JPS6332012A - 多段伸縮ブ−ム式除塵機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、取水路や沈砂池水路等に設置されるレーキ掻
上げ式の除塵機に関する。

（従来の技術） 傾動自在に支持された伸縮ブームの下端部に、開閉可能
なレーキを設けてブームの伸縮移動によるレーキの昇降
で塵芥物を掻上げるようにした装置は、例えば特公昭５
９−４０９６５号、実公昭・５９−５０５９号に示すよ
うに従来から一般に知られている。公知の装置は、ブー
ムの伸縮移動とレーキの開閉動作を巻上機から繰り出さ
れた１本又は２本のロープで行なうものである。

（発明が解決しようとする問題点） ロープを駆動装置に利用する場合、ロープの伸びが問題
となり、又ロープの緩みをなくすためにロープ緊張装置
が必要となり、その為の装置が大掛りになって操作並び
に取扱いに不便を来し、除塵装置全体が大型化するので
実用的でないといった問題がある。

又伸びのために正確な動作が得られないといった問題も
ある。さらには、伸縮ブームを有しない、ロープ式除塵
機の場合、レーキは、ロープのみで支持されたレーキ自
重降下によるために波浪や渦流等にほんろうされ、また
レーキが流着物に乗り上げるなど除塵機としての機能が
発揮でき、なくなるといった問題があった。

（技術的課題） 従って本発明においては、伸びや緩みを避けることがで
きない従来のロープを廃して、且つロープを用いないで
もなお多段伸縮ブームの伸縮駆動及びレーキの開閉動作
を円滑、確実に行なえるようにすることを技術的課題と
する。

（問題を解決するための手段） 上記の技術的課題を解決するために、本発明は水路のバ
ースクリーンの前面に流管した塵芥物を掻上げるレーキ
を伸縮ブームの最下端部に枢軸を支点に開閉可能に取付
けた除塵装置において、前記伸縮ブームの上端部に昇降
用駆動装置に連動されて正逆に回転する昇降用駆動チエ
ンホイルを設置すると共に、この昇降用駆動チエンホイ
ルにチエンを巻掛け、そのチエンの一端を最下段ブーム
に固着し、他端を上段ブームの下部に設けたチエンホイ
ールから次下段ブームの上部に設けたチエンホイールを
経て最下段ブームに下から上向きに張掛固着して昇降用
駆動装置にてチエンを正逆に牽引駆動させる構成となし
、前記レーキは前記昇降用駆動装置とは別に設けられた
レーキ開閉用駆動装置に連動して開閉するように構成し
てなるものである。

（作用） ブーム伸縮駆動用の駆動装置１１により昇降用駆動チエ
ンホイル５を左方向（矢印イ）に回転駆動させると、こ
のヂエンホイル５に巻掛けられたチエン７は一方γが矢
印ｄの方向へ引下げられ、の為下段の伸縮ブーム３ａ、
　３ｂ・・・・・・はチエンホイル５に張掛案内された
チエンの張力で順次に上段のブーム内に短縮されるから
最下段ブーム３ａの下端に設けられたレーキ２はそのブ
ーム３ａと共に移動してバースクリーン１にそって上昇
する。

レーキ２は、レーキ開閉用駆動装置１８の作動により開
閉動作するもので、今し−キ閉の状態で上昇するとバー
スクリーン１の前面に流管した塵芥を水上部へ掻上げて
いく。

レーキ２がバースクリーン］の上方部に達すると、塵芥
排出部１９の直上においてレーキ開となり、塵芥は自然
に放出される。

上昇位置に必るレーキ２が下降するときは、昇降用駆動
装置１１により駆動用チエンホイル５を右回転（矢印イ
）させる。するとチエン７は一方ブは上昇（矢印口）し
、他方７″は下降（矢印ハ）するからブーム６より下段
の各ブーム３ａ、３ｂ・・・・・・はチエンホイル８．
９．１０に張掛案内され、チェーンの張力と、伸縮ブー
ムの自重により、前記の場合とは逆に順次伸長する。

このブーム伸長の際は、レーキ２はレーキ開となし、下
向き姿勢で水中部へ突入されていく。

（効果） 本発明は次のような特有の効果を有する。

■　　伸縮ブームをチエンホイルに巻掛けたチエンの正
逆駆動により強制的に伸長下降、短縮上昇させて強力確
実に行なうことができる。

■　　ロープの張力発生の為の緊張装置のような大がか
りなものがなくなって、駆動装置がコンパクトに納まり
、機構を著るしく簡素化できる。

■　　伸縮ブームの下端部に支持されたレーキは下降時
に下から引張るように水中部へ引き込まれ、水中部への
強制押込みが強力且つ確実である。

■　　レーキ開閉用駆動装置により押し引きの動作でレ
ーキの開閉を昇降動作中に行なうことができ、構造簡単
、安価に実施できる。

（実施例） バースクリーン１は水路ａに流水と直交するように固定
して設けられる。

レーキ２は伸縮ブーム最下段３ａの下端部に枢軸４を支
点に開閉可能に支持される。

レーキ開閉用駆動装置１８としては、電動シリンダを用
い、それを最下段のブーム３ａ内の上部にピストン１４
が下向きに突出するように設けられる。ピストン１４に
レーキ開閉ロッド１２を介して、そのロンド下端部をレ
ーキ２の一部にビン１３により連結する。

伸縮ブーム３の最上段部６は、固定台１５に軸受１６で
傾動自在に枢支させ、レーキ２の下降時等に、電動シリ
ンダ等の揺動機構１７により前方へ、押動させると、レ
ーキ２はバースクリーン１から離れ、牽引させるとバー
スクリーン１に咬合する。伸縮ブーム３は図示例では上
中下の３段からなるものを示しているが、２段又は３段
以上の多段式が用いられる。

各ブーム５．３ａ、３ｂ・・・・・・は鋼製で堅牢な箱
形断面に形成したものを大から中、小に向うように順次
嵌合され、大から中、小の順に引き出し、又は逆に短縮
されていくものとする。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、その第１図は多段
伸縮ブーム式除塵機全体の側面図で、一部は断面で示さ
れている。第２図及び第３図は伸縮ブームの作用を示す
側面図で、前者は伸長時を、俊者は短縮時を夫々示して
いる。 １・・・バースクリーン　　　　２・・・レーキ３・・
・伸縮ブーム　　　　　　４・・・枢軸５・・・昇降用
駆動チエンホイル ６・・・伸縮ブーム最上段部　　７・・・チエン８、９
．１０・・・チエンホイル １１・・・昇降用駆動装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）水路のバースクリーンの前面に流着した塵芥物を
   掻上げるレーキを伸縮ブームの最下端部に枢軸を支点に
   開閉可能に取付けた除塵装置において、前記伸縮ブーム
   の上端部に昇降用駆動装置に連動されて正逆に回転する
   昇降用駆動チエンホイルを設置すると共に、この昇降用
   駆動チエンホイルにチエンを巻掛け、そのチエンの一端
   を最下段ブームに固着し、他端を上段ブームの下部に設
   けたチエンホイールから次下段ブームの上部に設けたチ
   エンホイールを経て最下段ブームに下から上向きに張掛
   固着して昇降用駆動装置にてチエンを正逆に牽引駆動さ
   せる構成となし、前記レーキは前記昇降用駆動装置とは
   別に設けられたレーキ開閉用駆動装置に連動して開閉す
   るように構成してなることを特徴とする多段伸縮ブーム
   式除塵機。
2. （２）前記レーキ開閉用駆動装置は、伸縮ブームの最下
   段ブーム内上部位置に配備してなることを特徴とする前
   記特許請求の範囲第１項記載の多段伸縮ブーム式除塵機
   。
3. （３）前記レーキ開閉用駆動装置は電動シリンダのピス
   トンをレーキ開閉ロッドを介してレーキに連動させる構
   成からなるものである前記特許請求の範囲第１項記載の
   多段伸縮ブーム式除塵機。