JP3006581U - 足温くつ下 - Google Patents

足温くつ下

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JP3006581U
JP3006581U JP1994009567U JP956794U JP3006581U JP 3006581 U JP3006581 U JP 3006581U JP 1994009567 U JP1994009567 U JP 1994009567U JP 956794 U JP956794 U JP 956794U JP 3006581 U JP3006581 U JP 3006581U
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heat insulating
socks
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warm
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JP1994009567U
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Inventor
信行 松下
Original Assignee
松下手袋株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保温性に優れ健康の増進にも有効な足温くつ
下を提供する。 【構成】 内側1の略全面1bに保温材料3を規則的な
散点状に塗布し、この内側1の足先9に外側2の足先1
0を縫い着け、この外側2を反転させてその口部4を前
記内側1の口部5に縫合してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冬期等の寒冷期に着用される足温くつ下に係り、特に、冷え症の人 の足を保温し、かつ健康を増進し得る足温くつ下に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
足を保温するくつ下としては、厚手の生地のものが一般に着用されているが、 寒冷期に生じるかかとのカサカサやヒビワレ等の荒れを防止することを目的とし た足温くつ下も使用されている。 この足温くつ下の一例に、表地と裏地とが縫合された積層構造とされ、この両 者間に薄膜状の合成樹脂製保温シートを介装したものが知られている。この足温 くつ下は、素足の上に直接着用する他、薄手のくつ下の外側に重ね履きすること によってかかとを保温するようにしている。
【0003】 しかし、この足温くつ下は、構造が複雑であることから、縫製作業に熟練を要 するとともに製造工程も多くなり、生産性が悪いという欠点があった。また、保 温シートは、その縁部のみが表地と裏地とに縫合される構造であるため、裏地と の間に存在する空間によって保温シートの保温効果が減殺されていた。 そこで、外側に他のくつ下を重ね履きする形式の足温くつ下が提案されている 。この足温くつ下11は、図5に示すように、くつ下本体11aの表面側に保温 被膜13を形成するとともに、ずれ止部14を設けている。 この保温被膜13およびずれ止部14は、塩化ビニールに抗菌、防臭および芳 香等の作用を有する材料を加えた混合材からなり、かかと部17を覆うように保 温被膜13が形成されている。また、前記ずれ止部14は凸状で、足部18とつ ま先部19との底面部分において散点状に形成され、くつ下10のずれ防止を図 っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上記従来の足温くつ下11は、保温被膜13がかかと部17側のみ に形成され、ずれ止部14も底面の一部に設けられているだけであり、素足10 の略全体を覆うものではないことから、保温部分が限定されており寒冷期に足を 保温するくつ下としての効用は高いものといえなかった。 また、冷え症で悩んでいる人にとっても有用とはいえず、健康を保つために必 ずしも役立つものではなかった。 本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、保温性に優れ健康の増進にも有 効な足温くつ下を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、内側の略全面に保温材料を規則的な散点 状に塗布し、この内側の足先に外側の足先を縫い着け、この外側を反転させてそ の口部を前記内側の口部に縫合してなる足温くつ下である。 また、上記構成において、保温材料は、遠赤外線セラミックスと薬草とを混合 したものである。 さらに、保温材料の薬草は、ドクダミ、ヨモギ、アロエ、オオバコおよびアマ チャズルからなるものである。
【0006】
【作用】
この考案は、足温くつ下を構成する内側の略全面に保温材料を塗布しているの で、素足を保温材料で覆うことができ、足先とかかとを含む足部全体を温められ る。この際、保温材料を規則的な散点状にしているので、通風性がよく足が蒸れ る問題が防止される。 また、保温材料は、遠赤外線セラミックスと薬草とを混合したものであるため 、足の深部から温めることができるうえ、薬草に特有の効果が発揮される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、図を参照しながら説明する。 図1は、本実施例に係る足温くつ下の内側を示す側面図である。 この足温くつ下は、内側1と外側2とからなり、内側1の略全面に保温材料3 を一体形成して、この内側1が外側2により覆われるようになっている。 内側1は、くつ下本体1aをシルクで編成しており、口ゴム部5、身部6、か かと部7、足部8およびつま先部9からなっている。また、外側2は、内側1と 同様の形状で、一般的な素材および方法で編成されており、口ゴム部4とつま先 部10とが内側1の該当箇所に縫着されるようになっている。なお、くつ下本体 1aにシルクを用いない場合には、綿や麻などの天然素材を用いる。 前記保温材料3は、内側1の口ゴム部5を除く表面1bの全体に規則的な散点 状に塗布される。この保温材料3は凸状で、図2に示すように、外径Wが4mm とされ、各保温材料3相互の間隔W1 ,W2 がそれぞれ8mmとなるよう後述の 輪転機を用いて塗布される。
【0008】 この保温材料3は、混合素材として遠赤外線セラミックス、DOP、PVCお よび薬草等を用いている。DOPは可塑剤であり、PVCとしては、発泡PVC (4倍の発泡剤入塩化ビニール樹脂)やゴムPVC(合成ゴム入塩化ビニール樹 脂)を用いる。また、薬草は、ドクダミ、ヨモギ、アロエ、オオバコおよびアマ チャズルの5草である。 この保温材料3を作成する場合は、粉末にした前記5草をDOPの液中に入れ 、約一ヵ月をかけてエキスを出し、沈殿した部分をかき混ぜつつ遠赤外線セラミ ックスの粉末とともに前記各PVCを加えてコーティング漬けする。これにより 、半液体状の保温材料3を得ることができる。 なお、この保温材料3は、図示しない輪転機によりくつ下本体1aに自動的に 塗布される。この輪転機は、主要部として規則的な散点状の小孔を設けた一対の フィルムと、前記保温材料3をフィルムからくつ下本体1aに注入して刷り込む 印刷部とを備えたものである。
【0009】 しかして、上記保温くつ下を製作する場合は、予め内側1のくつ下本体1a内 にアルミニウム板を挿入し、偏平な状態にしておく。そして、フィルムの間にく つ下本体1aを配し、保温材料3を注入して印刷部により印刷する。これにより 、くつ下本体1aの両面に保温材料3が塗布されることになり、表面1bの略全 体において保温材料3が散点状となる。 この後、保温材料3を乾燥させてから、図3に示すように、内側1のつま先部 9に外側2のつま先部10を縫い着ける。この縫着は、内側1のつま先部9に外 側2のつま先部10を縫い着けた後、この外側2を反転させる。そして、重なり 合う口部4,5を縫合すると、一般市販のくつ下のような外形を有する保温くつ 下が完成する。
【0010】 この保温くつ下は、図4に示すように、素足Fに着用すると以下のような保温 性および薬効が発揮される。 まず、厚生地で特殊二重構造となっており、内側1がシルクであるから温かさ が長時間持続する。特に、シルクは、自然の風合いに優れているだけでなく、吸 湿放散性、保温性、吸気含気性および紫外線吸収放射性等を有している。 つぎに、遠赤外線セラミックスを使用しているので、素足Fの深部から温める ことができる。すなわち、この遠赤外線セラミックスは、7ミクロンから14ミ クロンまでの波長が人体に有益であることが知られており、この波長を受けると 皮下の内部で40〜50mm程度まで透過する。このとき、細胞を共振させるこ とから皮下の深部で温度が発生する。よって、足の深部から温かくなってゆくも のである。 さらに、5草からなる薬草には特有の効能があり、足に直接作用する。 まず、ドクダミは、殺菌作用、抗炎症作用および美白作用等があり、きめ細か い潤いある肌を作る効果がある。 ヨモギは、痒みや紫外線等の刺激による炎症を防ぐとともに、肌荒れ、熱傷お よび湿疹等が生じた場合に正常に戻す作用を有している。 アロエは、保湿成分を含み、乾燥を防ぐ作用があるうえ、肌の保護と傷みを和 らげる収斂作用をも有している。 オオバコは、腫れ物ができたときやむくみが生じた場合の消炎作用があるうえ 、冷え症にも有効性を発揮する。 アマチャズルは、朝鮮ニンジンに等しい有効成分があり、サポニンが多く含ま れていて、抗ストレス作用や新陳代謝の促進作用を有している。
【0011】 以上のように、上記足温くつ下は、内側1の略表面1bに保温材料3を塗布し ているので、素足Fが保温材料3で覆われた状態となり、足部全体を温めること ができる。また、これらの保温材料3を直径4mmとし、相互の間隔が8mmの 規則的な散点状にしているため、通風性がよくなっており、足が蒸れる問題を防 止できる。 さらに、保温材料3は、遠赤外線セラミックスと薬草とを混合したものである ため、足の深部から温めることができるうえ、前記各薬草に特有の薬効が作用し て健康増進にも役立つ効果を奏する。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の足温くつ下は、規則的な散点状に塗布してなる 保温材料により足先とかかとを含む足部全体を蒸れることなく温めることができ るので、冬季等の寒冷期に履くと長時間にわたって足の保温が可能となる。よっ て、冷え症の人に好適である。 また、保温材料は、皮下の深部を加温できる遠赤外線セラミックスと、特有の 効能を有する薬草とを混合したものであり、足の深部から温めることができるの で、冷え症の人には好適である。さらに、薬草の薬効が足に作用するので、健康 の増進にも寄与し得るといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る足温くつ下の一実施例を示す内側
の側面図である。
【図2】同足温くつ下の保温材料を散点状に塗布した状
態を示す説明図である。
【図3】同足温くつ下の内側に外側を縫い合わせる作業
を示す説明図である。
【図4】同足温くつ下を素足に着用した状態を示す斜視
図である。
【図5】従来の足温くつ下を素足に着用した状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 内側 1b 全面 2 外側 4 外側の口部 5 内側の口部 9 内側の足先 10 外側の足先 2 開口部 3 蓋体 5 把手

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側の略全面に保温材料を規則的な散点
    状に塗布し、この内側の足先に外側の足先を縫い着け、
    この外側を反転させてその口部を前記内側の口部に縫合
    してなる足温くつ下。
  2. 【請求項2】 保温材料は、遠赤外線セラミックスと薬
    草とを混合してなることを特徴とする請求項1項記載の
    足温くつ下。
  3. 【請求項3】 薬草は、ドクダミ、ヨモギ、アロエ、オ
    オバコおよびアマチャズルからなることを特徴とする請
    求項1項または2項記載の足温くつ下。
JP1994009567U 1994-07-12 1994-07-12 足温くつ下 Expired - Lifetime JP3006581U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012023179A1 (ja) * 2010-08-17 2012-02-23 有限会社健康百二十才 持続性鎮痒外皮用剤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0115774B2 (ja) * 1983-06-21 1989-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPH0390601A (ja) * 1989-08-31 1991-04-16 Kyuichiro Inaba 健康衣料

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