JPS63134013A - 多段転着ロ−ル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、濾布上に形成された脱水ケーキ等を濾布に
接触しながら回転するロールに転移させて剥離するいわ
ゆる汚泥ケーキ等の転着ロール装置の改良に関する。

「従来の技術」 従来、濾布上に形成されたケーキの厚みが薄く、スクレ
ーバ等では剥離が困難で、スクレーバによって濾布を破
損させるような場合には、濾布に接触するようにロール
を設け、このローｙｖＫケーキを転移させ、ロール周辺
に設けたスクレーバによってケーキを剥離させるいわゆ
る転着ロール装置は公・知である。

「発明が解決しようとする間龜点」 然しながら、この従来の転着ロールは、濾布上のケーキ
を加圧して脱水することもできるが、ケ−キを転移させ
て剥離することが主体であり、高脱水することはできな
い。

「間頂点を解決するだめの手段」 そこで、この発明は、転着ローμのケーキの転移機能を
生かせて、ケーキの含有する水分をさらに脱水すること
ができるようにしたものであって、その要旨とするとこ
ろは、走行する無端状の濾布に接触するように設けられ
て、濾布上のケーキをその周面に転着させ、その周面に
望゛ませて設けたスクレーバによって剥１するようにし
た転着ローμ装置を形成するとともに、この伝清ロール
装火を走行する無端状の濾布上Ｋ、その走行方向に沿っ
て複数段設けたものである。

「作　用」 この発明に係る装置は上述のように構成しであるので、
濾布上に形成されて送られてくる濾布は、先ず、第一段
の転着ロールに接触して濾布から剥離し、転着ローρに
転移する。そして、転着ローμが回転することによって
、その周辺に設けたスクレーバによって剥離されて濾布
上に落下し、次いで、設けられた転着ロー７部分に送ら
れて、再び転着ローｐに転移したのち、スクレーバによ
って濾布上に掻き落される。すなわち、濾布によって送
られてくるケーキは、転着ロー〃に転移したのち、スク
レーバによって掻き落される際に、反転あるいは砕分さ
れて濾布上に落下し、このような作用を後段の転着ロー
μ部分で反復して受ける−ものであり、複数段の転着ロ
ール部を通過することによって押圧される際に、その抑
圧方向が変るため、一方向のみからの押圧では切れなか
った水分も脱水できるものである。尚、転着ローμによ
る押圧力は、後段になるほど高圧にすると有効であるこ
とは勿論であり、この転着ロー〜の抑圧力を高めるため
に支持ロー〜を設は得るも勿論である。

「実施例」 この発明を図面に基づいて詳述すｉＬば、第１図に示す
ものは、この発明に係る多段転着ロール装置をベルトプ
レスに用いた事例を示し、図中符号１は脱水ドラム、２
は下戸布、３は下戸布、４は加圧ベルト、５，６は転着
ロール、７，８は転着ロールに設けたスクレーバ、９，
１０．１１［Ｆ濾布の案内ロール、１２は最終端におけ
るスクレーバ、１３は上戸布の案内ロールであシ、１４
は上濾布の最終端におけるスクレーバでｉす、１５．１
６は、それぞれ下戸布および上戸布の偏寄シ修正ローμ
である。

このように構成したベルトプレスでは、汚泥は下戸布２
の水平部上（図中右方）に供給されて重力脱水されたの
ち、上戸布３とによって挟持され、脱水ドラム１を周回
する間に、加圧べ／ｌ／ト４によって抑圧脱水される。

そして、脱水ドラム１を離脱したところでは、下戸布２
と上戸布２は分離してケーキ状となった汚泥゛は、下戸
布の水平部（図中左方）を左方に送られて、転着ローｆ
ｖ５　、６によって加圧脱水されたのち機外に排出され
る。

すなわち、汚泥は重力脱水ゾーン、べμト４による加圧
ゾーン、転着ロー／Ｌ１５，６による加圧ゾーンを経る
間に、順次脱水されるのであるが、この脱水過程におい
て、この発明に係る装置では、終段の脱水過程に転着ロ
ール装置が複数段に設けて必るので、そのスクレーバ７
．８によって転着ロー％ｐに付着したケーキは掻き落下
され、伜分されて下戸布上に落下し加圧される。この作
動が繰シ返される。従って、従来の一方向のみからの加
圧では、分離し得なかった水分を分離することができる
ものである。

次に％第２図に示すものは、この発明を真空脱水機に利
用した事例を示すもので、図中符号１６は真空ドラム、
１７は無端状の濾布、１８は加圧ぺｐト、１９は転着ロ
ー〃、２０は転着ロールに設けたスクレーバ、２１は案
内ロール、２２はスクレー８１３は濾布の偏寄り修正ロ
ール、２４は原液槽である。

このように構成された真空脱水装置では、原液槽２４に
供給された原液は、濾布１７が周回する間に、真空ドラ
ムの吸引によって水分が分離δれて、ケーキ状となシ、
これがさらに加圧ぺμト１８によって更に脱水されたの
ち、転着ローＡ７１９部分に送られる。そして、この転
層ロール部分では、転着ロール１９と支持ロー／ｌ／２
５とによって挟圧加圧されて脱水され、転着ロー／Ｌ’
に付着したケーキは、スクＶ−バ２０によって掻き落さ
れ、砕分された状態でｆ’５　Ｔ５上に落下する。この
ような挟圧加圧を線シ返してさらに脱水されたのち、機
内から加圧するので、従来分離し得なかった水分までも
分備することができるものである。なお、伝清ロ一νの
加圧力は、ケーキの性状によって選択するが、前段から
後段に隨って徐々に高めることが望ましい。

「発明の効果」 このように、この発明は転着ロールの特性を利用し、こ
れを多段に設けることによってケーキを砕分反転させて
、多元方向から加圧することができ、従来のベルトプレ
スや真空脱水機が一元方向から加圧や吸引するのに比較
して脱水率を格別に高め得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を施したベルトプレスの概略の側面図
、瀉２図は同じく真空脱水機の概略のｇｉ１面図である
。 符号説明

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行する無端状の濾布２、１７に接触するように
   設けられて、濾布上のケーキをその周面に転着させ、そ
   の周面に臨ませて設けたスクレーバ７、８、２０によっ
   て剥離するようにした転着ロール装置を形成するととも
   に、この転着ロール装置を走行する無端状の濾布上に、
   その走行方向に沿って複数段設けたことを特徴とする多
   段転着ロール装置。
2. （２）上記転着ロール５、６、１９に対応させて、濾布
   ２、１７の裏面に支持ロール２５を設けると共に、この
   支持ロール２５を濾布２、１７の走行方向に沿うように
   駆動するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   （１）項記載の多段転着ロール装置。
3. （３）上記多段に設ける転着ロール５、６、１９をして
   ケーキを加圧するべく、支持ロール２５に向って付勢す
   るとともに、その付勢力を濾布の走行下位側程順次強く
   したことを特徴とする特許請求の範囲記載の多段転着ロ
   ール装置。