JPS6338422Y2 - - Google Patents

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JPS6338422Y2
JPS6338422Y2 JP1981047054U JP4705481U JPS6338422Y2 JP S6338422 Y2 JPS6338422 Y2 JP S6338422Y2 JP 1981047054 U JP1981047054 U JP 1981047054U JP 4705481 U JP4705481 U JP 4705481U JP S6338422 Y2 JPS6338422 Y2 JP S6338422Y2
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JP
Japan
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magnetic
layer
base
tape
reversal
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JP1981047054U
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JPS57161129U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、反転貼着用磁気テープに関するもの
である。
最近、コンピユーターを用いた各種の事務省力
機能性向上用端末メモリー媒体としてキヤツシユ
カード、磁気通帳、磁気定期券や電卓用プログラ
ムカード等の磁気カード類が盛んに使用されるよ
うになつた。
これらのカードに磁性層を付与する方法として
は直接塗料を基体上にコーテイングするほかあら
かじめ別のフイルムに磁気塗料を塗布したテープ
を接着剤によつて貼り合わせるかまたは磁性層の
み基体に反転貼着する方法など様々ある。
このうちテープを反転貼着する方法は、まずポ
リエチレンテレフタレートベースにあらかじめ硬
化性シリコン等をコーテイングして離型テープベ
ースとなしその上に保護層、必要ならば着色層、
磁性層、接着剤層を順次積層塗布した後適当な巾
にスリツトして反転貼着用磁気テープを作製す
る。しかる後、磁気カード等の磁気記録媒体の基
体上に熱ロールまたはプレス板を用いてその磁気
テープを加熱圧着し上部の離型テープベースを剥
離除去して基体上に磁気ストライプを形成する。
この方法はあらかじめ離型テープベース上に均一
な磁性層が形成されているため磁気特性等の品質
が安定なのと基体と磁性層との間にベース層が介
在するようなことはないので基体と磁性層との間
の段差が小さく磁気ヘツドの通過時の衝撃が少な
いことやその磁気記録媒体を積み重ねた場合のバ
ランスが良いこと等の利点がある。
しかるにこの反転貼着用磁気テープに用いられ
る離型テープベースには、一般に厚さ20〜40μ程
度の透明ポリエチレンテレフタレートベースが使
われているがこのベースの表面は極めて滑らかで
あり、磁気記録媒体の基体上へ反転貼着されその
離型テープベースを剥離除去した後の磁性層の表
面はその離型テープベースのもつていた平滑性を
受けついで極めて光沢のある鏡面となる。したが
つてその仕上り状態では視覚上美麗なる外観を呈
するのであるが時には磁気記録媒体の他のデザイ
ンとのマツチングの観点からは磁性層面部分のみ
が鏡面であることは必ずしも好ましいものではな
い。特に磁気記録媒体が磁気通帳のように発行銀
行のカラーを象徴するようなデザインそのものが
重要な製品となつているものには一部磁性層のみ
が光沢面であることはデザイン設計上のマイナス
とならざるを得ない。
本考案の目的は、前述したような問題点にかん
がみ、各種の磁気記録媒体のデザイン要求に答え
うるツヤ消しの表面を有する磁性層を磁気記録媒
体の基体上へ反転貼着しうる反転貼着用磁気テー
プを提供することである。
本考案は、反転貼着後離型テープベースを剥離
除去した時に、そのテープベースの面に接してい
た面がそのテープベースの面の状態を受けつぐこ
と及び通常、反転貼着用磁気テープでは離型テー
プベースに直接、磁性層を積層せずに保護コート
層、着色コート層等の非磁性層を介して積層する
ことが多く、この非磁性層が多少粗面となつても
磁気的特性にはほとんど影響されないと考えられ
ることに着目してなされたものである。本考案に
よれば、離型テープベース上に非磁性層を介して
磁性層を形成した反転貼着用磁気テープにおい
て、前記離型テープベースの前記磁性層を形成す
る側の表面を予め粗面としておくことにより、反
転貼着して離型テープベースを剥離除去した後の
磁性層上の非磁性層の表面には、その離型テープ
ベースの表面の粗面状態を受けついで微小な凹凸
が多数形成されていることになり、結局、ツヤ消
しされた光沢のない磁性表面を得ることができ
る。
次に、添付図面に基づいて本考案の実施例につ
いて本考案をより詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例としての反転貼着
用磁気テープを用いて磁気カード等の磁気記録媒
体を作製しているところを示す概略断面図であ
る。参照番号1は、離型テープベースで、その一
面1′は、マツト加工法によつて粗面化されてい
る。参照番号2は、保護コート層、3は磁性層、
4は接着剤コート層を示しており、5はこれから
なるテープを貼着する磁気記録媒体の基体を示し
ている。テープを貼着後、離型テープベース1を
矢印Pで示すように剥離除去すると、これに接し
ていた保護コート層2の表面2′は、ベース1の
粗面1′を受けついで同様な粗面を有している。
従つて、粗面化された磁性面が得られることにな
る。
第2図は、本考案の別の実施例としての反転貼
着用磁気テープを用いて磁気カード等の磁気記録
媒体を作製しているところを示す概略断面図であ
る。この実施例は、保護コート層のほかに着色コ
ート層を有する着色反転貼着用磁気テープの場合
であり、離型テープベース1Aの一面1A′は、
前述の実施例と同様にマツト加工法により粗面化
されている。参照番号2Aは、保護コート層、2
Bは着色コート層、3は磁性層、4は接着剤コー
ト層を示しており、5はこれからなるテープを貼
着する磁気記録媒体の基体を示している。前述し
た実施例と同様に、テープを貼着後、離型テープ
ベース1Aを矢印Pで示すように剥離除去する
と、これに接していた保護コート層2Aの表面2
A′は、ベース1Aの粗面1A′を受けついで同様
な粗面を有している。この実施例の場合には、磁
性層3の上部に位置する非磁性層として着色コー
ト層2Bが加わり非磁性層が厚くなつているため
離型テープベース1Aの粗面化を前述の実施例の
場合より大きくとることができ、より完全なツヤ
消しの磁性面を得ることができる。
こゝで、離型テープベースのマツト加工法とし
ては、表面に砂粒を吹きつけたり、叩きつけるこ
とにより粗面化するサンドブラスト法やスチール
あるいはガラス繊維製の回転ブラシでフイルム面
をこするサンドスクラツチ法や化学薬品を用いて
侵蝕、溶出し粗面化する化学エツチング法など
様々にあるが粗さの度合が小さいと目的とするツ
ヤ消し表面が得られないしかといつて粗さ度が大
き過ぎると保護コート層、着色コート層を越えて
磁性層まで粗面となるため部分的な残留磁束の変
化をもたらし再生出力のレベル変動の原因になり
かねない。したがつて磁性層の上部に設ける非磁
性層の厚さに対応した深さのベースの粗面化が必
要となる。
次に、本考案によるより具体的な作製例をあげ
て詳細を説明する。
具体例 1 厚さ約25μのポリエチレンテレフタレートベー
スの表面をアルカリ鹸化し加水分解後水洗して平
均2μ程度の深さに粗面化しその上に硬化性シリ
コンをコーテイングして離型テープベースを作製
した。この後潤滑剤として若干のシリコンを添加
した塩ビ系樹脂を約3μの厚さにバーコーターに
てコーテイングして保護コート層となし、この上
にあらかじめ r−Fe2O3磁性粉 100部 界面活性剤 3部 VAGH樹脂 20部 ハイカー1432J樹脂 10部 MEK 150部 トルオール 150部 の組成からなる磁気塗料を混合機にて分散調製し
たものを先に保護コート層を塗布済みの離型テー
プベース上に約10μの厚さでコーテイングしさら
にその上に感熱接着剤を2μ程度積層塗布した後
所定の巾にスリツトし供試用反転貼着用磁気テー
プとなした。このテープを紙および塩化ビニル製
基体上に加熱プレス板によつて反転圧着し上部の
離型テープベースを剥離除去したところ半光沢の
ある表面を有する磁気ストライプを形成すること
ができた。このサンプルをカード形状に打ち抜き
磁気ヘツドによる記録再生を行なつたところ再生
出力、再生波形に異常は見られず従来の透明ベー
スを用いた光沢面磁性層を有するカードと変りは
なかつた。
具体例 2 厚さ約38μのポリエチレンテレフタレートベー
スの片面をサンドマツト加工により平均5μ程度
の粗面化を行ないこの上に若干のシリコンを添加
した保護コート剤を4μ程度バーコーターにて塗
布しこの後東洋インキ製カラーインキ(VCFLイ
ンキ)を約5μ程度積層コーテイングしたものを
作製した。さらに具体例1で示したと同様の磁気
塗料を上記作製済みの離型テープベースの上に約
10μの厚さに塗布し続いて2μ程の感熱接着剤をコ
ーテイングして供試反転貼着用着色磁気テープと
なした。このテープを加熱プレス板によりクロス
紙および塩化ビニル製基板上に反転圧着ししかる
後上部の離型テープベースを剥離除去したところ
完全にツヤ消しの極めて落ち着いた調子の着色磁
性層を形成することができた。このサンプルをカ
ード形状に打ち抜き磁気ヘツドによる記録再生出
力チエツクおよび走行耐久性テストを実施したと
ころ出力、再生波形になんら異常はみられないだ
けでなく、走行耐久性においても発生した傷が目
だたない等の利点があつた。
以上本考案の具体例について述べたが離型テー
プベースの表面でマツト加工法にはこの他ベース
の形成時に粗面体を圧着するエンボシング法や顔
料をコーテイングして粗面を形成する塗工式法な
どがあるがいずれの場合においても、要するに離
型テープベースの両面のうち磁性層などを積層コ
ーテイングする側の表面が所定の粗面を有してい
るものであれば同様の機能を期待できる。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図は、本考案の一実施例の反転
貼着磁気テープを示す概略断面図、第2図は本考
案の別の実施例の反転貼着磁気テープを示す概略
断面図である。 1,1A……離型テープベース、1′,1A′,
2′,2A′……粗面、2,2A……保護コート
層、2B……着色コート層、3……磁性層、4…
…接着剤コート層、5……基体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 離型テープベース上に非磁性層を介して磁性
    層を形成した反転貼着用磁気テープにおいて、
    前記離型テープベースの前記磁性層を形成する
    側の表面は、粗面とされていることを特徴とす
    る反転貼着用磁気テープ。 (2) 前記粗面は、1μ以上で前記非磁性層の厚さ
    より小さい表面粗さである実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の反転貼着用磁気テープ。 (3) 前記非磁性層は、保護コート層である実用新
    案登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の反転
    貼着用磁気テープ。 (4) 前記非磁性層は、保護コート層及び着色コー
    ト層である実用新案登録請求の範囲第(1)項又は
    第(2)項記載の反転貼着用磁気テープ。
JP1981047054U 1981-04-01 1981-04-01 Expired JPS6338422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981047054U JPS6338422Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01

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Publication Number Publication Date
JPS57161129U JPS57161129U (ja) 1982-10-09
JPS6338422Y2 true JPS6338422Y2 (ja) 1988-10-11

Family

ID=29843876

Family Applications (1)

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JP1981047054U Expired JPS6338422Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01

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JP (1) JPS6338422Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546670A (en) * 1977-06-16 1979-01-18 Hisashi Tanazawa Ornamental metal sheet and making method thereof
JPS5597030A (en) * 1979-01-17 1980-07-23 Dainippon Ink & Chem Inc Magnetic layer heat transcript material

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546670A (en) * 1977-06-16 1979-01-18 Hisashi Tanazawa Ornamental metal sheet and making method thereof
JPS5597030A (en) * 1979-01-17 1980-07-23 Dainippon Ink & Chem Inc Magnetic layer heat transcript material

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JPS57161129U (ja) 1982-10-09

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