JPS63402A - 焼結鍛造用原料粉末およびその粉末を使用した焼結鍛造法 - Google Patents

焼結鍛造用原料粉末およびその粉末を使用した焼結鍛造法

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JPS63402A
JPS63402A JP61142497A JP14249786A JPS63402A JP S63402 A JPS63402 A JP S63402A JP 61142497 A JP61142497 A JP 61142497A JP 14249786 A JP14249786 A JP 14249786A JP S63402 A JPS63402 A JP S63402A
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powder
alloy
sintering
raw material
sintered
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JP61142497A
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Shuntaro Sudo
俊太郎 須藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はA1基合金の粉末冶金による門)、咲部品を
製造するための原料となる粉末、およびその粉末を使用
する方法に関し、特に粉末冶金のうちでも焼結鍛造によ
って機械的特性の浸れた部品を製造するための原料粉末
およびその原料粉末を用いた焼結鍜造法に関するもので
おる。
従来の技術 A1基合金の粉末冶金用原料粉末のうちでも特に高い冷
却速度で凝固させた急冷凝固粉末は、第二元素の固)容
足が大きく、また組織が微細かつ均一であるため、急冷
凝固粉末を使用した幼木冶金部品は優れた機械的特性が
19られるものと期待されている。
このようなA1基合金の急冷凝固粉末を固化させて機械
部品を製造すための従来の方法としては、次に述べるよ
うな(A)押出法、(B)焼結法、(C)焼結鍜造法が
知られている。
(A)押出法 押出しによって固化させる方法で市って、粉末を予備成
形してコンテナーに収容し、そのコンテナーごと押出す
方法あるいは特開昭59−170205号公報において
提案されているように、粉氷を予備成形した後、押出温
度で容易に変形するパッドを予備成形体(プリフォーム
)の頭部に入れて押出す方法などがある。
(B)焼結法 高温での焼結によって固化させる方法で必って、代表的
には例えば特開昭56−20344@公報において提案
されているように、A1と合金化されて低融点の共晶を
形成するCu等の粉末をAl粉末と混合して用い、焼結
時に共晶溶融による液相を発生させて液相焼結を進行さ
せる方法がおる。
(C)焼結鍜造法 粉末を予備成形した後に所定の焼結温度に加熱して金型
鍛造する方法でおり、A1基急冷凝固粉末の焼結鍜造法
としては特開昭59−157202号公報および特開昭
60−145349号公報において提案されている方法
がある。前述の特開昭59−157202@公報の方法
は、へ2合金溶湯を103 k/ Sec以上で急速凝
固させ、60メツシユ以下に′0末化した原料粉末を、
冷間静水圧圧縮(CIP)によって密度95%以上に圧
縮成形してプリフォーム(予価成形体)を作成し、20
0’C〜600 ’Cに加熱して金型内で鍛造する方法
である。但しここで予備成形体の加熱温度(焼結温度)
は一応は200〜600 ’Cと広い範囲で記載されて
はいるが、実施例では500’C前後(450〜550
’C)とされている。また後者の特開昭60−1453
49号公報の方法は、基本合金成分として3i10〜2
0重憬%とFe2〜12重但%を含有する特定の成分系
のアルミニウム合金を焼結鍛造するにあたって、前者の
特開昭59−157202@公報の方法と同様な方法を
適用するもので必る。但しこの場合の加熱温度は250
〜500’Cとされている。
発明が解決すべき問題点 前述のようなA1基合金急冷;疑固扮末の固化のための
従来技術のうち、(A)の押出法は、工程が複雑て高コ
ストとなるばかりでなく、押出材の形状が丸棒や角材等
に限定され、したがってその他の形状の製品を1qよう
とすれば大幅な機械加工を要する問題がある。
また(B)の焼結法では、それだけでは粉末同士の結合
が不充分で、浸れた機械的特性が得られない問題がある
さらに(C)の焼結I2造法における前記各公報記載の
方法では、焼結温度が実際上500 ’C前後で必り、
特に特開昭59−157202@公報の方法における成
分系では焼結温度を高め過ぎれば共晶を形成して成形体
プリフォームから溶出し、強度低下を(Gくとされ、そ
のため500°C前後で焼結を行なわざるを得なかった
。しかしながら500’C1では八!−Alの自己拡散
が必より進行せず、充分な強度は1nられなかった。ま
たこれらの方法では冷間静水圧圧縮によってプリフォー
ムを成形しているが、冷間静水圧圧縮はコストが著しく
高く、また生産性、作業性も著しく低い問題がある。
以上のように、従来の方法では、浸れたQil或的特性
が期待されるA1基合金急冷凝固粉末を原料粉末として
用いても、実際には充分な強度を有する部品を低コスト
で得ることは未だ困難であった。
この発明は以上のような事情を背景としてなされたもの
で、Af!合金急冷凝固粉末を用いて機械的特性が優れ
た部品を低コストで製造することができるようにした焼
結鍛造用の原料粉末、およびその粉末を用いて実際に焼
結鍛造を行なう方法を提供することを目的とするもので
おる。
問題点を解決するための手段 本願の第1発明は、焼結鍛造部品製造用の原料粉末につ
いてのものであり、基本的には原料向末としてAL−F
e合金急冷凝固粉末とMg粉末との混合粉末を用いると
ともに、粉末全体としての成分組成を特定の範囲内に規
定し、かつA1−Fe合金急冷凝固粉末の形状を規定す
ることによって、焼結鍛造で低コストで機械的特性のけ
れた部品が得られるようにしたものである。
具体的には、第1発明の焼結鍛造用原料粉末は、短径L
sと長径LRとの比Ls /Llfiが0.9以下であ
ってかつ平均冷却速度lX102に/SeC〜1×10
5 k/secで急冷凝固されたAN−Fe合金からな
る急冷凝固粉末と、Mg粉末とが、粉末全体としての成
分組成がFe1〜8w℃%、MO3〜6wt%、残部が
実質的に八2どなるように混合されていることを特徴と
するものである。
また第2発明は、第1発明による原料粉末を使用して、
寅際に焼結鍛造を行なう方法についてのものである。
具体的には第2発明の焼結鍛造方法は、原料粉末として
、短径Lsと長径Liとの比Ls /L1が0.9以下
であってかつ平均冷却速度1X102に/SeC〜1X
105に/SeCで急冷凝固されたAl−Fe合金から
なる急冷凝固粉末と、Mg粉末とが、粉末全体としての
成分組成がFe 1〜8wt%、Mq3〜6wt%、残
部が実質的にAfとなるように混合されてなる粉末を用
い、その原料粉末を金型に充填して所定形状に成形し、
続いて853k〜903 kの範囲内の温度で焼結した
後、直ちに鍛造することを特徴とするものである。
作   用 この発明の原料粉末としては、Af−Fe合金からなる
急冷凝固粉末と、fVIg粉末との混合粉末を、粉末全
体としての成分組成がFe 1〜8%(重量%、以下同
じ)、MC23〜6%、残部実質的にAlとなるように
混合したものを用いる。この粉末全体としての成分組成
は、最終的に得られる焼結鍛造部品の成分組成と実質的
に同じで市る。
このように成分組成を限定した理由は次の通りである。
Fe: FeはAl中に固溶してAlを強化する元素でおり、ま
た高温での強度低下を少なくする元素として有効でおる
。後述するように一般的な重力鋳造ではAl中へのFe
の固溶俵は約0.04%程度であって、それ以上Feを
添加すればFeAl3等の金属間化合物として析出して
しまうが、急冷凝固粉末では冷却凝固速度が高いため、
通常の固溶限を越えて過飽和にFe@Alに固溶させる
ことができ、そこでこの発明でもFeを多量に添加して
大幅な強度向上を図っている。但し、Feが1%未満で
は充分に強度向上を図ることができず、一方8%を越え
てFeを添加すれば、粉末の硬さが高くなり過ぎて金型
による成形時に型がかじられる等により型寿命を短くす
る不都合が生じ、また固溶していたFeが焼結時の加熱
によりAl−Fe系金属間化合物として析出して強度を
低下させるおそれがある。したがってFeの添加量は1
〜8%の範囲内とした。
Mg: MgはAlと低融点の共晶を形成し、焼結時に液相を発
生させて、Al−Fe合金粉の表面に形成されている強
固なAlの酸化皮膜(A1203)を破って液相焼結を
進行させるために添加するも液相の発生量が少なく、焼
結が進行しない部分が生じて充分な強度が1qられなく
なる。−万Mgの添加量が6%を越えれば液相の発生量
が過剰とな   “ってプリフォームから溶出してしま
うおそれがある。またMgh(6%を越えれば、Mgの
拡散が不充分となって合金化されないMgのままの状態
で偏在して不均一な組織となり、その部分が脆弱となっ
て強度が低下してしまう。したがってMgの添加量は3
〜6%の範囲内とした。
ここで、FeはAl−Fe合金急冷凝固粉末として添加
し、Mgは別にMg扮として添加する。
すなわちFeは前述のように過飽和にAlに固溶させる
関係上、Al−Fe急冷凝固粉末としておくことが必須
であり、またMgは、前述のように焼結時にAl−Fe
合金粉末表面の酸化皮膜を破ってAlとの共晶液相を発
生させ、液相焼結を進行させるために、Al−Fe合金
粉とは別に添加する必要がある。
上述のようなAi>−Fe合金急冷凝固粉末およFe合
金急冷凝固粉末は、その粉末粒子の短径1sと長径Ll
との比Ls /L1を0.9以下とする必要がある。こ
こで、短径Ls、長径L1とは、粉末粒子の中心を通る
径のうち最も短い径、および最も長い径として定義する
ことができ、実際的には粉末を樹脂に埋込んで研磨し、
光学顕微鏡にて測定すれば良い。このように短径Lsと
長径L1との比Ls /Ljが0.9以下で市ることは
、粉末粒子が球形ではなく、偏平な形状あるいは細長い
形状であることを意味し、このような場合、英際には粉
末粒子の形状は一定ではなく不規則な形状となる。
一段に鉄系粉末等による粉末冶金での部品の製造におい
ては、粉末粒子が真球に近いほど、冷間での金型成形が
困難となり、また成形体プリフを一ムの強度も低下する
ことが知られている。これは、粉末粒子形状が不規則と
なるほど(したがって粒子表面の凹凸が増加するほど)
粉末粒子同士が互いに絡み合って結合を保ち易くなり、
成形荷重が低くても高密度を得易くなるとともに、成形
体プリフォームの強度も高くなるためで必る。このこと
がAl−Fe合金粉においても言えるか否かを確認する
ため、本発明者等は種々の形状のAl−Fe合金扮米粒
子を用いて金型成形性の実験を行なったところ、短径/
長径の比がある値以上では金型成形後に亀裂が生じたり
、高荷重でも成形不可能となるなどの難成形性を示すこ
とを見出した。すなわち、翔径/長径比が0.9を越え
るAl−Fe合金粉は金型成形による成形性が低いこと
が判明した。そこでこの発明ではAff−Fe合金急冷
凝固粉末の短径/長径比を0.9以下に限定したのであ
る。
なおここでAl−Fe合金急冷凝固粉末の短径/長径比
が0.9以下であるとは、使用する粉末の平均値で0.
9以下でおれば良いが、もちろん実質的に粉末全てが0
.9以下であることが好ましい。
なおまた、急冷凝固粉末の短径/長径比は、凝固時の冷
却速度にも依存し、この発明で規定する平均冷却速度1
xlO2に/s6(〜1x105 k/secの範囲内
では、短径/長径比がほぼ0.9以下の粉末を得ること
ができる。
ざらにAl−Fe合金急冷凝固粉末は、平均冷却速度1
xlOF k/saC〜1x105 k/seqの範囲
内で得られたものを用いる。このように平均冷却速度を
定めた理由は次の通りでおる。
テなわら、粉末凝固時の平均冷却速度はAl中へのFe
等の元素の固)容ωに大きく影響を与え、平均冷却速度
が大きくなれば固溶量が大幅に増大する。Al−Fe合
今に限った場合、一般的な重力鋳造では平均冷却速度は
約100 k/SeCでおり、この場合Al中へpeは
約0.04%しか固)容しないが、各種文献から知られ
ているように冷却速度が105 k15eC程度になれ
ばAl中へのFeの固溶量は約12%にも達する。一方
Al中へのFeの固溶量が大きくなると粉末の硬さが向
上し、殿械的特性の優れた焼結鍛造部品が期待されるこ
とから、この発明ではFe添加蟻を1〜8%の範囲内と
し、このFeを全量固)容させておくこととしている。
このような量のFeを固溶させ得る平均冷却速度を実験
により求めたところ、Feの固Fftか1%以上になる
ためには平均冷ムロ速度はlXIO2に/<ep以上必
要であり、またFeの固溶量が8%以下では平均冷却速
度は1x105 k156c以下で充分でおることが判
明した。
また粉末凝固時の平均冷却速度は粉末粒子径にも関係し
、平均冷却速度が大きいほど小径の粒子を得ることがで
きる。平均冷却速度が1×102に780未満では、粒
子径が500戸以上となって、金型成形による成形密度
を高めにくくなり、しかも結晶も大きくなることから、
焼結鍛造後の強度も充分に得られなくなる。一方平均冷
却速度が1×105 k/SeCを越える場合には、粉
末粒子径が10um未満のいわゆる微粉となる。このよ
うな微粉では粉末の流動性が悪く、金型成形時に粉末が
金型の隅部まで充分に?1き渡り難くなって、金型成形
による形状精度が低下する。
上述のようなFe固溶量と粉末粒子径との2点から、A
l−Fe合金粉末の凝固時の平均冷去〇速度を1x10
2に/sec 〜1x105 k/secの範囲内に限
定した。
なおAX−Fe合金急冷で固粉末を得るための具体的な
粉末製造方法としては、公知のガスアトマイズ法や遠心
憤霧法、回転カップ法、双ロール法、単ロール法などを
適用することができる。
原料粉末の粒径は、A42−Fe合金急冷凝固粉末につ
いては既に平均冷却速度との関係で述べたように10〜
50(1,1mの範囲内が好ましく、−万Mg粉末の粒
径は特に限定しないがAl−Fe合金急冷凝固粉末粒子
との接触を均一にするためにAl−Fe合金急冷凝固粉
末と同程度とすることが望ましく、具体的には50〜2
50JJm程度が好ましい。
本願第1発明に係る原料粉末については以上の通り、粉
末全体の成分組成を特定の範囲内とするとともに、特定
の範囲の平均冷却速度により得られた特定の範囲の短径
/長径比のAl−Fe合金急冷凝固粉末と、Mg粉との
混合粉末とすることによって、金型成形における成形密
度を高めて成形体プリフォームの強度を高め得るととも
に、焼結時の焼結の進行を促進させ、多量のFeによっ
て固溶強化された高強度の焼結鍛造品を得ることが可能
となるのでおる。
次いで上述のような原料粉末を用いて焼結@造を行なう
方法、すなわち本願第2発明の作用について説明する。
原料粉末は、先ず金型に充填して所定形状に成形する。
このように金型成形を用いる理由は次の通りである。
すなわち、この発明は機械的特性の曖れたアルミニウム
合金を安価に製造することを目的としている。単に成形
性の点のみからは、例えば前述の特開昭59−1572
02@公報に示されるような冷間静水圧圧縮法(以下C
IPと略す)により成形体プリフォームを1昇ることも
可能であるが、CIPは装置が大型で導入コストが非常
に高価であり、しかも高圧の静水圧を用いるため製造コ
ストが高く、そして何より1処理で1製品しか製造でき
す、また1処理から次の処理までの手間が多く、したが
って著しく高価な処理である。そこで本発明者等は、種
々実験を重ねた結果、A1合金急冷凝固粉末でも、従来
の鉄粉末と同様の金型成形工程で光  5分な成形体プ
リフォームの強度が得られことを確認した。この金型成
形は設備的にも安価である。
したがってこの発明では金型成形によりプリフォームを
作成するものとした。
上述のようにして金型成形により原料粉末を成形してプ
リフォームを作成した後、そのプリフを一部を853〜
903 kの範囲内の温度に加熱して焼結する。この焼
結時には、既に述べたようにMgがAlと共晶を形成し
て液相を発生し、焼結が進行する。すなわら、発生した
液相によってAl−Fe合金′恰表面の重化皮膜が破壊
されて、隣接するAl−Fe合金向同士の焼結がAfl
−A!自己拡散により進行する。ここで焼結温度を85
3〜903 kに定めた理由は次の通りでおる。
焼結温度と焼結鍛造材の引張強ざの関係について本発明
者等が実験を行なった結果を第1図に示す。なおこの実
験において、組成、鍛造材の密度等の各条件は、焼結温
度以外一定とした。第1図からもわかるように、焼結温
度が853に未満では〜1gとAlとの共晶の形成によ
る液相発生か充分になされず、A l −A、 lの自
己拡散が不充分であるため、引張強ざは低い。一方90
3 kを越えるとプリフォームの一部が溶出して寸法精
度が低下するとともに不均質な組織が生成し、強度も低
下する。したがってこの発明では焼結温度を853に以
上903に以下とした。但し第1図にも示されるように
、焼結温度が873に以上893に以下の場合に引張強
ざは30Ksf/n+m以上に達し、したがってこの温
度範囲内が最も好ましい。
なおここで、焼結温度域(853〜903k)は、A1
基合金の急冷凝固粉末の焼結温度としては従来技術と比
較して高温域であり、このような高温域では急冷凝固粉
末の有する微細粗職や非平衡相が変化して機械的特性が
劣化するのではないかと懸念されたが、結果的には第1
図のデータに示す通りの高強度が1qられ、したがって
上記組織は変化せず、かつ充分に焼結結合がなされたも
のと考えられる。
このようにして853〜903 kの範囲内の温度に加
熱して焼結した後、直ちに金型内で鍛造する7金型内で
の鍛造を焼結後直ちに行なうことは、熱間で鍛造するこ
とを意味する。このような熱間での鍛造により、製品の
最終形状に近い形状の鍛造材を容易に得ることができ、
後の機械加工費を低減できるとともに、容易に高密度と
することができ、これによりR懺的特性、特に強度の優
れた材料が得られる。また焼結鍛造は生産効率が高く、
したがって以上のことから、この発明では安価で成域的
特性の漬れたアルミ合金が1昇られる金型内での焼結鍛
造を適用した。
以上のように、第2発明の焼結鍜造法は、既に)ホべた
ような第1発明に係る特定の原料粉末を用い、金型で成
形した後、特定の比較的高温の温度域にDO熱して焼結
し、焼結後直ちに鍛造(熱間鍛造)するもので市って、
このようにすることによって特に高コストのCIPを適
用せずに薇憾的特性の優れた部品を低コストで得ること
ができる。
またこの発明では、金型成形および金型内での鍛造を通
用しており、この場合押出法と比較して形状自由度が著
しく大きく、したがって各種形状の部品を容易に製造す
ることが可能となる。
実施例 以下にこの発明の実施例および従来法による比較例を記
す。
し実施例1] A!−5wt%Fe合金を平均冷却速度2X102k 
/ 56Cで急冷;疑固させた粉末(短径/長径比=0
.21 、平均粒径50J、1m)と純Mgの平均粒径
100piの切削粉5重量%とを、V型混合機にて回転
数30rmpで30分混合した。得られた混合粉末を、
アミドワックス系の潤滑剤を塗布した平板引張試験片成
形金型(断面積16cm)内に充填し、面圧2トン/ 
cniで加圧成形した。得られたプリフォームの密度は
2.2!7’/cmであった。次いでこのプリフォーム
をN2ガス雰囲気中で620’CX 40分加熱保持し
て焼結した。その後直ちに炉から取り出し、平板引張試
験片鍛造金型(断面積18cffl)内にセットし、機
械式鍛造機にて鍛造を行なった。なお鍛造金型は予めバ
ーナで加熱し、焼結体をセットする寸前に黒鉛系の潤滑
剤を塗布しておいた。得られた鍛造体の密度比(=(実
測密度÷理論密度)×100(%))は100%であっ
た。この鍛造体について、万能試験機を用い、クロスヘ
ッドスピード1M/ minにて、至温で引張試験を行
なった結果、引張強ざは35句F / mt#で必った
。また同様にこの載造体について、オートグラフを用い
、クロスヘッドスピード1a* / ainにて250
°Cで引張試験を行なった結果、引張強さは?2゛2f
/−であった。なお250°Cで試験した引張試験片は
、予め250 ’Cで100時間力U熱保持を行なって
おいた。
:実施例2ゴ Af−4wt%Fe合金を平均冷却速度2×1021<
15eCで急冷凝固させた粉末(短径/長径比=0.2
3 、平均粒径50戸)と純Mgの平均粒径100戸の
切削°杉)3重量%とを、V型混合機にて回転数30r
mpで30分混合した。1qられた混合粉末を、アミド
ワックス系の潤滑剤を塗布した平板引張試験片成形金型
内に充填し、面圧2トン/ cniで加圧成形した。得
られたプリフォームの密度は2.2y/Cm’でおった
。次いでこのプリフォームを大気中で600’CX 4
0分加熱保持して:焼結した。その後直ちに炉から取り
出し、平板引張試験片鍛造金型内にセットし、機械式鍛
造機にて鍛造を行なった。なお鍛造金型は予めバーナで
加熱し、焼結体をセットする寸前に黒鉛系の潤滑剤を塗
布しておいた。
1昇られた鍛造体の密度比は99%であった。この鍛造
体について、万能試験液を用い、クロスヘッドスピード
1m/m*nにて、至温で引張試験を行なった結果、引
張強ざは31に9f / rin?であった。また同様
にこの鍛造体について、オートグラフを用い、クロスヘ
ッドスピード1mm / m1nにて250 ’Cで引
張試験を行なった結果、引張強ざは18句f / mm
 ’r (S’1つだ。
なお250°Cで試験した引張試験片は、予め250°
Cで100時間加熱保持を行なっておいた。
[比較例1] A 1−15wt%S1合金を平均冷却速度3X102
k / Secで急冷凝固させた粉末(短径/長径比−
〇、23、平均粒径403,1m)と縛Cuの平均粒径
2(X、1mの電解扮4重但%とを、V型混合殿にて回
転数30rmpで30分混合した。得られた混合粉末を
、アミドワックス系の潤滑剤を塗布した平板引張試験片
成形金型内に充填し、面圧3トン/ ciで加圧成形し
た。得られたプリフォームの密度は2.39/ciでめ
った。次いでこのプリフォームをN2雰囲気中で5QO
’Cx 110分加熱保持して焼結した。その後直ちに
炉から取り出し、平板引張試験片成形金型内にセットし
、機械式鍛造芸にて鍛造を行なった。
なお鍛造金型は予めバーナで加熱し、焼結体をセットす
る寸前に黒鉛系の潤滑剤を塗布しておいた。
得られた鍛造体の密度比は99%であった。この鍛造体
について、万能試験機を用い、クロスヘッドスピード1
!M1/m1rIにて、至温で引張試験を行なった結果
、引張強さは19Kgf / mn?であった。また同
様にこの鍛造体について、オートグラフを用い、クロス
ヘッドスピード1!n!n/ manにて250’Cで
引張試験を行な、つた結果、引張強ざは9に9f/−で
あった。
なお250’Cで試験した引張試験片は、予め250°
Cで100時間加熱保持を行なっておいた。
[比較例2] Al−5wt%Fe合金を平均冷却速度5X105k 
/ Seeで急冷凝固させた粉末(短径/長径比=0.
92、平均粒径40声)と純MCJの平均粒径100p
iの切削y15重量%とを、■型混合機にて回転数30
rmpで30分混合した。得られた混合粉末を、アミド
ワックス系の潤滑剤を塗布した平板引張試験片成形金型
内に充填し、面圧2トン/cIrtで加圧成形した。そ
の結果、成形体にはならず粉末状態のままであった。そ
こで面圧を4トン/crrtにしたところ、成形体の表
面は金属光沢があったが、試験片の高さ方向でのほぼ中
央付近で、二つに割れた。
また面圧を3トン/dにしたところ成形体の表面は金属
光沢があったが、試験片の高さ方向でのほぼ中央付近に
龜裂が発生していた。
以上の各実施例および各比較例についての結果を第1表
にまとめて示す。
第1表から明らかなように、この発明の方法の実施例1
.2により得られた部材は、いずれも至温引張強さが3
0Kllf/!M1以上と高強度であってしかも250
℃での引張強ざが18Ksf/s以上と高温強度も高い
。これに対し成分組成をA1−3i−Cu系としかつ焼
結温度を773にと相対的に低温とした比較例1では、
至温引張強さおよび250 ’Cでの高温引張強ざが格
段に低かった。一方、短径/長径比が0.92と真球に
近いAl−Fe合金急冷厨固粉末を用いた比較例2では
、金型成形が不可能であった。
発明の効果 第1発明の焼結@造用原料粉末によれば、冷間静水圧圧
縮(CIP)というような高コストで生産性の低い成形
法を適用せずに、金型成形と焼結鍛造を適用することに
よって低コストで成域的特性の優れたA1基合金粉末冶
金部品を(qることが可能となる。また第2発明の焼結
鍜造法によれば、上述のように機械的特性の優れたA1
基合金粉末冶金部品を実際に低コストで製造することが
でき、しかも押出法の如く形状自由度が極端に制限され
ることなく、各種の形状の部品を容易に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2発明における焼結温度と焼結鍛造部品の引
張強さとの関係を示す相関図で必る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)短径Lsと長径Llとの比Ls/Llが0.9以
    下であつてかつ平均冷却速度1×10^2k/sec〜
    1×10^5k/secで急冷凝固されたAl−Fe合
    金からなる急冷凝固粉末と、Mg粉末とが、粉末全体と
    しての成分組成かFe1〜8wt%、Mg3〜6wt%
    、残部が実質的にAlとなるように混合されてなる焼結
    鍛造用原料粉末。
  2. (2)原料粉末として、短径Lsと長径Llとの比Ls
    /Llが0.9以下であつてかつ平均冷却速度1×10
    ^2k/sec〜1×10^5k/secで急冷凝固さ
    れたA2−Fe合金からなる急冷凝固粉末と、Mg粉末
    とが、粉末全体としての成分組成がFe1〜8wt%、
    Mg3〜6wt%、残部が実質的にAlとなるように混
    合されてなる粉末を用い、その原料粉末を金型に充填し
    て所定形状に成形し、続いて853k〜903kの範囲
    内の温度で焼結した後、直ちに鍛造することを特徴とす
    る焼結鍜造法。
  3. (3)成形後の焼結温度を、873k〜893kの範囲
    内とする特許請求の範囲第2項記載の焼結鍜造法。
JP61142497A 1986-06-18 1986-06-18 焼結鍛造用原料粉末およびその粉末を使用した焼結鍛造法 Pending JPS63402A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987001746A1 (en) * 1985-09-20 1987-03-26 Scott Paper Company Method of pretreating pulp with stabilizers and peroxide prior to mechanical refining

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1987001746A1 (en) * 1985-09-20 1987-03-26 Scott Paper Company Method of pretreating pulp with stabilizers and peroxide prior to mechanical refining

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