JPS5946066B2 - 回転記録媒体 - Google Patents

回転記録媒体

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JPS5946066B2
JPS5946066B2 JP58223754A JP22375483A JPS5946066B2 JP S5946066 B2 JPS5946066 B2 JP S5946066B2 JP 58223754 A JP58223754 A JP 58223754A JP 22375483 A JP22375483 A JP 22375483A JP S5946066 B2 JPS5946066 B2 JP S5946066B2
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track
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pulse
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寿雄 金城
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Victor Company of Japan Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上のす刊分野 本発明は回転記録媒体に係り、特に再生走査子のトラッ
キングのための案内溝を有することなく、同心円状又は
螺旋状トラックに情報信号が記録されてある回転記録媒
体に関する。
従来技術 本出願人は先に特願昭51−38809号(特開昭52
−123205号)及びその分割出願(例えば特願昭5
2−25259号その他)により、2本の被変調ビーム
のうちの一方の被変調ビームを用いて主要情報信号を回
転記録媒体上に幾何学的形状の変化としで螺旋状又は同
心円状の主トラックに連続的に記録すると共に、この主
トラックの各トラック中心線間の略中間部分(以下、各
トラック間の略中間部分ともいう)にトラッキング匍脚
のための参照信号を他方の被変調ビームにより記録し、
これを再生する方式を提案した。
これにより、トラッキング動作を安定に行ない得、特に
走査針再生型の回転記録媒体に適用した場合には針案内
溝を不要にしえ、もつて走査針を長寿命にでき、また特
殊再生も行ない得る等の特長を有する。発明が解決しよ
ラとする問題点 しカルて、上記の提案の再生方式において、複数のトラ
ッキング制御用参照信号を、回転記録媒体の1回転周期
毎に順次切換え記釘された回転記録媒体を再生する場合
にはその切換記録位置を正確に再生時に検出し得ないと
安定な特殊再生ができないおそれがあり、またトラッキ
ング制御動作もよりー層安定に行なえないことがある。
そこで、本発明は第1、第2のトラッキング制御用参照
信号の1回転毎の切換位置に第3の参照信号を記録する
と共に、第1乃至第3の参照信号の周波数も主要情報信
号の記録帯域よりも低域に選定することにより、上記の
問題点を解決した回転記録媒体を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 本発明は、主要情報信号が螺旋状又は同心円状の主トラ
ックを形成して記録されると共に、該主トラックの各ト
ラック間の略中間部分に主要情報信号の記録周波数領域
より低い周波数領域の互いに周波数が異なる第1及び第
2のトラッキング制御用参照信号が回転記録媒体の1回
転周期毎に順次切換えられて副トラックを形成して記録
され、かつ、上記第1及び第2の参照信号の切換に関連
した位置の1回転周期毎に該主又は副トラツク上に第3
の参照信号が記録された構成としたものであり、以下そ
の谷実施例について図面と共に説明する。
実施例 第1図は本発明になる回転記録媒体(以下ディスクに例
をとつて説明する)の記録系の一例のプロツク系統図、
第2図A−Dは夫々第1図の動作説明用信号波形図を示
す。
第1図中、レーザー光源1より出射されたレーザービー
ムはハーフミラー2で一部が反射されて光ビーム変調装
置14に供給される一方、一部が透過され更に反射鏡3
にて反射された後光ビーム変調装置6に供給される。
一方、入力端子4より入来した記録すべきカラー映像信
号(第2図Aに垂直同期パルス25を単位として示し、
同図Cに水平同期パルス26を単位として示す)及び音
声信号は周波数変調器5に供給され、ここで適当な搬送
波を周波数変調(FM)としてFM波とされて上記光ビ
ーム変調装置6に変調信号として印加され、ここで上記
レーザービームを変調する。これにより、上記装置6よ
りFM信号に応じて変調された第1の被変調光ビームが
取り出される。この第1の被変調光ビームは反射鏡16
で反射されて偏光プリズム17を透過し、更に反射鏡1
8で反射されて対物レンズ19に入射せしめられ、ここ
で主要情報信号の被変調光ビームとして集光された後ガ
ラス等の円盤状記録原盤20上に塗布された感光剤21
に焦点一致して集光され幾何学的形状変化による螺旋状
又は同心円状の主トラツクを記録形成する。一方、入力
端子7,8,9より発振器10,11,12にスイツチ
ングパルスが印加され、例えばその正極性期間は発振動
作を行なわしめ、かつ、その負極性期間で発振動作を停
止せしめる。
発振器10,11及び12は、その発振動作時、単一周
波数Fpl(例えば700k出)、FP2(例えば50
0kHZ)及びFp3(例えば300kHz)を夫々発
振出力する。ここで、上記入力端子7,8の入カスイツ
チングパルスは、例えば記録原盤20の1回転宛2フレ
ームの映像信号を記録する場合には、第2図A及びCに
示す記録すべきカラー映像信号から垂直同期パルス25
を分離し、これを1/4カウントダウンして得た2フレ
ーム周期の同図Bに示すパルスと、入力映像信号から同
期信号部分を分離して、同図Cに26で示す水平同期パ
ルスを分離して1H(Bば水平走査期間)周期毎に出力
せしめ、そのパルス幅が記録すべきカラー映像信号の水
平帰線消去期間(以下H.BLKと略す)に位相同期し
たパルスとされたものが2フレーム周期毎に交互に用い
られる。なお、トラツキング制御用参照信号Fp,,f
p2が第2図Cに27で示すカラーバースト信号に影響
を及ぼすことのないよう、上記のパルス幅が選定されて
いる。これにより、発振器10より第1のトラツキング
制御用参照信号FPlが第2図C,Dに夫々示す如き時
間位相関係で2フレーム期間(1/15秒)出力され、
引続いて発振器11より第2のトラツキング制御用参照
信号FP2が同図C,Dに夫々示す如き時間位相関係で
2フレーム期間出力され、以下同様に、順次FPl,f
P2が2フレーム毎に交互に出力される。ここで、上記
参照信号F,l,f,2の切換位置に対応して再生時の
インデツクスパルスとして第3の参照信号FP3が発振
器12より出力される。
この場合、記録すべき主要情報信号が映像信号の場合に
は、静止画像再生あるいはスローモーション再生等の特
殊再生を行なううえからは垂直帰線消去期間(以下 B
LKと称す)でキツクバツク制御を行なう必要があるた
め、参照信号FP3はV.BLK部分に挿入記録される
。第3図Aは記録映像信号のV.BLK部分を示し、垂
直同期パルスから等化パルス後の最初の水平同期パルス
部分において白側に28aで示す如く、2〜3H期間適
当なパルスが上記信号FP3として記録されることが考
えられる。しかし、静止画像再生、又はスローモーシヨ
ン再生時、走査釧を信号FP3によつてキツクバツク動
作せしめた場合、一般的には最初のキツクバツク後、ト
ラツクを飛び越して後すぐには指定トラツク上に走査針
を安定させ得ず、幾分ハンチングを伴い、更には走査針
のトラツキングムーピング機構の応答特性等の関係から
、キツクバツクと関連して画面上部にキツクバツクの影
響から幾分ノイズを伴う場合がある。従つて、キツクバ
ツクを完全に.BLK内に挿入して行なう為には、信号
記録再生時のスィツチング動作を映像信号終了間際で行
なえばよく、従つて、この場合必要によりFP3は記録
映像信号に対して第3図Aに28bで示すタイミング位
置に挿入記録してもよい。しかし、本発明においては少
なくとも映像信号が記録されたデイスクをトラツキング
再生する場合に限らず、音声信号のみがFM又はPCM
記録されたデイスクを充分広いダイナミツクレンジによ
つて高品質でトラツキング再生するか、それを長時間又
はマルチチヤンネルとして記録したデイスクを同一の再
生装置でアダプターを付加するのみで、それらビデオ・
デイスク及びオーデイオ・デイスクを互換性をもつて再
生しうる目的にも供し得るものであり、かかる場合音声
情報には水平あるいは垂直同期パルスのような周期性情
報が含まれていないので、FP3を第3図Aに28a又
は28bで示す信号波形で記録することは互換性の点で
適当でないので、FP3は以下のように記録されること
が望ましい。
1記録媒体の一回転宛の所定位相位置でFP3を適当期
間発振させて第1図に24で不す合成回路で主要情報信
号の所定部分に適当レベルで重畳し、第1の被変調光ビ
ームにより主トラツクと同一トラツクに記録する。
2fP3を前記FPl,fP2と共に、第2図D、第3
図Aで示すように所定期間、合成回路13に供給して時
系列的に合成し、後述する第2の被変調光ビームにより
記録する。
例えば、2の方法について説明するに、合成回路13の
出力信号は光ビーム変調装置14に変調信号として印加
され、ここで光変調波に変換された後、第2の被変調光
ビームとしてその輝度(ビーム光量)を光フイルタ15
で前記第1の被変調光ビームの光量よりも適当に減衰調
整され、偏光プリズム17に導か板ここでその偏光面が
第1の被変調光ビームの偏光面と900ずらされる。
上記合成回路13の出力信号は第3図C又はDに示す如
くになる。ここで、第3図CはFP3が、FPlとFP
2の切換位置にFPl,fP2と同様なH単位のサンプ
リング周期で所定のH周期パルスのパルス幅に対応した
2〜3H期間の断続的発振パルスとして挿入記録される
場合の波形を示す。また同図DはFP3が、2H〜3H
の所定幅期間連続して記録される場合の波形を示す。第
3図Bは記録すべき映像信号と位相同期したH周期パル
ス又は音声情報のみを記録する場合は記録原盤20を微
細に回転制御すべき基準パルスを示し、少なくとも映像
信号を記録する場合は29で示す期間が該映像信号の垂
直帰線消去期・間に対応する。
このH周期パルスは参照信号FPl,fP2,fP3と
第3図B.5C又はDに夫々示す如き位相関係とされる
。なお、FP3力聯入される部分にもFPl,fP2を
順次交互に挿入配置するようにしてもよい。
しかし参照信号FP3記録のため3〜4H程度FPl,
fP2が欠落しても実際にはトラツキングサーボ動作上
に何らの支障をもたらすものではない。偏光プリズム1
7を通過した第2の被変調光ビームは上記第1の被変調
光ビームと同時に反射鏡18、対物レンズ19を夫々経
て、同期回転せしめられている記録原盤20上の感光剤
21上に所定ピッチで半径方向に移動照射され、幾何学
的形状の変化として例えば螺旋状トラツクを形成する。
このとき、第2の被変調光ビームは、第1の被変調光ビ
ームに対して偏光プリズム17により対物レンズ19へ
の入射光路が調整されており、第1の被変調光ビームに
より記録形成される主トラツクに対し、略1/2トラツ
クピツチ(ここではトラツクピツチとは相隣るトラツク
の両走査中心線間のトラツク幅方向の距離をいう)離間
して副トラツクを記録形成する。また、このとき走査針
型信号読取り形式に適用するディスクの場合であつても
、走査針案内溝は形成されない。第4図は第1図の記録
系により記録されるべき信号の一例の周波数スペクトラ
ムを示す。
11及びはNTSC方式カラー映像信号及び音声信号で
単一の搬送波を周波数変調した、主トラツクに記録され
るべき変調波中の搬送波の偏移周波数帯域(7〜10M
Hz)、下側波帯(2.5〜7MHz)及び上側波帯(
10〜15MHz)を夫夫示す。
この下側波帯よりも低域周波数帯域にFPl,fP2,
fP3の各参照信号の周波数が選定される。なお、第1
図において、レーザー光源1のビームパワー等の都合か
ら2つのビームに分割することが不都合な場合は破線2
2で示す別のレーザー光源を新たに用意し、光ビーム強
度、変調度等を前記第1の被変調光ビームに対して適当
に加減し、その出射光ビームを反射鏡23で反射して光
ビーム変調装置14に供給するように構成してもよい。
この場合、レーザー光源1の出射光ビームは光ビーム変
調装置6にのみ供給される。また上記参照信号の夫々は
主要情報信号としてカラー映像信号を記録する場合は、
その色副搬送波を周波数逓降して得るようにしてもよい
更に、光ビームを用いて記録する代りに電子ビームを2
重ビームとして記録するようにしてもよい第1図に示す
記録系により記録されたカツテイング原盤上又はプレス
された本発明になる回転記録媒体のトラツクパターンの
各実施例は結果的に第5図A−Dに示す如きものとなる
FPl,fP2,fP3は回転記録媒体の一例としての
ディスク30の円心方向に並び揃えられて記録されてい
る。第5図Bは同図Aに示すデイスク30の円形内の一
部分を拡大図示した第1実施例のトラックパーツを示す
図であり、Tl,t2,t3・・・・・・は断続する無
数のピツト31によりデイスク30の1回転宛記録形成
された第1番目、第2番目、第3番目、・・・・・・の
主トラツクで、各主トラツク間の略中間部分にFPl,
fP2のトラツキング制御用参照信号が主トラツクのピ
ツト深さよりも浅い深さの断続するピツトにより1回転
周期で交互に記録されており、第3の参照信号FP3が
破線で示訂I<FPl,fP2の切換記録位置32にタ
イミングパルス(インデツクスパルス)として記録され
ている。主要情報信号が少なくとも映像信号よりなる場
合は、FPl,fP2は第5図Bに33で示す水平帰線
消去期間内に、またFP3はV.BLK部分に記録され
ることは前述した通りである。
第5図Cは第5図Bの要部を更に拡大図示したもので、
34で示すトラツクピツチ(例えば2.8μm)、ピツ
ト幅(トラツク幅:例えば2.6μm)35の主トラツ
クの各トラツク間の略中間部分に、36で示すビツト幅
(例えば1.2μm)の副トラツクが主トラツクとオー
バーラツプ部分37,3rを有して記録された第1実施
例のトラツクパターンを示す。
このトラツクパターンのデイスクを再生する場合には、
単一の走査子により、主トラツクより主要情報信号を再
生すると同時にFPl》FP2が常時アナログ量として
比較するュとができ、従つてこの出力レベルが平衡状態
を保つ如き安定なサーボループを構成し得、また主トラ
ツク及び参照信号による副トラツクをオーバーラツプ記
録する場合は極めて密接して記録形成し得るので、記録
密度の上昇をはかる上からも有利である特長がある。第
5図Dは、トラツクピツチ34が同図Cと同一の2.8
μmであるが、主トラツクのピツト幅38をトラツクピ
ツチ34と一致させて各主トラツク間の空白部分をなく
すように主トラツクを2.8μmのトラツク幅で記録形
成し、各主トラツク間の中間部分にピツト幅39が例え
ば1.0μmの副トラツクを主トラツクとオーバーラツ
プするように記録形成した本発明の第2実施例のトラツ
クパターンの部分拡大平面図を示す。
このトラツクパターンを記録形成する場合は、信号読取
り感度及び情報トラツクの記録密度の上昇をはかるうえ
から一層有利であるが本発明はこのトラックパターンの
場合にも所期の目的を果し得るものである。次に本発明
になる回転記録媒体の再生系について説明するに、第6
図は回転記録媒体再生装置の一例のプロツク系統図を示
す。
走査針40により公知技術によつて静電容量の微弱変化
として読取られた本発明の一実施例のデイスク30から
の再生信号は、この静電容量の変化に応じて共振周波数
が変化する共振回路を有する前置増幅器41に供給され
て所望レベルの信号とされた後二分され、その一方は出
力端子42より復調器(図示せず)に出力されて主要情
報信号が再生され、他方は低域フイルタ43で第4図に
が示す主要情報信号記録帯域よりも低域周波数成分が分
離沢波された後AGC回路44に供給される。上記低域
フイルタ43は、AGC回路44が再生信号中の主要゛
晴報信号の再生レベルや周波数特性等によつて影響され
ることがないよう、参照信号FPl,fP2,fP3の
所要の周波数成分だけを沢波するようにこれらの参照信
号を主要情報信号かう分離するために設けられている。
ところで、前置噌幅器41よりの再生信号は、デイスク
30の半径位置、デイスク30の盤面と走査針40に設
けられている電極部との微妙な接触情況の変化、走査針
40の摺動面に対するゴミ付着、デイスクの掛け替え、
更には接触情況等の微妙な経時変化等に起因して再生レ
ベルの変化を伴うものであるが、これと共に参照信号F
Pl,FP2,fP3も時々刻々に再生レベルQ変動を
伴い、それをそのまま直流誤差電力に変換して走査針4
0の駆動機構に印加したのでは、サーボのループゲイン
が再生信号レベル変化と共に常時変化されてしまう結果
、安定なトラツキングサーボを掛け得ず、サーボループ
が乱され、ミストラツキングが発生することになる。
そこで、再生参照信号の各々を弁別分離して差動増幅器
に印加する以前に、上記AGC回路44を設けて参照信
号レベルが常に所定レベルを保ち、上記の再生信号レベ
ル変化を補正するようにしている。
ただし、トラツキング制御用参照信号FPl,fP2の
再生レベルはトラツキングずれに応じて変化するので、
この変化を検出してトラツキング制御を行なう必要があ
るため、後述する如くAGC回路44は、F,l,f,
2の夫々の再生レベルの和が常に所定の一定レベルとな
るように構成する必要がある。AGC回路44の出力信
号はFPl,fP2及びFP3に夫々急峻な通過周波数
帯域の中心周波数を有する帯域フイルタ45,46及び
47に同時に供給される。
帯域フィルタ45,46の出力再生参照信号FPl,f
P2は夫々第r図A,Bに示す如く、デイスク30の再
生時は夫々連続出力され、可変抵抗器48,49により
夫々所定レベルに揃えられて極性切換え回路50に供給
され、少なくとも通常再生時は第5図Bに32で示す位
置(記録主要情報信号が映像信号の場合は.BLK部分
)を基準にして生成発生されるようにしたスイツチング
パルスを入力端子51から印加してデイスク30の1回
転周期毎にFPl,fP2のスイツチングを行なう。こ
こでは、前述したようにディスク回転数900rpmで
あるので、デイスク1回転宛2フレームの映像信号が記
録されているため、2フレーム(1/15秒)毎に極性
反転スィツチングパルスにより、極性切換え回路50よ
り検波回路52には第7図Cに示す信号とされて、また
検波回路53には同図Dに示す信号とされて供給される
。しかして、上記のスイツチングパルスは、本発明のデ
イスク30にはFPl,f,2の切換記録立置に対応し
て記録されている参照信号FP3より得ることができる
すなわち、帯域フイルタ47で分離沢波された第7図E
に示す第3の参照信号)FP3は、検波回路67に供給
され、ここで、ノイズ等の影響を受けないよう波形整形
された後、フリップフロツブ68に印加され、これをト
リガする。
このフリツブフロツプ68の出力頃出力端子69より入
力端子51に印加される。なお、この場合、走査針40
からの信号欠落、ノイズ等による影響を防止してより安
定、確実なスイツチングパルスを端子69に得るために
は、15Hzで自走発振する如きフライホイール発振珠
又は同様な役目を果し得るようAFC回路等を構成して
フリツプフロツプ68に適用すると一層望ましい。
検波回路52,53は入力参照信号を直流電圧に変換し
、差動増幅器54の夫々の入力端子に供給する。
差動増幅器54はFPl,fP2の再生レベルに応じて
変化する検波回路52,53の出力信号を比較対照して
トラツクずれ方向及びずれ偏移量に応じたトラツキング
誤差信号を出力し、サーボループ全体のループゲインを
調整する可変抵抗器55を経て比例補償回路56及び微
分補償回路57に夫々供給する。これらの補償回路56
及び57で夫々所定の特性補償がなされた信号は、夫々
の利得を調整するための可変抵抗器58,59を経て制
御電力増幅器60に供給され、ここで所定電力に増強さ
れた後、出力端子61から走査針40のムービング機構
素子に印加され、閉ループにより走査針40を安定にト
ラツキング匍脚できる。上記のムービング機構素子とし
て、本出願人が先に特願昭51−123285号にて提
案し、その後昭和58年8月2日付にて公告決定された
カンチレバ一装置を適用した場合は、より安定にしかも
高精度でトラツキング制御ができる。
すなわち、走査針40は一端がダンパ63を介してブラ
ケツト64に固定されたカンチレバ一62の自由端に固
着されており、カンチレバ一62の長手方向と同一方向
に延在して配設され、かつ、厚さ方向に着磁された永久
磁石65によりカンチレバ一62の周囲に垂直方向に形
成される磁界と、カンチレバ一62の頂部にその軸線方
向に延在して固着された導線66に印加される上記出力
端子61よりの制御電力とにより、カンチレバ一62が
トラツク走査方向と直角方向に駆動変位せしめられ、走
査針40はこれに伴つてトラツキング制御される。なお
、走査針40としては、例えば本出願人が先に特願昭5
1−127767号にて開示した第8図に示す如き摩耗
が進行しても電極幅寸法が変化しない針構造のものを使
用することが走査針及び盤面寿命のうえからより望まし
い。
第9図はAGC回路44の一例の具体的回路を示す。
低域フィルタ43の出力信号は入力端子71よりAGC
制御アンプ72、増幅器73を順次経て検波回路75に
供給され、ここで包絡線検波されて直流分とされた後直
流増幅器76で直流増幅されて再生RFレベルに応じた
直流電圧に変換される。この直流増幅器76の出力はバ
イアス調整器77からの直流レベルを更に重畳付加され
た後、AGC制御アンプ72に誤差電圧として帰還され
その利得を制御する。この閉ループにより増幅器73か
ら所定の設定レベルとされたAGC出力が出力端子74
に導かれる。次にAGC回路構成の変形例について第1
0図A,Bと共に説明する。
同図A,B中、第6図及び第9図と同一部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。帯域フィルタにより、
弁別再生したトラツキング制御用参照信号FPl,fP
2をレベル検出して夫々の出力に対してAGCをかける
ことは、トラツキングサーボの制御動作時において、カ
ンチレバ一62の弾性、剛性と印加される制御電力との
平衡状況等により、FPl弓Fp2′)再生レベルの夫
々はトラツキング制御動作と関連して変動され、FPl
,fP2の夫々の相対レベルが常時一定とは限らず、F
Pl,fP2の個々のレベルからAGC制御電圧を検出
することは本質的にサーボ制御の動作と相反することに
なる。すなわち、カンチレバ一62の機械的偏位量によ
り、参照信号FPl,fP2のトラツキング動作時にお
ける再生レベルは常時平衡状態とは限らず、Fp,,f
p,の再生レベルはその結果常時同一レベルには保たれ
ない。従つて参照信号FPl,fP2の夫々をAGC回
路により所定レベルに保持することは、サーボの制御動
作が逆補正をすることになつて所定の機能を果し得ない
ことになる。従つて、再生装置に適用されるAGC回路
の構成は、参照信号FPl,fP2の夫々がトラツキン
グサーボ回路の入力部分で所定レベルになる如く、すな
わちAGC制御の為の制御電圧は、前記したように少な
くとも再生参照信号FPl,fP2が同時に存在するサ
ーボ回路の入力部で生成するか、又は再生参照信号FP
l,fP2の分離後に生成する構成とした場合には、第
10図A,Bに示す如く再生参照信号FPl,fP2の
和の電圧を基準電圧として用いるように構成すればよい
。なお、差動増幅器54の出力はトラツキング誤差信号
としての直流電圧となるので、差動増幅器54の出力に
対してはAGC回路を挿入できず、更にAGC制御の為
の基準電圧をも生成せしめ得ないことは明らかである。
第10図Aにおいて、検波回路52,53の出力直流電
圧は抵抗78,79により加え合わされた後直流誤差増
幅器80で適当にレベル増強されてAGC制御アンブ7
2に利得制御用電圧として帰還印加される。
これにより、単一のAGC制御回路により再生参照信号
FPl,fP2の和のレベルを常に略一定にし得る。第
10図Bは2個のAGC回路82,83を用いた場合の
例で、低域フイルタ43から再生参照信号Fp,,fp
2を含んだトラツキング制御用参照信号の帯域領域のみ
が沢波された再生レベルが検波されて取り出され、更に
増幅器88で直流電圧が増幅されて利得制蝿圧としてA
GC回路82,83に同時に印加される。
これにより、第6図と同様のAGC動作を行ない得る。
なお、この場合、AGC回路82,83は直流レベルか
らAGC動作を行ない得るよう構成されている。以上の
再生装置のAGC回路の構成においてトラツキング制御
用参照信号に&ζ前記した様に主要情報信号の搬送波に
対して1桁程度低い単一周波数を適用しているが、主要
情報信号は記録波長が短かく(実施例では外周部で1.
4μm程度、内周部で0.6μm程度)、従つてデイス
クの半径位置及び走査針の盤面に対する電極の接触隣況
及び該摺接部への異物等の付着に起因して微妙に再生レ
ベルが不安定に変化する。しかるに、トラツキング制御
用参照信号よ記録波長が主要情報信号のそれに比し桁違
いに長い関係から主要情報信号の再生に比し、安定な出
力が得られる。更に又トラツキング制御用参照信号の、
主要情報信号中特に音声信号に対する妨害を防止する上
.からトラツキング制御用参照信号の記録レベルを主要
情報信号に対して−15dB程度に減衰する様に実施し
ている。しかし、主要情報信号と参照信号の両者の周波
数領域(波長)による周波数特性の違いから、主要情報
信号及び参照信号のデイスク半径位置、各種前記信号読
取り情況に起因した再生レベル変化の情況は必らずしも
対応しない。
そこで、トラツキングサーボに印加すべき参照信号は前
記の様にAGC回路により常時所定レベルに保持して印
加する必要があるが、該AGC制御を前置増幅器41の
出力のまま主要晴報信号をも含めて該全体領域を制御す
る様に構成するか、AGC制御の為の利得制御基準電圧
を少なくとも主要情報信号の搬送波領域を含めた再生レ
ベルから検出したのでは所望の目的を果し得ないものと
なる。
しカルて上記のサーボ構成では、主要情報信号が含まれ
ない低周波数領域のトラツキング制御用の参照信号が記
録された領域のみを前置増幅器41から沢波し、少なく
ともAGC回路制御の利得制御緯電圧を主トラツキング
制御用参照信号をなすFPl,fP2の両者の沢波出力
から生成する様、上記の如きAGC回路構成にすること
により、良好に所期目的を果し得る。次に、本発明にな
る回転記録媒体を静止画像再生又はスローモーシヨン再
生を行なう場合の再生装置の動作について第5図B、第
6図及び第11図A−Dと共に説明する。
まず、静止画像再生の場合について説明するに、例えば
第5図Bに示すトラツクT2のみを連続再生して静止画
像を得る場合、F,l,fP2の記録切換位置、すなわ
ち、トラツクの始点(又は終点)32(第3図で説明し
たFP3(ハ)杷録位置)から、T2を再牛開始してデ
イスク30の1回転期間トラツクT2を再生し、t′!
で示す位置から再び32で示す位置に差しかかつた時点
で、トラツクT2の再生態様のままの制御極性でかつ極
性切換え回路50の切換動作を停止させただけでは、走
査針40が再び32の位置を通過した際、トラツクT3
を一旦は走査しかけるが、Fp,,fp2を検知すると
前記Fp,,fP2のT2へのトラツキング制御極性と
の関係からそのままトラツクT3上をトラツキング再生
することはなく、T2かT4のいずれかのトラックに飛
び移つていずれかのトラツクを走査することになり、走
査するトラツクがT2とは限らないのでT,のみの連続
再生は行ない得ない。そこで、静止画像再生時は、上記
の回路50の切換動作の停止と共に、32のスイツチン
グ位置でキツクパルスをトラツキングサーボ系に印加し
、t≦位置から位置32でトラツクT2の始点位置に走
査針40を1トラツクピツチ宛キツクバツクさせるよう
にしたものである。
この目的のため、第6図に示す出力端子69よりのスイ
ツチングパルス(あるいは検波回路67の出力)は波形
整形されて記録映像信号(第11図Aに単位で示す)の
2フレーム周期毎に位置32に対応して出力されるパル
ス(第11図Bに示す)とされ、これをキツクバツク動
作のタイミングパルス(キツクパルス)として、例えば
、入力端子70より微分補償回路57に印加される。
実際にはサーボ系と走査針ムービング機構部の制御極件
等を勘案することにより、静止画像再生時のキツクパル
スの極性を選定し、かつ、ジアップ偏位量が丁度1トラ
ツクピツチになるよう、該キツクパルスの振幅及びパル
ス幅を予め設定しておくことにより、所望の静止画像を
再生できる。また、任意速度比のスローモーシヨン再生
を行なう場合、例えば1/7のスローモーシヨン再生時
においては、走査針40のデイスク30の半径方向への
移送速度を、通常再生時のそれの1/7に減速すること
と関連して、キツクパルスを入力端子70に印加し、入
力端子51に印加される通常再生時のスイツチングパル
スを1/7にカウントダウンして入力端子51に印加す
る。すなわち、スイツチングパルスは1/7にカウント
ダウンされて第11図Cに示す如きパルスとされて入力
端子51より極性切換え回路50に印加される。またこ
れと同時に、走査針40が同一トラツクを7回宛繰り返
し再生するよう第11図Dに示す如きキツクパルスが入
力端子70に印加される。これにより、1/7のスロー
モーシヨン再生ができる。なお、所定回数繰り返し再生
後に次トラツクに走査針40を進めるときは、32のス
イツチング位置でFPl,fP2に対するスイツチング
パルスの極性を反転すると共に、キツクバツクパルスは
端子70への印加を休止する。更にフアーストモーシヨ
ン再生のときは、キツクパルスは走査針40を1トラツ
クピツチ分順方向にキツクさせるような極性とされる。
上記の他に逆転再生とか高速再生等の他の特殊再生も同
様にして任意自在に行ない得る。なお、上記の再生装置
は、第3図C,Dに示す波形中、V.BLK部分にF,
3を挿入記録してそれをタイミングパルスとして再生時
に生成する場合について説明したが、例えば.BLKで
2〜3H期間FPl,fP2を記録せず、再生時に該欠
落部分を他の記録部分と検知弁別する(例えばF,l,
f,2を積分回路に通す)ことによつても、それをFP
3としての目的に供し得る。
応用例 再生されるべきデイスクのトラックパターンとしては、
第5図B−Dに示すものに限定されるものではなく、例
えば相隣る主トラツク及び副トラツク部分がオーバーラ
ツプしないように記録形成されたトラツクパターンの場
合にも適用できる。
第12図A,Bは夫々本発明になる回転記録媒体の第3
実施例のトラツクパターンの部分拡大平面図、このトラ
ツクパターンを形成するための磁気ヘツドの一例の概略
構造図を示す。同図A中、90は円盤状磁気記録媒体(
例えば磁気シート)で、後述する如き方法により情報信
号トラツクTl,t2,t3,・・・・・・の一部に実
線で示す参照信号FPlと破線で示す参照信号FP2と
が1回転周期毎に交互に記録されている。上記のトラツ
クパターンを形成するために、第12図Bに示す磁気ヘ
ツド組立体91を使用する。
このヘツド組立体91はトラツク走査方向上所定微小間
隔95離間して配置せしめられ、かつ、トラツク走査方
向の中心線96に対してトラツク幅方向に一部互いにオ
ーバーラツプする程度にずれて配置せしめられたトラツ
ク幅T,及びT2の主磁気ヘツド92及び副磁気ヘツド
93より構成されており、所謂ダブルギヤツプヘツドと
されている。ヘツド92,93の間は互いに他のヘツド
に影響を与えないようシールド板94により遮蔽されて
いる。記録時は、主磁気ヘツド92は情報信号、例えば
変調された映像信号を記録し、同図Aに示す主トラツク
Tl,t2,t3,・・・・・・を順次形成する。
またこれと同時に、記録されるべき映像信号から分離し
たHパルスより例えば2H周期で記録されるべき映像信
号の水平帰線消去期間のみ正極性のスイツチングパルス
が生成され、このスイツチングパルスが正極性期間のと
きのみ起動され、それ以外の期間でぱ動作停止せしめら
れる発振器よりの信号FPl,fP2が1回転周期毎に
交互に副磁気ヘツド93に加えられるよう構成されてい
るため、この副磁気ヘツド93により信号FPl又はF
P2がトラツキング制御用参照信号として1回転周期中
は例えば2H周期句k主トラツクTl,t2,・・・・
・・に対し一部オーバーラツプして主トラツク間中間部
分Gl,g2,・・・・・・に挿入記録される。また一
本の主トラツクの相隣る部分に夫々記録されるトラツキ
ング制御用参照信号FPl,fP2は、第12図Aに示
すように例えば1Hずれて記録されるようにしてある。
また、タイミングパルス(インデツクスパルス)として
の第3の参照信号FP3は、1回転周給毎に映像信号中
の垂直帰線消去期間部分で主磁気ヘツド92又は副磁気
ヘツド93により記録される。
ここで、回転磁気記録媒体90の回転数を1800rp
mとしてフイールド周波数60HZの映像信号を記録す
る場合には、FP3の繰り返し周波数は30Hzとなる
。再生時は副磁気ヘツド93の再生信号は使用せず、主
磁気ヘッド92の再生信号のみを使用する。
主磁気ヘツド92より巧生された信号には参照信号FP
l,fP2が主トラツクからの情報信号と同時に再生さ
れるので、これを弁別再生してその位相及びレベルを検
波することにより、ミストラツク方向及び大きさを検知
でき、かつ、第3の参照信号FP3が再生されるのでこ
れにより前述したと同様方法によりヘツド組立体90を
トラツキング制御できることは明らかである。第13図
は本発明回転記録媒体に実施適用し得る磁気ヘツド組立
体の他の例の概略構造図を示す。
第13図中、97で示す磁気ヘツド組立体は、トラツク
幅T/の第1のヘツドギャツプG1と、トラツク幅T2
′の第2のヘツドキヤツブG2と力(トラツク走査方向
上離間配置されることなくトラツク幅方向土一直線上に
並べて配置され、更にGl,G2間には相互の磁気が干
渉し合わないように、遮蔽シールド板98が挿入固着さ
れ、Gl,G2が夫々独立してヘツド動作し得るよう別
々のヘツド巻線を有し、か2一体的に構成されている。
記録時は第1のヘツドギヤツブG1により主要情報信号
がトラツク幅Trの主トラツクを形成しっつ記録され、
第2のヘツドギヤツプG2により参照信号FPl,fP
2が上記主トラツク間の中間部分にトラツク幅T′!の
副トラツクを形成しつつ記録される。
この磁気ヘッド組立体97により形成されるトラツクパ
ターンは、第12図Aに示すものと略同様であるが、参
照信号は主トラツクに対してオーバーラツプして記録さ
れない点が異なる。再生時はギヤツプ間の干渉が発生し
ないよう、第2のヘツドギヤツブG2の再生信号を使用
せず、第1のヘツドギャツプG1のみを用いて主トラツ
クの記録情報信号を再生する。
トラツキングずれが生じた場合は、第1のヘツドギヤツ
プG1により、主トラツクからの情報信号と同時に参照
信号FPl又はFP2が再生されるので、これを検波す
ることによりミストラツク方向及び大きさを検知できる
ので、前述したと同様の方法でヘツド組立体97をトラ
ツキング制御できることは明らかである。なお、主要情
報信号記録再生用の第1のヘツドギヤツブG1は高域周
波数の主要情報信号の記録再生に対して高感度とし、他
方、参照信号記録用の第2のヘツドギャツプG2は低周
波数の参照信号の記録に対しては高効率であるが、高域
周波数の主要情報信号の再生に対ては感度が鈍感となる
ように、G2のギャツブ幅をG1のそれに対して広く構
成する場合は一層好ましい結果力湘あれる。
ところで、円盤状の磁気シート上に日米標準の映像信号
を1回転宛同一フイールド数記録する場合、この磁気シ
ートの内周へいくに従つて同一周波数の信号であつても
記録波長が漸次高くなり、最内径位置における1Hの記
録長は最外径位置における1Hの記録長に比し例えば1
/2〜1/3程度短かくなることは周知の通りである。
従つて、第12図Bに示す磁気ヘツドで磁気記録を行な
つた場合は、一体構成とされた2つのヘツド92,93
がトラツク走査方向上所定長さ距離配設せしめられてい
るので、上記の磁気シートの半径位置に応じた記録波長
の変化によつて、参照信号記録位置が必ずしも主トラツ
クの水平帰線消去期間記録対応部分に配設記録されなく
なつてしまい、特に主トラツクと副トラツクとが一部オ
ーバーラツプしたトラツクパターンを形成する場合は、
映像信号部分に参照信号がずれ込んで記録′されてしま
い、ビード妨害の支障をもたらしてしまうおそれがある
そこで、上記の支障を防止するためには、記録時に予め
第12図Bに示す間隔95と、磁気シート半径位置での
主トラツク上のH間隔寸法との関係を勘案して、参照信
号の記録位相を上記半径位置に応じて連続的に変化せし
め、常に水平帰線消去期間に参照信号の位相が一致する
ように、電気的な補正を施しつつ記録すればよい。
しかし、第13図に示す磁気ヘツド組立体97を使用し
た場合は、第1のヘツドギヤップG1と第2のヘツドギ
ャツプG2とが、トラツク幅方向上一直線上に並べて配
設されているので、上記の電気的な補正を施す必要なく
記録し得る。なお、VTRに適用する場合lζ磁気テー
プと磁気ヘツドとが所謂2次元走査するので、相対線速
度が常に一定となり、従つて上記2つのギヤツプの離間
問題95を磁気テープ上における1H記録波長の整数倍
になるように加工するか、あるいは上記問題95が適当
距離で加工されたヘツド組立体では、参照信号の記録位
相を、前記位相対応関係を保つべく電気的に固定的に補
正して記録すればよい。
また、デイスク30の再生ピツクアツプ手段は、静電容
量検出型の走査針40に限られるものではなく、機械的
振動を電気信号に変換するトランスジユーサを有する走
査針、あるいは半導体レーザー発光素子及びデイスクよ
りのレーザー反射(又は透過)光の光強度によつて信号
を読取る手段等の他の周知の再生走査子を適用した信号
読取り装置のデイスク・プレイヤー装置にも同様に実施
適用しうる。
また記録すべき主要情報信号は映像信号の場合に限らず
、音声信号を高ダイナミツクレンジによつて高品質、多
チヤンネルとして記録された回転記録媒体にも本発明を
適用できる。
また、以上はFPl,f,2に単一周波数を用いた場合
について説明したが、例えば音声信号をFMしてそれを
連続的に記録した信号を参照信号FPl,fP2として
充当することができる。
更には、周知技術によつてカラー映像信号中の搬送色信
号を低域に周波数変換し、それを参照信号FPl,fP
2に充当する等の変形も可能である。要は、参照信号は
少なくともトラツキング制御に供しうる信号形態で記録
再生されればよい。効果上述の如く、本発明になる回転
記録媒体によれば、副トラツクに記録される第1、第2
の参照信号の、回転記録媒体の回転周期毎の切換記録位
置(主要情報信号が少なくとも映像信号よりなる場合は
映像信号フイールドの終了間隙又は垂直帰線消去期間部
分)に第3の参照信号を記録したので、それを容易かつ
安定に再生分離し得て、この第3の参照信号を再生時の
スイツチング基準パルスに供し得、また上記第3の参照
信号から特殊再生時のキツクパルスを生成し、このキツ
クパルスをトラツキングサーボ回路の所定の一部に印加
するようにしたため、静止画像再生、スローモーシヨン
再生等の特殊再生を、光ビームを用いた場合は勿論のこ
と走査針によつても安定に任意自在に行なうことができ
、また、上記の第3の参照信号は同期信号等に関連した
信号波形で記録するものではないので、主要情報信号が
音声信号等の如き同期信号を全く有しない情報信号であ
つても本発明を適用することができ、更に、上記第1及
び第2の参照信号及び第3の参照信号の周波数を主要情
報信号の記録帯域よりも低域に、かつ、互いに異なる周
波数に選定したため、記録波長を主要情報信号の記録波
長にくらべて充分長くできるのでトラツキング制御用参
照信号を常に安定再生でき、もつてトラツキング制御動
作が安定にでき、また再生走査子のトラツキング用の案
内溝は不要なので、再生走査子として走査針を使用する
場合にも回転記録媒体や走査針を長寿命化できる等の特
長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる回転記録媒体の記録系の一実施例
のプロツク系統図、第2図A−D及び第3図A−Dは夫
々第1図の動作説明用信号波形図、第4図は第1図示の
記録系による記録信号の周波数スペクトラムO一例を示
す図、第5図A−Dは夫々本発明による回転記録媒体の
各実施例のトラツクパターンの部分拡大平面図、第6図
は本発明になる回転記録媒体を再生する装置の一例のプ
ロツク系統図、第7図A−Eは夫々第6図の動作説明用
信号波形図、第8図は本出願人が先に提案した走査針形
状の一例を示す図、第9図は第6図の要部の一例の具体
的回路図、第10図A,Bは夫夫第6図の要部の各変形
例を示す図、第11図A〜Dは夫々第6図の動作説明用
信号波形図、第12図A,Bは夫々本発明になる回転記
録媒体の他の実施例のトラツクパターンを示す部分拡大
平面図、このトラツクパターンを形成するための磁気ヘ
ツドの一例の概略構造図、第13図は磁気ヘツドの組立
体の他の例の概略構造図である。 1,22・・・・・・レーザー光源、4・・・・・・映
像信号入力端子、6,14・・・・・・光ビーム変調装
置、10,11,12・・・・・・参照信号発振器、1
9・・・・・・対物レンズ、20・・・・・・記録原盤
、30・・・・・・ディスク、40・・・・・・走査針
、41・・・・・・前置増幅器、43・・・・・・低域
フィルタ、44,82,83・・・・・・AGC回路、
45,46,47・・・・・・帯域フイルタ、50・・
・・・・極性切換え回路、54・・・・・・差動増幅器
、62・・・・・・カンチレバ一、67・・・・・・検
波回路、68・・・・・・フリツプフロツプ、70・・
・・・・キツクパルス入力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主要情報信号が螺旋状又は同心円状の主トラックを
    形成して記録されると共に、該主トラックの各トラック
    中心線間の略中間部分に主要情報信号の記録周波数領域
    より低い周波数領域の互いに周波数が異なる第1及び第
    2のトラッキング制御用参照信号が回転記録媒体の1回
    転周期毎に順次切換えられて副トラックを形成して記録
    され、かつ、上記第1及び第2の参照信号の切換に関連
    した位置の1回転周期毎に該主又は副トラック上に第3
    の参照信号が記録された回転記録媒体。
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