JPS6332105B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6332105B2
JPS6332105B2 JP56144419A JP14441981A JPS6332105B2 JP S6332105 B2 JPS6332105 B2 JP S6332105B2 JP 56144419 A JP56144419 A JP 56144419A JP 14441981 A JP14441981 A JP 14441981A JP S6332105 B2 JPS6332105 B2 JP S6332105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caulking
treatment agent
surface treatment
caulking material
parts
Prior art date
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Expired
Application number
JP56144419A
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English (en)
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JPS5845260A (ja
Inventor
Ikuo Tsuboi
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Individual
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Publication of JPS5845260A publication Critical patent/JPS5845260A/ja
Publication of JPS6332105B2 publication Critical patent/JPS6332105B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、コーキング材表面に通常の水系塗材
を被覆するための表面処理剤に係る。 従来より、建築構成材の目地部分及びサツシ周
りの充てん並びにガラスのはめ込みなどに各種の
コーキング材が多量に使用されているが、引き続
く化粧用塗材を塗付する場合にはこのコーキング
部への塗付を避けることが通常であり、又仮に係
るコーキング材部分に該塗材を塗付した場合、コ
ーキング材中の部分により、密着不良による剥
離、ちぢみ、変色などの塗膜不良や劣化を来たし
ていた。とりわけ、可塑剤の移行により化粧用塗
材の乾燥塗膜が可塑化され、化粧用塗材表面のコ
ーキング材上部分のみが汚染される。そのため、
建築物の美観を損う他、該コーキング材部で各種
の事故が多発していたが、係る不良要因を除去
し、以て塗材の美装、保護機能を一層向上させる
ということは今まで一斉なされていなかつた。 本発明者は、上述欠点を是正するためにコーキ
ング材そのものの品質を改良する傍、鋭意処理方
法の研究に携わり、ここに画期的なコーキング材
の表面処理剤を完成したものである。即ち本発明
は、とくに劣化や変化が激しく可塑剤の含有量が
多いといわれる1成分形溶剤型コーキング材表面
に、特定の天然樹脂を主成分とする表面処理剤を
塗付し、係る後通常の水系塗材を塗付することを
特徴とするものである。以下、本発明の構成を詳
述する。 本発明の対象とする表面を形成するコーキング
材は、1成分形溶剤型のものに限定し、これらの
内湿気硬化するものとしてはポリサルフアイド系
及びポリウレタン系、乾燥硬化するものとしてア
クリル系及びブチルゴム系がある。これらのコー
キング材は、夫々相応する合成高分子、即ちチオ
コールポリマー、その他のポリサルフアイド、ウ
レタン樹脂、アクリルウレタン共重合樹脂、エポ
キシウレタン共重合樹脂、その他のウレタン共重
合樹脂、アクリル樹脂、アクリルゴム、ブチルゴ
ムなどを主成分とし、該合成高分子に溶剤、可塑
剤、充てん剤の他、酸化防止剤や紫外線吸収剤等
の添加剤を含有して成るものである。本発明の目
的から、通常のこれらのコーキング材中において
は可塑剤が少ないものが望ましい。 上述のようなコーキング材の表面に水系塗材を
塗付するに際し、本発明の主体を構成する表面処
理剤の主成分は、コーパル、ダンマル、ロジン及
びセラツクの群から選ばれる天然樹脂で係る各々
の樹脂の内、融点が70℃以上のものを選択して使
用し、これと主成分として、溶剤や補助剤並びに
顔料などに分類される成分を含有するものであ
り、この天然樹脂は、ワニスの形態をとるもの、
エナメルの形態をとるもの、何れも使用できる。
これらの天然樹脂の内、セラツクを主成分とする
ものが密着性の点から最も望ましい。 竝に天然樹脂融点が70℃未満の時はコーキング
材の何らかの変化によつて粘着性や変色が発生す
るので好ましくない。係る表面処理剤を上述コー
キング材表面にパテ状に塗付するためにはノンサ
グタイプの流動性にするのが好ましいが必ずしも
ノンサグタイプに拘泥することもなく、係るパテ
状物をコーキング材部分のみならず目地を構成し
ている建築構成材の端部にも同様に塗付すると、
引続く塗材塗付が効率よく行える。該表面処理剤
で処理されたコーキング材表面は、表面処理剤の
硬化後にサンドペーパーがけをすることもでき、
必要度合に応じて研摩紙ずりをすることができ
る、このようにして表面処理されたコーキング材
部は最早建築構成材部と下地機能がほとんど変ら
ず、水系塗材、即ち合成樹脂エマルシヨンペイン
ト、セメント砂壁状吹付材、合成樹脂エマルジヨ
ン砂壁状吹付材、複層模様吹付材、合成樹脂エマ
ルジヨン系厚付塗材、セメント厚付材、強性化粧
塗材、デザインローラー塗材、合成樹脂エマルジ
ヨン模様状塗料、多彩模様塗料などを通常の塗装
仕様に従つて施工できる。 上述の表面処理剤及び塗材塗付方法によつて本
発明は完成され、拠つて目地を有する建築構成材
に塗材で全面に美装化粧された面は、シームレス
となり、然も使用しているコーキング材自体の品
質を損わないために美装機能、塗材の本来の保護
機能、コーキング材の防水機能を併せて存分に発
揮する。加えて、従来難点とされていた塗材の密
着性が良いために剥離する欠点やちぢみ発生が解
消され、もちろんコーキング材の膨脹収縮作用に
対してもほとんど影響なく、コーキング材中に含
まれている可塑剤やその他添加剤によつて受ける
変退色がなくなり、すこぶる画期的な工法を確立
することができるのである。 以下実施例を図面第1図に従つて述べる。 実施例 1 第1図は、PC板から成る建築構成材の目地部
分断面図を表わし、構成材A1と構成材B2とで
目地部3が形成され、斜辺4の長さは約10mm、又
構成材AとBとの斜辺の接点は直角になつてい
る。目地部3には日本シカ株式会社製1成分形ウ
レタン系コーキング材「シーカフレツクス1a」
5を構成材A1及びB2と面一になるように打設
し、48時間放置後、以下の成分から成るワニス形
態の表面処理剤6を約0.5mm厚になるように塗付
する。 (表面処理剤の組成) 融点が170℃付辺のセラツク 80重量部 融点が190℃近辺のコーパル 10重量部 ブチルアルコール 50重量部 イソプロピルアルコール 80重量部 酢酸アミル 10重量部 DOP 5重量部 表面処理剤6が硬化した後、市販合成樹脂エマ
ルジヨン砂壁状吹付材7を約1.5mmに厚にし、構
成材1及び2部とコーキング材部5に全面に塗付
する。こうして得た供試体は全体が60cm×60cm
で、中央部が目地部になつている。この供試体を
用いて、付着強さや耐光性などを検査したとこ
ろ、第1表に示す結果を得た。 実施例 2 実施例1において、以下の組成の表面処理剤を
用いた他は実施例1と同様の試験を行つた。それ
らの結果を第1表に示す。 「実施例2の表面処理剤」 融点が120℃近辺のコーパル 80重量部 融点が170℃近辺のロジン 10重量部 イソブチルアルコール 50重量部 トルオール 30重量部 ミネラルスピリツト 50重量部 亜鉛華 10重量部 鉛白 30重量部 炭酸カルシウム微粉 30重量部 DBP 15重量部
【表】 尚、試験方法は、上記(a)〜(d)についてはJIS
A6909に準じ、(a)及び(d)は目地部を中心にし、特
に(d)は石けんの代わりに黒インキの5%希釈水を
用い、500ストローク後清浄水で洗浄した。又、
(e)はフエードメーター中で96時間放置した。特に
各々の試験終了直後の外観を注意深く観察したが
顕著な変退色やその他の不良要因は観察されなか
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を使用時の断面図を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 融点が70℃以上の天然樹脂を主成分として成
    る1成分形溶剤型コーキング材の表面処理剤。 2 融点が70℃以上の天然樹脂は、コーパル、ダ
    ンマル、ロジン及びセラツクの群から選ばれる1
    種であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のコーキング材の表面処理剤。 3 融点が70℃以上の天然樹脂は、セラツクであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のコーキング材の表面処理剤。
JP14441981A 1981-09-12 1981-09-12 コ−キング材の表面処理剤 Granted JPS5845260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14441981A JPS5845260A (ja) 1981-09-12 1981-09-12 コ−キング材の表面処理剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14441981A JPS5845260A (ja) 1981-09-12 1981-09-12 コ−キング材の表面処理剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5845260A JPS5845260A (ja) 1983-03-16
JPS6332105B2 true JPS6332105B2 (ja) 1988-06-28

Family

ID=15361732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14441981A Granted JPS5845260A (ja) 1981-09-12 1981-09-12 コ−キング材の表面処理剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5845260A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS495214A (ja) * 1972-04-28 1974-01-17
JPS5466939A (en) * 1977-11-08 1979-05-29 Saito Toriyou Kk Undercoating for multiple metal coating
JPS54131632A (en) * 1978-04-04 1979-10-12 Hitachi Chem Co Ltd Primer for hot-melt road marking material

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS495214A (ja) * 1972-04-28 1974-01-17
JPS5466939A (en) * 1977-11-08 1979-05-29 Saito Toriyou Kk Undercoating for multiple metal coating
JPS54131632A (en) * 1978-04-04 1979-10-12 Hitachi Chem Co Ltd Primer for hot-melt road marking material

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5845260A (ja) 1983-03-16

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