JPS6335126Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6335126Y2
JPS6335126Y2 JP12296682U JP12296682U JPS6335126Y2 JP S6335126 Y2 JPS6335126 Y2 JP S6335126Y2 JP 12296682 U JP12296682 U JP 12296682U JP 12296682 U JP12296682 U JP 12296682U JP S6335126 Y2 JPS6335126 Y2 JP S6335126Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
diaphragm
metal ring
push rod
circumferential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12296682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5928608U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12296682U priority Critical patent/JPS5928608U/ja
Priority to US06/521,408 priority patent/US4574750A/en
Publication of JPS5928608U publication Critical patent/JPS5928608U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6335126Y2 publication Critical patent/JPS6335126Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密封式油圧リフタに関するものであ
る。
従来の密封式油圧リフタは、円筒状のボデー内
を上下に摺動する中空円筒状のプランジヤがあ
り、該プランジヤ内を大気と区画するダイヤフラ
ムの上円周部は該プランジヤの上部開口内周に圧
入固定され、かつ該上円周部に埋設されてシール
性を高めるための金属リングが設けられていた
が、エンジンが高速回転すると、動弁系加速度の
増加によりダイヤフラムの固定部に大きな力が加
わり、該ダイヤフラムの固定部がその力に耐えら
れなくなつて下方に移動する。そこでその下方へ
の移動を阻止するには第5図の如く金属リング2
9の上部に、プランジヤ14の上端面14bに当
接するフランジ29aを設けることが考えられ
る。しかしこの場合には金属リング29を介して
ダイヤフラムの移動を阻止しようとするもので、
かつ金属リング29の外周面は単なるフラツト面
の円筒面であるため、金属リングの埋設部とダイ
ヤフラム間に剥離現象が起きて、ダイヤフラムの
みが下方に移動することが考えられる。
そこで本考案は金属リングとダイヤフラムが剥
離現象を起さないようにするために、金属リング
の外周面及び/又は内周面にダイヤフラムのゴム
が侵入する溝部を設けることにより、エンジンの
高速回転により動弁系加速度が増加してダイヤフ
ラムの固定部に大きな力が加わつても、ダイヤフ
ラムは金属リングのフランジによりプランジヤに
固定されて下方への移動が防止され、しかも金属
リングの外周面及び/又は内周面に設けた溝の作
用により、ダイヤフラムとの剥離現象が阻止さ
れ、ダイヤフラムが運転中下降してプランジヤ内
底面に触れる虞れのない密封式油圧リフタを提供
せんとするものである。
以下図面の実施例について本考案を説明する。
本考案は密封式油圧リフタの内部構造を特長とす
るものであるが、この油圧リフタ1を自動車用エ
ンジンのラツシユアジヤスタ用に適用した場合に
ついて、先ず第1図により説明する。
第1図において2はプツシユロツドで、下端を
第2図のプツシユロツドシート3に係合してお
り、前記油圧リフタ1はエンジンブロツク4の孔
5内に嵌挿され、下端面がカム6に当接し、該カ
ム6の回転により上下に摺動可能である。7はロ
ツカーアームで、プツシユロツド2に一端が係合
して押上げられると、他端が給排バルブ8を押下
げ、燃焼室9はポート10を経て給排気される。
また11はピストン、12はシリンダヘツドであ
る。
次に第2図において、13は円筒状のボデー
で、内部には中空円筒状のプランジヤ14が摺動
可能に挿入され、該プランジヤ14内には、外周
面に装着されたシール部材15と、該プランジヤ
の上部の開口部内周16に上円周部17が圧入固
定された有底円筒状のダイヤフラム18とによ
り、外部とシールされたリザーバ19を形成し、
該リザーバ19はチエツクバルブ20及びボデー
13とプランジヤ14間のリーク隙間21を介し
て、ボデー13の底部の圧力室22と連通してお
り、該リザーバ19と圧力室22内には油が封入
されている。
チエツクバルブ20はケージ23に支持された
スプリング24によりプランジヤ下部のシート2
5に押付けられており、該ケージ23は圧力室2
2の底部に支持されたスプリング26により、プ
ランジヤ14の底部に圧接保持されている。また
27はリーク隙間21とリザーバ19及び圧力室
22とを連通させる通孔である。28はスナツプ
リングで、エンジン組付け前にボデー13内に挿
入されたプランジヤ14とプツシユロツドシート
3がスプリング26の復元力により外に飛び出す
のを防ぐものである。
29はダイヤフラム18の上円周部17に埋設
固着された金属リングで、上端にはフランジ29
aが形成され、その下面はプランジヤ14の上端
面14bに当接して、ダイヤフラム18がリザー
バ19内に、内周16との圧入部の緩みからずり
下るのを防止している。
29bは金属リング29の外周面に設けた溝
で、該溝29b内には、ダイヤフラム18の上円
周部に該金属リング29が埋設された際にはダイ
ヤフラム18のゴムが侵入して、該金属リング2
9とダイヤフラム18が完全に一体となり、エン
ジンが高速回転して動弁系加速度が増加してダイ
ヤフラムの固定部に大きな力が加わつても、金属
リングの埋設固定部に剥離現象が生じないように
したものである。
さて第1図におけるバルブトレイン中のラツシ
ユは、第2図のスプリング26が伸びてプランジ
ヤ14を上方に押上げることにより、プツシユロ
ツド2を押し上げ、ロツカーアーム7を介してラ
ツシユ調節がなされる。この時リザーバ19内の
油はチエツクバルブ20を介して圧力室22内に
入る。またカム6が回転して油圧リフタ1を上方
に押上げる時は、チエツクバルブ20は閉じ、リ
ーク隙間21が油の通過に抵抗するため、圧力室
22内が加圧され、プツシユロツド2が押上げら
れる。
なお、図面の場合は溝29bを金属リング29
の外周面に2条形成した場合であるが、この溝2
9bは金属リング29の内周面に形成してあつて
もよく、また内外周面の両面に設けてもよい。更
に溝29bの形状は、図面のような軸心に直交す
る円周溝の他、スクリユ状溝、鋸歯溝等各種の溝
形状のものが適用できる。
以上詳細に説明した如く本考案は、ダイヤフラ
ムの上円周部に埋設固定された金属リングの上端
にフランジを設け、該フランジの下面が、ダイヤ
フラムの上円周部がプランジヤの上部開口内周に
圧入された際該プランジヤの上端面に接触するよ
うにしたので、該金属リングは下降することはな
く、従つてダイヤフラムが下方に移動してシール
性が劣化するような欠点は全くない。また金属リ
ングの外周面及び/又は内周面にダイヤフラムの
ゴムが侵入する溝部を設けたので、エンジンの高
速回転による動弁系加速度が増加してダイヤフラ
ムの固定部に大きな力が加わつても、金属リング
とダイヤフラムが剥離現象を起してシール性が劣
化するような不具合の発生も全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す密封式油圧リフ
タを装着した自動車用エンジンのラツシユアジヤ
スタの縦断面図、第2図は本考案の実施例を示す
油圧リフタの縦断面図、第3図は第2図における
ダイヤフラムの縦断面図、第4図は第3図におけ
る金属リングの正面断面図、第5図は第4図と比
較するために示した溝が形成されていない金属リ
ングの正面断面図である。 図の主要部分の説明、1……油圧リフタ、2…
…プツシユロツド、3……プツシユロツドシー
ト、13……ボデー、14……プランジヤ、14
a……上部、14b……上端面、15……シール
部材、16……開口部内周、17……上円周部、
18……ダイヤフラム、19……リザーバ、20
……チエツクバルブ、21……リーク隙間、22
……圧力室、26……スプリング、29……金属
リング、29a……フランジ、29b……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プツシユロツドに係合するプツシユロツドシー
    トに上部が係合し、下部が円筒状のボデーの底部
    に支持されたスプリングに当接し、前記プツシユ
    ロツドシートと共に上下に摺動可能にボデー内に
    挿入されたプランジヤを有し、該プランジヤ内
    に、その上部開口内周に上円周部が圧入固定され
    たダイヤフラムと、該プランジヤ外周面とボデー
    内周面との間に装着されたシール部材とにより外
    部と密封され、かつチエツクバルブ及び前記ボデ
    ーとプランジヤ間のリーク隙間を介してボデー底
    部の圧力室と連通するリザーバを備え、該リザー
    バと前記圧力室内に油を封入した油圧リフタにお
    いて、前記ダイヤフラムの上円周部に埋設固定さ
    れた金属リングの上部にフランジを設け、該フラ
    ンジの下面が、該ダイヤフラムの上円周部がプラ
    ンジヤの前記上部開口内周に圧入された際該プラ
    ンジヤの上端面に接触するようにし、かつ該金属
    リングの外周面及び/又は内周面にダイヤフラム
    のゴムが侵入する溝部を設けてなることを特徴と
    する密封式油圧リフタ。
JP12296682U 1982-08-13 1982-08-13 密封式油圧リフタ Granted JPS5928608U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12296682U JPS5928608U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 密封式油圧リフタ
US06/521,408 US4574750A (en) 1982-08-13 1983-08-08 Self-contained hydraulic lifter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12296682U JPS5928608U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 密封式油圧リフタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5928608U JPS5928608U (ja) 1984-02-22
JPS6335126Y2 true JPS6335126Y2 (ja) 1988-09-19

Family

ID=30280865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12296682U Granted JPS5928608U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 密封式油圧リフタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5928608U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5928608U (ja) 1984-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4721076A (en) Self-adjusting hydraulic valve tappet
JPS6329126Y2 (ja)
JPS6229605B2 (ja)
JPS6335126Y2 (ja)
JPS6335124Y2 (ja)
JPS6335125Y2 (ja)
US4574750A (en) Self-contained hydraulic lifter
JPS62101013U (ja)
JPS5836801Y2 (ja) 密封型ラツシユアジヤスタ
JPS647201Y2 (ja)
JPH0341041Y2 (ja)
JPS6325287Y2 (ja)
JPH0447363Y2 (ja)
JPS6341526Y2 (ja)
JPS58178813A (ja) 油圧式ラツシユアジヤスタ
JPH01131805U (ja)
JPS5928609U (ja) 密封式油圧リフタ
JPS5910329Y2 (ja) 密封式弁間隙自動調整装置
JPH034726Y2 (ja)
JPH0180606U (ja)
JPS633365Y2 (ja)
JPS5848910U (ja) ラツシユアジヤスタ装置
JPS5845967Y2 (ja) マスタシリンダ
JPH056109U (ja) オイルシール
JPS5884307U (ja) 密封型油圧リフタ