JPS6340484Y2 - - Google Patents

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JPS6340484Y2
JPS6340484Y2 JP1983096502U JP9650283U JPS6340484Y2 JP S6340484 Y2 JPS6340484 Y2 JP S6340484Y2 JP 1983096502 U JP1983096502 U JP 1983096502U JP 9650283 U JP9650283 U JP 9650283U JP S6340484 Y2 JPS6340484 Y2 JP S6340484Y2
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JP1983096502U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、高架位置に敷設された車道の縁部
に造成する張出歩道ブロツク用表板に関する。
従来、用水路が縁を流れたり、田の中に通され
た道路の縁部に歩道を造成するのには用水路や田
の埋め立てを行わなければならなかつた。しか
し、このような構造の歩道は、用水路や田を埋め
立てて造成を行うものであるため、手間と費用が
多くかかり、しかも用水路等が無用になる。
用水路、田等を埋め立てて、周囲より高く形成
された高架道路(車道)の縁部に歩道を張り出し
て造成する方法としては、従来、例えば第1図に
示す構造のものがある。すなわち、コンクリート
製の基礎ブロツクAと、該基礎ブロツクAの上面
に載置、固定されるコンクリート製の張出桟材B
と、該張出桟材Bをナツトにより締付固定するた
めに前記基礎ブロツクAの上面に植設されたアン
カー・ボルトC,Dとから形成される。
そして歩道Eを造成するのには先ず、車道Fの
縁部の土を掘削して断面略L字状の掘削部Gを形
成する。次にこの掘削部Gに型枠(図示せず)を
設置してこの型枠内に生コンクリートを打設し
て、養生した後に数本のアンカー・ボルトC,D
を植設する。
それから、張出桟材Bを基礎ブロツクAの上面
に載置し、その後、張出桟材Bの基部aに予め設
けた数個のボルト挿通孔I,J内に基礎ブロツク
Aに位置決めした後のアンカー・ボルトC,Dを
挿通して該アンカー・ボルトC,D内にモルタル
Hを打設、固化する。このアンカー・ボルトC,
Dに座金を介してナツトを螺合させることにより
基礎ブロツクAの上面に張出桟材Bを固定する。
さらに張出桟材Bの一側の表面板部と、掘削部
Gに埋め戻した上とにアスフアルトL,Mを舗装
して歩道Eを造成する。
しかし、第1図に示すように製造された上記張
出歩道ブロツクは、基礎ブロツクA上に張出桟材
Bをアンカー・ボルトC,Dとナツトにより締
付、固定するものであるため、基礎ブロツクAの
外側端面との個所、すなわち丸印イの個所に曲げ
が生ずるため、断面を厚くして曲げに対して構造
的に堅牢にするか又は支柱を用いて張出桟材Bを
支えて曲げに対処しなければならなかつた。しか
も張出桟材Bを薄く形成して軽量化するか、張出
方向に長くして広い幅員の歩道を造成するのに構
造的に無理があつた。
本考案は上述の如き点に鑑みてなされたもので
ありその目的とするところは表板主体の厚みが薄
く軽量にして運搬と保守および管理が簡便となり
且つその張出方向および軸長方向に対する荷重や
引張り等に対して堅牢な構造で、また張出方向に
長く形成された広い幅員の歩道となつて舗装も簡
便に行え、さらには施工現場における組立、施工
が簡単且つ確実に行える張出歩道ブロツク用表板
を提供するのにある。
以下本考案を図面に従つて説明する。
先ず、第2図乃至第3図に従つて第1実施例を
説明すると、1はコンクリート製の表板主体であ
り、この表板主体1の張出方向の下面には基礎ブ
ロツク2に載置される平坦部1Aを除いて基礎ブ
ロツク2の側面に接触自在な略垂直な辺部1b1
表板主体1の張出方向に伸びる斜辺1b2とを有す
る側面略三角形の補強用のリブ1Bが形成されて
いる。1Cは表板主体1の張出方向の上面に軸長
方向に亘つて形成された地覆であり、この地覆1
Cにはガイドレール3を固定するための支柱3a
の挿入用の穴1C1が軸長方向に形成されている。
1Dは表板主体1の取付基端に前記地覆1Cに対
向して軸長方向に設けた縁石部1aの近くに設け
られたアンカー・ボルト4の挿入用の孔であり、
この孔1Dはこの実施例では一列に数個、設けら
れているけれども設置個数は適宜、数例であつて
もよい。
1Eは前記地覆1Cと縁石部1aを対向して設
けることにより前記表板主体1の上面に形成され
た型枠としての凹部で、この凹部1E内に舗装材
としての後記アスフアルト12を流入して固化す
ることにより、舗装を行うためのものである。
2は基礎ブロツク、4は基礎ブロツク2に植設
されたアンカー・ボルト、5は基礎ブロツク2内
に配筋される主筋で、基礎ブロツク2を土圧、地
震、自動車の振動等の外力や内部応力に対して軸
長方向および軸長方向に直交する方向の抗力を発
揮し、構造を堅牢にするためのものである。
6はベースコンクリート、7は敷モルタル、8
は歩道、9は車道、11は掘削部10に埋め戻す
土、12,13は舗装材としてのアスフアルトで
ある。
本考案の第1実施例は上述のような構成からな
り、以下作用とともに敷設工法を説明する。
歩道8を造成するには、先ず車道9の縁部に断
面略L字状の掘削部10を形成するほか、この掘
削部10上のベース・コンクリート6上に型枠を
用いて生コンクリートを連続して打設して養生し
基礎ブロツク2を形成する。そしてこの基礎ブロ
ツク2内にアンカー・ボルト4を一列で数個、植
設する点は従来の敷設工法と同様である。そして
掘削部10内に土11を埋め戻す。
その後、敷モルタル7を基礎ブロツク2の上面
に敷設して高さを調整後、基礎ブロツク2の上面
に敷モルタル7を介して表板主体1を載置する。
そしてアンカー・ボルト4とナツトにより表板主
体1を基礎ブロツク2の上面に固定する。
その後、表板主体1の上面の型枠としての凹部
1E内に舗装材としてのアスフアルト12を流入
すると、アスフアルト12は凹部1E内において
固化されて舗装を行い歩道8の造成が行えるとと
もに掘削部10の間隙を埋め戻した土11の上面
に舗装材としてのアスフアルト13を敷設、固化
することにより車道9を造成する。
しかも表板主体1の上面の基端側には縁石部1
aが形成されているから、車道9と歩道8との区
画部分に別体の縁石ブロツクを車道9に沿つて連
続的に敷設作業をする手間を一掃できる。
さらに、表板主体1の一側に形成した地覆1C
の取付穴1C1内に支柱3の下端を挿入してコン
クリートを充填、固化することにより、支柱3a
を立設してガイドレール3を形成する。
また車道9側にも同様にして支柱3aを立てて
ガイドレールを形成する。
このようにして造成された張出歩道は表板主体
1の下面の張出方向に縁石ブロツク2の側面に接
触自在な垂直な辺部1b1と張出方向に伸びる斜辺
1b2とを有する側面略三角形のリブ1Bが形成さ
れているから、荷重、地震、土圧等の外力や内部
応力等の引張りと、剪断に対しても強くなつて曲
げ抗力が大きくなる。このため表板主体1は従来
よりも薄く形成されるため、軽量化がはかれると
ともに表板主体1の張出方向の長さを略1.5倍以
上に長く形成でき、広い幅員の歩道8を造成でき
る。しかも表板主体1の上面の張出方向には前記
地覆1Cが軸長方向の全域に亘つて形成されると
ともに表板主体1の上面の基端側には軸長方向に
前記縁石部1aが全域に形成されているから、表
板主体1を薄く、長く形成しても荷重、地震、土
圧等の外力や内部応力に対して軸長方向に対する
抗力が大きくなる。
第4図に示すものは本考案の第2実施例であ
る。この実施例においては表板主体1の下面に形
成した側面略三角形のリブ1Bの斜面1b2を上方
に凸の曲線部に形成したことにより荷重に対して
リブ1Bの抗力を前記実施例よりも大きくしたほ
か、リブ1Bの基端部に該リブ1Bと直交して長
手方向に基礎ブロツク2の側面に密接する補助リ
ブ1B1,1B1を設けて基礎ブロツク2に対する
リブ1Bの接触面積を増大するとともにリブ1B
と補助リブ1B1,1B1とにより下面が略T字状
に形成されて構造が堅牢になることにより、前記
実施例よりも表板主体1の幅方向および之に直交
する長手方向に加わる剪断と引張りに対する抗力
を一層、大きくできる。
第5図に示すものは本考案の第3実施例であ
る。この第3実施例においては表板主体1の下面
に設けたリブ1B,1Bを2本設けて表板主体1
の幅方向および之に直交する長手方向に加わる抗
力を大きくしたとともにリブ1B,1Bの基端部
に直交して補助リブ1B1を設けた点が前記第1、
第2実施例と異なる。
第6図に示すものは本考案の第4実施例である
が、この第4実施例においてはリブ1Bに空胴部
1B2を設けて軽量化して運搬を簡便になすよう
にしている。
さらに第7図に示すものは本考案の第5実施例
であるが、この第5実施例においてはリブ1Bの
基端部を幅広に形成することによつて基礎ブロツ
ク2の側面との接触面積を大きくして剪断および
曲げに対して抗力を大きくしている点が前記何れ
の実施例とも異なる。
上述のように本考案は、表板主体の下面にリブ
を設けたので、基礎ブロツクの上面にアンカー・
ボルトとナツトにより締付、固定される表板主体
の張出方向および軸長方向に対する荷重や引張り
と剪断に対する抗力を大きくできる。このように
構造を堅牢にできるから、表板主体の厚みを薄く
して軽量にすることにより運搬および保守を簡便
になすとともに管理が簡便にでき、しかも表板主
体の張出方向の長さを長くできるから広い幅員の
歩道を造成でき、さらには表板主体の上面には張
出方向に地覆を設けるとともに基端側には縁石部
を対向して設けることによつて型枠としての凹部
を形成したので、この凹部内に舗装材としてのア
スフアルトを流入するだけで所望個所に所定厚さ
で歩道の舗装が簡便に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の張出歩道ブロツクの敷設状態を
示した断面図、第2図は本考案の一実施例を示す
斜面図、第3図は同じく敷設状態を示した断面
図、第4図は第2実施例を示した斜面図、第5図
は第3実施例を示した斜面図、第6図は第4実施
例を示した斜面図、第7図は第5実施例を示した
斜面図である。 1……表板主体、1B……補強用リブ、2……
基礎ブロツク、4……アンカー・ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルトが植設された基礎ブロツクを掘削部に固
    定し表板主体の基端部を前記ボルトとナツトによ
    り前記基礎ブロツクに締付、固定するコンクリー
    ト製の張出歩道ブロツク用表板にして、前記表板
    主体の上面には基端側に縁石部を設け張出方向に
    は地覆を対向して設けるとともに該縁石部と前記
    地覆との間にアスフアルトを流入、固化する凹部
    を形成し、前記表板主体の張出方向の下面には前
    記基礎ブロツクの側面に接触自在な略垂直な辺部
    と前記表板主体の張出方向に伸びる斜辺とを有す
    る側面略三角形の補強用のリブを形成し、該リブ
    の設置部分を除く前記表板主体の下面には前記基
    礎ブロツクに載置される平坦部を設けたことを特
    徴とする張出歩道ブロツク用表板。
JP9650283U 1983-06-24 1983-06-24 張出歩道ブロツク用表板 Granted JPS604602U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9650283U JPS604602U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 張出歩道ブロツク用表板

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JP9650283U JPS604602U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 張出歩道ブロツク用表板

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JPS604602U JPS604602U (ja) 1985-01-14
JPS6340484Y2 true JPS6340484Y2 (ja) 1988-10-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53155226U (ja) * 1977-05-12 1978-12-06

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