JPS6341686B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6341686B2 JPS6341686B2 JP12918582A JP12918582A JPS6341686B2 JP S6341686 B2 JPS6341686 B2 JP S6341686B2 JP 12918582 A JP12918582 A JP 12918582A JP 12918582 A JP12918582 A JP 12918582A JP S6341686 B2 JPS6341686 B2 JP S6341686B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck
- engaging member
- set pin
- wedge plunger
- cam
- Prior art date
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- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 93
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 26
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000026058 directional locomotion Effects 0.000 claims 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B31/00—Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
- B23B31/02—Chucks
- B23B31/10—Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
- B23B31/12—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
- B23B31/16—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
- B23B31/16295—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially with means preventing the ejection of the jaws
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は工作機械に使用する機力式チヤツク
に関するものである。
に関するものである。
機力式チヤツクは把持力が強く高速回転が可能
で重切削に耐え得ること、把持精度が高い等の利
点を有する為少品種大量生産を行なう場合には特
に有効で広く使用されている。然しながら機力式
チヤツクは、把持爪の摺動ストロークが比較的小
さいために把持範囲が狭く、加工物の把持径が変
る度に把持爪の交換、位置換えを行なわなければ
ならない。又硬化爪においては、加工物夫々に適
合した専用の把持爪を準備し、加工物夫々に適応
した把持爪を適宜に選択交換して使用しなければ
ならない。
で重切削に耐え得ること、把持精度が高い等の利
点を有する為少品種大量生産を行なう場合には特
に有効で広く使用されている。然しながら機力式
チヤツクは、把持爪の摺動ストロークが比較的小
さいために把持範囲が狭く、加工物の把持径が変
る度に把持爪の交換、位置換えを行なわなければ
ならない。又硬化爪においては、加工物夫々に適
合した専用の把持爪を準備し、加工物夫々に適応
した把持爪を適宜に選択交換して使用しなければ
ならない。
機力式チヤツクが実用に供された当初において
は、上記段取換えを行なうのに、把持爪を一本毎
取外し又は取付けの位置決めを行なつていたので
段取換え作業に多くの時間を要し、特に多品種小
量生産を行なう場合には上記段取換えが頻繁に行
なわれるので稼動率が低下し、機力式チヤツクの
長所を充分に生かせない欠点が生じていた。
は、上記段取換えを行なうのに、把持爪を一本毎
取外し又は取付けの位置決めを行なつていたので
段取換え作業に多くの時間を要し、特に多品種小
量生産を行なう場合には上記段取換えが頻繁に行
なわれるので稼動率が低下し、機力式チヤツクの
長所を充分に生かせない欠点が生じていた。
上記欠点に対処するため所謂クイツクチエンジ
方式と称し、チヤツク本体内に滑子と把持爪との
係脱装置を内蔵し、手動操作により複数本の把持
爪を同時に滑子に係脱させる装置が多数案出さ
れ、本出願人においても特公昭48−39301号とし
て出願され実用に供されている。
方式と称し、チヤツク本体内に滑子と把持爪との
係脱装置を内蔵し、手動操作により複数本の把持
爪を同時に滑子に係脱させる装置が多数案出さ
れ、本出願人においても特公昭48−39301号とし
て出願され実用に供されている。
然しながら近年に至り、工作機の全自動無人化
作業が広く行なわれるようになり、上記クイツク
チエンジ方式の如き手動操作の機力式チヤツクで
は、現今の無人機には対応し得ない状態となつ
た。以上に鑑み本願は、クイツクチエンジ方式の
利点を生かし、かつ、全自動無人機に適応した安
全性の高い機力式チヤツクを提供しようとするも
ので、ウエツジプランジヤーをワーク把持の為の
爪開閉領域よりも後方の爪外し領域へ移動可能に
構成し、そのウエツジプランジヤーと上記噛合部
材との間に、ウエツジプランジヤーを爪外し領域
へ移動させると噛合部材を後方へ、爪開閉領域へ
移動させると噛合部材を前方へ夫々移動させて噛
合部材を把持爪に係脱させる係脱機構と、ウエツ
ジプランジヤーが爪開閉領域にあるとき噛合部材
のチヤツク後方への移動を阻止し、ウエツジプラ
ンジヤーが爪外し領域に移動するとき噛合部材の
チヤツク後方への移動を許容するロツク機構とを
配設したことを特徴としている。
作業が広く行なわれるようになり、上記クイツク
チエンジ方式の如き手動操作の機力式チヤツクで
は、現今の無人機には対応し得ない状態となつ
た。以上に鑑み本願は、クイツクチエンジ方式の
利点を生かし、かつ、全自動無人機に適応した安
全性の高い機力式チヤツクを提供しようとするも
ので、ウエツジプランジヤーをワーク把持の為の
爪開閉領域よりも後方の爪外し領域へ移動可能に
構成し、そのウエツジプランジヤーと上記噛合部
材との間に、ウエツジプランジヤーを爪外し領域
へ移動させると噛合部材を後方へ、爪開閉領域へ
移動させると噛合部材を前方へ夫々移動させて噛
合部材を把持爪に係脱させる係脱機構と、ウエツ
ジプランジヤーが爪開閉領域にあるとき噛合部材
のチヤツク後方への移動を阻止し、ウエツジプラ
ンジヤーが爪外し領域に移動するとき噛合部材の
チヤツク後方への移動を許容するロツク機構とを
配設したことを特徴としている。
以下本願発明を実施例を示す図面によつて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図〜第3図は本願の第1実施例で次のよう
に構成されている。1はチヤツク本体で、フロン
トボデー2、バツクボデー3、バツクプレート4
からなり、夫々は第3図に示すように締付ネジ5
によつて一体に締付固定されている。而してフロ
ントボデー2及びバツクボデー3の夫々には、従
来と同様に放射状のスロツト6,7が穿設され、
これ等のスロツト6,7は連通孔8を介して互い
に連通するとともに、フロントボデー2に穿つた
スロツト6には、相対応する側面に案内凹溝9が
穿たれている。
に構成されている。1はチヤツク本体で、フロン
トボデー2、バツクボデー3、バツクプレート4
からなり、夫々は第3図に示すように締付ネジ5
によつて一体に締付固定されている。而してフロ
ントボデー2及びバツクボデー3の夫々には、従
来と同様に放射状のスロツト6,7が穿設され、
これ等のスロツト6,7は連通孔8を介して互い
に連通するとともに、フロントボデー2に穿つた
スロツト6には、相対応する側面に案内凹溝9が
穿たれている。
バツクボデー3に穿つたスロツト7には、下端
に断面T字形の係合突起10を有する滑子11を
半径方向に摺動自在に嵌合し、該係合突起10は
ドローバー12に連設された把持解放部材17を
構成するウエツジプランジヤー13の断面T字形
をなす係合溝14に係合し、滑子11とウエツジ
プランジヤー13とは楔嵌合されている。又ドロ
ーバー12とウエツジプランジヤー13との連設
ネジ15には、ウエツジプランジヤー13の後側
端面に当接する如くにセツトフープ16が螺着さ
れている。ドローバー12は、図示を省略した圧
流体シリンダー等その他適宜の駆動源に連結さ
れ、駆動源の作動によりウエツジプランジヤー1
3を軸方向に摺動させ、この摺動によりこれと係
合している滑子11がスロツト7内を半径方向に
摺動することは従来と同様である。ウエツジプラ
ンジヤー13はワーク把持の為の爪開閉領域より
も後方の第3図に示す爪外し領域へ移動可能に構
成してある。そのウエツジプランジヤー13の移
動には、2ポジシヨンの駆動源(ポジシヨナー付
シリンダー)を使用するが、その制御方法は従来
周知の制御方法を採用するものであるから、その
説明は省略する。
に断面T字形の係合突起10を有する滑子11を
半径方向に摺動自在に嵌合し、該係合突起10は
ドローバー12に連設された把持解放部材17を
構成するウエツジプランジヤー13の断面T字形
をなす係合溝14に係合し、滑子11とウエツジ
プランジヤー13とは楔嵌合されている。又ドロ
ーバー12とウエツジプランジヤー13との連設
ネジ15には、ウエツジプランジヤー13の後側
端面に当接する如くにセツトフープ16が螺着さ
れている。ドローバー12は、図示を省略した圧
流体シリンダー等その他適宜の駆動源に連結さ
れ、駆動源の作動によりウエツジプランジヤー1
3を軸方向に摺動させ、この摺動によりこれと係
合している滑子11がスロツト7内を半径方向に
摺動することは従来と同様である。ウエツジプラ
ンジヤー13はワーク把持の為の爪開閉領域より
も後方の第3図に示す爪外し領域へ移動可能に構
成してある。そのウエツジプランジヤー13の移
動には、2ポジシヨンの駆動源(ポジシヨナー付
シリンダー)を使用するが、その制御方法は従来
周知の制御方法を採用するものであるから、その
説明は省略する。
18は滑子11を前後に渉つて貫通しチヤツク
方向に摺動自在に嵌挿された噛合部材で、前端面
に精密ラツク19(以下ラツク19と言う)が刻
設され、該精密ラツク19が上記した両スロツト
6,7を連通する連通孔8内に貫通し、ラツク1
9がフロントボデー2に穿つたスロツト6内に僅
かに臨んでいる。噛合部材18の下側周面には山
形状のカム面20を有する凹部が設けられ、又そ
の後側端面で滑子11より突出した部分には先端
に係合突起21を有する係合部21aが連設され
ている。22は係止めピンで、噛合部材18内に
軸方向に摺動自在に嵌合され、バネ23によつて
ラツク19の刻設面より突出する方向に付勢され
ており、その突出量はストツパー24によつて規
制されている。
方向に摺動自在に嵌挿された噛合部材で、前端面
に精密ラツク19(以下ラツク19と言う)が刻
設され、該精密ラツク19が上記した両スロツト
6,7を連通する連通孔8内に貫通し、ラツク1
9がフロントボデー2に穿つたスロツト6内に僅
かに臨んでいる。噛合部材18の下側周面には山
形状のカム面20を有する凹部が設けられ、又そ
の後側端面で滑子11より突出した部分には先端
に係合突起21を有する係合部21aが連設され
ている。22は係止めピンで、噛合部材18内に
軸方向に摺動自在に嵌合され、バネ23によつて
ラツク19の刻設面より突出する方向に付勢され
ており、その突出量はストツパー24によつて規
制されている。
次に25は噛合部材18を後述の把持爪に係脱
させる係脱機構で、ドロープレート26とドロー
アーム27を備え、夫々は次の如くに構成されて
いる。ドロープレート26は中空孔30を有する
リング状のプレートで、上記中空孔30をウエツ
ジプランジヤー13の首部13aに嵌合させた状
態でバツクプレート4の嵌合孔にチヤツク軸方向
へ摺動自在に嵌合され、前記したセツトフープ1
6とウエツジプランジヤー13の後側段部13b
との間に位置されている。ドロープレート26
は、ウエツジプランジヤー13をワーク把持の為
の爪開閉領域で移動させるときはセツトフープ1
6とウエツジプランジヤー13に係合しないが、
ウエツジプランジヤー13を爪開閉領域よりも後
方の爪外し領域へ移動させるとウエツジプランジ
ヤー13と係合して後方へ移動されるようにして
ある。ドローアーム27は、上記噛合部材18に
対応させ、ドロープレート26に放射状に取付け
られており、上端部に設けた係合溝31に、噛合
部材18の係合部を嵌合させて係合突起21と係
合可能にしてある。次に25Aは噛合部材18と
把持爪との係合をウエツジプランジヤー13の爪
開閉領域においてロツクするロツク機構で、セツ
トバー28とセツトピン29を備え、夫々は次の
如くに構成されている。先ず、セツトバー28
は、第4図に示す如くドローアーム27に設けた
T字状嵌合溝32に、後端側に設けたT字状の嵌
合突起33を嵌合し、チヤツクの半径方向に摺動
自在なるもチヤツク軸方向への移動が規制される
ように取付けるとともに、カム面34を有する凹
部を設けた先端部を滑子11内に嵌挿し、先端部
にはカム面34を挾んで上側平面部34a(セツ
トバー28の外周面)と下側平面部34b(凹部
の底面)が設けられ、更にカム面34に対応させ
てバネ35aにて付勢されたセツトボール35が
係合している。セツトピン29は上下両端部にカ
ム面37,38を有し、チヤツク半径方向に摺動
自在に滑子11内に嵌合され、上端側カム面37
を噛合部材18の外周面に設けた凹部のカム面2
0に、下端面のカム面38をセツトバー28の上
側平面部34aに係合し、バネ29aによつて上
側即ち噛合部材18側に付勢されている。
させる係脱機構で、ドロープレート26とドロー
アーム27を備え、夫々は次の如くに構成されて
いる。ドロープレート26は中空孔30を有する
リング状のプレートで、上記中空孔30をウエツ
ジプランジヤー13の首部13aに嵌合させた状
態でバツクプレート4の嵌合孔にチヤツク軸方向
へ摺動自在に嵌合され、前記したセツトフープ1
6とウエツジプランジヤー13の後側段部13b
との間に位置されている。ドロープレート26
は、ウエツジプランジヤー13をワーク把持の為
の爪開閉領域で移動させるときはセツトフープ1
6とウエツジプランジヤー13に係合しないが、
ウエツジプランジヤー13を爪開閉領域よりも後
方の爪外し領域へ移動させるとウエツジプランジ
ヤー13と係合して後方へ移動されるようにして
ある。ドローアーム27は、上記噛合部材18に
対応させ、ドロープレート26に放射状に取付け
られており、上端部に設けた係合溝31に、噛合
部材18の係合部を嵌合させて係合突起21と係
合可能にしてある。次に25Aは噛合部材18と
把持爪との係合をウエツジプランジヤー13の爪
開閉領域においてロツクするロツク機構で、セツ
トバー28とセツトピン29を備え、夫々は次の
如くに構成されている。先ず、セツトバー28
は、第4図に示す如くドローアーム27に設けた
T字状嵌合溝32に、後端側に設けたT字状の嵌
合突起33を嵌合し、チヤツクの半径方向に摺動
自在なるもチヤツク軸方向への移動が規制される
ように取付けるとともに、カム面34を有する凹
部を設けた先端部を滑子11内に嵌挿し、先端部
にはカム面34を挾んで上側平面部34a(セツ
トバー28の外周面)と下側平面部34b(凹部
の底面)が設けられ、更にカム面34に対応させ
てバネ35aにて付勢されたセツトボール35が
係合している。セツトピン29は上下両端部にカ
ム面37,38を有し、チヤツク半径方向に摺動
自在に滑子11内に嵌合され、上端側カム面37
を噛合部材18の外周面に設けた凹部のカム面2
0に、下端面のカム面38をセツトバー28の上
側平面部34aに係合し、バネ29aによつて上
側即ち噛合部材18側に付勢されている。
39は把持爪で、その後側端面に前記噛合部材
18のラツク19に噛合するラツク40が刻設さ
れ、相対する両側面には案内突条39aが設けら
れており該突条39aを前記したフロントボデー
2のスロツト6に設けた案内凹溝9に嵌合させて
スロツト6内に挿入し、従つて把持爪39は案内
凹溝9に案内されてスロツト6内を半径方向に摺
動する。而して把持爪39のラツク40は第1図
に示す状態において、即ち前記したように噛合部
材18のラツク19がスロツト6内に臨む位置
(以下係脱機構25の「不作動位置」と称す)で、
噛合部材18のラツク19と噛合し、把持爪39
と滑子11とは噛合部材18を介して間接的に係
合し一体に連設されている。尚、図中41はスピ
ンドル、42はスピンドルカバーである。
18のラツク19に噛合するラツク40が刻設さ
れ、相対する両側面には案内突条39aが設けら
れており該突条39aを前記したフロントボデー
2のスロツト6に設けた案内凹溝9に嵌合させて
スロツト6内に挿入し、従つて把持爪39は案内
凹溝9に案内されてスロツト6内を半径方向に摺
動する。而して把持爪39のラツク40は第1図
に示す状態において、即ち前記したように噛合部
材18のラツク19がスロツト6内に臨む位置
(以下係脱機構25の「不作動位置」と称す)で、
噛合部材18のラツク19と噛合し、把持爪39
と滑子11とは噛合部材18を介して間接的に係
合し一体に連設されている。尚、図中41はスピ
ンドル、42はスピンドルカバーである。
以上の如く構成された本願の第1実施例におい
て、第1図に示す不作動位置においは、上記のよ
うに噛合部材18と把持爪39のラツク19,4
0が嵌合し、ウエツジプランジヤー13が最前進
端にあるので、把持爪39は第1図仮想線Lにて
示すワークの把持位置から、実線にて示す解放位
置迄上昇しており(実線と仮想線の間が、把持爪
のストローク)、ウエツジプランジヤー13の後
側に設けた段部13bとドロープレート26とは
lなる間隙を持つて対峙しており、このlなる間
隙がウエツジプランジヤー13が後退して滑子1
1を引き上げ、これと間接的に連設されている把
持爪39を仮想線Lの位置迄引き下げる為の爪開
閉領域を示す摺動ストロークで、この説明より明
らかなようにウエツジプランジヤー13が第2図
の位置迄チヤツク軸方向へ後退した位置が、ドロ
ーバー12に連設された図示しない駆動源の第1
ポジシヨンで、通常の作業はこの第1ポジシヨン
の間で行なわれる。又滑子11が上記のようにチ
ヤツク半径方向に摺動すれば当然に、噛合部材1
8とセツトバー28も同時に半径方向の移動を行
なうが、噛合部材18とドローアーム27との係
合はU字状の長溝31を介してであり、他方セツ
トバー28は前記した第4図に示す如くT字状突
起33とT字状溝32とによつているから、上記
半径方向の移動によつてドローアーム27とドロ
ープレート26は何等影響されることがない。従
つて、ロツク機構25Aのセツトピン29はチヤ
ツク中心方向への移動がセツトバー28の上側平
面34aによつて受止められてセツトピン29の
カム面37が噛合部材18のカム面20に係合し
た状態が保持され、噛合部材18と把持爪39と
の係合状態がロツクされて安全が保障される。
て、第1図に示す不作動位置においは、上記のよ
うに噛合部材18と把持爪39のラツク19,4
0が嵌合し、ウエツジプランジヤー13が最前進
端にあるので、把持爪39は第1図仮想線Lにて
示すワークの把持位置から、実線にて示す解放位
置迄上昇しており(実線と仮想線の間が、把持爪
のストローク)、ウエツジプランジヤー13の後
側に設けた段部13bとドロープレート26とは
lなる間隙を持つて対峙しており、このlなる間
隙がウエツジプランジヤー13が後退して滑子1
1を引き上げ、これと間接的に連設されている把
持爪39を仮想線Lの位置迄引き下げる為の爪開
閉領域を示す摺動ストロークで、この説明より明
らかなようにウエツジプランジヤー13が第2図
の位置迄チヤツク軸方向へ後退した位置が、ドロ
ーバー12に連設された図示しない駆動源の第1
ポジシヨンで、通常の作業はこの第1ポジシヨン
の間で行なわれる。又滑子11が上記のようにチ
ヤツク半径方向に摺動すれば当然に、噛合部材1
8とセツトバー28も同時に半径方向の移動を行
なうが、噛合部材18とドローアーム27との係
合はU字状の長溝31を介してであり、他方セツ
トバー28は前記した第4図に示す如くT字状突
起33とT字状溝32とによつているから、上記
半径方向の移動によつてドローアーム27とドロ
ープレート26は何等影響されることがない。従
つて、ロツク機構25Aのセツトピン29はチヤ
ツク中心方向への移動がセツトバー28の上側平
面34aによつて受止められてセツトピン29の
カム面37が噛合部材18のカム面20に係合し
た状態が保持され、噛合部材18と把持爪39と
の係合状態がロツクされて安全が保障される。
以上詳記した如き状態において、噛合部材18
と把持爪39の係脱は下記の如くにして行なわれ
る。
と把持爪39の係脱は下記の如くにして行なわれ
る。
噛合部材18と把持爪39を係脱させて段取換
えを行なう場合には、先ず最初に、第1図の状態
より図示しない駆動源を作用させてドローバー1
2をストロークlだけ(第1ポジシヨン)引い
て、ウエツジプランジヤー13の段部13bをド
ロープレート26に当接させ、把持爪39を仮想
線Lにて示す把持位置迄降下させる。尚、この時
に第1図より明らかなように、噛合部材18の係
合突起21とドローアーム27との間にはl2の、
ドロープレート26とバツクプレート4との間に
はl1の間隙があり、更にセツトピン29は、上端
部のカム面37が噛合部材18のカム面20に完
全に係合し、下端部のカム面38はセツトバー2
8のカム面34の上側平面部34aに係合してい
る。
えを行なう場合には、先ず最初に、第1図の状態
より図示しない駆動源を作用させてドローバー1
2をストロークlだけ(第1ポジシヨン)引い
て、ウエツジプランジヤー13の段部13bをド
ロープレート26に当接させ、把持爪39を仮想
線Lにて示す把持位置迄降下させる。尚、この時
に第1図より明らかなように、噛合部材18の係
合突起21とドローアーム27との間にはl2の、
ドロープレート26とバツクプレート4との間に
はl1の間隙があり、更にセツトピン29は、上端
部のカム面37が噛合部材18のカム面20に完
全に係合し、下端部のカム面38はセツトバー2
8のカム面34の上側平面部34aに係合してい
る。
而して係脱を行なわせるにはウエツジプランジ
ヤー13を上記第1ポジシヨンで停止させること
なく、後記する第2ポジシヨン迄尚も引き続ける
故であるが、これによつて係脱機構25とロツク
機構25Aは次のように作動する。
ヤー13を上記第1ポジシヨンで停止させること
なく、後記する第2ポジシヨン迄尚も引き続ける
故であるが、これによつて係脱機構25とロツク
機構25Aは次のように作動する。
ウエツジプランジヤー13を尚も第2ポジシヨ
ンに向けて引くと、上記第1ポジシヨンにおいて
ウエツジプランジヤー13はドロープレート26
に当接しているので、ドロープレート26はウエ
ツジプランジヤー13に押されて後退を開始し、
当然にドローアーム27とセツトバー28も後退
を行なうが、噛合部材18とドローアーム27と
は上記の如くl2の間隙を有しているので、ドロー
アーム27がこの間を後退する間は噛合部材18
は何等作動しない。第2図に示す如くドローアー
ム27がl2だけ後退して噛合部材18の係合突起
21に触れると、ロツク機構25Aのセツトバー
28とセツトピン29及びセツトボール35との
関係位置は、第1図より第2図に示すように変化
する。即ちセツトバー28が上記のように後退す
るので、第1図においてセツトバー28の上側平
面部34aに係合していたセツトピン29のカム
面38の角部が、セツトバー28のカム面34の
角部と係合してセツトピン29の端部がセツトバ
ー28の凹部と対向し、セツトピン29は押し下
げ可能な状態となり、またセツトボール35は当
然に切欠より出て係止機能を作用しない状態とな
つている。以上より明らかなように第2図は今将
に噛合部材18とのラツク19と把持爪39のラ
ツク40の噛合が脱せんとしている処で、当然に
ドロープレート26とバツクプレート4間の間隙
はl1−l2となつている。
ンに向けて引くと、上記第1ポジシヨンにおいて
ウエツジプランジヤー13はドロープレート26
に当接しているので、ドロープレート26はウエ
ツジプランジヤー13に押されて後退を開始し、
当然にドローアーム27とセツトバー28も後退
を行なうが、噛合部材18とドローアーム27と
は上記の如くl2の間隙を有しているので、ドロー
アーム27がこの間を後退する間は噛合部材18
は何等作動しない。第2図に示す如くドローアー
ム27がl2だけ後退して噛合部材18の係合突起
21に触れると、ロツク機構25Aのセツトバー
28とセツトピン29及びセツトボール35との
関係位置は、第1図より第2図に示すように変化
する。即ちセツトバー28が上記のように後退す
るので、第1図においてセツトバー28の上側平
面部34aに係合していたセツトピン29のカム
面38の角部が、セツトバー28のカム面34の
角部と係合してセツトピン29の端部がセツトバ
ー28の凹部と対向し、セツトピン29は押し下
げ可能な状態となり、またセツトボール35は当
然に切欠より出て係止機能を作用しない状態とな
つている。以上より明らかなように第2図は今将
に噛合部材18とのラツク19と把持爪39のラ
ツク40の噛合が脱せんとしている処で、当然に
ドロープレート26とバツクプレート4間の間隙
はl1−l2となつている。
以上詳述した第2図の中間位置よりウエツジプ
ランジヤー13は、最終的には第3図に示す第2
ポジシヨン即ち爪外し領域を示すストロークエン
ド迄後退を行なうが、中間位置より第2ポジシヨ
ン迄後退する時は上記に加え、ドローアーム27
が噛合部材18を引掛けて後退するので噛合部材
18と把持爪39との係合は脱して両者はフリー
となり、セツトピン29は上部のカム面37を噛
合部材18のカム面20に押し下げられ、下部の
カム面38がセツトバー28のカム面34を摺接
しながら下側平面部34bに至つて駆動源は停止
する。この時ドロープレート26はバツクプレー
ト4に当接しており、l、l1、l2の間隙は前記第
1図と反対側となつている。
ランジヤー13は、最終的には第3図に示す第2
ポジシヨン即ち爪外し領域を示すストロークエン
ド迄後退を行なうが、中間位置より第2ポジシヨ
ン迄後退する時は上記に加え、ドローアーム27
が噛合部材18を引掛けて後退するので噛合部材
18と把持爪39との係合は脱して両者はフリー
となり、セツトピン29は上部のカム面37を噛
合部材18のカム面20に押し下げられ、下部の
カム面38がセツトバー28のカム面34を摺接
しながら下側平面部34bに至つて駆動源は停止
する。この時ドロープレート26はバツクプレー
ト4に当接しており、l、l1、l2の間隙は前記第
1図と反対側となつている。
上記した如くにおいて全ての把持爪39がフリ
ーとなるが、噛合部材18には前記の如く係止め
ピン22が設けられているので、係止めピン22
の先端が把持爪39のラツク40内に嵌入してこ
れを係止するので、把持爪39がスロツト6内か
ら脱落することがない。フリーとなつた把持爪3
9は、自動機を採用しない工作機においては手で
取外し取付けを行なつて段取換えをし、自動機に
おいては自動的に交換が行なわれるが、これは本
願の要旨ではないので詳細な説明は省略する。
ーとなるが、噛合部材18には前記の如く係止め
ピン22が設けられているので、係止めピン22
の先端が把持爪39のラツク40内に嵌入してこ
れを係止するので、把持爪39がスロツト6内か
ら脱落することがない。フリーとなつた把持爪3
9は、自動機を採用しない工作機においては手で
取外し取付けを行なつて段取換えをし、自動機に
おいては自動的に交換が行なわれるが、これは本
願の要旨ではないので詳細な説明は省略する。
次に段取換えが行なわれた後の、噛合部材18
と把持爪39との係合について説明する。両者の
係合は第3図に位置するウエツジプランジヤー1
3が第1図の位置迄前進復帰することによつて行
なわれるが、次の順序に依つて行なわれる。
と把持爪39との係合について説明する。両者の
係合は第3図に位置するウエツジプランジヤー1
3が第1図の位置迄前進復帰することによつて行
なわれるが、次の順序に依つて行なわれる。
第3図に示す如く、ウエツジプランジヤー13
が最後退端のストロークエンジ(第2ポジシヨ
ン)で停止し、把持爪39の交換又は位置変えが
終了するとウエツジプランジヤー13は、第1図
最前進端のストロークエンドに復帰するが、第3
図から明らかなようにセツトフープ16とドロー
プレート26との間には間隙lがあるのでウエツ
ジプランジヤー13がlなる間隙を前進する間は
係脱機構25は何等影響されることはない。ウエ
ツジプランジヤー13がlだけ前進してセツトフ
ープ16がドロープレート26に接触すると、ド
ロープレート26とドローアーム27はセツトフ
ープ16に押され、セツトバー28のカム面34
と係合しているセツトピン29の下部カム面38
はセツトバー28に押されて押し上げられ、上部
カム面37が噛合部材18のカム面20を押して
これを前進させ、噛合部材18のラツク19と把
持爪39のラツク40は係合し、この時セツトピ
ン29の下部カム面38とセツトバー28のカム
面34との位置関係は第1図に示す如くである。
尚上記セツトピン29の押し上げは、セツトピン
29内に封装したバネ29aの押上力に助けられ
て円滑に行なわれる。又図面から明らかなように
上記係脱動作は、第3図においてウエツジプラン
ジヤー13が、間隙l1を(l1−l2)だけ前進する
間に行なわれ、その後ウエツジプランジヤー13
は尚も残りの間隙l2を前進し、第1図に示す状態
で完全に停止し係脱動作の一サイクルは完了す
る。
が最後退端のストロークエンジ(第2ポジシヨ
ン)で停止し、把持爪39の交換又は位置変えが
終了するとウエツジプランジヤー13は、第1図
最前進端のストロークエンドに復帰するが、第3
図から明らかなようにセツトフープ16とドロー
プレート26との間には間隙lがあるのでウエツ
ジプランジヤー13がlなる間隙を前進する間は
係脱機構25は何等影響されることはない。ウエ
ツジプランジヤー13がlだけ前進してセツトフ
ープ16がドロープレート26に接触すると、ド
ロープレート26とドローアーム27はセツトフ
ープ16に押され、セツトバー28のカム面34
と係合しているセツトピン29の下部カム面38
はセツトバー28に押されて押し上げられ、上部
カム面37が噛合部材18のカム面20を押して
これを前進させ、噛合部材18のラツク19と把
持爪39のラツク40は係合し、この時セツトピ
ン29の下部カム面38とセツトバー28のカム
面34との位置関係は第1図に示す如くである。
尚上記セツトピン29の押し上げは、セツトピン
29内に封装したバネ29aの押上力に助けられ
て円滑に行なわれる。又図面から明らかなように
上記係脱動作は、第3図においてウエツジプラン
ジヤー13が、間隙l1を(l1−l2)だけ前進する
間に行なわれ、その後ウエツジプランジヤー13
は尚も残りの間隙l2を前進し、第1図に示す状態
で完全に停止し係脱動作の一サイクルは完了す
る。
而して第1図から明らかなように、第1図に示
す係脱機構25の不作動位置において本願は、噛
合部材18はロツク機構25Aのセツトピン29
により、セツトバー28はセツトボール35によ
つて夫々ロツクされる構成となつているので、全
体が一体の剛体の如くになり、どのような高速回
転、重切削を行なつても噛合部材18と把持爪3
9との係合が脱するような事故が発生するおそれ
はない。
す係脱機構25の不作動位置において本願は、噛
合部材18はロツク機構25Aのセツトピン29
により、セツトバー28はセツトボール35によ
つて夫々ロツクされる構成となつているので、全
体が一体の剛体の如くになり、どのような高速回
転、重切削を行なつても噛合部材18と把持爪3
9との係合が脱するような事故が発生するおそれ
はない。
次に第5図〜第7図に示す本願発明の第2実施
例について説明するが本実施例は、上記第1実施
例と多くの共通部分を有しているので、当該共通
部分についてはその詳細な説明を省略するものと
し、以後において述べる他の実施例についても、
全てこの例によるものとする。
例について説明するが本実施例は、上記第1実施
例と多くの共通部分を有しているので、当該共通
部分についてはその詳細な説明を省略するものと
し、以後において述べる他の実施例についても、
全てこの例によるものとする。
第5図は本願第2実施例において係脱機構25
が不作動位置で、把持爪39はワークの把持を解
放する解放位置にある場合を示し、従つてウエツ
ジプランジヤー13がウエツジプランジヤー13
とドロープレート26との間の間隙lの間即ち爪
開閉領域を進退することにより把持爪39は、第
5図の実線の解放位置と仮想線Lにて示す把持位
置の間を半径方向に摺動する事は従来と同様であ
る。而して本実施例における係脱機構25は、ド
ロープレート26とドローアーム27からなり、
次の如くに構成されている。上記同様リング状を
なすドロープレート26は、スピンドル41と同
軸にドローバー12に貫通され、その外周はバツ
クプレート4に穿つた孔4aに保持されて半径方
向の移動を制され、これにネジ止めされたドロー
アーム27は噛合部材18の係合突起21に係合
しているが、本実施例における係合は前記第1の
実施例と異なり、係合突起21とドローアーム2
7との間には前記第1の実施例の如き間隙l2は有
していない。ロツク機構を構成するセツトピン1
29は上下両端にカム面137,138を有し、
上端側のカム面137は噛合部材18に設けたカ
ム面20に係合し、下端側のカム面138は滑子
11に設けられたT字状の突起10を貫き、ウエ
ツジプランジヤー13の係合溝14の底部14a
に係合しており、バネ129aによつて前記実施
例同様第5図において上側に付勢されている。即
ち本実施例はセツトピン129の下部カム面13
8を滑子11とウエツジプランジヤー13の係合
溝14の底部14aに係合させ、前記第1実施例
におけるセツトバー28を使用しないものであ
り、而しウエツジプランジヤー13の係合溝14
の前端にはカム面134を有する切欠部が設けら
れている。
が不作動位置で、把持爪39はワークの把持を解
放する解放位置にある場合を示し、従つてウエツ
ジプランジヤー13がウエツジプランジヤー13
とドロープレート26との間の間隙lの間即ち爪
開閉領域を進退することにより把持爪39は、第
5図の実線の解放位置と仮想線Lにて示す把持位
置の間を半径方向に摺動する事は従来と同様であ
る。而して本実施例における係脱機構25は、ド
ロープレート26とドローアーム27からなり、
次の如くに構成されている。上記同様リング状を
なすドロープレート26は、スピンドル41と同
軸にドローバー12に貫通され、その外周はバツ
クプレート4に穿つた孔4aに保持されて半径方
向の移動を制され、これにネジ止めされたドロー
アーム27は噛合部材18の係合突起21に係合
しているが、本実施例における係合は前記第1の
実施例と異なり、係合突起21とドローアーム2
7との間には前記第1の実施例の如き間隙l2は有
していない。ロツク機構を構成するセツトピン1
29は上下両端にカム面137,138を有し、
上端側のカム面137は噛合部材18に設けたカ
ム面20に係合し、下端側のカム面138は滑子
11に設けられたT字状の突起10を貫き、ウエ
ツジプランジヤー13の係合溝14の底部14a
に係合しており、バネ129aによつて前記実施
例同様第5図において上側に付勢されている。即
ち本実施例はセツトピン129の下部カム面13
8を滑子11とウエツジプランジヤー13の係合
溝14の底部14aに係合させ、前記第1実施例
におけるセツトバー28を使用しないものであ
り、而しウエツジプランジヤー13の係合溝14
の前端にはカム面134を有する切欠部が設けら
れている。
第5図は前記第1実施例と同様に把持爪39
が、仮想線Lにて示すワークの把持位置より上昇
して開放位置にある場合を示し、この時ウエツジ
プランジヤー13は最前進端に位置し、セツトピ
ン129は図面に示すようにウエツジプランジヤ
ー13の係合溝14の底部14aに係合してい
る。本実施例における第1ポジシヨンは、ウエツ
ジプランジヤー13が間隙lを後退し、ドロープ
レート26に接触する迄の間であり、通常の状態
ではこの間隙lの間(爪開閉領域)をウエツジプ
ランジヤー13が進退してワークの把持開放を行
なつている。その場合噛合部材18は把持爪39
との係合状態がセツトピン129によつてロツク
され、安全が保障される。而して記憶において詳
述するが第2ポジシヨンは、ドロープレート26
とバツクプレート4との間の間隙l1に相当する分
だけ、ウエツジプランジヤー13が後退するスト
ロークである。
が、仮想線Lにて示すワークの把持位置より上昇
して開放位置にある場合を示し、この時ウエツジ
プランジヤー13は最前進端に位置し、セツトピ
ン129は図面に示すようにウエツジプランジヤ
ー13の係合溝14の底部14aに係合してい
る。本実施例における第1ポジシヨンは、ウエツ
ジプランジヤー13が間隙lを後退し、ドロープ
レート26に接触する迄の間であり、通常の状態
ではこの間隙lの間(爪開閉領域)をウエツジプ
ランジヤー13が進退してワークの把持開放を行
なつている。その場合噛合部材18は把持爪39
との係合状態がセツトピン129によつてロツク
され、安全が保障される。而して記憶において詳
述するが第2ポジシヨンは、ドロープレート26
とバツクプレート4との間の間隙l1に相当する分
だけ、ウエツジプランジヤー13が後退するスト
ロークである。
第6図は、前記第1実施例の第2図相当の中間
位置で、今将に噛合部材18のラツク19と把持
爪39のラツク40の係合が脱せられんとしてい
る状態である。即ちウエツジプランジヤー13が
間隙lだけ後退して第1ポジシヨンに至ると、第
5図においてウエツジプランジヤー13の後端側
に係合していたセツトピン129の下部カム面1
38の角部が、ウエツジプランジヤー13に設け
られたカム面134の角部に当接し、セツトピン
129は押し下げ可能な状態となつている。
位置で、今将に噛合部材18のラツク19と把持
爪39のラツク40の係合が脱せられんとしてい
る状態である。即ちウエツジプランジヤー13が
間隙lだけ後退して第1ポジシヨンに至ると、第
5図においてウエツジプランジヤー13の後端側
に係合していたセツトピン129の下部カム面1
38の角部が、ウエツジプランジヤー13に設け
られたカム面134の角部に当接し、セツトピン
129は押し下げ可能な状態となつている。
次にウエツジプランジヤー13を間隙l1迄後退
させて爪外し領域である第2ポジシヨンに停止さ
せるとその後退の途中において、ウエツジプラン
ジヤー13に押されてドロープレート26とドロ
ーアーム27がともに後退し、ドローアーム27
と係合している噛合部材18も同時に後退させら
れ、噛合部材18と把持爪39とのラツク19,
40は係合を脱する。一方セツトピン129は噛
合部材18の後退につれてカム面20に押されて
押し下げられ、下端側のカム面138がウエツジ
プランジヤー13の切欠部に入り込んでカム面1
34に係合する。
させて爪外し領域である第2ポジシヨンに停止さ
せるとその後退の途中において、ウエツジプラン
ジヤー13に押されてドロープレート26とドロ
ーアーム27がともに後退し、ドローアーム27
と係合している噛合部材18も同時に後退させら
れ、噛合部材18と把持爪39とのラツク19,
40は係合を脱する。一方セツトピン129は噛
合部材18の後退につれてカム面20に押されて
押し下げられ、下端側のカム面138がウエツジ
プランジヤー13の切欠部に入り込んでカム面1
34に係合する。
第7図に示す係合を脱した状態から、第5図に
示す係合状態に復帰させるのは下記の如くであ
る。ウエツジプランジヤー13を第5図の位置に
向けて前進させると、上記の如くウエツジプラン
ジヤー13とセツトピン129のカム面134,
138が係合しているのでセツトピン129はカ
ム面134によつて押し上げられ、上部カム面1
37が噛合部材18を押し、ウエツジプランジヤ
ー13とのカム面134,138が第6図の如き
関係位置となつた時に、噛合部材18と把持爪3
9とのラツク19,40は完全に係合し、上記セ
ツトピン129の押し上げは、ウエツジプランジ
ヤー13の押し上げに加え、バネ129aの付勢
力によつて極めて円滑に行い得る。その後ウエツ
ジプランジヤー13のみが単独で前進し、第5図
の如くに復帰して本実施例の作動は完了する。
示す係合状態に復帰させるのは下記の如くであ
る。ウエツジプランジヤー13を第5図の位置に
向けて前進させると、上記の如くウエツジプラン
ジヤー13とセツトピン129のカム面134,
138が係合しているのでセツトピン129はカ
ム面134によつて押し上げられ、上部カム面1
37が噛合部材18を押し、ウエツジプランジヤ
ー13とのカム面134,138が第6図の如き
関係位置となつた時に、噛合部材18と把持爪3
9とのラツク19,40は完全に係合し、上記セ
ツトピン129の押し上げは、ウエツジプランジ
ヤー13の押し上げに加え、バネ129aの付勢
力によつて極めて円滑に行い得る。その後ウエツ
ジプランジヤー13のみが単独で前進し、第5図
の如くに復帰して本実施例の作動は完了する。
第8図より第13図迄は本願の第3実施例を示
し、本実施例の係脱機構25は前記二つと異なり
ドロープレート26とドローバー27を使用する
事なく、第1セツトピン229と該セツトピン2
29に対応させてウエツジプランジヤー13の外
周面に設けたカム面234によつて構成し、ロツ
ク機構は、第2セツトピン229aと該第2セツ
トピン229aに対応させてウエツジプランジヤ
ー13の外周面に設けた第2カム面234aとに
よつて構成しており、従つて本実施例における噛
合部材18には、滑子11の後側に突出した係合
突起21は設けられていない。
し、本実施例の係脱機構25は前記二つと異なり
ドロープレート26とドローバー27を使用する
事なく、第1セツトピン229と該セツトピン2
29に対応させてウエツジプランジヤー13の外
周面に設けたカム面234によつて構成し、ロツ
ク機構は、第2セツトピン229aと該第2セツ
トピン229aに対応させてウエツジプランジヤ
ー13の外周面に設けた第2カム面234aとに
よつて構成しており、従つて本実施例における噛
合部材18には、滑子11の後側に突出した係合
突起21は設けられていない。
第1及び第2セツトピン229,229aは図
面から明らかなように、上下両端に夫々斜面の向
きが互いに反対方向をなすカム面237,237
a,238,238aを有し、下端側が、滑子1
1のT字状突起10を貫いて後記において詳述す
るカム板228の平面部228aに係合し、第1
1図によつて明らかなように所定の間隙を持つて
滑子11内に嵌挿され、半径方向に摺動自在なこ
とは前記従来の例と同様である。而してセツトピ
ン229,229aの上端側に設けられた夫々の
カム面237,237aは、夫々のカム面に適合
するよう、斜面の向きが互いに反対方向となるよ
うに、噛合部材18に設けた第1、第2カム面2
0,20aに係合し、第2セツトピン229aは
バネ229a′によつて上向きに付勢されている。
面から明らかなように、上下両端に夫々斜面の向
きが互いに反対方向をなすカム面237,237
a,238,238aを有し、下端側が、滑子1
1のT字状突起10を貫いて後記において詳述す
るカム板228の平面部228aに係合し、第1
1図によつて明らかなように所定の間隙を持つて
滑子11内に嵌挿され、半径方向に摺動自在なこ
とは前記従来の例と同様である。而してセツトピ
ン229,229aの上端側に設けられた夫々の
カム面237,237aは、夫々のカム面に適合
するよう、斜面の向きが互いに反対方向となるよ
うに、噛合部材18に設けた第1、第2カム面2
0,20aに係合し、第2セツトピン229aは
バネ229a′によつて上向きに付勢されている。
カム板228は、ウエツジプランジヤー13に
設けたT字状溝14の底部に穿設したカム板取付
溝232にネジ止めされ、その前端側近くに、第
1セツトピン229のカム面238に適合する上
向きのカム面234と、又前端に、第2セツトピ
ン229aのカム面238aに適合する下向きの
カム面234aを有する切欠部が設けられ、ワー
クの把持解放を行なう通常常態(第8図)、即ち、
係脱機構25の不作動位置では、両セツトピン2
29,229aのカム面238,238aはカム
板228の平面部228aに係合している。
設けたT字状溝14の底部に穿設したカム板取付
溝232にネジ止めされ、その前端側近くに、第
1セツトピン229のカム面238に適合する上
向きのカム面234と、又前端に、第2セツトピ
ン229aのカム面238aに適合する下向きの
カム面234aを有する切欠部が設けられ、ワー
クの把持解放を行なう通常常態(第8図)、即ち、
係脱機構25の不作動位置では、両セツトピン2
29,229aのカム面238,238aはカム
板228の平面部228aに係合している。
第8図は、把持爪39が仮想線Lにて示すワー
クの把持位置より上昇した開放位置にあり、この
時ウエツジプランジヤー13の後端と、バツクプ
レート4との間には(l1+l2)の間隙があり、而
して本実施例におけり第1ポジシヨンは(l1+l2
−l1)の位置である。又この状態で第1及び第2
セツトピン229,229aの下端側カム面23
8,238aは、第8図に示す様に第1セツトピ
ン229のカム面238はカム板228の平面部
228aの後端側に、第2セツトピン229aの
カム面238aは平面部228aの略中間地点に
夫々係合し、ウエツジプランジヤー13が第1ポ
ジシヨン(l1+l2−l1)の間を進退する間は、上
記平面部228aを接接している。従つて、噛合
部材18は把持爪39との係合状態がロツクさ
れ、その係合が外れる恐れはない。
クの把持位置より上昇した開放位置にあり、この
時ウエツジプランジヤー13の後端と、バツクプ
レート4との間には(l1+l2)の間隙があり、而
して本実施例におけり第1ポジシヨンは(l1+l2
−l1)の位置である。又この状態で第1及び第2
セツトピン229,229aの下端側カム面23
8,238aは、第8図に示す様に第1セツトピ
ン229のカム面238はカム板228の平面部
228aの後端側に、第2セツトピン229aの
カム面238aは平面部228aの略中間地点に
夫々係合し、ウエツジプランジヤー13が第1ポ
ジシヨン(l1+l2−l1)の間を進退する間は、上
記平面部228aを接接している。従つて、噛合
部材18は把持爪39との係合状態がロツクさ
れ、その係合が外れる恐れはない。
第9図は、ウエツジプランジヤー13が第1ポ
ジシヨン(l1+l2−l1)に至り、噛合部材18と
把持爪39とのラツク19,40が将に係合を脱
せんとする中間位置で、第1セツトピン229の
カム面238がカム板228のカム面234に当
接して押し上げ可能な状態にあり第2セツトピン
229aのカム面238aの角部は同じくカム板
228のカム面234aの角部に当接して押し下
げが可能な状態になつている。
ジシヨン(l1+l2−l1)に至り、噛合部材18と
把持爪39とのラツク19,40が将に係合を脱
せんとする中間位置で、第1セツトピン229の
カム面238がカム板228のカム面234に当
接して押し上げ可能な状態にあり第2セツトピン
229aのカム面238aの角部は同じくカム板
228のカム面234aの角部に当接して押し下
げが可能な状態になつている。
以上の如き第1ポジシヨンより、ウエツジプラ
ンジヤー13を間隙l2だけ後退させ、爪外し領域
である第2ポジシヨン迄後退させるとこの後退動
作により、第1セツトピン229はカム面234
によつて押し上げられるので、カム面237,2
38を介して噛合部材18を押して後側に後退さ
せ、よつて噛合部材18と把持爪39とのラツク
19,40は係合を脱する。一方第2セツトピン
229aは、噛合部材18の後退にともなつてカ
ム面20aに押され、カム板228のカム面23
4aと第2セツトピン229a下側のカム面23
8aとが摺接しながら押し下げられ第10図の状
態になる。即ち二本のセツトピン229,229
aは互いに上下方向反対の動きを行なうものであ
る。
ンジヤー13を間隙l2だけ後退させ、爪外し領域
である第2ポジシヨン迄後退させるとこの後退動
作により、第1セツトピン229はカム面234
によつて押し上げられるので、カム面237,2
38を介して噛合部材18を押して後側に後退さ
せ、よつて噛合部材18と把持爪39とのラツク
19,40は係合を脱する。一方第2セツトピン
229aは、噛合部材18の後退にともなつてカ
ム面20aに押され、カム板228のカム面23
4aと第2セツトピン229a下側のカム面23
8aとが摺接しながら押し下げられ第10図の状
態になる。即ち二本のセツトピン229,229
aは互いに上下方向反対の動きを行なうものであ
る。
第10図の状態よりウエツジプランジヤー13
を第8図の状態に復帰させると、ウエツジプラン
ジヤー13が第10図の第2ポジシヨンより、第
9に示す第1ポジシヨン迄間隙l2を前進する間
に、カム板228のカム面234aと係合してい
る第2セツトピン229aは押し上げられて噛合
部材18のカム面20aを押し、噛合部材18は
前進させられ把持爪39のラツク40に噛合し、
該押し上げは、第2セツトピン229aにしたバ
ネ229a′及び噛合部材18に装着したバネ23
aの押圧力により極めて円滑である。又第1セツ
トピン229は噛合部材18のカム面20に押さ
れ、第9図に示す如くに押し下げられる。その後
ウエツジプランジヤー13は更に第1図の前進端
迄前進し、全ては旧に復するものである。
を第8図の状態に復帰させると、ウエツジプラン
ジヤー13が第10図の第2ポジシヨンより、第
9に示す第1ポジシヨン迄間隙l2を前進する間
に、カム板228のカム面234aと係合してい
る第2セツトピン229aは押し上げられて噛合
部材18のカム面20aを押し、噛合部材18は
前進させられ把持爪39のラツク40に噛合し、
該押し上げは、第2セツトピン229aにしたバ
ネ229a′及び噛合部材18に装着したバネ23
aの押圧力により極めて円滑である。又第1セツ
トピン229は噛合部材18のカム面20に押さ
れ、第9図に示す如くに押し下げられる。その後
ウエツジプランジヤー13は更に第1図の前進端
迄前進し、全ては旧に復するものである。
最後に第14図〜第23図は本願の第4実施例
を示し、本実施例も上記第3実施例と同様に二本
のセツトピン329,329aと、ウエツジプラ
ンジヤー13に設けたカム面334,334a
と、噛合部材18の両側に設けたカム斜面32
0,320aとにより、噛合部材18と把持爪3
9とを係脱かつロツクさせるもので、構成の詳述
は下記の如くである。
を示し、本実施例も上記第3実施例と同様に二本
のセツトピン329,329aと、ウエツジプラ
ンジヤー13に設けたカム面334,334a
と、噛合部材18の両側に設けたカム斜面32
0,320aとにより、噛合部材18と把持爪3
9とを係脱かつロツクさせるもので、構成の詳述
は下記の如くである。
329は第1セツトピン、329aは第2セツ
トピンで、両セツトピン329,329aは噛合
部材18を挟持しその下端が、滑子11とウエツ
ジプラカジヤー13の楔形嵌合部に至る如くに
し、半径方向の摺動が自在に滑子11内に嵌装さ
れている。而して両セツトピン329,329a
の内側面(噛合部材の挟持面)には凹欠部32
9′,329a′には夫々後記するカム斜面320,
320aに係合する突起337,337aが突設
されている。噛合部材18の両側面にはカム斜面
320,320aが設けられ、該カム斜面32
0,320aに上記突起337,337aが嵌合
するものであるが、カム斜面320,320aの
向きは第16図及び第17図に示すように、第1
セツトピン329の突起337と嵌合するカム斜
面320は左向き(右上り)の斜面に、反対に第
2セツトピン329aの突起337aと嵌合する
カム斜面320aは右向き(左上り)の斜面に設
けられ、両者は互いに反対方向の向きを有し、立
体的に交差するようになされている。両セツトピ
ン329,329aの下端には夫々カム面33
8,338aが設けられるが、カム面338,3
38aの夫々は上記したカム斜面337,337
aと同じ向きを有している。即ち第1セツトピン
329のカム面338はカム斜面320と同様に
左向き(右上り)で、第2セツトピン329aの
カム面338aはカム斜面320aと同様右向き
(左上り)となつている。
トピンで、両セツトピン329,329aは噛合
部材18を挟持しその下端が、滑子11とウエツ
ジプラカジヤー13の楔形嵌合部に至る如くに
し、半径方向の摺動が自在に滑子11内に嵌装さ
れている。而して両セツトピン329,329a
の内側面(噛合部材の挟持面)には凹欠部32
9′,329a′には夫々後記するカム斜面320,
320aに係合する突起337,337aが突設
されている。噛合部材18の両側面にはカム斜面
320,320aが設けられ、該カム斜面32
0,320aに上記突起337,337aが嵌合
するものであるが、カム斜面320,320aの
向きは第16図及び第17図に示すように、第1
セツトピン329の突起337と嵌合するカム斜
面320は左向き(右上り)の斜面に、反対に第
2セツトピン329aの突起337aと嵌合する
カム斜面320aは右向き(左上り)の斜面に設
けられ、両者は互いに反対方向の向きを有し、立
体的に交差するようになされている。両セツトピ
ン329,329aの下端には夫々カム面33
8,338aが設けられるが、カム面338,3
38aの夫々は上記したカム斜面337,337
aと同じ向きを有している。即ち第1セツトピン
329のカム面338はカム斜面320と同様に
左向き(右上り)で、第2セツトピン329aの
カム面338aはカム斜面320aと同様右向き
(左上り)となつている。
328,328aはウエツジプランジヤー13
の係合溝14の刻設部の頂部に削設した案内面
で、該案内面328,328aには第1及び第2
セツトピン329,329aの下端に設けたカム
面338,338aが、第16図、第17図に示
すようにして当接している。又両案内面328の
先端側にはカム面334が、案内面328aの先
端部にはカム面334aを有する切欠部が設けら
れているが、該カム面334,334aは当接し
ているセツトピン329,329aのカム面33
8,338aと同じ方向となつている。即ち第1
セツトピン329が係合している案内面328に
設けたカム面334は左向き(右上り)で、第2
セツトピン329aが当接している案内面328
aに設けたカム面334aは右向き(左上り)と
なつている。
の係合溝14の刻設部の頂部に削設した案内面
で、該案内面328,328aには第1及び第2
セツトピン329,329aの下端に設けたカム
面338,338aが、第16図、第17図に示
すようにして当接している。又両案内面328の
先端側にはカム面334が、案内面328aの先
端部にはカム面334aを有する切欠部が設けら
れているが、該カム面334,334aは当接し
ているセツトピン329,329aのカム面33
8,338aと同じ方向となつている。即ち第1
セツトピン329が係合している案内面328に
設けたカム面334は左向き(右上り)で、第2
セツトピン329aが当接している案内面328
aに設けたカム面334aは右向き(左上り)と
なつている。
以上の如く構成された本願実施例において第1
4図に示す状態は、噛合部材18と把持爪39の
ラツク19,40とが噛合し、ウエツジプランジ
ヤー13が最前進端に来ているので、把持爪39
は仮想線Lにて示すワークり把持位置より更に上
昇し、ワークの把持を開放した位置にあり、第1
及び第2セツトピン329,329aの夫々は、
第16,17図に示すように案内面328,32
8aの略中間付近に係合し、ウエツジプランジヤ
ー13の後端とバツクプレート4との間には(l1
+l2)の間隙があり、本実施例における第1ポジ
シヨンは、ウエツジプランジヤー13が間隙l1だ
け後退した位置であり、通常はウエツジプランジ
ヤー13がこの間を進退してワークの把持解放を
行なつている。
4図に示す状態は、噛合部材18と把持爪39の
ラツク19,40とが噛合し、ウエツジプランジ
ヤー13が最前進端に来ているので、把持爪39
は仮想線Lにて示すワークり把持位置より更に上
昇し、ワークの把持を開放した位置にあり、第1
及び第2セツトピン329,329aの夫々は、
第16,17図に示すように案内面328,32
8aの略中間付近に係合し、ウエツジプランジヤ
ー13の後端とバツクプレート4との間には(l1
+l2)の間隙があり、本実施例における第1ポジ
シヨンは、ウエツジプランジヤー13が間隙l1だ
け後退した位置であり、通常はウエツジプランジ
ヤー13がこの間を進退してワークの把持解放を
行なつている。
ウエツジプランジヤー13は第1ポジシヨン迄
後退すると、ウエツジプランジヤー13の後退に
ともない、第1及び第2セツトピン329,32
9aは第19,20図のようになる。第1セツト
ピン329は案内面328を摺接して第19図に
示すようにカム面338,334が当接し、押し
上げが可能な状態になつており、又第2セツトピ
ン329aはカム面338aの角部が、カム面3
34aの角部に当接して押し下げが可能な状態に
なつている。
後退すると、ウエツジプランジヤー13の後退に
ともない、第1及び第2セツトピン329,32
9aは第19,20図のようになる。第1セツト
ピン329は案内面328を摺接して第19図に
示すようにカム面338,334が当接し、押し
上げが可能な状態になつており、又第2セツトピ
ン329aはカム面338aの角部が、カム面3
34aの角部に当接して押し下げが可能な状態に
なつている。
以上の如くにおいてウエツジプランジヤー13
を更に間隙l2だけ後退させて爪外し領域である第
2ポジシヨンに至ると、この後退にともない第1
セツトピン329はカム面338がカム面334
に押されて押し上げられ、突起337が噛合部材
18のカム斜面320を押すことにより噛合部材
18が後退し、該噛合部材18のラツク19と把
持39のラツク40との係合は開放(第21図)
され、一方第2セツトピン329aは噛合部材1
8の後退によつて、カム斜面320aを介して突
起337aが押されることによつて押し下げられ
て、カム面338aが案内面328a前端のカム
面334aに当接し、第1及び第2セツトピン3
29,329aは第22図、第23図に示す如く
になる。
を更に間隙l2だけ後退させて爪外し領域である第
2ポジシヨンに至ると、この後退にともない第1
セツトピン329はカム面338がカム面334
に押されて押し上げられ、突起337が噛合部材
18のカム斜面320を押すことにより噛合部材
18が後退し、該噛合部材18のラツク19と把
持39のラツク40との係合は開放(第21図)
され、一方第2セツトピン329aは噛合部材1
8の後退によつて、カム斜面320aを介して突
起337aが押されることによつて押し下げられ
て、カム面338aが案内面328a前端のカム
面334aに当接し、第1及び第2セツトピン3
29,329aは第22図、第23図に示す如く
になる。
次に上記の状態によりウエツジプランジヤー1
3を第1ポジシヨン迄前進させると、第2セツト
ピン329aのカム面338aがカム面334a
に押し上げられて上昇し、突起337aによつて
噛合部材18のカム斜面320aを押し、噛合部
材18は前進して上記において係合を脱した両ラ
ツク19,40は再び係合する。一方第1セツト
ピン329は噛合部材18の前進によつて、カム
斜面320を介して突起337が押されて押し下
げられ、第19図の如く両カム面338,328
は再び係合する。即ち本実施例は、ウエツジプラ
ンジヤー13の後退により、第1、第2セツトピ
ン329,329aの夫々が、同時に上下反対方
向に昇降し、これによつて噛合部材18と把持爪
39との係脱が行なわれるものである。尚その後
第1ポジシヨンより最前端迄の間をウエツジプラ
ンジヤー13が進退し、ワークの把持解放を行な
うことし前記した三つの実施例と同様である。
3を第1ポジシヨン迄前進させると、第2セツト
ピン329aのカム面338aがカム面334a
に押し上げられて上昇し、突起337aによつて
噛合部材18のカム斜面320aを押し、噛合部
材18は前進して上記において係合を脱した両ラ
ツク19,40は再び係合する。一方第1セツト
ピン329は噛合部材18の前進によつて、カム
斜面320を介して突起337が押されて押し下
げられ、第19図の如く両カム面338,328
は再び係合する。即ち本実施例は、ウエツジプラ
ンジヤー13の後退により、第1、第2セツトピ
ン329,329aの夫々が、同時に上下反対方
向に昇降し、これによつて噛合部材18と把持爪
39との係脱が行なわれるものである。尚その後
第1ポジシヨンより最前端迄の間をウエツジプラ
ンジヤー13が進退し、ワークの把持解放を行な
うことし前記した三つの実施例と同様である。
本発明は以上詳述したように、近年に至つて要
求が高まつている全自動機無人化作業に対処する
ために、クイツクチエンジ方式の利点を生かして
全ての把持爪と噛合部材を同時に係脱させ、しか
る通常の爪開閉領域では把持爪と噛合部材の係合
が絶対に外れないように安全性を高くしたもの
で、その係脱は機力式チヤツクに必須の駆動源で
ある圧流体利用のシリンダーを、僅か2ポジシヨ
ンに制御するのみで目的を達するもので、新たな
駆動源を必要とせず、制御方法も僅か2ポジシヨ
ンであるから従来周知の簡単な制御機構をもつて
足りる。
求が高まつている全自動機無人化作業に対処する
ために、クイツクチエンジ方式の利点を生かして
全ての把持爪と噛合部材を同時に係脱させ、しか
る通常の爪開閉領域では把持爪と噛合部材の係合
が絶対に外れないように安全性を高くしたもの
で、その係脱は機力式チヤツクに必須の駆動源で
ある圧流体利用のシリンダーを、僅か2ポジシヨ
ンに制御するのみで目的を達するもので、新たな
駆動源を必要とせず、制御方法も僅か2ポジシヨ
ンであるから従来周知の簡単な制御機構をもつて
足りる。
また本願はこれを実施するに際して付属装置が
チヤツク本体外に突出するのを防止できてチヤツ
クの大型化を防止でき、また装置を全てチヤツク
本体内に収納できてチヤツクの剛性を高くできる
と共に爪交換装置を取付ける際に狭い取付空間を
最大限に利用し得る等、幾多の極めて有用な効果
を有する発明である。
チヤツク本体外に突出するのを防止できてチヤツ
クの大型化を防止でき、また装置を全てチヤツク
本体内に収納できてチヤツクの剛性を高くできる
と共に爪交換装置を取付ける際に狭い取付空間を
最大限に利用し得る等、幾多の極めて有用な効果
を有する発明である。
第1図〜第4図は本願の第1実施例を示し、第
1図は把持爪がワークの把持解放位置にある要部
断面図、第2図はウエツジプランジヤーが第1ポ
ジシヨン迄後退し、中間位置となつた要部断面
図、第3図はウエツジプランジヤーが第2ポジシ
ヨン迄後退した要部断面図、第4図はドローバー
とセツトピンとの取付関係を示す第3図のA−A
線断面図、第5図〜第7図は本願の第2実施例を
示すもので、第5図は把持爪がワークの把持解放
位置にある要部断面図、第6図はウエツジプラン
ジヤーが第1ポジシヨン迄後退して中間位置とな
つた要部断面図、第7図はウエツジプランジヤー
が第2ポジシヨン迄後退した要部断面図、第8図
〜第13図は本願の第3実施例を示すもので、第
8図は把持爪がワークの把持解放位置にある要部
断面図、第9図はウエツジプランジヤーが第1ポ
ジシヨン迄後退して中間位置となつた要部断面
図、第10図はウエツジプランジヤーが第2ポジ
シヨン迄後退した要部断面図、第11図は第1及
び第2セツトピンの位置関係を明らかにした第1
0図のA−A線断面図、第12図は第1及び第2
セツトピンの位置関係を明らかにした第11図の
B−B線断面図、第13図は第12図と同様の第
11図のC−C線断面図、第14図〜第23図は
本願の第4実施例を示すもので、第14図は把持
爪がワークの把持解放位置にある要部断面図、第
15図は第1及び第2セツトピンの位置関係を明
らかにした第14図のA−A線断面図、第16図
は第1セツトピンの作用を説明するための第15
図のA−A線断面図、第17図は第2セツトピン
の作用を説明するための第15図のB−B線断面
図、第18図はウエツジプランジヤーが第1ポジ
シヨン迄後退して中間位置となつた要部断面図、
第19図は第18図の状態において第1セツトピ
ンの作動状況を明らかにするため第15図のA−
A線と同じ位置で切断した断面図、第20図は第
2セツトピンの作動を明らかにするため第15図
のB−B線と同じ位置で切断した断面図、第21
図はウエツジプランジヤーが第2ポジシヨン迄後
退した要部断面図、第22図は第21図の状態に
おいて、第1セツトピンの作動状況を明らかにす
るため第15図のA−A線と同じ位置で切断した
断面図、第23図は第2セツトピンの作動を明ら
かにするため第15図のB−B線と同じ位置で切
断した断面図である。 11……滑子、13……ウエツジプランジヤ
ー、16……セツトフープ、18……噛合部材、
19,40……ラツク、20,20a,34,3
8,37,134,137,234a,238,
238a,237,237a,320,320
a,334,334a,338,338a……カ
ム面、26……ドロープレート、27……ドロー
アーム、28……セツトバー、29,129,2
29,229a,329,329a……セツトピ
ン。
1図は把持爪がワークの把持解放位置にある要部
断面図、第2図はウエツジプランジヤーが第1ポ
ジシヨン迄後退し、中間位置となつた要部断面
図、第3図はウエツジプランジヤーが第2ポジシ
ヨン迄後退した要部断面図、第4図はドローバー
とセツトピンとの取付関係を示す第3図のA−A
線断面図、第5図〜第7図は本願の第2実施例を
示すもので、第5図は把持爪がワークの把持解放
位置にある要部断面図、第6図はウエツジプラン
ジヤーが第1ポジシヨン迄後退して中間位置とな
つた要部断面図、第7図はウエツジプランジヤー
が第2ポジシヨン迄後退した要部断面図、第8図
〜第13図は本願の第3実施例を示すもので、第
8図は把持爪がワークの把持解放位置にある要部
断面図、第9図はウエツジプランジヤーが第1ポ
ジシヨン迄後退して中間位置となつた要部断面
図、第10図はウエツジプランジヤーが第2ポジ
シヨン迄後退した要部断面図、第11図は第1及
び第2セツトピンの位置関係を明らかにした第1
0図のA−A線断面図、第12図は第1及び第2
セツトピンの位置関係を明らかにした第11図の
B−B線断面図、第13図は第12図と同様の第
11図のC−C線断面図、第14図〜第23図は
本願の第4実施例を示すもので、第14図は把持
爪がワークの把持解放位置にある要部断面図、第
15図は第1及び第2セツトピンの位置関係を明
らかにした第14図のA−A線断面図、第16図
は第1セツトピンの作用を説明するための第15
図のA−A線断面図、第17図は第2セツトピン
の作用を説明するための第15図のB−B線断面
図、第18図はウエツジプランジヤーが第1ポジ
シヨン迄後退して中間位置となつた要部断面図、
第19図は第18図の状態において第1セツトピ
ンの作動状況を明らかにするため第15図のA−
A線と同じ位置で切断した断面図、第20図は第
2セツトピンの作動を明らかにするため第15図
のB−B線と同じ位置で切断した断面図、第21
図はウエツジプランジヤーが第2ポジシヨン迄後
退した要部断面図、第22図は第21図の状態に
おいて、第1セツトピンの作動状況を明らかにす
るため第15図のA−A線と同じ位置で切断した
断面図、第23図は第2セツトピンの作動を明ら
かにするため第15図のB−B線と同じ位置で切
断した断面図である。 11……滑子、13……ウエツジプランジヤ
ー、16……セツトフープ、18……噛合部材、
19,40……ラツク、20,20a,34,3
8,37,134,137,234a,238,
238a,237,237a,320,320
a,334,334a,338,338a……カ
ム面、26……ドロープレート、27……ドロー
アーム、28……セツトバー、29,129,2
29,229a,329,329a……セツトピ
ン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 チヤツク本体内に複数の滑子と把持爪を夫々
嵌合させ、各滑子にチヤツク軸方向へ摺動可能に
嵌合させた噛合部材をチヤツク前方へ移動させて
把持爪に係合させ、ウエツジプランジヤーのチヤ
ツク軸方向への移動により滑子と把持爪とが噛合
部材を介して一体となつてチヤツク半径方向に摺
動するようにした機力式チヤツクにおいて、上記
ウエツジプランジヤーをワーク把持の為の爪開閉
領域よりも後方の爪外し領域へ移動可能に構成
し、そのウエツジプランジヤーと上記噛合部材と
の間に、ウエツジプランジヤーを爪外し領域へ移
動させると噛合部材を後方へ、爪開閉領域へ移動
させると噛合部材を前方へ夫々移動させて噛合部
材を把持爪に係脱させる係脱機構と、ウエツジプ
ランジヤーが爪開閉領域にあるとき噛合部材のチ
ヤツク後方への移動を阻止し、ウエツジプランジ
ヤーが爪外し領域に移動するとき噛合部材のチヤ
ツク後方への移動を許容するロツク機構とを配設
したことを特徴とする機力式チヤツク。 2 係脱機構は、チヤツク本体内に滑子の後方に
おいてチヤツク軸方向へ摺動自在に嵌合したドロ
ープレートと、そのドロープレートに固着し、各
噛合部材の後端部に噛合部材のチヤツク軸方向の
移動を僅かな遊びをもつて規制するも噛合部材の
チヤツク半径方向の移動を許容するように係合さ
せたドローアームとを備え、上記ドロープレート
とウエツジプランジヤーをウエツジプランジヤー
が爪開閉領域から爪外し領域に移動するときドロ
ープレートを係止してチヤツク後方へ移動させる
ように関連させて構成したことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の機力式チヤツク。 3 ロツク機構は、滑子内にチヤツク軸方向へ摺
動自在に嵌合させ、後端部をドローアームにチヤ
ツク半径方向の移動は許容されるもチヤツク軸方
向への移動は規制されるように連結したセツトバ
ーと、そのセツトバーと噛合部材間の滑子内に両
者を結ぶ方向へ摺動可能に嵌合したセツトピンと
を備え、上記セツトピンの一端部を噛合部材の外
周面に設けた凹部のカム面に、他端部を上記セツ
トバーの外周面に夫々係合させ、更にセツトバー
の外周面にドローアームが噛合部材をチヤツク後
方へ移動させる領域においてセツトピンの他端部
を受入れ可能な凹部とその凹部からセツトピンの
他端部を押出す為のカム面とを設けて構成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の機力
式チヤツク。 4 係脱機構は、チヤツク本体内に滑子の後方に
おいてチヤツク軸方向へ摺動自在に嵌合したドロ
ープレートと、そのドロープレートに固着し、各
噛合部材の後端部に噛合部材のチヤツク軸方向の
移動を規制するも噛合部材のチヤツク半径方向の
移動を許容するように係合させたドローアームと
を備え、上記ドロープレートとウエツジプランジ
ヤーをウエツジプランジヤーが爪開閉領域から爪
外し領域に移動するときドロープレートを係止し
てチヤツク後方へ移動させるように関連させて構
成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の機力式チヤツク。 5 ロツク機構は、ウエツジプランジヤーの係合
溝の底部と噛合部材間の滑子内に両者を結ぶ方向
へ摺動可能に嵌合したセツトピンを備え、そのセ
ツトピンの一端部を噛合部材の外周面に設けた凹
部のカム面に、他端部を上記ウエツジプランジヤ
ーの係合溝の底部に夫々係合させ、ウエツジプラ
ンジヤーの係合溝の底部にドローアームが噛合部
材をチヤツク後方へ移動させる領域においてセツ
トピンの他端部を受入れ可能な切欠部とその切欠
部からセツトピンの他端部を押出す為のカム面を
設けて構成したことを特徴とする特許請求の範囲
第4項記載の機力式チヤツク。 6 係脱機構は、ウエツジプランジヤーの係合溝
の底部と噛合部材間の滑子内に両者を結ぶ方向へ
摺動可能に嵌合した第1セツトピンと、ウエツジ
プランジヤーの係合溝の底部に固着したカム板を
備え、上記第1セツトピンの一端部をばね力によ
つて把持爪と係合状態の噛合部材の外周面に設け
た凹部のカム面に、他端部を上記カム板の上面に
夫々係合させ、更にカム板の上面にウエツジプラ
ンジヤーが爪外し領域に移動されると上記第1セ
ツトピンの他端部を押上げて噛合部材をチヤツク
後方へ移動させるカム面を設けて構成したことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の機力式チ
ヤツク。 7 ロツク機構は、ウエツジプランジヤーの係合
溝の底部と噛合部材間の滑子内に両者を結ぶ方向
へ摺動可能に嵌合した第2セツトピンと、ウエツ
ジプランジヤーの係合溝の底部に固着したカム板
を備え、上記第2セツトピンの一端部を噛合部材
の外周面に設けた凹部のカム面に、他端部を上記
カム板の上面に夫々係合させ、更にカム板の上面
にウエツジプランジヤーが爪外し領域に移動され
るとき第2セツトピンの他端部を受入れ可能な切
欠部とその切欠部から第2セツトピンの他端部を
押出す為のカム面を設けて構成したことを特徴と
する特許請求の範囲第6項記載の機力式チヤツ
ク。 8 係脱機構は、滑子内に噛合部材の側面に面し
てチヤツク半径方向へ摺動可能に嵌合した第1セ
ツトピンを備え、その第1セツトピンの側面に設
けた突起を、ばね力によつて把持爪と係合状態の
噛合部材の外周面に設けたカム斜面に嵌合させ、
第1セツトピンのチヤツク中心側端部と対向する
ウエツジプランジヤーの外周面に係合溝と同一傾
斜の案内面を設け、その案内面に上記第1セツト
ピンの端部を係合させ、更に上記案内面にウエツ
ジプランジヤーが爪外し領域に移動されると上記
第1セツトピンの端部を押上げて噛合部材をチヤ
ツク後方へ移動させるカム面を設けて構成したこ
とを特徴とする特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の機力式チヤツク。 9 ロツク機構は、滑子内に噛合部材の側面に面
してチヤツク半径方向へ摺動可能に嵌合した第2
セツトピンを備え、その第2セツトピンの側面に
設けた突起を、ばね力によつて把持爪と係合状態
の噛合部材の外周面に設けたカム斜面に嵌合さ
せ、第2セツトピンのチヤツク中心側端部と対向
するウエツジプランジヤーの外周面に係合溝と同
一傾斜の案内面を設け、その案内面に上記第2セ
ツトピンの端部を係合させ、更に案内面にウエツ
ジプランジヤーが爪外し領域に移動されるとき上
記第2セツトピンの端部を受入れ可能な切欠部と
その切欠部から第2セツトピンの端部を押出す為
のカム面を設けて構成したことを特徴とする特許
請求の範囲第8項記載の機力式チヤツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12918582A JPS5919613A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 機力式チヤツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12918582A JPS5919613A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 機力式チヤツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5919613A JPS5919613A (ja) | 1984-02-01 |
JPS6341686B2 true JPS6341686B2 (ja) | 1988-08-18 |
Family
ID=15003238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12918582A Granted JPS5919613A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 機力式チヤツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919613A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01147086U (ja) * | 1988-03-25 | 1989-10-11 |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP12918582A patent/JPS5919613A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01147086U (ja) * | 1988-03-25 | 1989-10-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5919613A (ja) | 1984-02-01 |
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