JPS6338147B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6338147B2
JPS6338147B2 JP56046113A JP4611381A JPS6338147B2 JP S6338147 B2 JPS6338147 B2 JP S6338147B2 JP 56046113 A JP56046113 A JP 56046113A JP 4611381 A JP4611381 A JP 4611381A JP S6338147 B2 JPS6338147 B2 JP S6338147B2
Authority
JP
Japan
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pulse
signal
circuit
capacitor
control circuit
Prior art date
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Expired
Application number
JP56046113A
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English (en)
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JPS56152360A (en
Inventor
Marii Maruseru Fueryuu Giruberuto
Refuoru Emanyueru
Morieeru Furansowa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT
Original Assignee
Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT filed Critical Telecommunications Radioelectriques et Telephoniques SA TRT
Publication of JPS56152360A publication Critical patent/JPS56152360A/ja
Publication of JPS6338147B2 publication Critical patent/JPS6338147B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K7/00Modulating pulses with a continuously-variable modulating signal
    • H03K7/08Duration or width modulation ; Duty cycle modulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/60Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
    • H04M1/6033Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers for providing handsfree use or a loudspeaker mode in telephone sets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、受信音声信号に対る可制御減衰回路
を有する電話機音声レベル自動制御回路に関する
ものである。
このような制御回路は例えば拡声器を有する電
話機に用いることができ、拡声器に信号を供給す
る増幅器の前に配置することができる。受信され
る信号のレベルが制御範囲内でいかなる値であろ
うとも、上記の制御回路によれば増幅器をその入
力端子において一定の信号レベルで作動させるこ
とができ、使用者が増幅器の利得を調整すること
により選択した一定の音声レベルが得られるよう
にすることができる。
このような制御回路が満足すべき条件は特に構
成の簡単化、低廉価および集積化の可能性であ
る。更にこの制御回路は拡声器増幅器で廉価な手
段でかつ簡単に増幅しうる信号を生じるようにす
る必要があり、この拡声器増幅器も集積化しうる
ようにする必要がある。
既知の制御回路はAGC(自動利得制御)回路で
あり、このAGC回路においては受信音声信号の
レベルを検出してこの受信音声信号の減衰回路を
制御するようにしている。この種類のAGC回路
は例えば、文献“Review of the Electrical
Communication Laboratories”、vol.27、No.S5
−6、May−June 1979の第347〜367頁のK.
KATO氏等の論文“Model−S−1P
Loudspeaker Telephone Circuit Design”に記
載された電話機に用いられている。この論文で提
案されている解決法においては、拡声器増幅器に
供給される信号が音声信号の形状を有しており、
従つてこの増幅器の製造費は比較的嵩み、この増
幅器は効率がそれほど良くなく、集積化に適して
いない。
本発明の目的は、既知の音声レベル自動制御回
路とは全く異なり、簡単に構成できる音声レベル
自動制御回路であつて、同様に簡単に構成でき効
率を増大させた拡声器増幅器と組合せうる音声レ
ベル自動制御回路を提供せんとするにある。
本発明は、受信音声信号に対する可制御減衰回
路を有する電話機音声レベル自動制御回路におい
て、前記の自動制御回路が、前記の可制御減衰回
路から生じる音声信号によつて変調されたパルス
幅を有するパルスより成る信号を生じるパルス幅
変調器と、該パルス幅変調器から生じる信号か
ら、変調された音声信号の振幅があるしきい値に
達したことを検出するたびに圧縮パルスを発生す
るオーバーシユート検出器とを具え、前記の圧縮
パルスを前記の減衰回路に供給してこの減衰回路
の減衰率を圧縮パルスに応じて制御するようにし
たことを特徴とする。
図面につき本発明を説明する。
本発明の制御回路を有する電話機の回路図を示
す第1図において、ハイブリツド回路とも称する
結合回路1により電話線2を、マイクロホン3を
有する電話機の送信路や拡声器4を有する電話機
の受信路に結合する。送信路はマイクロホン増幅
器5をも有し、受信路はハイブリツド接合部と拡
声器との間に配置された自動レベル制御回路6を
も有し、このレベル制御回路6により、一定レベ
ルを有するように制御される音声信号を表わす信
号を拡声器増幅器7に供給する。この増幅器7は
制御可能な利得を有し、この利得は、レベル制御
回路6の為に受信信号にかかわらずほど良く感じ
られる音声レベルが得られるように利用者により
調整される。
電話機に一般に用いられているレベル制御回路
は、受信信号のレベル検出器(図示せず)を用い
て可制御減衰回路8を制御するようにしたAGC
回路である。この場合減衰回路8から生じるレベ
ル制御された音声信号は拡声器増幅器7に直接供
給される。
本発明は上述した構成とは異なり簡単に形成お
よび集積化しうる構成のレベル制御回路を提供す
るものであり、この本発明レベル制御回路によれ
ば通常の音声信号増幅器よりも効率の良い可成り
簡単な拡声器増幅器を得ることができる。
第1図に示す極めて簡単化した形態のもので
は、本発明のレベル制御回路はパルス幅変調器9
を有し、この変調器9は可制御減衰回路8から生
じる減衰された音声信号を受ける。後に説明する
ように、この変調器9は、持続時間(パルス幅)
が定直流電流と音声信号との和より成る信号によ
つて変調されているパルス信号Pnを発生する。
この変調された信号Pnはオーバーシユート検出
回路10に供給し、この回路10により、変調さ
れた音声信号の振幅が所定のしきい値に達したこ
とを検出するたびに、この回路10が圧縮パルス
を生じるようにする。このようにして形成された
圧縮信号Pcは可変減衰回路8に供給する。この減
衰回路8は、圧縮パルス中充電され減衰制御信号
を発生する積分回路を具える。制御回路11はレ
ベル制御回路の回路9および10を適正に作動さ
せる為に必要な種々の制御信号を発生する。
上述した構成のレベル制御回路を用いて、パル
ス幅変調されたパルスより成るパルス信号Pn
増幅器7で増幅する。パルス幅変調されたパルス
より成る信号に対するこの種類の増幅器はしばし
ばD級増幅器と称されている。この増幅器は効率
が極めて良い増幅器として知られている。この増
幅器により増幅された信号Pnは高周波成分を抑
圧するフイルタとして作用する拡声器4に直接供
給することができる。
第2図は回路10と相俟つて本発明のレベル制
御回路を構成する回路8および9の一実施例を示
す。この第2図においては第1図の素子に相当す
る素子には第1図と同じ符号を付した。すべての
回路には直流電圧源から給電し、この直流電圧源
の正および負端子をそれぞれ+および−で示し
た。
説明を簡単にする為にまず最初にパルス幅変調
器9を説明する。この変調器9は一定振幅の直流
電流Ipと、受信音声信号に相当する電流であつて
可制御減衰回路8により減衰された電流Inとの和
電流Ip+Inを生じる第1部分9−1を有する。変
調器9の第2部分9−2においては和信号により
パルス幅変調されたパルスが形成され、これらの
パルスが前記の変調された信号Pnを構成する。
変調器の第1部分9−1はpnpトランジスタ2
0を有し、このトランジスタのベースは抵抗ブリ
ツジ21および22によりバイアスする。このト
ランジスタ20はエミツタ抵抗23を有し、この
トランジスタにより一定の直流電流ipを図示のよ
うに接続したnpnトランジスタ24および25よ
り成る電流ミラー回路の入力端子に供給する。こ
の電流ミラー回路を1の電流比が得られるように
(トランジスタ24および25を同一に)構成し
た場合には、直流電流ipは電流ミラー回路24,
25の出力端子に現われる。この出力端子はトラ
ンジスタ25のコレクタに接続したトランジスタ
25および24のベースを以つて構成される。こ
の直流電流ipは導通しているnpnトランジスタ2
6のエミツタ−コレクタ通路と、ダイオード28
と、抵抗29とを経て流れる。トランジスタ26
はnpnトランジスタ27とでダーリントン回路と
して接続してトランジスタ20のコレクタ電流か
ら得たトランジスタ27のベース電流である極め
て弱い電流によつて駆動しうる複合トランジスタ
を構成する。直流電流ipによつて抵抗29の端子
に得られる直流電圧によりpnpトランジスタ30
のコレクタ中の直流電流Ipを決定する。この直流
電流Ipの値は抵抗29とトランジスタ30のエミ
ツタにおける抵抗31との比によつて調整しう
る。
更に、変調器9の入力端子32と負電源端子と
の間には音声信号に相当し後に説明するように可
制御減衰回路8で処理された可変電圧が供給され
る。端子32は電流ミラー回路を構成するトラン
ジスタ24および25のエミツタに接続するとと
もに抵抗ブリツジ33および34の一端に接続
し、この抵抗ブリツジの他端は負電源端子に接続
する。抵抗34の端子における可変電圧はコンデ
ンサ35を経てトランジスタ26のエミツタに伝
達され、この電圧によりこのトランジスタ26の
エミツタ−コレクタ通路において直流電流ipに加
わる可変電流inを決定する。従つて直流電流Ip
加わる可変電流Inがトランジスタ30のコレクタ
に生じる。このようにして形成された和電流Ip
Inにおいては可変電流Inが音声信号に相当する。
この和電流Ip+Inは変調器の第2部分9−2に
おいてダイオード41を経てコンデンサ40を充
電するのに用いられ、このコンデンサの直流放電
電流Idは、ベース抵抗43,44およびダイオー
ド45より成るブリツジによつてバイアスされて
いるnpnトランジスタ42のコレクタに永続的に
生じる。従つてコンデンサ40の充電電流は最終
的にIc=Ip+In−Idとなり、この充電電流は、通
常の抵抗49,50および51が関連する2つの
npnトランジスタ47および48の縦続接続回路
に変調器の端子46を経て供給される信号Pの正
パルスの持続時間中生じる。信号Pの正パルスの
持続時間中はトランジスタ47が飽和し、トラン
ジスタ48は非導通であり、コンデンサ40は直
流電流Ic=Ip+In−Idにより充電されること容易
に理解しうるであろう。信号Pの正パルス相互間
の期間中はトランジスタ47は非導通でありトラ
ンジスタ48は飽和し、コンデンサ40は直流電
流Idにより放電される。このコンデンサは、端子
152および抵抗53を経てnpnトランジスタ5
4のベースに供給されてこのトランジスタ54を
飽和せしめる信号pの正のパルスの持続時間中に
急激に且つ完全に放電せしめることができる。
上述した制御信号Pおよびpは制御信号発生器
(制御回路)11によつて発生せしめる。第3図
の線図3aは信号Pの形状を示す。線図3fの曲
線C0,C,C1,C2はコンデンサ40の端子間に
生じる電圧を数個の場合につき示す。破線曲線
C0は音声信号を表わす可変電流Inが零である場合
に相当し、この場合コンデンサ40は零入力電流
Icp=Ip−Idによつて充電され、信号Pの各パルス
の終端でIcpに比例する電圧Vcpを得、信号Pのパ
ルスの相互間でこのコンデンサは直流電流Idによ
り完全に放電される。曲線Cは信号Pの1つのパ
ルスの持続時間中可変電流Inが変調器の常規作動
範囲における正の振幅を有する場合に相当する。
このパルス持続時間が極めて短かくて電流Inの振
幅がほぼ一定であるものとすると、コンデンサ4
0はほぼ一定の電流Ic=Ip−Id+Inによつて充電
され、信号Pの各パルスの終端時に電圧Vcが得
られる。電圧差Vc−Vcpは信号Pの各パルス中電
流Inの値に比例する。これらのパルスの相互間で
はコンデンサ40は直流電流Idにより完全に放電
される。可変電流Inの振幅が信号Pのパルス中負
である場合には対応する曲線Cは完全に曲線C0
よりも下側に位置すること勿論である。
曲線C1およびC2は、信号Pのパルスの極めて
短かい持続時間中電流Inが変調器の常規作動範囲
の振幅極値、すなわち正の振幅極値In1および負
の振幅極値−In1に達する場合に相当する。従つ
て信号Pの各パルスの終端時にはコンデンサ40
は一方の場合に電圧Vc1に充電され、他方の場合
に電圧Vc2に充電される。これらのパルスの相互
間ではコンデンサ40は直流電流Idにより放電さ
れる。曲線C1に相当する電流In1の場合のように
電流Inの振幅が正で高い場合には、コンデンサは
信号Pのパルスが現われる瞬時にはまだ完全に放
電されていないというおそれがあることを容易に
理解しうるであろう。この理由の為にコンデンサ
40を信号Pのパルスの直前に生ぜしめる信号p
(線図3bに示す)のパルスにより急激に放電せ
しめる。この急激な放電は実際には曲線C1の場
合に生じる。変調されたパルスは以下に説明する
ようにコンデンサ40の端子間電圧から形成され
る。
第2図の回路から明らかなように、コンデンサ
40における電圧は、図示のようにダイオード5
5および抵抗56を有しpnpトランジスタ53と
これに接続されたnpnトランジスタ54とより成
る複合トランジスタによりnpnトランジスタ52
のエミツタに再生される。トランジスタ52のエ
ミツタにおけるこの電圧は抵抗57および58よ
り成る分圧器ブリツジに供給される。このブリツ
ジの口出しタツプはnpnトランジスタ59のベー
スに接続し、抵抗57および58の比は、コンデ
ンサ40の端子間電圧が所定のしきい値電圧Vs
よりも高い場合にコンデンサ59が導通し、逆の
場合にトランジスタ59が非導通となるように選
択する。トランジスタ59のコレクタには抵抗6
0を設け、このコレクタをnpnトランジスタ61
のベースに接続し、トランジスタ61がトランジ
スタ59の作動と全く逆に作動するようにする。
従つて第3図の線図3gに示すように、線図3f
の曲線Cによつて表わされるコンデンサ40の電
圧がしきい値電圧Vsよりも高い場合に正となり、
逆の場合に零となる変調された信号Pn(実線曲線
で示す)がトランジスタ61のコレクタに得られ
る。このトランジスタ61のコレクタには抵抗6
2が設けられており、このコレクタは変調器9の
出力端子63に接続されている。コンデンサ40
の電圧が曲線C0(可変電流In=0)で示されるよ
うな場合には、変調器の出力端子63に得られる
信号は破線曲線Pn0で示す形状を有する。
曲線Pn0の立上り縁に対する信号Pnの立下り縁
の位置は制御信号Pのパルスの短かい持続時間中
の可変電流Inの符号(正か負か)および振幅を表
わすこと明らかである。しきい値電圧Vsは、可
変電流Inの負の極値−In1に対し信号Pのパルス
の終端時にコンデンサ40に得られる電圧Vc2
正確に等しくするのが有利である。また、可変電
流Inの正の極値In1に対し、コンデンサ40の電
圧を零にリセツトする信号pのパルスが開始する
瞬時に正確にコンデンサ40の減少電圧がしきい
値電圧Vsに達するようにするのが有利である。
これらの条件は線図3fにおける曲線C1および
C2の軌跡中に実現されるとみなされる為、−In1
In1との間の可変電流Inの値のすべての範囲に対
し、可変電流Inと直線関係にある信号Pnの立下
り縁は信号Pの1つのパルスの終端と信号pのパ
ルスの開始端との間でできるだけ最大に偏移(シ
フト)すること明らかである。この場合、信号
Pnのパルスの立上り縁は、可変電流Inが−In1
ら+In1までの範囲内で変化する場合にある程度
(信号Pのパルス内で)偏移することに注意すべ
きである。従つて信号Pnのパルスの幅は寄生変
調されるも、このことは、信号Pnのパルスの立
下り縁のみを用いて可変電流Inの振幅のオーバー
シユートを検出するレベル制御回路にとつては重
要なことではない。
変調器9の端子63に得られる変調された信号
Pnはレベルオーバーシユート検出回路10に供
給される。この検出回路10はその出力端子64
に圧縮信号Pcを生ぜしめる。この圧縮信号のパル
スは、可変電流Inが所定のしきい値の絶対値に達
するか或いはこの絶対値を越えるということを検
出回路10が検出するたびに現われる。この検出
は変調された信号Pnの立下り縁の位置に基づい
て成される。この検出を達成する為には第3図の
線図3cおよび3dに示す2つのパルス信号P′お
よびP″を用いる。信号P′およびP″のパルスは線
図3gの斜線領域内に、すなわち変調された信号
Pnの立下り縁が偏移しうる範囲の両端近くに位
置する。オーバーシユート検出回路10は上記の
立下り縁がパルスP′およびP″の位置に達するか
或いはこの位置を越える場合に圧縮パルスを発生
する。
第4図に示す例においてはこのオーバーシユー
ト検出回路は通常のようにNANDゲート67,
68および69,70より成るRS型の2つの双
安定トリガ回路65および66を有する。信号
PnおよびP′が供給されるNANDゲート71の出
力端子は双安定トリガ回路65の入力端子R1
接続し、この双安定トリガ回路65の入力端子S1
には信号P′を供給する。双安定トリガ回路66の
入力端子R2にはNANDゲート72の出力端子を
接続し、このNANDゲート72には信号P″と、
信号Pnに対し相補をなし反転回路73により形
成される信号nとが供給され、この双安定トリ
ガ回路66の入力端子S2には信号P″が供給され
る。2つの双安定トリガ回路の出力端子Y1およ
びY2はNANDゲート75の2つの入力端子に接
続し、このNANDゲート75の出力端子は圧縮
信号Pcを生じるオーバーシユート検出回路10の
出力端子64に接続する。
検出回路10の作動を第5および6図の線図に
より説明する。第5図は変調された信号Pnの立
下り縁が信号P′のパルス中に生じる場合に関する
ものである。線図5aは信号Pを示す。線図5b
は信号P′を示し、この信号は双安定トリガ回路6
5の入力端子S1に現われる信号と同じである。線
図5cは変調された信号Pnを示し、矢印を付し
たその立下り縁は斜線を付した信号P′のパルス中
に生じる。線図5dは双安定トリガ回路65の入
力端子R1に得られる信号を示す。線図5eに示
す信号Y1はこの双安定トリガ回路65の出力端
子から取り出される。この信号Y1は信号P′に対
し相補をなす。線図5fは斜線を付した領域で示
すパルスを有する信号P″を示し、この信号は双
安定トリガ回路66の入力端子S2に現われる信号
と同じである。線図5gは信号nを示し、矢印
を付したその立上り縁は変調された信号Pnの立
下り縁と一致する。線図5hは双安定トリガ回路
66の入力端子R2に得られる信号を示し、この
信号は“1”に等しい。線図5iは双安定トリガ
回路66からその出力に取り出される信号Y2
示し、この信号は“1”に等しい。NANDゲー
ト75から供給される圧縮信号Pcは線図5jに示
す形状を有し、信号Pnの立下り縁が信号P′のパ
ルス中に生じるたびに信号P′のパルスと一致する
圧縮パルスが信号Pc中に現われるということが分
る。
第6図は変調された信号Pnの立下り縁が信号
P″のパルスの前に生じる場合に関するものであ
る。線図6a〜6jは第5図の線図5a〜5jと
それぞれ同じ信号を示し、これらの信号は対応す
る線図において異なる形状を有するようにするこ
とができる。線図6cは変調された信号Pnの立
下り縁が信号P″のパルスの前に生じるというこ
とを示す。双安定トリガ回路65の入力端子R1
における信号(線図6dに示す)は“1”に等し
いままに維持される。線図6f,6gおよび6h
に示す信号P″=S2nおよびR2の形状から、双
安定トリガ回路66によつて生ぜしめられる信号
Y2は線図6iに示す形状を有するようになると
いうことが容易に理解しうる。従つて、オーバー
シユート検出回路10によつて生ぜしめられる圧
縮信号Pcは線図6jに示す形状を有するようにな
る。この線図6jは、変調された信号Pnの立下
り縁が信号P″のパルスの前に生じるたびに信号
P″のパルスと一致する圧縮パルスが信号Pc中に
現われるということを示す。
圧縮信号Pcは、可制御減衰回路8(第2図)に
おいてベース抵抗77と、直列配置のコレクタ抵
抗78および79とを有するnpnトランジスタ7
6のベースに供給される。pnpトランジスタ80
のベースは抵抗78および79の相互接続点に接
続し、このトランジスタ80にはエミツタ抵抗8
1を設け、このトランジスタ80のコレクタはコ
ンデンサ82に接続する。音声信号に相当する可
変電流Inの振幅が過大となつたことを示す信号Pc
の各圧縮パルスを用いてコンデンサ82を充電す
る。またこのコンデンサ82における電圧を用い
てnpnトランジスタ83を流れる電流を制御す
る。このトランジスタ83のエミツタ電流は抵抗
85を経てnpnトランジスタ84のベースに供給
される。コンデンサ82が充電されるにつれてト
ランジスタ84が一層導通し、従つてこのトラン
ジスタ84のインピーダンスは減衰回路の入力端
子88から抵抗86および結合コンデンサ87を
経てトランジスタ84のコレクタに供給される受
信音声信号に対し一層小さいものとなる。従つ
て、オーバーシユート検出回路10により振幅が
過大であるということを検出すると、抵抗86と
コンデンサ87との間に得られる音声信号が減衰
により補正される。この補正された音声信号がパ
ルス幅変調器の入力端子32に供給される信号で
ある。
コンデンサ82は圧縮パルス中比較的大きな電
流、すなわちトランジスタ80のコレクタ電流に
より充電され、このコンデンサは小さな電流、す
なわち複合トランジスタとするのが有利なトラン
ジスタ83のベース電流によつて放電されるとい
うことに注意すべきである。従つて、コンデンサ
82における電圧は音節(シラブル)の発声中音
声信号振幅の過大に急激に追従し、音声信号振幅
の減少にはある遅延をともなつて追従する。コン
デンサ82の端子間電圧は最終的に、音声信号の
ほぼ一定なレベルを決定する平均値付近に安定化
する。
制御信号P,P′,P″,pを生じる制御回路1
1は当業者によつて容易に構成しうる為、この制
御回路は詳細に説明しない。前述したように信号
Pは短かい持続時間を有するパルスを以つて構成
する必要があり、その周波数は音声信号の最大周
波数に比べて比較的高くする必要がある。信号P
のパルスの周波数は例えば20KHzとすることがで
き、その各パルスの持続時間は20KHz周期の1/20
にすることができる。他の信号p,P′,P″にお
いては、パルスは同じ周波数および持続時間を有
し、信号Pに対して第3図に示すようにシフトさ
せる。
拡声器4を附勢する為には変調された信号Pn
を用いるのが有利であり、これによれば拡声器増
幅器7を第7図に示すように極めて簡単に形成し
うる。この増幅器においては、まず最初に、変調
された信号Pnが寄生変調を除去するように処理
される。この寄生変調は前述したように信号Pn
の前縁が完全に固定された位置を有さないという
事実の為に生じる。この寄生変調を除去する為に
2つのNANDゲート101および102を用い、
これらのNANDゲートをRS型の双安定トリガ回
路100が形成されるように組合わせる。この双
安定トリガ回路100の入力端子Sには信号Pn
を供給し、他の入力端子Rには制御信号Xを反転
増幅器103で反転させて得られる信号を供給
する。制御信号Xは制御信号発生器11から生
じ、他の制御信号P,P′,P″およびpと同じ形
状および同じ周波数を有する。第3図の線図3e
から明らかなように信号Xのパルスは信号Pのパ
ルスの直後に生じる。互いに相補を成す2つの信
号P′nおよび′nは双安定トリガ回路100の出力
端子X1およびX2に得られる。信号Pnに悪影響を
与えている寄生変調が信号P′nにおいて抑圧され
ているということは容易に確かめうる。従つて信
号P′nは、変調器の常規作動範囲内で直線法則に
応じて音声信号によりパルス幅変調された信号で
ある。
2つの信号P′nおよび′nは相補型トランジスタ
104,105の相互接続ベースと、他の相補型
トランジスタ106,107の相互接続ベースと
にそれぞれ供給される。トランジスタ105,1
07のコレクタは負電源端子に接続し、トランジ
スタ104,106のコレクタはエミツタ抵抗1
09が設けられたpnpトランジスタ108のエミ
ツタ−コレクタ通路を経て正電源端子に接続す
る。拡声器4の2つの端子はトランジスタ10
4,105のエミツタとトランジスタ106,1
07のエミツタとにそれぞれ接続する。このよう
に配置した4つのトランジスタ104〜107は
両対称増幅器ホロワ回路(dual symmetrical
amplifier follower)を構成し、この回路の負荷
は拡声器4を以つて構成される。この拡声器は低
域通過フイルタとして作用し、ほぼ信号P′nに含
まれる変調成分、すなわち音声信号に対してしか
感応せず、信号P′n内に含まれる高周波成分
(20KHzおよび高調波)に対しては感応しない。
拡声器4から生じる音声レベルは、トランジス
タ104〜107を経て拡声器に給電する為にト
ランジスタ108を流れる電流を制限することに
より制御しうる。この電流はトランジスタ108
のベースに対するバイアス電圧を変えることによ
り制御自在に制限しうる。この目的の為にトラン
ジスタ108のベースと正電源端子との間に固定
抵抗110を接続し、このベースと負電源端子と
の間に、npnトランジスタ114,115,11
6のエミツタ−コレクタ通路とそれぞれ直列にし
た抵抗111,112,113を接続する。トラ
ンジスタ114,115,116のベースにおけ
る電圧は押釦によつて使用者が制御しうるように
する。これらの押釦は端子117,118,11
9に接続する必要があり、しかもトランジスタ1
08を流れる電流、従つて拡声器から生じる音声
レベルのある個数の個々の値が得られるように押
したままに保持されるようにする必要がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電話機内に設けた本発明による音声レ
ベル自動制御回路を示すブロツク線図、第2図は
本発明の音声レベル自動制御回路の一実施例を示
す詳細回路図、第3図はパルス幅変調器の作動を
説明する為の数個の信号を示す波形図、第4図は
オーバーシユート検出回路の一実施例を示す回路
図、第5および6図は振幅が過大となつた2つの
場合につきオーバーシユート検出回路の作動を説
明する為の数個の信号を示す波形図、第7図は本
発明の音声レベル自動制御回路と関連さすべき拡
声器増幅器の一実施例を示す回路図である。 1……結合回路、2……電話線、3……マイク
ロホン、4……拡声器、5……マイクロホン増幅
器、6……自動レベル制御回路、7……拡声器増
幅器、8……可制御減衰回路、9……パルス幅変
調器、10……オーバーシユート検出回路、11
……制御回路(制御信号発生器)、65,66,
100……双安定トリガ回路、67〜72,7
5,101,102……NANDゲート、73…
…反転回路、103……反転増幅器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 受信音声信号に対する可制御減衰回路を有す
    る電話機音声レベル自動制御回路において、前記
    自動制御回路が、前記の可制御減衰回路から生じ
    る音声信号によつて変調されたパルス幅を有する
    パルスより成る信号を生じるパルス幅変調器と、
    該パルス幅変調器から生じる信号から、変調され
    た音声信号の振幅があるしきい値に達したことを
    検出するたびに圧縮パルスを発生するオーバーシ
    ユート検出器とを具え、前記の圧縮パルスを前記
    の減衰回路に供給してこの減衰回路の減衰率を前
    記の圧縮パルスに応じて制御するようにしたこと
    を特徴とする電話機音声レベル自動制御回路。 2 特許請求の範囲第1項に記載の電話機音声レ
    ベル自動制御回路において、前記のパルス幅変調
    器が、一定の第1直流電流と音声信号に相当する
    可変電流との和から得られる電流により音声信号
    の周波数に比べて高いパルス繰返し周波数でデユ
    ーテイサイクルが小さいパルスの持続時間中コン
    デンサを充電する手段と、該コンデンサを前記の
    音声信号の周波数に比べて高いパルス繰返し周波
    数でデユーテイサイクルが小さいパルスの相互間
    の期間中第2直流電流によつて放電させる手段と
    を具え、前記のコンデンサの端子間電圧としきい
    値電圧とを比較することによりパルス幅変調され
    たパルスを形成し、パルス幅変調されたパルスの
    後縁が、前記の充電の直前から直後までの期間中
    に生じるたびに前記のオーバーシユート検出回路
    が圧縮パルスを生じるようにしたことを特徴とす
    る電話機音声レベル自動制御回路。 3 特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    電話機音声レベル自動制御回路において、前記の
    可制御減衰回路をコンデンサを有する積分回路を
    以つて構成し、該コンデンサを圧縮パルス中、音
    声信号の音節の持続時間に比べて小さい時定数で
    定電流により充電し、前記コンデンサを充電時定
    数に比べて大きな時定数で放電させ、減衰率を制
    御するようにしたことを特徴とする電話機音声レ
    ベル自動制御回路。 4 特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に
    記載の音声レベル自動制御回路を有する電話機に
    おいて、前記のパルス幅変調器から生じるパルス
    幅変調されたパルスをパルス電力増幅器に供給す
    るようにし、該増幅器の出力端子を電話機の拡声
    器に接続したことを特徴とする電話機。 5 特許請求の範囲第4項に記載の電話機におい
    て、パルス幅変調されたパルスの持続時間中前記
    の拡声器に供給される電流を制御する手段を前記
    の増幅器に設けたことを特徴とする電話機。
JP4611381A 1980-03-28 1981-03-28 Voice level automatic control circuit for telephone Granted JPS56152360A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8007055A FR2479621B1 (fr) 1980-03-28 1980-03-28 Dispositif de regulation automatique du niveau d'ecoute d'un poste telephonique

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56152360A JPS56152360A (en) 1981-11-25
JPS6338147B2 true JPS6338147B2 (ja) 1988-07-28

Family

ID=9240278

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JP4611381A Granted JPS56152360A (en) 1980-03-28 1981-03-28 Voice level automatic control circuit for telephone

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US (1) US4386236A (ja)
JP (1) JPS56152360A (ja)
BE (1) BE888141A (ja)
CA (1) CA1171567A (ja)
DE (1) DE3111845A1 (ja)
FR (1) FR2479621B1 (ja)
GB (1) GB2073518B (ja)
SE (1) SE449811B (ja)

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CA1171567A (en) 1984-07-24
US4386236A (en) 1983-05-31
SE449811B (sv) 1987-05-18
SE8101903L (sv) 1981-09-29
FR2479621B1 (fr) 1988-03-04
GB2073518A (en) 1981-10-14
GB2073518B (en) 1984-03-28
JPS56152360A (en) 1981-11-25
BE888141A (fr) 1981-09-28
DE3111845A1 (de) 1982-01-07
FR2479621A1 (fr) 1981-10-02

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