JPS6334766B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6334766B2 JPS6334766B2 JP57059225A JP5922582A JPS6334766B2 JP S6334766 B2 JPS6334766 B2 JP S6334766B2 JP 57059225 A JP57059225 A JP 57059225A JP 5922582 A JP5922582 A JP 5922582A JP S6334766 B2 JPS6334766 B2 JP S6334766B2
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- Japan
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- plate
- diaphragm
- cake
- liquid
- pressure
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
この発明は、フイルタプレスを用いての脱水方
法の改良に関する。従来、フイルタプレスはダイ
ヤフラム等を用いることにより高圧搾可能なの
で、高脱水処理を必要とする下水汚泥等によく用
いられている。然しながら、この圧搾圧力を上げ
るとその上げ巾に倍加して、機械各部の強度アツ
プや圧搾用のダイヤフラム室のシールの問題等が
あり、コストアツプを招くはもとより、技術的に
も未解決の問題が多く、その圧搾圧力を上げるに
も限界がある。 この発明は上述のようなフイルタプレスが抱え
ている問題に鑑みてなされたもので、すなわち、
ダイヤフラムによる機械的な圧搾圧に代えて、機
械的な圧力で押出しが困難なケーキ分子間に存在
する水粒を空気で押出すようにしたものである。
特に、この発明においては、上述空気をケーキ中
に吹き込むに当つて、過室の一方の液の出口
側から吹込んで他方の液の出口から出るように
することによつて、該空気がケーキ中に万遍に行
き渉るようにしたことを特徴とするものである。 以下、この発明を添付の図面に基づいて詳述す
れば、その要旨とするところは、板１に設けた
凹部と芯板に取付けられた中凹状の弾性を有する
ダイヤフラム７を水平方向に交互に配列して、そ
の内面に液排出用の凹凸が付加されている過
室９を形成し、各過室９内に原液をポンプで圧
入過したのち、ダイヤフラム７で圧搾脱水する
ようにしたフイルタプレスにおいて、ケーキ１１
を圧搾脱水する工程の終端時に、上記高圧空気を
ダイヤフラム側の下方に設けた液の出口６から
送入し、この高圧空気が布３，３に包まれたケ
ーキ１１中を経て、板１側の凹凸部分に達し、
次いで、板１側の液の出口５から機外に排出
されるようにしたものである。図に基づいてこの
発明を更に詳述すると、第１図および第２図は、
この発明を実施するフイルタプレスの過室を説
明するための板部分の縦断側面図であり、１は
板、２はダイヤフラム付板、３，３は布、
４は原液（汚泥）の供給通路、５，６は液の出
口、７はダイヤフラム、８はダイヤフラムへの高
圧水の供給口である。図例では、一つの過室９
のみを取出して示しており、また、板１および
ダイヤフラム付板２も半分しか示していない
が、板１およびダイヤフラム付板２は、交互
に配列されていて、多数の過室９が設けられて
いるものである。また、布３，３は、板１お
よびダイヤフラム付板２のダイヤフラム７の
過床を覆うように一対設けられていて、これらの
布３，３は板１，２を開いてケーキを排出す
るときには、下方に向つて走行するように構成し
てある。符号１０は、その案内ロールを示す。 この発明に係るフイルタプレスの過室９は、
上述のように構成されており、従つて、先ず、ポ
ンプで圧入過（圧入圧力：略５Kg／cm3）する場
合には、原液が第１図において矢示イするように
過室９内に圧入され、布３，３によつて過
されて、液は板１およびダイヤフラム付板
２の過床に形成された凹凸面を伝つて出口５，
６から機外に取出される。次に、ポンプの圧入で
液が出なくなつた時点で、第２図に矢示するよ
うにダイヤフラム付板２に高圧水（15Kg／cm3以
上）を注入することにより、前述、過の結果、
生じたケーキを圧搾脱水することができる。さら
に、このようにして圧搾して、液が出なくなつ
た圧搾脱水工程の終端時に、ダイヤフラム７側の
液の出口６から高圧空気（４Kg／cm3〜８Kg／
cm3）を吹き込むことによつて、この高圧空気は
布３，３および圧搾ケーキ１１を通して板１側
の過床に吹き込まれ、このとき、布３，３お
よび圧搾ケーキ１１の分子間に残存する水分を
板側の過床内に吹抜いて、さらに、高脱水する
ことが可能である。すなわち、ダイヤフラムはゴ
ム等の弾性材で構成されているので、高圧で圧搾
すると過床の凹凸がつぶれ、ケーキの分子間に
存在する水分の流出を悪くしているのであるが、
この発明においては、ダイヤフラム側の液の出
口から高圧空気を吹き込むので、過床の狭い空
隙まで空気が侵入して過床の通りを良くするこ
とができる。そして、ケーキ一面に高圧空気が平
均に拡散し、ケーキ中や過床中に残存する水分
を板側の液の出口から余すことなく取り除く
ことができるものである。 この発明は、以上の如く作動するものであり、
この発明を用いて各所の下水処理場で発生する汚
泥を試験した結果は表１〜表４に示す通りであつ
た。これら試験結果によれば、高圧空気を用いた
場合と用いない場合の差は、最低で１％、最高４
％にも達し、そして、これだけ（１〜４％）の水
分を圧搾によつて機械的に脱水することは、圧搾
圧力を７〜15Kg／cm3も上げる必要があることを示
している。
法の改良に関する。従来、フイルタプレスはダイ
ヤフラム等を用いることにより高圧搾可能なの
で、高脱水処理を必要とする下水汚泥等によく用
いられている。然しながら、この圧搾圧力を上げ
るとその上げ巾に倍加して、機械各部の強度アツ
プや圧搾用のダイヤフラム室のシールの問題等が
あり、コストアツプを招くはもとより、技術的に
も未解決の問題が多く、その圧搾圧力を上げるに
も限界がある。 この発明は上述のようなフイルタプレスが抱え
ている問題に鑑みてなされたもので、すなわち、
ダイヤフラムによる機械的な圧搾圧に代えて、機
械的な圧力で押出しが困難なケーキ分子間に存在
する水粒を空気で押出すようにしたものである。
特に、この発明においては、上述空気をケーキ中
に吹き込むに当つて、過室の一方の液の出口
側から吹込んで他方の液の出口から出るように
することによつて、該空気がケーキ中に万遍に行
き渉るようにしたことを特徴とするものである。 以下、この発明を添付の図面に基づいて詳述す
れば、その要旨とするところは、板１に設けた
凹部と芯板に取付けられた中凹状の弾性を有する
ダイヤフラム７を水平方向に交互に配列して、そ
の内面に液排出用の凹凸が付加されている過
室９を形成し、各過室９内に原液をポンプで圧
入過したのち、ダイヤフラム７で圧搾脱水する
ようにしたフイルタプレスにおいて、ケーキ１１
を圧搾脱水する工程の終端時に、上記高圧空気を
ダイヤフラム側の下方に設けた液の出口６から
送入し、この高圧空気が布３，３に包まれたケ
ーキ１１中を経て、板１側の凹凸部分に達し、
次いで、板１側の液の出口５から機外に排出
されるようにしたものである。図に基づいてこの
発明を更に詳述すると、第１図および第２図は、
この発明を実施するフイルタプレスの過室を説
明するための板部分の縦断側面図であり、１は
板、２はダイヤフラム付板、３，３は布、
４は原液（汚泥）の供給通路、５，６は液の出
口、７はダイヤフラム、８はダイヤフラムへの高
圧水の供給口である。図例では、一つの過室９
のみを取出して示しており、また、板１および
ダイヤフラム付板２も半分しか示していない
が、板１およびダイヤフラム付板２は、交互
に配列されていて、多数の過室９が設けられて
いるものである。また、布３，３は、板１お
よびダイヤフラム付板２のダイヤフラム７の
過床を覆うように一対設けられていて、これらの
布３，３は板１，２を開いてケーキを排出す
るときには、下方に向つて走行するように構成し
てある。符号１０は、その案内ロールを示す。 この発明に係るフイルタプレスの過室９は、
上述のように構成されており、従つて、先ず、ポ
ンプで圧入過（圧入圧力：略５Kg／cm3）する場
合には、原液が第１図において矢示イするように
過室９内に圧入され、布３，３によつて過
されて、液は板１およびダイヤフラム付板
２の過床に形成された凹凸面を伝つて出口５，
６から機外に取出される。次に、ポンプの圧入で
液が出なくなつた時点で、第２図に矢示するよ
うにダイヤフラム付板２に高圧水（15Kg／cm3以
上）を注入することにより、前述、過の結果、
生じたケーキを圧搾脱水することができる。さら
に、このようにして圧搾して、液が出なくなつ
た圧搾脱水工程の終端時に、ダイヤフラム７側の
液の出口６から高圧空気（４Kg／cm3〜８Kg／
cm3）を吹き込むことによつて、この高圧空気は
布３，３および圧搾ケーキ１１を通して板１側
の過床に吹き込まれ、このとき、布３，３お
よび圧搾ケーキ１１の分子間に残存する水分を
板側の過床内に吹抜いて、さらに、高脱水する
ことが可能である。すなわち、ダイヤフラムはゴ
ム等の弾性材で構成されているので、高圧で圧搾
すると過床の凹凸がつぶれ、ケーキの分子間に
存在する水分の流出を悪くしているのであるが、
この発明においては、ダイヤフラム側の液の出
口から高圧空気を吹き込むので、過床の狭い空
隙まで空気が侵入して過床の通りを良くするこ
とができる。そして、ケーキ一面に高圧空気が平
均に拡散し、ケーキ中や過床中に残存する水分
を板側の液の出口から余すことなく取り除く
ことができるものである。 この発明は、以上の如く作動するものであり、
この発明を用いて各所の下水処理場で発生する汚
泥を試験した結果は表１〜表４に示す通りであつ
た。これら試験結果によれば、高圧空気を用いた
場合と用いない場合の差は、最低で１％、最高４
％にも達し、そして、これだけ（１〜４％）の水
分を圧搾によつて機械的に脱水することは、圧搾
圧力を７〜15Kg／cm3も上げる必要があることを示
している。
【表】
【表】
【表】
【表】
以上の説明で明らかな如く、この発明は従来の
圧搾圧力を上げて高脱水するのに比較して、その
圧搾圧力よりもはるかに低圧の空気によつて高脱
水を可能としたものであつて、機械自体のコスト
を低減できるはもとより、ケーキの事後処分する
上においても得られる利益は著大なものである。
圧搾圧力を上げて高脱水するのに比較して、その
圧搾圧力よりもはるかに低圧の空気によつて高脱
水を可能としたものであつて、機械自体のコスト
を低減できるはもとより、ケーキの事後処分する
上においても得られる利益は著大なものである。
第１図はこの発明に係るフイルタプレスの過
室の概略の縦断側面図、第２図は同じくその一作
動状態を示す縦断側面図である。 符号説明、１…板、３…布、５，６…液
の出口、９…過室、１１…ケーキ。
室の概略の縦断側面図、第２図は同じくその一作
動状態を示す縦断側面図である。 符号説明、１…板、３…布、５，６…液
の出口、９…過室、１１…ケーキ。
Claims (1)
- １ 板１に設けた凹部と芯板に取付けられた中
凹状の弾性を有するダイヤフラム７を水平方向に
交互に配列して、その内面に液排出用の凹凸が
付加されている過室９を形成し、各過室９内
に原液をポンプで圧入過したのち、ダイヤフラ
ム７で圧搾脱水するようにしたフイルタプレスに
おいて、ケーキ１１を圧搾脱水する工程の終端時
に、上記高圧空気をダイヤフラム７側の下方に設
けた液の出口６から送入し、この高圧空気が
布３，３に包まれたケーキ１１中を経て、板１
側の凹凸部分に達し、次いで、板１側の液の
出口５から機外に排出されるようにしたことを特
徴とするフイルタプレスにおける脱水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57059225A JPS58177111A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | フイルタプレスにおける脱水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57059225A JPS58177111A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | フイルタプレスにおける脱水方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58177111A JPS58177111A (ja) | 1983-10-17 |
| JPS6334766B2 true JPS6334766B2 (ja) | 1988-07-12 |
Family
ID=13107214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57059225A Granted JPS58177111A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | フイルタプレスにおける脱水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58177111A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS624410A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-10 | Nippon Enbairo Kogyo Kk | 濾過機、および濾過方法 |
| FI79031C (fi) * | 1988-08-03 | 1989-11-10 | Larox Ag | Filtreringsfoerfarande. |
| JP2561610B2 (ja) * | 1993-04-28 | 1996-12-11 | 功 松下 | 圧搾兼流体通過装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS522745A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-10 | Choei Takahashi | Method for producing optical fiber |
| JPS5549890A (en) * | 1978-09-30 | 1980-04-10 | Matsushita Electric Works Ltd | Transistor inverter discharge lamp energizing device |
| US4317724A (en) * | 1980-05-23 | 1982-03-02 | Ingersoll-Rand Company | Feeding device for use in filter presses |
-
1982
- 1982-04-09 JP JP57059225A patent/JPS58177111A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS522745A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-10 | Choei Takahashi | Method for producing optical fiber |
| JPS5549890A (en) * | 1978-09-30 | 1980-04-10 | Matsushita Electric Works Ltd | Transistor inverter discharge lamp energizing device |
| US4317724A (en) * | 1980-05-23 | 1982-03-02 | Ingersoll-Rand Company | Feeding device for use in filter presses |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58177111A (ja) | 1983-10-17 |
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