JPS633479A - イオンレ−ザ管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プラズマ細管を介して両端に二対の陽極、
陰極を具備し、長寿命化を図った空冷形イオンレーザ管
に関する。

〔従来の技術およびその問題点〕

ホログラフィ−の光源、ラマン分光をはじめとする各種
分光器の光源としては、入射光の強度が大きいほど情報
処理が容易となるため可視光域で最も大きい出力を有す
るイオンレーザが用いられる。アゴンイオンレーザを代
表とする希ガスイオンレーザは高々数１０ｍＡの放電電
流で動作するＨｅ−Ｎｅガスレーザに比べ、そのイオン
化エネルギーが高いため数１０Ａのアーク放電電流によ
り数Ｗの出力を得ている。

近年ファクシミリ、プリンター、ホトレジスト感光など
の分野において、アルゴンイオンレーザの出す４８８．
０ａｍの発振線が５光物質に対して好適であるとの理由
により、Ｈｅ−Ｎｅガスレーザと同等の手軽さで使用で
きる小出力空冷イオンレーザに対する要求が高まってき
た。空冷型のイオンレーザ管の寿命モードとして、管内
不活性ガスの消耗による出力低下と、放電スタート不良
、陰極の劣化による放電機能低下と、放電スタート不良
、陽極内面の酸化による経時的ノイズ発生等がある。不
活性ガスの消耗に関しては、出力とガス圧の関係を考慮
し、可能な範囲でガス圧を増大し、ガス容積を設ける為
のリザーバの拡大を図る等が一般に用いられている。陽
極内面の酸化による経時的ノイズ発生に対しては酸化し
にくいＮｉ材を用いたりしているが時間経過に伴うノイ
ズ発生を皆無にすることは不可能である。又陰極の劣化
による放電スタート不良と放電機能停止に関しては陰極
自身の寿命に依存し、究極的な防止策は見当らない。時
間経過に伴う陽極内面の酸化に至る迄の時間をいかに延
ばすか、陰極の劣化に至る迄の時間をいかに延ばすかが
レーザ管の長寿命化へ直結する問題である。

本発明の目的は、陽極内面の酸化によるノイズ発生、陰
極の劣化による放電スタート不良、放電機能停止に至る
時間を延ばし長寿命なイオンレーザ管と提供することに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、プラズマ細管を介して両端に二対の陽極、陰
極を設け、長寿命化を図ったことを特徴とする。

〔実施例〕

以下、本発明につき図面を参照して詳細に説明する。第
１図は本発明の一実施例の断面図である。

ベリリアよりなるプラズマ細管１の外周にはメタライズ
１１が施され、このメタライズ１１を介してロー材によ
ってロー材された放熱フィン１２が複数個取付けられて
いる。プラズマ細管１の一端には陽極２が封入皿４によ
ってロー材は固定されている。ガラスからなる外囲器３
の端部はブリュースタ窓９によって封止されており、ま
た外囲器３には陰極７が取付けられている。また、プラ
ズマ細管１の他端には、前述と同様の構成で対称に陽極
２′、陰極７′ブリユースタ窓９′が取付けられている
。陰極７に負電位を陽極２′に正電位を印加し放電させ
ることができる。ブリュースタ窓９，９′の外側に１対
の反射鏡を置いて光振器を構成することによってレーザ
光を得ることが出来る。２つの陽極２，２′と２つの陰
極７．７′を具備しているので、１つの陽極、陰極が劣
化すれば他方の陽極、陰極の組合せでレーザ発振を得る
ことができる。また陽極２から陽極２′への切換え、陰
極７から陰極７′への切換えはスイッチを用いて容易に
行なうことができ、さらにタイマーリレーを用いて一定
時間毎に陽極、陰極を切換えて使用することも可能であ
る。

本発明は内部ミラー形レーザ管においても同様の効果が
得られることは言うまでもない。なお、陰極、陽極間が
同電位にならないようプラズマ細管１の外周の１部にギ
ャップ１３．１３’を設けである。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明においては二対の陽極。

陰極が設けられているので、イオンレーザ管の寿命を約
２倍に伸ばすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す断面図である。 １・・・プラズマ細管、２，２′・・・陽極、３．３′
・・ガラス製外囲器、４．４′、６．６′・・・封入皿
、７．７′・・・陰極、９．９′・・・ブリュースタ窓
、１２・・・放熱フィン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラズマ細管を介して両端に二対の陰極、陽極を具備し
   たことを特徴とするイオンレーザ管。