JPS633892Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS633892Y2 JPS633892Y2 JP1983003846U JP384683U JPS633892Y2 JP S633892 Y2 JPS633892 Y2 JP S633892Y2 JP 1983003846 U JP1983003846 U JP 1983003846U JP 384683 U JP384683 U JP 384683U JP S633892 Y2 JPS633892 Y2 JP S633892Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side sill
- reinforcement
- flange
- surface portion
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車のサイドシル構造に関するも
のである。
のである。
従来の自動車のサイドシル構造には、サイドシ
ルアウタ、サイドシルインナおよびレインフオー
スメントを上下のフランジで三者一体に接合する
ようにしたものが知られているが、この場合、下
部のフランジ接合部が車体側方から見えるため、
外観上好ましくないという欠点があつた。又、実
公昭48−22883号公報記載の如く、サイドシルア
ツパーとフロアパネルとにより閉断面形状を形成
し、外側フランジ部にスカートモールを取付けた
サイドシル構造が公知であるが、この場合、フラ
ンジ部の儀装のためにスカートモールを必要とす
るとともに、レインフオースメントがないため、
強度的に問題があつた。特に、ジヤツキアツプの
際におけるジヤツキ架設個所の選択に困る。
ルアウタ、サイドシルインナおよびレインフオー
スメントを上下のフランジで三者一体に接合する
ようにしたものが知られているが、この場合、下
部のフランジ接合部が車体側方から見えるため、
外観上好ましくないという欠点があつた。又、実
公昭48−22883号公報記載の如く、サイドシルア
ツパーとフロアパネルとにより閉断面形状を形成
し、外側フランジ部にスカートモールを取付けた
サイドシル構造が公知であるが、この場合、フラ
ンジ部の儀装のためにスカートモールを必要とす
るとともに、レインフオースメントがないため、
強度的に問題があつた。特に、ジヤツキアツプの
際におけるジヤツキ架設個所の選択に困る。
本考案は、上記問題点に鑑み、レインフオース
メントを備えたサイドシルにおいて、サイドシル
とフロアとのフランジ接合部が車体側方から見え
ないようにして、外観の向上を図るとともに、曲
げ剛性を強化することを目的とするものであり、
かかる目的達成のため、車体のフロア両側縦方向
に位置するサイドシルをサイドシルアウタとサイ
ドシルインナとレインフオースメントとの三部材
で構成し且つ前記サイドシルアウタ、サイドシル
インナおよびレインフオースメントの上端部を三
者一体に接合する一方、前記レインフオースメン
トを、フロア端部の下方の折り曲げられたフラン
ジよりも車体外方側に位置し且つ該フランジの下
端と略同じ高さに設けられる下面部と、この下面
部と前記フランジとの間で該下面部よりも上方向
に突出し且つ車体前後方向に延びるビード部とを
有する如く構成し、該ビード部の内側壁を前記サ
イドシルインナの下端部とともに前記フランジに
接合し、更に前記レインフオースメントの下面部
に、前記サイドシルアウタの下面部を接合した構
成を特徴とする。
メントを備えたサイドシルにおいて、サイドシル
とフロアとのフランジ接合部が車体側方から見え
ないようにして、外観の向上を図るとともに、曲
げ剛性を強化することを目的とするものであり、
かかる目的達成のため、車体のフロア両側縦方向
に位置するサイドシルをサイドシルアウタとサイ
ドシルインナとレインフオースメントとの三部材
で構成し且つ前記サイドシルアウタ、サイドシル
インナおよびレインフオースメントの上端部を三
者一体に接合する一方、前記レインフオースメン
トを、フロア端部の下方の折り曲げられたフラン
ジよりも車体外方側に位置し且つ該フランジの下
端と略同じ高さに設けられる下面部と、この下面
部と前記フランジとの間で該下面部よりも上方向
に突出し且つ車体前後方向に延びるビード部とを
有する如く構成し、該ビード部の内側壁を前記サ
イドシルインナの下端部とともに前記フランジに
接合し、更に前記レインフオースメントの下面部
に、前記サイドシルアウタの下面部を接合した構
成を特徴とする。
以下添付の図面を参照して本考案の実施例にか
かる自動車のサイドシル構造を説明する。
かる自動車のサイドシル構造を説明する。
このサイドシル1は、車体2のフロア3両側縦
方向に位置し、その外周面を構成するサイドシル
アウタ4とその内周面を構成するサイドシルイン
ナ5とその内部に上下に貫設されるレインフオー
スメント6とによつて構成されている。
方向に位置し、その外周面を構成するサイドシル
アウタ4とその内周面を構成するサイドシルイン
ナ5とその内部に上下に貫設されるレインフオー
スメント6とによつて構成されている。
前記サイドシルアウタ4、サイドシルインナ5
およびレインフオースメント6の上端部は、溶接
によつて三者一体に接合されて、サイドシル1の
上部フランジ接合部1aを形成している。
およびレインフオースメント6の上端部は、溶接
によつて三者一体に接合されて、サイドシル1の
上部フランジ接合部1aを形成している。
一方、前記レインフオースメント6は、フロア
3の端部に下方に折り曲げられて形成されたフラ
ンジ7よりも車体外方側に位置し且つ該フランジ
7の下端と略同じ高さに設けられる下面部6a
と、この下面部6aと前記フランジ7との間で該
下面部6aよりも上方向に突出し且つ車体前後方
向に延びるビード部6bとを有しており、該ビー
ド部6bの内側壁は前記サイドシルインナ5の下
端部とともに前記フランジ7に接合されて、サイ
ドシル1の下部フランジ接合部1bを形成してい
る。
3の端部に下方に折り曲げられて形成されたフラ
ンジ7よりも車体外方側に位置し且つ該フランジ
7の下端と略同じ高さに設けられる下面部6a
と、この下面部6aと前記フランジ7との間で該
下面部6aよりも上方向に突出し且つ車体前後方
向に延びるビード部6bとを有しており、該ビー
ド部6bの内側壁は前記サイドシルインナ5の下
端部とともに前記フランジ7に接合されて、サイ
ドシル1の下部フランジ接合部1bを形成してい
る。
前記レインフオースメント6の下面部6aに
は、前記サイドシルアウタ4の下面部が溶接によ
り接合されて、サイドシル1の下面における接合
部1cを形成している。該接合部1cには、前記
レインフオースメント6の下面部6a適所に形成
された凸状ビード8とサイドシルアウタ4の下面
部とによつて水抜き通路9が形成され且つ前記凸
状ビード8側面には、前記水抜き通路9に通ずる
穴10が形成されている。
は、前記サイドシルアウタ4の下面部が溶接によ
り接合されて、サイドシル1の下面における接合
部1cを形成している。該接合部1cには、前記
レインフオースメント6の下面部6a適所に形成
された凸状ビード8とサイドシルアウタ4の下面
部とによつて水抜き通路9が形成され且つ前記凸
状ビード8側面には、前記水抜き通路9に通ずる
穴10が形成されている。
かかる構造とすることによつて、サイドシル1
の下部フランジ接合部1bの外側方は、サイドシ
ルアウタ4によつて視界をさえぎられることとな
り、外観上好ましいものとなる。又、サイドシル
1内に侵入した水は、水抜き通路9を介して速や
かに外方へ排出される。
の下部フランジ接合部1bの外側方は、サイドシ
ルアウタ4によつて視界をさえぎられることとな
り、外観上好ましいものとなる。又、サイドシル
1内に侵入した水は、水抜き通路9を介して速や
かに外方へ排出される。
続いて、本考案の自動車のサイドシル構造の効
果を述べる。
果を述べる。
本考案によれば、サイドシルインナおよびサイ
ドシルアウタとともにサイドシルを構成するレイ
ンフオースメントを、フロア端部の下方に折り曲
げられたフランジよりも車体外方側に位置し且つ
該フランジの下端と略同じ高さに設けられる下面
部と、この下面部と前記フランジとの間で該下面
部よりも上方向に突出し且つ車体前後方向に延び
るビード部とを有する如く構成し、該ビード部の
内側壁を前記サイドシルインナの下端部とともに
前記フランジに接合し、更に前記レインフオース
メントの下面部に、前記サイドシルアウタの下面
部を接合するようにしたので、サイドシルの地上
からの高さを確保しつつ、その閉断面を大きくす
ることができるところから、サイドシルの剛性お
よび強度向上に寄与するとともに、該サイドシル
アウタがフランジ接合部への視界をさえぎること
となり、外観上非常に好ましくなるとともに、ビ
ード部の存在によりサイドシルの曲げ剛性が強化
され、車両の側突時等の安全性向上に寄与すると
いう実用的な効果がある。なお、前記ビード部の
形成は、フランジ接合部をスポツト溶接すること
を可能ならしめるため、サイドシルの組付性を損
なうことなく、サイドシル閉断面を大きくするこ
とにも寄与する。
ドシルアウタとともにサイドシルを構成するレイ
ンフオースメントを、フロア端部の下方に折り曲
げられたフランジよりも車体外方側に位置し且つ
該フランジの下端と略同じ高さに設けられる下面
部と、この下面部と前記フランジとの間で該下面
部よりも上方向に突出し且つ車体前後方向に延び
るビード部とを有する如く構成し、該ビード部の
内側壁を前記サイドシルインナの下端部とともに
前記フランジに接合し、更に前記レインフオース
メントの下面部に、前記サイドシルアウタの下面
部を接合するようにしたので、サイドシルの地上
からの高さを確保しつつ、その閉断面を大きくす
ることができるところから、サイドシルの剛性お
よび強度向上に寄与するとともに、該サイドシル
アウタがフランジ接合部への視界をさえぎること
となり、外観上非常に好ましくなるとともに、ビ
ード部の存在によりサイドシルの曲げ剛性が強化
され、車両の側突時等の安全性向上に寄与すると
いう実用的な効果がある。なお、前記ビード部の
形成は、フランジ接合部をスポツト溶接すること
を可能ならしめるため、サイドシルの組付性を損
なうことなく、サイドシル閉断面を大きくするこ
とにも寄与する。
又、前記下部フランジ接合部は、サイドシルイ
ンナ、レインフオースメントおよびフロアのフラ
ンジによつて構成されているので、ジヤツキアツ
プ時の荷重に十分耐え得る強度を有しており、ジ
ヤツキセツテング個所として利用できるという利
点もある。
ンナ、レインフオースメントおよびフロアのフラ
ンジによつて構成されているので、ジヤツキアツ
プ時の荷重に十分耐え得る強度を有しており、ジ
ヤツキセツテング個所として利用できるという利
点もある。
更に、実施態様項2記載の如く、レインフオー
スメントとサイドシルアウタとの下面接合部が、
レインフオースメントの凸状ビードとサイドシル
アウタとからなる水抜き通路と、該凸状ビードの
側面に設けた穴とを備えるようにすれば、レイン
フオースメントの形状を利用してサイドシル内に
侵入する水の排出を容易に行なうことができる。
スメントとサイドシルアウタとの下面接合部が、
レインフオースメントの凸状ビードとサイドシル
アウタとからなる水抜き通路と、該凸状ビードの
側面に設けた穴とを備えるようにすれば、レイン
フオースメントの形状を利用してサイドシル内に
侵入する水の排出を容易に行なうことができる。
第1図は本考案の実施例にかかる自動車のサイ
ドシル付近の1部切欠斜視図、第2図は第1図の
A部の拡大断面図、第3図は第1図のA部におけ
る下部を開示した拡大斜視図である。 1……サイドシル、1b……下部フランジ接合
部、1c……水平接合部、2……車体、3……フ
ロア、4……サイドシルアウタ、5……サイドシ
ルインナ、6……レインフオースメント、6a…
…レインフオースメントの水平部、7……フラン
ジ、8……凸状ビード、9……水抜き通路、10
……穴。
ドシル付近の1部切欠斜視図、第2図は第1図の
A部の拡大断面図、第3図は第1図のA部におけ
る下部を開示した拡大斜視図である。 1……サイドシル、1b……下部フランジ接合
部、1c……水平接合部、2……車体、3……フ
ロア、4……サイドシルアウタ、5……サイドシ
ルインナ、6……レインフオースメント、6a…
…レインフオースメントの水平部、7……フラン
ジ、8……凸状ビード、9……水抜き通路、10
……穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 車体のフロア両側縦方向に位置するサイドシ
ルがサイドシルアウタとサイドシルインナとレ
インフオースメントとの三部材からなり、前記
サイドシルアウタ、サイドシルインナおよびレ
インフオースメントの上端部は三者一体に接合
される一方、前記レインフオースメントは、フ
ロア端部の下方に折り曲げられたフランジより
も車体外方側に位置し且つ該フランジの下端と
略同じ高さに設けられる下面部と、この下面部
と前記フランジとの間で該下面部よりも上方向
に突出し且つ車体前後方向に延びるビード部と
を有しており、該ビード部の内側壁は前記サイ
ドシルインナの下端部とともに前記フランジに
接合され、更に前記レインフオースメントの下
面部には、前記サイドシルアウタの下面部が接
合されていることを特徴とする自動車のサイド
シル構造。 2 前記レインフオースメントの下面部とサイド
シルアウタの下面部との接合部は、該レインフ
オースメントの凸状ビードとサイドシルアウタ
とからなる水抜き通路と、該凸状ビード側面に
設けた穴とを備えている前記実用新案登録請求
の範囲第1項記載の自動車のサイドシル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP384683U JPS59109580U (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | 自動車のサイドシル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP384683U JPS59109580U (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | 自動車のサイドシル構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59109580U JPS59109580U (ja) | 1984-07-24 |
| JPS633892Y2 true JPS633892Y2 (ja) | 1988-01-30 |
Family
ID=30135460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP384683U Granted JPS59109580U (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | 自動車のサイドシル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59109580U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010195077A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Honda Motor Co Ltd | 車両用サイドシル構造 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010188802A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Mazda Motor Corp | 自動車の側部車体構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57153081U (ja) * | 1981-03-24 | 1982-09-25 |
-
1983
- 1983-01-13 JP JP384683U patent/JPS59109580U/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010195077A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Honda Motor Co Ltd | 車両用サイドシル構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59109580U (ja) | 1984-07-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0345903Y2 (ja) | ||
| US4911495A (en) | Side sill structure for automobile | |
| JPS6238856Y2 (ja) | ||
| JPH0671893B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
| JPS633892Y2 (ja) | ||
| JPS6039340Y2 (ja) | 車体の結合構造 | |
| JPH0344089U (ja) | ||
| JPS598941Y2 (ja) | 自動車の車体フロア構造 | |
| JPH0425392Y2 (ja) | ||
| JPS6140621Y2 (ja) | ||
| JPH019739Y2 (ja) | ||
| JP2526870Y2 (ja) | フロントピラーの下部結合構造 | |
| JPS6321505Y2 (ja) | ||
| JPS5854300Y2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
| KR200147949Y1 (ko) | 자동차의 사이드 실 | |
| JP2522728Y2 (ja) | フロントデッキ排水構造 | |
| JPS621795Y2 (ja) | ||
| JPS6055342B2 (ja) | 自動車のタイヤハウス部車体構造 | |
| JPS6210216Y2 (ja) | ||
| JPH0444466Y2 (ja) | ||
| JPS6326299Y2 (ja) | ||
| JPH0536791Y2 (ja) | ||
| JPH01161991U (ja) | ||
| JPS6328711Y2 (ja) | ||
| JPH0547693Y2 (ja) |