JPS6332321B2 - - Google Patents

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JPS6332321B2
JPS6332321B2 JP5270883A JP5270883A JPS6332321B2 JP S6332321 B2 JPS6332321 B2 JP S6332321B2 JP 5270883 A JP5270883 A JP 5270883A JP 5270883 A JP5270883 A JP 5270883A JP S6332321 B2 JPS6332321 B2 JP S6332321B2
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JP
Japan
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granules
water
fine granules
parts
soil
Prior art date
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Expired
Application number
JP5270883A
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English (en)
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JPS59181201A (ja
Inventor
Kaoru Chiba
Yukinobu Murata
Iwao Taketomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、鉱物質坦体に除草活性成分を担持さ
せてなる畑作用除草細粒剤を製造するに際して、
畑地での除草効果を向上させるために、乳酸ナト
リウム、2−ピロリドン−5−カルボン酸塩(以
下PCA塩と略記する)ならびにソルビトールの
少なくとも1種を添加したことを特徴とする、30
〜100メツシユの粒径範囲の改良された畑作用除
草細粒剤に関する。 一般に除草剤は、水和剤、乳液剤、粒剤など
種々の剤型で使用されているが、その中でも粒状
形態のものは施用が省力的であるので、近時需要
が多くなつてきている。特に畑地の場合、傾斜地
や標高の高い土地など一般に水の便が悪いことが
多いので水で希釈して使用する水和剤や乳液剤よ
りも粒剤が望まれている。これは水和剤や乳液剤
の場合水で希釈して10アール当り100程度を散
布するので、水の運搬や希釈液の調製などに多大
の労動力を必要とするのに対して、粒剤の場合は
10ア〜ル当り3〜5Kgをそのまま散布すればよい
ので、極めて省力的であるからである。ところ
が、現実には使用の便利な粒剤よりも水和剤や乳
液剤の方が多く使用されている。これは粒剤の場
合、単位面積当り同一薬量を処理した水和剤や乳
液剤に比べて除草効果が不十分であるため、どう
しても薬剤投下量を増やさねばならず、その結
果、コスト高となつたり、薬害を引きおこしたり
するためである。つまり、水和剤や乳液剤の場合
は、前記のとおり大量の希釈液を散布するので、
土壌表面や植物体に均一に細かく処理され活性成
分がすみやかに作用する。これに対し、粒剤の場
合は単位面積当りの活性成分量が水和剤や乳液剤
と同一であつても全面積に均一に散布されにく
く、また仮りに均一に散布されたとしても畑地条
件では土壌水分が少ない。したがつて、活性成分
の効果発現という点では粒剤は水で希釈する水和
剤や乳液剤に劣り、除草効果が十分でない。この
ような畑作用除草粒剤の効果を上げる方法とし
て、無機炭酸塩と水溶性の有機カルボン酸を加え
た製剤(特公昭45−24360号公報)が試みられて
いる。しかしこの方法は、原料中の微量水分の影
響でその効果が望めなかつたり、造粒工程で水が
使えないなどの問題がある。また最近粒剤の粒径
を小さくして単位面積当りに使用する粒数を増や
した、いわゆる細粒剤の開発が進められている。
しかしながら、ただ粒径を小さくしただけでの細
粒剤では水和剤や乳液剤と比べるとまだ相当効果
が劣るのが現状である。 本発明者らは、このような効果の不十分な畑作
用除草細粒剤の効果を上げるため畑地土壌中の水
分や夜露などのわずかな水分を有効に利用するこ
とに着目して鋭意研究した。その結果、特定の添
加剤を細粒剤に添加することにより、水和剤や乳
液剤と同等の除草効果を有する画期的な畑作用除
草細粒剤ができることを見出した。 本発明の畑作用除草細粒剤は、畑地土壌中のわ
ずかな水分や夜露に会うと、製剤中の本発明の添
加剤が水分を吸収し細粒剤の中に取り込むので、
この水分により細粒剤中の活性成分が効率よく放
出され、除草効果が向上する。ただし、製剤の保
管中に吸湿すれば除草効果は低下するので、製剤
を防湿袋に包装するか、または本発明の添加剤を
含んだ細粒剤の表面を水溶性高分子で被覆するこ
とにより製剤保管中の吸湿を防止すれば、より効
果的である。 本発明の畑作用除草細粒剤に添加して有効な物
質は、乳酸ナトリウム、PCA塩、ソルビトール
である。PCA塩としては特定の塩に限定される
ことはないが、例えばPCAナトリウム、PCAカ
リウム、PCAトリエタノールアミン、PCAアル
ギニンが有効に使用できる。これらの物質は1種
でも2種以上を混合して使用してもよい。また、
それらの使用量は活性成分の種類およびその配合
量、坦体などの種類により変動するが、一般に製
剤中に0.1%〜15%添加すればよく、望ましくは
1〜10%である。 前記した目的に使用される水溶性高分子として
は、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサ
イド、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、デンプン、アラビアゴム、アルギン
酸ナトリウム、ゼラチンなどが挙げられる。 本発明で適用できる除草剤は主として土壌処理
剤であり、ニトリル系除草剤、例えば、2,6−
ジクロロベンゾニトリル(一般名DBN)、尿素系
除草剤、たとえば、3−(3,4−ジクロロフエ
ニル)−1,1−ジメチル尿素(一般名DCMU)、
3−(3,4−ジクロロフエニル)−1−メトキシ
−1−メチル尿素(一般名リニユロン)、トリア
ジン系除草剤、たとえば、2−クロロ−4,6−
ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン
(一般名シマジン)、ジフエニルエーテル系除草
剤、たとえば、2,4−ジクロロフエニル=p−
ニトロフエニルエーテル(一般名NIP)、ジニト
ロアニリン系除草剤、たとえば、α,α,α−ト
リフルオロ−2,6−ジニトロ−N,N−ジプロ
ピル−p−トルイジン(一般名トリフルラリン)、
4−メチルスルホニル−2,6−ジニトロ−N,
N−ジプロプロピルアニリン(一般名ニトラリ
ン)などであり、これらは単剤でも2種以上の混
合剤でもよい。なお、上記農薬活性成分名および
一般名は、日本植物防疫協会発行の「農薬ハンド
ブツク」1981年版によつた。 次に、使用する坦体としては、クレー、珪石、
タルク、ベントナイト、珪藻土など、一般に農薬
粒剤用の坦体として使用されているものであれば
いずれでも使用できる。これらの坦体の粒径は粉
末状であつても微粒状であつてもよい。また、一
般に粒剤に使用されている結合剤、経変防止剤、
界面活性剤などの補助剤を必要により添加しても
さしつかえない。本発明の細粒剤の製造にあたつ
ては、押し出し造粒法、転動造粒法、流動層造粒
法、乾式破砕造粒法、湿式破砕造粒法、被覆造粒
法、撹拌造粒法などいずれの造粒法でもよい。 次に本発明の内容を具体的に説明するため若干
の実施例をあげるが、本発明はこれらに限定され
るものではない。なお、以下部とはすべて重量部
を示す。 実施例 1 珪石酸(30〜100メツシユ)85.5部、リグニン
スルホン酸ナトリウム5部をリボンミキサーに入
れ、水3部を加えて混合したのち、DBN1部、
DCMU0.5部、PCAナトリウム3部、ホワイトカ
ーボン5部の混合物を加えてよく混合し、珪砂粒
の表面に均一に付着させたのち乾燥する。30〜
100メツシユの区分を篩別し本発明のDBN・
DCMU細粒剤を得た。 実施例 2 実施例1のPCAナトリウムの代りにソルビト
ールを使用して本発明のDBN・DCMU細粒剤を
得た。 実施例 3 トリフルラリン2.5部、乳酸ナトリウム1部、
ポリビニルアルコール2部、リグニンスルホン酸
ナトリウム5部、クレー89.5部を粉砕混合したの
ち、水をスプレーしながら流動層造粒し、乾燥す
る。30〜100メツシユの区分を篩別し、本発明の
トリフルラリン細粒剤を得た。 実施例 4 ニトラリン2.5部、PCAカリウム1部、リグニ
ンスルホン酸ナトリウム5部、クレー91.5部を粉
砕混合したのち、水をスプレーしながら転動造粒
する。乾燥後、30〜100メツシユの区分を篩別し、
本発明のニトラリン細粒剤を得た。 次に本発明の除草用細粒剤の効果を試験例によ
り示す。 試験例 1 5000分の1アールの大きさのワグネルポツトに
畑土壌を入れ小麦(品種 シロガネコムギ)種子
20粒を播いたのち、スズメノテツポウ種子約50粒
およびハコベ種子約50粒を混ぜ合わせた畑土壌で
覆土した。播種10日後(小麦発生始、雑草1葉
期)に供試薬を手撒きした。対照のDBN・
DCMU水和剤は所定薬量を10アール当り100相
当量の水に希釈して散布した。 なお、施用時の土壌水分は36%であつた。 薬剤処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。試験は屋外で実施し、
1区5連制とし、平均して残草率(%)を求め
た。 残草率(%)=処理区の雑草の乾燥重量/無処理区の雑
草の乾燥重量×100 〔薬害調査基準〕−:薬害なし ±:薬害僅少 +:薬害少 :薬害中 :薬害大 ×:枯死 その結果は、第1表のとおりである。
【表】
【表】 試験例 2 5000分の1アールの大きさのワグネルポツトに
畑土壌を入れ、1葉期のキユウリ苗(品種 相模
半白)を1ポツトに1株ずつ定植したのち、メヒ
シバ種子50粒、ハコベ種子50粒を播種した。定植
5日後(雑草発生前)に供試細粒剤を手撒きし
た。対照のトリフルラリン乳剤は所定薬量を10ア
ール当り100相当量の水に希釈して散布した。 薬剤処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。 なお、試験は屋外で実施し、1区5連制とし、
平均して残草率(%)および薬害を試験例1と同
様に求めた。その結果は第2表のとおりである。
【表】
【表】 試験例 3 5000分の1アールの大きさのワグネルポツトに
畑土壌を入れ1葉期のキユウリ苗(品種 相模半
白)を1ポツトに1株ずつ定植したのち、メヒシ
バ種子50粒、ハコベ種子50粒を播種した。定植5
日後(雑草発生前)に供試細粒剤を手撒きした。
対照のニトラリン水和剤は所定薬量を10アール当
り100相当量の水に希釈して散布した。 薬剤処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。 なお試験は屋外で実施し、1区5連制とし、平
均して残草率(%)および薬害を試験例1と同様
に求めた。その結果は第3表のとおりである。
【表】
【表】 試験例 4 (土壌水分量の違いと除草効果) 直径20cm、高さ30cmの塩化ビニール製の円筒に
畑土壌を入れ、小麦(品種 シロガネコムギ)種
子20粒を播いたのち、スズメノテツポウ種子約50
粒およびハコベ種子約50粒を混ぜ合わせた畑土壌
で覆土した。潅水は円筒の下方より行い、その量
を変えることにより土壌水分(表層2cm)10〜20
%および40〜60%となるように調節した。 播種10日後(小麦発生始、雑草1葉期)に供試
細粒剤を手撒きした。対照のDBN・DCMU水和
剤は、所定薬量を10アール当り100相当量の水
に希釈して散布した。 薬理処理30日後に生き残つた雑草の乾燥重量お
よび薬害程度を調査した。 なお、試験はガラスハウス内で実施し1区5連
制とし、平均して残草率(%)を求めた。残草率
(%)の算出方法および薬害調査基準は、試験例
1に準ずる。 その結果は第4表のとおりである。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉱物質坦体に除草活性成分を担持させてなる
    細粒剤において、乳酸ナトリウム、2−ピロリド
    ン−5−カルボン酸塩、ソルビトールのうちの少
    なくとも1種を添加してなることを特徴とする、
    30〜100メツシユの粒径範囲の改良された畑作用
    除草細粒剤。
JP5270883A 1983-03-30 1983-03-30 改良された畑作用除草細粒剤 Granted JPS59181201A (ja)

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JP5270883A JPS59181201A (ja) 1983-03-30 1983-03-30 改良された畑作用除草細粒剤

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JP5270883A JPS59181201A (ja) 1983-03-30 1983-03-30 改良された畑作用除草細粒剤

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JPS59181201A JPS59181201A (ja) 1984-10-15
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ID=12922388

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JP5270883A Granted JPS59181201A (ja) 1983-03-30 1983-03-30 改良された畑作用除草細粒剤

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JP4646390B2 (ja) * 2000-12-05 2011-03-09 協和発酵バイオ株式会社 ホルクロルフェニュロン水溶性粒剤

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