JPS6336758B2 - - Google Patents

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JPS6336758B2
JPS6336758B2 JP55127211A JP12721180A JPS6336758B2 JP S6336758 B2 JPS6336758 B2 JP S6336758B2 JP 55127211 A JP55127211 A JP 55127211A JP 12721180 A JP12721180 A JP 12721180A JP S6336758 B2 JPS6336758 B2 JP S6336758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nad
nadp
dehydrogenase
bile acids
nadph
Prior art date
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Expired
Application number
JP55127211A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5754598A (en
Inventor
Yoichi Komyama
Kazuyuki Hirano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Kagaku Yakuhin Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Kagaku Yakuhin Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Kagaku Yakuhin Co Ltd filed Critical Daiichi Kagaku Yakuhin Co Ltd
Priority to JP12721180A priority Critical patent/JPS5754598A/ja
Publication of JPS5754598A publication Critical patent/JPS5754598A/ja
Publication of JPS6336758B2 publication Critical patent/JPS6336758B2/ja
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は生体試料中の胆汁酸測定法に関する。 ヒト胆汁中に存在する主な胆汁酸塩はグリココ
ール酸、タウロコール酸、グリコケノデオキシコ
ール酸、タウロケノデオキシコール酸、グリコデ
オキシコール酸、タウロデオキシコール酸であ
り、肝臓で合成され胆のうにて濃縮され消化管内
に排泄されている。その生理的意義としては脂肪
の乳化等に関与していると考えられている。しか
しながら何らかの原因で肝障害、胆管閉塞によ
り、消化管内への排泄およびその合成が増大した
場合には血清中に胆汁酸の増大が認められるので
臨床診断の立場より、肝臓および胆管の状態を把
握することが可能である。現在のところこれらの
過程は必らずしも医学的に明確にされていない
が、従来の肝胆道系検査法とは異なつた知見を提
供するものであり、今後その測定の必要性は増加
するものと考えられる。 胆汁酸の定量に関しては近年種々報告されてい
るがとくに臨床検査法としては3α−ハイドロオ
キシステロイドデヒドロゲナーゼを用いる方法が
非常によく検討されており、上記酵素によつて胆
汁酸量に比例して増大するNADHまたは
NADPHの増加を検出する方法はキツト化され
市販されている。しかしこの方法はビリルビンの
影響を相当にうけるため、あらかじめ胆汁酸の分
離が必要であること、および使用検体量が大きい
という欠点を有していた。 本発明者らは、これら従来法による欠点の原因
として検出系での感度に問題があり、その改良が
必須であるという点に着目し、最終検出系に酵素
的サイクリング反応を組み合わせて感度の増大を
計り、迅速かつ正確、簡便な方法を確立し本発明
を完成した。 本発明の反応原理を説明すると、生体試料中の
胆汁酸が3α−ハイドロオキシステロイドデヒド
ロゲナーゼによりケト胆汁酸に変化するに際し、
NAD+(又はNADP+)がNADH(又はNADPH)
に変化するのを酵素的サイクリング反応を利用し
て測定しようとするものである。 以下に本発明の原理を記載する。 ここに、A(又はB)は酵素Ea(又はEb)の基
質であり、A′(又はB′)はその生成物を示す。 胆汁酸の酸化により比例して増大するNADH
又はNADPHを酵素的サイクリング反応にて増
幅してすなわちA′またはB′の量より胆汁酸量を
求めることができる。 酵素的サイクリングとしては、例えばNADサ
イクリング、NADPサイクリングなどがあげら
れる。従来法の使用も可能である。(例えばF.M.
Matschinsky:Methods in(Enzymology)、vol、
18、part B.P.3 Academic press(1971):阿南功
一、紺野邦夫、田村善蔵、松橋通生、松本重一郎
編、加藤尚彦、基礎生化学実験法6、生化学的測
定P101、丸善株式会社、加藤尚彦、生化学実験
構座、第5巻、酵素研究法(上)、P121等) NADサイクリングの例としては、前記反応に
おいて、 A:オキザロ酢酸、A′:リンゴ酸 Ea:リンゴ酸デヒドロゲナーゼ、 B:エチルアルコール B′:アセトアルデヒド Eb:アルコールデヒドロゲナーゼ、 NADPサイクリング反応の例としては、前記
反応において、 A:α−ケトグルタル酸 A′:グルタミン酸 Ea:グルタミン酸デヒドロゲナーゼ B:グルコース−6−リン酸 B′:6−ホスホグルコン酸 Eb:グルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ 等が挙げられる。 本法によれば、使用検体量は微量でかつ3α−
ハイドロオキシステロイドデヒドロゲナーゼ量も
少量である。 以下本発明の実際例を具体的に例示する。 実施例 1 血清50μmに0.1NNaOHを入れ室温5min放置
後、3α−ハイドロオキシステロイドデヒドロゲ
ナーゼ12mU、0.3Mヒドラジンヒドレート、2
mM EDTAおよび1mM NAD+を含む0.2M
トリスー塩酸緩衝液(PH8.9)1mlに溶解した溶
液50μを添加し37℃10分間放置後、1M炭酸緩
衝液(PH10.1)50μを入れ60℃30分間加温した。
その後その50μに3−(Pヨードフエニル)−2
−(p−ニトロフエニル)−5−フエニル−2Hテ
トラゾリウムクロライド10.11mg、エタノール1.5
mgおよび牛血清アルブミン20mgを0.1Mトリスー
塩酸緩衝液(PH8.0)100mlに溶解した液1.9mlを
入れ25℃にて3分加温したのちジアフオラーゼ
1.5U、アルコールデヒドロゲナーゼ6U酵素混液
50μを入れ、25℃にて500nmでのレイトアツセ
イまたはエンドポイントアツセイを行なつた。又
同時にブランク値として3α−ハイドロオキシス
テロイドデヒドロゲナーゼの代りに無添加緩衝液
を用い又、検量線用として20μMのゴリココール
酸溶液を用いた。エンドポイントアツセイの場合
には0.1N塩酸1mlにて反応停止した。レイトア
ツセイの場合の検量線は第1図である。また平均
添加回収率は100.0%、再現性、日差変動はおの
おの1−3%、4.7%(変動係数%)であり市販
キツトステログノストー3α(第一化学薬品株式会
社)との相関性は第2図防害物質の影響は第1表
の何くである。 なお、肝疾患時での肝機能検査値との相関性は
第2表である。
【表】
【表】 グリコール酸(20μモル/)の標準液に各成
分を加えた。
【表】 実施例 2 血清10μに0.2N NaOH30μを添加し室温3
分放置したのち3α−ハイドロオキシステロイド
デヒドロゲナーゼ10mU、0.4Mヒドラジンヒド
レート、1mM EDTAおよび1mM NADP
を0.2Mトリス塩酸緩衝液(PH9.0)1mlに溶解し
た溶液100μを添加し30℃5分間加温後0.5N
NaOH50μを入れ70℃15分間加温した。その後
2mM 3−(p−ヨードフエニル)−2−(P−
ニトロフエニル)−5−フエニル−2Hテトラゾリ
ウムクロライド1mMグルコース−6−フオスフ
エート0.02%牛血清アルブミンを含む0.1Mトリ
ス−塩酸緩衝液(PH8.0)2.0mlを入れ30℃にて3
分間加温し酵素混液ジアフオラーゼ1.5Uおよび
グルコース−6−フオスフエートデヒドロゲナー
ゼ3Uを含む50μを入れ30℃にて実施例1と同様
に行なつた。ブランク法は3α−ハイドロオキシ
ステロイドデヒドロゲナーゼの代わりに無添加緩
衝液および検量線用に20μMグリココール酸ナト
リウム液を用いた。本法の検量線は原点を通る
100μMまで直線であり平均回収率99.8%および防
害物質の影響および疾患時の他の肝機能検査との
相関は実施例1と同様の結果であつた。 実施例 3 血清1μに0.1N KOH1μを入れ室温5分間
放置後実施例1と同様な3α−ハイドロオキシス
テロイドデヒドロゲナーゼ溶液50μを加え37℃
にて2分間放置した、その後1M炭酸緩衝液(PH
10.0)20μを添加し、60℃にて25分間加温した
のち、300mMエタノール、2mMオキザル酢酸
2mMメルカプトエタノール、0.02%牛血清アル
ブミン、0.1Mトリス−塩酸緩衝液(PH8.0)2ml
を入れアルコール脱水素酵素(100mg13.5ml)2μ
、リンゴ酸脱水素酵素(10mg1ml)2μを加
え25℃にて10分間放置後100℃にて3分間加熱し
て反応を止め2mM NAD+および50Uリンゴ酸
脱水素酵素を含む0.5Mヒドラジン塩酸緩衝液
(PH9.5)1mlを入れ30℃にて15分間加温した。そ
の後340nmでの吸光度またはNADHの螢光測定
を行なつた。検量線は原点を通る直線を示し
50μMの胆汁酸測定が可能であり再現性(変動係
数(%)3.0)も良好であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本測定方法の検量線を示し、第2図は
市販品による測定方法と本発明による測定方法の
相関性を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 試料中の胆汁酸測定において、 (イ) 試料をアルカリ処理し、 (ロ) 試料中の胆汁酸を、3α−ハイドロオキシス
    テロイドデヒドロゲナーゼ、NAD+または
    NADP+にてケト胆汁酸に酸化し、 胆汁酸の酸化より比例して増大する還元型
    NAD(NADH)または還元型NADP
    (NADPH)を生成させた後、残存するNAD+
    またはNADP+をアルカリにて破壊し、 (ハ) 生成したNADHまたはNADPHを補酵素と
    する酵素(Ea)ならびにEaの基質(A)を該
    NADHまたはNADPHと反応させてNAD+ま
    たはNADP+および基質(A)の生成物(A′)を
    生成せしめ、 (ニ) 生成したNAD+またはNADP+を補酵素と
    する酵素(Eb)ならびにEbの基質(B)を該NAD
    +またはNADP+と反応させて、NADHまた
    はNADPHおよび生成物(B′)を生成せしめ、 (ホ) 上記反応(ハ)および(ニ)の酵素的サイクリング反
    応を繰り返し行わしめ、 (ヘ) 生成した生成物(A′)または(B′)を測定
    することよりなる試料中の胆汁酸の測定法。 2 特許請求の範囲第1項において、 Ea:リンゴ酸デヒドロゲナーゼ、 A:オキザロ酢酸、 A′:リンゴ酸 B:エチルアルコール B′:アセトアルデヒド Eb:アルコールデヒドロゲナーゼ、 よりなる特許請求の範囲第1項記載の測定法。 3 特許請求の範囲第1項において、 Ea:グルタミン酸デヒドロゲナーゼ A:α−ケトグルタル酸 A′:グルタミン酸 Eb:グルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ B:グルコース−6−リン酸 B′:6−ホスホグルコン酸 よりなる特許請求の範囲第1項記載の測定法。
JP12721180A 1980-09-16 1980-09-16 Measurement of bile acid, measuring reagent, and measuring reagent kit Granted JPS5754598A (en)

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JPS5754598A JPS5754598A (en) 1982-04-01
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JP2811319B2 (ja) * 1989-04-18 1998-10-15 旭化成工業株式会社 胆汁酸の高感度測定法および測定用組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5284796A (en) * 1976-01-07 1977-07-14 Osuga Toshiaki Microanalysis of bile acid
JPS53136893A (en) * 1977-05-04 1978-11-29 Kyowa Hakko Kogyo Kk Measurement of bile acid

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