JPS6335170Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6335170Y2 JPS6335170Y2 JP12718881U JP12718881U JPS6335170Y2 JP S6335170 Y2 JPS6335170 Y2 JP S6335170Y2 JP 12718881 U JP12718881 U JP 12718881U JP 12718881 U JP12718881 U JP 12718881U JP S6335170 Y2 JPS6335170 Y2 JP S6335170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- spiral groove
- bearing housing
- pump
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はターボチヤージヤ用軸受機構に関
し、特に詳述すれば、動圧空気型のターボチヤー
ジヤ用軸受機構に関する。
し、特に詳述すれば、動圧空気型のターボチヤー
ジヤ用軸受機構に関する。
内燃機関の出力増大を目的として、ターボチヤ
ージヤが利用される。ターボチヤージヤは排気路
中に位置するタービンホイール(回転羽根)およ
び吸気路中に位置するコンプレツサホイール(回
転羽根)を有する回転軸を、軸受ハウジングに、
オイル潤滑方式の軸受により支承させる。排気に
よるタービンホイールの回転は、回転軸およびコ
ンプレツサホイールを回転させるが、このように
タービンホイールを排気で回転させる場合、排気
温度が高いことから軸受部が加熱され、潤滑オイ
ルの早期劣化を招く。このオイルの早期劣化は、
オイル消費の増大、オイルポンプの負荷の増大の
要因となる。さらに、潤滑オイルの軸受部への供
給のための機構を要し、ターボチヤージヤを大型
化させることになる。
ージヤが利用される。ターボチヤージヤは排気路
中に位置するタービンホイール(回転羽根)およ
び吸気路中に位置するコンプレツサホイール(回
転羽根)を有する回転軸を、軸受ハウジングに、
オイル潤滑方式の軸受により支承させる。排気に
よるタービンホイールの回転は、回転軸およびコ
ンプレツサホイールを回転させるが、このように
タービンホイールを排気で回転させる場合、排気
温度が高いことから軸受部が加熱され、潤滑オイ
ルの早期劣化を招く。このオイルの早期劣化は、
オイル消費の増大、オイルポンプの負荷の増大の
要因となる。さらに、潤滑オイルの軸受部への供
給のための機構を要し、ターボチヤージヤを大型
化させることになる。
それ故、この考案の目的は、軸受ハウジングの
側面と対向する回転羽根の部分にポンプイン型ス
パイラル溝を形成し、回転羽根の回転時に、回転
羽根と軸受ハウジング側面との間および回転軸の
軸受部とにポンプイン型スパイラル溝による昇圧
空気を供給させ、回転軸を浮上させるようにし、
前述した欠点を解消させているターボチヤージヤ
用軸受機構を提供することにある。
側面と対向する回転羽根の部分にポンプイン型ス
パイラル溝を形成し、回転羽根の回転時に、回転
羽根と軸受ハウジング側面との間および回転軸の
軸受部とにポンプイン型スパイラル溝による昇圧
空気を供給させ、回転軸を浮上させるようにし、
前述した欠点を解消させているターボチヤージヤ
用軸受機構を提供することにある。
この考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
る。
ターボチヤージヤ1は、両端に回転羽根2を有
する回転軸3を有する。図示例では、一方の回転
羽根のみを示しているが、一般には、排気路中に
位置するタービンホイールと吸気路中に位置する
コンプレツサホイールとが回転軸の端部に固定さ
れる。
する回転軸3を有する。図示例では、一方の回転
羽根のみを示しているが、一般には、排気路中に
位置するタービンホイールと吸気路中に位置する
コンプレツサホイールとが回転軸の端部に固定さ
れる。
回転軸3は、一端にスパイラル溝4を有する軸
受部5を備え、該軸受部5が軸受ハウジング6の
ボア7内に回転軸3を支承する。ラジアル軸受部
となる回転軸3の軸受部5の外周面と軸受ハウジ
ング6のボア内周面との間および軸受ハウジング
6の側面と回転羽根2との間に互いに連通するわ
ずかな隙間8を作る。回転羽根2と対向する軸受
ハウジング6の側面に即ちスラスト軸受部に環状
溝9を形成する。該環状溝9は、回転羽根2によ
り供給される空気流と連通し、且つ回転羽根2の
側面に設けたポンプイン型スパイラル溝10の外
周側部と連通する。ポンプイン型スパイラル溝1
0は、回転羽根2と軸受ハウジング6の側面との
間および軸受ハウジング6のボア内周面と回転軸
3の軸受部5の外周面との間の隙間8と連通関係
となつている。かくして、スラスト軸受部とラジ
アル軸受部とを連通一体構造とさせ得る。
受部5を備え、該軸受部5が軸受ハウジング6の
ボア7内に回転軸3を支承する。ラジアル軸受部
となる回転軸3の軸受部5の外周面と軸受ハウジ
ング6のボア内周面との間および軸受ハウジング
6の側面と回転羽根2との間に互いに連通するわ
ずかな隙間8を作る。回転羽根2と対向する軸受
ハウジング6の側面に即ちスラスト軸受部に環状
溝9を形成する。該環状溝9は、回転羽根2によ
り供給される空気流と連通し、且つ回転羽根2の
側面に設けたポンプイン型スパイラル溝10の外
周側部と連通する。ポンプイン型スパイラル溝1
0は、回転羽根2と軸受ハウジング6の側面との
間および軸受ハウジング6のボア内周面と回転軸
3の軸受部5の外周面との間の隙間8と連通関係
となつている。かくして、スラスト軸受部とラジ
アル軸受部とを連通一体構造とさせ得る。
ターボチヤージヤ1を作動させ、回転軸3と回
転羽根2とが回転すると、回転羽根2と軸受ハウ
ジング6の側面との間に相対回転動が生じ、環状
溝9に入つた空気は、相対回転運動量に応じて、
ポンプイン型スパイラル溝10により昇圧されな
がら、回転羽根2と軸受ハウジング6の側面との
間および軸受ハウジング6のボア内周面と回転軸
3の軸受部5の外周面との間の隙間8に供給され
る。一方、軸受部5のスパイラル溝4は、ポンプ
イン型スパイラル溝10からの空気流に抵抗する
形で、隙間8に空気を送るので、隙間8に存する
空気は高圧となり、隙間8に環状空気膜を形成す
る。かくして、回転軸3は軸受ハウジング6のボ
ア内に浮上し、且つ軸受ハウジング6の側面と回
転羽根2との間の空気膜により、動圧空気による
ラジアル軸受とスラスト軸受とが可能となる。
転羽根2とが回転すると、回転羽根2と軸受ハウ
ジング6の側面との間に相対回転動が生じ、環状
溝9に入つた空気は、相対回転運動量に応じて、
ポンプイン型スパイラル溝10により昇圧されな
がら、回転羽根2と軸受ハウジング6の側面との
間および軸受ハウジング6のボア内周面と回転軸
3の軸受部5の外周面との間の隙間8に供給され
る。一方、軸受部5のスパイラル溝4は、ポンプ
イン型スパイラル溝10からの空気流に抵抗する
形で、隙間8に空気を送るので、隙間8に存する
空気は高圧となり、隙間8に環状空気膜を形成す
る。かくして、回転軸3は軸受ハウジング6のボ
ア内に浮上し、且つ軸受ハウジング6の側面と回
転羽根2との間の空気膜により、動圧空気による
ラジアル軸受とスラスト軸受とが可能となる。
以上から明らかなように、この考案では、回転
羽根の回転軸心に直角な方向にポンプイン型スパ
イラル溝を配し、さらに、回転羽根と軸受ハウジ
ングの側面との間および軸受ハウジングのボア内
周面と回転軸の軸受部外周面との間に形成される
直交する隙間を、ポンプイン型スパイラル溝およ
び軸受部に形成したスパイラル溝と連通させてい
るので、ポンプイン型スパイラル溝と軸受部のス
パイラル溝とから吸引される空気は、隙間の直交
部で衝突し、高圧状態を作り動圧空気によるラジ
アル軸受とスラスト軸受とを容易に構成し得る。
ラジアル軸受とスラスト軸受とを一体にしている
のでターボチヤージヤの軸受部を小型化させ得
る。
羽根の回転軸心に直角な方向にポンプイン型スパ
イラル溝を配し、さらに、回転羽根と軸受ハウジ
ングの側面との間および軸受ハウジングのボア内
周面と回転軸の軸受部外周面との間に形成される
直交する隙間を、ポンプイン型スパイラル溝およ
び軸受部に形成したスパイラル溝と連通させてい
るので、ポンプイン型スパイラル溝と軸受部のス
パイラル溝とから吸引される空気は、隙間の直交
部で衝突し、高圧状態を作り動圧空気によるラジ
アル軸受とスラスト軸受とを容易に構成し得る。
ラジアル軸受とスラスト軸受とを一体にしている
のでターボチヤージヤの軸受部を小型化させ得
る。
第1図はこの考案の一例を組込んだターボチヤ
ージヤの部分断面図、および第2図はポンプイン
型スパイラル溝の形状を示す回転羽根の部分側面
図である。 図中:1……ターボチヤージヤ、2……回転羽
根、3……回転軸、4……軸受部のスパイラル
溝、5……軸受部、6……軸受ハウジング、8…
…隙間、10……ポンプイン型スパイラル溝。
ージヤの部分断面図、および第2図はポンプイン
型スパイラル溝の形状を示す回転羽根の部分側面
図である。 図中:1……ターボチヤージヤ、2……回転羽
根、3……回転軸、4……軸受部のスパイラル
溝、5……軸受部、6……軸受ハウジング、8…
…隙間、10……ポンプイン型スパイラル溝。
Claims (1)
- 一端に回転羽根を固定した回転軸を、軸受ハウ
ジングのボアに前記回転軸の一端にスパイラル溝
を有する軸受部を介して支承させ、前記軸受ハウ
ジングの側面と対向する前記回転羽根にポンプイ
ン型スパイラル溝を形成し、前記回転羽根の回転
時に前記ポンプイン型スパイラル溝および前記軸
受部のスパイラル溝により前記回転軸の軸受部の
外周面と前記軸受ハウジングのボア内周面との間
および前記軸受ハウジング側面と前記回転羽根と
の間に昇圧空気を導入させることを特徴とするタ
ーボチヤージヤ用軸受機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12718881U JPS5832134U (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | タ−ボチヤ−ジヤ用軸受機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12718881U JPS5832134U (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | タ−ボチヤ−ジヤ用軸受機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5832134U JPS5832134U (ja) | 1983-03-02 |
JPS6335170Y2 true JPS6335170Y2 (ja) | 1988-09-19 |
Family
ID=29920931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12718881U Granted JPS5832134U (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | タ−ボチヤ−ジヤ用軸受機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832134U (ja) |
-
1981
- 1981-08-27 JP JP12718881U patent/JPS5832134U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5832134U (ja) | 1983-03-02 |
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