JPS6340615B2

JPS6340615B2 -

Info

Publication number: JPS6340615B2
Application number: JP2362682A
Authority: JP
Inventors: Toshio Abe
Original assignee: Komatsu Ltd
Current assignee: Komatsu Ltd
Priority date: 1982-02-18
Filing date: 1982-02-18
Publication date: 1988-08-11
Also published as: JPS58141818A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はトランスフアプレスのトランスフアフ
インガの交換装置、詳しくは片側に３本以上の複
数のアプライトを有するトランスフアプレスにお
ける中間アプライト背面に位置するトランスフア
フインガの交換装置に関するものである。

トランスフアプレスはトランスフアバにトラン
スフアインガを取付けたトランスフア装置を備
え、このトランスフアバを矩形運動させて加工品
を順次搬送するようにしている。

一方、トランスフアプレスにあつては金型交換
を行なう際にその金型による成形品の形状に適合
するようにトランスフアフインガを交換する必要
がある。

そこで従来はプレス機械のプレス作業域内にあ
るトランスフアバに装着したトランスフアフイン
ガは金型交換を行なう際に使用済の金型と同時に
トランスフアフインガを有するトランスフアバを
分割して移動ボルスタによりプレス機械外部に引
き出し、プレス機械の外側で金型交換と同時に成
形品の形状に適合するトランスフアフインガと交
換している。

しかし、片側に３本以上のアプライトを有する
トランスフアプレスにあつては前述のように移動
ボルスタ上方に位置するトランスフアバに装着し
たトランスフアフインガは容易にプレス機械の外
側で交換できるが、中間アプライトのプレスルー
ム内側（以下背面という）に位置するトランスフ
アバは金型とともに移動ボルスタでプレス機械の
外側に引き出すことができないので、新らしい金
型に適応した新らしいトランスフアフインガをプ
レス機械の作業域内に持ち込み、トランスフアバ
に固着してある使用済の旧トランスフアフインガ
を取外し、新らしいトランスフアフインガを交換
固着している。

このために、中間アプライトの背面に位置する
トランスフアフインガの交換は非常に面倒である
と共に、交換時間を長く要するので、プレス作業
域に位置するトランスフアフインガを迅速に交換
できても中間アプライト背面に位置するトランス
フアフインガの交換時が長くなるためにプレス機
械の休止時間が長くなつてプレス機械の稼動効率
が低下してしまい、さらに交換作業時にスライド
が下降すると作業者に当り非常に危険である。

本発明は上記の事情に鑑みなされたものであ
り、その目的はトランスフアプレスの中間アプラ
イト背面に位置するトランスフアインガを簡単容
易に短時間で交換できるようにしたトランスフア
プレスのトランスフアフインガ交換装置を提供す
ることである。

以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。

前後一対の左側アプライト１Ｌ，１Ｌと前後一
対の中間アプライト１Ｃ，１Ｃとの間には第１ボ
ルスタ２₁が位置し、前後一対の中間アプライト
１Ｃ，１Ｃと前後一対の右側アプライト１Ｒ，１
Ｒとの間には第２ボルスタ２₂が位置し、第１・
第２ボルスタ２₁，２₂は前後方向に走行移動自在
となつている。

前記左側・中間・右側アプライト１Ｌ，１Ｃ，
１Ｒ間に亘つて前後一対のトランスフアバ３，３
が設けられ、一対のトランスフアバ３，３の右側
端に亘つてキヤリヤ４が前後方向固定でかつ左右
方向移動可能に取付けてあり、該キヤリヤ４は従
来公知のフイード機構５により左右方向に移動さ
れると共に、一対のトランスフアバ３，３は図示
しない従来公知のクランプ機構で前後方向に対向
接近・離隔移動されてクランプ・アドバーンス・
アンクランプ・リターンできるように構成してあ
る。なお、トランスフアバ３は必要に応じて上下
動させてリフト・ダウンさせるように構成しても
良い。

前記トランスフアバ３は左側アプライト１Ｌと
対向位置しかつ左方に延設した左側端部分３₁、
左側アプライト１Ｌと中間アプライト１Ｃとの間
に位置する左側部分３₂、中間アプライト１Ｃと
対向位置した中間部分３₃、中間アプライト１Ｃ
と右側アプライト１Ｒとの間に位置した右側部分
３₄、右側アプライト１Ｒと対向位置しかつ右方
に延設した右側端部分３₅とに分割され、それぞ
れ第１・第２・第３・第４接続装置A₁，A₂，
A₃，A₄により接続されている。

Ｂはボルスタ昇降装置であり、車輪６のレール
７をシリンダ８で上下動させる構造である。

そしてトランスフアバ３は次のようにして分割
される。

第３図ａの状態から第２ボルスタ２₂を上昇
させて右側部分３₄を支持するとともに第３・
第４接続装置A₃，A₄を不連続状態とする。

中間アプライト１Ｃの背面に設けた第１トラ
ンスフアバ移動装置（図示せず）により左側端
部分３₁、左側部分３₂、中間部分３₃を左方に
所定の分離距離Ｌの２倍2Lだけフルストロー
ク移動させるとともに、フイード機構５により
右側端部分３₅を所定の分離距離Ｌだけ右方に
移動させる。（第３図ｂ）第１ボルスタ２₁を上昇させて左側部分３₂を
支持するとともに、第１・第２接続装置A₁，
A₂を不連続状態とする。（第３図ｃ）左側アプライト１Ｌの背面に設けた第２トラ
ンスフアバ移動装置（図示せず）により左側端
部分３₁を所定の分離距離Ｌだけ左右に移動さ
せるとともに、中間アプライト１Ｃの背面に設
けたトランスフアバストツパ装置（図示せず）
を係合状態として前記第１トランスフアバ移動
装置により中間部分３₃を右方に所定の分離距
離Ｌだけ移動させる。（第３図ｄ）以上により、各トランスフアバ部分３₁，３₂，
３₃，３₄，３₅は相互に所定の分離距離Ｌだけ離
隔して５分割される。

また、左・右側部分３₂，３₄及び中間部分３₃
にはトランスフアフインガＣがそれぞれ対向して
取付けてあり、左右側部分３₂，３₄のトランスフ
アフインガＣは第３図ｄのように分割した後に第
１・第２ボルスタ２₁，２₂とともにトランスフア
プレス外側に引き出されて金型交換と同時にその
金型に適応した形状のトランスフアフインガＣと
交換される。

なお、前記中間トランスフア部分３₃のトラン
スフアフインガＣは第４図・第５図に示すように
してトランスフアバ３に取付けてある。他のトラ
ンスフアフインガＣは同様に取付けても良いし、
ボルトで取付けても良い。

つまり、トランスフアフインガＣはベース１０
に固着され、ベース１０には大径穴１１と小径穴
１２とが長手方向に連続して形成され、小径穴１
２の上面周囲には大径穴１１と同一大きさの段部
１３が形成されている。

一方、トランスフアバ３にはクランプシリンダ
１４が固設され、その可動杆１４′ａには前記小
径穴１２内に挿通する小径部１５と大径穴１１内
に挿通する大径部１６とを有しかつ下向段部１７
を形成するクランプ片１８が設けてあり、シリン
ダ１４の下げ室１４ａに圧油を供給するとクラン
プ片１８が下降してその下向段部１７が段部１３
に圧着してベース１０をトランスフアバ３に固着
し、上げ室１４ｂに圧油を供給するとクランプ片
１８が上昇してベース１０のクランプを解除し、
ベース１０を移動して大径穴１１にクランプ片１
８を合致することでベース１０は上方に移動可能
となる構造である。

前記一対の右側トランスフア部分３₄，３₄には
中間トランスフア部分３₃，３₃のトランスフアフ
インガＣ，Ｃを交換する交換機構Ｄ，Ｄがそれぞ
れ設けてある。

つまり、第６図・第７図に示すように右側トラ
ンスフアバ部分３₄にはブラケツト２０を介して
第１シリンダ２１が設けられ、該第１シリンダ２
１のピストン杆２２は中間トランスフア部分３₃
側に向けて伸縮自在となり、かつ第２シリンダ２
３が設けてあり、第２シリンダ２３のピストン杆
２４は上下方向に伸縮自在となりかつ吸着手段２
５が設けてある。

該吸着手段２５はバキユームカツプとなつてい
るが、磁石としても良い。

しかして、トランスフアバＣを交換する場合に
は、第１シリンダ２１のピストン杆２２を伸長し
て吸着手段２５を中間トランスフアバ部分３₃の
ベース１０と相対向させ、第２シリンダ２３のピ
ストン杆２４を伸長して吸着手段２５をベース１
０に吸着固定する。これと同時にクランプシリン
ダ１４の可動杆１４′ａを伸長してクランプ片１
８を段部１３と離隔させる。

そして、第１シリンダ２１のピストン杆２２を
僅かに縮少してベース１０を移動させてクランプ
片１８を大径穴１１に相対的に移動させ、第２シ
リンダ２３のピストン杆２４を縮少して吸着手段
２５とともにベース１０を上方に持ち上げてクラ
ンプ片１８より抜き出し、この状態で第１シリン
ダ２１のピストン杆２２を縮少してベース１０を
右方に移動させてトランスフアフインガＣを中間
アプライト１Ｃと干渉しない位置まで右側トラン
スフア部分３₄側に移動させる。

この後に第３図に示すようにしてトランスフア
バを分割して第１・第２ボルスタ２₁，２₂をプレ
ス外に搬出する。

これにより、中間トランスフアバ部分３₃のト
ランスフアフインガＣを第２ボルスタ２₂によつ
てプレス外に搬出でき、新らしいトランスフアフ
インガＣを吸着した第２ボルスタ２₂をプレス内
に搬入し、前述と反対の操作することで新らしい
トランスフアフインガＣを中間トランスフア部分
３₃に簡単に交換取付けできる。

また、作業員はプレス作業域内に入つて作業を
する必要がなく誤まつてスライドが下降したりし
ても事故を起すことがない。

また、トランスフアフインガの形状と格納位置
とを予じめ定めておき、新らしく使用するトラン
スフアフインガの番号を定めてボタン又はセレク
タスイツチを操作して使用していたトランスフア
フインガをその格納位置に格納し、新らしく使用
するトランスフアフインガを取り出すようにして
も良い。

本発明は以上の様になり、中間アプライトの背
面に位置するトランスフアバＣを交換する場合に
は、第１シリンダ２１のピストン杆２２を伸長し
て第２シリンダ２３とともに吸着手段２５を中間
トランスフアバのベース１０と相対向させ、第２
シリンダ２３のピストン杆２４を伸長して吸着手
段２５をベース１０に吸着固定する。これと同時
にクランプシリンダ１４の可動杆１４′ａを伸長
してクランプ片１８を段部１３と離隔させる。

そして、第１シリンダ２１のピストン杆２２を
僅かに縮少してベース１０を移動させてクランプ
片１８を大径穴１１に相対的に移動させ、第２シ
リンダ２３のピストン杆２４を縮少して吸着手段
２５とともにベース１０を上方に持ち上げてクラ
ンプ片１８より抜き出し、この状態で第１シリン
ダ２１のピストン杆２２を縮少してベース１０を
右方に移動させてトランスフアフインガＣを中間
アプライトと干渉しない位置まで一側トランスフ
ア側に移動させる。

これにより、中間トランスフアバのトランスフ
アフインガＣをボルスタによつて一側トランスフ
アバとともにプレス外に搬出でき、新しいトラン
スフアフインガＣを吸着したボルスタをプレス内
に搬入し、前述と反対の操作することで新しいト
ランスフアフインガＣを中間トランスフアに簡単
に交換取付けできる。

このように、吸着手段２５を長手方向及び上下
方向に移動するには第１・第２シリンダ２１，２
３により行なうと共に、ベース１０の固定・解放
はクランプシリンダ１４で行なうので、遠隔操作
によりトランスフインガＣを交換でき、作業員が
プレス作業域内に入つてトランスフアフインガの
交換作業をする必要がなく作業中に誤つてスライ
ドが下降したりしても事故を起すことがなく、中
間アプライトの背面に位置する中間トランスフア
バのトランスフアフインガＣを簡単にしかも安全
に交換できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は全体概
略平面図、第２図は正面図、第３図はトランスフ
アバの分割説明図、第４図はトランスフアフイン
ガの取付状態を示す平面図、第５図はその−
線断面図、第６図は要部正面図、第７図は側面図
である。１はアプライト、３はトランスフアバ、２５は
吸着手段、Ｃはトランスフアフインガ。

Claims

【特許請求の範囲】

１両側アプライトの中間に中間アプライトを備
え、両側アプライト間に亘つてトランスフアフイ
ンガＣを備えたトランスフアバを設け、該トラン
スフアバを両側トランスフアバ部分と中間アプラ
イトの背面に位置する中間トランスフアバ部分と
に分割しかつ着脱自在に連結したトランスフアプ
レスにおいて、前記中間トランスフアバに、トラ
ンスフアンフイガＣを備えかつ大径穴１１と小径
穴１２とが長手方向に連続して形成され、小径穴
１２の上面周囲には大径穴１１と同一大きさの段
部１３が形成させているベース１０を配設すると
共に、前記中間トランスフアバにクランプシリン
ダ１４を固設し、そのクランプシリンダ１４の可
動杆１４′ａに前記小径穴１２内に挿通する小径
部１５と大径穴１１内に挿通する大径部１６とを
有しかつ下向段部１７を形成するクランプ片１８
を設け、前記中間トランスフアバと隣接した一側
トランスフアバに第１シリンダ２１を、そのピス
トン杆２２が前記ベース１０に向けて長手方向に
伸縮するように取付け、該第１シリンダ２１のピ
ストン杆２２に第２シリンダ２３を、そのピスト
ン杆２４が前記ベース１０に向けて上下方向に伸
縮自在に設けると共に、該第２シリンダ２３のピ
ストン杆２４に前記ベース１０を吸着する吸着手
段２５を取付けたことを特徴とするトランスフア
プレスのトランスフアフインガ交換装置。