JPS6336889B2 - - Google Patents
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- JPS6336889B2 JPS6336889B2 JP3833681A JP3833681A JPS6336889B2 JP S6336889 B2 JPS6336889 B2 JP S6336889B2 JP 3833681 A JP3833681 A JP 3833681A JP 3833681 A JP3833681 A JP 3833681A JP S6336889 B2 JPS6336889 B2 JP S6336889B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/02—Wire-cutting
- B23H7/08—Wire electrodes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
本発明は放電加工特性特に放電加工速度と加工
精度を向上したワイヤカツト放電加工用電極線に
関するものである。 ワイヤカツト放電加工とは、ワイヤ状電極（電
極線）と被加工体（工作物）との間に放電現象を
起させ、放電による熱で被加工体を溶融切断する
ものでプレス金型のような複雑な形状を有する工
作物の連続加工に適している。ワイヤカツト放電
加工においては工作物の加工精度（仕上り表面状
態及び寸法精度）が良好で、放電加工時間が短い
ことが要求されているが、これを満足させるため
には電極線と被加工体の間で起る放電現象効率を
向上させる必要がある。しかしながら放電加工機
の形式と被加工体が指定されると、工作物の仕上
り表面状態、寸法精度及び加工速度は使用する電
極によつて大きく左右される。 従来ワイヤカツト放電加工用電極線には硬銅
線、65／35黄銅線、タングステン線等が使用され
ているが、硬銅線、65／35黄銅線は仕上り表面状
態及び寸法精度が劣り、タングステン線は仕上り
表面状態及び寸法精度は良好なるも製造が困難な
ためコスト高となり、更にこれ等電極線は何れも
加工速度が遅い難点がある。 最近ワイヤカツト放電加工では工作物の仕上り
表面状態及び寸法精度も重要な特性であるが、放
電加工機のコスト及びランニング費用の点から単
位時間当りの加工速度、即ち仕事量の向上が強く
望まれている。 本発明はこれに鑑み種々検討の結果、仕上り表
面状態、寸法精度及び加工速度の優れたワイヤカ
ツト放電加工用電極線を開発したもので、銅又は
銅合金線の表面にAl又はAlにZnを10％以下含有
せしめたAl合金皮膜を形成したことを特徴とす
るものである。 即ち本発明電極線はCu又は各種Cu合金、例え
ばCu、Cu−Sn合金、Cu−Ni合金、Cu−Al合金
等の比較的太めの素線表面にAl又はAlにZnを10
％以下含有せしめたAl合金の皮膜を形成し、こ
れを所望の線径、例えば0.3mm以下まで通常の伸
線加工により仕上げたもので、ワイヤカツト放電
加工における工作物の仕上り表面状態、寸法精度
を向上し、特に放電加工速度を著しく向上せしめ
たものである。 Al又はAlにZnを10％以下含有せしめたAl合金
皮膜の厚さは30μ以下とすることが望ましく、こ
れを越えると伸線加工中に皮膜の剥離や断線を起
しその製造が困難となる。またAlにZnを10％以
上含有せしめたAl合金の皮膜を形成すると皮膜
の加工性が低下し、伸線加工が困難となる。Al
又はAlにZnを10％以下含有せしめたAl合金皮膜
の形成には通常の溶融メツキ等により形成すれば
よい。例えば第１図に示すように素線９をサプラ
イ機１より繰出し、順次脱脂槽２、水槽３、酸洗
槽４、水槽５を通して表面を清浄にし、これをメ
ツキ槽６に通して素線９表面にAl又はAlにZnを
10％以下含有せしめたAl合金皮膜を形成する。
続いてこれを水槽７、乾燥炉８を通して水洗、乾
燥した後、巻取機９に巻取るもので、特に皮膜厚
さを5μ以下とする場合には溶融メツキを用い、
5μ以上とする場合には電気メツキを用いるとよ
い。 以下本発明電極線を実施例について説明する。 第１表に示す組成の直径0.9mmのCu及びCu合金
素線を用い、第１図に示すようにして脱脂、水
洗、酸洗、水洗した後、アルミニウムメツキを行
なつた。Al皮膜の厚さが5μ以下のものには溶融
メツキを利用し、5μ以上のものには電気メツキ
を利用した。次にこれを連続伸線機に通して直径
0.2mmの電極線を製造した。 また同様にしてCu及びCu合金素線にZnを５％
含有せしめたAl合金をメツキし、これを連続伸
線機に通して直径0.2mmの電極線を製造した。 これ等の電極線について、伸線加工中の難易度
とワイヤカツト放電加工速度を調べた。その結果
を第１表に示す。 伸線加工中の難易度はメツキ皮膜の剥離及び断
線等の起きなかつたものを良、メツキ皮膜の剥離
及び断線を起したものを難とした。放電加工性は
各電極線を放電加工機に取付けて放電加工を行な
い、被加工量（mg）と加工時間（分）より加工速
度を求め、これを硬銅線の加工速度と比較し、硬
銅線の加工速度を100としたときの値で示した。
従つてこの値が大きい程加工速度は大きいことに
なる。
精度を向上したワイヤカツト放電加工用電極線に
関するものである。 ワイヤカツト放電加工とは、ワイヤ状電極（電
極線）と被加工体（工作物）との間に放電現象を
起させ、放電による熱で被加工体を溶融切断する
ものでプレス金型のような複雑な形状を有する工
作物の連続加工に適している。ワイヤカツト放電
加工においては工作物の加工精度（仕上り表面状
態及び寸法精度）が良好で、放電加工時間が短い
ことが要求されているが、これを満足させるため
には電極線と被加工体の間で起る放電現象効率を
向上させる必要がある。しかしながら放電加工機
の形式と被加工体が指定されると、工作物の仕上
り表面状態、寸法精度及び加工速度は使用する電
極によつて大きく左右される。 従来ワイヤカツト放電加工用電極線には硬銅
線、65／35黄銅線、タングステン線等が使用され
ているが、硬銅線、65／35黄銅線は仕上り表面状
態及び寸法精度が劣り、タングステン線は仕上り
表面状態及び寸法精度は良好なるも製造が困難な
ためコスト高となり、更にこれ等電極線は何れも
加工速度が遅い難点がある。 最近ワイヤカツト放電加工では工作物の仕上り
表面状態及び寸法精度も重要な特性であるが、放
電加工機のコスト及びランニング費用の点から単
位時間当りの加工速度、即ち仕事量の向上が強く
望まれている。 本発明はこれに鑑み種々検討の結果、仕上り表
面状態、寸法精度及び加工速度の優れたワイヤカ
ツト放電加工用電極線を開発したもので、銅又は
銅合金線の表面にAl又はAlにZnを10％以下含有
せしめたAl合金皮膜を形成したことを特徴とす
るものである。 即ち本発明電極線はCu又は各種Cu合金、例え
ばCu、Cu−Sn合金、Cu−Ni合金、Cu−Al合金
等の比較的太めの素線表面にAl又はAlにZnを10
％以下含有せしめたAl合金の皮膜を形成し、こ
れを所望の線径、例えば0.3mm以下まで通常の伸
線加工により仕上げたもので、ワイヤカツト放電
加工における工作物の仕上り表面状態、寸法精度
を向上し、特に放電加工速度を著しく向上せしめ
たものである。 Al又はAlにZnを10％以下含有せしめたAl合金
皮膜の厚さは30μ以下とすることが望ましく、こ
れを越えると伸線加工中に皮膜の剥離や断線を起
しその製造が困難となる。またAlにZnを10％以
上含有せしめたAl合金の皮膜を形成すると皮膜
の加工性が低下し、伸線加工が困難となる。Al
又はAlにZnを10％以下含有せしめたAl合金皮膜
の形成には通常の溶融メツキ等により形成すれば
よい。例えば第１図に示すように素線９をサプラ
イ機１より繰出し、順次脱脂槽２、水槽３、酸洗
槽４、水槽５を通して表面を清浄にし、これをメ
ツキ槽６に通して素線９表面にAl又はAlにZnを
10％以下含有せしめたAl合金皮膜を形成する。
続いてこれを水槽７、乾燥炉８を通して水洗、乾
燥した後、巻取機９に巻取るもので、特に皮膜厚
さを5μ以下とする場合には溶融メツキを用い、
5μ以上とする場合には電気メツキを用いるとよ
い。 以下本発明電極線を実施例について説明する。 第１表に示す組成の直径0.9mmのCu及びCu合金
素線を用い、第１図に示すようにして脱脂、水
洗、酸洗、水洗した後、アルミニウムメツキを行
なつた。Al皮膜の厚さが5μ以下のものには溶融
メツキを利用し、5μ以上のものには電気メツキ
を利用した。次にこれを連続伸線機に通して直径
0.2mmの電極線を製造した。 また同様にしてCu及びCu合金素線にZnを５％
含有せしめたAl合金をメツキし、これを連続伸
線機に通して直径0.2mmの電極線を製造した。 これ等の電極線について、伸線加工中の難易度
とワイヤカツト放電加工速度を調べた。その結果
を第１表に示す。 伸線加工中の難易度はメツキ皮膜の剥離及び断
線等の起きなかつたものを良、メツキ皮膜の剥離
及び断線を起したものを難とした。放電加工性は
各電極線を放電加工機に取付けて放電加工を行な
い、被加工量（mg）と加工時間（分）より加工速
度を求め、これを硬銅線の加工速度と比較し、硬
銅線の加工速度を100としたときの値で示した。
従つてこの値が大きい程加工速度は大きいことに
なる。
【表】
【表】
【表】
第一表から明らかなように厚さ30μ以下のAl又
はZnを５％含むAl合金皮膜を形成した銅又は銅
合金線からなる本発明電極線No.１〜34は何れもワ
イヤカツト放電加工における加工速度が従来の電
極線No.57、58に比較し、117〜136とはるかに優
れ、その製造も容易であることが判る。 これに対し厚さ30μ以上のAl又はZnを５％含む
Al合金被膜を形成した銅又は銅合金線からなる
比較電極線No.35〜56では、ワイヤカツト放電加工
における加工速度は本発明電極線とほぼ同等の特
性を示すも、伸線加工性が悪くその製造が困難で
あることが判る。 このように本発明電極線は製造が容易で、放電
加工における仕上り表面状態及び寸法精度を向上
し得るばかりか、放電加工速度を著しく高め得る
顕著な効果を奏するものである。
はZnを５％含むAl合金皮膜を形成した銅又は銅
合金線からなる本発明電極線No.１〜34は何れもワ
イヤカツト放電加工における加工速度が従来の電
極線No.57、58に比較し、117〜136とはるかに優
れ、その製造も容易であることが判る。 これに対し厚さ30μ以上のAl又はZnを５％含む
Al合金被膜を形成した銅又は銅合金線からなる
比較電極線No.35〜56では、ワイヤカツト放電加工
における加工速度は本発明電極線とほぼ同等の特
性を示すも、伸線加工性が悪くその製造が困難で
あることが判る。 このように本発明電極線は製造が容易で、放電
加工における仕上り表面状態及び寸法精度を向上
し得るばかりか、放電加工速度を著しく高め得る
顕著な効果を奏するものである。
第１図は本発明電極線の製造におけるメツキ工
程の一例を示す説明図である。 ａ……素線、１……サプライ機、２……脱脂
槽、３……水槽、４……酸洗槽、５……水槽、６
……メツキ槽、７……水槽、８……乾燥炉、９…
…巻取機。
程の一例を示す説明図である。 ａ……素線、１……サプライ機、２……脱脂
槽、３……水槽、４……酸洗槽、５……水槽、６
……メツキ槽、７……水槽、８……乾燥炉、９…
…巻取機。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 銅又は銅合金線の表面に、Al又はAlにZnを
10％以下含有せしめたAl合金皮膜を形成したこ
とを特徴とするワイヤカツト放電加工用電極線。 ２ 銅又は銅合金線の表面に形成したAl又はAl
合金皮膜の厚さを30μ以下とする特許請求の範囲
第１項記載のワイヤカツト放電加工用電極線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3833681A JPS57156130A (en) | 1981-03-17 | 1981-03-17 | Wire cut electric discharge machining electrode wire |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3833681A JPS57156130A (en) | 1981-03-17 | 1981-03-17 | Wire cut electric discharge machining electrode wire |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57156130A JPS57156130A (en) | 1982-09-27 |
| JPS6336889B2 true JPS6336889B2 (ja) | 1988-07-22 |
Family
ID=12522433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3833681A Granted JPS57156130A (en) | 1981-03-17 | 1981-03-17 | Wire cut electric discharge machining electrode wire |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57156130A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03121376U (ja) * | 1990-03-19 | 1991-12-12 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5845823A (ja) * | 1981-09-14 | 1983-03-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ワイヤカツト放電加工用電極線 |
| JPS59156625A (ja) * | 1983-02-23 | 1984-09-05 | Daiichi Denko Kk | ワイヤカツト放電加工用電極線 |
| JPS59169723A (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-25 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 放電加工用電極ワイヤ |
| JPS6017037A (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-28 | Mitsubishi Electric Corp | ワイヤカツト放電加工用ワイヤ電極 |
| JP6343464B2 (ja) * | 2014-03-06 | 2018-06-13 | 学校法人慶應義塾 | 炭素系高硬度材の回転式放電加工用白銅電極、回転式放電加工方法及び装置 |
-
1981
- 1981-03-17 JP JP3833681A patent/JPS57156130A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03121376U (ja) * | 1990-03-19 | 1991-12-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57156130A (en) | 1982-09-27 |
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