JPS6357275A - 転写記録装置 - Google Patents
転写記録装置Info
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- JPS6357275A JPS6357275A JP20252686A JP20252686A JPS6357275A JP S6357275 A JPS6357275 A JP S6357275A JP 20252686 A JP20252686 A JP 20252686A JP 20252686 A JP20252686 A JP 20252686A JP S6357275 A JPS6357275 A JP S6357275A
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は転写記録装置に関し、特に、抵抗層、導電層、
インク層等を積層した転写リボンの前記抵抗層に対して
、複数本の記録電極を搭載した記録ヘッドを接触させ、
該記録電極への選択的な通電によって通電部分の抵抗層
を発熱させ、前記インク層のインクを溶融して記録紙に
転写記録を行う通電転写記録装置に係る。
インク層等を積層した転写リボンの前記抵抗層に対して
、複数本の記録電極を搭載した記録ヘッドを接触させ、
該記録電極への選択的な通電によって通電部分の抵抗層
を発熱させ、前記インク層のインクを溶融して記録紙に
転写記録を行う通電転写記録装置に係る。
(従来の技術)
従来の通電転写記録装置の一例を第7図に示す。
同図において、キャリッジaには記録ヘッドb、帰路電
極ローラc1リボンカセットd、リボンに張力を与える
スタビライザe、fがそれぞれ配置され、このキャリッ
ジaに対向して記録紙gとプラテンローラhが配置され
ている。
極ローラc1リボンカセットd、リボンに張力を与える
スタビライザe、fがそれぞれ配置され、このキャリッ
ジaに対向して記録紙gとプラテンローラhが配置され
ている。
リボンカセッ)dの内部は上下二段に分割されており、
下段に繰出側リボンリールiが、上段に巻取用リボンリ
ールjがそれぞれ配置されている。
下段に繰出側リボンリールiが、上段に巻取用リボンリ
ールjがそれぞれ配置されている。
繰出側リボンリールiは固定軸kに回転可能に嵌合され
ている。巻取側リボンリールjは前記固定軸にと同軸状
に配置された巻取軸lに嵌合され、モータ駆動(図示省
略)によって該巻取軸lと一体的に回転駆動するように
なされている。そして、通電転写リボン(以下単にリボ
ンという)mはその未使用部分が前記繰出側リボンリー
ルiに予め巻回され、使用済部分が前記巻取側リボンリ
ールjに巻取られている。すなわち、下段の繰出側リボ
ンリールlから引き出されたリボンmはスタビライザe
、記録ヘッドb、帰路電極ローラC、スタビライザfを
経て上段の巻取側リボンリールjに巻取られるように構
成されている。なお、図中nはピンチローラである。
ている。巻取側リボンリールjは前記固定軸にと同軸状
に配置された巻取軸lに嵌合され、モータ駆動(図示省
略)によって該巻取軸lと一体的に回転駆動するように
なされている。そして、通電転写リボン(以下単にリボ
ンという)mはその未使用部分が前記繰出側リボンリー
ルiに予め巻回され、使用済部分が前記巻取側リボンリ
ールjに巻取られている。すなわち、下段の繰出側リボ
ンリールlから引き出されたリボンmはスタビライザe
、記録ヘッドb、帰路電極ローラC、スタビライザfを
経て上段の巻取側リボンリールjに巻取られるように構
成されている。なお、図中nはピンチローラである。
上記構成の通電転写記録装置において、印字行程時、キ
ャリッジaが図面中左から右へ移動することによって逐
次印字されるが、この時のりポンmの引出しは、帰路電
極ローラCが図中矢符A方向に回転することによるピン
チローラnとの圧接力により行われる。帰路電極ローラ
Cに回転を与えるにはワイヤrを帰路電極ローラCのピ
ンチローラnと接触していない外周面に巻き付け、その
両端を装置本体の両側部に固定して張り渡すことにより
行うことができる。これにより、キャリッジaが移動す
ると帰路電極ローラCが必ず同期して回転することにな
る。このとき、リボン引出し速度■、とキャリッジ移動
速度■。との関係は、■□≧■oになるよう帰路電極ロ
ーラCのワイヤ巻付部の直径を設定する。また、帰路電
極ローラCの内部には一方向クラッチベアリング(図示
省略)が装着されており、非印字行程のキャリッジリタ
ーン時に、リボンmの引出しを行わないようにしている
。なお、リボンmが帰路電極ローラCを通過後は、モー
タ駆動による帰路電極ローラCの回転によって張力をコ
ントロールされながら巻取られる。
ャリッジaが図面中左から右へ移動することによって逐
次印字されるが、この時のりポンmの引出しは、帰路電
極ローラCが図中矢符A方向に回転することによるピン
チローラnとの圧接力により行われる。帰路電極ローラ
Cに回転を与えるにはワイヤrを帰路電極ローラCのピ
ンチローラnと接触していない外周面に巻き付け、その
両端を装置本体の両側部に固定して張り渡すことにより
行うことができる。これにより、キャリッジaが移動す
ると帰路電極ローラCが必ず同期して回転することにな
る。このとき、リボン引出し速度■、とキャリッジ移動
速度■。との関係は、■□≧■oになるよう帰路電極ロ
ーラCのワイヤ巻付部の直径を設定する。また、帰路電
極ローラCの内部には一方向クラッチベアリング(図示
省略)が装着されており、非印字行程のキャリッジリタ
ーン時に、リボンmの引出しを行わないようにしている
。なお、リボンmが帰路電極ローラCを通過後は、モー
タ駆動による帰路電極ローラCの回転によって張力をコ
ントロールされながら巻取られる。
(発明が解決しようとする問題点)
このような通電転写記録装置においては、以下のような
問題があった。
問題があった。
■ 熱転写記録方式に用いられるリボンの厚みが6〜1
0μmであるのに対し通電転写記録方式に用いられるリ
ボンmの厚みは20〜25μmと厚いので、リボンmの
巻径が大きくなる。このため、キャリッジaの慣性負荷
が増大し、印字の高速応答性に限界がある。
0μmであるのに対し通電転写記録方式に用いられるリ
ボンmの厚みは20〜25μmと厚いので、リボンmの
巻径が大きくなる。このため、キャリッジaの慣性負荷
が増大し、印字の高速応答性に限界がある。
■ 印字行程中において、印字を行わないスペーシング
部分でもリボンmが引き出されるため、印字数に対する
ランニングコストが高くなる。
部分でもリボンmが引き出されるため、印字数に対する
ランニングコストが高くなる。
(問題点を解決するための手段)
本発明の転写記録装置は、装置本体と、この装置本体に
装着され転写リボンの未使用部分を巻回する繰出側リボ
ンリールと、前記装置本体に装着され転写リボンの使用
済部分を巻回する巻取側リボンリールと、これら両リボ
ンリールとは別個に前記装置本体に装着され前記転写リ
ボンをクランプするクランプ機構および記録ヘッドを搭
載したキャリッジと、前記装置本体に装着され前記キャ
リッジと対向して配置された記録紙を送出するプラテン
ローラとを備え、印字行程時には、前記クランプ機構を
解除するとともに前記両リボンリールの回転を停止状態
とし、印字行程中における非印字部分のスペース送り時
には、前記記録ヘッドを前記記録紙への圧接状態から離
脱させるとともに転写リボンをクランプ機構によってク
ランプ状態としかつ繰出側リボンリールをリボン巻取方
向に回転させ、印字行程終了後のキャリッジリターン時
には、記録ヘッドを記録紙への圧接状態から離脱させる
とともに転写リボンをクランプ機構によってクランプ状
態としかつ巻取側リボンリールをリボン巻取方向に回転
させるようにしたものである。
装着され転写リボンの未使用部分を巻回する繰出側リボ
ンリールと、前記装置本体に装着され転写リボンの使用
済部分を巻回する巻取側リボンリールと、これら両リボ
ンリールとは別個に前記装置本体に装着され前記転写リ
ボンをクランプするクランプ機構および記録ヘッドを搭
載したキャリッジと、前記装置本体に装着され前記キャ
リッジと対向して配置された記録紙を送出するプラテン
ローラとを備え、印字行程時には、前記クランプ機構を
解除するとともに前記両リボンリールの回転を停止状態
とし、印字行程中における非印字部分のスペース送り時
には、前記記録ヘッドを前記記録紙への圧接状態から離
脱させるとともに転写リボンをクランプ機構によってク
ランプ状態としかつ繰出側リボンリールをリボン巻取方
向に回転させ、印字行程終了後のキャリッジリターン時
には、記録ヘッドを記録紙への圧接状態から離脱させる
とともに転写リボンをクランプ機構によってクランプ状
態としかつ巻取側リボンリールをリボン巻取方向に回転
させるようにしたものである。
(作用)
印字時、クランプ機構を解除するとともに繰出側リボン
リールと巻取側リボンリールとの回転を停止状態とする
。これにより、キャリッジは単独で移動可能状態となり
、転写リボンは一定の張力で引張られて静止状態となる
から、キャリッジの移動によって逐次印字が行われる。
リールと巻取側リボンリールとの回転を停止状態とする
。これにより、キャリッジは単独で移動可能状態となり
、転写リボンは一定の張力で引張られて静止状態となる
から、キャリッジの移動によって逐次印字が行われる。
印字行程中における非印字部分のスペース送り時には、
記録ヘッドを記録紙への圧接状態から離脱させるととも
に、転写リボンをクランプ機構によってクランプ状態と
し、かつ繰出側リボンリールをリボン巻取方向に回転さ
せる。これにより、キャリッジの移動に伴ってクランプ
機構によりクランプされた転写リボンも同方向に引張ら
れて移動する。このとき、繰出側リボンリールがリボン
巻取方向に回転されるから、キャリッジのクランプ機構
と繰出側リボンリールとの間に張設された転写リボンは
緩むことなく一定張力が保たれる。印字行程終了後のキ
ャリッジリターン時には、記録ヘッドを記録紙への圧接
状態から離脱させるとともに、転写リボンをクランプ機
構によってクランプ状態とし、かつ巻取側リボンリール
をリボン巻取方向に回転させる。これにより、キャリッ
ジの移動に伴ってクランプ機構によりクランプされた転
写リボンも同方向に引張られ、繰出側リボンリールから
引き出される。このとき、巻取側リボンリールがリボン
巻取方向に回転されるから、キャリッジのクランプ機構
と巻取側リボンリールとの間に張設された転写リボンは
緩むことなく一定張力が保たれる。
記録ヘッドを記録紙への圧接状態から離脱させるととも
に、転写リボンをクランプ機構によってクランプ状態と
し、かつ繰出側リボンリールをリボン巻取方向に回転さ
せる。これにより、キャリッジの移動に伴ってクランプ
機構によりクランプされた転写リボンも同方向に引張ら
れて移動する。このとき、繰出側リボンリールがリボン
巻取方向に回転されるから、キャリッジのクランプ機構
と繰出側リボンリールとの間に張設された転写リボンは
緩むことなく一定張力が保たれる。印字行程終了後のキ
ャリッジリターン時には、記録ヘッドを記録紙への圧接
状態から離脱させるとともに、転写リボンをクランプ機
構によってクランプ状態とし、かつ巻取側リボンリール
をリボン巻取方向に回転させる。これにより、キャリッ
ジの移動に伴ってクランプ機構によりクランプされた転
写リボンも同方向に引張られ、繰出側リボンリールから
引き出される。このとき、巻取側リボンリールがリボン
巻取方向に回転されるから、キャリッジのクランプ機構
と巻取側リボンリールとの間に張設された転写リボンは
緩むことなく一定張力が保たれる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る通電転写記録装置の全体構成を示
している。
している。
同図において、1は回転軸2によって装置本体31に回
転可能に支持された繰出側リボンリール、3は繰出側ス
タビライザ、4,5は繰出側ガイドローラ、6はスライ
ドパー14.14によって左右方向に移動可能に設けら
れたキャリッジ(ただし、第1図ではその構成を一部省
略している)、7.8は巻取側ガイドローラ、9は巻取
側スタビライザ、10は回転軸11によって装置本体に
回転可能に支持された巻取側リボンリール、12は記録
紙、13は記録紙12を上方に送出するプラテンローラ
である。なお、図示は省略しているが、繰出側リボンリ
ール1および巻取側リボンリール10は駆動モータによ
って個々に正逆回転可能に設けられている。
転可能に支持された繰出側リボンリール、3は繰出側ス
タビライザ、4,5は繰出側ガイドローラ、6はスライ
ドパー14.14によって左右方向に移動可能に設けら
れたキャリッジ(ただし、第1図ではその構成を一部省
略している)、7.8は巻取側ガイドローラ、9は巻取
側スタビライザ、10は回転軸11によって装置本体に
回転可能に支持された巻取側リボンリール、12は記録
紙、13は記録紙12を上方に送出するプラテンローラ
である。なお、図示は省略しているが、繰出側リボンリ
ール1および巻取側リボンリール10は駆動モータによ
って個々に正逆回転可能に設けられている。
キャリッジ6の詳細を第2図に示す。
同図において、15はスタビライザ15aに取付けられ
たスタビライザローラ、16はガイドローラ、17は記
録ヘッド、18はカム、19は帰路電極ローラ、20は
ピンチローラ、21はクランプレバ−122はガイドロ
ーラである。
たスタビライザローラ、16はガイドローラ、17は記
録ヘッド、18はカム、19は帰路電極ローラ、20は
ピンチローラ、21はクランプレバ−122はガイドロ
ーラである。
記録へソド17は支持軸17aによって回転可能に支持
されており、その一端部に装着されたスプリング25に
よって常に矢符B方向に付勢されている。また、この記
録へソド17には、カム18の内周面18aに当接する
従動子17bが取付けられており、カム18の回転に伴
って記録ヘッド17が支持軸17aを中心として揺動す
るようになされている。
されており、その一端部に装着されたスプリング25に
よって常に矢符B方向に付勢されている。また、この記
録へソド17には、カム18の内周面18aに当接する
従動子17bが取付けられており、カム18の回転に伴
って記録ヘッド17が支持軸17aを中心として揺動す
るようになされている。
ピンチローラ20は支持軸20aによって回転可能に支
持されており、その後端に装着されたスプリング26に
よって常に帰路電極ローラ19に圧接するように付勢さ
れている。
持されており、その後端に装着されたスプリング26に
よって常に帰路電極ローラ19に圧接するように付勢さ
れている。
クランプレバ−21は帰路電極ローラ19を周回する略
コ字状に形成されている。このクランプレバ−21の一
端は前記ピンチローラ20の支持軸20aに回転可能に
支持されており、略中央部に装着されたスプリング27
によってその他端(クランパ)21aがピンチローラ2
0の周壁面から遠ざかるように(第2図において矢符C
方向)付勢されている。また、このクランプレバ−21
にはカム18の外周面18bに当接する従動子21bが
取付けられており、カム18の回転に伴ってクランプレ
バ−21が揺動し、クランパ21aがピンチローラ20
の周壁面に当接、離隔するようになされている。
コ字状に形成されている。このクランプレバ−21の一
端は前記ピンチローラ20の支持軸20aに回転可能に
支持されており、略中央部に装着されたスプリング27
によってその他端(クランパ)21aがピンチローラ2
0の周壁面から遠ざかるように(第2図において矢符C
方向)付勢されている。また、このクランプレバ−21
にはカム18の外周面18bに当接する従動子21bが
取付けられており、カム18の回転に伴ってクランプレ
バ−21が揺動し、クランパ21aがピンチローラ20
の周壁面に当接、離隔するようになされている。
スタビライザ15aはスプリング28によって転写リボ
ン(以下単にリボンという)30に常に張力を与えるよ
うに付勢されている。
ン(以下単にリボンという)30に常に張力を与えるよ
うに付勢されている。
なお、図示は省略しているが、帰路電極ローラ19は駆
動モータによって図中反時計方向に回転するようになさ
れている。
動モータによって図中反時計方向に回転するようになさ
れている。
上記構成において、繰出側リボンリール1に巻回された
リボン30の装着は、まず、繰出側スタビライザ3に取
付けられた繰出側ガイドローラ4および装置本体31に
取付けられた繰出側ガイドローラ5を通り、ギヤリッジ
6のスタビライザローラ15、ガイドローラ16を通り
、記録ヘッド17の先端部の記録電極52(第5図参照
)と接触する。そして、さらに、ガイドローラ22を経
由して帰路電極ローラ19とピンチローラ20との間を
通しキャリッジ6を通過させる。この後、巻取側ガイド
ローラ7.8を通って巻取側リボンリール10に巻取ら
れる。
リボン30の装着は、まず、繰出側スタビライザ3に取
付けられた繰出側ガイドローラ4および装置本体31に
取付けられた繰出側ガイドローラ5を通り、ギヤリッジ
6のスタビライザローラ15、ガイドローラ16を通り
、記録ヘッド17の先端部の記録電極52(第5図参照
)と接触する。そして、さらに、ガイドローラ22を経
由して帰路電極ローラ19とピンチローラ20との間を
通しキャリッジ6を通過させる。この後、巻取側ガイド
ローラ7.8を通って巻取側リボンリール10に巻取ら
れる。
次に、上記構成の通電転写記録装置の動作を説明する。
まず、印字行程を説明する。
印字行程では、キャリッジ6が第1図中において左から
右へ移動しながら印字が行われる。この時のキャリッジ
6上の各部材の位置関係は第2図に示すようになる。す
なわち、記録ヘッド17はカム18の作用とスプリング
25の付勢力によって前方(同図において上方)に押し
出され、クランプレバ−21はカム18の作用とスプリ
ング27の付勢力によってクランパ21aがピンチロー
ラ20から離隔され、これにより、ピンチローラ20と
帰路電極ローラ19とがリボン30を挾んで圧接状態と
なっている。この時、繰出側リボンリール1の回転軸2
には第1図において反時計方向(巻取方向)の回転トル
クが、また巻取側リボンリール10の回転軸11には同
図において時計方向(S取方向)の回転トルクが与えら
れている。この回転トルクは各回転軸2.11の駆動モ
ータを駆動することによって与えられ、これら駆動モー
タを駆動制御するための制御信号は、繰出側スタビライ
ザ3および巻取側スタビライザ9の回動位置を検出する
検出センサ(図示省略)からの信号を利用する。これに
より、リボン30は両リボンリール1.10に引張られ
、巻取側リボンリール10に巻取られることなく一定の
張力で張り渡された状態となる。この状態でキャリッジ
6を左から右方向に移動して印字を行う。このとき、ス
タビライザローラ15およびガイドローラ16はリボン
30との摩擦力によってフリー回転し、リボン張力の大
きな変動を抑制している。また、記録ヘッド】7とリボ
ン30との接触によりリボン30がキャリッジ6の移動
方向へ引き込まれようとするが、これは、帰路電極ロー
ラ19とピンチローラ20との間にリボン30を挾み込
み、キャリッジ6の移動速度と同速度もしくはわずかに
速い速度で帰路電極ローラ19を回転させることにより
防止することができ、また、この間の張力変動を抑制し
ている。
右へ移動しながら印字が行われる。この時のキャリッジ
6上の各部材の位置関係は第2図に示すようになる。す
なわち、記録ヘッド17はカム18の作用とスプリング
25の付勢力によって前方(同図において上方)に押し
出され、クランプレバ−21はカム18の作用とスプリ
ング27の付勢力によってクランパ21aがピンチロー
ラ20から離隔され、これにより、ピンチローラ20と
帰路電極ローラ19とがリボン30を挾んで圧接状態と
なっている。この時、繰出側リボンリール1の回転軸2
には第1図において反時計方向(巻取方向)の回転トル
クが、また巻取側リボンリール10の回転軸11には同
図において時計方向(S取方向)の回転トルクが与えら
れている。この回転トルクは各回転軸2.11の駆動モ
ータを駆動することによって与えられ、これら駆動モー
タを駆動制御するための制御信号は、繰出側スタビライ
ザ3および巻取側スタビライザ9の回動位置を検出する
検出センサ(図示省略)からの信号を利用する。これに
より、リボン30は両リボンリール1.10に引張られ
、巻取側リボンリール10に巻取られることなく一定の
張力で張り渡された状態となる。この状態でキャリッジ
6を左から右方向に移動して印字を行う。このとき、ス
タビライザローラ15およびガイドローラ16はリボン
30との摩擦力によってフリー回転し、リボン張力の大
きな変動を抑制している。また、記録ヘッド】7とリボ
ン30との接触によりリボン30がキャリッジ6の移動
方向へ引き込まれようとするが、これは、帰路電極ロー
ラ19とピンチローラ20との間にリボン30を挾み込
み、キャリッジ6の移動速度と同速度もしくはわずかに
速い速度で帰路電極ローラ19を回転させることにより
防止することができ、また、この間の張力変動を抑制し
ている。
次に、印字行程中の非印字部(スペース送り)がある場
合の動作を第3図を参照して説明する。
合の動作を第3図を参照して説明する。
スペース送り時には、まずキャリッジ6を停止し、記録
ヘッド17を支持軸17aを中心として第3図において
反時計方向に回動(すなわちキャリッジ6内に後退)さ
せ、リボン30と記録紙12およびプラテンローラ13
との圧接状態を解除する。これは、カム18を回転させ
ることによる従動子17bの従動によって行われる。ま
た、このカム18の外周面18bにはクランプレバ−2
1の従動子21bが接触しているから、このカム1Bの
回転にともなってクランプレバ−21が支持軸20aを
中心として第3図において時計方向に回動し、クランパ
21aがリボン30に接触してピンチローラ20との間
で当該リボン30をクランプする。そして、さらにカム
18を回転してクランプレバ−21の回動が進むと、ク
ランプレバ−21に押されてピンチローラ20が帰路電
極ローラ19から離れ、リボン30はクランパ21aと
ピンチローラ20とで挾持された状態となる。この状態
に至った時カム18の回転を停止し、キャリッジ6を左
から右方向に移動する。このキャリッジ6の移動により
、リボン30は、クランパ21aより左側(巻取側リボ
ンリール側)では引っばられ、右側(繰出側リボンリー
ル側)では緩むことになる。そこで、繰出側リボンリー
ル1を反時針方向(巻取方向)に回転させてリボン30
に一定の張力が保たれるようにしている。この繰出側リ
ボンリールlの回転動作はスタビライザ15aに設けら
れた張力センサ(図示省略)からの信号によって行われ
る。なお、このとき、巻取側リボンリール10の回転軸
11に与えられていた時計方向の回転トルクは解除する
。これにより、繰出側リボンリール1から一旦引き出さ
れたリボン30をスペース送りの長さ分だけ引き戻すこ
とができ、リボン30に印字されない空白部が発生ずる
ことがない。このようにして所定のスペース送り長さだ
けキャリッジ6を移動させると、再びキャリッジ6を停
止し、カム18を回転してクランパ21aをピンチロー
ラ20から離すとともに、記録ヘッド17を再び前方へ
押し出して印字可能状態とする。
ヘッド17を支持軸17aを中心として第3図において
反時計方向に回動(すなわちキャリッジ6内に後退)さ
せ、リボン30と記録紙12およびプラテンローラ13
との圧接状態を解除する。これは、カム18を回転させ
ることによる従動子17bの従動によって行われる。ま
た、このカム18の外周面18bにはクランプレバ−2
1の従動子21bが接触しているから、このカム1Bの
回転にともなってクランプレバ−21が支持軸20aを
中心として第3図において時計方向に回動し、クランパ
21aがリボン30に接触してピンチローラ20との間
で当該リボン30をクランプする。そして、さらにカム
18を回転してクランプレバ−21の回動が進むと、ク
ランプレバ−21に押されてピンチローラ20が帰路電
極ローラ19から離れ、リボン30はクランパ21aと
ピンチローラ20とで挾持された状態となる。この状態
に至った時カム18の回転を停止し、キャリッジ6を左
から右方向に移動する。このキャリッジ6の移動により
、リボン30は、クランパ21aより左側(巻取側リボ
ンリール側)では引っばられ、右側(繰出側リボンリー
ル側)では緩むことになる。そこで、繰出側リボンリー
ル1を反時針方向(巻取方向)に回転させてリボン30
に一定の張力が保たれるようにしている。この繰出側リ
ボンリールlの回転動作はスタビライザ15aに設けら
れた張力センサ(図示省略)からの信号によって行われ
る。なお、このとき、巻取側リボンリール10の回転軸
11に与えられていた時計方向の回転トルクは解除する
。これにより、繰出側リボンリール1から一旦引き出さ
れたリボン30をスペース送りの長さ分だけ引き戻すこ
とができ、リボン30に印字されない空白部が発生ずる
ことがない。このようにして所定のスペース送り長さだ
けキャリッジ6を移動させると、再びキャリッジ6を停
止し、カム18を回転してクランパ21aをピンチロー
ラ20から離すとともに、記録ヘッド17を再び前方へ
押し出して印字可能状態とする。
次に、印字行程終了後のキャリッジリターン時の動作を
説明する。
説明する。
1ライン中の印字終了位置でキャリッジ6を停止し、前
記したスペース送り時と同様に、記録ヘッド17の後退
、クランパ21aとピンチローラ20とによるリボン3
0のクランプを行った後、キャリッジ6を右から左方向
へ移動する。このとき、繰出側リボンリール1に与えら
れていた反時計方向の回転トルクは解除する。これによ
り、リボン30はキャリッジ6の移動とともに繰出側リ
ボンリール1から引き出される。またこのとき、巻取側
リボンリール10を時計方向に回転させることにより、
キャリッジ6より左側のリボン30が巻き取られ、次の
ラインの印字行程に移る。これにより、リボン30に印
字されない空白部が発生することがない。
記したスペース送り時と同様に、記録ヘッド17の後退
、クランパ21aとピンチローラ20とによるリボン3
0のクランプを行った後、キャリッジ6を右から左方向
へ移動する。このとき、繰出側リボンリール1に与えら
れていた反時計方向の回転トルクは解除する。これによ
り、リボン30はキャリッジ6の移動とともに繰出側リ
ボンリール1から引き出される。またこのとき、巻取側
リボンリール10を時計方向に回転させることにより、
キャリッジ6より左側のリボン30が巻き取られ、次の
ラインの印字行程に移る。これにより、リボン30に印
字されない空白部が発生することがない。
以後、上記した各操作が繰返し行われる。
ここで、本実施例に用いた記録ヘッド17の基板の構成
、材質について述べる。
、材質について述べる。
第4図は記録ヘッド17の記録電極パターンを示してい
る。
る。
同図において、基板51は厚さ1龍のセラミックス基板
であり、このセラミックス基板51上に記録電極パター
ン52を印刷もしくはホトエッチングにより形成してい
る。本実施例における記録電極部の仕様は、電極数40
本、電極密度10本/ mmである。
であり、このセラミックス基板51上に記録電極パター
ン52を印刷もしくはホトエッチングにより形成してい
る。本実施例における記録電極部の仕様は、電極数40
本、電極密度10本/ mmである。
この記録電極部のリボン30と接触する部分の拡大図を
第5図に示す。
第5図に示す。
記録電極52は、タングステンまたはタングステン−モ
リブデン合金の微粉末をセラミックス基板51上にプラ
ズマ溶射もしくは焼成することにより、あるいはセラミ
ックス基板51上にタングステン箔を接着により貼付け
た後、ホトエツチングを行うことにより形成することが
できる。
リブデン合金の微粉末をセラミックス基板51上にプラ
ズマ溶射もしくは焼成することにより、あるいはセラミ
ックス基板51上にタングステン箔を接着により貼付け
た後、ホトエツチングを行うことにより形成することが
できる。
セラミックス基板51の具体的な材質としては、各種セ
ラミックスの中で最も低硬度に属するムライト (3A
1zO3,2SiO□)、フォルステライト(2MgO
,5iOz)、 コージライト(2Mg0.2A f
f1203 、55iO2)、 ステアタイト (Mg
O,SiO□)、スピネル(Aβ203.Sing)
等ピンカース硬度が600〜850の範囲のものを用
いる。
ラミックスの中で最も低硬度に属するムライト (3A
1zO3,2SiO□)、フォルステライト(2MgO
,5iOz)、 コージライト(2Mg0.2A f
f1203 、55iO2)、 ステアタイト (Mg
O,SiO□)、スピネル(Aβ203.Sing)
等ピンカース硬度が600〜850の範囲のものを用
いる。
これは、タングステンで形成された記録電極52のリボ
ン30と接触摺動する部分が摩耗により後退することに
合わせて、この先端部分のセラミ。
ン30と接触摺動する部分が摩耗により後退することに
合わせて、この先端部分のセラミ。
クス基板51も摩耗後退するようにするためである。
第6図は、第5図に示す記録電極部の上面に前記したセ
ラミックス材による絶縁コート53をプラズマ溶射によ
り形成したものである。これにより、記録電極52のリ
ボン30と接触摺動する部分の摩耗進行度を減少させる
とともに、電極間の絶縁抵抗を高める効果をもたらして
いる。
ラミックス材による絶縁コート53をプラズマ溶射によ
り形成したものである。これにより、記録電極52のリ
ボン30と接触摺動する部分の摩耗進行度を減少させる
とともに、電極間の絶縁抵抗を高める効果をもたらして
いる。
このように、記録ヘッド17は、記録電極52を低硬度
のセラミックスで囲んだ構造としたことで、電極のみが
消耗することがなくなり、常に安定してリボンの抵抗層
へ接触するごとが可能となり、また、耐熱性、耐絶縁性
にもずくれ、常に安定した印字が可能となる。
のセラミックスで囲んだ構造としたことで、電極のみが
消耗することがなくなり、常に安定してリボンの抵抗層
へ接触するごとが可能となり、また、耐熱性、耐絶縁性
にもずくれ、常に安定した印字が可能となる。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明の転写記録装置によれば、
繰出側リボンリールおよび巻取側リボンリールをキャリ
ッジ外に配置することにより、キャリッジの慣性負荷を
減少させることができ、よ1 只 り高速の印字が可能となる。また、リボン自体に印字さ
れない空白部が発生しないので、リボンのランニングコ
ストを低減することができる。
繰出側リボンリールおよび巻取側リボンリールをキャリ
ッジ外に配置することにより、キャリッジの慣性負荷を
減少させることができ、よ1 只 り高速の印字が可能となる。また、リボン自体に印字さ
れない空白部が発生しないので、リボンのランニングコ
ストを低減することができる。
第1図は本発明に係る転写記録装置の平面図、第2図お
よび第3図はキャリッジ部分を拡大した平面図、第4図
は記録ヘッドの記録電極パターンを示す図、第5図およ
び第6図は記録電極部のリボンと接触する部分を拡大し
た斜視図、第7図は従来の通電転写記録装置のキャリッ
ジ部の周辺構造を示す平面図である。 1・・・繰出側リボンリール 6・・・キャリッジ
10・・・巻取側リボンリール 12・・・記録紙1
3・・・プラテンローラ 17・・・記録ヘッド
18・・・カム 19・・・帰路電極ローラ 21・・・クランブレバー 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 fト
よび第3図はキャリッジ部分を拡大した平面図、第4図
は記録ヘッドの記録電極パターンを示す図、第5図およ
び第6図は記録電極部のリボンと接触する部分を拡大し
た斜視図、第7図は従来の通電転写記録装置のキャリッ
ジ部の周辺構造を示す平面図である。 1・・・繰出側リボンリール 6・・・キャリッジ
10・・・巻取側リボンリール 12・・・記録紙1
3・・・プラテンローラ 17・・・記録ヘッド
18・・・カム 19・・・帰路電極ローラ 21・・・クランブレバー 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 fト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)装置本体と、この装置本体に装着され転写リボンの
未使用部分を巻回する繰出側リボンリールと、前記装置
本体に装着され転写リボンの使用済部分を巻回する巻取
側リボンリールと、これら両リボンリールとは別個に前
記装置本体に装着され前記転写リボンをクランプするク
ランプ機構および記録ヘッドを搭載したキャリッジと、
前記装置本体に装着され前記キャリッジと対向して配置
された記録紙を送出するプラテンローラとを備え、 印字行程時には、前記クランプ機構を解除するとともに
前記両リボンリールの回転を停止状態とし、印字行程中
における非印字部分のスペース送り時には、前記記録ヘ
ッドを前記記録紙への圧接状態から離脱させるとともに
転写リボンをクランプ機構によってクランプ状態としか
つ繰出側リボンリールをリボン巻取方向に回転させ、印
字行程終了後のキャリッジリターン時には、記録ヘッド
を記録紙への圧接状態から離脱させるとともに転写リボ
ンをクランプ機構によってクランプ状態としかつ巻取側
リボンリールをリボン巻取方向に回転させるようにした
ことを特徴とする転写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20252686A JPS6357275A (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20252686A JPS6357275A (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6357275A true JPS6357275A (ja) | 1988-03-11 |
Family
ID=16458952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20252686A Pending JPS6357275A (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6357275A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999046129A3 (en) * | 1998-03-09 | 1999-12-23 | Marking International Limited | Flat-bed thermal printer with ribbon gripping means |
USRE41300E1 (en) | 2002-07-09 | 2010-05-04 | Tokiwa Corporation | Movable body dispensing device |
-
1986
- 1986-08-28 JP JP20252686A patent/JPS6357275A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999046129A3 (en) * | 1998-03-09 | 1999-12-23 | Marking International Limited | Flat-bed thermal printer with ribbon gripping means |
USRE41300E1 (en) | 2002-07-09 | 2010-05-04 | Tokiwa Corporation | Movable body dispensing device |
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