JPH0565736A - 扛上補修可能なコンクリート舗装路用排水溝及びその補修方法 - Google Patents

扛上補修可能なコンクリート舗装路用排水溝及びその補修方法

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JPH0565736A
JPH0565736A JP25472491A JP25472491A JPH0565736A JP H0565736 A JPH0565736 A JP H0565736A JP 25472491 A JP25472491 A JP 25472491A JP 25472491 A JP25472491 A JP 25472491A JP H0565736 A JPH0565736 A JP H0565736A
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Takeshi Miyauchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地盤の圧密沈下によって舗装路に不陸が生じ
た不陸を、コンクリート舗装版を持ち上げて補修する際
に、舗装版に隣接して設けられている排水溝の補修を簡
略化する。 【構成】 排水溝2にFRP等の強化プラスチック、そ
の他の材料を使用したプレキャスト排水溝躯体8を使用
し、これをその外側の裏込材11と分離できるように設
置するとともに、その縁部のフランジ状をした張出片8
a,8bをコンクリート舗装版1a,1bに支持させて
おく。コンクリート舗装版1a,1bを持ち上げること
によってプレキャスト溝躯体8を共に持ち上げ、下側に
生じる連続した空隙15内に充填材16を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプレストレスト
コンクリート製の舗装版のように扛上可能な舗装版を使
用した舗装路において、舗装版を扛上して補修する際
に、同時に補修が可能なコンクリート舗装路用排水溝及
びその補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート舗装路は、構築の
際の地盤条件や、構築後に部分的に高荷重がかかるとい
った使用条件によって、地盤に不均一な圧密沈下が生
じ、舗装路表面に不陸が生じる場合がある。この現象
は、地盤条件の不均一な箇所に広大な面積の舗装路面を
造成した空港の滑走路等に顕著に表われる。
【0003】また飛行機の離着陸の多い空港や、交通量
の多い道路等では、補修のために長時間にわたって閉鎖
することができないため、短時間で不陸を修正する方法
として、沈下した部分のコンクリート舗装版を持ち上
げ、その下面に生じる空隙に充填材を埋めるようにした
扛上補修方法が開発された(特開平1−290803号
公報)。
【0004】一方、舗装路には、ほとんどの場合、排水
溝が併設されている。この従来の排水溝は、場所打コン
クリートによる場合と、プレキャストコンクリート製品
を埋め込む場合とがあるが、舗装の状態が地盤の圧密沈
下等によって変化した場合には、次のような補修工事を
行っていた。その一は、排水溝全体を撤去し、基礎のレ
ベルを調整して新たな排水溝を造成する方法であり、そ
の二は、隣接する舗装版を扛上補修後、排水溝の天端及
び、溝内の底面をコンクリートによって嵩上げする方法
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような舗装版
扛上補修に伴う従来の排水溝の補修工事は、舗装面の補
修と同時に作業することができず、このため舗装面の補
修が短時間で可能となっても全体の工期はあまり短くな
らず、長時間の交通規制が必要となるという問題があっ
た。
【0006】本発明はこのような従来の問題にかんが
み、舗装版の扛上補修と同時に排水溝の補修ができ、全
体の補修工期を短縮できる扛上補修可能なコンクート舗
装路用排水溝及び、その補修方法の提供を目的としてな
されたものである。
【0007】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の排水溝の
特徴は、路盤上にコンクリート舗装版を扛上可能に敷設
した舗装路の側部に沿って及び又は中央部を横切って設
置してなるコンクリート舗装路用排水溝において、断面
をU字型やボックス型等の排水溝形状に成型したプレキ
ャスト排水溝躯体を、その外周面の裏込材に対して分離
して上昇可能に設置し、該プレキャスト排水溝躯体の縁
部を前記コンクリート舗装版の縁部に支持させたことに
あり、また補修方法の特徴は、路盤上に扛上可能に敷設
したコンクリート舗装版の縁部に沿って断面がU字状等
の排水溝形状のプレキャスト排水溝躯体を、その外面の
裏込材と分離して扛上可能に設置するとともに、該プレ
キャスト排水溝躯体の縁部を前記コンクリート舗装版に
支持させておき、前記舗装路の補修に際するコンクリー
ト舗装版の扛上時に、該コンクリート舗装版とともに前
記プレキャスト排水溝躯体を扛上させ、その外周面と既
存の前記裏込材との間に生じた空隙を充填材にて埋める
ことにある。
【0008】
【作用】本発明においては、プレキャスト排水溝躯体
を、その外側の裏込材と分離可能に設置し、かつ、縁部
をコンクリート舗装版の縁部に支持させているため、舗
装面の補修に際するコンクリート舗装版の扛上の際、プ
レキャスト排水溝躯体も同時に必要な高さに持ち上げら
れることとなり、かつ、その外面に形成される空隙はコ
ンクリート舗装版下の空隙と連続したものとなり、両空
隙に同一作業にて充填材の充填が可能となり、コンクリ
ート舗装版の扛上補修の完了と同時に排水溝の補修が完
了する。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。
【0010】図1は本発明に係る排水溝をコンクリート
舗装路を横切って造成した場合の例を示しており、図に
おいて、1a,1bはそれぞれコンクリート舗装版であ
り、2は両舗装版1a,1b間に造成した排水溝であ
る。
【0011】両コンクリート舗装版1a,1bは、縦横
にPC鋼線3,3……を挿通して緊張力を付与したプレ
ストレトスコンクリート構造をもって構成されており、
各所に扛上用のジャッキ装着孔4が多数開口されてい
る。また両コンクリート舗装版1a,1bは、その底面
と路盤5との間に路盤シート6が敷設され、路盤5から
分離されて扛上できるように設置されている。なお図に
おいて7a,7bは両コンクリート舗装版1a,1bの
端部下の路盤5上に設置された枕版である。
【0012】排水溝2は、断面がU字形をしたプレキャ
スト排水溝躯体8をもって構成され、該躯体8を基礎コ
ンクリート9上の枕版7a,7b及びコンクリート舗装
版1a,1b間の溝10内に収容し、該溝10の内面と
排水溝躯体8間の空隙に裏込材11を充填している。
【0013】プレキャスト排水溝躯体8は、プラスチッ
ク材料を使用しており、また裏込材11にはモルタルが
使用され、両者を容易に引き剥すことができるようにな
っている。またプレキャスト排水溝躯体8は、その上端
面外側にフランジ状の張出片8a,8bが一体成型され
ており、この張出片8a,8bをコンクリート舗装版1
a,1bの端面の段部12a,12b上に支持させ、ボ
ルト13,13……をもって固定している。段部12
a,12bの表面は補強アングル14a,14bにて補
強されており、該補強アングルのねじ穴にボルト13,
13……を螺嵌している。
【0014】なおプレキャスト排水溝躯体8はFRP等
の強化プラスチックの他、耐食処理した金属材料、レジ
ンコンクリート等の強化コンクリート製品等各種の材料
のものが使用できる。この場合、裏込材11には、これ
ら溝躯体材料に接着しないものを使用する。
【0015】このように構成される排水溝2が地盤の圧
密沈下によってコンクリート舗装版1a,1bとともに
沈下した場合の補修は、ジャッキ装着孔4に図2に示す
ようにジャッキ18を装着し、コンクリート舗装版1a
及び1bを必要高さまで扛上する。
【0016】このとき、プレキャスト排水溝躯体8に扛
上力が同時に作用し、その外側の裏込材11から分離
し、コンクリート舗装版1a,1bとともに上昇する。
これによってコンクリート舗装版1a,1bと路盤5間
及びプレキャストコンクリート排水溝躯体8と裏込材1
1との間に連続した空隙15ができる。この空隙15内
に嵩上げ用の充填材16を注入する。
【0017】充填材16には、例えばセメントペースト
や、セメントモルタル等の流動性のある材料を使用し、
コンクリート舗装版1a,1bにあけた充填材注入孔1
7よりポンプを使用して圧入する。
【0018】なお上述の実施例では、プレストレストコ
ンクリート製の舗装版を使用した場合を示しているが、
プレストレスを付与しない通常のコンクリート舗装版で
あっても扛上補修が可能なものであれば本発明を実施す
ることができる。
【0019】また図3に示すように排水溝2の両側に、
主コンクリート舗装版20a,20bに対して伸縮目地
21,21を介して排水溝部用のコンクリート舗装版1
a,1bを設置している場合にも同様に実施できる。
【0020】更に図4に示すように、排水溝2の片側に
のみコンクリート舗装版1aがある場合、例えば排水溝
2が舗装路の側溝である場合には、プレキャスト排水溝
躯体8の片側縁の張出片8aを、コンクリート舗装版1
aに支持させる。
【0021】
【発明の効果】上述したように本発明のコンクリート舗
装路用排水溝及びその補修方法においては、排水溝にプ
レキャスト排水溝躯体を使用し、該躯体をその外面の裏
込材と分離して扛上可能に構成し、かつ、該躯体をコン
クリート舗装版に支持させたことにより、コンクリート
舗装路面の不陸修正におけるコンクリート舗装版扛上の
際に、排水溝躯体を損傷させないで同時に扛上し、高さ
修正ができることとなり、補修工事を短期間で完了させ
ることができることとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水溝の実施の一例を示す断面図
である。
【図2】本発明に係る排水溝扛上補修行程を示す断面図
である
【図3】本発明に係る排水溝の他の実施例を示す断面図
である。
【図4】本発明に係る排水溝の更に他の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1a,1b コンクリート舗装版 2 排水溝 3 PC鋼線 4 ジャッキ装着孔 5 路盤 6 路盤シート 7a,7b 枕版 8 排水溝躯体 8a,8b 張出片 9 基礎コンクリート 10 溝 11 裏込材 12a,12b 段部 13 ボルト 14a,14b 補強アングル 15 空隙 16 充填材 17 充填材挿入孔 18 ジャッキ 20a,20b コンクリート舗装版 21 伸縮目地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤上にコンクリート舗装版を扛上可能
    に敷設した舗装路の側部に沿って及び又は中央部を横切
    って設置してなるコンクリート舗装路用排水溝におい
    て、断面をU字型やボックス型等の排水溝形状に成型し
    たプレキャスト排水溝躯体を、その外周面の裏込材に対
    して分離して上昇可能に設置し、該プレキャスト排水溝
    躯体の縁部を前記コンクリート舗装版の縁部に支持させ
    たことを特徴としてなる扛上補修可能なコンクリート舗
    装路用排水溝。
  2. 【請求項2】 路盤上に扛上可能に敷設したコンクリー
    ト舗装版の縁部に沿って断面がU字状等の排水溝形状の
    プレキャスト排水溝躯体を、その外面の裏込材と分離し
    て扛上可能に設置するとともに、該プレキャスト排水溝
    躯体の縁部を前記コンクリート舗装版に支持させてお
    き、前記舗装路の補修に際するコンクリート舗装版の扛
    上時に、該コンクリート舗装版とともに前記プレキャス
    ト排水溝躯体を扛上させ、その外周面と既存の前記裏込
    材との間に生じた空隙を充填材にて埋めることを特徴と
    してなる扛上補修可能なコンクート舗装路の排水溝の補
    修方法。
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