JPS6340603Y2 - - Google Patents

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JPS6340603Y2
JPS6340603Y2 JP1983059090U JP5909083U JPS6340603Y2 JP S6340603 Y2 JPS6340603 Y2 JP S6340603Y2 JP 1983059090 U JP1983059090 U JP 1983059090U JP 5909083 U JP5909083 U JP 5909083U JP S6340603 Y2 JPS6340603 Y2 JP S6340603Y2
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JP
Japan
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fire
side wall
edge
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retardant
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JP1983059090U
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JPS59167135U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は壁体を構成した際の目地部の防火性を
強化すると共に、防火性、断熱性にすぐれた建築
用パネルに関する。
従来、防火構造用のパネルとしては、例えば実
公昭53−18795号があり、それなりの効果を発揮
していた。また通常の断熱性等のパネルとしては
実公昭53−39062号等がある。しかしながら前者
の場合は膨出部端の連結構造に空隙が形成されて
いるため表面からの火炎、熱気がL字の行程を経
て空隙に到達する不利があつた。また、後者の場
合は主体と胴縁とが直接接触している構造のため
防火構造に適さないばかりでなく、連結部(目地
部)の断熱性、防火性も殆んど期待できない構成
であつた。さらに、最近はボツクステストが準不
燃試験などに付加されるため、より一層、目地部
の防火性の強化が叫ばれている。
本考案はこのような欠点を除去すると共に、要
求にマツチした部材とするために、芯材のみなら
ず、目地部の形状と目地部の構造を利用した防火
性コーキング材を植設して所定の試験に合格でき
る建築用パネルを提供するものである。
以下に図面を用いて本考案に係る建築用パネル
の一実施例について詳細に説明する。第1図は上
記パネルの一例を示す斜視図であり、は主体で
金属板を長方形状に形成した化粧面2とその一側
端縁を下方に幾分傾斜して延ばした傾斜側壁3と
他側端縁を下方に延ばした側壁4とから横断面凹
状に形成したものである。上記傾斜側壁3の角度
θは5〜50゜位であり、主に後記する防火性コー
キング材を植設する窪みの形成と防火性断熱材の
脱落防止に役立つものである。5は雄型連結部で
傾斜側壁3の下端縁を外側方へ突出した差込縁6
とその先端を屈曲した舌片7とからなり、8は雌
型連結部で側壁4の下端縁を内方に屈曲し、再び
外側方に屈曲してなる係合溝9とその下縁10を
外側方へ延ばした延長部11とその先端を屈曲し
た舌片12と必要に応じて延長部途中に設けた突
条13とから形成したものである。14は防火性
断熱材で主体と係合溝9の裏面とで囲まれた凹
部に充填した上層15と下縁10および延長部1
1の裏面より下方に膨出した部分のうち雄型連結
部5近傍をΔlに亘つて切り欠いた下層16とを
一体に形成したものである。なお、上層15、下
層16は便宜上区分したものであり、実質は一体
の防火断熱材からなるものである。さらに説明す
ると、防火断熱材14としてはフエノールフオー
ム、フエノール変性ポリイソシアヌレートフオー
ム、ロツクウール、グラスウール、パーライト
板、および上記フオームに嵩比重が0.04〜0.5位
の人工骨材、アルミナバルブ、パーライト粒、シ
ラスバルーン、バルーン材料、シリカバルーン、
バーミキユライト等、あるいは硼砂、メタ硼酸ソ
ーダ、鉱物繊維の1種以上を分布したものであ
る。また、防火断熱材14はパネルを連結した際
に下層の側端16aに相隣る建築用パネルの側
端、所謂第1図における側端16bに相応する部
分が接触する長さ関係である。具体的には舌片7
の先端から側端16aまでの長さをA、係合溝9
の最奥端から側端16bまでの長さをBとしたと
きにA=B、あるいはA<Bの関係が成立するこ
とである。17はシート状物で防火断熱材14の
長手方向の裏面を被覆し、かつ一端縁を差込縁6
の裏面に貼着してサンドイツチ構造の強化を図る
ものである。シート状物17の一例としては、ア
スベストシート、アルミニウム箔、ガラス繊維の
不織布、塩ビシートの1種、または2種以上をラ
ミネートしたものである。18は防火性コーキン
グ材で傾斜側壁3と差込縁6に挾まれた角部に化
粧面2の側端縁2aから突出しないように植設し
たものであり、主に目地が万一の火災に曝された
際に目地空間を無機質発泡層で充填するか、水分
などを放出して周囲を冷却するかのいずれかの機
能を具備するものである。具体的な構造として
は、防火剤19と被覆材20からなり、防火剤1
9としては硼砂、メタ硼酸ソーダ、ポリリン酸ア
ンモン、水酸化アルミニウム、炭酸ソーダ、沸石
などであり、被覆材20としては耐候性、および
防水性のある合成樹脂被膜、例えばポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ポ
リプロピレンなどからなるものである。なお、防
火剤19にはバインダーとしてホツトメルト系接
着剤、コーキング材、合成樹脂などからなるもの
である。
次に本考案に係る建築用パネルの施工例、およ
び防火性について説明する。
建築用パネルA1,A2としては金属板(板厚
0.27mmのカラー鋼板)を第1図に示すように成形
し、防火性断熱材14としてはフエノールフオー
ムにガラス繊維(長さ10mm位)を平均に分布し、
密度を40Kg/m3、厚さt1=10mm、t2=15mmとし、
かつ、主体に防火性断熱材の原料を吐出し、そ
の上にアスベスト紙を貼着してサンドイツチ構造
とし、A=Bは25mm、θは30゜、防火性コーキン
グ材18は硼砂(5水塩)をポリエステル樹脂に
混合し、吹付け、その後でポリウレタン塗料を塗
布してその表面を被覆したものを準備した。そこ
で、第2図に示すように胴縁B上に建築用パネル
A1を載置し、その延長部11を釘Cで固定し、
次にその係合溝9に対し、建築用パネルA2の差
込縁6を嵌挿し、図示しない延長部を上記のよう
に釘で固定する。従つて、壁体を形成するには、
上記のような工程を繰り返して行なえばよい。そ
こで、この建築用パネルに対しJIS−A−1321の
準不燃試験を行なつたところ、発煙係数CA=12、
T・dθ=25(℃・分)、残炎=10秒、亀裂はなし
であつた。また、小型模型ボツクステストでは化
粧面2を火源側にし、天井などに目地材を使用し
た構造ではフラツシユオーバーが7分5秒であつ
た。な、試験後に試験体を解体して観察したとこ
ろ、防火性コーキング材18は目地部空間を無機
質発泡層で充填していた。このような防火性を得
たのは防火性断熱材と防火性コーキング材の相乗
効果に、目地空間と目地入口の間隙が防火性の向
上に大きく作用したためであると推測される。
以上、説明したのは本考案の一実施例にすぎ
ず、第3図a〜fに示すように構成することもで
きる。すなわち、a図は防火性断熱材14の下層
16の右側端縁を舌片12よりΔWだけ突出させ
ると共に、上方へΔhだけ突出させた建築用パネ
ル、b図は舌片7をシート状物17の一端部で被
覆した建築用パネル、c図は係合溝9に防火性、
防水性などの少なくとも1つの機能を有するパツ
キング材21を植設した建築用パネル、d図は傾
斜側壁3の下端部をより内方に窪ませ、かつ舌片
7を内方に屈曲した建築用パネル、e図は防火性
コーキング材18を図のように植設した建築用パ
ネル、f図は防火性断熱材14を異種の材質、例
えばフエノールフオームとロツクウールのように
形成した建築用パネルである。さらに、図示しな
いが、防火性断熱材としてはポリウレタンフオー
ム、ポリイミドフオーム、ポリフエニレンフオー
ムなどに無機材を添加したものを使用することも
可能である。
上述したように本考案に係る建築用パネルによ
れば、壁体を構成した際に最弱点部となる目地部
の防火性が目地幅、目地の3角形断面形状、およ
び防火性コーキング材の相乗効果により、準不燃
試験、ボツクステストにも十分に合格できる特徴
がある。さらに、芯材は防火性断熱材で形成し、
かつ胴縁と主体などが直接接触しない構造とした
ため断熱性、耐食性、気密性にもすぐれた特徴が
ある。また、加熱後でも防火性断熱材が主体
胴縁間から脱落することのない特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図本考案に係る建築用パネルの一実施例を
示す斜視図、第2図はその連結状態を示す説明
図、第3図a〜fはその他の実施例を示す説明図
である。 ……主体、3……傾斜側壁、5……雄型連結
部、9……係合溝、14……防火性断熱材、18
……防火性コーキング材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長方形状の化粧面の一側端縁を内方に幾分傾斜
    しながら下方に延ばした傾斜側壁と他側端縁を下
    方に延ばした側壁とから断面凹状に形成した主体
    と、前記傾斜側壁の下端縁を外側方へ突出した差
    込縁を有する雄型連結部と、前記側壁の下端縁を
    内方に屈曲し、再び外方に屈曲して係合溝を形成
    すると共に、該係合溝の下縁を外側方へ延ばした
    延長部とからなる雌型連結部と、前記主体の裏面
    の大部分と延長部裏面に充填した防火性断熱材
    と、該防火性断熱材の長手方向の露出面を被覆し
    たシート状物と、前記傾斜側壁と差込縁で形成し
    た鋭角の角部に植設した防火性コーキング材とか
    ら構成したことを特徴とする建築用パネル。
JP5909083U 1983-04-19 1983-04-19 建築用パネル Granted JPS59167135U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5909083U JPS59167135U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 建築用パネル

Applications Claiming Priority (1)

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JP5909083U JPS59167135U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 建築用パネル

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Publication Number Publication Date
JPS59167135U JPS59167135U (ja) 1984-11-09
JPS6340603Y2 true JPS6340603Y2 (ja) 1988-10-24

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ID=30189350

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JP5909083U Granted JPS59167135U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 建築用パネル

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5022865A (ja) * 1973-06-28 1975-03-11

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023152Y2 (ja) * 1979-10-09 1985-07-10 石川 尭 サイデイングパネル
JPS5793531U (ja) * 1980-11-29 1982-06-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5022865A (ja) * 1973-06-28 1975-03-11

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JPS59167135U (ja) 1984-11-09

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