JPS6332582A - 板書複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は板書面に板書された情報、原稿台に載置された
原稿の両方を複写できる複写装置に関するものである。

〔従来技術〕

従来、板書面に板書された情報を複写可能にする装置に
おいては、板書面読み取り方式としては固体撮像素子と
してＣＯＤセンサーによる平面走査方式、また記録方式
としては感熱記録方式が一般的である。この種のデジタ
ル方式は、普通紙に板書上の書画情報が複写できないば
かりでなく。

記録速度が低いため他数枚の複写には時間を費やし、そ
の結果の記録密度も約６ドツト／　ｍ　ｍ程度である。

そこで、最近板書面に書かれた情報を電子写真方式で記
録する方法が提案されている。この種の方式には、板書
された情報を従来の電子写真複写機のベルトやドラム状
の感光体上に直接結像させ、公知の電子写真プロセスに
より普通紙による転写材に複写する方法と、板書された
情報を原稿台に設けたフィールドレンズに一度結像させ
、その結像像を電子写真複写機内光学系を介して感光体
上に結像させ、公知のプロセスにより転写材に転写して
複写する方法等がある。

両者とも、原稿台に載置された原稿の複写と板書面に書
かれた情報の普通紙への複写とが可能であり、且つ従来
のデジタル方式に比へ、記録密度も向上し、また、多数
枚の複写を得るときも１回の板書面の複写後、その複写
により得た転写材を複写原稿として２次複写すれば複写
速度に起因する時間の浪費もない。

しかしながら、前者の感光体上に直接結像させる方式に
おいては、板書面複写用光学系と、原稿複写用光学系と
を各々別個に設ける必要があり、必然的に装置が大型化
してしまう、その反面、後者は板書面複写用光学系とし
ては、やや複雑にはなるが、光学系の一部を電子写真機
内光学系と共用しているため装置を小型化することがで
きる。

以下図面を参照して詳細に説明する。

第３図は本発明の一実施例の斜視図であり、第４図はそ
れを横から見た図である０図中１は、幅広合成樹脂ベル
ト等の白色乃至淡色の可撓性板書面部材であり、ローラ
２，３間に張架立設されている。板書面は上下方向に略
平面であり、ローラ２．３を矢印方向に回転する事によ
り可動であって、この時板書された情報が走査され、後
述の光学系により感光体に投影される。部材１には、Ａ
に示す側の面において、適宜の筆記具により所望の情報
が板書され、板書された情報はローラ２゜３の回転によ
りＡとは反対側の位置であるＢの位置においてランプ４
により照明され、走査されるものである。

５は複写プロセス部であって箱体６内に矢印方向に回転
する電子写真感光体７を有している。

感光体７の回転径路沿には、感光化帯電器、現像器、転
写帯電器、クリーニング器が設けられており、一方、転
写帯電器位置に転写材を供給する手段、また転写材に転
写されたトナー像を定着する定着器も各々所定の位置に
設けられているが、これらは周知であるので説明は省略
する。

箱体６の上部には可動原稿台８が取付けられている。原
稿複写モードでは、この原稿台８に書類等の被複写原稿
が載置され、そして台８は部材１の移動方向と略垂直な
矢印方向に往動して原稿が走査される。そして原稿走査
が終了すると台８がホームポジションに復動復帰する。

原稿走査時、台８に載置された原稿の像は、箱体６内に
配置されたミラー９，１１、レンズ１０から成る結像光
学系により、感光体７に結像露光される。この露光位置
は前記感光化帯電器と現像器の間の位置である。尚、上
記結像光学系は、箱体６に対して固定された位置である
Ｃ位置にある原稿部分の像を感光体７に投影する。

一方、板書面複写モードでは、上記Ｃ位置に於いて原稿
台８に当接又は近接してフィールドレンズ１２が配置さ
れる。一方、原稿台８に載置した原稿の複写モードでは
、フィールドレンズ１２は上記位置から退避される。即
ちフィールドレンズ１２はｌ乃至４の部材、及び第１．
第２ミラー１３．１４、レンズ１５を収納した板書部箱
体１６に取付けられた蛇腹等の伸縮可能な光路カバー１
７に取付けられており、板書面複写モードでは降下せし
められて如上の位置に配置され、原稿複写モードでは上
昇して台８の移動路から退避せしめられる。

而してフィールドレンズ１２には前記Ｂ位置で走査され
た板書面の像が投影されるのであるが、その光学系は第
１．第２ミラー１３，１４、レンズ１５とを有している
。第１ミラー１３は上下方向に配置され、ランプ４で照
明された板書面からの光を板書面に沿って横方向に反射
し、第２ミラー１４は第１ミラー１３からの上記光を板
書面に沿って下方向に反射する。そしてレンズ１５が第
２ミラー１４からの光を受けて、位置Ｂにある板書面部
分の像をフィールドレンズ１２に結像する。このフィー
ルドレンズ１２に結像された像は、前記ミラー９，１１
、レンズ１０から成る結像光学系により、原稿複写モー
ドに於ける場合と同じ位置において、感光体７に転送結
像される。

以上の例ではフィールドレンズ１２を原稿台８の上面に
接離させるものであるが、フィールドレンズ１２を箱体
６に取付けてもよい。その−例を第５図に、他の例を第
６図に示す。

第５図においては、フィ−ルドレンズ１２は箱体６に対
して固定されており、原稿複写モードと板書面複写モー
ドの選択に応じ、ミラー９が傾動せしめられ、両モード
共感光体上に画情報を投影することができる。

第６図に於いては、フィールドレンズ１２は両モードの
選択に応じて出し入れされる。

いずれにせよ、前記実施例では、フィールドレンズ或い
はミラー等を変位させるための機構。

例えばソレノイド等の部材が必要でり、また、それゆえ
に空間的スペースを必要とし、装置が複雑になるばかり
でなく装置が大型化し、コス）ＵＰにもつながる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、上記不都合を避け、小型で安価な板書
面に板書された情報、原稿台に載置された原稿の両方を
複写できる複写装置を提供することにある。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図、第２図は本発明の実施例の要部を説明する側面
図である。ここで、第１図は、原稿複写モード時の露光
開始初期状態であり、原稿台８に書類等の被複写原稿が
載置され、原稿台８は、矢印方向に移動して原稿が走査
され、原稿走査が終了すると原稿台８は第１図の状態に
復動復帰する。また、第２図は板書面複写モード時の状
態であり、板書面複写が選択されると、原稿台８は矢印
方向へ移動し、フィールドレンズ１２を板書面露光光路
上で停止させ、以後前述のような順序で板書面複写が行
なわれる。

ここで、原稿複写モード時と板書面複写モード時の基本
動作については前記実施例と同様なので省略するが、本
発明では原稿押え用圧板２０の一部にフィールドレンズ
１２を内蔵したことを特徴としている。つまり、原稿押
え用圧板内でかつ。

原稿複写モード時の露光走査範囲外に、フィールドレン
ズを配置し、原稿複写モードと板書面複写モードの選択
に応じて原稿台８と、原稿押え用圧板２０が移動してフ
ィールドレンズ２０が所定位置に配置され、両モードの
複写が可能となる。

つまり、両モードの選択に応じたフィールドレンズ１２
の出し入れ機構を原稿台移動機構と共用することにより
、小型で安価な原稿複写と板書面複写の両モードが可能
な複写装置を提供することができる。

前記実施例では、両モードに共用される光学系として９
．１０．１１に示すレンズ、ミラーよりなる光学系につ
いて説明したが、この結像光学系としては屈折率分布型
光伝送体等の小径結像素子を多数−列乃至数列配列した
正立実像形成光学系も採用できる。またフィールドレン
ズ１２としては、原稿台移動方向と略垂直方向に長尺の
フレネルレンズ、或いはレンテイキュラ等が使用できる
。

〔発明の効果〕 以上説明したように、板書面の画情報と通常の複写用原
稿の双方が、同一の電子写真装置で複写可能な板書面複
写装置において、前記板書面の情報を前記電子写真装置
の感光体上へ転送結像させるためのフィールドレンズを
、原稿押え用圧板に内蔵するという簡単な構成で、両モ
ードの選択に応じたフィールドレンズの出し入れを原稿
台移動駆動装置で共用でき、しいては低価格で小型な板
書面複写装置を提供することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は本発明の側面図、第３図は従来例の斜
視図、第４図はその側面図、第５図と第６図は他の従来
例の要部の説明図である。 図において、 １は板日面部材、　　　８は原稿台、 ９はミラー、　　　　１０はレンズ、 １１はミラー、　　　１２はフィールドレンズ、１３は
第１ミラー、１４は第２ミラー、１５は結像レンズ、 ２０は原稿押え用圧板である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）板書面の画情報と通常の複写用原稿の双方が、同
   一の電子写真装置で複写可能な板書面複写装置において
   、前記板書面の情報を前記電子写真装置の感光体上へ転
   送結像させるためのフィールドレンズを、前記電子写真
   装置の原稿押え用圧板に取付けたことを特徴とする板書
   複写装置。