JPS6335601B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6335601B2
JPS6335601B2 JP58149109A JP14910983A JPS6335601B2 JP S6335601 B2 JPS6335601 B2 JP S6335601B2 JP 58149109 A JP58149109 A JP 58149109A JP 14910983 A JP14910983 A JP 14910983A JP S6335601 B2 JPS6335601 B2 JP S6335601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granules
herbicidal
water
fine granules
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58149109A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6041601A (ja
Inventor
Kaoru Chiba
Yukinobu Murata
Iwao Taketomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokko Chemical Industry Co Ltd filed Critical Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP14910983A priority Critical patent/JPS6041601A/ja
Publication of JPS6041601A publication Critical patent/JPS6041601A/ja
Publication of JPS6335601B2 publication Critical patent/JPS6335601B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、鉱物質坦体に除草活性成分を担持さ
せてなる畑作用除草細粒剤を製造するに際して、
畑地での除草効果を向上させるために、30℃で相
対湿度81%における吸湿量が10重量%以上である
2価または3価のアルコールもしくはそのエーテ
ル類の少なくとも1種を、当該除草活性成分と加
温溶融することなく添加してなることを特徴とす
る、30〜100メツシユの粒径範囲の改良された畑
作用除草細粒剤に関する。 一般に除草剤は、水和剤、乳液剤、粒剤など
種々の剤型で使用されているが、その中でも粒状
形態のものは施用が省力的であるので、近時需要
が多くなつてきている。特に畑地の場合、傾斜地
や標高の高い土地など一般に水の便が悪いことが
多いので、水で希釈して使用する水和剤や乳液剤
よりも粒剤が望まれている。これは水和剤や乳液
剤の場合水で希釈して10アール当り100程度を
散布するので、水の運搬や希釈液の調製などに多
大の労動力を必要とするのに対して、粒剤の場合
は10アール当り3〜5Kgをそのまま散布すればよ
いので、極めて省力的であるからである。ところ
が、現実には使用な便利な粒剤よりも水和剤や乳
液剤の方が多く使用されている。これは粒剤の場
合、単位面積当り同一薬量を処理した水和剤や乳
液剤に比べて除草効果が不十分であるため、どう
しても薬剤投下量を増やさねばならず、その結
果、コスト高となつたり、薬害を引きおこしたり
するためである。つまり、水和剤や乳液剤の場合
は、前記のとおり大量の希釈液を散布するので、
土壌表面や植物体に均一に細かく処理され活性成
分がすみやかに作用する。これに対し、粒剤の場
合は単位面積当りの活性成分量が水和剤や乳液剤
と同一であつても全面積に均一に散布されにく
く、また仮りに均一に散布されたとしても畑地条
件では土壌水分が少ない。したがつて、活性成分
の効果発現という点では粒剤は水で希釈する水和
剤や乳液剤に劣り、除草効果が十分でない。この
ような畑作用除草粒剤の効果を上げる方法とし
て、無機炭酸塩と水溶性の有機カルボン酸を加え
た製剤(特公昭45−24360号公報)が試みられて
いる。しかしこの方法は、原料中の微量水分の影
響でその効果が望めなかつたり、造粒工程で水が
使えないなどの問題がある。また最近粒剤の粒径
を小さくして単位面積当りに使用する粒数を増や
した、いわゆる細粒剤の開発が進められている。
しかしながら、ただ粒径を小さくしただけでの細
粒剤では水和剤や乳液剤と比べるとまだ相当効果
が劣るのが現状である。 本発明者らは、このような効果の不十分な畑作
用除草細粒剤の効果を上げるため畑地土壌中の水
分や夜露などのわずかな水分を有効に利用するこ
とに着目して鋭意研究した。その結果、特定の添
加剤を細粒剤に添加することにより、水和剤や乳
液剤と同等の除草効果を有する画期的な畑作用除
草細粒剤ができることを見出した。 本発明の畑作用除草細粒剤は、畑地土壌中のわ
ずかな水分や夜露に会うと、製剤中の本発明の添
加剤が水分を吸収し細粒剤の中に取り込むので、
この水分により細粒剤中の活性成分が効率よく放
出され、除草効果が向上する。ただし、製剤の保
管中に吸湿すれば除草効果は低下するので、製剤
を防湿袋に包装するか、または本発明の添加剤を
含んで細粒剤の表面を水溶性高分子で被覆するこ
とにより製剤保管中の吸湿を防止すれば、より効
果的である。 本発明の畑作用除草細粒剤に添加して有効な物
質は、30℃で相対湿度81%における吸湿量が10重
量%以上である2価または3価のアルコールもし
くはそのエーテル類である。それらの有効性の目
安は、30℃、相対湿度81%における3日後の吸湿
量をもつて判断でき、その値が10重量%以上であ
れば有効で、たとえばエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン、ジエチレング
リコールモノエチルエーテルが有効に使用でき
る。これらの物質は1種でも2種以上を混合して
使用してもよい。また、それらの使用量は活性成
分の種類およびその配合量、坦体などの種類によ
り変動するが、一般に製剤中に0.1%〜15%添加
すればよく、望ましくは1〜10%である。 前記した目的に使用される水溶性高分子として
は、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサ
イド、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、デンプン、アラビアゴム、アルギン
酸ナトリウム、ゼラチンなどが挙げられる。 本発明で適用できる除草剤は主として土壌処理
剤であり、ニトリル系除草剤、例えば、2,6―
ジクロロベンゾニトリル(一般名DBN)、尿素系
除草剤、たとえば、3―(3,4―ジクロロフエ
ニル)―1,1―ジメチル尿素(一般名
DCMU)、3―(3,4―ジクロロフエニル)―
1―メトキシ―1―メチル尿素(一般名リニユロ
ン)、トリアジン系除草剤、たとえば、2―クロ
ロ―4,6―ビス(エチルアミノ)―1,3,5
―トリアジン(一般名シマジン)、ジフエニルエ
ーテル系除草剤、たとえば、2,4―ジクロロフ
エニル=p―ニトロフエニルエーテル(一般名
NIP)、ジニトロアニリン系除草剤、たとえば、
α,α,α―トリフルオロ―2,6―ジニトロ―
N,N―ジプロピル―p―トルイジン(一般名ト
リフルラリン)、4―メチルスルホニル―2,6
―ジニトロ―N,N―ジプロピルアニリン(一般
名ニトラリン)などであり、これらは単剤でも2
種以上の混合剤でもよい。なお、上記農薬活性成
分名および一般名は、日本植物防疫協会発行の
「農薬ハンドブツク」1981年版によつた。 次に、本発明で使用する坦体としては、クレ
ー、珪石、タルク、ベントナイト、珪藻土など、
一般に農薬粒剤用の坦体として使用されているも
のであればいずれでも使用できる。これらの坦体
の粒径は粉末状であつても微粒状であつてもよ
い。また、一般に粒剤に使用されている結合剤、
経変防止剤、界面活性剤などの補助剤を必要によ
り添加してもさしつかえない。本発明の細粒剤の
製造にあたつては、押し出し造粒法、転動造粒
法、流動層造粒法、乾式破砕造粒法、湿式破砕造
粒法、被覆造粒法、撹拌造粒法などいずれの造粒
法でもよい。 次に発明の内容を具体的に説明するため若干の
実施例をあげるが、本発明はこれらに限定される
ものではない。なお、以下部とはすべて重量部を
示す。 実施例 1 珪石粒(30〜100メツシユ)85.5部、リグニン
スルホン酸ナトリウム5部をリボンミキサーに入
れ、水3部を加えて混合したのち、DBN1部、
DCMU0.5部、エチレングリコール3部、ホワイ
トカーボン5部の混合物を加えてよく混合し、珪
砂粒の表面に均一に付着させたのち乾燥する。30
〜100メツシユの区分を篩別し、本発明のDBN・
DCMU細粒剤を得た。 実施例 2 実施例1のエチレングリコールの代りにグリセ
リンを使用して、本発明のDBN・DCMU細粒剤
を得た。 実施例 3 トリフルラリン2.5部、プロピレングリコール
1部、ポリビニルアルコール2部、リグニンスル
ホン酸ナトリウム5部、クレー89.5部を粉砕混合
したのち、水をスプレーしながら流動層造粒し、
乾燥する。30〜100メツシユの区分を篩別し、本
発明のトリフルラリン細粒剤を得た。 実施例 4 ニトラリン2.5部、ジエチレングリコール1部、
リグニンスルホン酸ナトリウム5部、クレー91.5
部を粉砕混合したのち、水をスプレーしながら転
動造粒する。乾燥後、30〜100メツシユの区分を
篩別し、本発明のニトラリン細粒剤を得た。 次に本発明の除草用細粒剤の効果を試験例によ
り示す。 試験例 1 5000分の1アールの大きさのワグネルポツトに
畑土壌を入れ小麦(品種 シロガネコムギ)種子
20粒を播いたのち、スズメノテツポウ種子約50粒
およびハコベ種子約50粒を混ぜ合わせた畑土壌で
覆土した。播種10日後(小麦発生始、雑草1葉
期)に供試薬を手撒きした。対照のDBN・
DCMU水和剤は、所定薬量を10アール当り100
当量の水に希釈して散布した。 なお、施用時の土壌水分は38%であつた。 薬剤処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。試験は屋外で実施し、
1区5連制とし、平均残草率(%)を求めた。 残草率(%)=処理区の雑草の乾燥重量/無処理区の雑
草の乾燥重量×100 〔薬害調査基準〕−:薬害なし ±:〃 僅少 +:〃 少 :〃 中 :〃 大 ×:枯死 その結果は、第1表のとおりである。
【表】
【表】 試験例 2 5000分の1アールの大きさのワグネルポツトに
畑土壌を入れ、1葉期のキユウリ苗(品種 相模
半白)を1ポツトに1株ずつ定植したのち、メヒ
シバ種子50粒、ハコベ種子50粒を播種した。定植
5日後(雑草発生前)に供試細粒剤を手撒きし
た。対照のトリフルラリン乳剤は所定薬量を10ア
ール当り100相当量の水に希釈して散布した。 薬剤処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。 なお、試験は屋外で実施し、1区5連制とし、
平均残草率(%)および薬害を試験例1と同様に
求めた。その結果は第2表のとおりである。
【表】 試験例 3 5000分の1アールの大きさのワグネルポツトに
畑土壌を入れ1葉期のキユウリ苗(品種 相模半
白)を1ポツトに1株ずつ定植したのち、メヒシ
バ種子50粒、ハコベ種子50粒を播種した。定植5
日後(雑草発生前)に供試細粒剤を手撒きした。
対照のニトラリン水和剤は所定薬量を10アール当
り100相当量の水に希釈して散布した。 薬剤処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。 なお試験は屋外で実施し、1区5連制とし、平
均残草率(%)および薬害を試験例1と同様に求
めた。その結果は第3表のとおりである。
【表】 試験例4 (土壌水分量の違いと除草効果) 直径20cm、高さ30cmの塩化ビニール製の円筒に
畑土壌を入れ、小表(品種 シロガネコムギ)種
子20粒を播いたのち、スズメノテツポウ種子約50
粒およびハコベ種子約50粒を混ぜ合わせた畑土壌
で覆土した。潅水は円筒の下方より行い、その量
を変えることにより土壌水分(表層2cm)10〜20
%および40〜60%となるように調節した。 播種10日後(小麦発生始、雑草1葉期)に供試
細粒剤を手撒きした。対照のDBN・DCMU水和
剤は、所定薬量を10アール当り100相当量の水
に希釈して散布した。 薬剤処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。 なお、試験はガラスハウス内で実施し1区5連
制とし、平均残草率(%)を求めた。残草率
(%)の算出方法および薬害調査基準は、試験例
1に準ずる。 その結果は第4表のとおりである。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉱物質担体に除草活性成分を担持させてなる
    細粒剤において、30℃で相対湿度81%における吸
    湿量が10重量%以上である2価または3価のアル
    コールもしくはそのエーテル類の少なくとも1種
    を、当該除草活性成分と加温溶融することなく添
    加してなることを特徴とする、30〜100メツシユ
    の粒径範囲の改良された畑作用除草細粒剤。
JP14910983A 1983-08-17 1983-08-17 改良された畑作用除草細粒剤 Granted JPS6041601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14910983A JPS6041601A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 改良された畑作用除草細粒剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14910983A JPS6041601A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 改良された畑作用除草細粒剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6041601A JPS6041601A (ja) 1985-03-05
JPS6335601B2 true JPS6335601B2 (ja) 1988-07-15

Family

ID=15467894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14910983A Granted JPS6041601A (ja) 1983-08-17 1983-08-17 改良された畑作用除草細粒剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6041601A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1830635B1 (en) * 2004-12-27 2015-10-28 Huntsman Corporation Australia Pty Limited Reduced foam dispersions and formulations therefor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52110832A (en) * 1976-03-12 1977-09-17 Nippon Nohyaku Co Ltd Preparation of granular agricultural chemicals

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52110832A (en) * 1976-03-12 1977-09-17 Nippon Nohyaku Co Ltd Preparation of granular agricultural chemicals

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6041601A (ja) 1985-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4172714A (en) Dry compactible, swellable herbicidal compositions and pellets produced therefrom
US3056723A (en) Method of preparing pelletized pesticidal compositions
US5484600A (en) Insecticidal composite timed released particle
CN101326918B (zh) 一种含吡虫啉的水溶性颗粒剂、其制备方法和应用
JPH0460561B2 (ja)
KR20020066389A (ko) 고체 농약 조성물, 그의 제조방법 및 그의 살포방법
JPS6335601B2 (ja)
JPS6332321B2 (ja)
JPS6245501A (ja) 湛水下の水田における除草剤の散布方法
JPS63107901A (ja) 湛水下水田の除草剤組成物
JP2767116B2 (ja) 除草及び農園芸用殺虫剤用組成物
JP2888388B2 (ja) 水稲害虫の防除方法
US3968239A (en) Fungicidal compositions containing a phthalonitrile
JP4236314B2 (ja) ポリオキシン顆粒水和剤
JPH04257502A (ja) 農園芸用殺菌組成物
JPS6345201A (ja) 水田除草用粒剤
JPH0121121B2 (ja)
JP2000191408A (ja) 被覆農薬粒剤、それを用いた苗床及び該苗床を用いた水稲の栽培方法
JPH01308202A (ja) 固状農薬組成物
Crowley et al. Effect of chlorsulfuron and 1, 8 naphthalic anhydride on uptake of 45Ca in maize
JPH0524881B2 (ja)
JPH0256324B2 (ja)
JP2522935B2 (ja) 残効性の改良された殺虫組成物
JPH06263606A (ja) アゾール系化合物を含有する農園芸用殺虫殺菌組成物
JP2798939B2 (ja) 農園芸用土壌処理殺虫剤