JPS6317702Y2 - - Google Patents

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JPS6317702Y2
JPS6317702Y2 JP1524283U JP1524283U JPS6317702Y2 JP S6317702 Y2 JPS6317702 Y2 JP S6317702Y2 JP 1524283 U JP1524283 U JP 1524283U JP 1524283 U JP1524283 U JP 1524283U JP S6317702 Y2 JPS6317702 Y2 JP S6317702Y2
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JP
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housing
gear
cam
drive gear
bearing
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JP1524283U
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JPS59121238U (ja
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Publication of JPS6317702Y2 publication Critical patent/JPS6317702Y2/ja
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【考案の詳細な説明】 〔1〕 技術分野 この考案はハブ・クラツチ、詳しくは、ドライ
ブギヤとハウジングとの間に介装されるベアリン
グを、ドライブギヤおよびまたはハウジングとの
間で弾性部材により支持して、クラツチ接続時の
反力を緩衝するハブ・クラツチに関する。
〔2〕 背景技術 本出願人においては、先に、各部品の加工精度
の低下を可能にして製作コストの低減を図つた第
1図に示すハブ・クラツチを提案している。この
ハブ・クラツチは、ドライブシヤフト11にスプ
ライン結合されたドライブギヤ12と、ドライブ
ギヤ12と内周部でスプライン結合し外周部にギ
ヤ部13aを有して軸方向に移動自在のスライド
ギヤ13と、内周部にスライドギヤ13のギヤ部
13aに噛合可能なギヤ部16aを有するととも
に外周部がホイールハブ14へボルト15を介し
て固定された第1ハウジング16と、該第1ハウ
ジング16に嵌合して一体回転し該第1ハウジン
グ16の開口端を閉止する第2ハウジング17
と、第2ハウジング17のドライブシヤフト11
側に形成された軸部17aとドライブギア12と
の間に介装されたベアリング18と、係合凸部1
9aが形成されるとともに、ドライブギア13に
スプライン結合してスライドギア13の軸方向に
所定の距離に渡つて移動自在の第1カム19と、
第1カム19の係合凸部19aと嵌合可能な係合
凹部20aおよび他の係合凸部20bを有しドラ
イブギア12の半径方向外側に回転自在に配設さ
れた第2カム20と、第2カム20をサークリツ
プ21により支持して第1ハウジング16の半径
方向内側に配設されたリテーナ22と、第2カム
20の係合凸部20bと係合する係合凹部23a
および円錐形摩擦外周面を有してドライブギア1
2と軸方向の移動自在に係合し、第1カム19と
第2カム20との係合凸凹部19a,,20a間
の嵌合が解除されたときドライブギア12により
直接駆動される第1ブレーキ部材23(弾性部材
29によつて軽く左方へ付勢されている)と、第
1ブレーキ部材23の円錐形摩擦外周面に摩擦接
触する円錐形摩擦内周面を有し固定系スピンドル
24に固定されたナツト26に回転を禁止されて
係合する第2ブレーキ部材25と、ドライブギア
13の半径方向外側でリテーナ22と第1カム1
9との間に同軸状に縮設されて第1カム19を軸
方向図中左方に押圧する第1スプリング27と、
第1スプリング27の半径方向内側でドライブギ
ア13と第1カム19との間に縮設されてスライ
ドギア13を軸方向図中右方に押圧する第2スプ
リング28と、を有している。
このようなハブ・クラツチは、ドライブシヤフ
ト11が回転するとドライブギア12がスライド
ギア13および第1カム19をともに回転して、
係合凹部20aを第1カム19の係合凸部19a
に嵌合させた第2カム20を回転させようとし、
さらに第2カム20は、その係合凸部20bが第
1ブレーキ部材23の係合凹部23aに嵌合して
いるため、第1ブレーキ部材23を回転させよう
とする。この時、第1ブレーキ部材23は、その
摩擦外周面がスピンドル24に回転的に固定され
た第2ブレーキ部材25の摩擦内周面と軽く接触
しているため、第2カム25との間に相対回転が
生じ、第2カム20の係合凸部20bとこの係合
凸部20bに係合した係合凹部23aとの間に回
転方向相対変位が生じて図中左方に押圧される。
したがつて、この第1ブレーキ部材23は、第2
ブレーキ部材25を押圧し、第1ブレーキ部材2
3の摩擦外周面と第2ブレーキ部材25の摩擦内
周面とが摩擦接触状態となり、第1ブレーキ部材
23さらには第2カム20の回転が抑制され、第
1カム19と第2カム20との間に相対回転が生
じ、第1カム19の係合凸部19aと第2カム2
0の係合凹部20aとの間に回転方向相対変位が
生じて係合凸凹部19a,20a間に嵌合が解除
される。このため、第1カム19は、図中右方に
押圧されて第1スプリング27に抗し右方へ移動
し、スライドギア13を第2スプリング28を介
して押圧して移動自させスライドギア13のギア
部13aを第1ハウジング16のギア部16aに
噛合させ、スライドギア13と第1ハウジング1
6との間すなわちドライブシヤフト11とハブ1
4との間を連結する。この時、ドライブギア12
が第1ハウジング16と一体回転する第2ハウジ
ング17へベアリング18を介して支持されてい
るため、ドライブギア12上を軸方向に移動する
スライドギア13と第1ハウジング16との回転
中心が一致し、スライドギア13のギア部13a
と第1ハウジング16のギア部16aとの噛合が
円滑になされる。なお、この後第1カム19の係
合凸部19aは、第2カム20の係合凹部20a
との嵌合が解除されて第2カム20を回転する力
は消滅するため、第1、第2ブレーキ部材23,
25の押し付ける力も消滅し、第1ブレーキ部材
23はドライブギア12により直接に駆動され
る。
次に、ドライブシヤフト11の回転を停止させ
た後、ハブ14すなわち第1ハウジング16にド
ライブシヤフト11の今までの回転と逆方向の所
定回動変位を与えると、第1ブレーキ部材23が
ドライブシヤフト11との間で空転可能となり、
第1ブレーキ部材23は弾性部材9により押圧さ
れて第2ブレーキ部材25に制動され、さらに第
2カム20をも固定する。したがつて、第1ハウ
ジング16の回転によりスライドギア13および
第1カム19が回転すると、第2カム20と第1
カム19との間に相対回転変位が生じてこれらの
係合凹凸部20a,19aが嵌合し、スライドギ
ア13が図中左動する。このため、スライドギア
13のギア部13aと第1ハウジング16のギア
部16aとの噛合が解かれ、ハブ14とドライブ
シヤフト11との間が切離される。
しかしながら、、このようなハブ・クラツチに
おいても、各部品の製造上の精度に起因して第1
ハウジング16とスライドギア13すなわちドラ
イブギア12との回転中心が偏心する場合がある
ため、第1ハウジング16のギア部16aとスラ
イドギア13のギア部13aとが噛合する際に、
これらギア部13a,16a′の間には比較的大き
な力が加わり、この力がベアリング18に負荷さ
れ、ベアリング18の耐久性を低下させるという
欠点があつた。また、このような欠点を解決する
ためには、ベアリング18を大型化してその面圧
を低下させることも考えられるが、この場合、こ
のハブ・クラツチの車両への配設上の制約が大き
くなるとともに製造コストが増大するという新た
な欠点を生じる。
〔3〕 考案の目的および構成 この考案は、このような欠点に鑑みてなされた
もので、ハブ・クラツチを大型化することなくベ
アリングの耐久性を向上させるため、ハウジング
とベアリングとの間、またはドライブギアとベア
リングとの間の少なくとも一方に弾性体を介装し
たハブ・クラツチを提供するものである。
〔4〕 実施例 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第2図および第4図aは、この考案の一実施例
を示す図である。なお、前述した第1図のハブ・
クラツチを同一の部分には同一の番号を付して、
その説明は省略する。
まず、構成を説明すると、第2ハウジング17
の軸部17aとベアリング18との間には、弾性
体から成るゴムブツシユ29が介装されている。
このゴムブツシユ29は、例えば、、第4図aに
示すように、略環状に形成されたものが用いられ
る。
次に、作用を説明すると、このハブ・クラツチ
は、第1ハウジング16の回転中心とスライドギ
ア13の回転中心が製造上の組立誤差等に起因し
て偏心しているような場合、第1ハウジング16
のギア部16aとスライドギア13のギア部13
aとが噛合すると、ベアリング18には局部的に
大きな力が負荷される。しかしながら、このよう
な力が負荷されると、ゴムブツシユ29が変形す
るため、その偏心量を吸収し、ベアリング18に
負荷される力は小さくなる。したがつて、ベアリ
ング18の耐久性が向上する。また、このような
ハブ・クラツチは、図示するようにベアリング1
8と第2ハウジング17との間にゴムブツシユ2
9を介装するのみであるため、ハブ・クラツチが
大型化することもなく、かつ、安価に製造可能で
ある。
第3図には、他の実施例を示す。
この実施例は、手動操作式のハブ・クラツチに
本考案を適用したものである。
このハブ・クラツチは、ハブ31と固定したハ
ウジング32に嵌入した操作ノブ33を回動する
ことにより、操作ノブ33へ形成された螺旋溝3
3aに係合する爪部34aと係合したスプリング
ホルダー34が、カツプリング35(スライドギ
ア)とともに軸方向に移動する。クラツチ結合時
には、カツプリング35に設けられたギア部35
aをドライブシヤフト36と一体回転するドライ
ブギア37に噛合し、クラツチ解放時には、その
噛合が解かれる。カツプリング35のギア部35
aとドライブギア37のギア部37aの噛合時
に、これらのギア部35a,37aが干渉する
と、スリーブ34に内蔵されたスプリング38が
変形してカツプリン35への押し付け力を蓄え、
ドライブギア37が回転するとギア部35a,3
7a間の噛合が完了するものである。
ドライブギア37は、ハウジング32およびハ
ブ31に係合したホルダ39との間でベアリング
40を介して回転自在に支持され、また、ベアリ
ング40とドライブギア37との間には、第4図
aで示したような弾性体から成るゴムブツシユ4
1が介装されている。
このようなハブ・クラツチにおいても、そのハ
ウジング32の回転中心とドライブギア37の回
転中心が偏心し、これらのギア部35a,37a
が噛合しているような場合、ゴムブツシユ41が
変形してベアリング40に加えられる力を小さく
するため、ベアリング40を大型化することなく
ベアリング40の耐久性が向上する。
なお、上述した各実施例においては、ベアリン
グ18,40とハウジング17(ドライブギア3
7)との間に形成される弾性体を第4図aに示す
ようなゴムから成るゴムブツシユ29,41で構
成しているが、例えば、第4図b,cに示すよう
な断面略c型形状の板ばねから成るリング42
b,42c、第4図dに示すような屈曲部42d
が形成された断面略平板状の板ばねから成るリン
グ42d、あるいは第4図eに示すような鋸歯状
屈曲部が形成されたリング42eから構成するこ
とも可能であり、また、第4図aに示すような形
状のものにあつては樹脂等で構成することも可能
であることは言うまでもない。
〔5〕 考案の効果 以上、説明してきたように、この考案によれば
ハブに固定されたハウジングと、ドライブシヤフ
トに一体回転するよう結合したドライブギアと、
該ドライブギアと前記ハウジングとの間に介在し
たベアリングと、前記ドライブギアまたは前記ハ
ウジングと前記ドライブシヤフトの軸方向の相対
変位可能に連結して、該相対変位により前記ハウ
ジングまたは前記ドライブギアに結合可能なスラ
イドギアと、を備え、前記ハブと前記ドライブシ
ヤフトとの間を連結可能なハブ・クラツチにおい
て、前記ハウジングと前記ベアリングとの間、ま
たは前記ドライブギアと前記ベアリングの間の少
なくとも一方に弾性部材を介装したため、ハブ・
クラツチを大型化することなくベアリングの耐久
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願にかかるハブ・クラツチを示す断
面図、第2図はこの考案の一実施例にかかるハ
ブ・クラツチを示す断面図、第3図はこの考案の
他の実施例にかかるハブ・クラツチを示す断面
図、第4図a乃至第4図eはそれぞれこの考案の
ハブ・クラツチにかかる断性部材の態様を示す図
である。 11,36……ドライブシヤフト、12,37
……ドライブギア、13……スライドギア、1
4,31……ホイールハブ、16……第1ハウジ
ング(ハウジング)、17……第2ハウジング
(ハウジング)、18,40……ベアリング、2
9,41……ゴムブツシユ(弾性部材)、32…
…ハウジング、35……カツプリング(スライド
ギア)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハブに固定されたハウジングと、ドライブシヤ
    フトに一体回転するよう結合したドライブギヤ
    と、該ドライブギヤと前記ハウジングとの間に介
    在して該ドライブギヤを支持するベアリングと、
    前記ドライブギヤあるいは前記ハウジングと軸方
    向の相対変位可能に連結して、該相対変位により
    前記ハウジングあるいは前記ドライブギヤと結合
    し、あるいは結合を解かれるスライドギヤと、を
    備え、前記ハウジングと前記ベアリングとの間、
    または前記ドライブギヤと前記ベアリングの間の
    少なくとも一方に弾性部材を介装したことを特徴
    とするハブ・クラツチ。
JP1524283U 1983-02-04 1983-02-04 ハブ・クラツチ Granted JPS59121238U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1524283U JPS59121238U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 ハブ・クラツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1524283U JPS59121238U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 ハブ・クラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59121238U JPS59121238U (ja) 1984-08-15
JPS6317702Y2 true JPS6317702Y2 (ja) 1988-05-19

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ID=30146575

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JP1524283U Granted JPS59121238U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 ハブ・クラツチ

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JPS59121238U (ja) 1984-08-15

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