JPS6335225B2 - - Google Patents
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- JPS6335225B2 JPS6335225B2 JP58064858A JP6485883A JPS6335225B2 JP S6335225 B2 JPS6335225 B2 JP S6335225B2 JP 58064858 A JP58064858 A JP 58064858A JP 6485883 A JP6485883 A JP 6485883A JP S6335225 B2 JPS6335225 B2 JP S6335225B2
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- Japan
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- packaging bag
- raw noodles
- noodles
- raw
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Landscapes
- Noodles (AREA)
Description
従来から生麺の長期保存を図る手段として、次
の方法が広汎に使用されてきた。その手段として
生麺を包装袋に収納し、完全密封したまま熱水加
熱又は蒸気加熱をする方法(以下これを第一の方
法と称する。)が頻繁に使用されていた。他の方
法として、生麺を食用油中で加熱した後直ちにそ
の生麺を包装袋に収納し、完全密封する方法(以
下これを第二の方法と称する。)、生麺を熱風加熱
した後直ちにその生麺を包装袋に収納し、完全密
封する方法(以下これを第三の方法と称する。)、
生麺を蒸気加熱した後直ちにその生麺を包装袋に
収納し、完全密封する方法(以下これを第四の方
法と称する。)などが頻度は低いが使用されてい
た。 第一の方法においては、包装袋を完全密封して
いるため、加熱中にその包装袋が破裂したり、ピ
ンホールが発生したりする危険があつた。加熱中
包装袋が破裂したり、ピンホールが発生しなくて
も、包装袋を密封しているため、その包装袋内部
の水分の蒸発により異常な圧力を生じ、その包装
袋の変形を招き表面に表示された会社名等の字体
が変形し、鮮明に判読できないなどの欠点が生じ
ていた。そのため蒸気又は熱水の加熱温度を95℃
程度にまでしか上昇させることができないので、
生麺自体の温度を90℃以上に上昇させるのは困難
に近かつた。それ故生麺内部に含まれた耐熱菌、
黴等の殺菌が不十分であつた。しかも加熱時に包
装袋内部に発生した蒸気が凝結により水滴となつ
て残存し、それがために生麺の一部が変色した
り、斑点として残り食指を削ぐなどの原因となつ
ていた。第二の方法においては、食用油の酸敗に
より食感が著しく低下したり、生麺が褐変するな
どの欠点を生じていた。第三の方法においては、
生麺自体を直接熱風に晒すため、100℃以上の熱
風では生麺が褐変したり、生麺の成分である澱粉
の一部が糊化したり、また生麺の水分が蒸発しす
ぎ乾麺化されるなどの欠点を生じていた。第四の
方法においては、蒸気が水滴となり付着するなど
の欠点を生じていた。さらに第二、第三及び第四
のいずれの方法においても、生麺を包装袋に収納
する場合素手等に頼らざるを得ず、その包装袋内
部への雑菌の混入等二次汚染を阻止することは、
ほとんど不可能に近かつた。 また、袋底部に互い違いの2本の融着線を形成
することにより迂回した排気路を形成し、加熱に
よつて膨張した空気を排気路から排出するととも
に、該排気路を自動的に閉鎖するようにしたもの
が特公昭50−3382号公報に提案されているが、排
気路の自動閉鎖は、冷却による袋内の陰圧、フイ
ルムの復元力及びフイルム自体の自己接着力によ
つて行われるものであるので密封は完全なもので
なく、長期の保存は難しく、かつ包装袋のコスト
が高くなるなどの欠点があつた。また、加圧下で
加熱殺菌するレトルト殺菌が特公昭51−16931号
公報に提案されているが、この方法では麺が完全
に糊化し、生麺の風味を損ない、またコスト高に
なるなどの欠点があつた。 本発明方法は、以上のような欠点を解消し、長
期保存に適する生麺の保存方法に関するものであ
る。以下本発明方法の構成を詳述すると、まず生
麺を柔軟性、気密性及び耐熱性を有する筒状フイ
ルムの下方を密着密封してなる包装袋に収納し、
収納口を開放したまま包装袋の偏平面に水平にし
た状態で110℃乃至130℃の過熱蒸気又は熱風で20
分乃至40分間常圧の下で加熱した後、直ちにその
包装袋の収納口を完全密封する。これらの工程を
経ることにより、本発明方法が目的とする長期保
存に適する生麺を製造することができる。 次に本発明方法の作用を詳述する。生麺を包装
袋に収納後、その包装袋の収納口を開放状態のま
ま加熱するので、袋内の空気は袋外へ逸散し、密
封状態で加熱する場合のような膨張空気による空
気層ができないので麺への熱の伝達がよく、従つ
て第1図に示すように20分乃至30分程度の加熱時
間で、生麺自体の温度を95℃近傍又はそれ以上
(100℃以下ではあるが)に上昇させることが可能
となる。また柔軟性を有する包装袋を使用するの
で、生麺を収納した包装袋は、収納口を開放した
まま包装袋の偏平面を水平にした状態にしている
ので、開放された収納口はその自重によりある程
度閉塞した状態になり、過熱蒸気又は熱風が包装
袋内部に侵入することはほとんどなく、生麺自体
が直接過熱蒸気又は熱風に晒されることもない。
それに対し、包装袋内部に発生した蒸気は圧力を
生じるため簡単に収納口を通じて外部に排出さ
れ、フイルムには何らの力も作用しないので、過
熱蒸気又は熱風の加熱温度に応じた耐熱性の包装
袋さえ使用しておけば、包装袋が破裂したりピン
ホールが発生したり、また変形を起こすこともな
い。ただ本発明方法においては、加熱温度を140
℃以上にすると、短時間で生麺が褐変したり、生
麺の水分の蒸発が著しくなるなどの欠点を生じる
ことがあつた。 以下本発明方法の効果を実施例に基づき具体的
に説明する。まずその一実施例としては、生麺と
して手延べひやむぎ(水分含有率、28.0%)を使
用した。手延べひやむぎ200gをナイロンとポリ
エチレンからなる耐熱性の複合フイルム製包装袋
に収納し、120℃の過熱蒸気で30分間加熱した後、
直ちにその包装袋をインパルスシーラーによつて
完全密封し、それを30℃の恒温器中で保存試験を
行ない、表1の試験結果を得た。
の方法が広汎に使用されてきた。その手段として
生麺を包装袋に収納し、完全密封したまま熱水加
熱又は蒸気加熱をする方法(以下これを第一の方
法と称する。)が頻繁に使用されていた。他の方
法として、生麺を食用油中で加熱した後直ちにそ
の生麺を包装袋に収納し、完全密封する方法(以
下これを第二の方法と称する。)、生麺を熱風加熱
した後直ちにその生麺を包装袋に収納し、完全密
封する方法(以下これを第三の方法と称する。)、
生麺を蒸気加熱した後直ちにその生麺を包装袋に
収納し、完全密封する方法(以下これを第四の方
法と称する。)などが頻度は低いが使用されてい
た。 第一の方法においては、包装袋を完全密封して
いるため、加熱中にその包装袋が破裂したり、ピ
ンホールが発生したりする危険があつた。加熱中
包装袋が破裂したり、ピンホールが発生しなくて
も、包装袋を密封しているため、その包装袋内部
の水分の蒸発により異常な圧力を生じ、その包装
袋の変形を招き表面に表示された会社名等の字体
が変形し、鮮明に判読できないなどの欠点が生じ
ていた。そのため蒸気又は熱水の加熱温度を95℃
程度にまでしか上昇させることができないので、
生麺自体の温度を90℃以上に上昇させるのは困難
に近かつた。それ故生麺内部に含まれた耐熱菌、
黴等の殺菌が不十分であつた。しかも加熱時に包
装袋内部に発生した蒸気が凝結により水滴となつ
て残存し、それがために生麺の一部が変色した
り、斑点として残り食指を削ぐなどの原因となつ
ていた。第二の方法においては、食用油の酸敗に
より食感が著しく低下したり、生麺が褐変するな
どの欠点を生じていた。第三の方法においては、
生麺自体を直接熱風に晒すため、100℃以上の熱
風では生麺が褐変したり、生麺の成分である澱粉
の一部が糊化したり、また生麺の水分が蒸発しす
ぎ乾麺化されるなどの欠点を生じていた。第四の
方法においては、蒸気が水滴となり付着するなど
の欠点を生じていた。さらに第二、第三及び第四
のいずれの方法においても、生麺を包装袋に収納
する場合素手等に頼らざるを得ず、その包装袋内
部への雑菌の混入等二次汚染を阻止することは、
ほとんど不可能に近かつた。 また、袋底部に互い違いの2本の融着線を形成
することにより迂回した排気路を形成し、加熱に
よつて膨張した空気を排気路から排出するととも
に、該排気路を自動的に閉鎖するようにしたもの
が特公昭50−3382号公報に提案されているが、排
気路の自動閉鎖は、冷却による袋内の陰圧、フイ
ルムの復元力及びフイルム自体の自己接着力によ
つて行われるものであるので密封は完全なもので
なく、長期の保存は難しく、かつ包装袋のコスト
が高くなるなどの欠点があつた。また、加圧下で
加熱殺菌するレトルト殺菌が特公昭51−16931号
公報に提案されているが、この方法では麺が完全
に糊化し、生麺の風味を損ない、またコスト高に
なるなどの欠点があつた。 本発明方法は、以上のような欠点を解消し、長
期保存に適する生麺の保存方法に関するものであ
る。以下本発明方法の構成を詳述すると、まず生
麺を柔軟性、気密性及び耐熱性を有する筒状フイ
ルムの下方を密着密封してなる包装袋に収納し、
収納口を開放したまま包装袋の偏平面に水平にし
た状態で110℃乃至130℃の過熱蒸気又は熱風で20
分乃至40分間常圧の下で加熱した後、直ちにその
包装袋の収納口を完全密封する。これらの工程を
経ることにより、本発明方法が目的とする長期保
存に適する生麺を製造することができる。 次に本発明方法の作用を詳述する。生麺を包装
袋に収納後、その包装袋の収納口を開放状態のま
ま加熱するので、袋内の空気は袋外へ逸散し、密
封状態で加熱する場合のような膨張空気による空
気層ができないので麺への熱の伝達がよく、従つ
て第1図に示すように20分乃至30分程度の加熱時
間で、生麺自体の温度を95℃近傍又はそれ以上
(100℃以下ではあるが)に上昇させることが可能
となる。また柔軟性を有する包装袋を使用するの
で、生麺を収納した包装袋は、収納口を開放した
まま包装袋の偏平面を水平にした状態にしている
ので、開放された収納口はその自重によりある程
度閉塞した状態になり、過熱蒸気又は熱風が包装
袋内部に侵入することはほとんどなく、生麺自体
が直接過熱蒸気又は熱風に晒されることもない。
それに対し、包装袋内部に発生した蒸気は圧力を
生じるため簡単に収納口を通じて外部に排出さ
れ、フイルムには何らの力も作用しないので、過
熱蒸気又は熱風の加熱温度に応じた耐熱性の包装
袋さえ使用しておけば、包装袋が破裂したりピン
ホールが発生したり、また変形を起こすこともな
い。ただ本発明方法においては、加熱温度を140
℃以上にすると、短時間で生麺が褐変したり、生
麺の水分の蒸発が著しくなるなどの欠点を生じる
ことがあつた。 以下本発明方法の効果を実施例に基づき具体的
に説明する。まずその一実施例としては、生麺と
して手延べひやむぎ(水分含有率、28.0%)を使
用した。手延べひやむぎ200gをナイロンとポリ
エチレンからなる耐熱性の複合フイルム製包装袋
に収納し、120℃の過熱蒸気で30分間加熱した後、
直ちにその包装袋をインパルスシーラーによつて
完全密封し、それを30℃の恒温器中で保存試験を
行ない、表1の試験結果を得た。
【表】
第二の実施例としては、生麺として手延べうど
ん(水分含有率、28.3%)を使用した。手延べう
どん300gをナイロンとポリエチレンからなる耐
熱性の複合フイルム製包装袋に収納し、130℃の
過熱蒸気で25分間加熱した後、直ちにその包装袋
をインパルスシーラーによつて完全密封し、それ
を30℃の恒温器中で保存試験を行ない、表2の試
験結果を得た。
ん(水分含有率、28.3%)を使用した。手延べう
どん300gをナイロンとポリエチレンからなる耐
熱性の複合フイルム製包装袋に収納し、130℃の
過熱蒸気で25分間加熱した後、直ちにその包装袋
をインパルスシーラーによつて完全密封し、それ
を30℃の恒温器中で保存試験を行ない、表2の試
験結果を得た。
【表】
【表】
第三の実施例としては、生うどん(水分含有
率、24.5%)を使用した。生うどん200gをポリ
エチレン系包装袋に収納し、115℃の過熱蒸気で
35分間加熱した後、直ちにその包装袋をヒートシ
ーラーによつて完全密封し、それを30℃の恒温器
中で保存試験を行ない、表3の試験結果を得た。
率、24.5%)を使用した。生うどん200gをポリ
エチレン系包装袋に収納し、115℃の過熱蒸気で
35分間加熱した後、直ちにその包装袋をヒートシ
ーラーによつて完全密封し、それを30℃の恒温器
中で保存試験を行ない、表3の試験結果を得た。
【表】
さらに第四の実施例としては、生麺として生そ
ば(水分含有率、25.5%)を使用した。生そば
300gをナイロンとポリエチレンからなる耐熱性
の複合フイルム製包装袋に収納し、120℃の熱風
で30分間加熱した後、直ちにその包装袋をヒート
シーラーによつて完全密封し、それを30℃の恒温
器中で保存試験を行ない、表4の試験結果を得
た。
ば(水分含有率、25.5%)を使用した。生そば
300gをナイロンとポリエチレンからなる耐熱性
の複合フイルム製包装袋に収納し、120℃の熱風
で30分間加熱した後、直ちにその包装袋をヒート
シーラーによつて完全密封し、それを30℃の恒温
器中で保存試験を行ない、表4の試験結果を得
た。
【表】
【表】
本発明方法によれば、第一の方法に比べ生麺自
体の温度を95℃近傍又はそれ以上(100℃以下で
はあるが)に上昇させることが可能なので、生麺
内部まで殺菌が可能で細菌や黴の増殖を抑制する
ことが容易となる。また包装袋内部の空気が外部
と通じているので包装袋が破裂したり、ピンホー
ルが生じる危険もない。それに包装袋の膨脹もほ
とんどないので、包装袋表面に表示された会社名
等の字体の変形が生じない。また蒸気が発生した
としても、収納口を通じて外部に排出され包装袋
内部に水滴となつて残存することもないので、生
麺が変色したり、斑点が付くなどのことも生じな
い。第二の方法に比べても、食用油を使用してい
ないので、食用油の酸敗により食感が低下するこ
ともない。第三の方法に比べても、生麺自体が直
接熱風に晒されることもないので、加熱時間を延
長でき殺菌効果を向上させることが可能である
し、さらに生麺の褐変を抑え、生麺の水分の蒸発
も2乃至3%程度以内に止めることも可能とな
る。第四の方法に比べても、生麺自体が直接過熱
蒸気に晒されることがないため、生麺が水分を吸
収したり、蒸気が水滴となり生麺に付着すること
もない。また本発明方法によれば、加熱後生麺を
包装袋に素手等で収納する工程がないため、第
二、第三及び第四の方法に比べ、雑菌の混入等二
次汚染の阻止が容易となる。また、迂回排気路を
設ける方法に比べ、殺菌効果は高く、しかも柔軟
性、気密性及び耐熱性を有する普通一般の包装袋
を使用することができて安価であり、また、レト
ルト殺菌のように麺の品質を損なうこともない。
従つて本発明方法によつて製造された生麺は長期
に亘つて保存可能で、品質がきわめて安定したも
のとなる。
体の温度を95℃近傍又はそれ以上(100℃以下で
はあるが)に上昇させることが可能なので、生麺
内部まで殺菌が可能で細菌や黴の増殖を抑制する
ことが容易となる。また包装袋内部の空気が外部
と通じているので包装袋が破裂したり、ピンホー
ルが生じる危険もない。それに包装袋の膨脹もほ
とんどないので、包装袋表面に表示された会社名
等の字体の変形が生じない。また蒸気が発生した
としても、収納口を通じて外部に排出され包装袋
内部に水滴となつて残存することもないので、生
麺が変色したり、斑点が付くなどのことも生じな
い。第二の方法に比べても、食用油を使用してい
ないので、食用油の酸敗により食感が低下するこ
ともない。第三の方法に比べても、生麺自体が直
接熱風に晒されることもないので、加熱時間を延
長でき殺菌効果を向上させることが可能である
し、さらに生麺の褐変を抑え、生麺の水分の蒸発
も2乃至3%程度以内に止めることも可能とな
る。第四の方法に比べても、生麺自体が直接過熱
蒸気に晒されることがないため、生麺が水分を吸
収したり、蒸気が水滴となり生麺に付着すること
もない。また本発明方法によれば、加熱後生麺を
包装袋に素手等で収納する工程がないため、第
二、第三及び第四の方法に比べ、雑菌の混入等二
次汚染の阻止が容易となる。また、迂回排気路を
設ける方法に比べ、殺菌効果は高く、しかも柔軟
性、気密性及び耐熱性を有する普通一般の包装袋
を使用することができて安価であり、また、レト
ルト殺菌のように麺の品質を損なうこともない。
従つて本発明方法によつて製造された生麺は長期
に亘つて保存可能で、品質がきわめて安定したも
のとなる。
第1図は生うどん(水分含有率、24.5%)をナ
イロンとポリエチレンからなる耐熱性の複合フイ
ルム製包装袋に収納し、過熱蒸気で加熱した場合
の加熱時間と生うどん自体の温度の関係を過熱蒸
気温度をパラメータとして表示したものである。
イロンとポリエチレンからなる耐熱性の複合フイ
ルム製包装袋に収納し、過熱蒸気で加熱した場合
の加熱時間と生うどん自体の温度の関係を過熱蒸
気温度をパラメータとして表示したものである。
Claims (1)
- 1 生麺を柔軟性、気密性及び耐熱性を有する筒
状フイルムの下方を密着密封してなる包装袋に収
納し、収納口を開放したまま包装袋の偏平面を水
平にした状態で110℃乃至130℃の過熱蒸気又は熱
風で20分乃至40分間常圧の下で加熱した後、直ち
にその包装袋の収納口を完全密封することを特徴
とする生麺の保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58064858A JPS59192053A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 生麺の保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58064858A JPS59192053A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 生麺の保存方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59192053A JPS59192053A (ja) | 1984-10-31 |
JPS6335225B2 true JPS6335225B2 (ja) | 1988-07-14 |
Family
ID=13270291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58064858A Granted JPS59192053A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 生麺の保存方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59192053A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007037605A1 (de) | 2007-08-07 | 2009-02-12 | Mars Incorporated | Verfahren und Vorrichtung zum Trocknen eines Materials |
CN102919685B (zh) * | 2012-11-22 | 2014-07-09 | 北大荒丰缘集团有限公司 | 针孔挂面及其制作方法 |
EP2762412B1 (en) * | 2013-02-05 | 2017-03-22 | Mars Incorporated | Method of producing a packed food product |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4828663A (ja) * | 1971-08-21 | 1973-04-16 | ||
JPS503382A (ja) * | 1973-05-10 | 1975-01-14 | ||
JPS5116931A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-10 | Tokyo Shibaura Electric Co | Saamarupurintano injiseigyosochi |
-
1983
- 1983-04-14 JP JP58064858A patent/JPS59192053A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4828663A (ja) * | 1971-08-21 | 1973-04-16 | ||
JPS503382A (ja) * | 1973-05-10 | 1975-01-14 | ||
JPS5116931A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-10 | Tokyo Shibaura Electric Co | Saamarupurintano injiseigyosochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59192053A (ja) | 1984-10-31 |
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