900rpmでデイスクモータ(図示
せず)により同期回転されるターンテーブル28
上に載置されて回転軸保持されこれと同時に回転
される。29は走査針で、例えば静電容量型の信
号ピツクアツプ形体のもので、デイスク21に当
接摺動されて後述する如き方法によりデイスク1
回転につき2フレームの映像信号を再生する。
走査針29の先端形状は第4図Bに示す如くに
なり、周知の如く、ダイヤモンド又はサフアイヤ
等で形成でき、導入部102が摺動面の先鋭頂点
とされ、背部にチタン等の電極100がスパツタ
処理により固着されている。電極幅101は略ピ
ツト幅に対応させて実施例では2μm前後にして
あるが、針寿命を長く保つ上から針先溝の接触摺
動部103の面積を大きくすべく接触長手方向及
び幅方向寸法を大きくして盤面との当接接触幅面
積を情報ピツトに対し、充分大きくしてあり、従
つて摺動面103は当接時に複数のピツトに同時
に当接されるが、前記電極幅101が単一のピツ
ト情報幅に対応する幅とされており、充分大なる
接触面積ながら電極部100からは高感度で順次
のピツト情報を静電容量の変化形式にピツクアツ
プし得ることは原理的に明らかである。従つて、
従来の静電容量形又は圧電素子等を用いた機械振
動的信号ピツクアツプ形体のビデオデイスク装置
の如く、デイスク上に走査針案内溝を設ける必要
なく、上記信号p1p2より安定なトラツキン
グ誤差信号の検知によつて映像信号を再生でき、
針案内溝に起因して生じていた針寿命が短かい等
の従来の欠点を悉く除去できるものである。
第4図A中、走査針29は薄平板バネ32、緩
衝部材31、ブラケツト30を夫々介してムービ
ングシヤフト35に取付けられており、このバネ
32、緩衝部材31により走査針29の摺動先端
部とデイスク21上の情報面とは30mg前後の低押
圧力で安定に当接される。また、信号ピツクアツ
プ体33は、動作時において、走査針29の上下
方向の低押圧力が付与され、かつ、左右方向への
動きが制限された構成とされている。34は音声
スピーカと同様な動作原理に基いて構成された所
謂ムービングコイル機構で、その内部構造は永久
磁石、駆動コイル及びヨーク(いずれも図示せ
ず)からなり、コイル部分がダンパで軸支持され
てムービングシヤフト軸35を形成し、このムー
ビングシヤフト軸35が上記駆動コイルへの通電
電流方向と大きさに従つて矢印36に示すデイス
ク半径方向上に所定量変位される。
しかして、上記ムービングシヤフト軸35に走
査針29を含む信号ピツクアツプ体33が取付け
られていることにより、走査針29によつてデイ
スク21上に走査される信号トラツクと直角方向
に走査針29が高速制御駆動し得るよう構成され
ており、また信号ピツクアツプ体33及びムービ
ングコイル機構34は移送機構部(図示せず)に
載置取付けられて、信号の記録又は再生時はデイ
スク21の半径方向37上へデイスク21の回転
と同期した緩慢な速度で直線的に移送される。
いま、第3図A〜Cに示す如きトラツクピツト
に形成されたデイスク情報面に単に走査針29を
当接摺動させても情報ピツトをトラツキング走査
し得ないことは明らかであるが、夫々主要情報ピ
ツトトラツクを挾んで該ピツトと一部重複部分を
有するように記録されたトラツキング用参照信号
p1p2を主要情報信号と同時に、例えばトラ
ツクt1から再生して取り出し、夫々を分離検波し
て直流誤差電圧に変換し、上記ムービングコイル
機構34に、例えばトラツクt1の再生時におい
て、トラツクt1の外周側から再生されるp1出力
に対して走査針29を内周側に、p2再生出力に
対しては走査針29を外周側に駆動する如き極性
で対応させた制御電圧をムービングコイル機構3
4に印加する場合は、p1p2の再生レベルの
大きさが常に平衡状態を保つように、すなわちト
ラツキングサーボ回路に印加されるp1p2
出力大きさを予め揃えて設定したものを差動増幅
器からトラツキングサーボ回路に導き入れる場合
には走査針29によるトラツクt1からの主要映像
信号の再生レベルが常に最大レベルになるよう、
トラツクt1の追従制御が行なわれる如き安定な閉
ループのトラツキング制御が行なわれる。
これを第5図及び第6図A〜Dと共に説明する
に、第5図において、走査針29より再生された
主要情報信号及び参照信号p1p2の3種の信
号は、前置増幅器40に供給されて、ここで適当
なレベルまで増幅され、主要再生RF信号は出力
端子41よりRF復調器(図示せず)に導かれて
もとの映像信号への復調が行なわれる。
一方、前置増幅器40の再生出力信号は、増幅
器42,43に夫々印加される。ここで、増幅器
42は周波数p1のみに急峻な周波数特性を、ま
た増幅器43は周波数p2のみに急峻な周波数特
性を有するよう設計された一種のバンドパスアン
プである。従つて、増幅器42より第6図Aに示
す如き周波数p1の信号が、また増幅器43より
同図Bに示す如き周波数p2の信号が夫々分離さ
れて取り出されゲートスイツチング回路44に再
生レベルの大きさが揃えられて供給される。この
再生信号p1p2は2H周期で、かつ、再生テ
レビ信号の水平帰線消去期間に位相一致したパル
ス群であり、上記水平帰線消去期間が例えば約11
μsecとすると、p1=500kHz,p2=300kHzと
した場合、p1は約5サイクル、p2は約3サイ
クルの繰り返し波形となる。
なお、記録信号がカラー映像信号で参照信号
p1p2の記録再生がカラーバースト信号に影響
を及ぼすおそれのある場合は、その位置範囲を避
けてp1p2を記録することが望ましい。
上記ゲートスイツチング回路44は、入力端子
45よりのスイツチングパルスにより、上記信号
p1p2の出力スイツチングを行なう。このス
イツチングパルスは前述した如く、信号記録時の
p1p2のスイツチング位置の記録信号fp3
再生信号から検出し、これを基準にしてフリツプ
フロツプ(図示せず)をトリガすることにより、
第2図A〜Cに夫々示す信号記録時と同様の関係
で得られ、同図Cに示すような周期4フレームの
対称矩形波である。これにより、ゲートスイツチ
ング回路44から出力される2系統のp1p2
の参照信号は、デイスク21の1回転周期の2フ
レーム周期(1/15秒)毎にp1p2が順次交互
の配列関係として取り出され、第6図C,Dに
夫々示す如き被スイツチング波形となる。この第
6図C,Dに夫々示す2信号は検波器46,47
に夫々供給され、ここで包絡線検波されてその再
生レベルの大きさが直流電圧大きさに変換された
後トラツキングサーボ回路48に入力される。
トラツキングサーボ回路48は周知技術のサー
ボシステムで構成され、2系統の入力参照信号を
比較対照することにより、トラツクずれ方向及び
両者のレベル大きさからずれ偏位量を制御電力に
変換することにより、出力端子49から前記ムー
ビングコイル機構34に誤差出力電圧を印加する
ことによつて常時安定な閉ループのトラツキング
制御ループを構成し得るものである。
ここで、走査針29のトラツクt1再生終了後に
p3記録位置24から続けてトラツクt2の再生に
差し掛つた状態を考えると、再出信号p1p2
の極性を前記トラツクt1再生時と同一極性とする
場合は、走査針29が信号p2の検知によつて外
周方向へ移動され、かつ、信号p1の検知によつ
て内周方向へ移動されるようトラツキング制御さ
れることにより、走査針29は続けてトラツクt2
をトラツキングトレースすることはできず、相隣
る最初のトラツクt1又は内周側のトラツクt3に飛
び越して、これらいずれかのトラツクをトレース
することになる。しかして、本発明は上記説明の
ように、トラツクt1再生後、fp3記録位置24と
実質的に同期した参照パルスfp3を再生信号から
取り出し、このパルスfp3を基準としてトラツク
t2再生時は信号p1p2の極性を反転してや
り、p1p2によるトラツキング制御素子への
駆動方向がトラツクt1再生時と反転して前記ムー
ビングコイル機構34を制御する如き構成とされ
ているため、トラツクt2再生時はp1の再生検知
によつて走査針29が外周方向へ、またp2の再
生によつて内周方向へ制御作動される如くにトラ
ツキング制御が行なわれる。従つて、今度はトラ
ツクt2上を引続き正確にトラツキングトレースせ
しめ得、更にトラツクt2の一回転宛のトレース終
了後トラツクt3の再生に対しては再度p1p2
の極性をfp3記録位置24で反転されることによ
り(検波器46,47に夫々互いに周波数の異な
ぅ信号p1p2を2フレーム周期毎に交互に印
加することにより)、同様にトラツクt3のトラツ
キングトレースが行なわれ、以下同様にして第4
図に示す信号ピツクアツプ体33がデイスク21
のデイスク半径方向上、例えばデイスク外周位置
から内周方向へ向けて相続く順次のトラツク軌跡
を正確にトレース再生して所定ピツチ宛に移動す
る。これにより、ノーマル再生画像が得られる。
これにより、同一トラツクの連続再生による静
止画像再生、及び所定回数宛のトラツク繰り返し
再生によるスローモーシヨン画像再生も行ない得
る。例えば、トラツクt1の1回目の再生終了後、
信号記録位置24から検出されるパルスfp3によ
つてトラツキングサーボ回路48に強制力をもつ
パルスを外部から印加する操作によつてトラツキ
ングサーボアンプ(図示せず)からムービングコ
イル機構34に加え、位置24で走査針29をジ
ヤンプバツクさせる制御手段によつて常時トラツ
クt1のみを連続トレースさせることは容易であ
り、またこの操作を所望再生画面中で例えば順次
のトラツクを3回宛に繰り返し再生しながら信号
ピツクアツプ体33の半径方向への移送速度を1/
3にすることと関連して同一トラツクの再生走査
回数が3回宛になるよう、信号p1p2のスイ
ツチングパルスを処理して導く場合は、3:1の
スローモーシヨン画像が得られる構成とし得るも
のであることは以上の説明記述からも明らかに理
解でき、更に必要により従来の溝付きデイスクの
場合と異なり、高速位置検索、頭出し、正逆再生
等各種機能が任意に行ない得るデイスクプレイヤ
ーを構成できる。
なお、主要情報信号の順次のピツト27の各間
隔間に挿入記録される順次の参照信号p1p2
の記録ピツトと重ならないピツチ間隔大きさで記
録してトラツクピツトパターンを形成した場合の
再生時において、走査針29の電極幅101をピ
ツト7の平均ピツト幅と等しくするか、あるいは
それよりも小にして実施する場合は、主要情報ピ
ツト27と2つのトラツク参照情報p1p2
同時には再生されない。この場合には、主要情報
ピツト27とずれ方向におけるp1又はp2のい
ずれかのピツトのみの信号が再生されることは明
らかであるが、再生p1p2の信号処理と、ト
ラツキングサーボ回路の構成は第5図と同様に実
施でき、この場合にはp1p2が常に平衡した
最小レベル値になるような閉ループトラツキング
サーボとなる。
第7図は本発明方法により記録された回転記録
媒体の第2実施例のトラツクパターン図、第8図
は再生系の他の例のブロツク系統図を示す。各図
中、第3図A〜C、第5図と同一部分には同一符
号を附し、その説明を省略する。本実施例は2種
の第1、第2のトラツキング制御用参照信号p
p2中、第1の参照信号p1のみを映像信号
トラツクのトラツク間の中間部分に順次記録し、
かつ、第2の参照信号p2について記録される映
像信号の例えば2H周期毎の水平帰線消去期間の
位相位置にp2のRF信号のままで、被変調映像
信号に重畳して同時に記録し、再生時に第2の参
照信号p2の時間位相を基準にしてゲートパルス
を生成することにより、再生分離された第1の参
照信号p1をこのゲートパルスによつてゲート
し、このゲート出力によつてトラツクずれ方向を
識別するように構成したものである。すなわち、
上記信号p1はトラツキング制御信号として、ま
た信号p2p1を弁別ゲートするためのゲート
パルス生成用参照信号として記録再生するもので
ある。
記録時の動作につき説明するに、第1図中、発
振器10の出力信号p2は合成回路11に加えら
れず、周波数変調器5の出力FM映像信号と適当
なレベルで合成された後、光ビーム変調装置6に
供給される。
また光ビーム変調装置12には発振器9よりの
信号p1のみが印加される。
以下、第1図と同様動作により第1及び第2の
被変調光ビームにより、原盤カツテイングが行な
われ、その原盤又はこれより複製されたデイスク
面上のトラツクパターンは第7図に示す如く、順
次のトラツク間中間部分に2H周期でかつ映像信
号の水平帰線消去期間に対応する実線斜線を施し
た円で示す位置に信号p1が記録され、映像信号
記録トラツク(t1,t2,t3,…)上2H周期でかつ
映像信号の水平帰線消去期間内の破線斜線を施し
た円で示す位置に信号p2が信号p1と確実に位
相同期して記録されたパターンとなる。ここで、
デイスク21の回転周期毎に順次に記録される
p1p2の時間位置位相が第7図に示すように、
第3の参照信号記録位置24をスイツチング記録
時の基準位置位相として隣接トラツク毎に1H宛
ずれた位置に配置記録されるようp1p2の発
振制御パルスを生成する。このパルスは記録され
るテレビ信号の水平同期パルスを分離して2フレ
ーム周期パルスでセツト、リセツトすることと、
1/2計数論理回路によつて容易に形成しうる。
次に第7図に示すトラツクパターンのデイスク
の再生動作につき、第8図と共に説明する。例え
ば、前記走査針29によりピツクアツプ再生され
た映像信号及びp1p2の再生信号中、信号
p1のみが前置増幅器42より取り出されてゲート
回路61及び62に夫々同時に印加される。また
前置増幅器43より取り出された信号p2は発振
時定数約1.5Hを有する単安定マルチバイブレー
タ60にトリガパルスとして印加され、これをト
リガする。この単安定マルチバイブレータ60よ
り取り出された繰り返し周期2Hのパルスはゲー
トパルスとしてゲート回路61,62に夫々の入
力端子63,64から印加され、前置増幅器42
p1のみに再生分離された信号p1を夫々の所
要対応時間と極性でゲート分離する。ここで、上
記前置増幅器42より取り出された信号p1は、
再生信号p2と同時刻には走査トラツク位置から
外周側に配置記録されたp1であり、またこの
p2再生位置を基準にして1H遅れた時間には走査
トラツク位置から内周側に配置記録されたp1
ある。
従つて、例えばゲート回路61からは上記ゲー
トパルスによつて再生信号p2と同時刻(外周
側)の再生p1が、またゲート回路62からはこ
の再生信号p2再生時点より1H遅れた時間位相
p1(内周側)のみの再生p2が夫々弁別ゲー
ト出力される。これにより、ピツクアツプ体(例
えば走査針29)のトラツキング走査ずれ情況を
弁別することができる。
以下、ゲート回路61,62よりののゲート出
力信号p1は、検波器46,47に入力されて直
流分に変換され、この出力信号はトラツキング制
御時のずれ方向及びこのずれの量に対応した所謂
トラツキング誤差信号としてのトラツキングサー
ボ回路48に印加され、閉ループトラツキング回
路を構成せしめ得ることは第5図説明よりも明ら
かである。特に本実施例では第5図の実施例の如
きトラツキング制御信号の極性をデイスク回転周
期毎にスイツチングする必要なく、ノーマル再生
画像を形成せしめ得る特長がある。
また、本実施例では主要情報信号が映像信号で
ある場合、p1のみを順次のトラツク間中間部分
の所定部分に記録し、再生時の弁別用参照信号
p2に関しては例えば映像信号の水平同期パルスの
各対応部分の同期パルス幅を違えるか、あるいは
該相当部分の同期パルス位置にp2を挿入付加す
るよう、記録映像信号の水平同期パルスを整形す
ることにより、再生時にはそれからゲートパルス
を生成することによつても前記と同様にp1を弁
別して初期動作を行ないうる。
また、本実施例において静止画像又はスローモ
ーシヨン画像を得る場合には、再生信号から第3
の参照信号を得て、それを所定のパルス幅振幅に
整形し、2フレーム周期パルスの正極性又は負極
性の駆動パルスに生成して、垂直帰線消去期間で
ムービングコイル機構34を1トラツク宛に所望
周期毎に前後方向に周知技術によりキツクバツク
するように構成すれば良く、入力端子65からこ
の駆動パルスをトラツキングサーボ回路48に印
加すればよい。
更に実施例の如く、主要情報信号と、トラツキ
ング制御用参照信号とをオーバーラツプ記録して
実施する場合は、この主要情報ピツトとトラツキ
ング参照用ピツトとを再生時同時再生しうる。ま
たトラツキング制御用参照信号はp1p2,f
p3の3個に限ることなくそれ以外の複数個を用い
てもよい。更にまた、fp3に関しては前記のよう
に特に挿入記録するとなく例えばデイスクの回転
部の特定位置から機械的に生成しうるよう構成し
てもよい。
なお、上記の各実施例では互いに周波数の異な
る複数のトラツキング制御用参照信号を弁別再生
してトラツキング制御信号に供する場合につき説
明したが、本発明は最少単一の参照信号により例
えば順次主要情報信号によつて変調された前記第
1の被変調光ビームにより記録形成されるトラツ
クの各トラツク間の略中間部分に、前記第2の被
変調光ビームにより記録される参照信号の記録位
置を、順次の形成トラツク毎に所定周期毎に例え
ば映像信号の場合はH周期単位として3Hおき毎
に記録して3トラツク毎に異なつた位置に挿入記
録形成し、しかして再生時においてはそれらの再
生時間位相を弁別ゲートすることによつてミスト
ラツク時のずれ方向及びずれ量を検知する構成と
することにより、単一の参照信号の記録再生によ
つて同様にトラツキング制御の目的を果し得るも
のである。
デイスク21は、前述したように、少なくとも
2本のビームにより夫々のビームの中心位置が1/
2トラツクピツチ離間した位置に同時に記録され
るため、再生時は主要情報信号と共に、各トラツ
ク間の略中間部分に記録されたトラツキング制御
用参照信号が主要情報信号トラツクを挾んだ両側
から単一の再生走査子により常時アナログ量とし
て同時に再生され、従つてこの参照信号再生レベ
ルが平衡状態を保つ如き安定なサーボループを構
成しえ、またトラツキング制御用参照信号を主要
情報信号トラツキングとオーバーラツプ記録して
実施する場合は、記録密度の向上の点からも有利
である特長がある。
なお、上記の実施例では主要情報信号は映像信
号として説明したが、音声信号のみを高ダイナミ
ツクレンジによつて高品質で記録再生したり音声
信号を同一トラツク上にマルチチヤンネル記録形
成して、この記録情報トラツクを前記と同様に再
生トラツキングする場合にも適用できる。この場
合、音声信号情報内容には映像信号における水平
同期パルスや垂直同期パルスのような周期性情報
信号は含まれていないので、第1図の信号記録原
盤製作装置において、例えば記録原盤19を映像
信号の同期パルスを基準信号としてサーボ同期回
転せしめ、しかして例えば複数の音声情報で夫々
周波数の異なる搬送波をFM(又はPCM)して得
られた多チヤンネル音声信号を入力端子4から変
調装置6に入力して記録する一方、記録原盤19
のデイスクモータサーボ制御用の基準パルスと実
質上位相同期した参照信号は映像信号記録時にお
ける水平同期パルスと考えれば、原盤19の回転
位相に同期した周期性パルスを、前記と同様なト
ラツキング制御用参照信号として順次音声情報で
形成される主トラツクの各トラツク間中間部分に
記録する。そして上記参照信号を再生弁別すると
により、前記映像信号における場合の実施例と同
様な構成によつて主トラツクの電気的な再生トラ
ツキング動作を行なうことができる。
また、以上はp1p2に単一周波数を用いた
場合について説明したが、例えば音声信号をFM
してそれを連続的に記録した信号を参照信号p
p2として充当することができる。更には、
周知技術によつてカラー映像信号中の搬送色信号
を低域に周波数変換し、それを参照信号p1
p2に充当する等の変形も可能である。要は、参照
信号は少なくともトラツキング制御に供しうる信
号形態で記録再生されればよく、単一周波数信号
であるか或る帯域をもつた信号であるかを問わな
い。
また、第1図に示す記録系では、好適な実施例
としてレーザービームを用いるようにしているが
電子ビームを2ビームに分割して上記の情報信
号、参照信号を夫々記録するようにしてもよい。
更に、上記の実施例では、光学ピツトパターン
形式に記録したデイスク21を、特に静電容量検
出型の走査針29によつてトラツキング再生する
場合について説明したが、再生手段は走査針形式
に限らず例えばレーザービームを用いた信号読取
りの光学プレイヤーのトラツキング装置に適用し
ても初期の目的を達成しうる。
また更に、デイスク回転数は上記の実施例に限
定されるものではなく、トラツクパターン軌跡も
螺旋状でなく同心円状でもよいことは勿論であ
る。
上述の如く、本発明になる情報信号記録方法
は、少なくとも主要情報信号で変調された第1の
被変調ビームと、主要情報信号帯域外でかつ互い
に周波数が異なる第1及び第2の参照信号で順次
変調された第2の被変調ビームとを用い、第1の
被変調ビームにより回転記録媒体上に幾何学的形
状の変化による螺旋状又は同心円状の主トラツク
を記録形成すると共に、回転記録媒体の1回転周
期毎に第1及び第2の参照信号を順次巡回的に切
換えて上記主トラツクの相隣るトラツク間の略中
間部分に幾何学的形状の変化による螺旋状又は同
心円状の副トラツクを記録形成し、かつ、主トラ
ツク又は副トラツクの第1及び第2の参照信号の
切換記録位置に再生時の第1及び第2の参照信号
の切換のための第3の参照信号を第1又は第2の
被変調ビームにより記録するようにしたため、主
要情報信号を中断(間断)部分を生ずることなく
常に連続的に記録しえ、高品質の再生主要情報信
号を得ることができ、記録用ビームを偏向する等
の手段が全く不要なので記録系を簡略に構成し
て、しかも信号を正確に記録でき、主要情報信号
が映像信号の場合は参照信号を映像信号の水平走
査期間記録対応位置にのみ記録するようにしたた
め、ビート妨害等の画質劣化の原因を一切生ずる
ことなく、また上記参照信号は主要情報信号と周
波数分離のみによつて安定、確実に弁別分離し
得、特に参照信号に波長の長い低周波の単一周波
数を用いることにより、参照信号を極めて安定に
弁別分離し得てトラツキング制御用の信号に供し
得、主要情報信号が少なくとも映像信号の場合は
参照信号の1回転周期毎の記録切換位置を該映像
信号の垂直帰線消去期間内とすることにより、ス
ローモーシヨン再生や静止画再生等の特殊再生を
操作と関連的に任意自在に行ない得、また特に静
電容量型の信号記録再生手段を利用した実施例に
適用した場合に発明の効果をいかんなく発揮しう
る等の数々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の1実施例のブロツク系統
図、第2図A〜Fは夫々第1図の動作説明用信号
波形図、第3図A〜Cは夫々円盤状記録媒体上の
1実施例のトラツクパターンの一部及びその拡大
図、第4図A,Bは夫々本発明方式を走査針形式
の信号ピツクアツプ再生装置に適用した場合の再
生系の要部の1例の概略構成、走査針先端形状を
示す図、第5図は再生系の一例のブロツク系統
図、第6図A〜Dは夫々第5図の動作説明用信号
波形図、第7図は本発明方法により記録された回
転記録媒体の第2実施例のトラツクパターン図、
第8図は再生系の他の例のブロツク系統図であ
る。 1…レーザー光源、5…周波数変調器、6,1
2…光ビーム変調装置、9,10…発振器、21
…デイスク、28…ターンテーブル、29…走査
針、33…信号ピツクアツプ体、34…ムービン
グコイル機構、35…ムービングシヤフト軸、4
0…前置増幅器、42,43…増幅器、44…ゲ
ートスイツチング回路、f1…第1の参照信号、f2
…第2の参照信号、f3…第3の参照信号、46,
47…検波器、48…トラツキングサーボ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも主要情報信号で変調された第1の
    被変調ビームと、該主要情報信号帯域外でかつ互
    いに周波数が異なる第1及び第2の参照信号で順
    次変調された第2の被変調ビームとを用い、該第
    1の被変調ビームにより回転記録媒体上に幾何学
    的形状の変化による螺旋状又は同心円状の主トラ
    ツクを記録形成すると共に、該回転記録媒体の1
    回転周期毎に該第1及び第2の参照信号を順次巡
    回的に切換えて該主トラツクの相隣るトラツク間
    の略中間部分に幾何学的形状の変化による螺旋状
    又は同心円状の副トラツクを記録形成し、かつ、
    該主トラツク又は副トラツクの該第1及び第2の
    参照信号の切換記録対応位置に再生時の該第1及
    び第2の参照信号の切換のための第3の参照信号
    を該第1又は第2の被変調ビームにより記録する
    ことを特徴とする情報信号記録方法。 2 上記主要情報信号は少なくとも映像信号より
    なる信号とし、上記第1の被変調ビームによる該
    映像信号の水平帰線消去期間の記録対応位置に上
    記第2の被変調ビームにより上記参照信号を断続
    的に記録し、かつ、上記第1及び第2の参照信号
    の切換記録位置が該映像信号の垂直帰線消去期間
    に対応する如く記録すると共に、再生時の上記第
    1及び第2の参照信号の切換のための上記第3の
    参照信号は該垂直帰線消去期間に該第1又は第2
    の被変調ビームにより記録することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の情報信号記録方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4964405A (ja) * 1972-10-20 1974-06-21
JPS5046429A (ja) * 1973-08-31 1975-04-25

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4964405A (ja) * 1972-10-20 1974-06-21
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