JPS6334245Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6334245Y2
JPS6334245Y2 JP4553781U JP4553781U JPS6334245Y2 JP S6334245 Y2 JPS6334245 Y2 JP S6334245Y2 JP 4553781 U JP4553781 U JP 4553781U JP 4553781 U JP4553781 U JP 4553781U JP S6334245 Y2 JPS6334245 Y2 JP S6334245Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
shaped
electromagnet
permanent magnet
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4553781U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56154014U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4553781U priority Critical patent/JPS6334245Y2/ja
Publication of JPS56154014U publication Critical patent/JPS56154014U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6334245Y2 publication Critical patent/JPS6334245Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電流にて励磁され電磁弁等に用いられ
る電磁石の改良に係り、特に永久磁石を付設した
電磁石用の磁心に関する。
従来はガス燃焼器具等において例えばタネ火に
対して設けられた熱電対の熱起電力直流により直
接電磁弁の電磁石を励磁しガス流路に設けられた
開閉弁を開成位置に保持して燃焼維持を行い、タ
ネ火が消えた場合には速かに励磁を停止しスプリ
ング等の押圧力を利用し開閉弁を閉成位置にする
電磁弁が知られている。
上記した電磁弁に用いられる従来の励磁電磁石
用磁心(以下電磁石と略称する)はその一実施例
の説明図を第1図に示す。同図において1はU型
の金属磁心(励磁磁心)、2はI型の金属磁心
(吸着片)、3は励磁巻線、4はスプリングであ
る。
第1図に示したような従来の電磁石は鉄、パー
マロイ等の金属磁心1(励磁磁心)と同じく金属
磁心2(吸着片)を用いており、ガス器具等を使
用する環境においてはその金属磁心表面の腐触、
多回数の使用による磨耗等により、熱電対の起電
力のように微少直流電流にて直接、励磁巻線3を
励磁する場合に吸着保持動作に不安定さが生じ、
これを用いた器具の信頼性の問題があつた。
本考案は上記の問題に鑑み微少の直流電流にて
励磁しても安定に吸着片の吸着保持動作が可能で
長期間の使用に耐えるガス器具等の直流励磁電磁
石用磁心を提供することを目的とするものであ
り、その要旨はフエライトからなるつぼ型状磁心
と板状磁心の組合わせ磁心の前記つぼ型状磁心に
熱起電力等のように微小な電流で電磁石を励磁す
るための励磁巻線を施し、前記つぼ型状磁心の開
口端面に前記板状磁心を外力を印加して対向させ
吸着片となした電磁弁の直流励磁電磁石用磁心に
おいて、前記組合せ磁心のつぼ型状磁心の少くと
も内側の一部に永久磁石を前記板状磁心に一部接
しうるように付設したことを特徴とする直流励磁
電磁石用磁心にあり、具体的には前記永久磁石は
前記組合せ磁心の形成する磁気回路と前記永久磁
石の形成する磁気回路とが並列加勢する位置に付
設せられることを特徴とする直流励磁電磁石用磁
心であり、また前記永久磁石は前記組合せ磁心の
形成する磁気回路の一部において前記永久磁石の
形成する磁気回路が直列加勢する位置に付設せら
れることを特徴とする直流励磁電磁石用磁心であ
り、さらに前記永久磁石は前記組合せ磁心の形成
する磁気回路の一部において直列加勢し、且つ該
磁気回路の他の少くとも一部において並列加勢す
る位置に付設せられることを特徴とする直流励磁
電磁石用磁心に係るものである。
以下に本考案の電磁石の構成を図面と共に説明
する。
本考案の電磁石の第1実施例の説明図を第2図
aの断面図に示す。同図において明らかなように
つぼ型状磁心の組合せ磁心と板状磁心11と21
の一方の断面がU型のつぼ型状磁心11の内側に
添つて同じく断面がU型の永久磁石51を並列的
に付設し、励磁巻線31を形成し、例えば、前記
つぼ型状磁心が略閉回路となるように穴部または
凹部(図示せず)等を利用して巻線し、直流電流
が流れることによつて生ずる磁界に、永久磁石5
1によつて生ずる磁界が加勢するように永久磁石
51の磁極方向を考慮し配置するものである。本
考案の電磁石の動作は、吸着片となる組合せ磁心
の他方の断面がI型のいわゆる板状磁心21に対
しその軸心に、略同心状に配置したスプリング4
1の張力に逆向きに所定の別個の手段にて外力を
印加し前記I型の板状磁心21を前記U型のつぼ
型状磁心11の端面に対向密接し、この後熱電対
(図示せず)の熱起電力により前記励磁巻線31
に直流電流を流し、前記スプリング41の張力よ
り大なる磁気的吸着力を組合せ前記つぼ型状磁心
11、および板状磁心21の対向端面間に生じさ
せるに必要な磁界を得るものである。この際前記
したとおり永久磁石51の磁界が前記励磁巻線3
1によつて生ずる磁界に対し加勢するように前記
永久磁石51が並列的に付設されているので、前
記組合せ磁心の対向面間の磁気的吸着力は従来の
ものに比して格段に大となり前記所定の別個の手
段にて供給した外力を断ち切つても、安定に吸着
片としての磁心21を保持することが出来る。従
つて従来の電磁石に比べて前記励磁巻線31を流
れる直流電流の低下方向での動作マージンが増大
し、又該直流電流の立上り時に求められる吸着動
作の応答速度も向上する。しかも、いわゆるつぼ
型状磁心であるから磁束の分布は洩れが少なく小
形に形成することができる。
尚吸着片の離脱動作については励磁電流が切れ
れば前記スプリング41の張力が前記永久磁石5
1のみによる吸着力によりはるかに大であるよう
に設定しているから、速かに吸着片である断面が
I型の板状磁心21は前記断面がU型のつぼ型状
磁心11より離脱する。
次に第2図bに同じく本考案の電磁石の第2実
施例を示す。同実施例は前記U型のつぼ型状磁心
12の内側端部に永久磁石52,52′を付設し
たものである。なお、以下板状磁心22〜29,
210および211は前記板状磁心21と同じよ
うに吸着片としての作用をするものである。ま
た、以下励磁巻線32〜39,310,311は
前記励磁巻線31と同じように磁界を生ずるもの
であり、スプリング42〜49,410は、前記
スプリング41と同じように、離脱するように動
作させるものである。
第2図cは同じく本考案の第3実施例を示し、
同実施例にては組合せ磁心のつぼ型状磁心を断面
が、いわゆるE型の磁心13とし、前記E型の磁
心13の凹部に断面がU型の永久磁石53を付設
し、励磁巻線33を前記E型の磁心13の中央磁
脚に施したものである。
この励磁巻線33は、いわゆるつぼ型状磁心で
ある磁心13の中に装入できるので、組立が容易
になる。
第2図dは本考案の第4実施例を示し、前記E
型の磁心14の各磁脚の端部側壁に永久磁石5
4,54′を付設したものである。
尚第2図c,dの各図は組合せ磁心をつぼ型状
磁心としてその断面がE型、同じくその断面がI
型として示したが、いわゆるつぼ型磁心(励磁磁
心)と円板状磁心(吸着片)の組合せは、前記U
字型でも前記E型でも前記永久磁石の形状を撰む
ことによつてその動作が断面的にほぼ同様に表わ
され、同様に実施できるものである。(この場合
永久磁石は輪環状のものまたは棒状のものを、組
合わせればよい。) 以上述べた実施例の動作は先の本考案の第1実
施例と基本的に同様である。
次に第3図aは本考案の第5実施例の断面図、
を示し、組合せ磁心の一方のいわゆる断面がE型
の磁心15の形成する磁路断面の一部に対して直
列的に永久磁石55,55′を各磁脚に付設する
ものであり、このように一部直列に加勢すること
により、磁心や励磁巻線をきわめて、小型にする
ことができ、しかも、強固な構造にすることがで
きた。第3図bは本考案の第6実施例の断面図を
示し、第5実施例と同様に断面がE型の磁心16
の形成する磁路断面の一部に対して直列的に略円
柱状の永久磁石56,56′等を磁極を所定方向
にそろえて組合わせて磁心16に嵌入付設するも
のであり、同様の効果を得ることが認められた。
第3図cは本考案の第7実施例の部分斜視図、
第3図dは第8実施例の一部透視・部分斜視図で
それぞれ組合せ磁心の一方のつぼ型磁心17又は
18の形成する磁路断面の一部に対して直列に永
久磁石57…,58…を付設したものである。
更に第4図aは本考案の第9実施例の断面図を
示し、同実施例にては断面がE型の磁心19の形
成する磁気回路に対して並列且つ一部断面におい
て直列に永久磁石59を付設したものであり、上
述のような効果を得ることが認められた。
第4図bは本考案の第10実施例の断面図を示
し、第4図bは同実施例の部分斜視図を示し、つ
ぼ型状磁心110の形成する磁気回路に対して並
列且つ一部断面において直列に永久磁石510を
付設したものである。
以上に挙げた本考案の各実施例共基本的には第
1実施例にて述べたと同様に永久磁石の磁界を加
勢方向に利用することのできるものである。
尚各実施例において、吸着片となる組合せ磁心
の板状磁心においても、組合せ磁心の一方のつぼ
型状磁心において付設したと同様に永久磁石を付
設構成して磁界を加勢し得ることは明らかであ
る。更に永久磁石は第5図に示すように複数個に
分割した永久磁石512を連接して一体化して使
用できることも充分可能である。又第6図に示す
本考案の第11実施例のように組合せ磁心例えばつ
ぼ型磁心111といわゆる円板状磁心211のそ
れぞれに対向するよう永久磁石511,511…
511A,511A…を付設し磁心を相互回転移
動して永久磁石511と永久磁石511Aの対向
位置を偏移させ吸着力を所定の値となるように可
変調整し得ることも充分可能である。
以上説明した通り本考案の構成によれば熱電対
の熱起電力のように微少な直流電流で電磁石を励
磁しても付設した永久磁石の磁界の加勢により、
安定な吸着保持動作が実現され、磁心や励磁巻線
を大型化することもなく、又直流励磁電流を増巾
する等の手段を設けることもなく、小型で安価な
電磁弁の電磁石が得られ、磁心に各種形状に容易
に対応し得るフエライトを用いれば特にガス器具
用の周囲環境の劣悪のところで用いても耐触性、
耐磨耗性に優れているので更に効果的な種々形状
の直流励磁電磁石用磁心が実現出来る等実用性が
極めて大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁石の一実施例の説明図、第
2図aは本考案のつぼ型状磁心の電磁弁の電磁石
の第1実施例の説明図(断面図)、第2図bは同
じく第2実施例の説明図、第2図cは同じく第3
実施例の説明図、第2図dは同じく第4実施例の
説明図、第3図aは同じく第5実施例の断面図、
第3図bは同じく第6実施例の断面図、第3図c
は同じく第7実施例の部分斜視図、第3図dは同
じく第8実施例の一部透視部分斜視図、第4図a
は同じく第9実施例の断面図、第4図b1およびb2
は同じく第10実施例の断面図および部分斜視図、
第5図は同じく本考案の電磁弁の電磁石の他の実
施例の一つで永久磁石を複数個連結した場合の説
明図、第6図は同じく本考案の電磁弁の電磁石の
第11実施例の部分斜視図をそれぞれ示す。 1,11〜19,110,111……磁心(励
磁磁心)、2,21〜29,210,211……
磁心(吸着片)、3,31〜39,310……励
磁巻線、4,41〜49,410……スプリン
グ、51〜59,510,511,511A,5
12……永久磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フエライトからなるつぼ型状磁心と板状磁心
    の組合わせ磁心の前記つぼ型状磁心に熱起電力
    等のように微少な電流で電磁石を励磁するため
    の励磁巻線を施し、前記つぼ型状磁心の開口端
    面に前記板状磁心を外力を印加して対向させ吸
    着片となした電磁弁の直流励磁電磁石用磁心に
    おいて、前記組合せ磁心のつぼ型状磁心の少く
    とも内側の一部に永久磁石を前記板状磁心に一
    部接しうるように付設したことを特徴とする直
    流励磁電磁石用磁心。 (2) 前記永久磁石は前記組合せ磁心の形成する磁
    気回路と前記永久磁石の形成する磁気回路とが
    並列加勢する位置に付設せられることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の直流
    励磁電磁石用磁心。 (3) 前記永久磁石は前記組合せ磁心の形成する磁
    気回路の一部において前記永久磁石の形成する
    磁気回路が直列加勢する位置に付設せられるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の直流励磁電磁石用磁心。 (4) 前記永久磁石は前記組合せ磁心の形成する磁
    気回路の一部において直列加勢し、且つ該磁気
    回路の他の少くとも一部において並列加勢する
    位置に付設せられることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の直流励磁電磁石用
    磁心。
JP4553781U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPS6334245Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4553781U JPS6334245Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4553781U JPS6334245Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56154014U JPS56154014U (ja) 1981-11-18
JPS6334245Y2 true JPS6334245Y2 (ja) 1988-09-12

Family

ID=29640651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4553781U Expired JPS6334245Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6334245Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101947298B1 (ko) * 2014-11-13 2019-02-12 하얼빈 엔지니어링 유니버시티 복합 자기회로 이중 영구자석 전자석 및 복합 자기회로 이중 영구자석 고속전자밸브

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56154014U (ja) 1981-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4366459A (en) Miniature magnetic latch relay
JPS6334245Y2 (ja)
WO1986000168A1 (en) Electromagnetic actuator
JPH02165606A (ja) プランジャー型電磁石
JPS6138166Y2 (ja)
JPH0117077Y2 (ja)
JPH01168011A (ja) 有極電磁石
JPH0220004A (ja) 電磁石
JP2011077141A (ja) 電磁石装置、およびこれを用いた電磁リレー
JPH0117797Y2 (ja)
JPS61127105A (ja) 電磁石装置
JPH0226004A (ja) 有極電磁石装置
JPH04271103A (ja) 永久磁石を備えた電磁装置
JPH0260020A (ja) 有極電磁石装置
JPH0322837Y2 (ja)
JPS6446585U (ja)
JPS59739Y2 (ja) 有極電磁装置
JPH0347294Y2 (ja)
JPH0225209Y2 (ja)
JPS601814A (ja) 永久磁石内蔵型ソレノイド
JPH0422527Y2 (ja)
JPH0225206Y2 (ja)
JPH0442884Y2 (ja)
JPS5821128Y2 (ja) 磁気保持型電磁石
JPH01162209U (ja)