JPS6336493Y2 - - Google Patents

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JPS6336493Y2
JPS6336493Y2 JP6348582U JP6348582U JPS6336493Y2 JP S6336493 Y2 JPS6336493 Y2 JP S6336493Y2 JP 6348582 U JP6348582 U JP 6348582U JP 6348582 U JP6348582 U JP 6348582U JP S6336493 Y2 JPS6336493 Y2 JP S6336493Y2
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JP
Japan
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gear
spring
chassis
cassette
rotated
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダ、特にオートリバース
用テープレコーダにおいて、2つのヘツドのアジ
マス調整を容易に行えるようにしたテープレコー
ダに関する。
オートリバース用テープレコーダは、2つの磁
気ヘツドが交互に移動してカセツトのテープと摺
接されるものであるが、このヘツドのアジマス調
整は再生、録音状態において行うので、ヘツドを
移動するためのメカが動作している状態である。
そのため動作したメカが邪魔となり調整が困難に
なつたり、あるいはヘツドが良く見えないために
誤つて他のヘツドのアジマス調整用のネジを回転
してしまう等の不都合があつた。
本考案は叙上の点に鑑みて成されたもので、そ
の目的とするところは、ヘツドの前後進を制御す
る制御板が移動した時にアジマスを調整すべき方
のネジが上方より貫通して見えるようにしたの
で、アジマス調整が容易であると共に誤つて他の
アジマス調整用ネジを回転する等のことがないテ
ープレコーダを提供するにある。
次に実施例について図面と共に説明する。
1は第1シヤーシ(以下単にシヤーシという)、
2〜4は該シヤーシ1に取付けられたキヤプスタ
ン用モータ、リール駆動用モータ、メカ制御用モ
ータにして、リール駆動用モータ3はモータ取付
板3′を介してシヤーシ1に取付けられている。
5はシヤーシ1に取付けられたソレノイド、6は
一端に扇状の歯部6aが、他端にソレノイド5の
吸引杆5aと連結される連結部6bが形成され、
かつ中間部がシヤーシ1に軸支された第1扇形歯
車、7は一端に上記第1扇形歯車6の歯部6aと
噛合される扇状の歯部7aが、他端に後述するリ
ンク8のピン8aと連結される連結部7bが形成
され、かつ中間部が第1シヤーシ1に軸支れた第
2扇形歯車、8は中間部が第1シヤーシ1のピン
1aに軸支されたL字状のリンクにして、他端に
2段歯車である大歯車9と小歯車10とが軸支さ
れている。なお、大歯車10はシヤーシ1の裏面
に位置し、小歯車9がシヤーシ1の孔1bより上
面側に突出されている。11はリンク8の軸受部
につる巻き部が嵌合されたスプリングにして、一
端が該リンク8に他端がモータ取付板3′に形成
された係止片3′aに係合されていて、リンク8
を常時反時計方向に付勢している。従つて第2扇
形歯車7は時計方向に、第2扇形歯車6は反時計
方向に回動力が付与されている。これによりソレ
ノイド5の吸引杆5aは引き出された状態になつ
ている。
12はシヤーシ1のピン1cに軸支されたウオ
ーム歯車にして、その下端に平歯車13が一体的
に形成されている。そして上記したソレノイド5
に通電が行われ、リンク8が回動された時に小歯
車9と平歯車13とが噛合される。14はシヤー
シ1に固定された補助シヤーシにして、上記した
ウオーム歯車12と噛合される歯車15が軸支さ
れている。この歯車15の補助シヤーシ14側に
はプーリ16が一体的に形成されると共に前面側
には4本の突起15aが形成されている。17は
同じく補助シヤーシ14に軸支された歯車にし
て、補助シヤーシ14側にもプーリ18が一体的
に形成されると共にこのプーリ18と上記プーリ
16の間にはベルト19が捲回されている。20
は補助シヤーシ14に回動自在に軸支された回動
アームにして、巻ばね21によつて常時反時計方
向への回動力が付与されている。そして回動アー
ム20の突片20aが補助シヤーシ14の折曲片
14aに当接されている。22は上記した回動ア
ーム20の中間に固定されたスイツチ操作杆にし
て、回動アーム20がばね21のばね力に抗して
ある程度時計方向に回動された時に、後述するス
イツチを操作するものである。23は回動アーム
20の先端に軸支されたカセツト送りローラにし
て、補助シヤーシ14側に歯車24が一体的に形
成されると共に上記した歯車18と噛合されてい
る。25はシヤーシ1に取付けられたスイツチに
して、カセツトAを挿入し、カセツトAの先端が
送りローラ23に当接して、回動アーム20をば
ね21に抗して時計方向に回動した時にスイツチ
操作杆22によつて閉成されると共にソレノイド
5とリール駆動用モータ3に通電する。
26は補助シヤーシ14とリール台駆動用モー
タ3の取付板3′に形成された突片3′bとの間に
張架されたシヤフトにして、押下板27と押上板
28とが軸支されている。この押下板27と押上
板28は相対向して設けられており、送りローラ
23によつて送られてくるカセツトAの進入路の
位置に配置されている。押下板27の突片27a
と補助シヤーシの突片14bとの間にはスプリン
グ29が張設されていて、押下板27を常時時計
方向に付勢している。そして押下板27の先端に
形成されているストツパー27bが補助シヤーシ
14の突片14cに当接されている。一方押上板
28もシヤフト26に挿通された巻ばね30によ
つて同じく時計方向にばね付勢されている。そし
て押上板28の後方に形成されたストツパー28
aがシヤーシ1に当接することによつて位置規制
されている。なお巻ばね30の一端はモータ取付
板3′に形成された係止片3′cに、他端はストツ
パー28aに各々係止されている。そしてこの状
態において送りローラ23によつて送られてくる
カセツトAは押下板27と押上板28に両者間に
進入するようになつている。31は上記した押下
板27の側面にスライド自在に取付けられたスラ
イド制御板にして、両者間に張設されたスプリン
グ32によつて常時前方(図において左方)に付
勢されている。またこのスライド制御板31の後
端には進入してくるカセツトAの先端が当接する
ストツパー31aが形成されると共に前記した歯
車15の突起15aと係合される係合突起31b
が形成されている。そしてスライド制御板31の
ストツパー31aは上記押下板27と押上板28
の間に挿入された状態となつている。一方リール
駆動用モータの出力シヤフトには歯車33が取付
けられており、この歯車33と上記した大歯車1
0とが常時シヤーシ1の下面において噛合されて
いる。
そして第4図においてカセツトAを挿入する
と、該カセツトAの先端が送りローラ23と当接
し、回動アーム20をばね力に抗して反時計方向
に回動するので、歯車24と18とが噛合され、
且つスイツチ操作杆23がスイツチ25を押圧し
その接点を閉じる。これによりソレノイド5とリ
ール駆動用モータ3に通電が行われ、該ソレノイ
ド5の吸引杆5aが吸引されると共に歯車33が
回転する。吸引杆5aが吸引されると扇状歯車
6,7を介してアーム8をばね力に抗して時計方
向に回動するので、小歯車9が平歯車13と噛合
される。なおこの時歯車33と大歯車10とは噛
合されたままである。従つて、歯車33の回転力
は大歯車10、平歯車13を介してウオーム歯車
に伝達され、これにより歯車15が回転される。
該歯車15が回転されるとベルト19を介して歯
車17が回転され、従つて歯車24を介して送り
ローラ23がカセツトAの進行方向に回転され
る。これによりカセツトAは送りローラ23との
摩擦により押下板27、押上板28の間に進入す
る。そしてカセツトAの先端がスライド制御板3
1のストツパー31aに当接すると、該スライド
制御板31はスプリング32のばね力に抗して前
進し、係合突起31bが歯車15の突起15aと
係合する。これにより歯車15の回転力は突起1
5a、係合突起31bを介してスライド制御板3
1を反時計方向への回転力に変換されるので、該
スライド制御板31が取付けられ押下板27はシ
ヤフト26を支点として、反時計方向に回動され
る。従つてカセツトAを介して押上板28も反時
計方向に回動され、カセツトAは下降し、後述す
るリール台に係合される。即ちカセツトAはテー
プレコーダにセツトされた状態となる。この状態
において図示されないスイツチが動作し、ソレノ
イド5への通電を遮断する。従つてリンク8はス
プリング11のばね力により反時計方向に回動す
るので、扇状歯車6,7は元の状態に戻り、大歯
車10が後述する中間歯車34と噛合される。ま
たこの時リール駆動用モータ3への通電も一時的
に遮断され、次の指令まで停止している。
34は上記した大歯車10と噛合される中間歯
車にして、ソレノイド5に通電されていない時に
両歯車10と34は噛合される。35は中間歯車
34と噛合される2段式の大歯車にして、小歯車
36が一体的に形成されている。そして小歯車3
6はシヤーシ1の孔1dより突出されている。3
7はシヤーシ1に一端が軸支された揺動アームに
して先端裏面に上記した小歯車36と常時噛合さ
れる歯車38が軸支されている。39,40は外
周に上記した歯車38と選択的に噛合される歯車
39a,40aが形成されたリール台である。
而してソレノイド5が非励磁状態でアーム8に
取付けられた大歯車10が中間歯車34と噛合さ
れている状態でリール駆動用モータ3が駆動する
と、歯車33、大歯車10、中間歯車34、大歯
車35、小歯車36を介して揺動アーム37に軸
支された歯車38が回転される。この時揺動アー
ム37は小歯車36の回転方向によつて、歯車3
6,38の摩擦で第2図において左右方向に揺動
する。従つて歯車38はリール台39,40の何
れかの歯車39a,40aと噛合される。すなわ
ち小歯車36が時計方向に回転したとすると、歯
車38は反時計方向に退転するが、この時揺動ア
ーム37は時計方向に揺動し、歯車38とリール
台40の歯車40aとが噛合する。また小歯車3
6が反時計方向に回転した時には、歯車38はリ
ール台39の歯車39aと噛合する。従つてリー
ル駆動用モータ3の回転方向によつて、リール台
39,40の何れかが回転するものである。
41,42はシヤーシ1の裏面に軸支されたフ
ライホイールにして、その回転軸がキヤプスタン
軸41a,42aとなつてシヤーシ1の上面より
突出している。43はキヤプスタン用モータ2の
出力軸に固定されたプーリにして、このプーリ4
3と上記したフライホイール41,42間にベル
ト44が捲回されている。従つてキヤプスタン用
モータ2を駆動することによつて、キヤプスタン
軸41a,42aは回転される。
45,46はピンチローラユニツトにして、上
記したキヤプスタン軸41a,42aに対向して
一対が配置されている。以下右側のピンチローラ
ユニツト45について説明するが、左側のピンチ
ローラユニツト46についても、右側のピンチロ
ーラユニツト45と同じアルフアベツトが付され
たものは同一部材を示す。そしてピンチローラユ
ニツト45は合成樹脂製のベース45a、該ベー
ス45aに固定される再生磁気ヘツド45bと、
ピンチローラ45cを軸支する支持枠45dとよ
り構成されている。さらに詳述すれば、ベース4
5aにはカセツトAの中央窓部に臨みテープの上
下動を防止するためのテープガイド45eが一体
に形成されると共にヘツド45bの取付ボス45
fが形成されている。そしてこのベース45aの
ボス45fにヘツド45bの一端をネジ止めする
と共に他端をスプリング45gを介してネジ45
hにてネジ止めしてある。なおスプリング45g
を介在したのは、ヘツド45bのアジマス調整を
行うもので、ネジ45hを回わすことによつて行
える。また支持枠45dの中央には取付ピン用の
孔45iが形成されていて、ピン45jが挿通さ
れると共にその下端がシヤーシ1の孔1eに嵌合
固定されている。そしてこのピン45jにはばね
45kが挿通されていて、一端が支持枠45dの
基端に、他端がベース45aの突片45lに係止
されている。従つて支持枠45dはばね45kに
よつて常時反時計方向に付勢されていて、支持枠
45dの基端がベース45dのストツパー45m
に当接している。なお45nはヘツド45bに取
付けられたテープガイドである。47は上記した
リール台39,40とピンチローラユニツト4
5,46の略中間に設けられた合成樹脂製の三角
形状ストツパーにして、ベース45a,46aの
回動を規制する。すなわち後述する手段によりベ
ース45a,46aがピン45j,46jを支点
として回動した時に、ストツパー47の三角形状
底角部においてベース45a,46aが当接し、
その回動が規制される。
48は上面外周に歯部が形成された傘歯状歯車
にして、メカ制御用歯車4の出力軸に固定された
歯車49と噛合されている。50は傘歯状歯車4
8と一体的に形成された小歯車、51は歯車50
と噛合される大歯車、52は該大歯車51と一体
的に形成された小歯車、53は該小歯車52と噛
合された大歯車、54は該大歯車53と一体的に
形成された小歯車にして、この小歯車54は後述
する第2シヤーシ55の孔55cより上面にて突
出している。
55はシヤーシ1上に植設された3本の支柱1
fにネジ止めされた第2シヤーシにして、カセツ
トAの挿入部を構成するカセツトガイド部55a
と、後述する各種の部材を取付けるための部材取
付部55bとより構成されている。そして部材取
付部55bには孔55cが形成されると共にこの
孔55cから突出する小歯車54と噛合する歯車
56が取付けられている。そしてこの歯車56の
上面偏心位置にはガイド突起56aが一体に形成
されている。また部材取付部55bには揺動板5
7が軸支されていて、一部に形成された切欠部5
7aが上記した歯車56のガイド突起56aに係
合されている。58,59は第2シヤーシ55に
植設された3本の突起55dに夫々両端近くに形
成された長孔58a,58bおよび59a,59
bが挿入され摺動する制御板にして、両端の突起
55dと夫々の突片58c,59cとの間にスプ
リング60,61が張設されていて、夫々の制御
板58と59を相対向する方向に付勢している。
また制御板58,59の相対向する先端には、上
記した揺動板57の先端に設けられた突起57b
と係合する鉤部58d,59dが形成されてい
て、歯車56が反時計方向に回転され揺動板57
が反時計方向に回動された時に制御板58をスプ
リング60のばね力に抗して第3図において左方
向に移動させ、かつ歯車56が時計方向に回転さ
れた時は制御板59をスプリング61のばね力に
抗して右方向に移動させるためのものである。ま
た制御板58,59に形成された突片58e,5
9eと上記したピンチローラユニツト45,46
の支持枠45d,46dに形成された突片45
o,46oとの間にスプリング62,63が張設
されると共に突片45o,46oは夫々制御板5
8,59の肩部58f,59fと当接しいる。従
つて支持枠45dはスプリング62のばね力によ
つてピン45jを支点として時計方向に付勢され
ると共に突片45oが制御板58の肩部58fに
当接して位置規制している。而して制御板58が
上記した動作によつて、第8図に示す如くスプリ
ング60のばね力に抗して摺動すると、当然肩部
58fも移動するので、支持枠45dにスプリン
グ62のばね力による時計方向への回動力が付勢
され、従つてベース45aがストツパー47に当
接されるまで回動される。この状態でピンチロー
ラユニツト45cはキヤプスタン軸41aに軽く
当接すると共にヘツド45bはテープA1に摺接
される。そして支持枠45dがストツパー47に
当接した後も、さらに制御板58は移動するの
で、支持枠45dはスプリング62のばね力によ
つてピン45jを支点とて時計方向にばね45k
のばね力に抗して回動され、従つてピンチローラ
45cはばね45kとスプリング62のばね力と
の差による力でキヤプスタン軸41aに圧接され
る。
一方制御板59が摺動した場合も、上記したと
同様な動作によつて、ベース46aが反時計方向
に回動されヘツド46bがテープA1に摺接され
ると共にピンチローラ46cがばね46kとスプ
リング63のばね力との差による力でキヤプスタ
ン軸42aに圧接される。
なお制御板58,59に形成された長孔58
a,59aには、これを連通する調整用孔58
g,59gが夫々形成されていて、該制御板5
8,59が夫々摺動したときにアジマス調整用ネ
ジ45h,46hの頭部と調整用孔58g,59
gとが一致する。従つてこの状態でヘツド45b
または46bのアジマスを調整することができる
ものである。
また、リール駆動用モータ3が取付けられた取
付板3′には2本のスプリング11,30の夫々
一端が係合され、該取付板3′に対し一方向(第
2図において反時計方向)にばね力が作用してい
るので、モータの振動等によるネジの弛みが生じ
難く、従つてモータ3をシヤーシ1に対し確固に
固定し得るものである。
さらに本実施例にあつては、ピンチローラユニ
ツト45,46の制御を行う装置を第2シヤーシ
55に組込み、この第2シヤーシ55を第1シヤ
ーシ1にネジ止めすることによつてピンチローラ
ユニツト45,46の制御を行うことができるの
で、2つの装置を別個に組立てることが可能であ
ることから、組立作業が容易に行えるものであ
る。
次に上記した構成に基いて動作を説明する。
今第5図に示す如く、カセツトAを第2シヤー
シ55のカセツトガイド部55aより挿入する
と、該カセツトAの先端が送りローラ23に当接
し、これを押し下げるので、回動アーム20がば
ね21のばね力に抗して時計方向に回動され、ス
イツチ操作杆22がスイツチ25を押圧して閉成
する。スイツチ25が閉成されると、ソレノイド
5に通電されるので、扇形歯車6,7を介してリ
ンク8がスプリング11のばね力に抗して回動さ
れ、小歯車9が歯車13と噛合される。またスイ
ツチ25が閉じられたことにより、リール駆動用
モータ3が駆動されるので、歯車33が回転され
て上記した小歯車9、歯車13を介してウオーム
歯車12が回転される。従つて歯車15が回転さ
れベルト16を介して歯車17,24が回転され
る。これにより送りローラ23が回転してカセツ
トAを、該送りローラ23との摩擦によつて内方
に送り込む。そしてカセツトAが進行しスライド
制御板31のストツパー31aに当接し、該スラ
イド制御板31をスプリング32のばね力に抗し
てスライドさせると、該スライド制御板31のス
ライド終端において係合突起31bが歯車15の
突起15aの何れか1個と係合される(第6図)。
ここで歯車15は反時計方向に回転していること
から、スライド制御板31を押し下げるので、該
スライド制御板31が取付けられた押下板27が
シヤフト26を支点として反時計方向に回動され
る。従つてカセツトAは押上板28と共に巻ばね
30のばね力に抗して押し下げられ、カセツトA
のハブがリール台39,40に嵌合される。この
時送りローラ23も押し下げられるので、歯車2
4と17との噛合は解除され、従つて送りローラ
23の回転は停止する(第7図)。
そしてカセツトAが下降し終ると同時に図示し
ないスイツチが操作されて、ソレノイド5とリー
ル駆動用モータ3への通電を遮断すると共にキヤ
プスタン用モータ2に通電し、ベルト44を介し
てフライホイール41,42を回転する。従つて
キヤプスタン軸41a,42aが回転される。
一方、予じめ定められた指令により、あるいは
選択操作によつて、メカ制御用モータ4に通電す
る。今、歯車56が反時計方向に回転するように
メカ制御用モータ4に通電されたとする。すなわ
ちフオワード方向(テープ走行方向が左方向)の
再生を行うように指令が出され、あるいは操作す
ると、揺動板57が第7図に示すように反時計方
向に回動され、制御板58を突起57bによつて
スプリング60のばね力に抗して左方向に移動す
る。この制御板58の移動に伴つてピンチローラ
ユニツト45のベース45aがスプリング62の
ばね力によつてピン45jを支点として時計方向
に回動され、ストツパー47に当接して停止す
る。この時ヘツド45bはテープA1に摺接され
ると共にヘツド45bに設けられたテープガイド
45nとカセツトAの中央窓部に挿入されたテー
プガイド45eとによつてテープA1は上下動す
ることのないように案内される。さらに制御板5
8が移動すると支持枠45dがスプリング45k
と62とのばね力の差の力で時計方向に回動さ
れ、ピンチローラ45cがテープA1を挾んでキ
ヤプスタン41aに圧接される。
この状態において再びリール駆動用モータ3に
通電されるが、この時大歯車10と中間歯車34
とが噛合されているので、リール駆動用モータ3
の回転は、歯車33、大歯車10、中間歯車3
4、大歯車35に伝達される。大歯車35が回転
すると小歯車36が回転されるので、歯車38に
回転が伝達されるが、この時リール駆動用モータ
3は歯車38を反時計方向に回転するように駆動
しているので、歯車38は反時計方向に回転しな
がら揺動アーム37を反時計方向に回転する。従
つて歯車38とリール台39の歯車39aとが噛
合されリール台39を反時計方向に回転させてテ
ープを巻取る。
以上がカセツトAをテープレコーダに装填して
から再生までの動作であるが、この再生中におい
て早送りしながらテープ上の曲間を検出する動作
について説明する。
この場合、曲間検出用のスイツチ(図示せず)
を操作すると、再びメカ制御用モータ4を上記と
は反対方向に回転する。その回転量は、例えばメ
カ制御用モータ4の出力軸に設けられた歯車の回
転数を光学的に検出し、ヘツド45bはテープ
A1に摺接されたままで、かつピンチローラ45
bはキヤプスタン軸41aより離れる程度とす
る。すなわち、メカ制御用モータ4が逆転する
と、歯車56が僅かに時計方向に回転されるの
で、制御板58はスプリング60のばね力で右方
に移動し、ベース45aを反時計方向に僅かに回
動する。これにより上記した如く、ピンチローラ
45cはキヤプスタン軸41aより離れ、かつヘ
ツド45bはテープA1に摺接された状態となり、
曲間検出が行える(第9図)。そしてヘツド45
bが曲間を検出すると再びメカ制御用モータ4に
通電が行われ、上記した再生状態となる。
また、早送り、巻戻しう行うには、メカ制御用
モータ4を逆回転させ、制御板58を元の位置ま
で戻すことにより、ヘツド45bはテープA1
ら、ピンチローラ45cはキヤプスタン軸41a
から離れるので、リール駆動用モータ3の正転ま
たは逆転により行える。
なお、上記した動作説明はフオワード方向の再
生であるが、リバース方向の再生はキヤプスタン
用モータ2、メカ制御用モータ4とリール駆動用
モータ3を逆転すれば良く、その動作は上記した
フオワード方向の動作説明に準ずるので説明は省
略する。
次にカセツトAのイジエクト動作について説明
する。
カセツトAがリール台39,40に嵌合された
状態では、歯車15の突起15aと係合突起31
bが係合されたままであり、かつ歯車15は回転
していない状態である。この状態にあつては、歯
車15に対しスプリング29、巻ばね30による
時計方向の回転力が作用するが、該歯車15はウ
オーム歯車12と噛合されているので、回転する
ようなことはない。そしてイジエクトするには、
再びソレノイド5に通電して歯車9を歯車13に
噛合すると共にリール駆動用モータ3を上記とは
逆方向に駆動する。これにより歯車15が時計方
向に回転されるので、押上板28、押下板27が
スプリング29、巻ばね30のばね力および歯車
15の突起15aによつて押し上げられる。カセ
ツトAが押し上げられると、送りローラ23が再
び上昇し、歯車24と17とが噛合されるので、
送りローラ23が今度は逆方向に回転されてカセ
ツトAを送り出す。そしてカセツトAを抜き取る
ことによつてスイツチ操作杆22がスイツチ25
より離れ、該スイツチ25が開放されて全ての動
作は停止する。
本考案は上記したように、交互に前進しカセツ
トのテープに摺接するヘツドを2枚の重なつた制
御板によつて制御すると共に該制御板に一方のヘ
ツドを制御したときに該ヘツドのアジマス調整ネ
ジに貫通する孔を設けたものにより、アジマス調
整においてメカが邪魔になるようなことがなく容
易に調整作業が行えると共に調整すべきネジしか
調整ができないので、調整の間違い等が発生しな
いという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図はテープレコーダの一実施例を示し、第1図
は分解斜視図、第2図は第2シヤーシを取除いた
状態の平面図、第3図は第2シヤーシの平面図、
第4図は第2図の−線断面図、第5図は同上
のカセツト挿入直前を示す要部の断面図、第6図
は同上よりさらにカセツトが挿入された状態を示
す要部の断面図、第7図はカセツトが装填された
状態を示す要部の断面図、第8図は再生状態を示
す第2シヤーシの平面図、第9図は曲間検出状態
を示す第2シヤーシの平面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オートリバースのテープレコーダにおいて、交
    互に前進しカセツトのテープに摺接する磁気ヘツ
    ドと、該ヘツドの前後進を制御する互いに重なり
    合う2枚の制御板とより構成し、上記制御板に何
    れのヘツドも前進させない状態で貫通せず、かつ
    何れか一方のヘツドを前進させるべく一方の制御
    板が移動した時に上記移動したヘツドのアジマス
    調整用ネジに貫通する孔を設けたことを特徴とす
    るテープレコーダ。
JP6348582U 1982-04-30 1982-04-30 テ−プレコ−ダ Granted JPS58165736U (ja)

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JP6348582U JPS58165736U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 テ−プレコ−ダ

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ID=30073588

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