JPS6334328A - 自動車用クラツチのレリ−ズ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分！７） この発明は、自動車用クラッチのレリーズ機構に関する
。

（従来の技術） 一般に、自動車では、エンジンと変速機との間にこれら
両者間の動力伝達を切断したり接続させたりする摩擦ク
ラッチが設けられる。このようなりラッチには例えば、
実開昭５７−１６９８３２号公報で示されたものがある
。

この構成では、エンジンのクランク軸にクラッチ駆動側
であるフライホイールが取り付けられ、このフライホイ
ールにはプレッシャプレートが同行回転するように設け
られている。一方、変速機の入力軸にはクラッチ駆動側
であるクラッチディスクが軸方向移動自在に支持されて
いる。また、上記フライホイールとプレッシャプレート
の間にフランチディスクを摩擦接合させるように付勢す
るイ・１勢手段であるダイヤフラムスプリングが設けら
れる。

また、上記ダイヤフラムスプリングに係合するレリーズ
軸受が設けられ、クラッチ操作手段であるレリーズヨー
クの操作に伴うレリーズ軸受の移動でダイヤフラムスプ
リングが押されて、上記摩擦接合が解除される。

上記レリーズ軸受は入力軸の軸心上に支持されている。

即ち、上記入力軸に外嵌する円筒状リテーナ（上記公報
では、レリーズベアリング保持用ハブ１２に対応する。

）が設けられる。そして、このリテーナに上記レリーズ
軸受のインナレース側が軸方向摺動自在に外嵌され、こ
れによって上記レリーズ軸受が支持されている。

（発明か解決しようとする問題点） ところで、上記従来構成では、レリーズ軸受を支持する
ためのリテーナを別途に設けているため、クラッチ全体
としての構成が複雑なものとなっている。

しかも、上記インナレース側を摺動自在に支持するため
に、リテーナ外周面を高精度に機械加工する必要があり
、フランチの製作は煩雑なものとなっている。

（発明の目的） この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、簡単な構成で、かつ、製作が容易なりラッチの提供
を目的とする。

（発明の構成） 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、クラッチ駆動側とクラッチ従動側とを摩擦接合させ
るレリーズ軸受を従動軸に軸方向にのみ摺動自在に外嵌
されるインナレースと、このインナレースに外嵌される
アウタレースと、これらインナレースとアウタレースと
の間に嵌入される中間レースとで構成し、上記アウタレ
ースと中間レースのいずれか一方に上記付勢手段を係合
させ、他方にクラッチ操作手段を係合させ、このクラッ
チ操作手段によるレリーズ軸受の軸方向移動で上記クラ
ッチ駆動側とクラッチ従動側との摩擦接合が解除される
ようにした点にある。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面により説明する。

第２図において、１は自動車用摩擦クラッチで、このク
ラッチ１はエンジンから変速機への動力伝達を切断した
り接続させたりする。また、上記クラッチ１は図示しな
いエンジンのクランクケースに連結されるクラッチケー
ス２を有している。このクラッチケース２内に上記エン
ジンのクランク軸３が配設されると共に、従動軸たる上
記変速機の入力軸４が支承されている。

上記クランク軸３にクラッチ駆動側たるフライホイール
６が取り付けられ、このフライホイール６はクラッチカ
バー７を支持している。このクラッチカバー７にはクラ
ッチ駆動側たるプレッシャプレート８が上記フライホイ
ール６やこのクラッチカバー７と同行回転するように支
持され、このプレッシャプレート８は上記入力軸４の軸
心上で、軸方向移動自在となっている。

上記入力軸４には、クラッチ従動側たるクラッチディス
ク１０がスプライン嵌合により軸方向移動自在に支持さ
れている。このクラッチディスク１０は入力軸４に外嵌
するクラッチハブ１１と、このクラッチハブ１１にトー
シゴンスプリング１２を介して支持されるクラッチプレ
ート１３と、このクラッチプレート１３両側面に取り付
けられるフェーシング１４，１４とで構成され、クラッ
チディスク１０はフライホイール６とプレッシャプレー
ト８との間に位置している。

また、上記プレー２シヤブレート８を付勢する付勢手段
たるダイヤプラムスプリング１６が設けられている。こ
のダイヤフラムスプリング１６は上記クラッチカバー７
に支持され、同上フライホイール６やプレッシャプレー
ト８と同行回転するようになっている。そして、上記ダ
イヤフラムスプリング１６の径方向外端部１６ａが同上
プレッシャプレート８に圧接し、これによって、フライ
ホイール６とプレッシャプレート８とにクラッチディス
ク１０の両フェーシング１４，１４が圧接して摩擦接合
し、これにより、クランク＋ｌＩ３から入力軸４へ動力
伝達がなされる（図中実線図示）。

上記フライホイール６とプレッシャプレート８とクラッ
チディスクｌＯとの摩擦接合を解除するように、同上ダ
イヤフラムスプリング１６の径方向内端部１６ｂを押動
するレリーズ軸受１７と、このレリーズ軸受１７を押動
操作するクラッチ操作手段たるレリーズヨーク１８とが
設けられている。

主に、第１図により、上記レリーズ軸受１７について説
明する。

」二足レリーズ軸受１７は前記入力軸４にスプライン嵌
合により軸方向にのみ摺動自在に外嵌されるインナレー
ス２０と、このインナレース２０に外嵌されるアウタレ
ース２１と、これらインナレース２０とアウタレース２
１との間に嵌入される中間レース２２と、これら各レー
ス２０，２１．２２間にこれら各レース２０．２１．２
２ところがり接触するようにそれぞれ介在されるポール
２３．２３とで構成しである。そして、上記アウタレー
ス２１の一端が上記ダイヤフラムスプリング１６の内端
部１６ｂに５接する。また、上記中間レース２２の他端
が上記レリーズヨーク１８に当接する。

フライホイール６とプレッシャプレート８とクラッチデ
ィスク１０との摩擦接合を解除する場合、レリーズヨー
ク１８の押動操作（第１図中矢印Ａ図示）で、レリーズ
軸受１７をダイヤフラムスプリング１６側に向って入力
軸４上を摺動させる。

このとき、上記レリーズ軸受１７の摺動に伴うアウタレ
ース２１は、同上ダイヤフラムスプリング１６の付勢力
に抗してこのダイヤフラムスプリング１６の内端部１６
ｂを押動する（第１図中矢印Ｂ図示）。

すると、上記ダイヤフラムスプリング１６の外端部１６
ａがプレッシャプレート８から離れてプレッシャプレー
ト８に対するダイヤフラムスプリング１６の圧接が解除
され、これによってフライホイール６とプレッシャプレ
ート８とフェーシング１４．１４との圧接も解除される
。

この結果、フライホイール６とプレッシャプレート８と
クラッチディスク１０とは摩擦接合を解除するように相
対的に離れる方向へ移動しく第１図中矢印Ｃ図示）、ク
ランク軸３から入力軸４への動力伝達が切断される（図
中二点鎖線図示）。

なお、上記の場合、アウタレース２１にレリーズヨーク
１８を係合させ、中間レース２２にダイヤフラムスプリ
ング１６を係合させても良い、また、上記クラッチ１は
ダイヤフラムスプリング１６の付勢力によるダイヤフラ
ム型であるが、これをコイルスプリング型としても良い
。

（発明の効果） この発明によれば、レリーズ軸受を従動輪に軸方向にの
み摺動自在に外嵌されるインナレースと、このインナレ
ースに外嵌されるアウタレースと、これらインナレース
とアウタレースとの間に嵌入される中間レースとで構成
し、上記アウタレースと中間レースのいずれか一方に上
記付勢手段を係合させ、他方にクラッチ操作手段を保合
させ、このクラッチ操作手段によるレリーズ軸受の軸方
向移動で上記クラッチ駆動側とクラッチ従動側との摩擦
接合が解除されるようにしたため、クラッチにおけるレ
リーズ軸受は直接従動軸上に支持されることになる。こ
のため、従来例で示すように上記レリーズ軸受を支持す
るリテーナを別途に設ける必要はない、よって、上記レ
リーズ軸受を支持するための構成が簡単になり、この結
果、クラッチ全体としての構成を簡単にすることができ
る。

しかも、上記リテーナを不要とするため、このリテーナ
に対する機械加工も不要になる。よって、クラッチの製
作を容易にすることができ、この点においても有益であ
る。

また、レリーズ軸受のアウタレースと中間レースのうち
いずれか一方に付勢手段、他方にクラッチ操作手段を係
合させることができるため、これら付勢手段やクラッチ
操作手段とレリーズ軸受との係合状ｙＥ；を所望に選択
することができる。よって、クラッチにおける設計上の
自由度は大きなものとなっている。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は第２図の部分拡
大図、第２図は自動車用摩擦クラッチの断面図である。 ■・・クラッチ、４・・入力軸（従動軸）、６・・フラ
イホイール（クラッチ駆動側）、８・−プレンシャプレ
ート　（クラッチ駆動側）、１０−Φクラッチディスク
（クラッチ従動側）、１６−争ダイヤフラムスプリング
（付勢手段）、１７−拳レリーズ軸受、１８・・レリー
ズヨーク（クラッチ操作手段）、２０−−インナレース
、２１拳・アウタレース、２２・・中間レース。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、クラッチ駆動側と対向するクラッチ従動側を従動軸
   に設け、これらクラッチ駆動側とクラッチ従動側とを摩
   擦接合させる付勢手段を設け、かつ、クラッチ操作手段
   に連動し付勢手段の付勢力に抗して上記摩擦接合を解除
   させるレリーズ軸受を設けた自動車用クラッチにおいて
   、上記レリーズ軸受を従動軸に軸方向にのみ摺動自在に
   外嵌されるインナレースと、このインナレースに外嵌さ
   れるアウタレースと、これらインナレースとアウタレー
   スとの間に嵌入される中間レースとで構成し、上記アウ
   タレースと中間レースのいずれか一方に上記付勢手段を
   係合させ、他方にクラッチ操作手段を係合させ、このク
   ラッチ操作手段によるレリーズ軸受の軸方向移動で上記
   クラッチ駆動側とクラッチ従動側との摩擦接合が解除さ
   れるようにしたことを特徴とする自動車用クラッチのレ
   リーズ機構。