JPS5851330B2 - ヒカリトラツキング ノ ホウシキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、記録媒体上に記録した情報を再生するための
トラッキング方式に関するものである。

従来、光学的に高密度に情報を記録し、順序よく再生す
ることは困難であった。

例えば、有声映画の光学録音はトラック数が一つである
から、トラック混信なしに再生できたのである。

しかし、例えば高密度音盤（レコード盤）で光を使って
無接触に電気信号に変換再生しようとするとき、回転音
盤の偏心、モーター振動等によって、所定の溝に沿って
トラッキングすることはできない。

光学的に回転ディスクから信号再生するときの難点は、
上記のように、再生時に振動、偏心等の乱れによって特
定の溝（トラック）に沿ってトラッキングできないから
である。

かかる目的を達成するために本発明は、記録媒体上に記
録された情報のトラックを横切るように光ビームのスポ
ットを記録媒体上で偏向せしめることによって、上記情
報をトラッキングすることを特徴とする。

以下、本発明につき、図面を参照して説明する。

第１図は、本発明に係るトラッキング方式を説明するた
めの装置の概略構成を示す図である。

第１図で、１は記録媒体が塗付された回転ディスク、２
，３，４，５，６は所定情報を含むトラックであり、所
定情報は凹凸（溝の深さの変化）あるいは濃淡で変調さ
れている。

７は再生時に用いる光線、８は光線７を微少に集光する
ための光学系、９は微少に集光された光スポットである
。

１０は光スポット９を回転ディスクの回転方向に直角な
方向に振動するための偏向器例えば水晶振動子、光結晶
、あるいは超音波光偏向器である。

１１は回転ディスク１の一部分より反射して（る光１２
をとるためのビームスピリツタ−１１３はパルスカウン
ター、１４は光検知器、１５は復調器である。

１６は光源、例えばレーザ光源である。１７は復調され
た信号を表示する例えばテレビ受像器である。

第２ａ図及び第２ｂ図は、所定情報を記録した溝の形状
を示す。

第２ａ図に於て１は回転ディスク、２，３，４，５及び
６は所定情報が記録された溝即ちトラックである。

２１，２２，２３は所定情報のエレメントつまりトラッ
ク中で信号が記録されている部分である。

記録のやりかたは回転方向にそってエレメントが第２ｂ
に示すように、溝の深さの変化あるいは濃淡（溝の光の
反射率の変化）で記録されている。

即ち、各エレメントはエレメントが１つの深さのあるい
は光学的濃度を有するのである。

第３ａ図から第３ｂ図は記録信号を含む溝の他の形状を
示す。

第３ａ図で、１は回転ディスク、２．３，４，５及び６
は記録情報を含むトラックである。

２１，２２は記録情報のエレメントである。

記録は回転方向とほぼ直角方向に沿ってエレメントが第
３ｂ図に示すように深さ、あるいは濃淡で変調されてい
る。

本発明による光学的トラッキングの動作を第１図及び第
４−ａ図及び第４−ｂ図によって説明する。

第１図において、入射光ビーム７は偏向器１０、ハーフ
ミラ−１１，レンズ８を通って回転ディスクの一点に微
小なスポット９を形成する。

偏向器１０によりビームスポット９は２，３，４，５゜
６の間を高速で振動しているようになっている。

また、スポット９は、溝３，４，５０間を振動させても
さしつかえない。

なお、スポットは、例えば５ＭＨｚ の周波数で振動さ
せ、信号の周波数は４ＫＨｚ〜５ＫＨｚである。

ビームスポット９からの反射光１２はレンズ８、ハーフ
ミラ−１１，を通って光検知器１４に入る。

光検知器１４から発生した信号はパルスカウンター１３
でコントロールされなから復調器１５を通って電気信号
に変換される。

ディスク１が回転し、偏向器１０で微少スポット９を振
動させた場合の微少スポットの動きを示したのが第４図
である。

第４図において、２，３，４，５，６は第２図、３図に
示すような情報が記録されているトラックである。

微少スポットを、例えばトラック４を中心にして、トラ
ック５，６、およびトラック３゜２をまたがるように振
動させると、ディスクの回転につれて、微少スポットは
各トラックを横切るとき、その交点、３０，３１．３２
，３３，３４゜３５．３６，３７，３８，３９，４０，
４１ 。

４２．４３，４４，４５，４６，４７，４８゜４９．５
０，５１．５２、において、トラックに含まれている記
録情報が第４−ｂ図に示す如（時間的にとりだすことが
できる。

ここで今注目しているトラックが図のトラック４である
とすれば、記録情報として、とりだしたいのは交点３０
゜３５．４０，４５・・・・・・からの信号であり、そ
の他の交点から発生する信号はとりのぞく必要がある。

そのようなサンプリングされた信号を第４−ｂ図に示す
。

第４−ｂ図に示すような多くのトラックより読出された
信号より、ある特定のトラック、例えばトラック４だげ
のものをサンプリングする機能を、第１図に示すパルス
カウンター１３で行なわせている。

第１図においてパルスカウンター１３は光偏向器１０、
光検知器１４と連結されており、まず光偏向器１０は、
ディスク１の外側即ち＋側に向って微少スポット９をふ
らせる。

光検知器１４では第４−ａ図、第４−ｂ図に示す如く、
３１゜３２０２個の信号があられれる。

この２個の信号がパルスカウンター１３に印加されると
、パルスカウンター１３は光偏向器１０に指令を与えデ
ィスク１の内側即ち一側に向って微少スポット９をふら
せるようにする。

即ち、偏向器の一側の端子Ｂにパルスカウンター１３の
出力を印加する。

そうすると光検知器１４では、第４−ａ、第４−ｂ図に
示す如く、３３，３４，３５，３６，３７の５個の信号
があられれる。

５個の信号のうち最初から３番目の信号、即ち３５をサ
ンプリングして、復調器１５に入れる。

パルスカウンター１３が５個のパルスを受けるとパルス
カウンター１３は、光偏向器１０に指令を与えディスク
、１の外側即ち＋側に向って微少スポット９をふらせる
ようにする。

即ち、偏向器の＋側の端子Ａにパルスカウンター１３の
出力を印加するのである。

上記のようなくりかえしをすることによって、特定のト
ラック、例えばトラック４から第４−ｂ図に示す如く信
号３０，３５，４０，４５，５０ととりだすことができ
る。

なお、第４−ａ図においては、スポット９を上記＋側に
ふらせて各トラックを横切る場合を（１０１）、（１０
０）及び（０１０）のコードで示し、スポットを上記−
側にふらせて各トラックを横切る場合を（０１０）、（
０１１）及び（０１０）で示している。

そして、コードが１のとき各スイッチＡ、Ｂ及びＣは閉
じ、コードが０のときは各スイッチＡ、Ｂ及びＣは開と
なるのである。

以上詳述したように、本発明によれば、光学的に読み取
り得る形態で記録した情報をディスクに外乱があり、振
動しても、トラッキングしながら順序よく再生できる点
で効果が太きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるトラッキング方式を説明する装置
の構成国、第２ａ図及び第２ｂ図はディスク上への情報
の記録形態を示す図、第３ａ図及び第３ｂ図ディスク上
への情報の他の記録形態を示す図、第４−ａ及び第４−
ｂ図は本発明のトラッキング説明図でアル。 １：回転ディスク、２，３，４，５，６：溝、７：光ビ
ーム、８：集光レンズ、９：微少スポット、１０：光偏
向器、１１：ハーフミラ−１２：変調信号、１３：パル
スカウンター、１４：光検知器、１５：復調器、２Ｌ２
２，２３：記録情報のエレメント、３０〜５２：光ビー
ムと溝の交点。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 変調された情報を光学的に続み取り得る如くトラッ
   ク状に凹凸又は濃淡の形態で記録した記録媒体上に光の
   スポットを集光し、上記光スポットを情報の有する周波
   数よりもかなり高い周波数で記録媒体の半径方向に偏向
   させるとともに、前記光スポットを、所要の記録トラッ
   クを中心にして、そのトラックの両側の少くとも１つ以
   上の隣接記録トラックを横切る位置まで偏向させ、上記
   光スポットが上記記録トラックを横切ときに、上記情報
   を選択的に検出し、検出信号より上記情報を再生するこ
   とを特徴とする情報再生方式。