JPS633825B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS633825B2 JPS633825B2 JP58224225A JP22422583A JPS633825B2 JP S633825 B2 JPS633825 B2 JP S633825B2 JP 58224225 A JP58224225 A JP 58224225A JP 22422583 A JP22422583 A JP 22422583A JP S633825 B2 JPS633825 B2 JP S633825B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- steps
- passenger conveyor
- wheelchair
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 208000034819 Mobility Limitation Diseases 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はエスカレーター等の乗客コンベアに係
り、特に車椅子やカート等車輪付の運搬車が安定
した状態で乗り込めるに好適な構成に関する。
り、特に車椅子やカート等車輪付の運搬車が安定
した状態で乗り込めるに好適な構成に関する。
高度な福祉環境づくりを指向する現代では身障
者でも比較的自由に行動し得るように特別な工夫
をこらした交通機関や建築構造の採用が望まれて
いる。特に最近では、エスカレーターが建屋内に
おける必要不可欠な交通機関としての認識の中
で、必然的に身障者や足の不自由な老人でも容易
に利用し得るエスカレーターの出現が期待されて
いる。しかるに現状においては、エスカレーター
利用者の心理に大きく影響する設置角度および運
転速度は健康な一般人には何の不自由さも感じな
いが身体の不自由な老人や身障者は乗降に際して
の機敏さに欠けるためにエスカレーターを利用出
来ず、これらの人のため設置角度を小さくして乗
つているときの安定感を増したり、運転速度を緩
速となさしめて乗降し易くするための手段を採用
する必要がある。このほか、歩行が困難で車椅子
を利用している者に対しては車椅子に乗つたまま
で利用できるように特別な配慮をした乗客コンベ
アが望まれている。
者でも比較的自由に行動し得るように特別な工夫
をこらした交通機関や建築構造の採用が望まれて
いる。特に最近では、エスカレーターが建屋内に
おける必要不可欠な交通機関としての認識の中
で、必然的に身障者や足の不自由な老人でも容易
に利用し得るエスカレーターの出現が期待されて
いる。しかるに現状においては、エスカレーター
利用者の心理に大きく影響する設置角度および運
転速度は健康な一般人には何の不自由さも感じな
いが身体の不自由な老人や身障者は乗降に際して
の機敏さに欠けるためにエスカレーターを利用出
来ず、これらの人のため設置角度を小さくして乗
つているときの安定感を増したり、運転速度を緩
速となさしめて乗降し易くするための手段を採用
する必要がある。このほか、歩行が困難で車椅子
を利用している者に対しては車椅子に乗つたまま
で利用できるように特別な配慮をした乗客コンベ
アが望まれている。
更に、デパート等にあつては、買い物用カート
を乗せたままで安心して乗ることが出来なかつ
た。これは、車椅子やカートには車輪があり、一
般に段差を有する踏面上に安定して乗らないため
である。なお、これまでは一般に電動道路と称す
るもので踏面部に段差を有しないものもあるが、
踏面全体がすべり台のように傾斜して車椅子が安
定しないという欠点や設備全体が長行程となつて
スペース効率が悪くなる欠点を有している。
を乗せたままで安心して乗ることが出来なかつ
た。これは、車椅子やカートには車輪があり、一
般に段差を有する踏面上に安定して乗らないため
である。なお、これまでは一般に電動道路と称す
るもので踏面部に段差を有しないものもあるが、
踏面全体がすべり台のように傾斜して車椅子が安
定しないという欠点や設備全体が長行程となつて
スペース効率が悪くなる欠点を有している。
第1図及び第2図は従来の乗客コンベアの構成
を示したものであるが、乗客コンベア全体を支持
する本体部分1、乗客の両側に直立する欄干部2
この欄干部2の上端を走行するハンドレール2
a、これと同速度で回転する踏段3を備えている
のが一般的である。そして、踏段3の近傍には側
壁をなすスカートガードS、このスカートガード
Sの上端を被い、かつ安全増しのため踏段3側に
向けてδだけ突出する内側デツキ2bを有してい
る。
を示したものであるが、乗客コンベア全体を支持
する本体部分1、乗客の両側に直立する欄干部2
この欄干部2の上端を走行するハンドレール2
a、これと同速度で回転する踏段3を備えている
のが一般的である。そして、踏段3の近傍には側
壁をなすスカートガードS、このスカートガード
Sの上端を被い、かつ安全増しのため踏段3側に
向けてδだけ突出する内側デツキ2bを有してい
る。
なお、踏段3は水平な踏面3aと蹴上げ3bか
ら成り、さらにこの踏段3が走行するための前側
ローラ3c、後側ローラ3dを備えている。
ら成り、さらにこの踏段3が走行するための前側
ローラ3c、後側ローラ3dを備えている。
以上のような従来の乗客コンベアにおいて、本
発明の目的である車椅子の運搬を企図した場合、
この車椅子を運搬するための乗客コンベアの横幅
は第2図に示した通り踏段3の横幅Wから内側デ
ツキ2bの突出量δを減じた間隔W1(W−2δ)と
なることは明白である。
発明の目的である車椅子の運搬を企図した場合、
この車椅子を運搬するための乗客コンベアの横幅
は第2図に示した通り踏段3の横幅Wから内側デ
ツキ2bの突出量δを減じた間隔W1(W−2δ)と
なることは明白である。
本発明は、上記のように制限された横幅W1の
範囲内で、欄干機構を変えることなく踏段を利用
して車椅子を安全に運搬できる乗客コンベアを提
供せんとするものである。
範囲内で、欄干機構を変えることなく踏段を利用
して車椅子を安全に運搬できる乗客コンベアを提
供せんとするものである。
本発明は、無端状に連結されてハンドレールと
同期して回動する複数の踏段と、これら踏段の幅
方向両側に直立して左右に相対して配置されたス
カートガードと、これらスカートガードの上方に
左右相対して位置し平面的に前記踏段の幅方向端
部に重なる突出部を踏段回動方向に沿つて形成し
た内側デツキとを備えた乗客コンベアにおいて、
前記複数の踏段の少なくとも1つの踏段に、前記
左右の内側デツキの突出部間隔より幅狭な第1の
踏面と、この第1の踏面の外側に位置する第2の
踏面とを設けると共に、前記第1の踏面を前記内
側デツキの突出部より上方に上昇させる上昇機構
を設けたものである。
同期して回動する複数の踏段と、これら踏段の幅
方向両側に直立して左右に相対して配置されたス
カートガードと、これらスカートガードの上方に
左右相対して位置し平面的に前記踏段の幅方向端
部に重なる突出部を踏段回動方向に沿つて形成し
た内側デツキとを備えた乗客コンベアにおいて、
前記複数の踏段の少なくとも1つの踏段に、前記
左右の内側デツキの突出部間隔より幅狭な第1の
踏面と、この第1の踏面の外側に位置する第2の
踏面とを設けると共に、前記第1の踏面を前記内
側デツキの突出部より上方に上昇させる上昇機構
を設けたものである。
以下、本発明の一実施例を図にもとづき説明す
る。
る。
第1図及び第2図で説明した踏段3とその周囲
の構成は周知であるが、本発明では第3図及び第
4図に示した通り、踏段3の列の中に1個あるい
は複数個の特殊構造の踏段4を挿入したことに特
徴がある。ここで、踏段4は他の踏段3と同一横
幅Wの踏面4aと、この第2の踏面4aの内側に
前記左右の内側デツキ2bの突出部間隔より幅狭
の第1の踏面4cを設けると共に、この第1の踏
面4cが案内レール5の上面に接した時、前記第
1の踏面4cを前記突出部より上方に高さhだけ
上昇する(下降する場合もある)機構を備えてい
る。すなわち、案内レール5は踏段4の下方にあ
つて、踏面4cを上昇させたい部分にのみ配設さ
れており、この案内レール5にローラ6が接した
時に支持具7を介して上昇させる仕組みになつて
いる。そして、この高さhは隣接する前方の踏段
3とほぼ同じ高さとなつて、車椅子Kの水平を保
つようになつている。この結果、車椅子Kが乗る
スペースは踏段3の長さ約400mmに踏段4の長さ
が加わるため実質的に2倍の水平部が確保され
る。従つて、車椅子Kの乗る込みが可能となり、
かつその水平も確保されるので極めて安全にな
る。
の構成は周知であるが、本発明では第3図及び第
4図に示した通り、踏段3の列の中に1個あるい
は複数個の特殊構造の踏段4を挿入したことに特
徴がある。ここで、踏段4は他の踏段3と同一横
幅Wの踏面4aと、この第2の踏面4aの内側に
前記左右の内側デツキ2bの突出部間隔より幅狭
の第1の踏面4cを設けると共に、この第1の踏
面4cが案内レール5の上面に接した時、前記第
1の踏面4cを前記突出部より上方に高さhだけ
上昇する(下降する場合もある)機構を備えてい
る。すなわち、案内レール5は踏段4の下方にあ
つて、踏面4cを上昇させたい部分にのみ配設さ
れており、この案内レール5にローラ6が接した
時に支持具7を介して上昇させる仕組みになつて
いる。そして、この高さhは隣接する前方の踏段
3とほぼ同じ高さとなつて、車椅子Kの水平を保
つようになつている。この結果、車椅子Kが乗る
スペースは踏段3の長さ約400mmに踏段4の長さ
が加わるため実質的に2倍の水平部が確保され
る。従つて、車椅子Kの乗る込みが可能となり、
かつその水平も確保されるので極めて安全にな
る。
また、上昇あるいは下降する踏面4cを欄干2
の内側デツキ2bの間の間隔W1以下としたこと
より内側デツキ2bの突出量δが昇降の妨げとな
ることはなく、したがつて踏面4cのために内側
デツキ2bの形状を変えたり、位置を変えたりし
て欄干機構を変えると云うようなことは一切な
い。
の内側デツキ2bの間の間隔W1以下としたこと
より内側デツキ2bの突出量δが昇降の妨げとな
ることはなく、したがつて踏面4cのために内側
デツキ2bの形状を変えたり、位置を変えたりし
て欄干機構を変えると云うようなことは一切な
い。
以上説明した本発明によれば、欄干機構を変え
ることなく車椅子Kなどの利用が安全に行なえる
利点がある。
ることなく車椅子Kなどの利用が安全に行なえる
利点がある。
なお、上記の説明では上昇機構4bに案内レー
ル5がローラ6等を用いたが、これに限定するこ
となく、踏面4cの下方に油圧機構やばね機構を
用いて上下方向に移行させるものでもよい。
ル5がローラ6等を用いたが、これに限定するこ
となく、踏面4cの下方に油圧機構やばね機構を
用いて上下方向に移行させるものでもよい。
第1図は従来のマンコンベアの下部付近の側面
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図以下は本発明の一実施例を示すもので第3図
は踏段の斜視図、第4図は側面図である。 2……欄干、2a……ハンドレール、2b……
内側デツキ、3,4……踏段、3a,4a……踏
面、4b……上昇機構、4c……踏面、S……ス
カートガード。
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図以下は本発明の一実施例を示すもので第3図
は踏段の斜視図、第4図は側面図である。 2……欄干、2a……ハンドレール、2b……
内側デツキ、3,4……踏段、3a,4a……踏
面、4b……上昇機構、4c……踏面、S……ス
カートガード。
Claims (1)
- 1 無端状に連結されてハンドレールと同期して
回動する複数の踏段と、これら踏段の幅方向両側
に直立して左右に相対して配置されたスカートガ
ードと、これらスカートガードの上方に左右相対
して位置し平面的に前記踏段の幅方向端部に重な
る突出部を踏段回動方向に沿つて形成した内側デ
ツキとを備えた乗客コンベアにおいて、前記複数
の踏段の少なくとも1つの踏段に、前記左右の内
側デツキの突出部間隔より幅狭な第1の踏面と、
この第1の踏面の外側に位置する第2の踏面とを
設けると共に、前記第1の踏面を前記内側デツキ
の突出部より上方に上昇させる上昇機構を設けた
ことを特徴とする乗客コンベアの踏段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22422583A JPS60118586A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 乗客コンベアの踏段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22422583A JPS60118586A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 乗客コンベアの踏段 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60118586A JPS60118586A (ja) | 1985-06-26 |
JPS633825B2 true JPS633825B2 (ja) | 1988-01-26 |
Family
ID=16810465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22422583A Granted JPS60118586A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 乗客コンベアの踏段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60118586A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043684B2 (ja) * | 1977-04-04 | 1985-09-30 | ソニー株式会社 | リミツタ回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043684U (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-27 | 三菱電機株式会社 | エスカレ−タ装置 |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP22422583A patent/JPS60118586A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043684B2 (ja) * | 1977-04-04 | 1985-09-30 | ソニー株式会社 | リミツタ回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60118586A (ja) | 1985-06-26 |
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