JPS633973A - 通電転写式プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通電転写式プリンタに係り、とくに印字ヘッ
トを印字面に当接させた状態で印字動作を行うｉｍ電電
転写プリンタに関する。

〔従来の技術〕

ｊｍ電電転写プリンタは、一方の面に熱転写用インク層
を又他方の面に抵抗層を各々備えたインクリボンを使用
している。そして、このインクリボン内に設けられた通
電層に対して印字ヘッド側から所定の信号電流が流され
、これによって生じる抵抗層の複数箇所の点発熱によっ
て印字動作が行われるようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来例において使用されるインクリ
ボンは、熱転写インク層をはじめ、通電層及び抵抗層等
が積層されたものであることから、その層の厚さが全体
的に厚いものとなっている。

このため、通電転写式では鮮明な印書が得られるが、一
方ではリボンカセット−巻の寿命が比較的短いという欠
点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる従来例の有する欠点を解消し、とくに
同一寸法のコアを使用しても一巻の寿命を著く長くする
ことのできる通電転写式プリンタを提供することを、そ
の目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明では、一方の面に熱転写用インク層を。

又他方の面に抵抗層を各々備え、この抵抗層の内側に通
電層を備えたインクリボン及びこのインクリボンに走行
力を付勢するフィードローラを有し、インクリボンの抵
抗層側に印字ヘッド部を配設している。インクリボンを
、熱転写インク層を備えた第１のリボンと抵抗層を備え
た第２のリボンとに分離しである。第２のリボンを、印
字ヘッドの周囲を回動走行するエンドレス型に形成して
装備しである。印字ヘッド部では、第１及び第２の各リ
ボンを重合走行せしめるとともに、当該印字ヘッド部で
は、各インクリボンが同一方向に一体的に走行し得る構
成としである。

〔第１実施例〕 以下、本発明の第１実施例を第１図ないし第２［スに）
、（づいて説明ずろ。

この第１図ないし第２図に示す実施例は、送り出しコア
１から矢印Ａの如く送り出され、印字ヘット２の印字面
を；ｍ遇して巻き取りコア３に巻き取られる第１のリボ
ン４と、この第１のリボン４に印字ヘッド２の印字面側
で重ね合わされて併走する第２のりポン５と、この第１
及び第２の各リボンに同時に走行力を付勢するフィード
ローラ６とを備えている。

第１のリボン４は、第２図に示すように基材フィルＪ、
４Ａと、この基材フィルノ、４Ａの外面（プラテンＰ側
）に付着された熱転写インク層４Ｂとにより形成されて
いる（厚さ１０〜１５μ）。

第２のりホン５は第２図に示すように、外側の面（プラ
テンＰ側）に通電層５Ａを、又内側の面（印字ヘッド２
側）に抵抗層５Ｂを各々備えた構成（厚さ１５〜２０μ
）となっている。

そして、この第２のリボン５は、第１図に示すようにエ
ンドレス型に形成され、フィードローラ６とガイドロー
ラ１０及び１１に架設され、印字ヘッド２の印字面に摺
接してその全体が回動走行し得るようになっている。こ
の第２のリボン５の走行路には、張力付加機構１２が装
備されている。

この張力付加機構１２は、ガイドローラ１２Ａと引張り
ばね１２Ｂとにより構成されている。

フィードローラ６は、図示しない駆動機構によって矢印
Ｂ方向に回転し、プレッシャーローラフの押圧作用を受
けて前述した第１及び第２の各リボン４及び５の各々に
同時に走行力を付勢し得るようになっている。

印字ヘッド２とフィードローラ６との間に、帰路電極と
して機能する電極ローラ１３が装備されている。この電
極ローラ１３は、第１図に示すように第２のリボン５に
おける通電層５Ａに直接当接する位置に装備され、印字
ヘッド２から出力される所定の信号電流を直ちに通電Ｊ
Ｗ５Ａを介して受信しこれを接地するようになっている
。この電極ローラ１３は、第２のリボン５の通電層５Ａ
側の面との間の摩擦力によって第２のリボン５の走行と
ともに回転するようになっている。

その他の構成は、通電転写式のプリンタが通常備えてい
る構成と同一となっている。

このため、この第１実施例においてはインクリボンを第
１のりポン４と第２のリボン５とに分離したことから、
熱転写用インクを付着した第１のりポン４の厚さが従来
の約１／２となり、第１のリボンの長さを従来の約２倍
にすることができ、全体的には使用時間を約２倍にする
ことができるという利点がある。

〔第２実施例〕 次に第２実施例を第３図ないし第４図に基づいて説明す
る。

この第３図ないし第４図の実施例は、通電層を第１のリ
ボン側に付着せしめた点に特徴を有している。

これを更に詳述すると、第１のリボン２４は、第４図に
示すように導電性部材から成る基材フィルム２４Ａと、
この基材フィルム２４Ａの外面６一 （プラテンＰ側）に付着された熱転写インク層２４Ｂと
により形成されている。この場合、基材フィルＪ、２４
Ａが通電層として機能するようになっている。第２のリ
ボン２５は、第４図に示すように熱伝導性が良好な抵抗
層そのものによって形成されている。

また、電極ローラ１３は、通電層が第１のリボンに装着
されていることから、第４図に示す如くプレッシャーロ
ーラ７と巻き取りコア３との間に２備されている。その
他の構成は前述した第１実施例と全く同一となっている
。

このようにしても、その作用効果は前述した第１実施例
と同一となっている。

〔第３実施例〕 次に、第３実施例を第５図に基づいて説明する。

この第５図の実施例は、第１及び第２のリボンを前述し
た第１図の実施例と同一のものとしている。そして、第
２のリボン５の走行力を印字ヘッド２における第１のリ
ボン４との摩擦力によって付勢される構成とした点に特
徴を有している。この第２のリボン５は、４個のガイド
ローラ１０Ａ。

１０Ｂ、ＩＯＣ及びＩＯＤに架設され、矢印Ａの方向に
回動し得るようになっている。ガイドローラＩＯＡ！こ
は、第２のリボン５を介して電極ローラ１３が当接され
ている。その他の構成は前述した第１図の実施例と同一
となっている。

このようにしても前述した第１実施例と同様の作用効果
を有する。また、第１及び第２の各リボンがそれぞれ独
立してガイドローラに架設されていることから、その取
り換えを円滑に行い得ることができ、作業性がよいとい
う利点がある。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成され機能するので、熱転写用
インクを付着した部分のリボンが従来の約１／２の厚さ
となり、これがため従来と同一寸法のコアを使用すると
約２倍の長さのインクリボンを収納することができ、従
って使用時間も従来の約２倍に延ばすことができるとい
う従来にない優れた通電転写式プリンタを掃供すること
ができる。また、インクリボンである第１のリボンに対
応する第２のリボンを抵抗層もしくは抵抗層を主要素と
してエンドレス型に形成したことから、本発明による通
電転写式プリンタは、抵抗層の材料の使用が従来のもの
に比較して極端に少な（なり、これがためリボン全体的
としては、その消費を著しく少なくすることができると
いう省エネルギー化の面でも優れた利点を備えている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す構成図、第２図は第
１図のフィードローラ部分における第１のリボンと第２
のリボンとの関連及び構造等を示す説明図、第３図は第
２実施例を示す構成図、第４図は第３図のフィードロー
ラ部分における第１のリボンと第２のリボンとの関連及
び構造等を示す説明図、第５図は第３実施例を示す構成
図である。 ２・・・・・・印字ヘッド、４．２４・・・・・・第１
のリボン、５．２５・・・・・・第２のリボン、６・・
・・・・フィードローラ。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、一方の面に熱転写用インク層を、又他方の面に
   抵抗層を各々備え、この抵抗層の内側に通電層を備えた
   インクリボン及びこのインクリボンに走行力を付勢する
   フィードローラを有し、前記インクリボンの抵抗層側に
   印字ヘッド部を配設してなる通電転写式プリンタにおい
   て、 前記インクリボンを、熱転写インク層を備えた第１のリ
   ボンと抵抗層を備えた第２のリボンとに分離し、 前記第２のリボンを、印字ヘッドの周囲を回動走行する
   エンドレス型に形成して装備し、 前記印字ヘッド部で、前記第１及び第２の各リボンを重
   合走行せしめるとともに、当該印字ヘッド部では、各イ
   ンクリボンが同一方向に一体的に走行し得る構成とした
   ことを特徴とする通電転写式プリンタ。