JPS6335958A - モルタル壁工法 - Google Patents

モルタル壁工法

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JPS6335958A
JPS6335958A JP17676786A JP17676786A JPS6335958A JP S6335958 A JPS6335958 A JP S6335958A JP 17676786 A JP17676786 A JP 17676786A JP 17676786 A JP17676786 A JP 17676786A JP S6335958 A JPS6335958 A JP S6335958A
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mortar
cement
plywood
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shrinkage
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JP17676786A
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沢田 英二
金子 光臣
石川 雄康
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Taiheiyo Cement Corp
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Nihon Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクラックの発生しない改良されたモルタル壁工
法に関する。
〔従来の技術〕
従来、壁下地合板にポリマーを含むセメントモルタルを
厚さ2〜3agで凹凸状に塗った、いわゆる下塗シした
合板(以下「積層板」といり)を予め工場で製造し、こ
の積層板を建築現場で壁下地材として用いていた。
すなわち積層板のモルタル層を外側にして積層板を突き
合わせ、柱に釘留めして壁下地面をつくり、その上に普
通のモルタルを所要厚さになるように中塗シ、上塗シす
るというモルタル壁工法、いわゆるノンラス工法が行わ
れていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記ノンラス工法では、積層板を釘留めしたのち、積層
板と積層板との目地部にコーキング材を塗りつけて隙間
を閉塞し、次いで普通モルタルを塗りつけているが、時
間が経過するにつれ、前記合板自身の収縮歪や風圧その
他の外力による構造厘体の変形に基づく合板の歪が原因
となって積層板のモルタル層とコーキング材の接着面、
あるいはコーキング材自体にクラックが発生し、また上
塗りした普通モルタルも、用いたセメントの収縮によっ
てクラックが発生していた。つまりノンラス工法による
モルタル壁は長時間経過すると下塗り層、上塗り層のい
ずれからもクランクが発生し、そのクラックがそれぞれ
上塗り層、下塗り層に伝播し、モルタル厚さ方向に貫通
したクラックとなっていた。
そのためモルタル壁の美観を損うだけでなく、特に外壁
の場合には雨水がクラックを経由して建築物内部に侵入
し、下地合板、柱、金具類を腐食させて建築物の耐久性
を低くしていた。
そこで本発明者らは前記欠点を解消するために、クラッ
クの発生しないモルタル壁工法について研究した結果、
ポリマーセメントモルタルを壁枠組に針留めした下地合
板全面に一体的に下塗りし、かつ収縮の小さいモルタル
を上塗りすることによりクラックの発生を抑え得ること
を見出し本発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は下地合板にモルタルを塗りつけて行
うモルタル壁工法において、ステープル、釘等(以下総
称して「釘等」という)を壁枠組に打ちつけだ下地合板
全面にポリマーセメントモルタルを、次いで有機収縮低
減剤を混和したモルタル(以下「収縮低減モルタル」と
いう)を塗9つけるモルタル壁工法を提供するものであ
る。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明のポリマーセメントモルタルはセメント、ポリマ
ーディスバージョンおよび砂を混合することによって得
られる。
セメントには、たとえばポルトランドセメント、混合セ
メントなどが挙げられる。ポリマーディスバージョンに
はJIS A6203  rセメント混合用ポリマーデ
ィスバージョン」に適合したもの、たとえばエチレン酢
酸ビニル共重合体、変性酢酸ビニル重合体、酢酸ビニル
・ペオバ共重合体、スチレンブタジェンゴム、アクリル
ゴム、カチオンあるいはアニオン系アクリル等のデイス
パージョンから適宜選択して用いられる。
ナオ市販ノボリマーディスバージョンには通常消泡剤が
添加されているが、本発明を実施する上で悪影響はない
ポリマーディスバージョンの配合割合はセメントに対し
、固形分で10〜50重量係が好ましい。固形分が10
重量係未満の配合ではポリマーセメントモルタルと下地
合板との接着力が弱く好ましくない。また50重量係を
超えて配合スるとポリマーセメントモルタルの下地合板
への接着力やその硬化体の弾力性は増すが、粘性が大き
くなり過ぎて作業性が低下するので好ましくない。
砂は通常のセメントモルタルやコンクリートをつくるさ
いに用いられる川砂、山砂、けい砂、軽量細骨材等の中
から適宜に選んで用いる。その配合割合はセメントに対
して50〜300重量係が好ましい。50重量%未満で
はポリマーセメントモルタルを塗りつけだ後、その表面
に荒し目をつける作業が困難になるので好ましくなく、
また300重量係を超えると相対的にポIJ−2−ディ
スバージョンの量が少なくなり過ぎて下地合板への接着
力が弱くなるので好ましくない。
以上のセメント、ポリマーディスバージョンおよび砂を
慣用の設備を用いて混合してポリマーセメントモルタル
をつくる。そのさい該モルタルは左官施工できる程度の
粘性にする必要があるが、もしポリマーディスバージョ
ンに含マれる水量だけで適当な粘性のモルタルが得られ
なければ適宜に水を加えて調節する。
なおポリマーセメントモルタルをつくるさい、場合に応
じて増量材、たとえばシリカ粉末や炭酸カルシウム粉末
、けい酸アルミニウム粉末を塗りつけ作業に支障のない
範囲で加え混合することはさしつかえない。
次に収縮低減モルタルについて説明する。
このものは中塗り用(壁厚さによって省略することもあ
る。以下断らない限り同趣旨を意味する。)、上塗り用
として用いる。
収縮低減モルタルはセメント、有機収縮低減剤、砂、増
粘剤および水を加え混練してつくる。
上記モルタルに使用するセメントは普通ポルトランドセ
メント、または混合セメントを、砂は川砂、山砂、海砂
などが使用される。
有機収縮低減剤は通常のセメントモルタルやコンクリー
ト混和材として用いられるもの、たトエば低級アルコー
ルアルキレンオキシド系化合物(たとえば日本セメント
■「テトラガードAS20J )、グリコールエーテル
系化合物(たとえば藤沢薬品工業■「FC1610J 
)、ポリプロピレングリコール系化合物(たとえば物本
油脂■「ヒビダン」)等の有機化合物が挙げられる。
有機収縮低減剤の配合割合はセメントに対して1.5〜
10重量%が適当である。配合割合を1.5重量係未満
にすると目地部にそってクラックが発生するので好まし
くない。まだ逆に10重fit%を超えて配合しても収
縮低減効果はほとんど変らず、経済的に不利である。
砂の配合割合は通常左官モルタルをつくるときの割合で
よく、セメントに対しておよそ100〜400重量係が
目安となる。
増粘剤は通常左官モルタルをつくるさいに用いられる物
質および配合割合が本発明においても採用される。すな
わち増粘剤としてはメチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース等が示され、その配合割合はセメントに対
して0.05〜0.3重量係が適当である。
以上の諸材料に水を加え、慣用の方法で混練して収縮低
減モルタルをつくるが、そのさいの水量は塗り厚さ、作
業性(コテのび、コテ離れ等)を勘案のうえ適宜に配合
すればよい。
なお収縮低減モルタルをつくるさい、場合に応じて電気
化学工業■「デンカC8AJ、日本セメント■「ジブカ
ル」、小野田セメント■「エクスパン」等のセメント用
膨張材を適宜に配合すれば収縮低減はより改善され、効
果的である。
次に上記各モルタルを用いた壁工法について説明する。
柱にできるだけ隙間ができないように下地合板を突き合
わせながら該合板を針留めして壁下地をつくる。でき上
った壁下地合板にポリマーセメントモルタルを数調厚さ
にコテ塗シして数時間放置したのち、その下塗り面に収
縮低減モルタルを中塗りし、荒し目をつけ数日間放置す
る。その後中塗り面に水湿しを行い、収縮低減モルタル
を上塗りし、硬化させることによってクラックの発生し
ないモルタル壁ができあがる。
〔作用〕
本発明において下塗り用モルタルとしてポリマーセメン
トモルタルを用いるのは下地合板との接着がよいことお
よびモルタル硬化体が弾力性を有していることによるも
のである。そのポリマーセメントモルタルを釘等を用い
て柱に打ちつけた壁下地合板全面に下塗りし、硬化させ
ることによって該モルタル層(下塗り層)が一枚の板の
ように一体化する。これによって(1)ポリマーセメン
トモルタル硬化体は下地合板に接着し、また隣接する下
地合板同志を強固につなぎ、(2)該モルタル硬化体の
弾力性が下地合板に生じた歪を吸収する。これらにより
下塗り層に従来発生していたクラックの発生を抑えるよ
うにしたのが本発明の第一の特徴である。
本発明の第二の特徴は前記ポリマーセメントモルタルの
上に収縮低減モルタルを中塗り用、上塗り用として用い
ることによって上塗り層に発生するクランクを抑えたも
のである。
次に本発明を実施例によって説明する。
〔実施例〕
実施例1〜2.比較例1〜2 建設省告示第56号の枠組壁工法にしだがって壁枠組を
つくり、その片面に910 X 1820 X 12調
の下地合板2枚を突き合わせ、その上からCN50の釘
を打ちつけて3.3−の壁面を3つ作製した。
次いで表1に示す材料および配合の下塗り用ポリマーセ
メントモルタル3種類(実施例1,2、比較例1)をつ
くり、コテで前記壁面にそれぞれ厚さ1.5 rraに
塗りつけ、3時間放置した。
しかるのち、同表に示す配合の中塗り用収縮低減モルタ
ルをコテで約8,5 ran塗りつけ、金櫛で荒し目を
つけて2時間放置し硬化させた。
その後中塗りした各壁面に水湿しを行ったのち、同表に
示す配合の上塗り用収縮低減モルタルをコテで全モルタ
ル厚さが20珊になるように塗りつけ、3時間後に塗り
面を平坦に仕上げた。
他方、前記告示にしたがってつくった壁枠組に下地合板
としてポリマーセメントモルタルを厚さ2〜3瓢、凹凸
状に塗っである市販の積層板(野田合板■「ノダラスカ
ノト」)2枚を突き合わせ、その上からNC50の釘を
用いて打ちつけて3.3Mの壁面を作製した。その後目
地部にコーキング材をコテで塗り込み2日間養生した。
その積層板の上に同表の実施例1の配合および作業要領
に準じて中塗り用および上塗り用収縮低減モルタルを塗
りつけた壁面をつくった(比較例2)。
以上のようにして得られた壁面4種類を、上塗り後4週
間放置したのち、それぞれの壁面を観察し、クラックの
発生状況を調べ、結果を同表に併記した。
(以  下  余  白  ) 〔発明の効果〕 本発明は壁枠組に針留めした下地合板にポリマーセメン
トモルタルを塗りつけて硬化させ、それによって下塗9
層を一体的にし、その硬化体が有する弾力性で該合板の
歪による下塗シ層のクラックの発生を抑制し、そのうえ
、中塗り用および上塗シ用に収縮低減モルタルを用いる
ことによって表面に生じるクラックの発生を抑えるとい
う、各モルタルが持つ性能をたくみに組み合わせること
によって目的を達成したもので、従来法では見られない
すぐれたモルタル壁工法である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 下地合板にモルタルを塗りつけて行うモルタル壁工法に
    おいて、壁枠組に打ちつけた下地合板にポリマーセメン
    トモルタルを、次いで有機収縮低減剤を混和したモルタ
    ルを塗りつけることを特徴とするモルタル壁工法。
JP17676786A 1986-07-29 1986-07-29 モルタル壁工法 Expired - Lifetime JPH0678678B2 (ja)

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JP17676786A JPH0678678B2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29 モルタル壁工法

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JPS6335958A true JPS6335958A (ja) 1988-02-16
JPH0678678B2 JPH0678678B2 (ja) 1994-10-05

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