JPS6336807Y2 - - Google Patents

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JPS6336807Y2
JPS6336807Y2 JP7285183U JP7285183U JPS6336807Y2 JP S6336807 Y2 JPS6336807 Y2 JP S6336807Y2 JP 7285183 U JP7285183 U JP 7285183U JP 7285183 U JP7285183 U JP 7285183U JP S6336807 Y2 JPS6336807 Y2 JP S6336807Y2
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vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボンネツト開閉時の車高調整手段を
改良した車高調整装置に関する。
従来のこの種の車高調整装置は、自動車の車速
が3Km/h以下(例えば停止など)のとき、自動
車への乗員の乗降および荷物の積み降しなどに対
拠するために、3Km/h以上の車速のときよりも
車高検出時間を短かくしている。具体的には車速
が3Km/h以上のとき30秒ごと、3Km/h以下の
とき6秒ごとに車速センサを用いて車高を検出
し、その車高検出信号に基づいて車高調整を行な
つている。
ところが、エンジンルーム内の機器を整備する
とき、整備者はボンネツトを開けて車体に身体を
押し付けるようにして整備するのが一般的であ
り、このためフロント側の車高が下がることがし
ばしば起る。このようなとき、車高センサを用い
て数秒ごとに車高調整することは無意味であると
ともに、装置の耐久性の面からも望ましいもので
はない。
本考案は、上記実情にかんがみてなされたもの
で、ボンネツトを開けたとき車高検出時間を自動
的に長くすることにより、従来の不具合を解決す
る車高調整装置を提供することにある。
以下、本考案の一実施例について第1図ないし
第3図を参照して説明する。なお、第1図は本装
置を装備した自動車を示す模式図、第2図は装置
の全体構成図、第3図はこの考案の要部を説明す
るための流れ図である。先ず、第1図に示す如
く、前輪FA側車軸の左右両端部と車体B側部材
との間には、それぞれフロント用エアサスペンシ
ヨンユニツトFS,FS1,FS2が介装されるとと
もに、後輪BA側車軸の左右両端部と車体B側部
材との間には、それぞれリヤ用エアサスペンシヨ
ンユニツトRS,RS1,RS2が介装されている。
これらのエアサスペンシヨンユニツトFS1,
FS2,RS1,RS2はその構造をほぼ同じよう
にして構成されているので、以下、フロント用と
リヤ用とを特別に区別して説明する場合を除き、
第2図に示すようにエアサスペンシヨンユニツト
は符号Sを用いて説明し、かつ車高調整に必要な
部分のみ図示して説明する。
すなわち、これらのエアサスペンシヨンユニツ
トSは、ストラツト型減衰力切換式シヨツクアブ
ソーバ1を組込んだものであり、このシヨツクア
ブソーバ1は、前車輪あるいは後車輪側に取付け
られたシリンダと、このシリンダ内において摺動
自在に嵌挿されたピストンロツド2とをそなえ、
車輪の上下動に応じシリンダがピストンロツド2
に対し上下動することにより、シヨツクアブソー
バ1内のシヤツタの位置に応じたダンピング機能
を発揮して、シヨツクを効果的に吸収できるよう
になつている。
ところで、このシヨツクアブソーバ1の上部に
は、ピストンロツド2と同軸的に、車高調整用流
体室を兼ねる主空気ばね室3が配設されており、
この主空気ばね室3の一部はベローズ4で形成さ
れているので、主空気ばね室3へのエアの給排に
より、ピストンロツド2の昇降を許容できるよう
になつている。
さらに、主空気ばね室3の直上において、ピス
トンロツド2と同軸的に副空気ばね室5が配設さ
れている。
また、シヨツクアブソーバ1の外壁部には、上
方へ向いたばね受6aが設けられており、副空気
ばね室5の外壁部には下方へ向いたばね受6bが
形成されていて、これらのばね受6a,6b間に
は、コイルばね7が装填されている。
さらに、これらの空気ばね室3,5は、駆動ピ
ン8およびピストンロツド2にわたつて穿設され
た連通路9を介して相互に連通接続されており、
この連通路9にはばね定数切換機構Eを構成する
開閉弁10が介装されている。
この開閉弁10は、副空気ばね室5と連通路9
との連通遮断を行なう第1の弁部分10aおよび
主空気ばね室3と連通路9との連通遮断を行なう
第2の弁部分10bをそなえて構成されている。
したがつて、弁部分10aが開モードのとき
は、主空気ばね室3と副空気ばね室5とを連通状
態にして、ばね定数を小さく(ソフトに)するこ
とができ、弁部分10aが閉モードのときは、主
空気ばね室3と副空気ばね室5とを遮断状態にし
て、ばね定数を大きく(ハードに)することがで
きるのである。
すなわち、駆動ピン8を回転させることによつ
て開閉弁10を開閉することができ、この開閉に
より、ばね室容量を変えることができる。
このばね室容量の変化によつてサスペンシヨン
のばね定数を変えることができるのである。
而して、自動車の車高調整は第2図に示す構成
によつて実施される。即ち、車高調整のための圧
縮空気は、第2図に示すように、圧縮空気発生装
置としてのコンプレツサ11からドライヤ12、
ジヨイント13、リヤソレノイドバルブ14、フ
ロントソレノイドバルブ15およびこれらを各々
接続する配管16と一部パイプ状の駆動ピン内の
連通路17とを介して、各サスペンシヨンユニツ
トSへ供給されるようになつている。
コンプレツサ11は、エアクリーナ18から送
り込まれた大気を圧縮してドライヤ12へ供給す
るようになつており、ドライヤ12のシリカゲル
等によつて乾燥された圧縮空気は、第2図の各実
線矢印で示すように、サスペンシヨンユニツトS
へ供給される。また、圧縮空気がサスペンシヨン
ユニツトSから排気されるときには、第2図の各
破線矢印で示すように、排気ソレノイドバルブ1
9を介して、圧縮空気は大気側へ解放される。
なお、ドライヤ12には、リザーブタンク20
が接続されており、圧縮空気の一部はこのリザー
ブタンク20から給気ソレノイドバルブ21を介
して各サスペンシヨンユニツトSへ給気される。
また、第2図に示すごとく、車高センサ22が
設けられており、この車高センサ22は自動車の
前部右側のロアアーム23に取付けられて自動車
の前部車高を検出するフロント車高センサ22F
と、自動車の後部左側のラテラルロツド24に取
付けられて自動車の後部車高を検出するリヤ車高
センサ22Rとをそなえて構成されていて、これ
らの車高センサ22F、22Rから車高調整制御
部としてのコントロールユニツト25へフロント
車高検出信号およびリヤ車高検出信号が供給され
る。
なお、車高センサ22における各センサ22
F,22Rは、ホールIC素子および磁石の一方
を車輪側、他方を車体B側に取付けられて、ノー
マル車高レベルおよび低車高あるいは高車高レベ
ルからの距離をそれぞれ検出するようになつてい
る。
さらに、スピードメータ26には、車速センサ
27が内蔵されており、このセンサ27は、車速
を検出して、検出信号をコントロールユニツト2
5へ供給するようになつており、機械式スピード
メータにおいてはリードスイツチ方式による車速
センサが用いられ、電子式スピードメータにおい
てはトランジスタによるオープンコレクタ出力方
式のセンサが用いられる。また、自動車のボンネ
ツト(図示せず)にはボンネツト開閉検出スイツ
チ28が取着され、このスイツチ28によつて検
出されたボンネツト開閉検出信号がコントロール
ユニツト25に供給されるようになつている。な
お、このスイツチ28は、通常閉のとき接地信
号、開のとき非接地信号をコントロールユニツト
25に供給するが、閉のとき所定の電圧信号、開
のときその電圧をしや断した信号をユニツト25
に供給するようにしてもよい。
また、車体の姿勢変化を検出する車体姿勢セン
サとしての加速度センサ29が設けられており、
この加速度センサ29は自動車ばね上におけるピ
ツチ、ロールおよびヨーの車体姿勢変化を検出す
るようになつていて、例えば加速度がないときに
は、おもりが垂下された状態となり、発光ダイオ
ードからの光は遮蔽板によつて遮ぎられて、フオ
トダイオードへ到達しないことにより、加速度が
ないことを検出できるような構造となつている。
そして、加速度が、前後、左右ないし上下に作
用すると、おもりが傾斜したり、移動したりする
ことによつて、車体の加速状態が検出されるので
ある。
なお、第2図中の符号30はソレノイド機構で
あつてこれはコントロールユニツト25からの信
号によるソフト用ソレノイドの駆動によつて駆動
ピン8を所定位置まで回転させてハード状態から
ソフト状態へ移行させ、またハード用ソレノイド
の駆動によつて駆動ピン8を反対方向に所定位置
まで回転させてソフト状態からハード状態へ移行
させる機能をもつている。また、符号LFは、エ
ンジンルーム(破線LFより左方)と車室(破線
LF、LR間)との境を示し、LRは車室とトラン
クルーム(破線LRより右方)との境を示してい
る。また、符号31は、悪路等においてシヨツク
アブソーバ1のシリンダが相対的に上昇すること
により主空気ばね室3の壁面等を損傷するのを防
止するためのバンプストツパを示している。
次に、以上のように構成された車高調整装置の
作用について第3図に示すフローに従つて説明す
る。コントロールユニツト25には車高センサ2
2と車速センサ27より時々刻々車高検出データ
と車速検出データが供給されている。しかして、
自動車の停止などの操作により車速が低下した場
合、コントロールユニツト25は前記車速検出デ
ータから車速が例えば3Km/h以下であるか否か
を判断し、3Km/h以下であればボンネツト開閉
検出スイツチ28からのボンネツト開閉検出信号
を取り込んでボンネツトが開いているか否かを判
断する。ここで、車速が3Km/h以下でかつボン
ネツトが閉のとき、自動車が徐行或いは停止の何
れかであると判断し、第1のタイマへタイマ駆動
信号を送出する。次に、第1のタイマの駆動時間
が所定時間T1(例えば6秒)を経過したか否か
を判断し、経過していれば車高センサ22からの
車高検出データを取込んで車高を調べ、例えば低
車高のときノーマル車高とするための車高制御信
号をコントロールユニツト25から出力され、ま
た高車高のとき同じくノーマル車高とするための
車高制御信号をコントロールユニツト25から出
力されるようになつている。
次に、車速3Km/h以下でかつボンネツトが開
であると判断したとき、第2のタイマへタイマ駆
動信号を送出する。そして、第2のタイマの駆動
時間が前記所定時間T1よりも長い時間T2(例
えば数10秒ないし1分)を経過したか否かを調
べ、経過しているときには車高検出データを取り
込んで車高を検出し、その車高に応じて例えば低
車高および高車高のときにはノーマル車高とする
ための車高制御信号をコントロールユニツト25
から出力され、第2のタイマの駆動時間が未だ時
間T2を経過していないときには車高調整を行な
わないようにするものである。即ち、本装置は、
ボンネツトが開のとき、車高検出時間をボンネツ
ト閉のときよりも長くし、頻繁に車高調整が行な
われないようにするものである。なお、コントロ
ールユニツト25から出力された低車高よりノー
マル車高に調整する車高制御信号はコンプレツサ
11および各ソレノイドバルブ14,15,21
に送られ、よつてこれらのバルブ14,15,2
1が開となつて車高がノーマル車高へ移行され
る。また、コントロールユニツト25から出力さ
れた高車高よりノーマル車高に調整する車高制御
信号は各ソレノイドバルブ14,15,19に送
られ、車高をノーマル車高に移行させる。
なお、上記実施例では第1のタイマと第2のタ
イマを用いて説明したが、これらのタイマの機能
を1つのタイマで兼用させてもよい。また、車高
調整のための車速を3Km/hとし、また車高検出
時間を6秒としたが、これらの数値に限定されな
いことは言うまでもない。
以上詳記したように本考案によれば、ボンネツ
トが開放されたとき、それを検出して車高検出時
間をボンネツト閉のときよりも長く設定したの
で、例えばエンジンルーム内の機器整備中に車高
調整が行なわれるようなことがなくなり、また装
置の耐久性も高めうる車高調整装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置を装備した自動車の模式図、第
2図は本考案に係る車高調整装置の一実施例を示
す全体構成図、第3図は本装置の要部を説明する
流れ図である。 FS,FS1,FS2……フロント用エアサスペン
シヨンユニツト、RF,RF1,RF2……リヤ用
エアサスペンシヨンユニツト、S……エアサスペ
ンシヨンユニツト、1……シヨツクアブソーバ、
3……主空気ばね室、4……ベローズ、副空気ば
ね室、7……コイルばね、8……駆動ピン、10
………開閉弁、11……コンプレツサ、12……
ドライヤ、14,15,19,21……ソレノイ
ドバルブ、22,22F,22R……車高セン
サ、23……ロアアーム、24……ラテラルロツ
ド、25……コントロールユニツト、26……ス
ピードメータ、27……車速センサ、28……ボ
ンネツト開閉検出スイツチ、30……ソレノイド
機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪側部材と車体側部材との間に介挿され且つ
    車高調整用流体室を有する流体圧式サスペンシヨ
    ンユニツトと、車速を検出する車速センサと、車
    高を検出する車高センサと、ボンネツトの開閉状
    態を検出するボンネツト開閉検出スイツチと、前
    記車速センサからの車速検出データが所定の車速
    以下で且つ前記ボンネツト開閉検出スイツチから
    ボンネツト閉検出信号を受けているとき、第1の
    設定時間T1ごとに車高センサの車高検出データ
    に基づいて車高制御信号を出力する第1の車高制
    御手段および前記車速センサからの車速検出デー
    タが前記所定の車速以下で且つ前記ボンネツト開
    閉検出スイツチからボンネツト開検出信号を受け
    ているとき、前記第1の設定時間T1よりも長い
    設定時間T2ごとに車高センサの車高検出データ
    に基づいて車高制御信号を出力する第2の車高制
    御手段を持つた車高調整制御部とを備え、この車
    高調整制御部からの出力によつて前記サスペンシ
    ヨンユニツトにおける流体室への流体を制御して
    車高調整を行なうようにしたことを特徴とする車
    高調整装置。
JP7285183U 1983-05-16 1983-05-16 車高調整装置 Granted JPS59177505U (ja)

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JPS59177505U JPS59177505U (ja) 1984-11-27
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