JPS6338880Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6338880Y2
JPS6338880Y2 JP14327581U JP14327581U JPS6338880Y2 JP S6338880 Y2 JPS6338880 Y2 JP S6338880Y2 JP 14327581 U JP14327581 U JP 14327581U JP 14327581 U JP14327581 U JP 14327581U JP S6338880 Y2 JPS6338880 Y2 JP S6338880Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
quilting
leaves
heat
dried
cotton
Prior art date
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Application number
JP14327581U
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English (en)
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JPS5850826U (ja
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  • Bedding Items (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は保温寝具例えばシーツ、掛布団、保
温衣料、例えばジヤンパー、防寒衣、その他包布
等に用い得る保温布に関する。 保温布として周知のものにキルテイングがあ
る。キルテイングは2枚の布の間に綿などの芯を
入れて上からミシン縫いにしたものであるが、本
考案者はこのキルテイングを2枚用意し、その間
に木、草の乾燥葉、とくに蓬の乾燥したものを入
れ上からミシン縫いして封入したものが軽量で嵩
張らず、しかも極めて優れた保温性を有するこを
発見した。 すなわち本考案の目的は、キルテイングよりも
保温性に優れ、しかし嵩張らずキルテイングと殆
んど同様に縫製の可能な保温布を提供するにあ
る。 以下図面に基いて本考案の構成を説明する。 第1図は内部を示すため、一部を破断した本考
案保温布の部分斜視図であつて、1,1は表裏2
枚のキルテイングである。キルテイングはそれぞ
れ2枚の布地2,2の間に薄く綿3を全面に敷入
れ、使用中に綿が偏在しないように2枚の布地を
通して表面からミシン縫い4を施してある。5は
上記2枚のキルテイング1,1の間に封入した
木、草の乾燥葉、例えば蓬(よもぎ)の乾燥した
ものであつて、上記キルテイングの綿3の如く全
面に拡がるように入れ、使用中の偏在を防止する
ため表裏2枚のキルテイングを通してミシン縫6
を施してある。 木、草の乾燥葉5は60%以上が蓬であることが
好ましく、実質的に100%が蓬であつても勿論よ
いが、好みに応じ、40%未満は例えばくこの葉、
枇杷(びわ)の葉の乾燥したもの、その他乾燥薬
草等の1種あるいは数種を混用してもよく、保温
作用に著変は認められない。乾燥葉5は掴みとつ
た葉を天日で20日間程干して十分乾燥させてその
まゝ用いればよく、例えば蓬の場合、艾(もぐ
さ)のように粉塊状に加工する必要はなく、また
しない方がよい。これは掴みとつたまゝ乾燥した
状態の乾燥葉を封入した方が包蔵空気量が多く、
保温力が大きくなるものと思われ、また封入後キ
ルテイングの間で偏在することも少ない。 次に保温効果について実験した結果を記載す
る。 綿を芯にした綿布帛キルテイング2枚の間に乾
燥蓬を封入した本考案の保温布をAとし、同じキ
ルテイング2枚の間の綿を封入した布団をBとし
て気温27.5℃の室内でAの保温布2枚、Bの布団
2枚をそれぞれ重ね合せ、重ね合せた保温布A、
布団Bの内部の出発温度を共に40℃にして自然放
置し、時間経過と内部温度の変化を調べたところ
第1表の如くであつた。
【表】 次に上記本考案の保温布A2枚、上記の綿入布
団B2枚を同様に重ね合せ、重ね合せた保温布A、
布団Bの内部の出発温度を共に30℃にして其処へ
体温36.5℃の人が入り時間の経過と共に人体に接
する部分の内部温度の変化の推移を調べたところ
第2表の如くであつた。
【表】 上記2例に使用した本考案の保温布Aおよび従
来の綿入布団Bは共に縦150cm、横90cmの大きさ
で重量も共に1000gとしたが、本考案の保温布の
厚さは1.1cmであつたに対し、綿入布団の方の厚
さは2.8cmであつた。すなわち本考案の保温布は
厚さが綿入布団Bの1/2より薄いに拘らず第1表
にみる通り保温性で優れており実際寝具に使用し
た場合、体温よりも約2℃高い温度が維持され防
寒効果にまさることが立証された。 なお上記保温布Aの乾燥蓬100%に代えて、乾
燥蓬70%に乾燥くこの葉30%を混じたものを封入
し、同様の実験を行つたが、上記2例と大差な結
果が得られた。 本考案の保温布は上述の如く嵩が低く、薄くて
よいから自由な形状に縫製することができ、しか
も極めて優れた保温力を有するので、これを例え
ばシーツ状にして敷布団の上に敷き、または掛け
毛布同様に使用することにより健康的な保温寝具
となり、またジヤンパー等の上衣あるいは「でん
ち」等に容易に縫製できて保温に優れた衣料とな
り、極めて健康的であり、その他の保温布として
も実用的効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案保温布の一部を破断して示した
部分斜視図である。 1:キルテイング、2:布地、3:綿、4,
6:ミシン縫い、5:木、草の乾燥葉。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 2枚のキルテイングの間に木、草の乾燥葉を
    封入し、それが60%以上蓬であることを特徴と
    する保温布。 (2) 2枚のキルテイングの間に封入した乾燥葉が
    実質的に蓬であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲(1)に記載の保温布。 (3) 2枚のキルテイングの間に封入した乾燥葉が
    40%未満のくこおよびまたは枇杷の葉で残部が
    蓬であることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲(1)に記載の保温布。
JP14327581U 1981-09-26 1981-09-26 保温布 Granted JPS5850826U (ja)

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JP14327581U JPS5850826U (ja) 1981-09-26 1981-09-26 保温布

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JP14327581U JPS5850826U (ja) 1981-09-26 1981-09-26 保温布

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Publication Number Publication Date
JPS5850826U JPS5850826U (ja) 1983-04-06
JPS6338880Y2 true JPS6338880Y2 (ja) 1988-10-13

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ID=29936269

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JP14327581U Granted JPS5850826U (ja) 1981-09-26 1981-09-26 保温布

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0365427U (ja) * 1989-10-24 1991-06-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5850826U (ja) 1983-04-06

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