JPS6334191Y2 - - Google Patents
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- JPS6334191Y2 JPS6334191Y2 JP6433780U JP6433780U JPS6334191Y2 JP S6334191 Y2 JPS6334191 Y2 JP S6334191Y2 JP 6433780 U JP6433780 U JP 6433780U JP 6433780 U JP6433780 U JP 6433780U JP S6334191 Y2 JPS6334191 Y2 JP S6334191Y2
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- JP
- Japan
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- rotating body
- moving member
- pressing
- shaft
- rotated
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 2
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
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- Switches With Compound Operations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスイツチケースに直線往復動可能に設
けられた移動部材を一方向に移動操作する時に切
換状態が変化されるスイツチ装置に関する。
けられた移動部材を一方向に移動操作する時に切
換状態が変化されるスイツチ装置に関する。
従来、自動車のハイビーム及びロウビームを切
換えるデイマスイツチとしてレバーを引操作する
ことによつて移動部材が一方向に移動されるよう
にし、レバーの引操作を繰返すとハイビームとロ
ービームの切換状態が交互に変化されるようにし
たものが供されている。しかしながら、斯る従来
構造のものはライトスイツチがオフ状態の昼間に
ハイビームを点灯する所謂パツシング操作のため
に別個のスイツチを設けるようにしていて構成が
非常に複雑であり、夜間にハイビームとロービー
ムとを切換る途中で一時的に両ビームがオフとな
る構成であり、斯る状態を防止しようとするスイ
ツチ内部の回動体の動きが非円滑となつて切換が
確実に行なえない問題がある。
換えるデイマスイツチとしてレバーを引操作する
ことによつて移動部材が一方向に移動されるよう
にし、レバーの引操作を繰返すとハイビームとロ
ービームの切換状態が交互に変化されるようにし
たものが供されている。しかしながら、斯る従来
構造のものはライトスイツチがオフ状態の昼間に
ハイビームを点灯する所謂パツシング操作のため
に別個のスイツチを設けるようにしていて構成が
非常に複雑であり、夜間にハイビームとロービー
ムとを切換る途中で一時的に両ビームがオフとな
る構成であり、斯る状態を防止しようとするスイ
ツチ内部の回動体の動きが非円滑となつて切換が
確実に行なえない問題がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、切換途中に複数組の可動接片と固定接片の全
てがオフとなるようなことが起らず、しかも作動
を極めて円滑に且つ確実に行うことのできる構成
が簡単なスイツチ装置を提供するにある。
り、切換途中に複数組の可動接片と固定接片の全
てがオフとなるようなことが起らず、しかも作動
を極めて円滑に且つ確実に行うことのできる構成
が簡単なスイツチ装置を提供するにある。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。1は下面が開放するスイツチケー
スで、これの下面に3個の固定接片2,3,4を
インサート成形により保持した蓋板5が、該蓋板
5の爪5aをスイツチケース1の係合孔1aに係
合し且つねじ6でねじ止めすることによつて取着
されている。7は固定接片2,3,4を対向する
接片部7a,7b,7cを有する可動接片で、こ
れにねじ6によつてスイツチケース1と蓋板5と
の間に挾持されており、常には自身のばね力によ
つて接片部7a,7b,7cが固定接片2,3,
4から離間する方向即ち上方に付勢されている。
8,9,10は3個の移動ピンで、これらは可動
接片7の各接片部7a,7b,7Cと対向するよ
うに蓋板5に形成された縦孔5b,5c,5dに
夫々上下動可能に挿入されている。11はスイツ
チケース1の側壁1b,1cに設けられた孔1
d,1eに両端が嵌入された軸ピンで、これに回
動体12が回動可能に設けられている。そして、
回動体12は上面中央部に山形の凸部13が突設
され該凸部13を挾んで凹部13a,13bが設
けられており、また、下面中央部には凹陥部14
が形成されている。15,16は回動体12の下
面に突設された2個の押圧体で、一方の押圧体1
5は凹部13aを設けた回動体12の一端部に移
動ピン8及び接片部7aと対向するように第3図
における左側部に設けられており、また、他方の
押圧体16は凹部13bを設けた回動体12の他
端部に移動ピン10及び接片部7cと対向するよ
うに同第3図における右側部に設けられている。
17は上端部を回動体12の凹陥部14内に位置
させて軸ピン11に回動可能に支持された連動回
動体で、先端部に移動ピン8,9,10に対向す
る鍔状部18が設けられている。そして、この鍔
状部18は軸ピン11からの半径が異なる段付形
状となつていて小径な部分を逃げ部18aとし、
大径な部分を押圧部18bとしている。17a,
17bは連動回動体17の両側面中央部に軸ピン
11と平行に突設した軸部であり、回動体12に
は軸部17a,17bと対応する位置にスリツト
状の貫通孔19,19が上下に貫通するように形
成されている。20は回動体12の一端部に形成
された横孔(図示せず)に挿入され且つコイルば
ね20aによつて外方に付勢された節度ピース
で、これは回動体12の回動に応じてスイツチケ
ース1の内面に中央が膨らんだ山形に形成された
節度凸部21の傾斜面21a,21bの一方に選
択的に当接するようになつている。22はスイツ
チケース1の上面に設けられた筒状部23に上下
動可能に支持された移動部材で、これはコイルば
ね24によつて常に上方に付勢されている。2
5,25は移動部材23の下面から下方に垂下さ
れた垂下部で、これらの下部に略へ字形のガイド
部としての長孔26が設けられている。そして、
長孔26の上半部は移動部材22の移動方向と平
行状態即ち上下方向に指向しており、軸ピン11
は長孔26の上半部内に遊嵌状態に挿入されてい
る。また、長孔26の下半部は移動部材22の移
動方向に対して傾斜しており、連動回動体17の
軸部17a,17bは長孔26の下半部に遊嵌状
態に挿入されている。27は移動部材22の下面
に上端が支持されて矢印a及び矢印b方向に揺動
可能なロツドで、これの下端部は回動体12の上
面に対向している。28は軸29を介してレバー
ケース30に回動可能に支持したレバーで、スイ
ツチケース1の筒状部23は移動部材22がレバ
ー28の基端部と対応するようにして該レバーケ
ース30に固着されている。尚、第11図に示す
電気結線図において、31はハイビーム用フイラ
メント、32はロービーム用フイラメント、3
3,34は連動してオン・オフされるライトスイ
ツチ、35はバツテリである。
がら説明する。1は下面が開放するスイツチケー
スで、これの下面に3個の固定接片2,3,4を
インサート成形により保持した蓋板5が、該蓋板
5の爪5aをスイツチケース1の係合孔1aに係
合し且つねじ6でねじ止めすることによつて取着
されている。7は固定接片2,3,4を対向する
接片部7a,7b,7cを有する可動接片で、こ
れにねじ6によつてスイツチケース1と蓋板5と
の間に挾持されており、常には自身のばね力によ
つて接片部7a,7b,7cが固定接片2,3,
4から離間する方向即ち上方に付勢されている。
8,9,10は3個の移動ピンで、これらは可動
接片7の各接片部7a,7b,7Cと対向するよ
うに蓋板5に形成された縦孔5b,5c,5dに
夫々上下動可能に挿入されている。11はスイツ
チケース1の側壁1b,1cに設けられた孔1
d,1eに両端が嵌入された軸ピンで、これに回
動体12が回動可能に設けられている。そして、
回動体12は上面中央部に山形の凸部13が突設
され該凸部13を挾んで凹部13a,13bが設
けられており、また、下面中央部には凹陥部14
が形成されている。15,16は回動体12の下
面に突設された2個の押圧体で、一方の押圧体1
5は凹部13aを設けた回動体12の一端部に移
動ピン8及び接片部7aと対向するように第3図
における左側部に設けられており、また、他方の
押圧体16は凹部13bを設けた回動体12の他
端部に移動ピン10及び接片部7cと対向するよ
うに同第3図における右側部に設けられている。
17は上端部を回動体12の凹陥部14内に位置
させて軸ピン11に回動可能に支持された連動回
動体で、先端部に移動ピン8,9,10に対向す
る鍔状部18が設けられている。そして、この鍔
状部18は軸ピン11からの半径が異なる段付形
状となつていて小径な部分を逃げ部18aとし、
大径な部分を押圧部18bとしている。17a,
17bは連動回動体17の両側面中央部に軸ピン
11と平行に突設した軸部であり、回動体12に
は軸部17a,17bと対応する位置にスリツト
状の貫通孔19,19が上下に貫通するように形
成されている。20は回動体12の一端部に形成
された横孔(図示せず)に挿入され且つコイルば
ね20aによつて外方に付勢された節度ピース
で、これは回動体12の回動に応じてスイツチケ
ース1の内面に中央が膨らんだ山形に形成された
節度凸部21の傾斜面21a,21bの一方に選
択的に当接するようになつている。22はスイツ
チケース1の上面に設けられた筒状部23に上下
動可能に支持された移動部材で、これはコイルば
ね24によつて常に上方に付勢されている。2
5,25は移動部材23の下面から下方に垂下さ
れた垂下部で、これらの下部に略へ字形のガイド
部としての長孔26が設けられている。そして、
長孔26の上半部は移動部材22の移動方向と平
行状態即ち上下方向に指向しており、軸ピン11
は長孔26の上半部内に遊嵌状態に挿入されてい
る。また、長孔26の下半部は移動部材22の移
動方向に対して傾斜しており、連動回動体17の
軸部17a,17bは長孔26の下半部に遊嵌状
態に挿入されている。27は移動部材22の下面
に上端が支持されて矢印a及び矢印b方向に揺動
可能なロツドで、これの下端部は回動体12の上
面に対向している。28は軸29を介してレバー
ケース30に回動可能に支持したレバーで、スイ
ツチケース1の筒状部23は移動部材22がレバ
ー28の基端部と対応するようにして該レバーケ
ース30に固着されている。尚、第11図に示す
電気結線図において、31はハイビーム用フイラ
メント、32はロービーム用フイラメント、3
3,34は連動してオン・オフされるライトスイ
ツチ、35はバツテリである。
次に以上のように構成した本実施例の作用につ
いて説明する。第2図及び第3図に示す状態では
レバー28が非操作状態で移動部材22がコイル
ばね24によつて上方に最大に変位されて長孔2
6の中央部が軸ピン11に掛合しており、連動回
動体17の軸部17aが長孔26の下端に係合さ
れて該連動回動体17が矢印b方向に回動された
状態にあり、鍔状部18の逃げ部18aが移動ピ
ン8〜10の上方に対向されている。そして、回
動体12は矢印b方向に回動された状態で押圧体
15が移動ピン8を押下げて可動接片7の接片部
7aを固定接片2に接触させており、接片部7
b,7cが固定接片3,4から離間されている。
従つて、この状態でライトスイツチ33,34を
オンするとロウビーム用フイラメント32が点灯
される。また、節度ピース20は節度凸部21の
傾斜面21aに当接して回動体21を矢印b方向
に選択的に回動した状態に保持している。
いて説明する。第2図及び第3図に示す状態では
レバー28が非操作状態で移動部材22がコイル
ばね24によつて上方に最大に変位されて長孔2
6の中央部が軸ピン11に掛合しており、連動回
動体17の軸部17aが長孔26の下端に係合さ
れて該連動回動体17が矢印b方向に回動された
状態にあり、鍔状部18の逃げ部18aが移動ピ
ン8〜10の上方に対向されている。そして、回
動体12は矢印b方向に回動された状態で押圧体
15が移動ピン8を押下げて可動接片7の接片部
7aを固定接片2に接触させており、接片部7
b,7cが固定接片3,4から離間されている。
従つて、この状態でライトスイツチ33,34を
オンするとロウビーム用フイラメント32が点灯
される。また、節度ピース20は節度凸部21の
傾斜面21aに当接して回動体21を矢印b方向
に選択的に回動した状態に保持している。
次に以上説明した第2図の状態からレバー28
を矢印c方向に回動して移動部材22をコイルば
ね24に抗して押下げると、まず、垂下部25が
下方に変位することにより軸部17aが長孔26
内を相対的に上昇するようになり、連動回動体1
7が矢印a方向に回動される(第6図参照)。従
つて、鍔状部18の押圧部18bが移動ピン8〜
10を下方に押圧して可動接片7の接片部7a〜
7cを固定接片2〜4に夫々接触させる。この時
鍔状部18の押圧部による移動ピン8の押下げ量
は押圧体15によるよりも若干大であり、従つて
押圧体15の下端と移動ピン8との間に僅かの隙
間を生じ、回動体15の回動に関し、可動接片7
a,7cからの影響がなくなる(第8図参照)。
而して、移動部材22が第2図の状態から第6図
の状態迄下方に移動されるとロツド27も下方に
変位され該ロツド27の下端が凸部13の右側の
斜面に案内されるようになり、第6図の状態のと
きに該ロツド27の下端が凹部13bの底部に略
当接する。そして、この第6図の状態からレバー
28によつて移動部材22が更に下方に変位され
ると凹部13bに当接したロツド27によつて回
動体12が矢印a方向に回動される(第7図参
照)。従つて、押圧体15が移動ピン8上から離
間し、押圧体16が移動ピン10上に対向するよ
うになり、節度ピース20は節度凸部21を乗り
越えて傾斜面21bを滑り落ち、それに対向す
る。一方、第6図の状態から第7図の状態迄移動
部材22が下方に変位される時に連動回動体17
の軸部17aは長孔26の上半部を相対的に上昇
して回動変位しないから各移動ピン8〜10は鍔
状部18の押圧部18bによつて引続いて押圧さ
れており、該押圧部18bによる移動ピン10の
押下げ量が押圧体16によるそれよりも大で従つ
て第7図の状態のとき押圧体16と移動ピン10
との間には僅かの隙間が生ずる。また、上記した
ように移動部材22が第6図から第7図の状態迄
移動される間は可動接片7の各接片部7a〜7c
が固定接片2〜4に引続き接触しているから、第
11図においてライトスイツチ33,34がオン
の時にはハイビーム用フイラメント31とロービ
ーム用フイラメント32の双方が点灯され、ライ
トスイツチ33,34がオフの時にはハイビーム
用フイラメント31のみが点灯される。次に、レ
バー28による矢印c方向への回動を解除すると
移動部材22がコイルばね24によつて上方に復
帰移動され、垂下部25が上昇して軸部17aが
長孔26内を相対的に下方に移動することとなる
から、連動回動体17が矢印b方向に復帰回動さ
れて第9図に示す元位置に戻され、鍔状部18の
逃げ部18aが各移動ピン8〜10の上方に対向
し、従つて押圧体16と対向する移動ピン10を
除く他の移動ピン8,9が接片部7a,7bのば
ね力によつて上方に復帰移動され該接片部7a,
7bが夫々固定接片2,3から離間する。即ち、
この状態では押圧体16で押下げれた移動ピン1
0と対向する接片部7cが固定接片4に接触し、
従つて、第11図においてライトスイツチ33,
34がオンされている時にはハイビーム用フイラ
メント31が点灯する。そして、この状態ではロ
ツド27の下端が凹部13aに連続する斜面に対
向しているから、次に再びレバー28を矢印c方
向に回動して移動部材22を下方に変位させる
と、まず連動回動体17が矢印a方向に回動する
ようになり、該連動回動体17が矢印a方向の回
動を終了した時にロツド27が凹部13aに略当
接するようになり(第10図参照)、この状態か
らレバー28によつて移動部材22が更に下方に
変位されるとロツド27によつて回動体12が矢
印b方向に回動されて、該回動体12は第2図に
示す状態に戻される。この後にレバー28の矢印
c方向への回動を解除すると連動回動体17が矢
印b方向に復帰される。即ち、連動回動体17が
矢印a方向に回動されて鍔状部18の押圧部18
bによつて移動ピン8〜10が押下げられて可動
接片7の接触部7a〜7cが固定接片2〜4に接
触されている間に回動体12が矢印b方向に復帰
回動されて押圧体15が移動ピン8に対向される
ようになり、レバー28の矢印c方向への回動が
解除されて移動部材22が上方に復帰されると第
2図に示す元の状態に戻される。
を矢印c方向に回動して移動部材22をコイルば
ね24に抗して押下げると、まず、垂下部25が
下方に変位することにより軸部17aが長孔26
内を相対的に上昇するようになり、連動回動体1
7が矢印a方向に回動される(第6図参照)。従
つて、鍔状部18の押圧部18bが移動ピン8〜
10を下方に押圧して可動接片7の接片部7a〜
7cを固定接片2〜4に夫々接触させる。この時
鍔状部18の押圧部による移動ピン8の押下げ量
は押圧体15によるよりも若干大であり、従つて
押圧体15の下端と移動ピン8との間に僅かの隙
間を生じ、回動体15の回動に関し、可動接片7
a,7cからの影響がなくなる(第8図参照)。
而して、移動部材22が第2図の状態から第6図
の状態迄下方に移動されるとロツド27も下方に
変位され該ロツド27の下端が凸部13の右側の
斜面に案内されるようになり、第6図の状態のと
きに該ロツド27の下端が凹部13bの底部に略
当接する。そして、この第6図の状態からレバー
28によつて移動部材22が更に下方に変位され
ると凹部13bに当接したロツド27によつて回
動体12が矢印a方向に回動される(第7図参
照)。従つて、押圧体15が移動ピン8上から離
間し、押圧体16が移動ピン10上に対向するよ
うになり、節度ピース20は節度凸部21を乗り
越えて傾斜面21bを滑り落ち、それに対向す
る。一方、第6図の状態から第7図の状態迄移動
部材22が下方に変位される時に連動回動体17
の軸部17aは長孔26の上半部を相対的に上昇
して回動変位しないから各移動ピン8〜10は鍔
状部18の押圧部18bによつて引続いて押圧さ
れており、該押圧部18bによる移動ピン10の
押下げ量が押圧体16によるそれよりも大で従つ
て第7図の状態のとき押圧体16と移動ピン10
との間には僅かの隙間が生ずる。また、上記した
ように移動部材22が第6図から第7図の状態迄
移動される間は可動接片7の各接片部7a〜7c
が固定接片2〜4に引続き接触しているから、第
11図においてライトスイツチ33,34がオン
の時にはハイビーム用フイラメント31とロービ
ーム用フイラメント32の双方が点灯され、ライ
トスイツチ33,34がオフの時にはハイビーム
用フイラメント31のみが点灯される。次に、レ
バー28による矢印c方向への回動を解除すると
移動部材22がコイルばね24によつて上方に復
帰移動され、垂下部25が上昇して軸部17aが
長孔26内を相対的に下方に移動することとなる
から、連動回動体17が矢印b方向に復帰回動さ
れて第9図に示す元位置に戻され、鍔状部18の
逃げ部18aが各移動ピン8〜10の上方に対向
し、従つて押圧体16と対向する移動ピン10を
除く他の移動ピン8,9が接片部7a,7bのば
ね力によつて上方に復帰移動され該接片部7a,
7bが夫々固定接片2,3から離間する。即ち、
この状態では押圧体16で押下げれた移動ピン1
0と対向する接片部7cが固定接片4に接触し、
従つて、第11図においてライトスイツチ33,
34がオンされている時にはハイビーム用フイラ
メント31が点灯する。そして、この状態ではロ
ツド27の下端が凹部13aに連続する斜面に対
向しているから、次に再びレバー28を矢印c方
向に回動して移動部材22を下方に変位させる
と、まず連動回動体17が矢印a方向に回動する
ようになり、該連動回動体17が矢印a方向の回
動を終了した時にロツド27が凹部13aに略当
接するようになり(第10図参照)、この状態か
らレバー28によつて移動部材22が更に下方に
変位されるとロツド27によつて回動体12が矢
印b方向に回動されて、該回動体12は第2図に
示す状態に戻される。この後にレバー28の矢印
c方向への回動を解除すると連動回動体17が矢
印b方向に復帰される。即ち、連動回動体17が
矢印a方向に回動されて鍔状部18の押圧部18
bによつて移動ピン8〜10が押下げられて可動
接片7の接触部7a〜7cが固定接片2〜4に接
触されている間に回動体12が矢印b方向に復帰
回動されて押圧体15が移動ピン8に対向される
ようになり、レバー28の矢印c方向への回動が
解除されて移動部材22が上方に復帰されると第
2図に示す元の状態に戻される。
このように本実施例によれば回動体12が回動
されるに先立つて連動回動体17が回動されて可
動接片7の接片部7a〜7cを固定接片2〜4に
接触させ、回動体12の回動が終了してから連動
回動体17が復帰回動されるから、回動体12の
回動途中即ちスイツチの切換途中に全てのスイツ
チがオフとなることはなく、本実施例のようにヘ
ツドライトの切換に用いた場合に「ロウビーム」
から「ハイビーム」に切換える途中でハイビーム
用フイラメント31及びロウビーム用フイラメン
ト32の双方が夜間に同時に非点灯となる所謂ダ
ークゾーンの発生が確実に防止され、更にライト
スイツチ33,34のオン・オフにかかわらずレ
バー28の操作によつてハイビーム用フイラメン
ト31を点滅させる所謂パツシング操作を行い得
るものである。また、本実施例では連動回動体1
7の押圧部18bによつて移動ピン8,10を回
動体12の押圧体15,16による押下げ量より
も若干多く押し下げるようにしたから、回動体1
2が回動する時にこれら移動ピン8,10が押圧
体15,16に接触して該回動体12の回動を阻
害するようなことはなく、従つて回動体12が円
滑に回動されてスイツチの切換えが確実に遂行さ
れる。
されるに先立つて連動回動体17が回動されて可
動接片7の接片部7a〜7cを固定接片2〜4に
接触させ、回動体12の回動が終了してから連動
回動体17が復帰回動されるから、回動体12の
回動途中即ちスイツチの切換途中に全てのスイツ
チがオフとなることはなく、本実施例のようにヘ
ツドライトの切換に用いた場合に「ロウビーム」
から「ハイビーム」に切換える途中でハイビーム
用フイラメント31及びロウビーム用フイラメン
ト32の双方が夜間に同時に非点灯となる所謂ダ
ークゾーンの発生が確実に防止され、更にライト
スイツチ33,34のオン・オフにかかわらずレ
バー28の操作によつてハイビーム用フイラメン
ト31を点滅させる所謂パツシング操作を行い得
るものである。また、本実施例では連動回動体1
7の押圧部18bによつて移動ピン8,10を回
動体12の押圧体15,16による押下げ量より
も若干多く押し下げるようにしたから、回動体1
2が回動する時にこれら移動ピン8,10が押圧
体15,16に接触して該回動体12の回動を阻
害するようなことはなく、従つて回動体12が円
滑に回動されてスイツチの切換えが確実に遂行さ
れる。
本考案は以上説明した実施例から明らかなよう
に、切換途中で複数組の可動接片と固定接片の全
てがオフとなるようなことが起らず、しかも作動
が極めて円滑に且つ確実に行うことのできる構成
が簡単なスイツチ装置を提供できる。
に、切換途中で複数組の可動接片と固定接片の全
てがオフとなるようなことが起らず、しかも作動
が極めて円滑に且つ確実に行うことのできる構成
が簡単なスイツチ装置を提供できる。
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は上面図、第2図は縦断面図、第3図は第2
図と異なる方向の縦断面図、第4図は下面図、第
5図は回動体単体の拡大斜視図、第6,7,9,
10図は第2図と異なる作用状態を示す第2図相
当図、第8図は第3図と異なる作用状態を示す第
3図相当図、第11図は電気結線図である。 図面中、1はスイツチ、2〜4は固定接片、7
は可動接片、7a〜7cは接片部、12は回動
体、15及び16は押圧体、17は連動回動体、
18は鍔状部、18bは押圧部、22は移動部
材、27はロツド、28はレバーある。
1図は上面図、第2図は縦断面図、第3図は第2
図と異なる方向の縦断面図、第4図は下面図、第
5図は回動体単体の拡大斜視図、第6,7,9,
10図は第2図と異なる作用状態を示す第2図相
当図、第8図は第3図と異なる作用状態を示す第
3図相当図、第11図は電気結線図である。 図面中、1はスイツチ、2〜4は固定接片、7
は可動接片、7a〜7cは接片部、12は回動
体、15及び16は押圧体、17は連動回動体、
18は鍔状部、18bは押圧部、22は移動部
材、27はロツド、28はレバーある。
Claims (1)
- 複数組の可動接片と固定接片とを対向配置した
スイツチにおいて、スイツチケース内に2つの切
換位置を往復移動するように軸ピンを介して支持
された回動体と、この回動体に前記可動接片を押
移動するように設けられた押圧体と、前記スイツ
チケースに直線往復動可能に設けられその一方向
への移動操作にともなつて前記回動体を交互に異
なつた方向に回動させる操作ロツドを有する移動
部材と、前記軸ピンに前記移動部材と別個に往復
回動するように支持された連動回動体と、この連
動回動体の側面に前記軸ピンと所定の間隔を存し
て該軸ピンと平行に突設された軸部と、前記移動
部材に前記軸ピンと前記軸部とが夫々遊嵌状態に
嵌合するように設けられ前記移動部材の一方向へ
の移動にともなつて前記軸部を介して前記連動回
動体を所定方向に回動させ得るように一部が前記
移動部材の移動方向に対して傾斜し且つ残りが前
記移動部材の移動方向と平行状態をなしており全
体として略へ字形のガイド部と、前記連動回動体
に設けられこの連動回動体が所定方向に回動され
た時に前記可動接片を前記押圧体による押移動よ
りも若干多く押移動する押圧部とを具備してなる
スイツチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6433780U JPS6334191Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6433780U JPS6334191Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56165326U JPS56165326U (ja) | 1981-12-08 |
JPS6334191Y2 true JPS6334191Y2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=29658543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6433780U Expired JPS6334191Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6334191Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-09 JP JP6433780U patent/JPS6334191Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56165326U (ja) | 1981-12-08 |
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