JPS6339743A - スピンドル位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、磁気ディスク装置の自動組立て装置において
、そのスピンドルに磁気ディスク及びスペーサを組込む
際に該スピンドルの位置決めを行うためのスピンドル位
置決め装置に関するものである。

（従来の技術１ 磁気ディスク装置は、記憶媒体である磁気ディスクをス
ピンドルに挿嵌させて設け、該スピンドルを高速で回転
させることにより磁気ディスクを回転駆動し、この間に
該磁気ディスクに書込み・読出し用のヘッドを空気膜を
介して対設させることによって情報の書込み及び読出し
を行うように構成されている。ここで、スピンドルには
１枚または複数枚のデータ用ディスクと、サーボ用ディ
スクというように複数枚の磁気ディスクが組込まれる。

また、各磁気ディスク間にはそれらを所定の間隔を保持
させるためのスペーサが介装されるようになっている。

かかる磁気ディスク及びスペーサをスピンドルにＭ１込
む作業は、従来これを手作業により行うようにしていた
が、この装着作業は著しく面倒であるだけでなく、磁気
ディスクに塵埃等の異物を付着させないようにして作業
を行う必要があり、この作業環境の管理も極めて困難と
なり、作業環境を保持するための例えばクリーンルーム
等の装置構成が複雑かつ大型となる不都合がある。

［発明が解決しようとする問題点１ ここで、スペーサには磁気ディスクの表面に空気膜を形
成させるために、空気抜き孔を穿設し、該空気抜き孔を
スピンドルに形成した空気通路に連通させるようにして
いる。また、磁気ディスク及びスペーサをスピンドルに
組込んだ後に、それらを固定するために、クランプ板が
スピンドルに装着されるが、このクランプ板はねじＩト
めによりスピンドルに締着させるようにしている。

而して、前述した磁気ディスク及びスペーサをスピンド
ルに組込む作業を円滑に行うためには、それを自動化す
る必要があるが、この自動化を行う際には、スピンドル
の空気通路部とスペーサの空気抜き穴との間の位置の整
合性を図り、またスピンドルにクランプ板を円滑に装着
するために、該スピンドルの回転方向における位置の正
確な位置決め機構を設けることが必須の、要件となる。

本発明は斜上の点に鑑みてなされたもので、簡単な構造
で極めて正確にスピンドルの回転方向における位置の位
置決めを行うことができるようにしたスピンドルの位置
決め装置を提供することをその目的とするものである。

ｃ問題点を解決するための手段］ 前述した目的を達成するために、本発明は、クランプ板
を取付けるためのねじ穴を設けたリブ部と空気通路部と
を有し、複数の磁気ディスクと該各磁気ディスクｊＩＨ
に介装されるスペーサを順次嵌合せしめるスピンドルを
、その回転方向に位置決めするスピンドル位置決め装置
であって、前記スピンドルを所定角度回転させる回転駆
動手段と、該スピンドルの回転中にそのリブ部と空気通
路部との間の高さの変化を検出するセンサと、前記ねじ
穴に挿入される挿入子とを備え、該挿入子とセンサとを
、所定の位置関係となるように配設した状態でスピンド
ルの位置決めを行う作動位置と、該スピンドルから離れ
た退避位置との間に変位させる作動部材に装着する構成
としたことをその特徴とするものである。

［作用１ 而して、スピンドルを、例えば搬送コンベア等の手段に
よって、その位１′値決めを行う部位に搬送し、作動部
材によってセンサ及び挿入子を作動位置に変位させる。

そして、回転駆動手段により該スピンドルを所定角度回
転させると、このスピンドルに対向配設したセンサがそ
の上面部における空気通路部とリブ部との高さの変化を
検出し、この高さの変化の検出信号に基づいて、回転駆
動手段を停止させる。該回転駆動手段の停止後に、挿入
子を該スピンドルのリブ部に設けたねじ穴に挿入スるこ
とによって、スピンドルは極めて正確に位置決めされる
ことになる。従って、以後の工程における、スピンドル
へのスペーサの取付は及び磁気ディスクとスペーサの取
付は後のクランプ板のスピンドルへの装着を円滑に行う
ことができるようになる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

まず、第１図及び第２図において、１はスピンドル、２
はパレットをそれぞれ示し、スピンドル１はパレット２
に設置された状態で搬送コンベア３に沿って搬送されて
、該スピンドル１０回転方向の位ｊｌ決めを行う位１′
庁決めステーションに搬送されるようになっている。そ
して、当該位置決めステーションにおいて、スピンドル
１の位Ｊ　決めを行った後に、スピンドル１には、複数
の磁気ディスク４及び該各磁気ディスク４間に所定の間
隔を形成するためのスペーサ５が順次挿区され、さらに
これら磁気ディスク４及びスペーサ５を組付は状態に固
定するために、該スピンドル１にはクランプ板（図示せ
ず）が取付けられるようになっている。

ここで、スペーサ５は、第３図に示したように、その周
胴部に複数の空気抜き孔５ａが穿設されており、該空気
抜き孔５ａは、磁気ディスク装置の駆動時に、該スペー
サ５に隣接して設けられる磁気ディスク４の表面に空気
膜を形成し、この磁気ディスク４に対向配設された書込
みφ読出し川のヘッドを浮上させるために設けられるも
のである。そして、このスペーサ５における空気抜き孔
５ａに空気の供給を行うために、スピンドル１には該空
気抜き孔５ａに対応する数の空気通路１ａが形成されて
いる。このために、該スペーサ５を自動的に組付けるに
当っては、スピンドル１はその回転方向における位；δ
決めか行われている必要がある。また、この空気通路１
ａを形成しないリブ部１ｂには、クランプ板（図示せず
）を取付けるためのねじ穴６が複数個形設されている。

従って、このクランプ板の取付けを自動的に行うために
も、スピンドル１の回転方向における位置決めが行われ
ていることが好ましい。

このために、位置決めステーションにおける搬送コンベ
ア３の下部位置には、スピンドル１をパレット２に設置
した状態のまま該搬送コンベア３から浮上させて、該ス
ピンドルｌの移動を停止トさせる昇降部材７が装着され
ており、該昇降部材７はロッド８を介して外陣駆動用シ
リンダ９に接続されている。また、このロッド８には従
動歯車１０が設けられて、該従動歯車１０はモータ１１
の回転軸１１ａに取付けた駆動歯車１２と噛合しており
、これによってスピンドル１は搬送コンベア３から離間
した状態で回転駆動せしめられるようになっている。

そして、前述のようにしてスピンドル１が回転せしめら
れる間にその回転方向の位置を検出し、そのねじ穴６を
基準として位置決めするために、当該位置決めステーシ
ョンには位置決め機構が設けられている。この位置決め
機構は、スピンドルｌが回転する間にその空気通路部１
ａとリブ部１ｂとの間の高さの差を検出する光センサ、
磁気センサやパターン認識手段等の部材からなるセンサ
１３と、スピンドル１のリブ部１ｂに設けたねじ六６に
挿入せしめられる鋭頭円錐状部材からなる挿入子１４と
で構成され、これらセンサ１３及び挿入子１４は、該セ
ンサ１３がスピンドル１における空気通路１ａとリブ部
１ｂとの境界部分に位置したときに、該リブ部１ｂに設
けたねじ六〇に挿入子１４が対面する位置関係を有する
ようにしてアーム１５に固設されている。該アーム１５
はロータリアクチュエータ１６により回動せしめられる
回動軸１７に支持されており、これによってアーム１５
は搬送コンベア３とモ行となり、該搬送コンベア３によ
って搬送されるスピンドル１から離れた退避位置と、こ
の退避位置に対して直角の方向に回動し、スピンドル１
に対向する作動位置との間に変位させることができるよ
うになっている。また、当該作動位置において、アーム
１５を下降させて、前記挿入子１１をねし穴６に挿入さ
せるために、回動軸１７にはシリンダ１８が連結されて
いる。これら、アーム１５．ロータリアクチュエータ１
６．シリンダ１８等により作動部材が形成される。

木実流側は前述のように構成されるもので、次にその作
用について説明する。

まず、スピンドルｌをパレット２に設置した状態で搬送
コンベア３」−を位置決めステーションにまで搬送させ
る。そして、該スピンドル１が所定の位置まで搬送され
たときに、これを図示しない位置検出器により検出し、
昇降駆動シリンダ９を作動させて、昇降部材７を上昇さ
せ、該昇降部材７をパレット２の底面に当接させて、こ
のパレッ１−２を押し上げる。これにより、スピンドル
１は搬送コンベア３から浮トして、その移動が停止され
ることになる。

次に、ロータリアクチュエータ１６を作動させて、アー
ム１５を退避位置からスピンドル１に対向する作動位置
に変位させることにより、該アーム１５に支持されたセ
ンサ１３はスピンドル１の上面における空気通路１ａの
形成部に対面することができる位置に配設される。そし
て、モータ１１を作動させて、スピンドル１を回転駆動
すると、それに対面するセンサ１３は、第４図に示した
ように、空気通路１ａとリブ部１ｂとの高さの変化を検
出することになる。そこで、例えばこのセンサ１３が空
気通路１ａからリブ部１ｂへの高さの変化を検出したと
きに、モータ１１の回転を停止する。

而して、このモータ１１の停止により空気通路１ａが略
所定の位置に向くように位置決めされるが、モータ１１
における停止精度が厳格でない場合等においては、慣性
力の作用等によりスピンドル１が僅かに位置ずれを起す
ことがあるために、この位置決めは必ずしも正確に行わ
れていないことがある。然るに、このモータ１１が停止
した後に、アーム１５はシリンダ１８により下降せしめ
られるので、該アーム１５に固設された挿入子１４はね
じ穴６に挿嵌されることになり、これによって、モータ
１１の精度が多少劣るものであっても、スピンドル１は
その回転方向において極めて正確に位置決めされること
になる。

［発明の効果］ 以」二詳述した如く、本発明は、スピンドルにおける空
気通路部とリブ部との間の高さの変化を検出するセンサ
と、該リブ部１ｂに設けたねじ穴に挿入される挿入子と
を設ける構成としたので、簡単な構成で、スピンドルを
回転方向に変位させるモータ等の回転駆動部材の精度が
あまり良好でないものであっても、前記空気通路部とリ
ブ部との高さの変化及びねじ穴の位置を基準として該ス
ピンドルの回転方向の位置を極めて厳格に位置決めする
ことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成説明図、第２図は
第１図の矢示Ｘ方向から見た図、第３図はスペーサの斜
視図、第４図はセンサの作動説明図である。 ｌニスピント゛ル、ｌａ：空気通路、１ｂ：リブ部、４
：磁気ディスク、５ニスペーサ、５ａ：空気抜き穴、６
：ねじ穴、１１：モータ、１３：センサ、１４：挿入子
、１５：アーム、１６：ロータリアクチュエータ、１８
ニジリンダ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クランプ板を取付けるためのねじ穴を設けたリブ部と空
   気通路部とを有し、複数の磁気ディスクと該各磁気ディ
   スク間に介装されるスペーサを順次嵌合せしめるスピン
   ドルを、その回転方向に位置決めするスピンドル位置決
   め装置において、前記スピンドルを所定角度回転させる
   回転駆動手段と、該スピンドルの回転中にそのリブ部と
   空気通路部との間の高さの変化を検出するセンサと、前
   記ねじ穴に挿入される挿入子とを備え、該挿入子とセン
   サとを所定の位置関係となるように配設した状態で、前
   記スピンドルの位置決めを行う作動位置と、該スピンド
   ルから離れた退避位置との間に変位させる作動部材に装
   着させる構成としたことを特徴とするスピンドル位置決
   め装置。