JPS6340089B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、例えばズボンの前立に使用するフ
ライ付きスライドフアスナーを成形する際に適合
する装置に関するもので、スペースを有し片側に
所定長さのフライを長手方向に沿つて並置して縫
着した連続スライドフアスナーチエーンを一方向
へ送る走行路中において、該チエーンに自動的に
スライダーを挿通する装置に関する。

（従来の技術） スペースを有する連続スライドフアスナーチエ
ーンに自動的にスライダーを挿通する方法及び装
置は従来種々確立され実施されている。ところ
で、ズボンの前立にスライドフアスナーを縫着す
る際には、縫着能率の向上などからスライドフア
スナーに予めフライを取付けたものが要求され
る。フライ付きスライドフアスナーとは、スライ
ドフアスナーよりも巾広の布からなるフライに対
してその横巾に対するほぼ中央部にスライドフア
スナーの片側のテープを縫着したもので、使用時
にはフライをその縫い目に沿つて二つ折りに曲げ
てスボンに取付けられるものである。このフライ
付きスライドフアスナーを作成する場合、完成し
た一本のスライドフアスナーに仕上げてからフラ
イを縫着する手段によると、フアスナー上にスラ
イダーが存在するためにフライとスライドフアス
ナーとのミシン掛けが困難となるので、スライド
フアスナーチエーンにフライを縫着してから仕上
げ加工を施す方が有利であるが、フライが取付け
てあるため、従来のスライダー挿通装置では、手
動的にその作業を行なうことは一応可能であり、
そのための装置も存在するが自動化するには問題
があつた。その大きな問題はフアスナーテープに
フライが付いているため、フライを二つ折りにし
た後スライダーを通す必要があるが、二つ折りに
してあるためフアスナーテープ部分の左右の厚み
が異なり自動送りでは正常に送ることが困難とな
るものであり、また厚みの違いから左右テープの
剛直性が異なりスライダーの挿通に確実性を欠く
ものであつた。

（発明の目的） この発明は、フライ付き連続スライドフアスナ
ーチエーンが曲がることなく直線に沿つて確実に
送ることが出来、またスライダーをその肩口から
フアスナーチエーンへ確実に挿通し得る技術を確
立し、挿通したスライダーの前後部に位置するエ
レメント列が噛合している状態のフライ付きスラ
イドフアスナーに仕上げられた製品を得られるこ
とを目的としたフライ付き連続スライドフアスナ
ーチエーンへのスライダー挿通装置を提供するこ
とにある。

（発明の構成） この発明による装置は、上下対をなすガイドロ
ーラーと同じく上下対をなす送りローラーを互い
に間隔を隔てて設けて、その間にフライ付きスラ
イドフアスナーチエーンを一方向へ移送する走行
路を形成すること、上記送りローラーはスライド
フアスナーチエーンの噛合エレメント列を挾んで
僅かな区間送る些少送りを可能にしてあること、
ガイドローラーにはブレーキ装置を設け、前記チ
エーンに制動を加えて緊張を与えるようになつて
いること、また、走行路中の始端側に設けたフラ
イ折り曲げ装置を過ぎた位置に、スペースの走行
方向に対する後端側から噛合エレメント列を割り
拡げるチエーン割り装置と、拡げられたスペース
間へスライダーをその肩口が後方へ向く状態に供
給するスライダー供給装置とを備えて構成したも
のである。

上記構成による装置は、スペースがチエーン割
り装置に至つた際に送りを停止し、ブレーキ装置
によりチエーンに緊張力を与え、チエーン割り装
置によつてスペースが拡げられてからその間にス
ライダーを供給し、次いでスペースからチエーン
割り装置を抜くことによりチエーンの緊張力でス
ペースの相対向縁がスライダー内に係合し、この
まま送りローラーでチエーンに些少送りをかける
ことにより噛合エレメント列が割れて肩口よりス
ライダー内にエレメントが挿入し、スライダーの
挿通を完了するものである。

（実施例） 第１図と第２図は本発明のスライダー挿通装置
を備えたフライ付きスライドフアスナー成形機を
示し、第３図は成形される工程に従つたフライ付
き連続スライドフアスナーチエーン１（以後フラ
イ付チエーンと略称する）を示す。フライ付きチ
エーン１は、チエーンの巾よりも広い布製のフラ
イ２に対してその横巾に対するほぼ中央部にチエ
ーンを載置し、ミシンでフライ２をチエーンの片
側のテープに縫着したものである。工程は第３図
中左から右へ進むが、まずフライ２を縫い目に沿
つて二つ折りに曲げる。曲げた状態は第４図に示
すが、チエーン１の噛合エレメント列３が露出す
るものである。次に噛合エレメント列を欠除した
スペース４よりスライダー５をその肩口６よりエ
レメント列に挿通する。次いで噛合エレメント列
３の未端部に下止め具９を取付け、定寸に切断し
てフライ付きスライドフアスナー１０に仕上げら
れるものである。尚、図中７はスライダーの引
手、８は引手の透孔である。

上述のスライダー５を通す本発明による装置１
３は、第１図と第２図に示す如く、フライ付きチ
エーン１の走行路１１に沿い、フライ折り曲げ装
置１２に続いて設けられ、更にスライダー挿通装
置１３に続いて下止め取付け並びに定寸切断装置
１４を備えてフライ付きスライドフアスナー成形
機が構成される。

前記走行路１１は、フライ折り曲げ装置１２中
に設けたガイドローラー１５と、本発明のスライ
ダー挿通装置１３より末端側に設けた送りローラ
ー１６、及び定寸切断装置１４より末端側に設け
た排出ローラー１７で形成されるものである。

ガイドローラー１５は第５図図示の如く、上下
一対のローラーで噛合エレメント列３を挾んで案
内するが、駆動力は与えられず被動するものであ
る。またガイドローラー１５の下のローラー軸１
８にはブレーキ装置１９が取付けてあつて、ブレ
ーキ装置１９は第５図図示の如く、ローラー軸１
８に楔着されローラー軸と共に回転する円盤２０
とローラー軸１８の回転と無関係に静止したブレ
ーキドラム２１及びローラー軸１８にその軸方向
に摺動自在に取付けられ、ブレーキドラム２１と
係合するピン２１ｂを有するクラツチ板２１ｃと
を対設し、ブレーキドラム２１の外周にはブレー
キシユー２２を圧接し、電磁石２３の作動でクラ
ツチ板２１ｃを円盤２０に圧接してガイドローラ
ー１５の回転を阻止し、フライ付きチエーン１の
送りを停止するものである。

尚、フライ２はガイドローラー１５の手前から
徐々に折り曲げられガイドローラー１５を過ぎて
から傾斜ガイド板２４によつて二つ折りに曲げら
れるものである。

送りローラー１６は第１図と第２図に示される
如く、上下のローラーよりなり、下のローラーは
排出ローラー１７とチエーン２５によつて同調し
て回転駆動されるものであり、しかも上下の各ロ
ーラーの外周面に第６図図示の如く、噛合エレメ
ント列３に圧接して噛合エレメント列３に走行力
を与える細かい凹凸の粗面よりなるエレメント当
接面２６，２６が形成してある。また下のローラ
ーは第７図図示のように、該ローラーを支承する
軸２７に、送り方向へのみローラーに回転力を与
え、逆転時には回転力が伝達されない一方向ベア
リング２８を介して嵌装してある。上のローラー
は下のローラーに対する接触位置と離間位置との
間を第１シリンダー２９で上下動するものであ
る。

排出ローラー１７は第１図と第２図に示される
如く、上下のローラーからなり、上のローラーは
第２シリンダー３０で上下動されるものであり、
下のローラーはベツト３１に備えたモーター３２
で回転駆動されるが、この下のローラーにはモー
ター３２による駆動系と別系統の回転駆動が与え
られる駆動装置３３が設けてある。駆動装置３３
は第７図図示の如く、下のローラーを支承する枢
軸３４に、モーター３２で回転されるプーリー３
５を回転自在に設け、該プーリー３５に枢軸３４
に対して軸方向に摺動自在でかつプーリー３５に
ピン３５ｂにより係着されたクラツチ板３５ｃを
設け、このクラツチ板３５ｃに対向して電磁クラ
ツチの電磁石を有する円盤３６を楔着し、スプリ
ングで押圧されたセツトカラー３７，３８間に下
のローラーを嵌装し、更に枢軸３４にピニオン３
９を一方向ベアリング２８を介して嵌着し、ピニ
オン３９にラツク４０を噛合し、ラツク４０は第
１図と第２図に示す第３シリンダー４１で上下動
されるものである。

尚、上記駆動装置３４は前述の送りローラー１
６に取付ける場合もある。

本発明のスライダー挿通装置１３は第１図と第
２図に示す如く、前述の走行路１１、チエーン割
り装置４２、スライダー供給装置４３、送りロー
ラー１６、ブレーキ装置１９及び些少送り装置で
構成される。

チエーン割り装置４２は第１図と第２図に示す
如く、前記ベツト３１より起立した板状のフレー
ム４５に、進行方向に向つて順次低く傾斜して設
けられるものであり、第８図〜第１０図に詳細に
示す如く、チエーンガイド４６の上方に、アーム
４７を支ピン４８で上下に揺動自在に枢支し、ア
ーム４７の先端部に左右一対のレバー４９，４９
を支ピン５０，５０で横方向へ揺動自在に設け、
両レバー４９，４９の先端にフライ付きチエーン
１の噛合エレメント列３上に接する爪５１，５１
を設け、アーム４７とチエーンガイド４６間に介
在したスプリング５２で両爪５１，５１を噛合エ
レメント列３に圧接せしめ、スペース４が爪５
１，５１の位置に至つた際爪５１，５１がスペー
ス４間に突入するものであり、又第４シリンダー
５３でアーム４７の後端部を押圧することによつ
て、爪５１，５１がスプリング力に抗してスペー
ス４の上方へ浮上するものである。更に、前記ア
ーム４７の上方にレバー５４を支ピン５５で上下
に揺動自在に枢支し、該レバー５４の先端部に前
記両爪５１，５１間に嵌まる楔片５６を設け、レ
バー５４に連結した第５シリンンダー５７により
楔片５６を両爪５１，５１間に深く突入及び抜き
上げられるようになつている。従つて、フライ付
きチエーン１が走行している間、両爪５１，５１
が噛合エレメント列３上に圧接し、スペース４に
至つたとき両爪５１，５１がスペース４間に突入
するが、この突入を検出してフライ付きチエーン
１を停止する必要がある。その検出は第９図に示
す如く、フレーム４５に検知板５８をアーム４７
の側方に対向し支ピン５９で左右に揺動自在に且
つスプリング６０でアーム４７に向つて附勢して
枢着し、該検知板５８のアーム４７と相対向する
面に下部が凸で上部が凹となる段違い部６１を形
成し、更に上部に楔片５６を有するレバー５４上
に覆い被る如くに斜めに突出した傾斜部６２を形
成し、また前記とは反対側に検知棒６３を設け、
検知棒６３に相対向してセンサー６４を設けたも
ので、爪５１，５１がスペース４間に突入すると
アーム４７の後端が上昇するため、検知板５８が
図中右側に傾き、検知棒６３がセンサー６４から
離れ、センサー６４より爪がスペースに突入した
電気信号を発し、フライ付きチエーン１の送りを
停止するものである。以後楔片５６を下降するこ
とにより両爪５１，５１が拡げられると共に、噛
合エレメント列３がスペース４の進行方向に対す
る後端側より割られるものである。

尚、フライ付きチエーン１の送りが停止した
際、ガイドローラー１５のブレーキ装置１９が作
動してフライ付きチエーン１の送りを阻止するも
ので、これによりフライ付きチエーン１がガイド
ローラー１５と排出ローラー１７との間で緊張し
てスライダーを通しやすい状態に設定するもので
ある。

スライダー供給装置４３は第１図と第２図に示
す如く、前記チエーン割り装置４２の末端側にお
ける下方に備えられるもので、ベツト３１より起
立した支柱６５に回転自在に架設される。第８図
に詳細に示す如く、支柱６５より突設した回転軸
６６にスライダーホルダー６７を嵌固し、且つス
ライダー５の引手７をホルダー６７に押し付けて
挾持するクリツプ６８を回転軸６６に対して回転
自在に設け、スライダーホルダー６７に、クリツ
プ６８にあけた窓孔６９より突入して引手７の透
孔８に係合する係止爪７０を備えたレバー７１を
支ピン７２で揺動自在に枢支し、第６シリンダー
７３のロツド７３′により鋼球７４を介しレバー
７１をその係止爪７０が引手７の透孔８に係合す
る方向に押圧され、レバー７１とホルダー６７間
に架設した引張りスプリング７５で離脱されるよ
うになつている。

尚、スライダー５は第１図図示の如くシユート
７６よりホルダー６７に移し入れられるものであ
り、また回転軸６６はシリンダーで摺動されるラ
ツクとこれに噛合するピニオンで約90゜回転され
る。ところでスライダーホルダー６７が横臥した
状態でスライダー５を受け取るが、その際第１０
図図示の如く、スライダー５がその肩口６を上に
して取付けられ、ホルダー６７が回転してスライ
ダー５が拡げられたスペース４間に供給された時
には、第１１図図示の如く肩口７が走行路１１の
基端側に向くものであり、また引手７は垂下し、
且つフライ付きチエーン１とスライダー５とが平
行に保持される状態に供給されるものである。

嵌め込み装置４４は第１図に示す如く、チエー
ン割り装置４２と送りローラー６との間における
走行路１１より上方に備えてあり、フレーム４５
に取付けた第７シリンダー７６のロツド７７の先
端に棒体７８を走行路１１と直交する状態に突設
したものである。

尚、下止め取付け並びに定寸切断装置１４は、
第１図と第２及び第１６図〜第１８図に図示する
如く、ケーシング７９にパンチ８０とカツター８
１を第８シリンダー８２で同時に下降するよう取
付けたもので、パンチ８０が下降する途中に、止
具線材８２を供給し、カツター８３ｃにより所定
長さに切り、下開き状に折曲げるベンダー８３を
備えたもので、線材８２から切断され折り曲げて
成形した下止具をパンチ８０によりフアスナーチ
エーン上へ取り付ける。したがつて下止具９の取
付けとフライ付きチエーン１を切断する動作が一
挙に行なわれるものである。また、下止具９の取
付位置及び切断すべき位置でフライ付きチエーン
１を停止するため、噛合エレメント列３の下面に
ストツパー８４を圧接しておき、スペース４に至
つた際ストツパー８４がスペース４内に突入する
ので、その動作でセンサー８５より送り停止信号
を発生するように構成してある。８７はストツパ
ー８４を下降させるためのレバー８６を作動させ
るシリンダーである。

上記構造によるスライダー挿通装置によれば、
第１０図に示す如く、左右の爪５１，５１が噛合
エレメント列３上に接した状態でフライ付きチエ
ーン１が矢印８６の方向に走行する。その間スラ
イダー５がその肩口を上にしてスライダーホルダ
ー６７に保持され待機している。そこで、スペー
ス４が到来すると両爪５１，５１がスペース４に
突入し、爪５１，５１がスペース４の後端に至つ
た時フライ付きチエーン１の送りが停止し、の停
止時にブレーキ装置１９が作動してフライ付きチ
エーン１が緊張される。次いで楔片５６が両爪５
１，５１間に押し入り両爪５１，５１が左右へ開
かれ、スペース４が拡げられると同時に噛合エレ
メント列３の始端部が割られる。この開いたスペ
ース４内に下方よりスライダー５が挿入された
後、両爪５１，５１が上昇する。爪が上昇した際
フアスナーチエーンスペースの両側縁がスライダ
ー５のフランジ間へうまく挿入されず第１３図図
示の如く、スペース４の相対向縁がスライダー５
に引つかかることが稀に生じる。このような場合
を考慮して嵌め込み装置４４の棒体７８でフライ
付きチエーン１を下方へ押せば、スペース４の相
対向縁がスライダー５の側方より確実に内部に係
合する。この時、上の送りローラー１６は下降し
て下の送りローラーとの間にフアスナーチエーン
の噛合エレメント列３を挾持しており、排出ロー
ラー１７は上下のローラー間にフアスナーチエー
ンのテープを挾持している。

この状態で排出ローラー１７の下のローラーを
ラツク４０とピニオン３９を介してシリンダー４
１で所定量回転させることにより排出ローラー１
７とチエーン２５によつて連結された送りローラ
ー１６も同調して回転して些少送りをかけられフ
アスナーチエーンは噛合エレメントを挾持して送
ることにより前動し、前記の開離したエレメント
列がスライダー５内へ肩口より挿入されスライダ
ーがフアスナーチエーン上に装着される。

以後、レバー５４が上昇し第１５図図示の如く
スライダーホルダー６７の停止爪７０及びクリツ
プ６８を外し、上の送りローラー１６を上昇して
排出ローラー１７をモーター３２で回転駆動させ
て、スライダー挿通の終了した連続フアスナーチ
エーンを前進する。

ストツパー８４に連続フアスナーチエーンのス
ペース４が到達した時チエーンは再び停止され、
下止め取付け並びに定寸切断装置１４により下止
めの取付けと切断が行なわれ排出される。

（発明の効果） この発明によるフライ付き連続スライドフアス
ナーチエーンへのスライダー挿通装置によれば、
フライ付きチエーンの走行路を形成するガイドロ
ーラーと送りローラーのうち、ガイドローラーに
ブレーキ装置を設け、送りローラーにチエーンを
僅かな区間送る些少送りが可能な駆動系を備えた
駆動装置を接続し、且つ送りローラーに噛合エレ
メント列を挾持するエレメント当接面を設け、両
ローラー間に走行路に沿つてフライ折り曲げ装置
と、チエーン割り装置、及びスライダー供給装置
を備えたものであつて、フライ付きチエーンは送
りローラーにより噛合エレメント列に移動力を加
えられることになり、折られたフライによつて左
右のテープに厚み差があつても、曲がることなく
所定の走行路に沿つて確実に送ることが出来るも
のである。また、スライダーの挿通時、フライ付
きチエーンはブレーキ装置によつて緊張されてい
るので、スペースの相対向縁が自動的にスライダ
ー内に係合するものであり、しかも既にチエーン
割り装置で噛合エレメント列の始端部が開離され
ているので、スライダーの肩口より支障がなく挿
通されるものである。更にフライ付きチエーンを
送る駆動装置に連続的送り系統と些少送り系統を
備えるので、スライダーをフアスナーチエーンに
挿通する際、僅かにチエーンを送つてスペースか
ら所定の位置までスライダーを挿通することがで
きるものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明によるフライ付き連続スライド
フアスナーチエーンへのスライダー挿通装置を示
し、第１図は本装置全体を示す側面図、第２図は
同じく斜視図、第３図は本発明装置による仕上工
程を示す平面図、第４図は第３図−線矢視の
断面図、第５図はガイドローラーを示す断面図、
第６図は送りローラーの上下のローラーを示す正
面図、第７図は送りローラーと排出ローラーとを
示す断面図、第８図はチエーン割り装置とスライ
ダー供給装置を示す断面図、第９図は第８図−
線矢視の正面図、第１０図はフライ付きチエー
ンの走行状態を示す斜視図、第１１図はチエーン
割り状態を示す斜視図、第１２図はスライダーへ
の係合状態を示す斜視図、第１３図は第１２図
−線矢視の断面図、第１４図はスライダー
供給装置でスライダーをスペースに挿通したとき
の状態を示す断面図、第１５図はスライダーホル
ダーよりスライダーを離脱した状態を示す断面
図、第１６図は下止取付け及び定寸切断装置の要
部を側面より見て示す断面図、第１７図は下止線
材を切断する時の状態を正面より見て示す断面
図、第１８図は下止線材を曲げ下止具に成形した
状態を正面より見て示す断面図である。 １……フライ付き連続スライドフアスナーチエ
ーン、２……フライ、３……噛合エレメント列、
４……スペース、５……スライダー、９……下止
具、１０……フライ付きスライドフアスナー、１
１……走行路、１２……フライ折り曲げ装置、１
３……本発明のスライダー挿通装置、１５……ガ
イドローラー、１６……送りローラー、１７……
排出ローラー、１９……ブレーキ装置、２６……
エレメント当接面、３３……駆動装置、３４……
枢軸、３９……ピニオン、４０……ラツク、４２
……チエーン割り装置、４３……スライダー供給
装置、４４……嵌め付け装置、５１……爪、５６
……楔片、７８……棒体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上下対を成すガイドローラー１５から同じく
   上下対を成す送りローラー１６側に向かつてスペ
   ース４を有し片側にフライ２を長手方向に沿つて
   装着したフライ付き連続スライドフアスナーチエ
   ーン１を送る走行路１１中のガイドローラー１５
   側より、フライ２を縫着部より折り曲げるフライ
   折り曲げ装置１２と、スライドフアスナーチエー
   ンの進行方向に対するスペース４の後端側に位置
   する噛合エレメント列を割り拡げるチエーン割り
   装置４２と、拡げられたスペース４間へスライダ
   ー５をその肩口がチエーン送り方向に対し後方に
   向けられた状態で供給するスライダー供給装置４
   ３とを順次備え、前記送りローラー１６に、フア
   スナーチエーン１の噛合エレメント列３を挾持す
   るエレメント当接面２６を形成し、且つ送りロー
   ラー１６を所定量回転可能な駆動装置３３と接続
   し、前記ガイドローラー１５にはガイドローラー
   １５の回転に抵抗を与えるブレーキ装置１９を設
   けてあることを特徴とするフライ付き連続スライ
   ドフアスナーチエーンへのスライダー挿通装置。