JPH05110174A - ダイオード励起固体レーザ - Google Patents
ダイオード励起固体レーザInfo
- Publication number
- JPH05110174A JPH05110174A JP3265799A JP26579991A JPH05110174A JP H05110174 A JPH05110174 A JP H05110174A JP 3265799 A JP3265799 A JP 3265799A JP 26579991 A JP26579991 A JP 26579991A JP H05110174 A JPH05110174 A JP H05110174A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid
- diode
- state laser
- laser medium
- diode array
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】光学部品構成の簡素化
【構成】レーザダイオードには、ネジ９が取り付けら
れ、かつホルダ７とは接着材８により接合されている。
前記ネジ９には、固体レーザ媒質ホルダ１０が取り付
き、前記固体レーザ媒質ホルダ１０の中心部に固体レー
ザ媒質１１が配置され、前記固体レーザ媒質１１を、低
融点ガラス１２にてシールすることにより、前記ダイオ
ードアレイ１のまわりを、外気から遮断し、不活性ガス
１８を満たし、密閉している。この結果、脱ガス等酸化
によるダイオードアレイ１の劣化を防ぐことができる。
又、ダイオードアレイ１を近接したこと及び固体レーザ
媒質の両端面で共振器を構成しているので集光レンズ、
ミラーなどの光学部品が不要となる。
れ、かつホルダ７とは接着材８により接合されている。
前記ネジ９には、固体レーザ媒質ホルダ１０が取り付
き、前記固体レーザ媒質ホルダ１０の中心部に固体レー
ザ媒質１１が配置され、前記固体レーザ媒質１１を、低
融点ガラス１２にてシールすることにより、前記ダイオ
ードアレイ１のまわりを、外気から遮断し、不活性ガス
１８を満たし、密閉している。この結果、脱ガス等酸化
によるダイオードアレイ１の劣化を防ぐことができる。
又、ダイオードアレイ１を近接したこと及び固体レーザ
媒質の両端面で共振器を構成しているので集光レンズ、
ミラーなどの光学部品が不要となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はダイオード励起固体レー
ザに関する。
ザに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のダイオード励起固体レーザは、図
３に示すようにレーザダイオードアレイ１とレーザダイ
オードアレイ１より出力された光を集光する集光レンズ
１５と、レーザダイオード光の焦点に配置された固体レ
ーザ媒質１１と、固体レーザ媒質１１の両端面におのお
の蒸着してある、発振光ＨＲコート１３と、発振光ＡＲ
コート１７と、出力ミラー１６と、出力ミラー１６に施
してある発振光ＨＲ１３と、レーザダイオードアレイ１
まわりには、＋リード線２と、＋電極４と、−リード線
３と、−電極５と、ステム６と、ホルダ７と、レーザダ
イオードアレイ１保護用の窓１４を有している。レーザ
ダイオードアレイ１に＋電極４及び−電極５を通して電
流を流すことにより、レーザダイオード光が出力され
る。このレーザ光は、レーザダイオードアレイ１保護用
の窓１４を通過し、集光レンズ１５により集光される。
焦点には、固体レーザ媒質１１が配置され、ダイオード
光によって励起する。固体レーザ光は、出力ミラー１６
及び、固体レーザ媒質１１の発振光ＨＲコート１３間で
発振し、一部が出力となり、出力ミラー１６から出力さ
れる。
３に示すようにレーザダイオードアレイ１とレーザダイ
オードアレイ１より出力された光を集光する集光レンズ
１５と、レーザダイオード光の焦点に配置された固体レ
ーザ媒質１１と、固体レーザ媒質１１の両端面におのお
の蒸着してある、発振光ＨＲコート１３と、発振光ＡＲ
コート１７と、出力ミラー１６と、出力ミラー１６に施
してある発振光ＨＲ１３と、レーザダイオードアレイ１
まわりには、＋リード線２と、＋電極４と、−リード線
３と、−電極５と、ステム６と、ホルダ７と、レーザダ
イオードアレイ１保護用の窓１４を有している。レーザ
ダイオードアレイ１に＋電極４及び−電極５を通して電
流を流すことにより、レーザダイオード光が出力され
る。このレーザ光は、レーザダイオードアレイ１保護用
の窓１４を通過し、集光レンズ１５により集光される。
焦点には、固体レーザ媒質１１が配置され、ダイオード
光によって励起する。固体レーザ光は、出力ミラー１６
及び、固体レーザ媒質１１の発振光ＨＲコート１３間で
発振し、一部が出力となり、出力ミラー１６から出力さ
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイオード励起
固体レーザでは、集光レンズ１５による光学系のアライ
メントが難しく、又、レーザダイオードのビーム断面が
楕円である為、レーザダイオード光を、共振器設計で決
まる固体レーザ媒質端面でのビーム径以下に絞る場合、
集光レンズの市を光軸に沿って平行移動することによ
り、最適化を計る必要があった。
固体レーザでは、集光レンズ１５による光学系のアライ
メントが難しく、又、レーザダイオードのビーム断面が
楕円である為、レーザダイオード光を、共振器設計で決
まる固体レーザ媒質端面でのビーム径以下に絞る場合、
集光レンズの市を光軸に沿って平行移動することによ
り、最適化を計る必要があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の固体レーザは、
レーザダイオードと、レーザダイオードにより励起され
る固体レーザ媒質とを備え、固体レーザ媒質の互いに対
向した両端面に反射コーティングを施し、この両端面で
共振器を構成している。
レーザダイオードと、レーザダイオードにより励起され
る固体レーザ媒質とを備え、固体レーザ媒質の互いに対
向した両端面に反射コーティングを施し、この両端面で
共振器を構成している。
【０００５】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１（ａ）は、本発明の一実施例のダイオード励起
固体レーザの断面図である。
る。図１（ａ）は、本発明の一実施例のダイオード励起
固体レーザの断面図である。
【０００６】固体レーザの励起用光源は、レーザダイオ
ードアレイ１と、レーザダイオードアレイ１に電流を供
給する＋電極４，＋リード線２，−リード線３，−電極
５とレーザダイオードアレイ１をマウントするステム６
と、ステム６を収納するホルダ７から成っている。ステ
ムには、ネジ９が取り付けられ、ホルダ７とは、接着材
８により接合されている。ネジ９には、固体レーザ媒質
ホルダ１０が取り付き、固体レーザ媒質ホルダ１０の中
心部に固体レーザ媒質１１が配置され、固体レーザ媒質
１１は、低融点ガラス１２にてシールすることにより、
レーザダイオードアレイ１のまわりを外気から遮断し、
不活性ガス１８を満たし、密閉している。又、固体レー
ザ媒質１１の両端面には、図１（ｂ）に示すように、発
振光，ＨＲコート１３が施されている。
ードアレイ１と、レーザダイオードアレイ１に電流を供
給する＋電極４，＋リード線２，−リード線３，−電極
５とレーザダイオードアレイ１をマウントするステム６
と、ステム６を収納するホルダ７から成っている。ステ
ムには、ネジ９が取り付けられ、ホルダ７とは、接着材
８により接合されている。ネジ９には、固体レーザ媒質
ホルダ１０が取り付き、固体レーザ媒質ホルダ１０の中
心部に固体レーザ媒質１１が配置され、固体レーザ媒質
１１は、低融点ガラス１２にてシールすることにより、
レーザダイオードアレイ１のまわりを外気から遮断し、
不活性ガス１８を満たし、密閉している。又、固体レー
ザ媒質１１の両端面には、図１（ｂ）に示すように、発
振光，ＨＲコート１３が施されている。
【０００７】次に動作について説明する。レーザダイオ
ードアレイ１より励起光が出力され、固体レーザ媒質１
１を励起する。レーザダイオードアレイ１は、固体レー
ザ媒質１１に１ｍｍ以下の寸法で接近しているので、集
光レンズにより励起光を絞らなくても、発振に足る励起
パワー密度を得ることができるので集光レンズは用いて
いない。又、端面は、発振光ＨＲコート１３を施してあ
るので、前記固体レーザ媒質端面間で発振し、一部が出
力される。このため光学部品点数を削減できる。
ードアレイ１より励起光が出力され、固体レーザ媒質１
１を励起する。レーザダイオードアレイ１は、固体レー
ザ媒質１１に１ｍｍ以下の寸法で接近しているので、集
光レンズにより励起光を絞らなくても、発振に足る励起
パワー密度を得ることができるので集光レンズは用いて
いない。又、端面は、発振光ＨＲコート１３を施してあ
るので、前記固体レーザ媒質端面間で発振し、一部が出
力される。このため光学部品点数を削減できる。
【０００８】図２は、本発明の第二実施例のダイオード
励起固体レーザの断面図である。レーザダイオードアレ
イ１は、＋電極４，＋リード線２と−リード線３，−電
極５を介してつながっており、さらにレーザダイオード
アレイ１はステムにマウントされ、ステム６は固体レー
ザ媒体ホルダ１０に収納され、ホルダ１０とステム６を
低融点ガラス１２により接合し、ホルダ１０とステム６
を低融点ガラス１２により接合し、ホルダ１０の中心部
の孔に固体レーザ媒質１１を配置し、低融点ガラス１２
により接合する。固体レーザ媒質１１の両端面には、図
１（ｂ）に示すように、発振光ＨＲコート１３が施して
ある、一部を光出力として用いる。又、レーザダイオー
ドアレイ１まわりには不活性ガス１３を満たしてあり、
酸化等による劣化を防止している。
励起固体レーザの断面図である。レーザダイオードアレ
イ１は、＋電極４，＋リード線２と−リード線３，−電
極５を介してつながっており、さらにレーザダイオード
アレイ１はステムにマウントされ、ステム６は固体レー
ザ媒体ホルダ１０に収納され、ホルダ１０とステム６を
低融点ガラス１２により接合し、ホルダ１０とステム６
を低融点ガラス１２により接合し、ホルダ１０の中心部
の孔に固体レーザ媒質１１を配置し、低融点ガラス１２
により接合する。固体レーザ媒質１１の両端面には、図
１（ｂ）に示すように、発振光ＨＲコート１３が施して
ある、一部を光出力として用いる。又、レーザダイオー
ドアレイ１まわりには不活性ガス１３を満たしてあり、
酸化等による劣化を防止している。
【０００９】レーザダイオードアレイ１の励起光によ
り、固体レーザ媒質１１を励起する。固体レーザ媒質１
１の両端面には発振光ＨＲコート１３が施してあるの
で、この両端面で発振する。本実施例のダイオード励起
固体レーザは、接合に低融点ガラス１２を用いたので、
脱ガスはなく、又、不活性ガス１８にて封止するので、
レーザダイオードアレイ１の寿命が伸びる。なお、実施
例では固体レーザ媒質の端面を平面とした例を示した
が、片端面に曲率をもたせると出射光の集光効果が向上
する。
り、固体レーザ媒質１１を励起する。固体レーザ媒質１
１の両端面には発振光ＨＲコート１３が施してあるの
で、この両端面で発振する。本実施例のダイオード励起
固体レーザは、接合に低融点ガラス１２を用いたので、
脱ガスはなく、又、不活性ガス１８にて封止するので、
レーザダイオードアレイ１の寿命が伸びる。なお、実施
例では固体レーザ媒質の端面を平面とした例を示した
が、片端面に曲率をもたせると出射光の集光効果が向上
する。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、固体レー
ザ媒質の両端面で共振器を構成したので集光レンズ、ミ
ラーなどが不要となり部品点数が減り低コスト化が計れ
る。又、低融点ガラスで封止したので気密封止が良好で
接着材からの脱ガスなどもないので長寿命化が計れる。
さらに、レーザダイオード内部を不活性ガスで封止した
ので発振部近傍の酸化等による劣化もなく、長寿命化が
計れる。
ザ媒質の両端面で共振器を構成したので集光レンズ、ミ
ラーなどが不要となり部品点数が減り低コスト化が計れ
る。又、低融点ガラスで封止したので気密封止が良好で
接着材からの脱ガスなどもないので長寿命化が計れる。
さらに、レーザダイオード内部を不活性ガスで封止した
ので発振部近傍の酸化等による劣化もなく、長寿命化が
計れる。
【００１１】実施例では励起光源としてレーザダイオー
ドアレイを用いたが、アレイに替えて１個のレーザダイ
オードや発光ダイオード等でもよい。
ドアレイを用いたが、アレイに替えて１個のレーザダイ
オードや発光ダイオード等でもよい。
【図１】本発明の一実施例の縦断面図。
【図２】本発明の第二実施例の断面図。
【図３】従来例の構成図。
１ ダイオードアレイ ２ ＋リード線 ３ −リード線 ４ ＋電極 ５ −電極 ６ ステム ７ ホルダ ８ 接着材 ９ ネジ １０ 固体レーザ媒質ホルダ １１ 固体レーザ媒質 １２ 低融点ガラス １３ 発振光ＨＲコート １４ 窓 １５ 集光レンズ １６ 出力ミラー １７ 発振光ＡＲコート １８ 不活性ガス
Claims (5)
- 【請求項１】 レーザダイオードと、前記レーザダイオ
ードで励起される固体レーザ媒質とを備え、前記固体レ
ーザ媒質の互いに対向した両端面に反射コーティングを
施し、この両端面で共振器を構成したことを特徴とする
ダイオード励起固体レーザ。 - 【請求項２】 請求項１記載のダイオード励起固体レー
ザにおいて、固体レーザ媒質の片端面が曲率をもつこと
を特徴とするダイオード励起固体レーザ。 - 【請求項３】 請求項１記載のダイオード励起固体レー
ザにおいて、レーザダイオードを不活性ガスを雰囲気中
に配置したことを特徴とするダイオード励起固体レー
ザ。 - 【請求項４】 請求項１記載のダイオード励起固体レー
ザにおいて、固体レーザ媒質端面と、レーザダイオード
との距離を１ｍｍ以下にしたことを特徴とするダイオー
ド励起固体レーザ。 - 【請求項５】 請求項１記載のダイオード励起固体レー
ザにおいて、レーザダイオードをステムに搭載し、開口
を有するホルダの開口部に固体レーザ媒質を固定し、前
記ホルダを前記ステムに被せて固定したことを特徴とす
るダイオード励起固体レーザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3265799A JP2800503B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ダイオード励起固体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3265799A JP2800503B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ダイオード励起固体レーザ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05110174A true JPH05110174A (ja) | 1993-04-30 |
| JP2800503B2 JP2800503B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=17422204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3265799A Expired - Lifetime JP2800503B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ダイオード励起固体レーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2800503B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6404786B1 (en) | 1997-08-25 | 2002-06-11 | Sony Corporation | Laser beam generating apparatus |
| JP2010080948A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-04-08 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 有機レーザ装置 |
| KR20160009735A (ko) * | 2014-07-16 | 2016-01-27 | 한국원자력연구원 | 열렌즈 효과를 보상하기 위한 고체 레이저 장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3982201A (en) | 1975-01-24 | 1976-09-21 | The Perkin-Elmer Corporation | CW solid state laser |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP3265799A patent/JP2800503B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6404786B1 (en) | 1997-08-25 | 2002-06-11 | Sony Corporation | Laser beam generating apparatus |
| JP2010080948A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-04-08 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 有機レーザ装置 |
| KR20160009735A (ko) * | 2014-07-16 | 2016-01-27 | 한국원자력연구원 | 열렌즈 효과를 보상하기 위한 고체 레이저 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2800503B2 (ja) | 1998-09-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980609 |