JPS6333122Y2 - - Google Patents

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JPS6333122Y2
JPS6333122Y2 JP9199281U JP9199281U JPS6333122Y2 JP S6333122 Y2 JPS6333122 Y2 JP S6333122Y2 JP 9199281 U JP9199281 U JP 9199281U JP 9199281 U JP9199281 U JP 9199281U JP S6333122 Y2 JPS6333122 Y2 JP S6333122Y2
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thickness
plating
rays
sample
steel plate
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JPS57203310U (ja
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  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は合金メツキ厚み測定器用標準厚みサ
ンプルに関し、特に、X線を用いて合金メツキさ
れた鉄板のメツキ厚を測定する測定器における標
準厚みサンプルの新規な改良に関するものであ
る。
従来の標準厚みサンプルは電気メツキ、コーテ
イング等により基板上の薄い膜を形成して作られ
ていたので、この膜の厚みが一様でなく、精度
上、X線厚み計等の各種工業計測器の較正に使用
するには適当ではなかつた。
この考案は以上の欠点を除去するため、厚みの
均一な膜を基板上に取りつけて精度のよい標準厚
みサンプルを得ることを目的としている。
以下、図面と共にこの考案による標準厚みサン
プルの好適な実施例について詳細に説明すると、
第1図において符号1で示されるものは約1ミリ
の厚さを有する鉄の鋼板からなる基板であり、こ
の基板1上には約12.5ミクロンの厚さを有し全体
が均一の厚さに構成されたステンレス箔2が貼着
されている。
尚、ステンレス箔は一般に工業生産され安価で
厚さが均一で精度が良いため適用される。この場
合、ステンレス箔2は接着剤等により基板1に貼
着されているが、この接着剤等の厚みは精度には
全く影響しない。何故ならば、一般的な接着剤の
成分はX線に対して何ら影響を及ぼさないためで
ある。
次に、以上のように構成された標準厚みサンプ
ルを実際に合金メツキ厚み測定器で用いる場合に
ついて述べると、第2図に示されている合金メツ
キ厚測定装置10は連続移動される金属メツキ鋼
板(以下単にメツキ鋼板という)11、つまり鋼
板12にメツキしてあるメツキ層13,14の厚
さを非接触で測定する装置であり、メツキ鋼板1
1の両メツキ層13,14に対向している測定ヘ
ツド5,6を有している。図示の実施例では、メ
ツキ鋼板11は鋼板12に亜鉛とニツケルとから
なる複合メツキを施したものであり、図示しない
メツキ処理装置の送給装置により所定の速度で送
給される鋼板12を亜鉛とニツケルとに混合メツ
キ液が入つているメツキ槽(図示せず)に通して
メツキ処理が行つた後、このメツキ厚測定装置1
0の測定ヘツド15,16の間を通過するように
なつており、各メツキ層12,13は共に亜鉛−
ニツケル複合メツキ層となつている。この一方の
測定ヘツド15は基台18上にX線管19と一対
の検出器20,21を組立てて構成されている。
このX線管19には、その後方に配置されている
高圧発生装置22から高電圧が供給されており、
これによりその照射口19aから比較的細いビー
ム状の所定のX線23が試料であるメツキ鋼板1
1のメツキ層13に向けて照射させる。このX線
照射によりメツキ鋼板11から放射される二次X
線、即ち螢光X線34はメツキ鋼板11の近傍に
図示の如く配置されている各検出器20,21に
入射する。各検出器20,21の入射口20a,
21aの前には鉄からなる金属フイルタ24とニ
ツケルから成る金属フイルタ25とが各々配置さ
れており、検出器20内に設けられている電離箱
26には、フイルタ24により選択された螢光X
線成分が入射し、一方、検出器21内に設けられ
ている電離箱27にはフイルタ25により選択さ
れた螢光X線の成分が入射している。各電離箱2
6,27は対応する各フイルタ24,25を通過
してきた螢光X線の強さに比例する出力信号を出
力し、この検出出力は図示しないデータ処理装置
に送られ、メツキ厚及びメツキ層中のニツケル含
有率が算出される。
他方の測定ヘツド16も上述の測定ヘツド15
と同様に構成されているので、図面においてはそ
の詳細な構成は省略している。
第3図を参照すると、第2図の装置の測定系統
のうち、測定ヘツド15に対応する部分のブロツ
ク図が示されており、第2図と対応する部分には
同一の符号が付されている。測定ヘツド15の外
側に設けられたX線電源28から高圧発生器21
に直流電圧が供給され、これにより前述のように
してX線23がメツキ鋼板11に照射されると、
メツキ層13中の亜鉛及びニツケルから亜鉛螢光
X線(以下、Zn−Kx線という)とがニツケル螢
光X線(以下、Ni−Kx線という)と各々放出さ
れ、母材である鋼板7にまで達したX線により鉄
螢光X線(以下、Fe−Kx線という)が放出され
る。
ここで、母材からのFe−Kx線の強度NFは第
4図のように、メツキ層13又は14にて、X線
及び鉄螢光X線が吸収されるため、メツキ層3の
厚さ(即ち付着量x)が増大するに従つて減少す
る。一方、Ni−Kx線の強度NNはメツキ層13
中のNi含有量YGが増大するに従つて当然増大す
る。第5図においては、NN/NFとYGとの関係
がグラフに示されている。
上述の特性を有する螢光X線成分を含んでなる
螢光X線14は各フイルタ24,25によりX線
の弁別が行われ、電離箱26には鉄フイルタ24
より弁別が行われるためFe−Kx線34aのみが
入力され、電離箱27にはニツケルフイルタ25
より弁別が行われるため、Fe−Kx線34aとNi
−Kx線34bとが入力される。従つて、電離箱
26からはFe−Kx線34aの強度NFに応じた
パルス密度のパルス出力P1が出力され、増巾器
36により増巾された後、検出器20から第1検
出出力D1として取出される。一方、電離箱27
からはFe−Kx線34aとNi−Kx線34bとの
各強度の和に応じたパルス密度のパルス出力P2
が出力され、増巾器31により増巾された後、検
出器21から第2検出出力D2として取出される。
即ち、検出器20からはFe−Kx線の強度に関す
るデータが、検出器21からはFe−Kx線とNi−
Kx線の各強度の和に関するデータが、各々電気
信号の形態で得られる。
第1及び第2検出出力D1,D2はインターフエ
イス回路32において所定のデイジタル信号に変
換され、中央演算装置(CPU)33に入力され
る。CPU33において、前述の2個のデータの
差からNi含有量に関するデータを得、このNi含
有量データにより検出器20から得られたFe−
Kx線強度を示すデータの修正を行うことにより、
複合メツキ層内のNi含有率による影響を除去し、
正確なメツキ層の厚みを示すデータを得ることが
できる。即ち、第4図に示したグラフでXとNF
との関係はNiの含有率によりメツキ層における
吸収率が変化すると、図中点線で示すように変化
するので、Niの含有率に関するデータでXとNF
との関係を修正し、正確なメツキ厚を算出するこ
とができる。CPU33における上述の演算結果
は適宜の表示装置(図示せず)により表示するよ
う構成することができる。
上述の構成では一方の測定ヘツド15について
のみ述べたが、他方の測定ヘツド16も測定ヘツ
ド15と全く同様の測定系統に構成されており、
全く同様の方法で鋼板11の反対側のメツキ層1
4のメツキ部の厚み測定及びメツキ層14中の
Niの含有率の検出を行うことができるものであ
る。以上のメツキ厚み測定器において、基板1に
厚みが均一に作られたステンレス箔2が接着剤等
で貼着されている標準厚みサンプルで、測定調整
を行うもので、本考案による標準サンプルにより
安価かつ、均一で精度のよい厚みサンプルが得ら
れる。
以上のように構成された合金(複合)メツキ厚
み測定器の性能をチエツクを行う場合、各測定ヘ
ツド15,16により標準厚みサンプルのメツキ
厚さおよびNiの含有量を測定し、メツキ厚み測
定器の各測定値の調整を行うものである。
尚、本実施例においては標準厚みサンプルを構
成する場合、鉄よりなる基板上にステンレス箔を
貼着した場合について述べたが、ステンレスのみ
の一定の厚さを有するステンレス板で構成した場
合も同様の効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案による合金メツキ厚み測定器用
標準厚みサンプルを示すためもので、第1図は標
準厚みサンプルを示す斜面図、第2図は合金メツ
キ厚み測定器を示す構成図、第3図は第2図の測
定器の全体構成を示すブロツク図、第4図及び第
5図は螢光X線の強度特性曲線図である。 1……基板、2……ステンレス箔、10……合
金メツキ厚測定装置、11……複数金属メツキ鋼
板、13,14……メツキ層、15,16……測
定ヘツド、19……X線管、24,25……フイ
ルタ、26,27……検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄板上に非鉄合金メツキがなされた試料のメツ
    キ厚みをX線照射により測定するための標準厚み
    サンプルにおいて、鉄よりなる基板と、この基板
    上に貼着されたステンレス箔とよりなるX線によ
    る合金メツキ厚み測定器用標準サンプル。
JP9199281U 1981-06-22 1981-06-22 Expired JPS6333122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9199281U JPS6333122Y2 (ja) 1981-06-22 1981-06-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9199281U JPS6333122Y2 (ja) 1981-06-22 1981-06-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57203310U JPS57203310U (ja) 1982-12-24
JPS6333122Y2 true JPS6333122Y2 (ja) 1988-09-05

Family

ID=29887050

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JP9199281U Expired JPS6333122Y2 (ja) 1981-06-22 1981-06-22

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