JPS6338690Y2 - - Google Patents

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JPS6338690Y2
JPS6338690Y2 JP3117384U JP3117384U JPS6338690Y2 JP S6338690 Y2 JPS6338690 Y2 JP S6338690Y2 JP 3117384 U JP3117384 U JP 3117384U JP 3117384 U JP3117384 U JP 3117384U JP S6338690 Y2 JPS6338690 Y2 JP S6338690Y2
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voltage
inverter
diode
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JP3117384U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、半導体スイツチング素子を用いる
インバータの過電流保護装置に関する。
〔従来技術〕
従来のこの種の過電流保護装置としては第1図
に示すものがあつた。同図において、10は自励
式のインバータ、例えば、トランジスタインバー
タであつて、正負直流端子(正極端子Pと負極端
子N)を通して図示しない直流電源から直流電力
を受け、これを交流電力に変換して交流出力端子
ACから図示しない交流負荷に供給する。11は
コンデンサ、12はNPN形のトランジスタ、1
3はダイオード、14は電流検出器、15はベー
ス電流制御器であつて、これらにより過電流保護
装置が構成されている。トランジスタ12はダイ
オード13に対して逆並列に接続されており、こ
の逆並列回路を介してコンデンサ11が正極端子
Pと負極端子Nとの間に挿入されている。ベース
電流制御器15は電流検出器14が所定の過電流
レベルを越える電流を検出した時の動作出力をオ
フ指令として受け、該オフ指令を受けるまではト
ランジスタ12にベース電流を供給する構成とな
つている。
次に、この過電流保護装置の動作について説明
する。
インバータ10の正常運転時には、コンデンサ
11はダイオード13を通して充電されている。
インバータ10に直流短絡が発生すると、コンデ
ンサ11はインバータ10−電流検出器14−ト
ランジスタ12の経路を通して電荷を瞬時に放電
し、いわゆる過電流がこの経路に流れることにな
り、この過電流が電流検出器14で検出され、そ
の動作出力を受けてベース電流制御器15がベー
ス電流の供給をしや断する。この為、トランジス
タ12はオフし、コンデンサ11の放電は停止さ
れ、インバータ10の過電流が抑制される。
このようにして、インバータ10の直流短絡に
対する保護が行われるが、過電流の発生を検出す
る為の電流検出器14が過電流を検出して出力す
るまでトランジスタ12を充分オン状態に維持し
ておく必要から、トランジスタ12には必要最小
限のベース電流を越える比較的大きなベース電流
を供給する必要があり、この為、トランジスタ1
2をターンオフさせるのに要するターンオフ時間
が長くなり、インバータの上記過電流に対する保
護協調が難しく、信頼性を欠く結果を招くと云う
問題があつた。
〔考案の概要〕
この考案は、上記した従来の問題点に鑑みてな
されたもので、コンデンサと直列に挿入される半
導体スイツチを電界効果形トランジスタとしてこ
れに直列にゲートターンオフサイリスタを接続
し、電界効果形トランジスタのドレイン・ソース
間の電圧を監視してその電圧レベルからインバー
タ直流短絡による過電流を判定する構成とするこ
とにより、従来に比し、上記半導体スイツチの所
要ターンオフ時間を短縮し、保護の信頼性を高め
ることができるインバータの過電流保護装置を提
案するものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。
第2図において、21はゲートターンオフサイ
リスタ(以下、GTOと略記する)、22は電界効
果形トランジスタ(以下、FETと略記する)で
あつて、両者は直列接続されてダイオード13に
対し逆並列に接続されており、この直列体とダイ
オード13との逆並列回路を介してコンデンサ1
1が正極端子Pと負極端子N間に挿入されてい
る。23は抵抗とコンデンサからなるインピーダ
ンス素子であつて、GTO21のゲート・アノー
ド間に挿入されている。24は複数のダイオード
を直列接続してなるダイオード直列体であつて、
GTO21のゲートとFET22のソースとの間に
挿入されている。25は電圧検出器であつて、
FET22のドレイン・ソース間の電圧を検出し、
該電圧が所定の電圧レベルに達した場合に出力し
てオフ指令をゲート制御器26に供給する。ゲー
ト制御器26は電圧検出器25からオフ指令を受
けるまではFET22にオンゲート信号を供給し、
上記オフ指令を受けるとオフゲート信号をFET
22に供給する。FET22のゲート・ソース間
電圧VGSは、第3図に示す静特性の必要最小限の
電圧値VGS1に選定し、ドレイン・ソース間電圧
VDS1が所定の点Bで示す電圧レベルまで、上昇し
た場合に電圧検出器25が動作するように構成す
る。他の構成は第1図のものと同じであるので同
一符号を付してある。
次に、この装置の動作について説明する。
正常時は、ゲート制御器26がオンゲート信号
をFET22のゲートに供給しているのでFET2
2がオン状態にある。また、GTO21は順電圧
が加わると、インピーダンス素子23を介してて
そのゲートにゲート電流が供給されてターンオン
する。
従つて、インバータ10に前記した直流短絡が
発生すると、コンデンサ11からインバータ10
−GTO21−FE22−コンデンサ11の経路に
過電流が流れ、FET22のドレイン・ソース間
電圧VDSが急激に高くなつて第3図のB点に達
し、電圧検出器25が動作する。この結果、
FET22がゲート制御器26からオフゲート信
号を受けてターンオフするが、この時、GTO2
1の蓄積期間中はコンデンサ11の放電電流は
GTO21のゲートからダイオード直列体24へ
バイパスして流れる。GTO21のターンオフ後
はコンデンサ11の放電電流はインピーダンス素
子23により制限される。
従来の場合には、前記したように比較的大きな
ベース電流をトランジスタ12に供給する必要が
あり、コレクタ・エミツタ間電圧は電流検出器1
4が出力するまでは低レベル状態に維持される構
成であつたが、この実施例では、FET22のゲ
ート・ソース間電圧を必要最小限の低レベルに設
定してドレイン・ソース間電圧から過電流の発生
の有無を判定する構成としてある上、GTO21
のゲートからダイオード直列体24に瞬時にアノ
ード電流が引出されるので、GTO21のターン
オフ時間は短縮される。
なお、インピーダンス素子23はGTO21の
ターンオン時にピークゲート電流を供給し得るよ
うにコンデンサと抵抗の直列体あるいはこの直列
体に抵抗を並列に接続して構成することが好まし
い。
また、ダイオード直列体24の代わりに定電圧
ダイオードを用いても良い。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明した通り、電界効果形トラ
ンジスタの両端の電圧を電圧検出器で監視して該
電圧検出器の出力に応答して上記トランジスタを
ターンオフさせる上、GTOを上記トランジスタ
と直列に接続する構成としたことにより、上記
GTOのターンオフ時間を短縮することができる
ので、インバータの保護協調が容易となり、従来
に比して信頼性を高めることができる他、装置を
安価にすることができ、大電力用途にも適用し得
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインバータの過電流保護装置を
示す回路図、第2図はこの考案の一実施例を示す
回路図、第3図は電界効果形トランジスタの静特
性図である。 図において、11……コンデンサ、13……ダ
イオード、21……ゲートターンオフサイリス
タ、22……電界効果形トランジスタ、23……
インピーダンス素子、24……ダイオード直列
体、25……電圧検出器、26……ゲート制御
器。なお、図中、同一符号は同一または相当部分
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゲートターントオサイリスタト電界効果形トラ
    ンジスタの直列対にダイオードを逆並列に接続し
    た回路、該回路と直列接続してインバータの直流
    端子間に挿入されるコンデンサ、上記電界効果形
    トランジスタの電圧が所定レベルに達すると出力
    する電圧検出器、該電圧検出器の動作出力を受け
    て上記電界効果形トランジスタにオフゲート信号
    を供給するゲート制御器を具え、上記ゲートター
    ンオフサイリスタのゲート・アノード間にインピ
    ーダンス素子が挿入されると共に上記ゲートター
    ンオフサイリスタのゲートと上記電界効果形トラ
    ンジスタのソースの間にはダイオード直列体もし
    くは定電圧ダイオードが挿入されることを特徴と
    するインバータの過電流保護装置。
JP3117384U 1984-03-01 1984-03-01 インバ−タの過電流保護装置 Granted JPS60141637U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3117384U JPS60141637U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 インバ−タの過電流保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3117384U JPS60141637U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 インバ−タの過電流保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60141637U JPS60141637U (ja) 1985-09-19
JPS6338690Y2 true JPS6338690Y2 (ja) 1988-10-12

Family

ID=30531533

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3117384U Granted JPS60141637U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 インバ−タの過電流保護装置

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JPS60141637U (ja) 1985-09-19

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