JPS6337925A - ラミネ−タ−及びラミネ−ト処理方法 - Google Patents

ラミネ−タ−及びラミネ−ト処理方法

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JPS6337925A
JPS6337925A JP61181903A JP18190386A JPS6337925A JP S6337925 A JPS6337925 A JP S6337925A JP 61181903 A JP61181903 A JP 61181903A JP 18190386 A JP18190386 A JP 18190386A JP S6337925 A JPS6337925 A JP S6337925A
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JP
Japan
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processed
workpiece
print
laminator
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP61181903A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Tsutsumi
孝義 堤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS6337925A publication Critical patent/JPS6337925A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B37/00Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
    • B32B37/06Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised by the heating method

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリントの画像面等の保護などを目的とした
ラミネートフィルムを用いた熱圧着操作によるラミネー
ト処理方法及び該方法に用いる装置に関し、特に、プリ
ントに付与される熱エネルギーをプリントの構成に応じ
て部分的に変化させることによって、より良好なラミネ
ート処理の実施を可能とし、かつ加熱効率の面からも有
利なラミネート処理方法及び該方法に用いる装置に関す
る。
(従来の技術) 従来より、各種の記録あるいは印刷方法によって形成し
た印画物(プリント)などの表面を保護する目的で、そ
れらの表面に透明樹脂フィルムなどからなるラミネート
部材をラミネートする方法が行なわれている。
このラミネート部材による表面処理を、例えばインクジ
ェットプリンターや感熱プリンターなどによって形成し
たプリントの画像面に実施することにより、物理的な表
面保護以外に以下のような効果が得られるという利点が
ある。
a)画像面の耐水性、耐候性、耐摩耗性が改善され、長
期保存が可能となる。
b)画像面に適度な光沢が付与されるなど画質の向上が
計れる。
このような画像面のラミネート処理のなかでも、基材と
、該基材上に剥離可能に設けられた転写層(ラミネート
フィルム)とを有してなるプリント保護部材、いわゆる
転写剥離型プリント保護部材を用い、加熱下で圧力をか
ける熱圧着過程を利用して転写層を画像面に定着させ、
更に基材を画像面から剥離して除去するラミネート処理
方法は、単純な構造でコンパクトであり、しかも安価な
装置を用いて実施でき、またプリント保護部材の保存が
簡便であり、その取り扱いも簡単であるなど種々の利点
を有し、より実用的な方法としてイ主目されている。
この転写剥離型プリント保護部材におけるプリントへの
転写層の熱圧着過程は、加熱によって軟化された状態の
転写層がプリントに圧接されて、軟化した転写層の一部
がプリントに浸透することで実現される。
転写剥離型プリント保護部材を用いた方法は、代表的に
は、例えば第5図に示すようなラミネーターを用いて以
下のような操作によって実施されてきた。
すなわち、まず被ラミネート材としてのプリント1の画
像面にラミネート部材としてのプリント保護部材2をそ
の転写層(不図示)側から重ね合せて被処理物を形成し
、これを挿入口側のガイド3間に挿入して、加熱定着ロ
ーラー4と圧接ローラー5間に通す。すると、被処理物
の各部分は、これらローラー間に挟持されつつ、ローラ
ーの回転によって排紙ローラー対8側へ送り出される。
その際に、被処理物は熱源6によって加熱されるととも
に圧接ローラー5で押圧されて加圧され、プリント保護
部材2の転写層は順次プリント1の表面に圧着される。
この熱圧着過程を経た被処理物は、排紙ローラー対8に
到達し、これによってラミネーター外へ排出される。最
後に、これを必要に応じて冷却してからプリント1の画
像面からプリント保護部材2の基材(不図示)のみを剥
離し、転写層を画像面上に残留定着させる。
(発明か解決しようとする問題点〕 例えば、染料等の記録剤と溶媒とを含んでなるインクに
よって形成したプリントを、第4図で説明したような方
法によってラミネート処理した場合、耐量的に熱圧着過
程での加熱によって、被記録材に付着させたインクの溶
媒成分を蒸発させて、記録剤成分の定着を促進できると
いう効果が得られる。この熱圧着によるラミネート処理
を、記録直後で画像の定着が未だ不十分である(インク
の溶媒成分が十分に蒸発していない)プリントに適用す
れば、画像の早期定着という面で特に効果的である。
ところが、このような効果が得られる一方で、画像面の
インクの付着部(記録部)では、インクの溶媒成分の蒸
発に伴なう蒸発潜熱として、あるいは染料等のインク成
分による熱の吸収によって、熱源から被処理物に付与し
た熱の一部が損失するという現象が起きる。
その結果、被処理物の送り速度と加熱手段の熱源の出力
が一定で、被処理物の圧着面に対して均等な熱量を付与
する従来のラミネーターでは、被処理物の転写層におけ
るプリントのインク付着部上に位置する部分と、それ以
外の部分(白紙部分上に位置する部分)とでの温度上昇
に差が生じ、更に、上述の熱損失がある程度以上大きく
なると、転写層のプリントの記録部上に位置する部分が
熱圧着に必要な温度に十分に加熱されない場合が生じ、
転写層がその全面にわたって均一にプリントの画像面に
圧着されないという問題点が認められた。
このような問題点は、溶媒と記録剤とを含んでなるイン
クを用いた記録方法によって形成されたプリントのみな
らず、感熱転写記録や他の記録方法あるいは印刷方法に
よって形成されたプリントにおいても、同様に画像を形
成するインクの組成分等による熱吸収が起るので、考慮
されるべきものとなっている。
この転写層の転写状態にムラが生じるという問題点を解
決する手段としては、上記のような熱の損失を見越して
、熱源の出力を常に高めに設定しておくという方法があ
るが、その分電力消費が増大するという問題があり、ま
たプリントに必要以上の高温に曝される部分が生じると
いう問題もある。
本発明は、以上のような従来のラミネーターにおける問
題点に鑑みなされたものであり、ラミネート部材を被ラ
ミネート材にムラなく圧着でき、かつ加熱効率の面から
も有利なラミネート処理方法を提供することを目的とす
る。
本発明の他の目的は、従来の機構に加えて簡易な構成の
機構を新たに付加するだけで、より良好なラミネート処
理を実現できるラミネーターを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的は、以下の本発明によって達成することがで
きる。
すなわち、本発明は、被ラミネート材とラミネート部材
とを積層した被処理物を所定の経路で移動させる搬送手
段と:該経路内に設けられ、被処理物の各部分がその1
前端から順に通過できるように設けた加熱領域を加熱す
るための熱源を有する加熱手段と、該被処理物を加圧す
る加圧手段とからなる熱圧着手段とを有して構成された
ラミネーターに、前記加熱領域における被処理物の位置
に応じて該被処理物の送り速度を制御する送り速度制御
手段を更に設けたことを特徴とするラミネーター、及び
、被ラミネート材とラミネート部材とを積層した被処理
物を所定の経路に移動させ;該被処理物の各部分をその
@端から順に、該経路内に設けられた加熱領域内を通過
させ、かつ該加熱された被処理物を加圧して、被ラミネ
ート材とラミネート部材とを圧着するラミネート処理方
法において、被処理物の前記加熱領域における位置に応
じて該被処理物の送り速度を制御することを特徴とする
ラミネート処理方法である。
以下、図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明のラミネーターの一例の概略図である。
本発明のラミネーターは、基本的に被ラミネート材1と
ラミネート部材2とを重ね合せて形成した被処理物の搬
送手段と、被ラミネート材1とラミネート部材2とを加
熱下で加圧する熱圧着手段とに加えて、熱圧着手段にお
ける被処理物の位置に応じて被処理物の送り速度を制御
するための送り速度制御手段とを存して構成されている
なお、本発明でいう被ラミネート材とは、例えばプリン
トなどのラミネート処理したい面を有する部材をいい、
またラミネート部材とは、例えばラミネートフィルムや
転写剥離型プリント保護部材などの適当な温度に加熱し
て被ラミネート材に圧着可能な部材をいう。
第1図に示したラミネーターにおける被処理物搬送手段
は、給紙ローラー対lO1熱ローラー4と圧接ローラー
5からなる熱圧着ローラー対及び排紙ローラー対8の3
つのローラー対と被処理物を案内するガイド3.9とを
存して構成され、これらによって被処理物はラミネータ
ー内の所定の経路を搬送される。
被処理物の移動経路内には、圧接ローラー5と加熱ロー
ラー4とからなるローラー対を有してなる熱圧着手段が
設けられており、矢印の方向に回転するこれらローラー
間に被処理物がその先端1cから挿入されると、これら
ローラーの回転に伴なって被処理物の各部分は先i1c
から順次ローラー間を排紙ロラ一対8側へ送り出され、
その際被処理物の各部分は加熱ローラー4内に設けられ
た熱源6から付与される熱によって加熱されるとともに
圧接ローラー5によって加圧される。
この例における熱圧着手段は、加熱手段と加圧手段とが
一体化した構成となっており、かつ搬送手段の1つとし
ても機能している。しかしながら、本発明のラミネータ
ーにおける熱圧着手段は、このように加熱手段と加圧手
段とが一体化されたものに限定されず、加熱手段と加圧
手段とが分離された構成のものでも良く、搬送機能を有
していないものであっても良い。しかしながら、加熱さ
れた状態のラミネート部材2の温度が低下しないうちに
加圧するには、この例のような構成が機能的である。
被処理物の移動経路内の熱圧着ローラー対4.5より手
前の位置には、センサー回路13と接続されたセンサー
12が設けられており、これらが被処理物検知手段を構
成している。
センサー12は、給紙ローラー対lOによって搬送され
てきた被処理物の前141Cの該センサー設置位置への
到達を感知するものであり、該センサーによって被処理
物の先端1cが感知されると、センサー回路13からは
被処理物前端検知信号15(以後単に検知信号という)
が発信されるようになっている。従って、センサー12
としては、このような前端検知機能があるものならばど
のような構成のものでも用いることができる。そのよう
なものとしては、例えば反射型または透過型のフォトイ
ンタラプタ等を用いた光学的手段によるものや、マイク
ロスイッチ等を用いた力学的手段によるものなどを挙げ
ることができる。
一方、センサー回路13には、制御回路14が接続され
ており、この制御回路14は更に熱圧着ローラー対4.
5の駆動回路7及び給紙ローラー対10の駆動回路11
に接続されており、これらが本発明でいう送り速度制御
手段を構成している。制御回路14は、センサー回路1
3からの検知信号15に基づいて被処理物の各部分の熱
圧着ローラー対4.5を通過する時刻、すなわちセンサ
−12設置位置を通過した後の被処理物のどの部分がい
つ熱圧着ローラー対4.5間を通過するかを被処理物の
構成に応じて算出し、かつ該被処理物が熱圧着ローラー
対4.5間に到達した際に被処理物の構成に応じた所定
のプログラムに従って駆動回路7、IIをf11制御す
る送り速度制御信号16a 、 +6bを発信し、これ
らの回路を制御して、被処理物の各部分における熱圧着
ローラー対4.5間の通過速度を調整する機能を有する
なお、センサー回路13、駆動回路7.11及び制御回
路14としては、上記のような機能を有するように公知
の回路構成を用いて形成することができる。
次に、被ラミネート材としてプリントを用い、ラミネー
ト部材として転写剥離型プリント保護部材を用いた場合
を一例として、本発明のラミネーターを用いたラミネー
ト処理方法について詳述する。
第2図(a)は、プリント1に、転写剥離型プリント保
護部材2を転写層2b側から重ね合せて被処理物を形成
しているところを示したものである。
第2図(b)は、プリント1の画像記録部の位置を示し
たものである。すなわち、被処理物の搬送方向(矢印)
において、プリント前端1cから画像記録部1bの前端
1eまで及び画像記録部1bの後端Ifまでの距離はそ
れぞれa、b(mm)であり、また画像記録部の1b後
端Ifからプリント後端1dまでの距離はc (Ilm
)である。
このような構成の被処理物を、第1図に示したラミネー
ターの給紙側ガイド3間に挿入し、被処理物の前端1c
が給紙ローラー対lOに到達する[この時刻を時刻0と
する]と、被処理物はその前端ICから給紙ローラー対
lOに挟持され、かつその回転によって一定速度(V+
 mra/秒)でセンサー】2設置位置方向へ搬送され
る。
前端1cが時刻t、に給紙ローラー対から11(1m)
の距離にあるセンサー12の設置位置に到達するとセン
サー12によって該前端が感知される。すると、センサ
ー12に接続されたセンサー回路13からは、前端1c
の到達を知らせる検知信号15が発信される。
この検知信号15は、制御回路14に入力され、制御回
路14では時刻し、におけるこの信号15をもとに、所
定の時刻t2及びt3  (> t+ )に、ローラー
対による送り速度を制御するための信号(駆動回路制御
信号) 16a 、16bを発する。ここでし2は、被
処理物が送り速度v1で移動した時に、記録部前端1e
が給紙ローラー対から12(ms)顛れている熱圧着ロ
ーラー対4.5に達する時刻、すなわち熱圧着ローラー
対4.5間を通過したプリント前端1cが給紙ローラー
対10から12+aの距離に達した時刻であり、またt
3は、 し。
以後に被処理物が送り速度v2で移動した時に記録部後
端Ifが熱圧着ローラー対4.5に達する時刻、すなわ
ち熱圧着ローラー対4.5を通過したプリント前端IC
か給紙ローラー対10からj、 Ibの距離に達した時
刻に相当する。
ここでの被処理物に熱圧着ローラー対4.5を通過させ
る際の送り速度は、前述したような記録部における熱損
失を予め考慮して、転写層2bの記録部Ib上に位置す
る部分に、その部分が転写に十分な温度に加熱されるよ
うな熱量を付与できるように制御回路14によフて制御
される。従って、被処理物の送り速度は、第3図(a)
に示すように、被処理物前Qlcが給紙ローラーを通過
してからの任意の時刻tか、 L<シ2及び1> 13
である(記録部1b以外が熱圧着ローラー4.5間を通
過する)ときにはV、とされ、またし2≦し≦し3であ
る(記録部が熱圧着ローラー4.5間を通過する)とき
にはvlとされる。その際の被処理物前端lcの各時刻
におけるラミネーター内での位置を第3図(b)に示し
た。ここでは、V7 < Vlであり、かつvlは転写
層2bの非記録部(白紙部)上の部分を転写に必要な温
度とするのに十分な熱漬を付与できる送り速度であり、
 vlは転写層2bのプリント1の記録部Ib上の部分
をその転写に必要な温度とするのに十分な熱量を付与で
きる送り速度とされる。なお、この送り速度を、転写層
2bが転写に必要な温度にまで加熱されるのに十分でか
つ最大限の速度とすれば、処理時間が必要以トに長くな
るのを避けることができ、その結果熱源における消費電
力を極力おさえることができる。
この被処理物の送り速度制御は、駆動回路7及び11が
、制御信号!6a 、 16bを受取って給紙ローラー
対lO及び熱圧着ローラー対4.5の回転数を変化させ
ることにより行なわれる。その際、これらの回転数の変
化を同期させておけば、被処理物に余分の引っ張り力が
加わ7たり、しわが寄ったリするのを防止できる。
一方、時刻t1、 t2、 し、の関係は、次式で表わ
される。
VI   X  (L2’  −t+   )  =1
 2 −A、   +a    (1)v2x(t3−
  t、)=b−a      (2)なお、本発明に
おけるように被処理物の送り速度を変化させないで一定
としてラミネート処理を実施した場合には、被処理物の
各部分に与えられる熱量は均一となり、そこにすでに述
べたような記録部における熱の損失という現象が起るの
で、記録部と非記録部とでの加熱にともなう温度の上昇
差が生じる。この送り速度が非記録部上の転写層の部分
を転写に必要な温度とするのに十分ではあるが、記録部
上の部分に十分な温度が得られないような場合には、転
写層2bの転写ムラが生じることになる。また、それを
防ぐために送り速度を遅くすると、処理時間が必要以上
に長くなり、また、非記録部のある部分を必要以上の熱
量で加熱してしまうことになる。
これに対して、本発明においては上記のように被処理物
に熱圧着ローラー対4.5を通過させる際の送り速度を
該被処理物の構成に応じて、例えば、プリントの記録部
の位置に応じて変化させることによって、被処理物の各
部分に、転写層がその転写に必要な温度に加熱されるの
に十分な熱量を付与することが可能となり、転写層はそ
の全面にわたって均一にプリントに圧着されるので、前
述したような記録部における熱量の損失による転写ムラ
という問題が解消される。しかも、被処理物の各部のそ
れぞれに必要な熱量を所望に応じて選択的に付与できる
ので、高い熱量が必要とされる部分にあわせた小さい送
り速度で被処理物を移動させる必要がない。その結果、
処理時間を必要以上に長くする必要がなく、加熱のため
の電力消費を極力抑えることができ、また非記録部のあ
る部分を必要以上の熱量で加熱してしまうこともない。
第4図は、本発明のラミネーターの他の態様例の模式的
概略図である。
この例においては、ローラーの回転数を制御する制御信
号+6bを給紙ローラー対lOの駆動回路+1には送ら
ずに給紙ローラー対lOを最初の送り速度でそそまま回
転させる構成となっている。
このような構成は、特定の形態のラミネーターにおいて
特に有効である。すなわち、第3図(b)において時刻
t2に記録部前端ICが位置12の熱圧着ローラー対4
.5に達したとき(プリント前端1cが位置12 +a
に達したとき)に、既にプリント後Qldが給紙ローラ
ー対10(時刻=0の位置)を通過するような構成とし
た場合である。そうすることによってその後の熱圧着ロ
ーラー対4.5と給紙ローラー対lOとを同期させる必
要がなくなり、給紙ローラーlOは一定の回転数で回転
していてもかまわない。従って、給紙ローラーlOにお
いては送り速度Vlに対応する回転数の同期のみが実現
されれば良いので、機構上、電気回路の構成上などの点
において上述の例よりも単純な構成とすることかできる
この例における!2は、第2図(b)に示したプリント
の記録部の位置を表わすa、b、cから以下の式によっ
て求めれば良い。
t2≧b+c−a なお、以上説明した例における送り速度制御手段におけ
る制御プログラムは、被処理物の構成に応じて適宜決定
すれば良い。例えば、この例では記録部と白紙部(非記
録部)との2つの部分について送り速度を変化させてい
るが、例えば記録部においても、インク付着2の差など
記録状態の差等に合せて、より多段的な制御を行なって
も良い。更に、以上の例では、プリントをラミネート処
理する場合であったが、これに限定されるものではなく
、被ラミネート材としては、神々の物質、特に付与され
た熱量の部分的損失が顕著である物質や部分的に付与す
る熱量に変化の必要な物質のラミネート処理に好適であ
る。
また、以上の例ではラミネート部材として転写剥離型の
プリント保護部材を用いているが、これに限定されるも
のではなく、種々の構成のラミネートフィルム等を用い
ることができ、更にプリントの片面のみならず両面を処
理しても良い。
(実施例) 以下、実施例に従い本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 第1図に示した構成のラミネーターを用い、第3図(a
)及び(b)に示したような送り速度制御プログラムに
よりプリントのラミネート処理を以下のようにして実施
した。
まず、以下の成分からなる組成物を、基材としての50
μ厚のポリエチレンテレフタレートフィルム上に、乾燥
膜厚が15μsとなるようにバーコーターを用いて塗布
し、これを乾燥させて転写層2bを形成し転写剥離型の
プリント保護部材を得た。
転写層形成用組成物; ダイヤナール  LR−163100重量部(商品名;
三菱レイヨン−社製、アクリル樹脂の40%キシレン溶
液) シアソーブ(Cyasorb) IJV−241,2重
量部(商品名:ACC社製、紫外線吸収剤)チヌビン1
44         0.2重量部(商品名:チバガ
イギー社製、光安定化剤)これとは別に、カラーインク
ジェットプリンターPJ−1080(キャノン■社製)
を用いてインクジェット記録用紙に画像を記録してプリ
ントを形成した。なお、ここで形成されたプリントにお
ける第2図(b)に示したa、b、cはそれぞれa=3
8、b =220 、c =36(m+s)であった。
次に、得られたプリント保護部材をその転写層側からプ
リントに重ね合せて被処理物を形成し、ラミネーター内
に挿入した。
なお、ラミネーターの操作条件は以下のとおりであった
被処理物搬送速度; v、 =6 、 V2 =5(1
11111/秒)熱源からの出力、  Q=900(W
)排紙ローラー対8側から排出されてきた被処理物の温
度を室温に下げてから、プリント上からプリント保護部
材の基材のみを剥離して、ラミネート処理されたプリン
トを得た。
プリント上の転写層の転写状態を、テープはくリテスト
によって調べたところ、転写層2bはその全面にわたっ
て均一かつ良好な転写状態でプリント上に転写されてい
た。
更に、このようなラミネート処理を繰り返し実施したと
ころ、いずれの被処理物においても転写層に良好な転写
状態が得られた。
比較例1 被処理物の送り速度を、Vl =5 (mm7秒)で一
定とした以外は実施例1と同様にしてラミネート処理を
実施した。
処理後のプリントへの転写層の転写状態を実施例1と同
様にして調べたところ、いずれのプリントにおいても転
写層の記録部Fの部分に転写不良部(十分に圧着されて
いない部分)が認められた。
比較例2 各ローラー対における送り速度を、v2=5(m+a/
秒)で一定とした以外は実施例1と同様にしてラミネー
ト処理を実施した。
処理後のプリントへの転写層の転写状態を実施例1と同
様にして調べたところ、いずれのプリントにおいても転
写層の記録部上の部分に転写不良部(十分に圧着されて
いない部分)は認められず、転写層全体にわたって良好
な転写状態が得られたが、ラミネート処理1回当りの処
理時間が、約15%増となり、また熱源による電力消費
も約20%増となった。
(発明の効果〕 以上、詳述した本発明によれば、熱圧着手段を通過する
際の被処理物の送り速度をその構成に応じて、例えば、
プリントの記録部の位置に応じて変化させることが可能
であるので、被処理物の各部分には、ラミネート部材が
その転写に必要な温度に加熱されるのに必要最低限で十
分な熱量を付与することができ、ラミネート部材をその
全面にわたって均一にプリントに圧着することができる
。その結果、従来技術におけるような、記録部における
熱量の損失によるラミネート部材の圧着状態にムラが生
じるという問題が解消される。
また、被処理物を、その各部分のそわぞれに必要な送り
速度で送ることによって必要とされる熱量を選択的に各
部分に付与するので、熱源の出力を増加させる必要がな
い。
しかも、高い熱量が必要とされる部分にあわせた小さい
送り速度で被処理物全体を移動させる必要もないので、
処理時間が必要以上に長くなることもなく、その結果熱
源での電力消費を極力抑えることができる。また非記録
部のある部分を必要以上の温度で加熱してしまうことも
ない。
更に、本発明のラミネーターは、従来の機構に簡易な構
成の機構を簡単に付加して構成することができ、また第
4図の構成とすれば、機構上、電気回路の構成上などか
らより単純な構成のラミネーターとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のラミネーターの一例の模式的概略図、
第2図(a)はプリントに、転写剥離型プリント保護部
材を重ね合せて被処理物を形成しているところを示した
模式的斜視図、第2図(b)はプリント1の画像記録部
の位置を示した平面図、第3図(a)及び第3図(b)
はそれぞれ送り速度及び被処理物前端の位置の各時刻に
おける関係を示したグラフでり、第4図は本発明の他の
例の模式的概略図であり、第5図は従来のラミネーター
の構成を示す模式的概略図である。 1:被ラミネート材(プリント) laニブリント裏面   lb:記録部IC=Cニブリ
ント   1dニブリント後端le:記録部前端   
 lr:記録部1tt端2:ラミネート部材 (転写剥離型プリント保護部材) 2a:基材       2b=転写層3:給紙側ガイ
ド   4:加熱ローラー5:圧接ローラー   6=
熱源 7:熱定着ローラー対駆動回路 8:排紙ローラー対 9:排紙側ガイド   l吐給紙ローラー対ll:給紙
ローラー対駆動回路 12:センサー     13:センサー回路14:制
御回路 15ニブリント前端検知信号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)被ラミネート材とラミネート部材とを積層した被処
    理物を所定の経路で移動させる搬送手段と;該経路内に
    設けられ、被処理物の各部分がその前端から順に通過で
    きるように設けた加熱領域を加熱するための熱源を有す
    る加熱手段と、該被処理物を加圧する加圧手段とからな
    る熱圧着手段とを有して構成されたラミネーターに、前
    記加熱領域における被処理物の位置に応じて該被処理物
    の送り速度を制御する送り速度制御手段を更に設けたこ
    とを特徴とするラミネーター。 2)前記送り速度制御手段が、前記経路内の加熱領域よ
    りも手前に設置された被処理物を検知する被処理物検知
    手段と;該検知手段からの検知信号に基づいて該被処理
    物の前記加熱領域内への到達時刻を算出し、かつ該到達
    時刻に基づいて前記加熱領域における該被処理物の送り
    速度を制御する制御手段とを有してなるものである特許
    請求の範囲第1項に記載のラミネーター。 3)前記熱圧着手段が熱圧着ローラー対を有してなるも
    のである特許請求の範囲第1項または第2項に記載のラ
    ミネーター。 4)前記被処理物検知手段が光学的手段によるものであ
    る特許請求の範囲第2項または第3項に記載のラミネー
    ター。 5)前記被処理物検知手段が物理的手段によるものであ
    る特許請求の範囲第2項または第3項に記載のラミネー
    ター。 6)被ラミネート材とラミネート部材とを積層した被処
    理物を所定の経路に移動させ;該被処理物の各部分をそ
    の前端から順に、該経路内に設けられた加熱領域内を通
    過させ、かつ該加熱された被処理物を加圧して、被ラミ
    ネート材とラミネート部材とを圧着するラミネート処理
    方法において、被処理物の前記加熱領域における位置に
    応じて該被処理物の送り速度を制御することを特徴とす
    るラミネート処理方法。 7)前記送り速度を制御するための手段が、前記経路内
    の加熱領域よりも手前に設置された被処理物を検知する
    被処理物検知手段と;該検知手段からの検知信号に基づ
    いて該被処理物の前記加熱領域内への到達時刻を算出し
    、かつ該到達時刻に基づいて前記加熱領域における被処
    理物の送り速度を制御する制御手段とを有してなるもの
    である特許請求の範囲第6項に記載のラミネート処理方
    法。 8)前記熱圧着手段が熱圧着ローラー対を有してなるも
    のである特許請求の範囲第6項または第7項に記載のラ
    ミネート処理方法。 9)前記被処理物検知手段が光学的手段によるものであ
    る特許請求の範囲第7項または第8項に記載のラミネー
    ト処理方法。 10)前記被処理物検知手段が物理的手段によるもので
    ある特許請求の範囲第7項または第8項に記載のラミネ
    ート処理方法。 11)前記被ラミネート材が印画物であり、該印画物の
    記録部が前記加熱領域を通過する際の送り速度を、それ
    以外の部分が通過する際よりも遅くする特許請求の範囲
    第6項〜第10項のいずれかに記載のラミネート処理方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10201960B2 (en) 2014-11-13 2019-02-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lamination device
WO2023010596A1 (zh) * 2021-08-02 2023-02-09 广东邦泽创科电器股份有限公司 一种免预热过胶机

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US10201960B2 (en) 2014-11-13 2019-02-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lamination device
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